42 【突発完全RP村】実になりてこそ、恋ひまさりけれ【誰歓】R18
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視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
[汚いって言われたって、
足を舐めるのはやめてあげない。
赤花を散らすのだって、本当は
やめるつもりは全然、無かったんだけど。]
言ったな?
[言質を得たり、と脚の間から
ちょっと悪い顔を覗かせて。]
じゃあ、帰ったらいっぱい跡つけようね。
消えないくらい、毎日毎日。
[俺の、って証がずっと、
昼に生きる君の肌を飾る。
……そんなの、想像するだけでたまらない!
生きるのが、どんどん楽しみになっていく。]
[下着のふくらみの形を指先でなぞると
無駄な肉の乗らない腹が、ぴくり、とざわめく。
本当に、素直で、いとおしい。]
ん、
[許可をもらったなら、まず下着の上から
緩く熱をもった幹へ軽く口付けを落とした。
布越しに形を確かめるように、唇を滑らせていると
由人の手が、俺の頬から耳の方へと移る。
唾液で湿した指が、くちくちと音を立てて
耳たぶから鼓膜の中まで犯していく。
己がはしたなく下着越しに男根を啜る音に
俺はうっそりと微笑んだ。
そのまま由人の下着に手をかけて、今度は直に。]
[唾液を乗せた舌で、血管の走る幹をなぞって
たっぷりと子種を溜めた袋へと。
こりこりとした精巣に、周りの皮ごと吸いついて
たくさん、キスを贈ろうか。
頬を包まれて撫でられると、
なんだか凄く得意な気持ちになって
俺は調子に乗って、袋と菊の輪の間へ
舌を滑らせて行こうとして―――]
あ。
[ふと思い立って、ベッドを離れ
自分のボストンから必要なものを取り出して
すぐ由人のところに帰ってきた。
ワセリンと、コンドーム、
それからウエットティッシュ。]
俺、汚いって思ってないけど、
由人が嫌ならさ。
[にっこり、脚の間から微笑んだら
取り出したウエットティッシュで
これから口をつけるだろう場所を
軽く拭き清めていくだろう。
もう既に口をつけている幹から
その下の袋……アリの門渡りから、
慎ましく口を閉ざした菊座まで。
綺麗にしたなら、もう「汚いから」なんて
言い逃れをさせるつもりなんかないんだけど
そんな下心は、人の好い笑みの裏に隠して。]
[「綺麗に」したなら、早速俺は
ほんのりアルコール臭の残る其処へ
再び口をつけるだろう。
歯を立てないように細心の注意を払いながら
幹を固く育てるように。
由人の幹を嬲る舌が立てる
じゅるじゅるした下品な水音が
頭蓋に反響して、すっごくはしたない気分。
調子に乗った俺は、ぱくりと先端から猛りを咥えて
ぢゅう、と強く吸いついてしまうんだ。
一層大きくなった水音と、耳の辺りを擽る指に
どうしようもなく欲を掻き立てられてしまって。]*
[果ててしまったエリサを抱き上げ、風呂場へと行こう。
体を清めて、新しい服も用意してやらねばならん。
居間に脱ぎ散らかした服の始末は家の神子に任せ、
神々の逢瀬で慣れた者も多かろう。
粛々と居間の掃除と新しい服の準備を始めている。
風呂場に入れば既に温かな湯が入っている。
俗世の風呂はいささか不便なようだが、
こちらの”風呂”は入りたい時に湯に浸かれるものだ。
風呂場の床にエリサを抱きながら座り、
湯桶に湯を汲みエリサの体を優しく清めよう。
労わるように、愛しむように、外も中も丹念に――]
[やがて、お互いの体が清められれば風呂に入ろう。
エリサを膝上に抱いて、その顔を覗き込んで。
時折、額や髪に口付けなど落としつつ、
本来なら体を労わり寝所へ連れて行くべきだろう、が。
今はまだ少しだけ、こうして肌を重ね合わせていたいのだ。
まあ、のぼせそうになればすぐに出るだろうが。**]
[ 約束だよ、と確認する子供みたいに
その声は弾んでいるようだから、
くすくす笑って「はいはい」と頷いた。
毎日、か。
───ああ、嘘みたいだな、ほんとに。
寂寞に苛まれて押しつぶされそうだった日々が
ささやかながら、甘い約束に塗り変わる。
左側に寄って眠っていた日々が、
また2人で熱を分け合うようになる。
きっと、前よりずっと、
彼が帰ってくるのが楽しみになる。
───曖昧な問いかけは必要ない。
その肌に触れることが、触れられることが、
当たり前になっていくのだ。
彼が言ったみたいに。
それが、W普通Wになっていく。]
[ 少しくすぐったいけれど、
喜びは体にまた、熱を灯して。
きゅ、と心臓が痛んだのはきっと、
期待と、愛しさからだろう。]
ンっ……ふ、
[ 下着越しに与えられる刺激に
小さく声をこぼし、目を細めて
そちらを見つめながら耳へと指を
滑らせて、弄ぶ。
微笑みを浮かべて愛撫するその様子は、
煽情的で、こくりと喉を上下させ、
唾を飲みこんだ。
己の先走りか、彼の唾液か、
わからない液体に濡れた下着がずらされ、
外気にさらされれば、硬さを帯びて
膨れたそれは、ふる、と震える。]
っは、 ……んッぁ、
[ 声が漏れた。
徐々に意識がその耳を弄んでいた
指先から、茎へと移っていく。
唇に、舌に、濡らされて、
ぬらりと光る己のもの。
視覚的にも犯されているような心地で
じっとその様子を見ては、時折
熱い息を吐いていれば、
さらにその下、すっかり固く閉じた、
菊口の方へと降りて───
ぞく、としたそのとき、熱が離れる。]
っ、
[ ぴくりと体が跳ねる。
だが望んでいるその先は与えられず。
すっかりその気になった自身は、
情けなく首を擡げていた。]
[ 立ち上がり、ベッドから離れていく様子を
ぼんやり目で追いながら、息を吐く。
なにやらごそごそと鞄を漁っているのが
見えるけれど、まさかその手に
これからW必要Wなものが揃っているとは
思いもしていなくて、少々面食らった。]
───用意周到だな
[ と眉尻を下げて、少し笑う。
それからされるがまま、清められれば、
もう言い逃れはきっとさせてもらえない。
───まあ、そこを開くのは
これから先、もっと近づくために、
ひとつになるために、必要なのだから
毛頭、逃げるつもりはないのだが。]
[ また近づく唇。
期待に、先走りが滲む。]
…ふ、 …雅治の、口ん中、
ッ… 熱い、
[ 「きもちい」と素直に伝えて、
また包むように髪に差し入れていた指を、
滑らせて耳を弄びながら、
唇を結んで、高められていく感覚に
耐えていたのに。]
ッ…!っァ、ッは…っぅ
[ 突然、ぢゅぅ、と強く吸われれば
びくんっと腹が大きく収縮して、跳ねる。
ぐっと硬さを増したそれは、
迸りそうになるから、足先を丸めて耐え。
反射的に眇めた瞳を緩め、詰まった息を吐いた。]
っはぁ、…ぁ、ぶね、…
…な、 俺にもさせて?
[ 強請るように小首を傾げ、
足先で彼の怒張を少しなぞろうか。
許されたならば身体を起こし、
帯を解いて、その肢体もあらわにしよう。]
[ …さっき、せっかく、教えてもらったのだ。
彼にだってよくなってほしい。だから。
指を胸板に這わせて、口づけを贈ろう。
同時に、その下着をずらして、
彼の茎も外気に晒せば、己のものと
重ねて握って、軽く上下に扱く。
口内を貪りながら熱を溜めたあと、
その唇は離れて顎へ、首筋へ、
鎖骨へとおりていき───
彼の方をじっと見上げながら、
舌舐めずりをひとつ。
その乳首に吸い付いて、甘く食もうか。]*
[ ……ことが済めばはじめてだもの
じんじんだってするし、
けど不思議。どこにも心臓の音がしない。
でもきっと、あったって、なくたって
爆発しそうに心が震えることには変わりない。
気怠くて身動きの取りづらい私を
尊龍が王子様みたいに抱えてく。
汗ばんでる胸元に顔をすんと寄せれば
尊龍のにおい、って。
そこまではよかった。
よかったの!!! ]
[ ……ことが済めばはじめてだもの
じんじんだってするし、
けど不思議。どこにも心臓の音がしない。
でもきっと、あったって、なくたって
爆発しそうに心が震えることには変わりない。
気怠くて身動きの取りづらい私を
尊龍が王子様みたいに抱えてく。
汗ばんでる胸元に顔をすんと寄せれば
尊龍のにおい、って。
そこまではよかった。
よかったの!!! ]
[ 居間にはいつのまにか小さな子たち。
ああ見えてもきっと私より長く生きてるんだろう。
ちがう、ちがうの、そういうことじゃない! ]
いいい、いたの?
あのこたち
ま、まさか聞かれ……?
[ そりゃあ、お菓子だしてくれたから
居たってなんにも変じゃない。
甲斐甲斐しく、私たちの着物を片付けて
気にしないでって笑ってくれるけど
そうじゃないよう、そうじゃないよおおおう
恥ずかしくて死んじゃう。
まだ私にはそんなスルースキルはありません!
これからだって 無理です>< ]
[ 連れてこられたのはお風呂。
今更になって恥ずかしがったって、
二人はうまれたままの姿で、
隠す、なんてものは存在しない。
……い、いままでのはほら、副作用なので!
でも暖かな湯の温度にはホッとしちゃう。
甘えるみたいに 尊龍に寄りかかって。]
だんなさま、
ふつつかものですが
どうぞよろしくお願いします。
[ 尊龍の膝上から見上げて
とっても幸せそうに微笑んで
ありきたりだけど、大切なことばを
尊龍に贈るのです ]
万が一があるかもしれないでしょ。
[コンドームを持ってたこと、
自分でも可笑しくて、つい答えながら
噴き出してしまうんだ。
死ぬ気満々のくせに、財布にちゃっかり
避妊具なんか忍ばせて。
保湿用のワセリンと、
食べ歩き用ウェットティッシュ。
全部、今日こんな使い方するとは
思ってなかったのは内緒。]
[言い逃れ出来ない身体になった由人を
俺はまた蹂躙しにかかる。
先程までちろちろと舌先で
舐めるだけだった幹を
思い切り喉の奥まで迎え入れて
ぐぽぐぽと出し入れすると、
頭上から甘い悲鳴が上がった。
「熱い」と言いながら、俺の髪の中を
まさぐる由人の手が、よしよし、って
褒めてくれるみたい。
動きが逸る事に、その手が止まったり
甘い声が途切れがちになって─────
あ、これ限界なのかな、って。
精を誘うように思い切り吸い上げると
一際大きく、由人の身体が跳ねた。]
……なぁんだ、イっても良かったのに。
飲みたかったし。
[間一髪のところで耐えたらしい由人に
ぷく、の片頬を膨らませてみせて。
でも、小首を傾げつつ提案された内容を
聞けば、俺は忽ち上機嫌。]
いいよ……好きにしてみる?
[脱がせようとする手に身を任せて
俺は由人の眼差しをじっと見つめている。
その思惑の全てを知ることは出来なくても
何となく、やりたいことの察しは着く。]
[定期的に筋トレしている由人と比べると、
俺の身体は「均整が取れている」とは
言い難いかもしれない。
無駄なところはないけど、筋肉も無い。
けど、手垢付きの身体。
下着をズラされて、熱を孕んだ其れが
由人の手の中、彼の茎と共に育てられる。
ぬとぬととお互いの先走りが絡まりあって
生々しい竿の感触がぶつかる。
欲望なんか、どこにも隠せない。]
……ん、……ん、ん……。
[情けないけど、キスひとつに
背中がゾクゾクして、止まらない。
大好きなキスは、散々泣かせた後のご褒美って
思ってたんだけど……
由人の唇が近付いてきたら、俺にはもう
目をつぶって受け止める以外、考えられなくて。]
[そうして、唇が離れて─────
指で育てられていた乳首が
暖かな粘膜に包まれると、
きゅ、とキツく眉根が寄った。]
あっ、……や、だ……!それ、よわい……
[はあ…ッ!、と熱い吐息が漏れて
もっと背中がぞくぞくしてくる。
くるくる、乳輪をなぞるみたいに舐められてから
強く吸い上げられて……硬くなった蕾に
柔く犬歯が立てられると、ホントに、だめ。
由人の手の中で育てられる幹が、
だらだらとみっともなく蜜を垂らして
徐々に追い上げられていく。]
ん、このままやったら、出ちゃう……
[そう言って由人の肩を軽く押したら
引いてくれるだろうか。
普段はもう少し余裕があるんだけれど
恋人との責めて責められの時間に
俺は思った以上にあっぱっぱーになってるみたい。]
早くいれたい、から……
由人のナカに。
[困ったような笑みを浮かべながら
宥めるみたいにキスをして。
そうしてベッドの上に四つん這いになるよう
由人を促したならば、
晒された菊の輪へとキスをして
ゆっくり、其処を舌先で割り開こうと。]*
[事後のエリサを抱き上げれば、胸元に身を寄せてくれる。
その姿に愛し気に目を細めながら、
神子たちが居間の片付けをしているのを、
エリサが驚いたように見るものだから]
ん……、神子たちの事か。
事の最中はなるべく見聞きせぬよう控えてくれるが、
呼べば来るよう教えてある。
……もしや、嫌だったか?
[神と人とでは色々な認識が違うのかもしれない。
エリサが嫌がるようなら今後は配慮しよう、と、
恥ずかしがる様子も愛らしすぎて、
慈しむようにその髪に頬を摺り寄せ愛を囁く]
[そうして風呂場に来れば、急に恥ずかしがるエリサ。
可愛い、本当に可愛い。
そう思いながらも事後の体を労わるように洗いあげ、
とぷんと湯に浸かれば二人身を寄せ合い笑い合う。
だんなさま、などと。
とても嬉しい事を言ってくれるものだから――]
ふふっ、こちらこそよろしく頼むよ。
至らない旦那かもしれぬが、
お前がここで幸せに暮らせるよう尽くしたいと思う。
[私もお前を幸せにしたい、と。
もう充分に幸せかもしれぬが、更に、と。
大切な妻を見下ろし愛し気に微笑むのだ]
[ 実際にW万が一Wが今起きている
わけだし、役に立っているのだから必要だろう。
噴き出した彼と一緒にくつくつ笑って、
それから責め立てられる屹立に
情欲を燃やし、その熱を育てた。
一際強く吸われて、跳ねると、
なんとか寸前で留めたから、
怒張は血管を浮き上がらせて
びく、びく、と震える。]
っはぁ、……やだよ。
…一人は。
[ 不満げに膨らませられた頬を
指先でつついて、笑う。
そうして落としたおねだりに、
二つ返事で肯定が返って来れば、
こちらも満足げに微笑み、
重ね合わせた熱を上下に擦った。]
[ 同時に唇の甘さを堪能する。
先走りが漏れ出る先端を親指でぐり、と
刺激して、空いた手で後頭部を引き寄せ、
逃げられないように固定しながら
小指の腹でうなじから頸椎に沿って
窪みを撫で下ろし。
口づけの合間、かすかに漏れ出る声に
満足げに笑みながら繰り返したあと、
後頭部にあった手を滑り落とし、
先ほど好きだと言っていた胸の飾りに触れる。
唇を離した。]
かぁわい
[ 吐息まじりに愉しげに囁いて、
その肌にキスをしながら上半身を
折るようにして、
流し見るように見つめながら
ぺろりと舌舐めずりをひとつ。]
[ くり、と中指と親指で挟んだ蕾を
摘んで、人差し指の爪先で掻く。
同時に反対側は赤い舌でぺろりと舐めて、
そのまま唇で挟み、吸う。
舌先で転がすように育てて、
時折歯を軽く立てれば、そのあとは
柔い舌で包み、愛撫する。
それを繰り返しながら、茎への
刺激も忘れないように動かせば
ぐしょぐしょに濡れた手の中、
卑猥な水音を立て始めるだろう。
甘い声がその唇から漏れるのに
目を細めるけれど、軽く肩を押されて
体が離されそうになれば、
可愛がるのをやめて、見上げる。]
[ だがかえってきた返事に、口端に垂れた
唾液をすくって飲み込み。
「ん、わかった」と小さく頷けば、
大人しく引き下がるとしよう。
愉しみはこれから先、いくらでもある。
宥めるようなキスにうっとりと目を細め、
まつげの隙間から見つめ。
指示された通り、四つ這いになろうか。
ただし、残念ながらそちらに
尻を向けることはしない。]
ここ舐められんのはさすがに
抵抗あるからさ……
そこで見ててよ。
[ そう眉を下げて、許されるのなら、
そのワセリンを指にとり、己の
指先で硬く閉じた場所をなぞり、
軽く指を埋めようか。]
んッ……
───キス、して
[ 小さくねだりながら、眉を寄せ、
第一関節を埋めて、少しずつ、解す。
口付ければ見えないだろうけれど、
受け入れる準備をするには
まだしばらくかかりそうだから、
その間もずっと、触れ合ってたくて。]*
[確かに、乳首が好きとは言った。
言ったけど……っ!]
……は……ァ……ッ、く、っそ……!
生意気……!
[これから抱く恋人の口から覗いた舌先に
俺は少し唇を噛んで、笑った。
緩急を付けて蕾を固く育てられては
躾けるみたいに時折歯を立てられて。
その度に背筋が粟立って、
みっともなく縋り付くように
由人の肩に爪を立てる。
腰を引いても追ってきて、
相変わらず下は由人の手で育てられ
もう逃げ場が、どこにもない。]
ここでイったら後で楽しくないのは
由人の方じゃない?
[なんて強がりを言いながら
四つん這いになる由人を見てたけど
正直、本当に出ちゃいそうだった。
綺麗にしてあるのに未だに抵抗する由人には
後日たっぷり仕返しするとして─────]
ホントにキス好きだね?
[甘える恋人のお強請りには応えなきゃ。
でも、自分で解してるとこ、
特等席で眺めるのも良いけれど
これから入るとこ、俺の手で
拓きたい気持ちもあって。
少し悩んで、四つん這いになろうとする
由人の手を引くだろう。]
キスしたいならさ……こっち。
[言って、俺はベッドヘッドにもたれかかるように
腰を下ろすと、膝の上へと由人を招く。
これならキスもできるし、
身体もぴったりくっつく、
その上俺も由人のおしりが弄れる。天才。]
[由人が膝の上へと来てくれたなら
両腕の中に封じ込めるように
きつく抱き締めて口を吸う。
さっきより、どくどくした鼓動が
密着した身体から伝わるみたい。
薄目を開けて、自らの菊輪の中へと
指を潜らせる由人を見ると
少し、やっぱり苦しげに見えて。
宥めるように、火照る舌先を吸い上げては
つんと尖った乳嘴の先端を、
由人のそれへと擦り付ける。]
ん、ん……いたい?大丈夫?
[大丈夫、と言われるなら
大人しく引き下がるしかないけれど
そうでないなら痛みの慰めに
赤く染った耳へ手を伸ばすだろう。
もし、本当に大丈夫で、少し余裕がありそうなら
俺は右手をそっと由人の後ろに回して
指を咥えこんだ菊輪に、もう一本、
傷付けないようにゆっくり挿入する。]
[散々由人に虐め抜かれた俺の愚息は
時折震える由人の下腹へと
幹を擦りつけながら、
はしたなくだらだらと涎を垂らして
解放の時を待っている。
だけど、今は急いてはいけない。
傷付けないよう、優しく
由人の身体が拓くのを待とうか。]*
[ かわいらしい悪態にご機嫌で、
その肌に触れ続けていたけれど
素直なWお願いWに是をかえして、
四つ這いになろうと足を動かした。
まさか仕返しの散弾が立てられているとは
思いもかけず、後孔に指を埋めて
ほぐしていこうとしていれば、
それよりもはやく、引かれた手に
動きを止めてそっとそちらを見た。
彼がベッドヘッドにもたれて手招きする。
舌先で唇を濡らして、大人しく
そこにまたがるようにして座ると、
引き寄せられて抱きしめられた。
肌が触れ合う感覚。
それはこれまでしたどんなハグよりも
ずっと彼が近くに感じられて、
心臓の音まで皮膚を伝って
重なってしまいそうで、愛しい。]
[ 口内の甘さに酔いながら、
片手の指は己の菊座に、
もう片方は彼の首に回した。
触れ合った肌に灯ったままの熱。
くり、と先端が絡めば腹がひくつく。
同時に入れた指を締め付けた。
───やはり、さすがにすぐには
ほぐれそうにない。
固く閉ざして、拒むナカを
息を吐きながら、眉を寄せて、
少しずつ少しずつ、騙し騙し、
拓いていく。]
んッ……ぁ、っ……ぅ゛、は、
[ 心配そうな問いかけに眉尻を下げる。
大丈夫、とは言い切れない。
彼を受け入れたいし、一つになりたい
けれど、身体はうまく言うことを
聞こうとはしなかった。
だけど───心配はかけたくない。
「やめる」こともしたくないから。
小さく、顎を引いてうなずいた。
すると、彼の指が降りて、己の指に
触れ合い、そのまま隙間から
ぐぐ、とゆっくり挿入される。]
ん゛ッ…ゥ……っ!
[ 背中が丸まるようにして、耐える。
だが、自分のものではない、
太くてしなやかな指。
ぞく、としたものが背筋を走り、
下腹部に熱をもたらした。
甘い息を吐き、そちらを潤んだ瞳で
見つめて、唾を飲む。]
…ん、 ッわか、った、
───も、はじめて、みたいに、
っ…かたく、なってて、…ッ
時間、ッかかるかも、
[ そう困ったように笑って。]
[ 首筋に顔を埋めた。
しっとりと濡れた肌から、
より一層彼の匂いがする。
すぅ、と吸い込んで、舌先で肌を舐めた。
喉を上下して、飲み込む。]
ッン、 ぁッ…はぁ、
[ 体温があがる。]
雅治の、におい……すき、
[ 小さく落として、首に回した
手のひらを髪に差し入れて握った。]
[ どれくらい時間が経ったのだろう。
己と彼の指、一本ずつが根元まで埋まり、
少しずつ柔らかくなってきた頃。]
も、一本、 …ふやして、
[ とねだって。
増やしても大丈夫そうなら、そのまま
己の腰を軽く揺らして動かし。]
[中に指を潜らせると
目の前の由人の眉根がきつく寄せられる。
首筋を苦しげな吐息が掠めていって
俺は耳元へキスを落とす。]
─────ッ、はは、
……じゃあ処女と同じくらい、
優しくしなきゃね。
[硬く閉ざした後孔も、すっかり雄の味を忘れて
異物に慄いていると思えば可愛らしい。
軽く含ませた指先を出し入れしながら
俺は由人の唇へ何度も唇を落とした。
困ったように笑うその目と
睫毛が絡む距離で見つめ合うと、
俺は空いた手で由人の背を撫で摩る。]
[苦しげに息をつく唇が、
唇を離れて、俺の首筋へと落ちる。]
……匂いだけ?
[喉で笑いながら、中を拓く指で
腸壁をやわやわと擦り上げて。
入口はきつく異物を食むくせに
ふわふわとした雄膣は、ワセリンのぬめりを借りて
優しく指先を咥え込んでいる。]
俺は、由人の匂いも好きだけど
生意気なとこも、健気なとこも
全部、好き……だいすき。
[途中、腸壁にご無沙汰なしこりを見つけたら
雄の味を思い出させるように
其処をしつこく指で擦り立てて。
大好き。静かな声音で、由人の鼓膜を揺らす。
大好き。痛みに耐えていても、
例え、はしたなく乱れていても。]
[由人が指を引き抜く頃には、多少は
この狭隘な入口も解れていただろうか。
一枚しかないコンドームの封を口で噛み切って
手早く装着すると、俺はじっと由人の顔を見つめる。
無理してそうかな、とか
痩せ我慢してないかな、とか。
辛そうなら、慣れるまでもう少し
三本に増やした俺の指で拓こうとするだろうし
それでも「大丈夫」と言われるのなら
それを信じる他はない。]
二人で、なんだろ?
痛かったら、言って。
[その時は踏みとどまるよう、善処しよう。
由人に俺の膝を跨がせた姿勢のまま
少し腰を浮かせるようにお願いすれば
拓いた菊輪の下に、俺の猛りが来る。]
[ゆっくり、由人に腰を落としてもらえば
先端がキツく輪に戒められて
俺は思わず顔を顰めた。
男を忘れた穴が、処女みたいに拒んでいるのか
それともただ久しぶりの雄に
少し逸っているだけなのか。
少しでも楽になれば、と
由人の茎に慰めを与えて、
瞼や額に、啄むようなキスを落としながら
時間をかけて其処を俺の形に押し広げていこう。]
俺たち、男同士だし……俺、ゴムしてるし
意味も無い行為かもしれない、けど。
[ほんの少し、声が震える。
それでもいい、ひとつになりたい。
由人の背中へ回した腕に力を込めて
心臓の鼓動までもひとつにしようと。]
それでも、今此処で由人とひとつになれて
……これ以上に嬉しい事って、ないや。
[恍惚を湛えた顔でうっそりと微笑むと
「あいしてるよ」と由人の鼓膜を震わせる。]*
[ 背をさする手のひらが優しくて、
心地いい。圧迫感を忘れられるよう、
息を吐きながらその手の感触に酔う。
耳をくすぐった、かすかに喉で笑う音。
こく、と飲み込んだ唾。
甘言にまた余計眉を下げて、
回した手に力を込め、肩口に頬をすり寄せた。]
……ん。
───おれも、…っ、
全部好き、 …雅治が、好きだよ、
[ 小っ恥ずかしいセリフを吐いたのは、
正直WらしくWないなとは思うのだけれど、
それでも今、伝えるべきだと思った。
彼の全てが好きだ。]
[ しこりを見つけられれば、
腹が収縮して震える。
そこが知っている旨味を
引き出されるように刺激されて、
誘われるように、囁かれ。
耳朶を食まれたら、また跳ねた。]
ッン、 ……ぁ゛っあっ
……そこ、っ…い、ッ…ぃ、
うぁ、ンッ…は、ふ、ぁっァ
[ 弱い場所ばかりを弄られて、
はじめよりもずっと、声が漏れてしまう。
───それは、彼の包み込むような
優しい声色のせいだったかもしれない。]
[ ほぐれた、と思う。
指を引き抜くと、ひくひくと
開いた其処は続きを待ちわびるだろう。
すっかり潤んで紅潮した表情を
じっと窺うように見つめられれば、
こてりと首を倒して、見つめ返し、
言葉の代わりに問いかける。
歯で噛んだ袋を破くのが見える。
こく、と生唾を飲み込む。
雄がはっきりとそこに見えた気がした。
不安げに言われた言葉に、
大丈夫、といわんばかりに微笑んで、
「わかった」と頷くと、腰を上げる。
膝立ちで少し前にずれれば、ひた、と
入り口に当てられた感触に、唇を結んだ。
少し、腰を落とす。
先端を埋める前に、数度キスするように
ちゅ、ちゅ、と上下させて、馴染ませ、
そのままゆっくりとおろしていく。]
ッん゛っ…ぁッぁ゛、ぅゔ、
[ 濁った声が漏れる。
不安げにそちらを見つめると、
苦しげに寄せられた眉根が目に入る。]
ごめ、ッ…ほぐした、のに、
ひさびさすぎ、ッて、
ァッぁ゛…ッ
[ 濁った声が漏れる。]
[ そればかり、なのに。
入り口は、指とは比べ物に
ならないその質量の熱をどうか
はやく、はやくと急かすように
吸い付いて離そうとはしない。
茎に落とされる刺激。
優しく繰り返される口づけに、
両手を彼の背に回して強く抱きしめ、
開かれていくナカの違和感と圧迫感に
なんとか耐えていく。
汚い声しか口からは漏れ出ないけれど、
その熱の固さが衰えることはなくて、
ほんの少し安心した。
彼のものが完全に中に入ってしまえば、
深く息を吐く。同時に強く抱きしめられた。]
[ そのまま落とした口づけ。
口内の甘さを堪能しながら、
ほんのすこし腰を揺らす。
びくっと腹が跳ねる。]
…ゆっくり…うごいて、
[ と囁いた。]*
[先端をやわやわと肉の輪が食んで、
中への侵入を果たした瞬間
腕の中から甘さのない悲鳴が上がる。]
あ、やまんなくて、良いから……っ!
[傷付けているのは俺の方。
だけど俺に出来ることは、慰めるだけ。
出来ることなら小さくしてやりたいけど
飲み込まれた先からじわりと押し寄せてくる
快楽に、むしろ欲は高まるばかり。
全部が由人の中に収まった頃には
お互い汗に肌を濡らしていて
湿った肌同士がまるでキスでもするように
ぺたりと張り付いていたろうか。]
[最初はきつく締め付けるだけだった其処は
抱き合って過ごすうちにほんの少しずつ
口を開けてきてくれていた。
由人の中が、俺の形に開いている。
嬉しくて、がっつきそうになるのを抑えて]
……ん、でも、無理はさせたくないからさ。
[甘く囁く唇にキスを落とすと
由人の背を、つぅ、と指先でなぞった。
埋めた杭は動かさないまま
汗の滲んだ首筋へと舌を這わせて、
ひとつ、洟を啜る。]
も少し、このまま。
[楽器でも奏でるように、気侭に
由人の身体へ手を這わせながら、
ひくひくと収縮を繰り返す
ナカの感触を楽しんで。
唇を重ねたまま、乳首を爪の先で引っ掻いては
指の腹でくりくりと固く育て直したり、
先走りの涙を流す由人の茎の先端を
親指の腹で何度も擦ってみたり。]
[そうして、由人の様子を見て
俺は漸く腰を動かすだろう。]
動く、から。
[一言断った上で、もう一度唇を重ねると
ほんの少し腰を引いて、ずん、と
隘路を掻き分け、突き上げる。
絡み付く内壁が、搾り取るように茎を嬲る。
離れなくないっていうくせに、
踏み込むと口を閉ざす……
なんか、「由人を抱いてる」って感じがして
俺はうっかり笑ってしまうんだ。]
[くすくす、口付けの合間に笑みを漏らすと
少しずつ動きを逸らせていくべく
由人の腰を支え直して。]*
[ 全部、隠して生きるしかないって。
死ぬ勇気も、なかったから。
離されたら俺はW死ぬWよ、
なんて口には出せないけれど、
離さないと言ってくれるのだから、
今はそれを信じたくて、頷いた。
動いて、と言ったのに、
無理はさせたくないから、と
口づけを落としてくれた
彼の瞳がいくらか、潤んでる気がして。
背をなぞる指先に、首筋に這う舌に、
鼻母音を漏らして、
きゅっとまた中が収縮する。
小さく洟をすする音が聞こえれば、
ふ、と少しだけ笑った。]
───なに?……泣いてんの?
[ そんな意地悪を小さく落として、
軽く腰を動かして彼の上に座り直せば、
笑んだ唇を重ねて食んだ。
キスの合間、肌を撫でる手に、
時折体を震わせながら
中に入ったままの怒張を
締め付け、緩めて、やわやわと
包むように刺激するだろう。]
[ その圧迫感に慣れ、息ができるように
なった頃、漸く一言告げられた言葉に
こくりと頷いた。]
っゔン、ッ… !ふ、
っぁ゛………んっ は、
[ ずん、と奥を突く昂りが熱い。
ゆさぶられると、また息が詰まるし、
痛みもないわけではないけれど、
それよりも、なによりも、
離した口づけの合間、
撓んだ瞳を見つめる。
笑ったその、彼の顔が、愛おしくて
より一層眉尻を下げて、
つられたように笑ってしまうのだ。]
…ッ な、に?
[ 甘さの滲んだ声で小さく問いかけると、
返ってきた答えに、口を開くよりはやく、
体が返事をしてしまう。
きゅぅ、と締め付けて、体温が上がった。
唇を噛んで、ふにゃ、とした笑みに
変われば、触れるだけのキスをひとつ。]
[ セックスでこんなふうに、
満たされて、たまらない気持ちに
なったことなんてなかった。
惣菜屋を継ぐ前。
都心にいた頃はそれなりに体を重ねて
遊んだりもしていたし、固定で、
何度も会っていた人もいた。
なんとなく、付き合っているような
そんな気がしていた人もいたけれど。
───あれは、恋なんかじゃなかった、
今確かにそう言える。
だって、こんな多幸感は、
あの日々になかったから。
酒や熱に浮かされているだけ?
いいや、違う。
…この人だから。
唯一の、人だから。]
───奥、突いて、…いいっ
も、平気だから、……
雅治で、いっぱいに、してくれ、
[ そんな言ったこともないような
誘い文句だって言えてしまうのだ。
ほんとうに、欲しいと思えるから。]
…は ぁ゛ッ…ぅ……ン、
[ 聳り立つ自身が彼の腹に擦れる。
指では届かなかった場所まで
拓かれて、突かれると、
中はもっと、とねだるようにうねった。
その腰の動きに合わせて動かす。
徐々にそこで得る快楽を思い出してきた
身体は、下腹部から確かな熱を上げて。
ぞくぞくする。]
[ 肌を重ねて、言葉だけじゃない、
すべてで彼の熱を知って、
たぶん今もまた、どんどん
好きになっている気がする。
───そんなこと、言えないけど。
高まっていく。
ベッドの軋みと、二人の息遣い、
粘度のある液体が混ざる音。]
き、もちいッ…?
[ 短く、問いかけて。]*
[ お風呂の中で行われた行為は
ほら、イチャイチャという行為に匹敵致します。
湯煙のなか、初夜を……初夜?
初夜を迎える前かもしれなかったけれど!
キスをして、
ち、ちょっとえっちなこともして
お風呂の温度以外でものぼせた二人が
ひっついて
……ふく、着せてもらって。
二人並ぶお布団の中。
気怠さが身体を支配するこのお布団は
……お布団は素晴らしい文化です。
おいでって、誘われたら
なんの迷いもなく、尊龍の腕の中へ滑り込むの。 ]
[ すん、尊龍のにおい。
かみさまは本当に不思議な存在。
こんなに近くにいてもなんのドキドキも聞こえない。
……それを、少し寂しく思って
尊龍の手を私の鼓動が動いていたあたりへ
そっと導くのです。
もう脈を打つことのないこの場所。
けれどこの場所が一番、
貴方への想いを強く伝える場所であったから。
でもこれはひとつ、修正せねば。
悪戯な言葉を投げる我が夫の唇を指でちょん。
そしてそっとまた、口唇を寄せるのです。 ]
[ それから、私たちにとっての幾年だったかもしれないし
瞬く間でしかなかったかもしれないし。
かみさまの世界で流れる時間のなかで
私と尊龍がすごした時間は
……とてもとても、幸せな時間でした。
相変わらず着物は着れるようにはならないけど、
綺麗な小川の石をあつめたり
あいも変わらず下手な絵を描いては
尊龍が綺麗にしてくれて
神子たちに絵本をプレゼントしたりして。
身体を重ねることもありましょう。
指を絡めて、魂から求めあって。
とても、とても幸せで。
けれど 私にはひとつだけ。
憂いが残るものがあったのです。 ]
パパ、ママ。
[ 電波の繋がらないスマホを
いつまでも持ち続けているのは。
(持ってたの?持ってたんだよ!)
……ちゃんと決意した筈なのにね。
時折両親から貰ったLINEを見返して。
既読にならないメッセージを
時々送ってみたりして。
人間界での"月森瑛莉咲 "は
どういう扱いになってるのか
怖くていまだに尊龍にきけてないけれど。
……だめね。
こんなこと考えちゃうのはきっと
結婚式前だから。
マリッジブルーっていうあれ。 ]
[ 尊龍のお仕えしている神様に報告して
いよいよ本当に、私達は神様にも認められる夫婦になる。
当然ながら和装の式なんだけど
すっごくお願いして
ウェディングドレスも作ってもらった。
ウェディングフォトだって撮りました!
あの時の尊龍の顔を見た時は、ふふっ。
見てくれる、両親は居ないけど
私、ちゃんと幸せだからね。
遠くにいるけど、私
パパとママのこと、忘れない。 ]
[ かみさまの結婚式は
よくはわからないけれど、二日前から直前まで
夫に会ってはいけないらしくて。
でもね、
夫が直々に迎えに来てくれるんだって!
私を攫ってなんて言ったあの日を
ちょっと思い出すの。]
尊龍。
……尊龍。
[ わたしの大好きなだんなさま。 ]
[ かみさまだからいつも私より余裕あって
でも時々見せる無邪気な笑顔が愛おしい。
私の名前を呼んでくれるときの、
あの涼やかな声色が大好き。
……え、えっちじゃないけど
尊龍の腕に抱かれると、きゅう、ってなる。
白わんこの尊龍はもう
美形さんでふわふわで。
尊龍、あいたいな。
尊龍、尊龍。 ]
[浅く短い吐息の間の問い掛け。
俺は答える変わりに、舌を吸い上げて
一際奥へと腰を打ち付けた。
身を蕩かすような快楽に身を委ねて
目の前の恋人とひとつになっている実感に
今にも泣き出しそうになる。
身も心もぐずぐずになっているのに
決してひとつになれない肉体が
もどかしくて仕方がない。]
あ、っつ……
[額を伝った汗を拭う時間も惜しい、と
由人の身体を掻き抱く腕に力を込めて
抜ける寸前まで茎を引き抜き……
一気に熟れた肉の奥まで。]
[張り出た傘で、由人がどうしようもなく
乱れる箇所ごと、中の肉を捏ね回して
少しずつ、由人の手を引きながら
果てへと向かっていく。
狂おしい熱は、放出と共に冷めていくだろう。
終わってしまうのは惜しいけど、
それでも身を浮かす情動は、止まってくれない。
そして俺達は、その後もまた続く道を進む。
]
…………ゆ、いと……出、る……ッ
いっしょ、行こう……。
は、ッ……いっしょが、いい……。
[荒い吐息は、由人の口の中に。
俺はすぐにでも出してしまいそうなのを
ぐっと堪えながら声をかけた。]
ゆいと……、ッ、ゆ、と……!
[譫言のように繰り返しながら
由人の身体を抱き締めて、
俺は由人の最奥で埒を明けるだろう。]
[放出してしまえば、
心地よい余韻の尾を引きながら
狂おしい熱がなりを潜めていくだろう。
正直、もう一回と言わず、何度でも
夜が明けるまで交わっていたいけれど
跡を付けないように
どれほど堪えられるかどうか。]
……ベッド、汚しちゃった、かな?
[由人の中に茎を収めたまま
腕の中の由人の顔を覗き込む。
身体を清めて、このまま朝まで
抱き合って過ごしたい……けど
この幸せな感覚を洗い流すのが
少し、もったいない気もして。]
[風呂から上がれば共に布団の中へ
するりと私の腕に収まるエリサが可愛らしくて可愛らしくて、意地悪をしてみればちょんと唇を指でつつかれ、小鳥のような口付けをくれる]
ふふ、私の妻は欲張りだな。
もちろん、全て叶えてあげるとも。
[愛しげに笑えば口付けを交わし。
ぎゅうと抱き寄せ、
頭を撫でられてみて]
……ふむ、撫でられるのもいいものだな。
もう少しだけしてくれないか?
[なんて、私からのおねだりもしてしまうのだ。
欲張り同士、仲良しこよし。
ふかふかの布団の中で抱き合い幸せそうに眠った]
[それからの日々は瞬く間に過ぎていった。
とてもとても幸せな時間。
相変わらず着物の着れぬエリサに、私が着物を着付けてあげて(教える事も出来たが、触れ合う楽しみが減るだろう?)
小川の石は共に拾い集めてお揃いの数珠を作って身を飾ろう。
絵本作家になりたいと、そう願ったエリサの夢の手伝いをしようと絵を描いた事もあったか、二人で作った本が子供たちに喜んで見てもらえるのはとても嬉しい事だった。
夜は体を重ね、求め合い。
その間は神子たちには下がっておいてもらうように言う事にした。
エリサがとても恥ずかしがるからね。
幸せに過ぎる日々。
……でも、やはり、エリサは言わずにいるだろうが現世の未練もあるだろうに。
だからこそ、何かできないかと私も考え……]
[結婚式は当初、和装の式にする予定だった。
だが、エリサが式の前にウエディングドレスを着たいと頼むものだから。
嬉しそうにスマホとやらで写真を撮るものだから、私は着慣れない白のタキシードを着ながらふむと閃き]
……どうせなら、式も西洋風にしよう。
この「ウエディングドレス」とやら、なかなか良いではないか。
海の向こうの神様も、
きっと私たちを祝福してくれるさ。
うん、祝ってくれる神様はたくさんいたほうがいいからね。
[なんて、私の思いつきで今までのしきたりを取り入れつつも、式は当世風の新しいものにと変える事にしたのだ]
[式当日前の二日間は、しきたりでエリサに会えずとてもてても寂しかった。
今まで一人でいる事になど慣れていると思っていたが、エリサを嫁にしてからはエリサがそばにいないと落ち着かない。
……随分と馴染んでしまったな。
そう、笑いながら式当日は愛しの妻を迎えに妻がいる控えへと歩き出す。
えりさ、愛しいエリサ。
私の為だけに身も心も全て捧げて嫁いでくれた愛しい嫁。
早くその手を引いてあげたい。
共に歩き、夫婦の誓いを交わしたい
それから、それから……、
緊張するなど数百年ぶりかと思うほどに、人間ならば胸がせわしなく高鳴るほどに、一度、深呼吸してから表情を引き締めエリサのいる部屋へ]
[戸を開けて、西洋風のウエディングドレスを着たエリサの、いつもと違った美しさに見とれながらも、揃いの白いタキシードを、初めて着た日よりは美しい所作で手を伸ばし]
迎えに来たよ。私の愛しい花嫁。
さあ、一緒に行こう。
[エリサの手をとり共に歩いて、
式場は神域でもより一段と美しい桜が咲き乱れる屋外。
「バージンロード」なる赤い絨毯を敷いた道と、その先には誓いを見守る私の仕える大神の九頭龍大神様が神父役を勤めて見守っていてくださる。
他にも花の神や福の神、様々な神々が集まり今か今かと新しい神の夫婦を待っていてくれる]
[だが、私が見て欲しかったのは。
綺麗な桜の風景でも、神々でもなく、
「バージンロード」の始めの場所。
そこに、夢うつつと周囲を見回す少し年老いた人間の夫婦……、エリサの両親たちが立っていた]
えりさには黙っていたけれど、お前の両親を私の力でこの一時だけでも呼び寄せたんだよ。
……お前は幸せそうだったけれど、それでも。
少しでも現世の心残りを減らしてあげたいと思ってね。
[エリサの手を引き、両親たちと引き合わせ、しばしのやり取りがあっただろうか。
一段落してから、私はエリサの両親に深々と頭を下げて謝罪と、感謝の事を伝えよう]
……突然あなた方のもとからえりさを奪ってしまい、申し訳なく思う。
でも、それでも、私はこれからもえりさを妻として永遠に愛し、幸せにしようとお二人の前で誓います。
お父様、お母様、今までえりさを育ててくださり本当にありがとうございました。
[誓いの言葉をご両親に告げ、頭をあげて。
私はエリサとご両親を残し、一足先に神父様の祭壇へと歩いていく]
[やがて、祭壇に私とエリサが揃えば神父様からの西洋風の誓いの言葉がある。
「なんじゃ、海の向こうの言葉はややこしいのう」などと、式の前にわたわたとメモを片手に慌ててらした大神様。
でも、今はとても堂々となさって……
「……こほん。
汝、エリサは健やかなる時も病める時も富める時も貧しき時も、尊龍、すなわち夫を妻として認……、ああっ!妻じゃない間違った!!
ぐああ!ど、どこまで言ったか!?
ああもうっ!ややこしい!!」
隠し持っていたメモを片手に慌てる大神様]
あ、あの……、やり直します、か?
[たまりかねて声をかけるも、大神様は「嫌じゃ!めでたい席にやり直しはなしじゃ!」と言い張り、やがて吹っ切れたご様子で。
「うん!なにはともあれ!
尊龍と瑛莉咲、今ここに新しい神の夫婦が生まれる事に相成った!
二人共、お互いを末永く愛し敬い幸せに暮らすのじゃぞ。
ほれ、誓いの言葉をこの場の神々全てに告げるのじゃ」
そう、誓いの言葉をくださるので]
はいっ!! 誓います。
[私はもうそれはそれは大きな声で高らかに誓ったのだ。
エリサも誓ってくれたなら、幸せに微笑み抱き寄せ誓いの口付けを。
桜の咲き乱れる景色の中、神々の祝福の歓声と楽しげな楽器の音色が鮮やかに響き渡った。**]
[ 返事の代わりに抉られた最奥に、
一際強く、その屹立を締め付けた。]
ッぅぁ゛あっ!!…ッン、 は
[ その声に、また肌が粟立つように震え、
掻き抱かれた体ごと溶けて、
本当にひとつになれたらいいのに、
なんて頭に浮かんだ思考を
瞳に乗せるとぼろ、と涙が溢れた。
切迫した声が、言葉が、響いて、
己のものではないような
喘ぎ声が、息遣いが止まなくて。
それを口づけに掬われて、
呼吸すらすべて、共有するように繰り返した。
何度も何度も頷きながら、高まりに、
襲う、快楽の波に体を委ね。]]
ァ゛…っ 俺、もッも…ぅ、っ
だめ、イ、 ッきそ、っぁ゛、
イ、っく、いくッ………!
ゔぁ、ッだ、もッ
ン゛──────っ……ッ
[ 中に広がった熱に腹が収縮する。
肩口に額を乗せたまま、荒い息と、
びく、びく、とした痙攣を繰り返して。]
[ 覗き込まれた瞳は、揺れている。
ゆっくりと瞬きを二度繰り返して、
見つめ返したあと、漸く理解した。]
……ぁ…わ、かんね、…
[ 小さく答えて、眉尻を下げ、
深く息を吐きながらもう一度、
肩口に顔を埋める。]
───ん。そうする……
…けどいまは、もちょっと、
…こうさせて、……
[ その熱に体を委ねた。]
[ 翌朝目覚めたとき、その肌にまだ
包まれているのならばそっと手を添えて。
伏せられた長い睫毛を見つめながら、
ぼんやりとしているだろう。
久々によく眠れた気がした。
…久々に、長く眠れた気もした。
そのまぶたがゆっくり開いて、
朝の光に眇められ、こちらを向くまで、
じっと見つめたまま動かないでいて。
それで、一番初めに伝えるのだ。]
[ 長い、それは本当に永い日々でした。
そのどれもを大切に抱きながら
愛する人を待つ時間の尊いこと。
今か、いまかと待つのです。
あなたの声で、私が紡がれる その時を。
ちょっとくらいは上手になったかな。
尊龍の姿を思い浮かべながら、
スケッチするけど
尊龍の絵のほうがすきだな、なんて。 ]
―――足音が聞こえる。
あと、数歩。
もう、すぐそこに。
[ 西洋風にしようって言ってくれた、
タキシードの凛々しい人がそこにいて。
駆け寄りたかったけれど、このカッコじゃ無理ね。
うずうずしたけれど、それでも我慢して
近くに来てくれたのならぎゅぅ、って。抱きしめる。
してもいいよね?
ダメっていわれたって、やだ。
いつもの神秘的な雨衣は無いけれど。
そのかわりにきっと、太陽に透ける尊龍の髪は
何より美しい。
……ああ ]
尊龍にまた会えた。
嬉しくて、嬉しくて
泣きそう。
[ 泣いてる場合ではありませんね。
私達は今日、世界で一番幸せになるのです。
これが私のかみさまのお嫁さんの初めてのお仕事。
神様の幸せは、
世界の幸せに繋がるのですから。 ]
[ 赤い色の絨毯をふたり、歩いてく。
桜が赤い絨毯に雪みたいに降り注いで
赤と淡い白のコントラストを描いてく。
瑛莉咲、って名前。
今なら相応だと胸張ってもいいかな?
本当はここでママにヴェールを下ろしてもらって
パパと一緒に尊龍の元へと歩くんだけれど
これは神域式だから全部は当てはまらない。
……はずなんだけど。 ]
どうしたの?
立ち止まっ……
[ その理由は、すぐにわかった。 ]
パパ……!
ママっ……!!
[ そこには。
私が知ってるよりもすこし、
おじいちゃんおばあちゃんになった二人が
ぼんやり立っていて。
でも気づいてくれたら 両手を広げてくれたの。
私のだいすきな、ふたりの笑顔で。
ふたりと、尊龍を交互に見る花嫁は
涙なんて堪えきれてなかったね。 ]
ありがとう。
本当に、ありがとうございます。
また、二人に会わせてくれて。
私 、 わたし
[ おちゃめな大神様の進行の下、
幸せな、幸せな結婚式は進んでゆく。
本当の神様に立ち合ってもらって。
パパとママに見守られて。
……そしてこれからもずっと隣に或る
あなたの声を聞きながら、
力強い誓いの声を聞くのです。
私の返事も、もちろん。
大事な大事な、誓いをあなたへ。 ]
[ 涙と笑顔で溢れた、
この世でいちばん幸せなむすめは
愛する夫の、くちづけを受け入れるために ]
[幸せそうに目を閉じる花嫁を愛しげに見つめ、
世界一幸せな口付けを贈ろう]
[式場に行く前に2日ぶりに会うエリサ。
大声で呼んでくれるから、
私は愛しくて駆け寄り互いに抱き合って。
もう既に泣きそうなエリサにくすと笑って勇気付けるように手を握り、式場へと共に歩いていこう。
式場に着いて、エリサと両親が久しぶりに再会して抱き合う姿を見て私の胸も幸せで満ち溢れてくるのだ。
エリサが笑って、泣いて、
そうして感謝の言葉をくれて]
礼を言うのは私のほうだよ、えりさ。
お前がいなければこれほどの幸せと喜びを私は知らなかった。
お前がいてくれたからこそ、人をより愛しく慈しむ事ができるようになった。
えりさがいるからこそ、世界はこんなに美しい。
ありがとうえりさ。私の嫁になってくれて。
これからは二人で幸せになろう。
[エリサの誓いの言葉を大切に胸にして。
神々に、両親に見守られ、
私達は晴れてこの場で夫婦になる]
[結婚式の宴もたけなわ。
神々の祝の杯もほどほどに、
私はエリサの両親を現世に帰す為に、己の身を一時的に龍の姿に変えるだろう。
かつては力が足りず、龍の姿になれなかったが、エリサという極上の供物という名の嫁を得た事で、私の力は全盛期の頃と変わらぬ力を得る事ができた。
ぐるり、大きな体でとぐろを巻いて、両親たちが背に乗りやすいよう身を伏して呼びかける]
さあ、ご両親。共に現世に帰りましょう。
私が送っていってさしあげます。
えりさも一緒においで。
ご両親と共にしばし現世の空を飛ぼう。
[エリサたちに呼び掛け背に乗ってもらい、私はなるべく乗り心地が言いよう気を付けながら、ふわりと空に飛び立とう。
ふわり、神域の景色を一望した後、エリサには懐かしの人の世界へと向かう]
[空から見る現世は、久しぶりに見るからか空からでも懐かしく。
エリサにとって思い入れのあるであろう場所を飛ぼう。
エリサが育った場所や、大学、一人暮らしをしていた家、それからよくお参りに訪ねてくれた私の祠。
それから、最後にエリサのご両親が住む家の前へと送り届け、ぺこり。一礼すれば、龍の姿のままエリサを乗せて飛去っていこう。
ぴこんぴこん、と。
後ろの両親たちが持つスマホに響くスマホの着信音。
それは、紛れもなくエリサが神域で書き綴り続けた両親への文の数々。
「既読」と書かれたエリサのスマホが持つ言葉の意味を知るのはまた後の事だ。
空を飛びながら、私は空に祈ろう。
この地が幸福と豊穣に満たされますように、と。
その祈りは雲を呼び、雨となり、やがて大地に降り注ぐ]
この地に住まう者全てが幸せであるように……。
さあ、えりさ。
「ぶーけとす」とやらをしよう。
龍は雨を、花嫁はぶーけで人々に幸せを分け与えるのだろう?
ならば、今投げるのが良かろう。
[雨雲を見下ろしエリサにそう声をかけ、ぶーけが投げられる頃には空に美しい虹がかかっていた頃か]
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