03:30:28

人狼物語 三日月国


260 【身内】Secret

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【人】 会社員 雷恩



 ……へえ。
 この町は出なかったのか。


[実家を出られて良かったなという言葉は飲み込んだ。
彼女にとって実家は毒だったというのは
自分の推測に過ぎない。

ただ、実家を出られる「力」は得られたのだなと
何となく安堵の溜息を吐いた。]
(60) 2024/05/06(Mon) 19:53:01

【人】 会社員 雷恩

[マンションまでの道では、会話を途切れさせないように。
もし人とすれ違っても、このおんぶは双方合意の元と
わかるようにのリスク回避。

ただ、愚かな男は、背負った軽い身体の中にある
リスクには気づかずに、既に彼女が知っている
自分の個人情報を明かしていく。

好きなビールの銘柄、1歳の甥がいること、
実家に買っていくプリンは最寄り駅近くのケーキ屋。

そして着いた場所は、あの頃一人でいた少女の身なりを
思えば意外な程家賃が高そうな。
「カフェ」とはそんなに高給なのか、或いは]
(61) 2024/05/06(Mon) 19:53:45

【人】 会社員 雷恩



 ……誰かと住んでたりするんじゃないの?
 シングル向け物件じゃなさそう。

 一人暮らしなら一人暮らしで、
 昔の顔なじみだからって簡単に男を部屋に呼ぶのは
 危ないよ。

 俺が「その気」になったらどうすんの。


[彼女にとって自分はまだ10歳かもしれないが、
自分にとって今の彼女は、背中に当たる柔らかさを持つ「女性」だ。

無理矢理襲ったりはしないと誓って言えるが、
こんなに好意的な態度で来られると、
下心を持たないと言い切れない。]
(62) 2024/05/06(Mon) 19:53:57

【人】 会社員 雷恩



 カフェで働いてるって言ってたよな?
 今度、そこに客として行くよ。
 どこにある何て店?


[この機を据え膳としないだけの理性を見せて、
10歳の頃よりも上手くなった手つきで頭を撫でた。*]
(63) 2024/05/06(Mon) 19:54:26

【人】 従業員 ルミ

 

  え、


[ 幼い頃の自分は、随分と話下手だったと思う。
  家にいてもどこにいても誰かと会話することもなく、
  常に下を向いて生きていたから。

  だから最初に話しかけられた時も、目を瞬かせて
  視線を落ち着きなくうろつかせた記憶がある。
  差し出されたアイスの片割れ。
  もう二度と元の形には戻れない、分かたれた半分。 ]


  ……あ、あり、がとう。
  ぇと……

  る、ルミはね、名前、ルミっていうの……!
  …………これで、しらないひとじゃなくなるかな……?


[ 知らない人に、と彼が呟いたのを聞けば
  殆ど反射で自分の名前を口にした。 ]

 
(64) 2024/05/06(Mon) 21:18:21

【人】 従業員 ルミ

 

[ 初めて口にしたアイスは冷たくて、甘くって。
  頭がすこし痛む感覚に目を瞠り、
  自分より大きなお兄さんが教えてくれた
  新しい世界に胸を弾ませた。

  それがどんな切欠で生まれたものでも。
  そこにどんな理由があったとしても。

  わたしが優しいと思えば、それが正しい。
  わたしが愛だと思いこめば、それが、 。 ]


  ( ともだち、 )


[ 家に帰れと言わない彼が好きだった。
  びしょ濡れの子どもなんて厄介物件を連れ帰られても、
  温かいお風呂と飲み物を用意してくれる彼の母が
  どうしようもなく羨ましくて、あたたかくて。 ]

 
(65) 2024/05/06(Mon) 21:18:25

【人】 従業員 ルミ

 

  ……ありがとう、雷恩お兄さん!
  ともだちって言ってもらえたの、初めて。
  あと、お兄さんのお母さんも…ありがとうございます。

  めいわくかけて、ごめんなさい……。


[ けれど自分だって、幼いながらに理解していた。

  いかにも訳アリと言った風情の子どもとはいえ、
  よその家に甘え続けられはしないこと。
  笑顔の下が、本当に笑顔とは限らないことも。

  もっと、早く大きくなりたいな。
  お兄さんの隣に立ってもおかしくないくらいに。
  ひとりで自分の面倒をみられるように。

  そうすれば、迷惑かけずに一緒にいられるよね?
  そうなれば、胸を張って好きって言えるかな。 ]

 
(66) 2024/05/06(Mon) 21:18:30

【人】 従業員 ルミ

 


  ねえ、お兄さん。
  大きくなったら、もっといっしょにいてくれる?


[ きっとそれは、ありふれた子どもの夢見事。

  彼の優しさという薬を飲み
  彼の温もりという蜜を呑み
  これが愛だと信じ込んだ幼い子どものよくある話。

  ──現実はおとぎ話のように優しくないのに。 ]

 
(67) 2024/05/06(Mon) 21:18:33

【人】 従業員 ルミ

 

[ 年を重ねるごとに二人は大人に近付いて、
  日を追うごとにわたしたちの距離は離れていった。

  制服を着るお兄さんに「かっこいいね!」と言っても、
  公園で話そうとしても、逃げるように去ってしまう。
  分かってた。
  子どもを家に上げ続けることは出来ないって。

  勝手に傷を癒して、勝手に消えていくひどいひと。
  どうしてわたしから距離を置くのかすら教えてくれず、
  厄介者みたいに話すら切り上げて。

  ずっとずっと待ってたよ。
  あの公園で、お兄さんが来てくれるのを。


  わたし、そんなに簡単に消えてしまえる存在だった? ]

 
(68) 2024/05/06(Mon) 21:18:37

【人】 従業員 ルミ

 

  そうかなぁ。恥ずかしい?
  じゃあ、雷恩さんって呼ぼうか?

  ……わたしが呼び慣れないかもだけど。


[ ああほら、また。
  お兄さんだけがわたしとの日々を過去にしてる。
  わたしが口にするまで、呼び方すら忘れてたの?

  何もかもに心がささくれ立って血を流す。
  恥ずかしそうに緩んだ頬すらわたしを刺激して、
  声が震えないよう抑え込むのに必死だった。
  顔が強張った理由は察せないけれど、
  今この場で聞き出そうという気にはならない。 ]

 
(69) 2024/05/06(Mon) 21:18:42

【人】 従業員 ルミ

 

  あはは。うん、そうだね。
  悪いことを考える人もいるんだろうなぁ。

  ……ほんと、会えて良かった。


[ だって、悪い人はわたしだから。 ]


 
(70) 2024/05/06(Mon) 21:18:47

【人】 従業員 ルミ

 

[ 社会人が受けるような研修を受けていない女には、
  セクハラ案件がどうこうといったことには無知だ。
  彼の口から出る言葉たちが、
  そういった配慮の元成り立っているのを知らない。 

  しっかり掴まってろ、という言葉に従って
  彼の背中へ身体を預けた。 ]


  ……ふふ、あったかいね。


[ あの頃と変わらない温もりに頬を緩める。
  それから、「町を出なかったのか」と呟く彼に
  短く「うん」とだけ答えて。

  吐かれた溜息に、ぴく、と肩が揺れた。
  ──それがどんな色を孕んでいるか分からなくて。 ]

 
(71) 2024/05/06(Mon) 21:18:54

【人】 従業員 ルミ

 

[ 道中の会話は全て、もう既に知っていることだったけれど
  真新しいものを見聞きするように話を聞いた。

  自分の話はあまり口にしない。
  ひとつの話題を深堀するように聞き役に回り、
  SNS越しに握った情報を固めていく。
  彼の好きなビールは、既に今、家にある。 ]


  住んでないよ。一人暮らし。
  ……でも、お兄さんならそんなことしないでしょ?


[ ああ、いっそ「その気」になってくれれば早いのに。
  彼の歴代の恋人たちと自分、一体何が違うのか。

  頭を撫でる手付きの上手さすら気に入らない。
  他の女に同じことをしてきたと分かるから。 ]

 
(72) 2024/05/06(Mon) 21:18:57

【人】 従業員 ルミ

 

  …………うーん、でも……。
  休日以外は夜営業しかやってなくって。
  普通のカフェとはまた違うというか……


[ 店に客として、なんて起こってしまえば
  彼が他のキャストに目移りする可能性だってある。

  それに、ただ可愛い服のカフェというわけではない。
  売れるために、稼ぐために色々な営業がある。
  ────見られて幻滅されてしまうのがオチだ。 ]

 
(73) 2024/05/06(Mon) 21:19:01

【人】 従業員 ルミ

 

  どうしても、だめ?
  このままひとりで家にいるのも心細いし……

  ……他に頼れる人もいなくて……。


[ 何より、なりたいのはそんな関係ではない。

  客と店員。顔なじみ。──そんなものじゃない。
  もっと特別で、唯一の、なにか。

  そんな狙いを孕んで、わたしは彼の手を掴んだ。* ]

 
(74) 2024/05/06(Mon) 21:21:52

【人】 会社員 雷恩


[唐突に話しかけた相手に上手く言葉を返せないのは
女の子がまだ小さいからだと解釈する。
自分は「弟」で、自分よりも小さい子をあまり知らないが、
幼稚園児くらいだろうか?

女の子が喋れないなら自分が喋れば良いと思う程度には
純粋に育った少年だった。]


 ルミな。うん、覚えた。


[それだけは10年以上経っても記憶にあり]



 俺はー、うーん、みんなは「ライ」って呼ぶよ。
 「雷恩」って名前だとみんなあの動物のことだと思うだろ。
 遠足で揶揄われたからヤなんだよねー……


[最初に名前呼びを渋ったのは自分だという記憶はなく。]
(75) 2024/05/06(Mon) 22:41:23

【人】 会社員 雷恩

[初めに買ったのはただの間違い。
次は、ルミという名前の年下の友達にあげる為に買った。

バニラ味も、コーヒー味も、ソーダ味も、
ルミと分け合った。

冬になるとおやつはアイスではなくなったから、
屋台から買った焼き芋を半分こにした。

雨の日に傘を持っていなかった子は
冬には寒そうな恰好のことがあったから、
母に甘えて家に連れて行く日も増えた。

自分が大人になってから思うのは、
みんなができる行動ではないということ。
ルミが帰る時には母はいつも付き添っていた。
その「親」がどういう人物なのか、あんなに小さい子を
公園に放置する人間に対しての悪口を
子には決して聞かせなかった。]
(76) 2024/05/06(Mon) 22:42:15

【人】 会社員 雷恩



 大きく……?
 そーだな、この辺に住んでるなら
 同じ学校に通えるだろきっと!


[歳の差が幾つなのかも気にせず、何歳差まで同じ学校に
通えるかの知識もなく。

「大きく」で想像する姿はルミのランドセル姿くらいのもので。

「もっといっしょ」が意味するのは、公園に行かなくても
校内で会える、程度の感覚。

多くの少年がそうであるように、
少女と出会った当時の少年は恋を知らなかった。]
(77) 2024/05/06(Mon) 22:42:51

【人】 会社員 雷恩

[思春期の訪れでよそよそしくなっても、
女の子を家に連れ帰ることで噂になることを恐れても、
何か明確なきっかけがあって彼女を拒否した訳ではない。

ただ、習慣というものは途切れれば再開は難しく、
反芻しない記憶は薄れて行く。

「大きくなったら」――過ごす時間は短くなった。

クラスが変わった友達とあまり遊ばなくなるのと同じ感覚で
公園に行かないならルミと遊ぶことはないという日々。

それでも高校くらいまでは何となく気になった時に
何度か公園を覗いたことがある。
授業を何となくサボった時、部活が急に休みになった時、
ルミだってその頃には学校に通う年齢だっただろうに、
相変わらず一人でいた。

酔っ払いのおじさんが近寄ろうとするのを牽制するように
ベンチの近くに座ってみる。

高校生になって増えた小遣いは、もう分け合うアイスではなく
ほかほかのコンビニの肉まんも買えるようになっていた。]
(78) 2024/05/06(Mon) 22:43:29

【人】 会社員 雷恩


 んーいや、どっちでも。
 名前自体そんな呼ばれないしな、
 どっちでも恥ずいならルミの呼びたい方でいいよ。


[喋り方はこんな感じだったか?
どうにも男心を擽るようなトーンに聞こえてそわそわする。]


 ストーカーもいるんだろ、
 危機感持ってくれよ……。


[流石に数日後に彼女がストーカーにどうにかされたなんて
ニュースを見たら立ち直れない。

どこかの誰かが殺されるニュースにいちいち感情は揺れないが
それが知り合いなら話は別だ。

ストーカーは今どこかで彼女を見ているのだろうか。
自分が触れていることで、逆上しないと良いのだけれど。]
(79) 2024/05/06(Mon) 22:44:33

【人】 会社員 雷恩

[ルミはもう小さな子ではなく、扱える言葉も沢山あるだろうに、
接客業の癖なのか、道中は殆ど此方が喋っていた。
振り返ってみれば、ルミのことを殆ど知らないままだ。

好きな食べ物も知らない。
公園で縁日があった時に自分は甘くて食べられなかった
りんご飴の残りを美味しそうに食べていたのは覚えているが、
りんご好きなのだろうか。]


 俺ももう小学生じゃないからな?
 そこまで無条件に信頼すんなよ〜頼むから。


[苦笑する。
レイプ魔扱いは御免被るが、人畜無害と思われるのは
男のプライドが廃るというやつだ。

――そういえば、思い出した。
食べかけのりんご飴を渡した後になって、
「間接キス」と気づいて内心狼狽えたことを。

意識した過去があるなら、自分はやはり
彼女にとって人畜無害ではないだろう。
]
(80) 2024/05/06(Mon) 22:48:47

【人】 会社員 雷恩

[折衷案のように出した「後日」では満足できないらしい。>>73
夜営業だけのカフェというのは自分がよく知るものとは
営業形態が異なるようだが、休日にカフェを巡るような
趣味はないので自分が知らないだけかもしれない。
とにかく、職場は嫌なんだなという印象を受け、
それ以上に。

どこか必死にも見える姿に、眉根に皴を寄せた。]


 心細いって……ストーカーのこと?
 それとも他に何かある?
 エントランスでする話じゃないか。

 部屋までは?エレベーター?


[実家にはもう一本連絡を入れておくことにしよう。*]
(81) 2024/05/06(Mon) 22:49:16

【人】 従業員 ルミ

 

[ みんなが" ライ "と呼ぶと聞いてから、
  なんとなく、同じ、は嫌だなと思っていた。
  遠足で揶揄われたから、という彼に ]


  あのどうぶつ……?

  うぅん……ルミわかんないけど、やなら、やめる。
  でも、ルミはおにいさんの名前、からかわないよ。


[ 幼い少女だった頃は、そんな動物一匹も知らなかった。
  だから連想される生き物なんていなくて、
  " 雷恩 "の響きは彼だけのものだった。

  春が過ぎ、夏が消え、秋を失い、冬が枯れて
  わたしたちは時間と共に大きくなる。

  同じ学校には通えなかった。
  けれど、この辺に住んでるなら、と言った
  あの日の言葉だけは愚直に信じたままだった。 ]

 
(82) 2024/05/06(Mon) 23:29:19

【人】 従業員 ルミ

 

[ 小学校は、三年生からようやく通えるようになったけれど
  その頃には彼は卒業してしまっていた。
  クラスメイトにも遠巻きにされ、
  気まずくて居づらくて、結局通わなくなって。

  それでもずっと公園に通い続けた。

  遊ぶことも誰かと話すことも出来なくなり、
  彼が姿を見せなくなっても、ずっと、ずっと。
  時折遠くのベンチの近くに座る姿を見たことがある。

  開いた距離が、彼の答えの証明だった。 ]

 
(83) 2024/05/06(Mon) 23:29:32

【人】 従業員 ルミ

 

[ ────中学生にもなれば、自分で稼げるようになった。

  眠らない街。
  ネオンで真夜中も輝き続ける夜の世界に飛び込んで、
  初めて自分の市場価値を知った。

  彼を忘れたくて。
  もう一度誰かに愛されようと、大事にされようとして、
  気付けば未成年でも働ける非合法の店で働いていた。
  愛想よく、好きだと振る舞えば堕ちる客。
  他に好みの女がいれば身勝手に離れていく。
  客から稼いだお金を他の男に流すだけの生活。
  金を渡した時だけ、都合よく構えるペットなだけ。

  どいつもこいつも対価を渡して初めて成立する関係
  ──フェードアウトするたびに彼を思い出した。 ]

 
(84) 2024/05/06(Mon) 23:29:37

【人】 従業員 ルミ

 

[ 対価も見返りもなくわたしを救ってくれたお兄さん。

  ──────なにもないから嫌になったの?
  お金があればいいのかな。
  わたしがかわいくなれば、いいのかな?

  なにもないわたしに優しくしてくれたなら、
  何かを持ったわたしになれば、愛してくれるよね。 ]


 
(85) 2024/05/06(Mon) 23:29:45

【人】 従業員 ルミ

 

[ 危機感持ってくれよ、と呟く彼に微笑んだ。
  ストーカーなんて真っ赤な嘘。
  そんな人が出てくるリスクも高い仕事だけれど、
  そうならないようにお客さんを管理してる。

  好きな食べ物は──……
  お店のプロフィールに書いてあるんだ。
  「半分こできる食べ物」が好き。

  それと、真っ赤で美味しい、甘いりんごも。 ]


  え〜? やぁだ。
  お兄さんを信用したいから、するの。


[ 昔お兄さんが甘くて食べられなかったりんご飴。
  間接キスの知識はさすがに当時はなかったけど、
  お兄さんと同じものが食べられて嬉しかったな。

  あのりんごには、魔女の毒なんて塗られていない。 ]

 
(86) 2024/05/06(Mon) 23:30:20

【人】 従業員 ルミ

 


[ ねえ、ふたりで一緒にりんご思い出を食べようよ。 ]


 
(87) 2024/05/06(Mon) 23:31:46

【人】 従業員 ルミ

 

  あの、その、……色々。
  部屋はエレベーターで……10階の角なんだけど。

  ちょっと、ここだと他の人に会うかもしれないし……
  中で話しても良いかな。


[ そう言って、わたしは彼の手を引いた。
  エレベーターのボタンを押して、10階──最上階まで。

  単身者向けではない間取りの角部屋。
  丁度、二人暮らしに向いているような。

  ついてきてくれるなら、わたしは部屋の鍵を開けて、
  彼を中へ誘い込む。
  蟻地獄のように、抜け出せない迷路へと。 ]

 
(88) 2024/05/06(Mon) 23:32:07

【人】 従業員 ルミ

 

[ 警戒されては元も子もない。
  急いては事を仕損じる────わたしは馬鹿じゃない。

  逸る鼓動を抑え込み、指先を握り締め、
  彼をソファへ座るように案内した。
  部屋の内装もインテリアも、白とピンクで飾られていて
  住んでいるのがわたし一人だとすぐにわかるはず。 ]


  お兄さん、コーヒー飲む?


[ 本当は冷蔵庫にね、ピーコックブルー、あるんだよ。
  でも今いきなり出すのは違和感を生むでしょう?

  それに、緊張を解くには温かい飲み物っていうじゃない
  ──……真正面から貴方を抑えつけるなんて無謀、
  出来やしないと分かっているから。** ]

 
(89) 2024/05/06(Mon) 23:36:46
 


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#明日から帰省  #言うて3駅先なだけ  #飲み行ける奴いる  #これ美味い 


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