【人】 ]X『悪魔』 ゼロ── 回想:聖職者ごっこ ── [名前で呼んでいいと言われたけれど>>1:256、] 『教皇』って呼ばせてもらいたいな。 同じ『証持ち』なんだし。 [そうしてつい言ってしまった嫌味、 悪意は伝わっていたようで>>1:257、 すぐの謝罪に戸惑わせてしまったように見えた。] いや、大したことないよ。 聖職者ってなんか、 …嫌なやつしか見た事なくって。 『教皇』もそうなのかと、つい。 まだ話してもないのにな。 [そもそも数える程も見た事はなかったけれど、 経典があれなら証持ちに対する態度もアレだろうと思っている。 俺の知ってる聖職者は、 実際孤児に優しくなかったし。 まあそんな感じで誤魔化せただろう。 と、思っている。] (335) 2022/12/17(Sat) 21:07:44 |
【人】 ]X『悪魔』 ゼロ[そうしてのうのうと宣言通りに礼拝室へと遊びに行っていた。 あそこにある経典をちゃんと読ませてもらったり、 適当にお茶を飲んだり、他愛ない雑談をしたり、 ああ、買い出しに付き合わされたりもした。 「労働力が欲しいなら給料は必要だろう」と 対価を求めた。 お駄賃程度でもくれたため、 話が解るやつという判断になっているし、 そう直接本人にも言っている。] (336) 2022/12/17(Sat) 21:08:01 |
【人】 ]X『悪魔』 ゼロ[礼拝室は…… 礼拝室という場所自体には嫌悪がわく気もしていたのに、なんだかんだで居心地がよかったように思う。 過去の話を聞けたなら素直に面白がっただろう>>1:34。 荒れる気持ちはよく解る気はしたけど、 自分の生い立ちまでは話していない。 ただ、昔から悪い事はやってた、と。 笑い話として提供はしたかもしれない。 不良と生真面目気取り>>1:42、 相性として良いじゃないか。 なんだったら買い出しの時に 「素行の悪い事、一緒にやる?」 と笑顔でギャンブルに誘った事があったかもしれない。 生真面目委員長を悪の道に引きずり込むのも 醍醐味な気がしてしまったためだ。 そりゃあ気に入るわけだった。] (337) 2022/12/17(Sat) 21:08:16 |
【人】 ]X『悪魔』 ゼロ[そして恐らく忘れ物は>>331、 めちゃくちゃ持て余した、フォルスとのデートでの戦利品>>1:136も入っていただろう。 そのままベルにあげるのも癪で、持て余していたもの。 その経緯をカルクドラに話していたかどうか。 要るなら『教皇』にあげる、とすら言っていたかもしれない。 それ以外にも売店で買ったインクやら、 何やら同じカードがいっぱい入っていたりと…おや?不穏だ…。 カルクドラにならバレてもいいだろという雑さである。 そんなものは一杯あるから置きっぱなしでも何ら困る事もないのだが…。 他には一冊の本だ。 当たり障りのない、経典。 これは確かに私物であり、カルクドラと買い出しに行った時に 街で買ったものだった。 戻って来て礼拝堂でそのまま読んで、読み終えて、 それからず〜っと置きっぱなし。 礼拝室を何だと思っているんだろうか? 要らないもの置き場ではない。 でもそんな使い方をしていた可能性はまあ…。 カルクドラが何を渡したかはどうだろう? 彼の性格が良い事を祈るしかない。*] (339) 2022/12/17(Sat) 21:09:00 |
【人】 [『 力 』 フォルス―――広間 [ 最初に見えたのは 見慣れた街並み 見慣れすぎた筈の港 夜と錯覚しかけるどす黒い空 映し鏡のような黒い海が 今にも襲いかからんと揺らめいて 危急を報せる冷静な声が 理解を拒みかける内に流れて チャンネルが切り替わった ] (340) 2022/12/17(Sat) 21:12:56 |
【人】 [『 力 』 フォルス (341) 2022/12/17(Sat) 21:13:34 |
]X『悪魔』 ゼロは、メモを貼った。 (a84) 2022/12/17(Sat) 21:13:59 |
【人】 U『女教皇』 キュリア--回想-- [ 彼と初めてお会いした時、不思議なことがあったのです。 ひとに初めて会った時には"はじめまして"と挨拶をする。 と、館を出る時に読み始めた"対人マナーを学ぶ書籍"には書いてありました。 ですから、彼にお会いした時も、出迎えてくださった館のスタッフの方に対して挨拶したように"はじめまして"と挨拶して名を名乗ろうとしていたのです。] ……、あ、の [彼と対峙した時になぜか涙が出そうになりました。 悲しかったわけではありません。 怖かったわけでもございません。 なぜかわからないのですが、 目頭が熱くなり身体がふわりと浮くような……自分で自分をコントロールできないと感じた初めての体感でございました。] …………こんにちは。 [どうにか言葉を声にできたのは、お昼の時間帯の挨拶だけでございました。 さらに不思議だったのは、名前を問いかける彼の声もまた震えているように聞こえました。>>0:487] キュリア。キュリア、です。 [名を名乗りましたが、わたくしの声もきっと震えていたでしょう。 叫び出したくなるほどの感情が頭の中を駆け巡りました。] (342) 2022/12/17(Sat) 21:14:26 |
【人】 U『女教皇』 キュリア[彼と初めてのおしゃべりをかわして部屋に入り、ふと思い立って言葉の辞書を開いてみました。 この言葉の辞書は小さい頃からわたくしのそばにある辞書なのですが、 なぜか昔から開くとそのページにわたくしの気持ちが書かれていることが多かったのです。] ……なつか、しい?けどわたくし………… [開いたページで一番最初に目を引いた言葉は"懐かしい"でございました。]** (343) 2022/12/17(Sat) 21:14:41 |
【人】 [『 力 』 フォルス[ 気付いたらどこかにいた 男の背を追ってここまで来ていた ] ヴェ ……ル [ 神なのか神になったのか神だったのか なんて呼べばいいのかわからないまま ] (344) 2022/12/17(Sat) 21:14:44 |
【人】 [『 力 』 フォルス[ 止まらないから裾を掴んだ ] ………… 神様 頼むよ 頼むから ――…お ねがいだ から [ 息が聞こえた ] (345) 2022/12/17(Sat) 21:15:38 |
【人】 [『 力 』 フォルス[ 阿呆だ 馬鹿だった 冷静を繕って 強さを装って 大言吐いて 力を御したつもりで 立っているつもりで 受け入れたつもりで 大人ぶって 余裕ぶって 声が出ない 震えた息に 手が外れて また掴んで 紙が落ちていた くしゃくしゃだった 膝をついて 拾ったら 神は消えた ] * (346) 2022/12/17(Sat) 21:16:35 |
U『女教皇』 キュリアは、メモを貼った。 (a85) 2022/12/17(Sat) 21:18:45 |
【人】 [『 力 』 フォルス[ 気付かぬ内握りこんで いくらも皺のよった紙は よりにもよって、代えのききそうにない出目 ] …………、 [ 皺をのばして なでつけて 少しでも皺が消えるように伸ばして 『 俺は ここに残るよ 』 書き足したたった数文字は 皺のせいで途中から揺れていた ] (347) 2022/12/17(Sat) 21:22:34 |
【人】 [『 力 』 フォルス―――廊下 [ クロの部屋へと向かう途中 丁度姿を見かけた 気付かないなら、そのまま部屋に行く心算で 気付いたならいつものように笑って声をかけた ] ハロー、クロ 大大吉おめでとう! てかすごすぎない……?? という訳でこれ、お返事♡ いやさ、ポケットに入れてたら うっかりくしゃくしゃになっちゃって ……ごめんね [ 四つにたたんだおみくじの紙を渡せば>>347 売店に戻ろう ] * (348) 2022/12/17(Sat) 21:24:39 |
【人】 ][『月』 エーリク―― 自室へ至る ―― [ 一人か、もしくは後ろについてくるものが いたか。この部屋に誰かを招くことなど 数える程度しかなかったもので、もてなすための 道具に持ち合わせはない。唯一、珈琲カップだけが ないと不便だからと、二対揃えていた。 ――もしかしたら露店でねだって 買ってもらったものかもね。 ベッドチェストの上には硝子のオルゴール そして隣に、羊のぬいぐるみ。半年ほど前に 贈られたもの>>0:529だ。 余談では在るが彼"ら"は兄弟である。 最初の年に貰った後、もう一人ほしいと クロに言った。 僕には兄弟というものがいないけれど 一人は寂しいだろうからと、言ったのは表向き。 本当は、縋り癖を直そうと、一人で 耐えているときに、構いすぎたがため すこし、傷んでしまっていたから。 ] (349) 2022/12/17(Sat) 21:42:35 |
【人】 ][『月』 エーリク[ 殺風景と言っても差し支えない部屋に、 さて客は居たか、否か。 どちらにしても、珈琲マシンのスイッチを入れた。 やがて、張り詰めた空気を和らげる 香ばしい香りが漂うことだろう。 ] 選択、……正直、よくわからない どうでもいいと言い換えてもいい [ 例えば父母、――生きていれば良いとは思う あれから一度だって手紙すら寄越すことはないが 別れた日にわずかに膨らんでいた彼女の腹からは 弟だか、妹だかが産まれてもう自由に歩き、 簡単な言葉なら会話もできていることだろう。 ――それが正しい、兄が証持ちであるなど 知らないほうがきっと幸せだ。 だが、彼らだっていずれ死ぬ。 それが明日か、何十年か先かという話で。 どうせ死ぬ。 ] (350) 2022/12/17(Sat) 21:43:09 |
【人】 ][『月』 エーリク[ 幸せな最後を迎えさせてやるために、 走り回って説得してまわる"べきなのか" そう考えている時点で、口にした通り どうでもいいと思っているのかもしれない。 自分一人の選択で選び取れる未来が あるとしたら、どう答えていただろう。 僕と一緒に全て滅べばいい そんな大それたことを、言っていただろうか。 言っていたかもしれないな。 ――しかし、選択は全員に委ねられている そして今しがた、眩しくたっとい願いを聞いた。 好きにすれば?僕は崩壊を望む、 とはとても言えまい。 ] (351) 2022/12/17(Sat) 21:43:31 |
【人】 ][『月』 エーリク シトラが言ったんだ 悲しみの少ない方に、って どちらのほうが、悲しみが少ないのだろう [ 崩壊を止めた先に、 己が悲しまない未来はあるのだろうか。 言葉を放ったと同時に、珈琲マシンが動きを止めた。 望まざろうとも、もしも二人だとしたら あなたの分も、慣れた手付きで珈琲を注いだ。 ] (352) 2022/12/17(Sat) 21:44:04 |
【人】 ][『月』 エーリク[ 抜け出した先で身につけた小手先の技術を 披露しても良かったのだけど。 いくつかの行く先に、カフェもあった。 とは言え、ゆっくりと珈琲を楽しむ時間までは ありはしない。わかっている。 せめて考えるための共として、 からからに乾いた口を、喉を潤す手段として 張り詰めた空気を和らげることができたなら 良いのだけれど。* ] (353) 2022/12/17(Sat) 21:44:30 |
【人】 XIX『太陽』 ヒナギク[弱々しい懇願を聞きつけてくれたカルクドラが、 駆け寄ってきてくれれば>>275、 助かった!とばかりに泣きついた。] それが……、寝ちゃってるみたいで。 その内目を覚ますと思うんだけど……。 [おろおろと事情をカルクドラに伝えれば、 医務室に運んでくれるという。 プロセラを背負い込むカルクドラに、 大丈夫?重くない?と、道中尋ねながら、 後ろに倒れ込まないように背を支え。 休憩をするなら代わりを申し出ることもした。 私が運ぶことになれば、完全に背負うことは出来ず、 プロセラの足を少々引き摺ることになったのは許して欲しい。] (354) 2022/12/17(Sat) 21:44:37 |
【人】 XIX『太陽』 ヒナギク[医務室に辿り着いて、 気を失ったように眠ったままのプロセラを 白いシーツの包み込むと、安堵の息をついた。 カルクドラも一緒にその場に居てくれるという。] ……本当にありがとう、カルクドラ! 私一人だとここまで運べなかったから、 すごく助ったよ! [ベッドの傍に丸椅子を運んで腰を落ち着け、 カルクドラに向けて、両手をパンっと付き合わせた。 食事をすることにも、眠ることにも、 プロセラは執着をしない。 洋館に一緒に過ごしている時間があれば、 見たことがある光景なのかもしれない。 彼自身に興味が向けば、の話ではあるけれど。 ] (355) 2022/12/17(Sat) 21:45:14 |
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