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【人】 希壱……夢なら、いいんだけど。 でも、もう何度も死を経験したから。 これが、夢なのか現実なのかなんて、 そんな区別はもう分かんねぇや。 (27) 2020/09/18(Fri) 23:26:14 |
【人】 希壱………意味、か。 [アルバイトと名乗る店員は、 俺がここに来た意味を知らないらしい。 それなら、彼に呼び込まれた訳ではなさそうだ。 死んだ、なんて言ったけれど。 やっぱり実感なんてなくて。 でも、もし死んでいたとしても、 なにか未練があったからこそ ここに居るのかもしれない。 未練なんて決まりきってる。 あの子の事だ。 あの子を遺してきてしまった事だ。 ……だとしても、 なんでここに居るのかはわからないけれど。] (31) 2020/09/18(Fri) 23:28:50 |
【人】 希壱[チラ、と部屋の奥の蔵書に視線を移す。 そういえば、あの子が生まれてから 一人の時間なんてロクになかった気がする。 ……いや、厳密に言えば一人の時間は沢山あった。 でも、その全てを"お手伝い"に費やしてきたから。 両親に構って欲しくて必死だったから。 勉強以外にゆっくり本を読む時間なんて 思い返せば、全然なかった。] (32) 2020/09/18(Fri) 23:29:29 |
【人】 希壱……あの本、読んでもいいの? [カウンターで本へと視線を落とす彼に尋ねる。 仮にもここが漫画喫茶なのであれば、 きっと読んでもいいはずだけれど。 ……まぁ、生まれてこのかた、 漫画喫茶なんて利用したことがなかったから。 何か間違った作法があったなら、 それも含めて指摘して欲しいところだと ぼんやりとした頭でそう思った。]* (33) 2020/09/18(Fri) 23:30:07 |
【人】 やる気のないアルバイト でゅーーす愚問ッスねえ。 ここは本を読むための場所サ。 [少年からの問い掛けに視線を上げて アルバイトはにやりと笑った。] ソファに座ってよし、ごろ寝してよし。 飲みながら食べながら読んでよし。 何をどんな風に読んでも だぁれも君を責めないッスよ。 [至ってシンプルな決まり事を 誘惑するみたいに囁いて。] (34) 2020/09/19(Sat) 10:10:57 |
【人】 やる気のないアルバイト でゅーーす[彼がどんな生き方をしてきたか アルバイトには見抜く力はない。 けど、生きながらにして何度も死んでいる…… そんなこと言われたら解らざるを得ない。 娯楽が無い、怨嗟の満ちた故郷で生きたからこそ 何としても漫画を持ち帰ろうと思ったんだ。 あくまで声音だけは優しく アルバイトは少年を諭す。] …………ま、とりま読んでみるッスよ。 こんなに沢山あっちゃ、何を読んでいいやら 分かんないかもしれないッスけど。 [少年が手に取る本に迷うようなら アルバイトは、故郷に持ち帰ろうとした 一等衝撃的だった本を、尻尾の先で示すだろう。 人ならざる力を持ってしまった少年が 「海賊王」になるために、大いなる海へと 旅に出る漫画である。 人の形をしてもしていなくても関係ない、 祝い事があれば皆で肩を組んで 宴ができる、素晴らしい世界の話。] (35) 2020/09/19(Sat) 10:11:54 |
【人】 やる気のないアルバイト でゅーーす……あ、ちなみに泥棒は駄目ッスよ。 [注意事項はそれくらい。 やる気のないアルバイトは長い舌を覗かせて ふあ、と欠伸をひとつ。]* (36) 2020/09/19(Sat) 10:16:16 |
【人】 空腹な迷い人 レックス― 謁見室 ― [ 三度目の鐘が鳴り響く。 客人のもとに舞い降りた紅い蝶の招待状。 謁見室に集めれた客人たち。 様々な思惑をその胸の内に秘めて、 今は、魔女の訪れを待っている。 客人たちの中にベネットもいた。 しがない本屋と名乗った男は、 人好きのする笑顔の爽やかな男だった。 彼を殺すことが、条件に含まれている。 少し憂鬱だが、人を殺すなんて、初めてではない。 ――――願いを叶える為なら、悪魔にでもなろう 何せ、元々鬼なのだから ] (38) 2020/09/19(Sat) 19:27:31 |
【人】 空腹な迷い人 レックス[ 謁見室で語られたのは、魔女との"ゲーム"のこと。 客人たちの中に隠れた魔女を探し出すゲームに 勝利すれば、願いを叶えてくれるなのだろ言う。 "隠れ鬼" あぁ、嫌なゲームをする。 殺す相手は投票で決めるらしい。 与えられた懐中時計で、 部屋番号に対応したものに投票できる。 大広間の大時計で18時に投票結果が発表され、 選ばれたものを殺さなければいけない。 魔女は、投票以外でも殺しても構わないと言っていたが 投票されてもいけないが、ベネットも殺さねば。 悩んでいると、ふいに耳元に囁く声] (39) 2020/09/19(Sat) 19:27:35 |
【人】 空腹な迷い人 レックス[ 大きく息を吐く。 ぴったりすぎて、笑えてくるが、 ――――これを悟られてはいけない。 他のゲーム参加者を欺き、利用して、――生き残らなければ 3日間生き残ること ベネットを殺すこと 最悪、この2つだけは、満たそう。 心の奥でそう呟けば、鐘が鳴る。] (41) 2020/09/19(Sat) 19:27:39 |
【人】 空腹な迷い人 レックス― 鬼の夢 ― [ 深く深く眠りに落ちていた頃。 ゲームの合間の、ひと時の休息時間。 それは、過去か、現在か、はたまた未来か。 夢の狭間で垣間見える風景は、 懐かしいような、見覚えがないような。 不思議な光景だった。 ただ、これは"夢"だと、はっきりと理解していた。 これは"夢"だから、 いつか必ず、現実に戻らなければいけないものだと] (46) 2020/09/20(Sun) 21:53:01 |
【人】 空腹な迷い人 レックス 『 天使様も、神様も信じてない だけど、君のことは信じているよ 』 『 "ただの娘"で、いたかった だけど、神様は 私を"ただの娘"として生んでくれなかった 』 (47) 2020/09/20(Sun) 21:53:04 |
【人】 空腹な迷い人 レックス[ 手を伸ばした。 愛しい人の背中が見える。 黒い髪が、風にさらさらと靡いている。 金の髪が、陽にきらきらと煌めている。 振り返った彼女は、野花のような愛らしい笑みを浮かべて 振り返った彼女は、野薔薇のように可憐な笑みを浮かべて 白く細いその手をとって、そっと抱きしめた。 柔らかな感触、甘い匂い ――不思議と食欲は湧かない 鬼の嗅覚を擽る甘美な匂いに、鼓動が速くなるのに 獣の ただ胸に抱くのは、狂おしい程の愛しさ。 やっと、この手にできた喜び。 やっと、 たどりついた歓び。 押し寄せる感情に飲み込まれていった。] (49) 2020/09/20(Sun) 21:53:15 |
【人】 空腹な迷い人 レックス[ これは"夢"だ 誰の夢かも分からない。 "食事"をした時に、たまに見る夢にも似ていたが ここが魔女の領域だからか、いつもよりはっきりとしていた。 まるで自分自身が当事者のような気持ちにさせる。 過去なのか、未来なのか。 混ざった想いは、融けあって どちらが頂いていた想いかも分からなくなる。] (50) 2020/09/20(Sun) 21:53:23 |
【人】 空腹な迷い人 レックス『 これは夢よ、これはお前の感情ではない だから、今は眠りなさい もっと深く、今は何も考えないでいいのよ さぁさ、眠りなさい 哀れで愛しい鬼よ、眠りなさい 』 (51) 2020/09/20(Sun) 21:53:25 |
【人】 空腹な迷い人 レックス[ 頭の中で、静かに歌うように魔女が言う。 魔女の癖に、子どもを寝かしつける母のような声色で だけど、身体は勝手にその言葉に従う。 もっと、深く眠りに落ちていく。 夢すら見ない程に、深い眠りに ――――あぁ、まだ"ゲーム"は始まったばかり**] (52) 2020/09/20(Sun) 21:53:27 |
【人】 橋本 雅治……一緒にシャワー浴びたら、さ。 俺のベッド来なよ。 朝まで、ちゃんと寝れるように ぎゅっとしたげる。 [そんな提案を、ひとつ。 請われてもう1戦……というのも 男冥利に尽きるものかもしれないけど。 でもタイマーで区切られた身体の関係じゃないから いつでも「次」はある。 寂しさなんか入る隙間のないくらい いつでもずっとそばにいる、つもり。] (53) 2020/09/21(Mon) 19:40:01 |
【人】 橋本 雅治[明日は札幌に向けての旅。 回転寿司食べたり、オルゴール博物館行ったり たくさんこの先にも道はある。 ……無理はさせたくは、無い。 だけど、もしわがままを言っていいならば 帰ったら、由人の作ったご飯を 一緒に食べたいと思う。 まだ、セックスの余韻の残る空気の中じゃ 言えないかもしれないけれど。] (54) 2020/09/21(Mon) 19:48:00 |
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