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【人】 希壱……病院だろ、ここ。 [そんな苦笑を漏らしながらも。 でも、やっぱり、 皆が俺を心配してくれていた事が、 何よりも嬉しくて。 生きてた方が幸せだ、なんて 柄にもなく思ったりもして。] (113) 2020/09/23(Wed) 3:29:53 |
【人】 希壱[ ……後で聞いた話、傷口は結構深かったらしいし 三日三晩眠り続けていたらしいから、 こうして、なずなが今、 俺の上に跨って抱きついてくる痛みには、 再会の喜びとは違う涙が流れたけれど、 まぁ、それでも。 あの空間で、一人寂しく本を読むよりかは、 きっと、こちらの方が幸せなんだって。 …そう、思った。]* (116) 2020/09/23(Wed) 3:32:06 |
【人】 希壱[────それから数ヶ月後。 あの不思議な喫茶店 ─名前は忘れた─ で読んだ本をゆっくりだけれど、集め始めた。 戻った時に、既に百巻近く出ていると聞いた時は 一瞬目を丸くしたけれど。 きっと、ゆっくり前に進め、 なんていうあの店員の意図を感じられなくもなくもなくて、 疲れたら、ほんの少し休憩すればいい。 本を読んで、本の世界へ入り込めばいい。 …とかいう想いも感じなくもなくもなくて。 今は漸く、 あの日に読んだ十一巻までを集め終わったとなろだ。] (117) 2020/09/23(Wed) 3:50:48 |
【人】 希壱[あの場所で感じた気持ちは、 決して悪いものじゃなかったから。 だから、これからも気長に集めていこうと思う。 きっと、これを全部集め終わる頃には なずなは俺が傍にいなくても 大丈夫な年になってるんだろう。 ……もしそうなったら、 もう少し他の本にも手を出してみるのも ありかもしれない。 …なんて未来図を描きながら。] (118) 2020/09/23(Wed) 3:51:35 |
【人】 希壱おはよう、なずな。 今日は晴れだから、水色の靴、履いてこうか。 [今日も、まだまだ手のかかるこの子の傍にいるのだ。] って、 えっ!今日弁当いるの?! うげぇ!まじか! そういうことは 昨日のうちに言いなさーい!! [──こんな、何気ない日常の幸せを噛み締めながら、な。]** (119) 2020/09/23(Wed) 3:53:34 |
【置】 尊龍のお嫁さん 月森 瑛莉咲誰も知らない黄色の花畑に いっせいに 紫色の 野菊が 咲き乱れました。 (L5) 2020/09/23(Wed) 6:59:07 公開: 2020/09/23(Wed) 7:05:00 |
【置】 尊龍のお嫁さん 月森 瑛莉咲雨つゆにぬれた二色は いつまでも、いつまでも、よりそって 揺れていました** (L6) 2020/09/23(Wed) 7:00:22 公開: 2020/09/23(Wed) 7:05:00 |
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