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人狼物語 三日月国


70 【第36回TRPG村】百鬼夜行綺譚

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視点:


【人】 封じ手 鬼一 百継

■ドラマシーン@ 感情取得
■相手:継置
■場 所:@百継邸

成否判定:(6)(4)2d6
感情:1) 親愛/執着vil
(1) TSO 2021/04/21(Wed) 22:05:09
封じ手 鬼一 百継は、メモを貼った。
(a0) TSO 2021/04/21(Wed) 22:08:19

【人】 封じ手 鬼一 百継

>>1 継置 感情取得 親愛/執着
===


「儂の養子として鬼一に入ってはくれぬか」


そう言った時、継置はどんな顔をしただろうか。
もう忘れてしまった。
事実、これだけ。継置は首を縦に振ったのだ。
その結果、儂と継置の奇妙な親子関係が出来上がった。

鬼一の名を与えたところで、封じ手となれるわけではない。
儂が子を成し血を繋いでこそ、次の封じ手が誕生する。
だから、継置を養子にする必然性は無かったのだ。
それは継置もじゅうじゅう承知だった筈。
(4) TSO 2021/04/21(Wed) 22:28:51

【人】 封じ手 鬼一 百継

……かつての、鬼一邸。
あやかし共に蹂躙され、無惨に崩れ落ちている。
ああ、子供の泣き声がする。
あれは、儂じゃ。
9年前の百鬼夜行。
偉大で強い父、しとやかで優しい母、利発で美しい姉を一度に喪い、泣きじゃくる齢5ツの儂の泣き声じゃ。


その子供は、泣きながらも、これだけは理解しておった。
自分が鬼一最後のひとりであり、封印の責はこれよりすべて自分が背負わなければいけなくなったということを。


そんな時、継置が隣にいた。
昨日まで、儂の姉に「十四になろうというのに歌も碌に詠めぬ」とからかわれていた、武官の息子が、兄のように慕う幼馴染がいた。
継置もまた、同じわざわいで、同じように大切な家族を喪っていた。

儂は咄嗟に手を伸ばした。
儂ひとりに鬼一の名は重すぎる。
共に背負ってはくれないか。
家族になってはくれないか。
……「是非養子に」との申し出はつまり、そういうことだった。
(5) TSO 2021/04/21(Wed) 22:31:51

【人】 封じ手 鬼一 百継

なんと身勝手なことであろうか。
傍から見れば継置の身分を登用したように見えるかもしれないが、なんのことはない、儂は継置の一生をねだったにすぎないのだ。


継置は普段、やや無頼で武骨。
感情を幾らか大袈裟に歌いあげることを善しとする貴族文化に馴染んでいるとは到底言えぬ。
多くを語らぬ男だ。

儂も、変わった。
甘えたがりだった己を律し、常に当主たる振る舞いを意識するようになった。
弱音も、卑屈も、かたく閉じ込めた。



だから9年間、聞けなかったのだ。
禁欲的なまでに真摯に鍛錬に励み余所見をせぬ彼が、いま、何を歓び、哀しんでいるかを。

だから9年間、言えなかったのだ。
儂にとって、継置がどんな存在であるかを。

[* or]
(6) TSO 2021/04/21(Wed) 22:32:50

【人】 封じ手 鬼一 百継

■ドラマシーン 絆取得
■相手:一葉
■場 所:大通り

成否判定:(6)(4)2d6
(12) TSO 2021/04/21(Wed) 22:56:00

【人】 封じ手 鬼一 百継

>>12 一葉 絆取得
===


花の命はまこと短く、桜は瞬く間に薄紅色より新緑が目立つようになった。

儂は、急いで一葉を大通りへ連れ出した。
なんの説明もせず半ば彼を引きずるように来たものだから、流石の一葉も少々戸惑っておる。

いざ向かうは、あの時(>>1:9>>1:10)共に見た桜の木のもとへ。
葉桜ではあるが、花弁が残っておるのを確認し、儂は安堵した。
一葉を振り返る。


「一葉。此処を覚えておるか?

儂はな、儂は、来年も、再来年もと言われて、感じ入った。
嬉しかったのだ。
しかし、"是"と返すこと能わんかった。

儂は、約束することが怖いのだ。今もそうじゃ。
明日も傍にいてくれると信じた者が、そうではなく、呆気なく消えることが、たまらなく恐ろしいのじゃ。

しかしのう。
お主はあの時、あたたかく明るい未来を示してくれた」
(15) TSO 2021/04/21(Wed) 23:28:33

【人】 封じ手 鬼一 百継

一葉が、特別何か儂に働きかけたわけではない。
しかし、日々の彼の態度が、誠実さが、一瞬毎に「百継を信じていると」言う。
それならば、踏み出してみようではないか。
「応えたい」と思わせる力が、一葉にはあるのだ。


ずっと、言えないこと(>>1:13)が心残りだった。
彼にしてみれば些細なことかもしれんが、これは儂にとっては大きな変化じゃ。


「また来年も、一緒に桜を見ると約束しよう」



声は少し、こわばった。
震えを振り払うように、己を鼓舞するために、言葉を繋ぐ。

「そのために……百鬼夜行を……あやかしを、すべて、彼方へ封じよう。

儂は憎い。百鬼夜行が、あやかしが。
存在そのもので地を穢すあやかしがのうのうと現におることを考えると、怒りで身体が震えるほどじゃ。

……儂と共におるのだ。力になってくれ、一葉」

この桜の元で、そう請うた。

[*]
(16) TSO 2021/04/21(Wed) 23:31:41
鬼一 百継は、>>a8 一葉へ対抗 (4)(6)2d6
(a10) TSO 2021/04/22(Thu) 12:17:53

鬼一 百継は、また後に**
(a11) TSO 2021/04/22(Thu) 12:42:38

鬼一 百継は、一葉に感謝した。
(a12) TSO 2021/04/22(Thu) 17:25:56

【人】 封じ手 鬼一 百継

>>33>>34 一葉
===

――あァ、こんなにも。


儂には、心を預けられる仲間がおり、儂自信も強く成った。
9年前とは違う。

踏み出した儂の手を優しく受けた一葉。
信頼という絆で繋がっておる。
抑えきれぬ幸福感が胸をこみあげる。

百鬼夜行が如何程であろうか。
この仲間たちと共に在れば、何の問題もない。


……筈だ。

なのに何だろう、何かとても大きなことを忘れているような、畏れているような。
否、否。気のせいだ。

――百継様。


なんじゃ、一葉。
すべて順調であり、これ以上は何もないぞ。

――どうかお聞かせください。


言うておろうに。何も隠し立てしてはおらん。
何を聞きたいと申すのだ。

――百継様の全てを
(35) TSO 2021/04/22(Thu) 18:26:57

【人】 封じ手 鬼一 百継

……瞬間。

儂の頭の中を、黒い閃光が走った。
(36) TSO 2021/04/22(Thu) 18:27:13

【人】 封じ手 鬼一 百継

「……ぁ」


世界が崩れる、とは、まさにこのことを言うのだ。

荒く呼吸をしておるのに、窒息しそうだ。
体は冷え切っておるのに、汗が落ちる。


儂は只々、立ち尽くした。

【百継の秘密を一葉に送りました】

[**]
(37) TSO 2021/04/22(Thu) 18:30:49

【人】 封じ手 鬼一 百継

■鬼一百継の秘密


・9年前の百鬼夜行で、父、母、姉を喪った。百鬼夜行、ひいてはあやかしを深く憎んでいる。
・百継の封じ手としての力は強く、封印が成されれば1008年の間は百鬼夜行を封じることができる。
・しかし、その力は強力ゆえに不安定であり、揺らがぬ不動の心でなければ発動できない。

【1008年のあいだ、百鬼夜行を封じる】


※この秘密が誰かに開示されると、百継は自らが「憎しみに振り回されていて、術を発動できない状態である」と自覚する。
(46) TSO 2021/04/22(Thu) 21:00:05

【人】 封じ手 鬼一 百継

莫迦な。


莫迦な、莫迦な、
迦な……!!


あやかしを
むことにより……
    ……あやかしを
じることこそを
生きて
来たというのに……
     ……
誇り
としてここにいるのに

これでは、儂の価値などなかろうよ!!
(47) TSO 2021/04/22(Thu) 21:03:59

【人】 封じ手 鬼一 百継

■サービスシーン
@:状況(5)1d6
A:解決(1)1d4

相手:百継 アイテム:(3)1d6
テラーダイス取得判定:(1)(1)2d6
(55) TSO 2021/04/22(Thu) 21:35:59

【人】 封じ手 鬼一 百継

書けば良いのじゃ、書けば!

■サービスシーン(再挑戦)
@:状況(4)1d6
A:解決(3)1d4

相手:氐宿 アイテム:(1)1d6
テラーダイス取得判定:(4)(5)2d6
(56) TSO 2021/04/22(Thu) 21:38:22