情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新
[|<] [<<] [<] [1] [2] [3] [>] [>>] [>|]
【恋】 テレベルム[ そうして僕は、 もうシチューの用意をしてしまおうかと 野菜の前で包丁を握りしめながら。 ] あの、プラチナって…… あ、えっと教えてもらえなくてもいいんですけど… 一日に何回くらいおトイレいくんですか…? [ 知らないことをまた一つ、プラチナに聞いてみたのだった。 ] (?108) 2024/02/08(Thu) 20:51:41 |
【恋】 テレベルム[ そうこうしていれば、やがて料理は出来上がるだろう。 大きさがところどころバラバラな野菜の入った、 暖かな魚のシチューが。** ] (?109) 2024/02/08(Thu) 20:52:43 |
【恋】 テレベルム[ 今日一日を振り返りながら、 プラチナに尋ねたのはトイレの回数。 こんな事人に尋ねる事ではない…というのは さすがに僕だってわかっていたけれど、 それでもやっぱり知っておいた方がいいような気がして。 ] ご、5…6回も…!? [ 返ってきた答えに、 僕はぶわ、と目を丸くして驚いた。 自分が一日一回でいいものをそんなに行く必要があるだなんて さすがに思いもよらず、魚を切っていた手も止まる。 …そうか。しかもそれが”普通”だなんて。 つまり、普通ではないのは僕の方らしい。 ] (?113) 2024/02/08(Thu) 22:04:04 |
【恋】 テレベルム(だからあんなに街におトイレが沢山あったんだ…) [ 一日一度でいいならば、あんなにトイレはなくともいいし なんなら列だって出来ないだろうに。 答え合わせをしているような気分だった。 それは大きな驚きのある事実だったが、 同時に僕にとっては少しばかり… 都合の良い事実でもあって。 ] ……そっか…じゃあ… [ また、プラチナが我慢する姿を見れる機会が たっぷりとあるという事か。 内心抱えた思いは隠して。 こんなことを考えてしまう自分を恥じつつ、 シチューを作る手に集中することにした。 ] (?114) 2024/02/08(Thu) 22:04:19 |
【恋】 テレベルム[ そうして出来上がったシチューは、 店の人に選んでもらった魚もぴったりでとても美味しかった。 トイレの方をちらと見ながらため息をつくプラチナに、 ちょっとした申し訳なさと期待が入り混じった視線を そっと向けたりしながら食事を終えて。 疲れた体を温めるためにもお風呂に入って、 ほかほかとタオルに身を包んでベッドに潜り込む頃には、 すっかり夜も更けていた。 寝巻は着ることはしない。 あえて裸のままベッドに潜り込むと、 プラチナにもそばで寝てほしいと強請った。 ] ……からだ、なんだか…むずむずして… 大人の僕、大きいんですよね? 戻った時服破けたらこまるから… 僕、このまま寝ます。 [ そもそも、何故か今日はプラチナも裸で寝ていた。 ベッドで裸で寝ることは、 そこまでおかしなことではないのだろうと また一つ微妙にずれた学びをして。 ] (?115) 2024/02/08(Thu) 22:04:52 |
【恋】 テレベルムプラチナ、今日…たくさん楽しかったです。 ありがとうございました…。 ぼく、もし明日もこのままだったら…、 明日は外の畑を……みたい……です… [ そうしてプラチナの体にぴっとりと抱き着いて。 よく知った暖かさを抱けば、 疲れもあってか自然と瞼は降りてくる。 布団の中でぽつぽつとプラチナに語り掛ける言葉も、 次第に小さく途切れていき ] プラチナ、‥‥…… [ やがて、一度プラチナの名を呼んだあと テレベルムの口からは、 規則正しい寝息が聞こえてくるようになった事だろう。 夜は更に深くなる。 星々の交差による悪戯が終わったのは、 それから数時間の事だった。* ] (?116) 2024/02/08(Thu) 22:05:20 |
[|<] [<<] [<] [1] [2] [3] [>] [>>] [>|]
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新