【人】 古書店店主 薄氷 智詞― 旅を終えた後日のこと ― [ あれから、ユエに教えてもらったSNSで 毎日のように詩桜とメッセージのやり取りをしたり、 ユエに動画の感想を送ってみたり、 人との交流を楽しめるようになっていた。 店でいつものように、レジ前の所定の位置に座って 客がいないときは、本を読んで過ごしていると ふいに視線を感じて顔をあげれば、 ガタイの良い中年男性が立っていた。] いらっしゃいませ、何か、お探しですか? [ 以前より柔和な顔で微笑んで、応対をした。 まさか、詩桜の父とは知らず、 その時は挨拶もしなかったけれど。 それから度々、やってくるその男性はやがて常連客に。 本を買わなくてもいい、他愛のない 世間話もするようになって。 さて、何時頃、この客人の正体を知ったでしょう。 知らされたら、驚愕と、 挨拶もせずに申し訳ないと謝罪をしながら 改めて、結婚を前提に娘さんと お付き合いさせていただいています。と報告しただろう。*] (60) 2020/08/01(Sat) 15:27:58 |
【人】 古書店店主 薄氷 智詞― 我が家の反応 ― [ 初めてできた好きな人。 初めて家族に、それを報告した。 誰と付き合っても、傍に置いても、 一度も家族には告げなかったけれど。 今回は、本当に愛した人だったから。 父母は、良かったね。と泣いて喜んでくれたけど。 妹だけは、本当に大丈夫??歳の差とか考えたの? ジェネレーションギャップとかあるかもよ? と、なかなか受け入れ難かったらしく。 そんな風に問い詰められたりともした。 直接、詩桜に会せないと、 言葉だけでは伝わりそうもなかったので ――妹に口で勝った試しがない だから、どこかのタイミングで、顔を合わせたいと 声をかけただろう。顔を合わせた時は、拍子抜けするくらい あっさりと認めてくれたのだが。 ――裏でたまに、大好き自慢をしてるとかなんとか。 *] (61) 2020/08/01(Sat) 15:28:34 |
【人】 古書店店主 薄氷 智詞― ナイトプール ― [ 清平は、ハーバリウムを眺めていたかな。 二人の様子を微笑ましそうに見つめながら、 甘いカクテルを口にする。 甘さに笑っていると、どんな味かと問われて>>50] パイナップルと、ココナッツの味だね 甘くて、少し爽やかで――でも、甘い [ 飲んでみる?と互いに、飲み比べをした。 シンデレラは、オレンジの味が爽やかな甘さが心地よい。 ヴァージン・ピニャ・コラーダは、南国風で 夏のこの季節にはぴったりだけど、 シンデレラよりは濃厚な甘さ。 どっちも好きだけど、詩桜はどっちが好きだったかな 二人の様子を鑑みながら、 あっちの方で雰囲気を楽しんできますね。 なんて、言って二人と別れたかもしれない。 その時は、またあとで ――もしくは、自由解散?かなと付け加えたかも*] (103) 2020/08/01(Sat) 21:40:38 |
古書店店主 薄氷 智詞は、メモを貼った。 (a5) 2020/08/01(Sat) 22:30:39 |
【人】 古書店店主 薄氷 智詞― 旅から1か月後 ― [ 旅を終えて、家族に恋人ができたことを報告して 妹も含めて、詩桜のことを受け入れてくれた頃のこと。 まだまだ残暑厳しい夏の終わり。 『見せたいものがあるから、うちに来て貰えないかな?』 そんな誘いのメッセージを詩桜に贈った。 父母は、休みを兼ねて、北海道に取引に行き。 妹は、司書の仕事に出かけている。 そして、店は――臨時休業にした。] 詩桜さん、いらっしゃい 今日は、夜までは二人しかいないから 気楽にしていいからね [ 空色の開襟シャツに、白いズボン。 いつかと似た格好で彼女を迎えれば、家の中へと招き入れた。 昔ながらの日本家屋。 ギシギシと軋む廊下を通り過ぎ、縁側を通って ここで、妹と子どものプールでふざけて遊んだことがあるんだ 線香花火もしたっけか――そんな想い出話をしながら 階段を上り、家の奥へ、奥へと進んでいく。 2階のある一室。襖を開けると、和室ばかりの中 そこは、唯一、洋室に改築されている 曾祖母の部屋だった場所。 今は、古書や資料、着物が綺麗に並んでいる、 倉庫代わりの場所になっていた。] (117) 2020/08/01(Sat) 23:18:55 |
【人】 古書店店主 薄氷 智詞[ 本棚の横に、飾られた一枚の写真の前までやってくると 詩桜を振り返る。] この写真の中にいるのが、私の曾祖父と曾祖母 曾祖母――ソフィア大お婆様は、私と同じ色の人で 私が、この色で生まれてきたルーツの人だから 君には、見せて――おきたかったんだ [ 家族の中で、唯一同じ色の人。 写真の中で微笑む彼女は、銀色に近い金髪で、天色の瞳をした とても美しい女性だ。 ソフィア――叡智という意味のその名は、 智詞という名の由来でもあったりした*] (118) 2020/08/01(Sat) 23:19:02 |
古書店店主 薄氷 智詞は、メモを貼った。 (a7) 2020/08/01(Sat) 23:21:18 |
【人】 古書店店主 薄氷 智詞― 旅から1ヶ月 ― [ >>162家族――妹と、初対面の時の話。 最初は、営業スマイルを浮かべていた妹は、 少し話しただけで、仕方がないな。というように、 寂しそうな笑顔を浮かべてから、 『兄をこと、宜しくお願いします。 ぽやっとしているところがあるから、 しっかり見ていてあげてくださいね。』 そう言って、親のような台詞を言って、認めてくれた。 だって、兄さん本当に幸せそうに笑うから 寂しい時も、悲しい時も、いつも傍に私はいたけど やっぱり私では、満たすことはできなかったから あんな風に笑う兄を私は知らない。 あんな風に笑わせられる貴女なら、兄を任せられる 兄が席を立って、2人きりの時にそんな話をしていたらしいと 後から聞いたときは、妹の想いに泣きそうになってしまった。] (182) 2020/08/02(Sun) 9:56:15 |
【人】 古書店店主 薄氷 智詞[ 勤め先のこと、お勧めの本のこと、そんな話の中に ブラコンであることは隠すことなく、 ――でも、妹特権で甘えます! ――幼少や美少年時代の写真コレクション見ます? 恥ずかし気もなく、明るく快活に語っていた。 写真欲しかったら、兄に内緒であげますよ。とか 連絡先の交換もしていたかもね。 それを、当の本人は知らぬまま。 その後、両親にも合わせて、クランチを美味しく頂きました。 (そうだね、一緒に行きたいね) ] (183) 2020/08/02(Sun) 9:56:18 |
【人】 古書店店主 薄氷 智詞[ また別の時。見せたいものがあると誘った日。 彼女は今日もお洒落さん>>163 今回は、年相応だけどちょっと大人っぽい。 パンナコッタは、冷蔵庫に、後で一緒に食べようね。 写真に向かって手を合わせる横顔をじっと見つめて 自分も写真に視線を向ける。 貴女がいなければと、恨みそうになった時もあったけれど。 貴女がいたから、今の自分がいるから――…] そうだね、ソフィアって叡智とか、知恵とか そういう意味がある言葉なんだ ソフィア大お婆様は、その名前の通り とても賢い人だったらしいよ [ その分、あの時代の日本では、少し苦労をしたようだけど。 それでも、前向きに、ひたむきに、生きた美しい人。] (184) 2020/08/02(Sun) 9:56:20 |
【人】 古書店店主 薄氷 智詞うん、繋がっていて、良かったと今は思っている 一緒に、繋いでいきたい想ってる 詩桜さん――… [ アンバーアイは、血筋に関係なく生まれることがあると どこかの本で見かけた。 1割にも満たない希少な色を持った君が、生まれてきて 今、自分の前に現れて、恋人になってくれた。 それってとても奇跡的で、素敵だなって思ったんだ。 詩桜の頬に手を伸ばして、写真側から隠す様にして 唇にキスを落としてから、ポケットから、 小さな箱を取り出して、] (185) 2020/08/02(Sun) 9:56:45 |
【人】 古書店店主 薄氷 智詞[ 少し頬を薄く染めて、緩く微笑めば、 あの時、伝えられなかった言葉を贈る。 箱を開けば、そこにはオレンジサファイアの周囲に 小さなブルーサファイアが飾られた指輪だった。 ――給料3か月分の値段ではないけれどね。 *] (186) 2020/08/02(Sun) 9:56:52 |
【人】 古書店店主 薄氷 智詞― 花火大会の日 ― [ 朝早く目覚めて、いつもはしない散歩をして。 露天風呂でゆっくりしてから、 旅の終わりの日を満喫する。 それから今日は、詩桜と浴衣デートをすると約束をした。 家には浴衣は何着もあるので、レンタルをしようと ロビーで従業員に相談をした。 選んだのは、青藍に大きく白い縞模様が入った綿麻の浴衣。 黒い兵児帯をつけて、下駄は、 黒い鼻緒に薄茶のものを買っておいた。 黒い信玄袋に財布と携帯を入れて、 扇子と一緒に帯に挟んだ。] (195) 2020/08/02(Sun) 10:55:27 |
【人】 古書店店主 薄氷 智詞― 花火大会の日:ロビー ― あ、詩桜さん……―― [ 先にロビーで待っていれば、 白、桃、薄橙。 紺、空色に、菖蒲色。 彩りを飾ったその姿に息を飲む。] 綺麗、だね その、桜の簪も可愛いし [ 数舜遅れて、薄く頬を染めながら感想を。 本当に綺麗で、可愛くて、褒め言葉なら 持って違う言葉もあっただろうに、 上手く出てこないくらいだった。] 私は、どうかな? やっぱり、似合わないかな……? [ 全体的に薄い色合いで、 なんとか髪の色や瞳の色が浮かないようにしてみたが、 似合っているかは、自分では分からなかった*] (196) 2020/08/02(Sun) 10:55:31 |
【人】 古書店店主 薄氷 智詞― 旅から1ヶ月 ― [ 兄の知らぬ所で、妹と恋人は仲良くなっていた。 それは、とても幸せのことだと思っているけどね。 手を握られて、詞葉は微笑む。>>189 兄妹だから、笑い方はよく似たへにゃりとした顔で。 『一つだけ、お願いがあるのだけど…… 私のこと、詞葉お姉さんって呼んで欲しいな』 妹が実は欲しかったの。 義妹になったとしても、お姉さんって呼んで欲しいな。 そんなお願いを妹はしていたらしいよ。] (200) 2020/08/02(Sun) 11:30:37 |
【人】 古書店店主 薄氷 智詞[ 受けてくれるとは思っていたけど、 実際にきちんとプロポーズを受けて貰えて>>-397] もちろん……僕の愛しい人 これをつけたところ、良く見せて欲しい [ 膝をついて、その手をとって。 左手の薬指に、指を嵌めた。 立ちあがると、窓が漏れる日差しに指輪をかざして 煌めく宝石を眺める横顔を幸せそうに見つめていた。 ふいに抱き付かれて、ぽつりと零れる我が儘>>191] できれば、すぐにでもしたいけれど それは、ご両親と相談しないとね うちのは皆、僕の自由で良いって言ってくれてるから [ さらにもう一度、唇を重ねて、ゆるりと笑む。 さて、店に訪れた男性が、詩桜の父親だと知るのは、 また少しあとの事だったかな*] (201) 2020/08/02(Sun) 11:31:40 |
【人】 古書店店主 薄氷 智詞― 花火大会の日 ― [ >>202どうやら、彼女の目には 似合っていると映ったようで、ほっと安堵する。 濃い色の着物なら、家にあるから それはいつか見せるのもいいかもね。] ん?――あぁ、いいね [ 帯から扇子を抜かれると、 代わりに黒地に白で鳥が描かれた扇子が。 広げた扇子。 桃色に白い桜、黒地に白い鳥。] 桜には、春告げ鳥 良い組み合わせだ、それに君とお揃いというのも [ すごく嬉しくて、何度も開いては閉じて、 漸く、帯に挿しこめば、手と手をとって、歩き出した。] (228) 2020/08/02(Sun) 13:37:02 |
【人】 古書店店主 薄氷 智詞[ 買い物の途中だったか。 ふいに、詩桜が足を止めて、人の名を呼ぶ>>204] あれ、詩桜さんのお知り合いですか? [ なんだか顔が赤いような?? 不思議そうに首を傾げて。 綺麗な女性が挨拶をしてくれたので>>205] 初めまして、私は薄氷、――えっ?? [ こちらも名乗ろうとしたところで、 酷く懐かしい呼ばれ方をされる>>222 高校の頃、人を避けて図書室で一人本を読んでいたら たまに声をかけてくれた先輩。 ――外に連れ出されたこともあったかな。 あの頃も男らしい顔立ちだったけれど、 過ぎた年月が彼をまた、魅力的に変えたのだろう。 すぐには分からなくて、] (229) 2020/08/02(Sun) 13:37:42 |
【人】 古書店店主 薄氷 智詞羽井、先輩……ですか? [ 天色を大きく見開いて、何度か瞬く。 下心なく ――少なくとも、自分はそうと思ってた。 傍に来て、普通に接してくれた数少ない人だったから 今でも彼の事は憶えていた。 ――卒業する前に、ユウト先輩なんて、 ――呼べたらいいなと思っていたけど ――勇気がなくて、結局呼べないまま こんなところで再会できるなんて、夢のみたいだ。] (230) 2020/08/02(Sun) 13:38:39 |
【人】 古書店店主 薄氷 智詞はは、先輩…… ちょっと悪い男の顔にありました? [ さらに、かっこ良くなりましたね。と 冗談交じりに笑う顔は、高校時代よりも、 ずっと明るい声だった。] 先輩……あの頃、人を好きになるって分からないとか そんな話もしたかもしれないですが…… [ ちらりと楽しそうに、話す女性2人を見つめて] 好きな人……できましたよ 先輩も――でしょ? [ 幸せそうに、緩い微笑みを浮かべていた*] (231) 2020/08/02(Sun) 13:41:41 |
【人】 古書店店主 薄氷 智詞[ なお、羽井先輩が詩桜と知り合いな様子で なぜか、互いに顔を赤らめていることには、 ただ不思議そうに首を傾げるだけ。 ビリヤードを教えてもらったとか、 そんな話が聞こえてくれば、 なるほど?と一人納得していた。*] (232) 2020/08/02(Sun) 13:47:00 |
【人】 古書店店主 薄氷 智詞― 旅から1ヶ月 ― [ 詞葉をお姉さんやお姉ちゃんと呼ぶのを聞いて とても嬉しく思っていた。家族が増えたみたいで。 抱きしめて、キスをして、 そのうち相談してくれるという言葉に頷いた>>212] 折を見て、挨拶に行かせてほしい [ お父さん、娘さんをください。という 良く物語で見かける台詞を言う時がくるのかな。って この時は思っていたんだ。 まさか、――お客さんで来てるなんて思わなくて 思わず、そういう台詞も忘れて、挨拶をしてしまったけど。] (233) 2020/08/02(Sun) 14:06:40 |
【人】 古書店店主 薄氷 智詞そうかな? 僕もいつも貰ってばかりだよ [ 君が傍にいる時間。 君が笑う時間。 君が名を呼んでくる時間。 そのすべてが、自分にとっては贈り物だったから。 だけど、お返しをくれるというなら、素直に受け取った。*] (234) 2020/08/02(Sun) 14:07:06 |
【人】 古書店店主 薄氷 智詞[ 後日、聞かされた話>>214には、 苦笑を浮かべて、でも、なんだか詩桜の家族だなって おかしくて、愛しくて――突っ走る所とか、そっくりだよね] ははは、うちの母がぽやんとしているから ちょうどいいかもしれないね? [ 自分の性格は、母に似たのだろうね。 詩桜の家族のことも、すぐに好きになれそうだ。 文句を言っている詩桜の髪を、 宥めるように撫でながら、楽しそうに笑っていた。 ――こんな時間が、きっとずっと続いて行くんだろうな *] (235) 2020/08/02(Sun) 14:07:28 |
【人】 古書店店主 薄氷 智詞[ >>237本当に羨ましいというように、 言われた言葉には、当時は不思議そうに首を傾げて] そう、ですかね? [ 交換できるなら、したいですけどね。 疲れたような笑みを浮かべて、そう呟いていた。 言葉を交わす度に、少しずつ心を開いて行って 友人になれるかな、なれたらいいのかも、 そう思った頃には、彼は卒業してしまっていた。] そうですね [ >>238、人が嫌いで、人に興味が持てない自分。 人を信じられない先輩。 親しすぎず、でも、他人過ぎない不思議な関係。 遠い縁が、またここで繋がるとは。 彼の笑顔が、良かったと言っているようで、 応えるように笑い返した。 "兄弟"ってなんのことだろうね? *] (248) 2020/08/02(Sun) 14:37:03 |
【人】 古書店店主 薄氷 智詞― 季節は巡り ― [ 夏の盛りは過ぎ、実りの秋。 詩桜の父親とは、驚きの対面をした後に、 すぐに改めてご挨拶に行かせてもらった。 『詩桜さんが幸せな笑顔でいられるように、 一生大切にします。 どうか、娘さんと結婚させてください。』 緊張して、声が震えてしまったけれど。 その願いは受け入れて貰えた。 泣いた寂しがるお義父さんに酌をしながら、背中を叩かれて 痛かったけれど、宜しく頼むと言われれば、 身が引き締まる思いだった。 ――さすが、その時はお酒は控えたよ。 新しくできた父母は、どちらも詩桜の面影があって その一員になれたことが嬉しくて、 少し一緒に泣いてしまったりもした。] (271) 2020/08/02(Sun) 18:26:23 |
【人】 古書店店主 薄氷 智詞[ 冬が訪れて、クリスマス前に 自分の誕生日がきて、 ――12月16日 いつもは家族だけが祝ってくれる日。 君が一生懸命祝ってくれて、 誕生日プレゼントは、―― 甘い ケーキ甘党だって、きっともう話していたから とびきり甘くて美味しいケーキを作ってくれたね。 クリスマスには、萌黄色のマフラーを貰って こちらからは、桜の花簪を贈った ――成人式で使って欲しくて。 大晦日は、電話越しに、妹の茶々が入りながら挨拶をして 年明けには、初詣に一緒に行って。 成人式の日に迎えに行ったら、少し騒がれてしまって あたふたとしてしまったりもしたけど、 昔はただ煩いと思っていたそういう反応も 君が関わっている人たちの声だと思えば、 全然嫌ではなかった。 春を迎えて、桜が咲いたら、まずは二人でお花見をしよう。 それから、あの夏に日に出会った人たちを呼んで 花見を開催するのも楽しいかもね。 君と過ごす日々は、あっという間に過ぎていく。 楽しくて、幸せで、夢みたいに。] (272) 2020/08/02(Sun) 18:26:25 |
【人】 古書店店主 薄氷 智詞―花火大会の日― [ 男同士の会話は短く。 女性2人の会話を静かに聞いていた。 途中で耳元に落ちる囁きに瞳を瞬いて>>255] そっか、それじゃあ私も彼女には感謝をしないとね [ 二人の会話が一区切りした時を見計らって、] 市村さん、改めて薄氷智詞といいます 神保町にある薄氷古書店の店主をしています もし、ご興味があれば、羽井先輩と一緒に お越しくださいね [ きっと貴女のおかげだから。 ありがとうございます、の気持ちも込めて。 4人でもう少しだけ会話をすれば、 それではまたどこかで、と二組のカップルは、 別の道を歩き出す。*] (284) 2020/08/02(Sun) 20:00:46 |
【人】 古書店店主 薄氷 智詞詩桜さん、行こうか まずは、妹のお土産からかな [ そこで妹の名前が詞葉であること。 図書館司書をしていること。 妹の話を楽しそうに話したり、父と母の話もしたかな。 二人はとにかく穏やかで、放任主義だけど温かい人たち 二人でお土産を選んで買って、荷物は部屋に送ってもらった。 想い出がたくさんすぎて、帰りは荷物が大変そうだから 手荷物以外は、全部配送して貰わないとかもね。 午前中は、そんな感じで買い物を楽しんで。 お昼は少し休憩をしようって、ご飯も一緒に食べて。 屋台の提灯に火が灯るまで、のんびり過ごしていただろう*] (285) 2020/08/02(Sun) 20:01:03 |
【人】 古書店店主 薄氷 智詞― 特別な夏に、誓いを交わして ― [ 密やかな式。 元よりこちらは、呼べる人が少ない。 父と母、妹に、祖父母。 結婚式に呼ぶような友人は、過去に居なくて。 ユエやちえを呼んだかもしれない。 あの夜、ヴェレーノと連絡先を交換していれば きっと晴れ舞台を見てあげて欲しいと招待状を送っただろう。 ――清平には、詩桜が送ってくれたみたい 羽井先輩は、自分の名で 市村さんは、詩桜の名で ウェルカムボードは、妹の手製で 桜の花いっぱいの中に、2人の笑顔が咲いていた。] (299) 2020/08/02(Sun) 21:14:30 |
【人】 古書店店主 薄氷 智詞[ 白いタキシードに身を包んで、 教会の神父さんの前で、彼女がやってくるのを待つ。 ほんのりと水色に染められたレースが 揺蕩う波間を進む、人魚のようで 眩しそうに、その歩みを見つめた。 ヴァージンロードの終着点。 目元が濡れたお義父さんに微笑んで、頷いて。 人魚姫に手を差し出して、その手を引いた。] (300) 2020/08/02(Sun) 21:14:33 |
【人】 古書店店主 薄氷 智詞[ 貴女と共に 健やかなる時も病める時も 富める時も 貧しい時も 貴女を愛し、敬い、慈しむことを] ――…誓います、 [ カラン、カランと祝福の鐘が鳴る。 世界で一番幸せな日。 だけど、世界で一番きっと、更新されていくはず。 ハッピーエンドのその先も、 終わりの終わりまで、一緒に綴っていこうね*] (301) 2020/08/02(Sun) 21:14:35 |
【人】 古書店店主 薄氷 智詞― 花火大会の日 ― [ 夏は、日が長いから、提灯に火が灯っても。 まだ周囲は明るいけれど、ぽつぽつと灯った光。 やがて、夕闇が空を覆えば、周囲は 徐々に祭りらしく、賑わっていく。 もうすぐかと。 胸を躍らせて、繋いだ指先をしっかりと握り直した。] そろそろ――…あぁ、 [ >>296同じ言葉を繰り返そうとして、 ドンと空で弾ける音に、視線をあげれば。 夜空に咲く、大輪の花。 続けざまに、咲いては散る、儚い光。] ――…綺麗だ [ 花火の音に掻き消されるくらい小さな音で、微かに囁く。 それに目を奪われている君の瞳に咲く花を 自分は、そっと見つめていた。*] (306) 2020/08/02(Sun) 21:37:01 |
古書店店主 薄氷 智詞は、メモを貼った。 (a15) 2020/08/02(Sun) 22:44:19 |
【人】 古書店店主 薄氷 智詞― 花火大会 ― [ じっと見つめていたら、彼女が振り返った拍子に ばっちりと目があった>>351] そ、そうだね、綺麗だね [ まさか、ずっと見てたとは気づかれてないと思うけど。 どきりとしてしまって、頬が熱くなる。 慌てて顔をあげれば、空の花を改めて眺める。 傍らに寄り添う熱に、酷く満たされた気分になった。 唇は自然と三日月の形になっていた。] (373) 2020/08/03(Mon) 19:41:28 |
【人】 古書店店主 薄氷 智詞――ん、? あれ、? [ ふいに聞こえた驚き声に、視線を戻せば、 そこには、ぽろぽろと大粒の涙を零す男の子。 しゃがんで目を合わせる、詩桜の隣りに進んで 同じように男の子の顔を覗く。] 僕、お名前は言えるかな? [ ふるふると首を振られてしまって、 少し困り顔を浮かべて、妹をあやすことはあったが、 あの子はどちらかというと人見知りをしない子だったからな。] 案内所……確か、あっちの方だった気がしたけど [ 河川敷の橋の近くにあったような。 とそちらに視線をやった。 それから、もう一度、男の子に視線を戻して。] (374) 2020/08/03(Mon) 19:41:49 |
【人】 古書店店主 薄氷 智詞お母さんと、お父さんもかな? 一緒に探そうか [ ね、と頭を撫でて、頬えば。 この幼子は、頷いてくれただろうか。 一緒に探せそうならば、一緒に探している間に はぐれないように、肩車をするか。 親子の様に二人ともと、手を繋ぐかした方がいいかな*] (375) 2020/08/03(Mon) 19:42:24 |
【人】 古書店店主 薄氷 智詞[ おっかなびっくりといった風ではあったが、 こくりと頷くように、>>379、安堵の笑みを浮かべて。 落ち着けば、ちゃんとお名前も言えるようで 一安心。詩桜は子どもの扱いが上手いな。とぽつりと 呟いたのは、さて聞こえてたかな。] 上からね、任せておいて [ お兄さんと言われると、何だか嬉しくて。 張り切って、肩車をした。 幼稚園児くらいだと、やはりそれなりに重いけど 普段、本の10冊、20冊を持ち運んでいるのに 比べれば、軽いものだから] 大丈夫だよ [ 心配そうな声には、笑い返した。 頭の上で、楽しそうにしている気配に、 なんだか、不思議な温かさを感じる。] (386) 2020/08/03(Mon) 20:52:15 |
【人】 古書店店主 薄氷 智詞いてて、髪はあんまり引っ張らないでね [ 花火の光に煌めく、銀糸が物珍しかったのか。 髪を引っ張られると、さすがに痛くて。 冗談っぽく笑いながら、痛みを訴えれば。 えー、不満げが声。 そんなやり取りをしながら、どーん、どんと 満開の花が、咲いては散る音を楽しんでいた。] ん? そう、かな…… [ 自分が父親になるイメージは、まだ湧かないけど。 肩の上の小さな温もり。 それを大切にする未来は、隣を歩く彼女となら 歩んでいけそうな気がしたから。] (387) 2020/08/03(Mon) 20:52:50 |
【人】 古書店店主 薄氷 智詞― 店員が増えました ― [ 不思議な縁で、出会った女性――成瀬 瑛さん。 彼女が働くことになって、静かすぎた店内は とても明るくなったと思う。 店頭で、いらっしゃいませ!なんて 明るい声が響いたことがあっただろうか。 ――妹が店番しているときくらいかな? 今はまだ、古書のことは勉強中だけど。 飲み込みが早いので、すぐにお留守番も任せられるだろう。] 成瀬さん、お疲れ様 この時間は、人少ないから、中で休憩してていいよ 常連さんがくれたお饅頭もあるから、好きに食べてね [ 以前の職場がブラックだったとか。 そんな話を聞いていたかな。 ここではゆっくりしてくれたらいいな。と思いつつ。 今日も、常連さんからの お菓子の消費を手伝ってもらうのです。 研修中は、一緒にいる時間も多いから、 詩桜が羨ましいなんて、言ってたこと。 耳に入ってくる日はそう遠くない気がする。*] (391) 2020/08/03(Mon) 21:07:15 |
【人】 古書店店主 薄氷 智詞― 花火大会 ― [ 案内所に辿り着けば、 肩からそっと、降ろしてあげて、 事情を説明する詩桜の傍らで、 男の子の柔らかなほっぺをつついたり、くすぐったり。 きゃいきゃいと笑う声が可愛くて、 ついつい構いすぎてしまう。 事情を説明し終わったから、名残惜しいが] ヒロくん、またね……ん? [ 二人同時に不思議そうな声をあげる>>395 簡単に振りほどけそうなほどに、弱弱しく握られる手。 心細いのだろう。 小さな手が一生懸命に引き留めようとしているが いじらしくて、ふっと力の抜けた笑みを浮かべた。] (408) 2020/08/03(Mon) 21:55:28 |
【人】 古書店店主 薄氷 智詞そうだね、もう少しだけ きっと、すぐに来てくれるから、 それまで一緒にいようね [ 手遊び歌を歌う詩桜も。 楽しそうに今時の子どもの話を聞いている様も。 なんだかしっくりしていて。] 詩桜さんは、良いお母さんになりそうだね [ 先程言われた言葉を、同じように繰り返したりして。 そのうち、ヒロの両親がやってくれば、 感謝を言われたりしつつ、名残り惜しそうに別れを告げた。 立ち去る姿にささやかに手を振って、 その背を見送った。] (409) 2020/08/03(Mon) 21:55:52 |
【人】 古書店店主 薄氷 智詞良かったね、本当に 間違ったのが詩桜さんで、彼は運が良かった [ 嬉しかったと、言われれば 天色を一度、瞬いて――ただ、笑った。 打算も、下心もない、ただ無垢な感情を向けてくれる あの小さな命は、純粋で、時に残酷で。 でも、とても愛しいものだとは、知っていた。 だけど、こんな風に優しくできたのは、 きっと、君が人を好きになることを、 人を大切にすることを――――教えてくれたからだよ*] (410) 2020/08/03(Mon) 21:56:59 |
【人】 古書店店主 薄氷 智詞― お昼休憩とは別にあるよ ― [ 働き者な成瀬さんに、 休憩を進めたら、なぜか驚かれ>>420] お、お饅頭嫌いだった?? 確か、この前貰った浅草の雷おこしもあったから 出してこようか? [ レジのすぐ後ろにある障子の向こうは、 小さな和室になっている。 丸いテーブルの上に、饅頭の箱。 テーブルの近くに和箪笥があって、 茶葉や急須が締まってある。 小さな冷蔵庫に、コンロもあるので 季節問わず、過ごすには不便はない場所。] (438) 2020/08/03(Mon) 22:43:24 |
【人】 古書店店主 薄氷 智詞人が増えてきたら、呼ぶから遠慮しないでね 仕事はメリハリも大事だよ [ 古い書物は繊細だから、 手入れや扱いは慎重にしなければいけない。 疲れた頭では、知識も入ってきにくいだろうし。 ね? と小首を傾げて、もう一度勧めれば、 休憩に入ってくれたかな? まだまだ仕事がしたいというのなら、 掃除や最近、仕入れた古本のカテゴリ分けなど 任せる仕事はあるにはあるのだが、さて*] (441) 2020/08/03(Mon) 22:43:44 |
【人】 古書店店主 薄氷 智詞― そしていつだが。 ― [ スイーツバイキングという魅力的なものがあることは 前前より知っていたけれど、なかなか一人でいけず 妹は、実はさほど甘党ではないので、誘いにくく。 だから、初めて行きました。 めくるめく甘い世界 ――物理的に ]あぁ、これも美味しいですね [ 一目も憚らずに、いくつも皿にケーキを乗せて。 ――ショートケーキに、マカロン、抹茶プリン ――モンブランに、生チョコ、ミルクレープ ――キッシュに、プティング、ティラミス お酒が入っているお菓子を食べても、 にこにこしているのは、いつも通りなので、 酔っているのか、いないのか、判別は難しいだろう。] (448) 2020/08/03(Mon) 23:21:07 |
【人】 古書店店主 薄氷 智詞へっ? [ ふいに聞こえてくる、拗ねた声>>423 顔をあげれば、おやおやおや、まさか酔ってる? そういえば、食べているスウィーツが お酒が入っているものが多い名とは思っていたが、 まさか??] 詩桜さんが頑張っているのは知ってるよ 僕も同じ気持ちだけど――… [ ぎゅうと握られる手に、手を重ねる。] (449) 2020/08/03(Mon) 23:21:09 |
【人】 古書店店主 薄氷 智詞相みては 恋 慰むと 人はいへど お互いに会うと、人恋しさは紛れると 他の人は言うけど、 見て後にそに そも 恋 増さりける 別れた後にこそ愛情がより増してくるものです [ なんて、昔の人の言葉を借りてみたけど。 今の詩桜には、聞こえてないかな? ひとしきり、甘いもの堪能したから、 詩桜を連れて、席を立って、甘い世界から またね Moi moiしておくことした。] (450) 2020/08/03(Mon) 23:21:12 |
【人】 古書店店主 薄氷 智詞[ ちょっと足元がおぼつかない様子だったから、 一言声をかけてから、背におぶって。 ぐりぐりと、背中に感じる感触に、ドキドキしているのは きっと聞こえてしまっているだろうね。] 僕は嬉しくなっちゃうけどね 詩桜さんが、そう言って口にしてくれると [ くすくすと悪戯な子どものように笑って。 ふと立ち止まれば、背を振り返る。] でもね、いつでも、心で想っているのは、 (451) 2020/08/03(Mon) 23:21:14 |
【人】 古書店店主 薄氷 智詞[ たまにしか呼ばない、その呼び方。 あの夏の日に唇を重ねて、おねだりされたこと>>432 なかなか慣れなくて、たまにしか呼べないから。 君を不安にさせてしまうのかな。 呼び捨てにするのは、妹くらいだったから、 自分の中では、なんだか特別な呼び方で、 呼んでいるこっちがドキドキしてしまってね。 これから、少しずつ慣れていくから許してほしいな*] (452) 2020/08/03(Mon) 23:21:19 |
【人】 古書店店主 薄氷 智詞ワーカーホリック ― 仕事中毒に休息を ― [ 仕事はそつなくこなすのに、 休憩が苦手なんて、面白い子だな>>460 ものの数分で休憩から戻ってきたときは、 驚いてしまったけれど。] それは良かった、 私の大切な友人がくれたものだから 味には期待してたけど、成瀬さんからも お墨付きをもらったなら、間違いないね [ 今は、お菓子の感想もくれるようになって、嬉しく思う。 結婚してから、少し客足が遠のいていた気がしたが 明るく可愛い働き者が店の仲間に増えてから 徐々に客が増えていた。 ――きっと、彼女にファンがついたのだろうね。 楽し気に笑って、さて次はこっちの勉強をと。 古書の話、好きな本の話、それから――… 君の好きな人の話も聞いたかな? 仕事先に不安があれば、いつでもおいでなんて 冗談半分、本気半分で誘ったりもしたりして。 穏やかで、賑やかに、 これから先も、楽しく仕事を一緒にしていただろう*] (492) 2020/08/04(Tue) 18:31:08 |
【人】 古書店店主 薄氷 智詞― 花火大会 ― [ きっと色々な奇跡が重なって、 今、違う色を持って生まれたもの同士 一緒にここにいれるのだろう>>432 寄り添って、微笑む顔を見つめていれば、近づく距離。 重ねやすいように、背中を丸めれば、 触れるだけのキスをする。 悪戯っ子が笑いながら、嬉しい願いを口にする>>433] そう、だね――… [ そのいつかは、きっと遠くない未来くる気がするけど。 今はまだ、初恋、恋人同士の時間を楽しみたい。] (493) 2020/08/04(Tue) 18:33:26 |
【人】 古書店店主 薄氷 智詞え、っと――し、詩桜? [ 可愛くおねだりされてしまえば、 呼んであげたいのだけど、呼んでみたら、 なんだか気恥ずかしくて、ぽっと頬が赤くなる。 あぁ、暑いなぁ、なんて貰った扇子を開いて パタパタと風を送る。そのまま、ちらりと詩桜に視線をやって] これは……慣れるのに、時間がかかるかもしれない 今は、まだ……たまに、で許してくれる? [ ドキドキしてしまって、ぼそぼそと呟くようにお願いを。 それから、また唇を重ねて] (494) 2020/08/04(Tue) 18:33:28 |
【人】 古書店店主 薄氷 智詞― ある日のこと ― [ >>483昔の歌を口にすれば、返歌を贈られて いつもそんな風に想ってくれているんだね。と 嬉しい気持ちで胸がいっぱいになる。 こちらの気持ちも伝えれば、彼女を背中から降ろした。 ぎゅうと抱きしめられる。 胸に埋まるその頭を、彼女の気が済むまで撫でていた。 寂しい気持ちも、羨む気持ちも、この幸せな気持ちも、 昔は本の中にしかないものだと思っていた。 彼女のおかげで知っていく本当の感情、 時に振りまわされて、受け入れて、振り回して。 こうして、人は人と繋がって、紡いでいくのだなと思う。*] (495) 2020/08/04(Tue) 18:34:38 |
【人】 古書店店主 薄氷 智詞― 実りの季節 ― [ 入籍をして、ひそやかな挙式をあげて それから、一年と少し経ったころ。 蒔いた種が、芽吹き、実りを迎える――そんな頃。 古書店の敷地にある家に、詩桜は一緒に住んでいて。 勉強があるから、そんなにやらなくてもいいと 母や妹が言っていたけど、家事も頑張ってくれて。 ――ちなみに、我が家は和食が多い 就活が思いの外、大変そうで。 何か息抜きを提案しようか、そう考えていた時。 『あらやだ、詩桜ちゃんおめでたじゃない??』 『マジか、兄さんちょっとすぐ病院つれてこ!!』 母と妹が、店に駆け込んできて、 慌てて病院に連れていきました。] (496) 2020/08/04(Tue) 18:36:19 |
【人】 古書店店主 薄氷 智詞[ 一年は、もう少し、恋人気分を味わいたいと 両親からの孫コールを無視していたけれど。 卒業するまで待とうか。 そんな気持ちもありつつも、両親の年齢を思うと 孫の顔を見せてあげたいという想いもあって。 詩桜にも相談して、 避妊をするのをやめたのが、いつだったか。 それがようやく、実を結んだのか。どうか。 病院で、診察結果を一緒に待ちながら ドキドキと先生の言葉を待っていた。 彼女のお腹に、――命は芽吹いていたかな*] (497) 2020/08/04(Tue) 18:36:43 |
古書店店主 薄氷 智詞は、メモを貼った。 (a18) 2020/08/04(Tue) 20:24:27 |
【人】 古書店店主 薄氷 智詞― 命芽吹いた日 ― [ >>509詩桜の口から聞いた診断結果。 その言葉に、数秒の沈黙、天色が何度も瞬いて。] 双子? 二人も、一緒に?? う、そ――すごい、すごいよ詩桜さん [ 徐々に、その言葉の意味を理解すれば、 ほろりと、天色から、雫が零れ落ちた。] (510) 2020/08/04(Tue) 21:11:22 |
【人】 古書店店主 薄氷 智詞本当に ほんとに、ありがとう Kiitos todella paljon 大事に、しよう……この奇跡を、 [ その細い身体を優しく抱きしめる。 まだ、灯ったばかりの小さな光。 その火が消えてしまわないように、大事にしよう。] (511) 2020/08/04(Tue) 21:11:24 |
【人】 古書店店主 薄氷 智詞しばらく、詩桜さんは家事禁止だよ 重いものとか、持ってはいけません みんなに、知らせなきゃ [ 生まれるのは、夏頃になるだろうか。 夏は、特別な季節になりそうだ。 君が 生 まれて。君と出会って。 君と恋をして。 君と結ばれて。 君との子が 生 まれる。僕たちの、愛しくて、大切な季節になるね。*] (512) 2020/08/04(Tue) 21:11:28 |
【人】 古書店店主 薄氷 智詞― 永遠の後日談は続く ― [ ひと夏の旅は終わり。 穏やかな日常へと戻っていく。 彼ら この夏、貴女 に出会って、自分は変わった 彼女ら 前ほど、自分の色が嫌いではないし この色を見た人たちの表情も、 この目で見つめ返せるようになった。 目を覆い隠していたせいで、気づけなかったもの。 髪の色を、 月 のようだと瞳の色と、 星 のようだと貴方の色が、 綺麗 だ、好きだ とその言葉を、今なら素直に受け取れる。 本を通してしか知らなかった世界は、 ずっとずっと美しかった。] (558) 2020/08/05(Wed) 19:46:42 |
【人】 古書店店主 薄氷 智詞[ 目隠しをしていたこの手をとって、 それを教えてくれた愛する人。 天色と東雲色が、見つめる先には、 もっと色鮮やかな世界が広がっていく。 旅は終わり、物語は終幕を迎えるが、 この先も綴られ続ける、後日談。 友人と呼べる人たちができて、 ――あれから、ユエも、ヴェレーノも、 ――清平や羽井先輩も、連絡をくれたかな 古書店に新しい仲間が増えた、 ――明るく可愛い働き者さん 神話や怪異の本が少し増えたりもして、 ――シナリオの資料に使えそうでしょ 巷で噂の『雪月』の写真集、仕入れたら 飛ぶように売れて驚いたり、 ――まさか、あの夏同じ場所にいたと は――家族も増えて、 あぁ、この色で生まれてきて、良かった。 そう思えるように、なったんだ**] (559) 2020/08/05(Wed) 19:46:46 |
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