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![]() | 【人】 春日 幸貴[>>67差し出された手を取って、その手には頼らずにもう片方の腕を支えにして起き上がった。 女の子の――お姫様の手を頼りに起きるのは、なんだか嫌だったから] つらい思い出のあるところなのに、 来てくれてありがとうな……。 行ってみようか。 お姫様にエスコートしてもらわないと。 [まるっきり逆にしかならないことを言って笑って、床に降り立つ。 隣に立ってみると星見は案外大きかったけれど……、あっちの世界だとチェスティーノがデカかったような気もする。この体に戻ってから、少し視点の高さが低くなったような気がするんだ……気のせいかもしれないけど]* (70) 2021/03/13(Sat) 20:01:16 |
![]() | 【人】 星見 朱里 ステラの運命の勇者… 確かにいたわ 出会った日には、ああこの人がきっとそうなんだ、って分かった ステラがいつ気付いたのかは知らないけど……それから、ずっと一緒にいた 最初は弱かったみたいだけど…… "勇者さん"が世界が救えるぐらい強くなるまで、その世界の隅々まで冒険するまで――ステラはずっと一緒にいた ……大事な人と、毎日を共にするのが、すごく幸せそうだった 羨ましいぐらい きっと、幸せを重ねて、最高に想い合ったときに… 大好きになった世界の命運を賭けて、決戦を迎えたいんだな――って (71) 2021/03/13(Sat) 20:54:00 |
![]() | 【人】 星見 朱里…――私が知るのはここまで 実は…どっちが勝ったのかは知らないの だって、私がお邪魔してちゃ悪いもの だから決戦前にステラと離れて戻ってきた [魔王が勇者に惹かれるさまを最も間近で見ていた者として、ふたりの運命を語って――けれど、その顛末については嘘をついた。 勇者はいつまで待っても現れなくて……自分の半身は、結局、報われなかったのかもしれない――なんて口にしたくなかった。 永遠に待ち続けて、それでも信じ続けて、花となって朽ちる運命に囚われるのを選んだ、なんて信じたくない。 だから――] (72) 2021/03/13(Sat) 20:55:41 |
![]() | 【人】 星見 朱里…………だから、勇者が女の子をあんまり待たせるのは良くないからね? 過去どうしたかなんて別にいいの 弱くても逃げててもいいの …これから頑張れて、いつか待つ人のところに行けるのが――ハッピーエンドをくれるのが、勇者の資格だと、私は思うから [だから、朱里の勇者観は、ステラとは異なるのである――] (73) 2021/03/13(Sat) 20:57:13 |
![]() | 【人】 星見 朱里[だからと伸ばした手は、体温を感じることはできなくて。 彼は自分で起き上がった。] えー…それでエスコート拒否るー? 嘘ぉーっ [笑う彼に肩をすくめたり、オーバーに驚いて見せて笑ったり。 並んで立ってみれば――あのときほどの身長差は感じなかった。 ステラはもっと小柄だったし、チェスティーノはもっと歴戦の体格があった。 隣の人を見上げてみれば――] …――顔、近くなっていいんじゃない? [と、前向きなコメントを出した。*] (74) 2021/03/13(Sat) 20:58:35 |
![]() | 【人】 春日 幸貴そっか……会えたんだな。 よかった…… [ステラの運命の勇者の話を聞くと、心が温まった。 >>71世界の命運を賭けて、運命の相手と戦う。きっとステラは心からそれを楽しむんだろう。 >>72その姿を、星見は見なかったらしいけれど。俺は……見てみたかった。 心も命も燃やし尽くせる相手とステラが対峙するところを。 俺の知らない勇者だったのだろうか……と、誰にも持ち去られずにそこにあった終焉の槍を思った。 それならあの槍はあの場所で、俺の勇者と共に人知れず眠り続けるんだ。 そのこともなんだか少し嬉しかった。俺しか知らない物語があるんだ] (75) 2021/03/13(Sat) 21:16:21 |
![]() | 【人】 春日 幸貴[>>73星見の勇者観を聞きながら、手を繋ぐだけ繋いでから起きようかと思ったけれど。 >>74案外それは難しくて、手を取ることはできなくて、驚かれて笑われてしまった] 俺にもプライドってもんがあんの。 待たせる時間は少しでも短くしたいだろ。 [笑い返して、改めて手を取ろうとした] 顔…… [顔が近くなっていいこととは? ――キスがしやすい? と、一瞬考えて目眩がしかけた。 いや何考えてるんだ俺。 表情が見やすいとか、そういうことだろ? あっちの世界でステラの隣に立つと顔がよく見えなかったのを思い出して、とても懐かしくなった]* (76) 2021/03/13(Sat) 21:17:14 |
![]() | 【人】 星見 朱里うん… 会えるって、本当に良いこと… それがいちばんよね… [彼のコメントに同調しながら、しみじみと思う。 とある、魔王と勇者の物語の結末。 ハッピーエンドでなければ、エンディングは迎えられないと感じる。 あのステラが、バッドエンドを認めるわけがないから――だから、永久に花となり得てしまうのだ。 どちらだったのか――それを知るのは自分だけでいい。 実は終焉の大地は訪れていて、槍もロケットも見かけてはいたのだが――墓標のように突き立つそれをそっとしておいたように……それぞれだけの物語があっていい。] (77) 2021/03/13(Sat) 21:44:17 |
![]() | 【人】 星見 朱里さすがに廊下でこうは恥ずかしいからしないわよ…… [手が触れることへの高まりはあるけれど…こうして病室のカーテンの中でふたりきりなら、高揚で収まるからいい。 でもさすがに人目につくところでは無理だ――だから、こうして身を起こすときしかタイミングが無かったとも言える。] (78) 2021/03/13(Sat) 21:44:31 |
![]() | 【人】 星見 朱里 ほら、ステラが女の子に見えた話 あれ、馬に乗っていたからじゃないかなって [馬の背にまたがる…つまり座った状態なら身長差は縮まる。 チェスティーノとステラはもっと身長差があったけれど……あの一瞬だけは] これぐらいだった? [半歩前に出て、振り返り見上げてみた。 その一瞬の身長差はこれぐらいなんじゃないか、と。 表情がとても見やすくなれる距離だと。 __しやすい、はいつか思う話かもしれないけれど。*] (79) 2021/03/13(Sat) 21:45:09 |
![]() | 【人】 春日 幸貴きっと、ステラは勝っても負けても いいんだろうな。 満足いく戦いさえできたなら。 [ステラはきっと、勝敗にはこだわらないんじゃないか。勇者の好みを話したときに思ったことだった。 俺も、勇者が俺の望むものをくれたなら、勝ち負けはどちらでもよかったし…… 俺は戦う前から負けていた。ただ殺意に決着をつけたくて戦っただけで。 “帰りたい” そう思わされた時点で、俺はもう負けていたんだ。 そしてそう思わされることが、俺の望んだ道だった] (80) 2021/03/13(Sat) 21:58:28 |
![]() | 【人】 星見 朱里そうね ステラならきっとそう 勝ち負け関係なく、燃え尽きちゃうかもね [その先のことなんて考えていない。 永き生のゴールを定めて、そのためだけに生きる命。 だからこそ、叶って欲しい。 ――私たちは、勝っても負けても続きがあるけれど。] (82) 2021/03/13(Sat) 22:19:40 |
![]() | 【人】 星見 朱里[そういうおねだりの上手さというか。 あぁ、ほんと兄弟よね…とあのときのアイルとの時間も重ねて思い出したり。] うぅ… じゃあ、明日の散歩のときね [悶えるような短い呻きのあと、妥協点を出した。 なお、我慢しきれずに今日の散歩から帰ってきてベッドに上げる際に叶えてしまうんだろうなって自覚というか諦めはあったりする。] (83) 2021/03/13(Sat) 22:20:22 |
![]() | 【人】 星見 朱里うーん… 私…どんな顔してた? [もともと塩対応で笑顔は作り慣れておらず、狙ってその笑顔は作れそうになかった。 顔立ちはステラのものだから、朱里の顔では再現できないのかもしれないけれど――でも、彼に向けた笑顔がどういうものだったのか、自分でも知りたくなった。 見つめられて、見つめ返して――頬が熱くなるばかりで、視線だけでその笑みをこぼすのはまだちょっと難しいかもしれない。*] (84) 2021/03/13(Sat) 22:20:39 |
![]() | 【人】 春日 幸貴俺も……そんな戦いをしてみたかった。 [きっとそのときには、生きていると強く感じられただろう。 それだけは叶わなかった。 けど、もし星見が魔王で俺が勇者なのだとしたら、きっと俺は戦いは挑めないだろう。 戦わずに、ずっと共にい続ける道を選びたいと思う気がする。少なくとも俺は] (85) 2021/03/13(Sat) 22:36:03 |
![]() | 【人】 星見 朱里春日くんも…なんだ? [ステラのときにこういう話はして、賛同のようなもらった気はするけれど。 あれは歴戦の勇士であるチェスティーノとしてのものだと思ってた。 少なくとも、ステラの願いは一己の生命として羨ましいとか格好いいとは思うけれど、自分もやりたいとは思わない。 だって、それだけ焦がれる人となら、ずっと一緒にいる道を選びたいもの。] (88) 2021/03/13(Sat) 22:58:07 |
![]() | 【人】 星見 朱里 ううぅ… 念を押すのナシぃ… [自分は押しに弱いタイプではないはずだけど、彼の表情と声には、ずるずると押し切られそうになる。 ぶるぶるんと髪を揺らして首を振って、我慢のために悶えるしかできない。 そして、異性と肌を触れ合うことに、たいして抵抗を感じない――人目につくのが恥ずかしいとかいう理由しか出て来ないし。] (89) 2021/03/13(Sat) 22:58:45 |
![]() | 【人】 星見 朱里うーん…… 言いたいことは分かったけど… [人間の顔してた言われてもどうしようもない。 彼が伝えようとした情景だけは分かるのだけど。 何にしても、狙ってできそうもない話なので、今は諦めるとして。 そろそろ病室の出口へ。 とてもゆっくりな、それだけで辛そうな歩みに――数歩先で、両踵を揃えて待って。] (90) 2021/03/13(Sat) 22:59:06 |
![]() | 【人】 星見 朱里とりあえず、今日を一緒に生きよう? がんばろっ [結局、散歩終了すら待てなくて、病室を出る直前だからと手を伸ばした。 懸命に生きるために歩こうとする彼へのご褒美になるように。] (91) 2021/03/13(Sat) 22:59:25 |
![]() | 【人】 星見 朱里[そして、最初の成果が出れば。 伝わってくるぬくもりを感じながら、笑ってみせることだろう。] ねぇ春日くん… …――じゃあ、 ……いつか、その表情に、してくれる? [年相応の女の子の表情に。**] (92) 2021/03/13(Sat) 22:59:52 |
星見 朱里は、メモを貼った。 ![]() (a5) 2021/03/13(Sat) 23:01:38 |
![]() | 【人】 春日 幸貴うん。この世界ではできないから。 ……生きてるって実感するようなことがさ。 これからはできると思うけど、 あの頃はできないと思ってたからな。 だから……あの世界でしかできない 生の実感が欲しくて…… それを勇者との戦いに求めてた。 [思えば、俺とあの世界のステラは少し近かったのかもしれない。死なないように生きることの難しさという点で。 チェスティーノとして求めていたものはもちろんあった。 元勇者だったからこそ、それでも納得できるような真の勇者と出会いたいというのが。 そうして勇者としては完敗だと感じながら、魔王としては抗いたい……そんな感じだった。 それと俺の思いが重なったから、恋焦がれるのにも近いような感覚になったのかもしれない] (93) 2021/03/13(Sat) 23:27:01 |
![]() | 【人】 春日 幸貴[中庭に直接行くと、肌が痒くなったり花粉症みたいになったりする。季節にもよるけど。 だからいつも窓の向こうにある光景を眺めるしかできなかった。もちろん、今も。 けれど、この世界で生きようと思ってから初めて眺めた中庭は、なぜだかとても美しく見えた] ……俺さ。 いつか世界中を旅してみたいんだ…… ……けど、無理なんだろうな。 [本物の景色を見て、音を聞いて、匂いを感じたい……ゲームする以外に世界の広げようがなかった子どもの頃から、密かに憧れていたこと。 きっと無理だと思う。根拠もある。でも……叶わない夢でも、見ないよりずっといいはずだ] (96) 2021/03/13(Sat) 23:28:41 |
春日 幸貴は、メモを貼った。 ![]() (a6) 2021/03/13(Sat) 23:33:39 |
![]() | 【人】 星見 朱里[病室を出るギリギリまで手を握って。 連れ立って、ふたり――ステラぬいは病室でカバンとお留守番。 病棟を出てホールへ。 窓越しに見る中庭には特別なものは感じなかったけれど。 …でも、隣にいる彼の視線には、その光景を意味あるものと映しているのだと――横顔から見て取れた。 そして語られる夢を聴けば――] ふふっ それは、お金貯めなきゃね [彼の身体を鑑みれば途方も無い話だけれど、そういうの無視した暢気で変にリアルな回答を微笑みながら返して。] (98) 2021/03/13(Sat) 23:48:57 |
![]() | 【人】 星見 朱里あっちの世界はとても広かったけど、勇者も魔王もこの街に住んでて… それなら、この街を全部旅したらとりあえず世界巡ったことにならないかな? [なんて暴論を展開しながら、そう遠くない日を描いてみた。 彼の夢に、自分がいることに何の疑問も覚えなかった。**] (99) 2021/03/13(Sat) 23:49:17 |
(a7) 2021/03/13(Sat) 23:50:22 |
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