［　風呂で温まってもこたつの暖かさとはまた別だ。
　　一人なのをいいことに
　　気持ち良さげに大きく息を吐いて
　　ごろんと横になって身体を丸める。



　　ぺんぎんと添い寝したいなと考えながらも
　　暖かさに意識を奪われる。
　　ぼやぼやとした頭のまま、また眠気が来るけれど

　　今度は……寝ないさ、






　　

　―　回想:食堂車　―

［なんとなく、顔を見られた気はしたのよ。>>51
　でもまぁ慣れてるから気にしないの。
］


　そうなのですね。
　日も落ちるともっと寒くなりそうですしね。

　そうですね、入れ違いですね


［食べた後居続けるのは誘惑的にちょっと、だし移動するのは確定事項だったのよ。］
　

　
［そうしてリルとその人の会話が何となく耳に入りつつ。パエリア一口だったけど美味しかったわ、なんて思いだしていたのよ。>>52

　天使の響きで私の方にまた視線がくるの。>>53
　あら？　また私の事知ってる人がいるの？
　今日はこんな他国の地のしかも旅行の汽車の中だっていうのによく知ってる人に会うわね。］


　ええ、そうです。
　歌手のアンジェと申します。


［その人の名乗りを聞いて、うちの国に来た事があると知って納得したの。］


　アリアニコさんですね。
　どうぞよろしくお願い致します。
　
　……商談って、もしかして石鹸のお店のベルジュラク商会だったりします？


［肯定が貰えるか、差し出された名刺を見てそれが確信出来るのならまぁ、って声を出して、行きがけにお店で商品を買ってきたことを告げることになるのよ。

　顔を見ただけですぐ気づくとか難しいでしょうしそれは私は気にしていないのよ。

　またご縁があれば。>>54その言葉にこっちも微笑んで有難うございます、と返答したの。］
　

　―　現在：展望車両―

［相手の手袋に関しては現状気づいていないわ。
　いたとしても、突然触れるような真似はしないわよ。>>62］


　いいえ。ファンは大事にするので。
　ふふ。でもきっとお父様に羨ましがられてしまうでしょうね。サインだけでなく生歌までなんですもの。

　ふふ、是非大事にして下さいませ。
　もっと価値をあげてみせますから。


［私は己の価値を知ってるわよ。だから遠慮なくふふーん、とするの。

　そうして彼の言葉を聞いて背中に羽が生えていたことを知ったの。そんな事までしていたのね。］
　

　

　ええ、勿論。リルとは初対面でしたもの。
　魔法使いって凄いですよね。本当に

　あんな素敵な演出されたら応えないと失礼ですから。

　……私は魔法使いでないのでその辺は全く


［綺麗ですね、という言葉にですよね、と返して景色を楽しむの。
　なお、私達が綺麗と言われても私だから、って顔して感謝しただけだったでしょうね。




　ええ、歌手も結構飾られるのが仕事ですよ？
　個人的に購入したこともありますけど


［確かイヤリングを少し持っていたわね。
　薄紫の石が飾られる華奢なデザインのが気に入っているのよ。

　お勧めを教えて、と言ったのは本当なの。>>0:293
　だから、セールストークに入るのなら
　それを聞いてみようという姿勢に入ったの。］
　

　
［そうこうしていたらリエがこの車両に入って来たのよ。>>82］


　あら、リエ。会えたわね。
　何か食べた？　ここの美味しいわよね。


［なんて、通りすがりに一言だけ雑談を飛ばすの。

　嬉しい、と顔をぱっと輝かせて手を振りつつ
　話し中だったのはその通りだから、通り過ぎるのは気にしなかったわ。

　おお〜！　とはしゃぐ声が聞こえて
　つい微笑ましい笑みをこぼしたのよ。］**
　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　

　






　　彼から握手を求められれば
　　両手を軽く上げて。　］
　

　　
　　そういう国もあるだろうな。
　　俺の国はどうだったか
　　気にしたことがないから……問題ないだろうな

　　だが俺は握手は友好の証だと思ってる
　　

　　
　　

　

　
　　そうだな、その時が来れば
　　今度は俺からさせてくれ



　

　
［　そうして別れ際
　　「またな」と言ったその後に。　］
　　

　　　なあ、ユーリ
　　　これ実は君の店からのものなんだ


［　首から下げていたネックレス
　　服の中に隠れていたソレを取り出して
　　彼に見えるように持ち上げる

　　光が反射して淡く光ったのは
　　バロックパール>>0:178 >>1:39


　

　

［　口元に人差し指を立ててだと
　　振り向きざまに彼に伝え
　　そのまま今度は振り返らずに
　　片手だけをひらひらと上げて
　　　　　　　　　　　　扉へと消えた。　］**
　

　
［十分空を上がり切って、
　もう全く揺れも感じなくなった。

　流石に防寒具無しはきついが、
　ベルジュラック殿が言っていた通り>>56、
　この状況にしては寒さは感じにくい。



　　　　　　　　　ベルジュラック殿は
　　　　　　　　　まだ何も食していない様だった。>>51
　　　　　　　　　まぁここで新たな選択肢が増えると、
　　　　　　　　　作戦を練り直すことに
　　　　　　　　　なったかもしれないので、>>52
　　　　　　　　　良かったのかもしれない。

　　　　　　　　　］
　

　
［ベルジュラック殿はアンジェと直接会うのは初めてだったか。

　でもやはり歌声は耳にしていたようだった。>>54

　最後に
　
　と追加情報を落として、後にしたのだった。

　　　　　　　　　　　　確かに一番の役得だったね！>>32］
　

　
［鍵魔法は本来あのような用途に使う魔術ではない。
　アンジェの歌もそうだが、
　鍵魔法での演出を見られる機会など、きっとそうそうない。
　かなりレアだよ！自慢して良いんじゃないかな。


　因みに理屈としてはこうさ。

　
　ボクはまず最初に、食堂車内の

　
　
　
　その後、鍵をかけて仕舞った光の形を、
　に、に、に変える。
　そして鍵を開けて、その光をアンジェの演出に使った。


　ざっくり言えばそういう事さ。ご納得いただけたかな。>>62
　

　
　

　
［そんな風にここへ来る前の事を思い出していた所、
　灯りの漏れる車内の方から扉が開いて、
　やってきたのは大分薄着なオトヒメ殿だった。>>77
　


　　　　　これはオトヒメ殿。ご無沙汰していたね！
　　　　　こんな所で再会出来ようとは。


　　　　　　　　　　［思わぬ再会に気持ちも綻ぶが、
　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　いくら水に慣れ親しんでいるとはいえ、
　　　　　　　　　　　この寒さはどうなのだろうか。］
　

　
［……やっぱり寒いらしかった。


　　ああ、また後で暖かい所で会おう！


［因みにボクの魔法で多少どうにかは出来るけどね、>>15
　冷気に鍵をかける程度だから、
　
　

　
［一頻りアフタヌーンティーを楽しんだ後、
　　もう景色も十分堪能したからね、移動をしようかと。

　　　　それから歓談用車両へ向かった。
　　　　　あとでバタバタするのは嫌だから、
　　　　　　今の内にお土産を購入するのさ。


　　　　　　　　　　　　　　狙い定めていた通り>>0:58、
　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　仕事であちこち行った際に
　　　　　　　　　　　　　　気に入りのものを見つけては、
　　　　　　　　　　　　　　ティーセットを買い集めてしまう
　　　　　　　　 　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　
　

　
［入って来た時は気が付かなかったのだけれど、
　炬燵で大きな猫が丸くなっているのを発見した。>>86
　
　野性味を滲ませながらも、何処か品の良さも感じさせる。
　ボクの仕事に広告は必要ないが、
　広告塔に使いたいような人材であるのは察した。>>20
　

　いや、心配しなくとも（？）
　今まで汽車で会った男性陣皆イケメンだよ？
>>0:187
　でも何というか彼だけ、女性の心の吸引力が
　殊更に強そうだという、特別評価は許して欲しい。

　

　
　
　　　　　　　　　


［眠っているかどうかははっきりとは分からなかったから、
　遠慮がちに声をかけてみたよ！**］
　

　　
　　ご馳走様でした。
　　次は御節料理やお雑煮にも挑みたいですね。

［もし食べる機会が出来ても流石に年明けでしょうか。
　結局、ペンギン・スノードームまで頼み
　蕎麦とチョコドームに甘酒を流し込む形になりました。
　

　汁が服に飛ばないように食べるのが大変でした。
　ペンギンさんしかいませんし
　別に帽子など脱いでも良かった気もしますが。］

［お礼を告げるのと同時に
　ペンギンさんを少し撫でさせて貰います。
　手袋越しではありますが、絶妙な柔らかさが伝わります。
　
　外そうとポケットに手を入れて――］


　　……ああそうだ、こちらをどうぞ。

　　
［入っていたコインをチップとして1枚渡します。
　これは何処で学んだ風習でしたかね？］*

　―　歓談車両　―

［　ミズナギはアナウンスをしてから
　　土産物売り場の近くで待機していた。

　　楽しむお客様の邪魔をしないよう
　　汽車の中の空気をその場にいることで
　　共に楽しむ。

　　ジブリールが買い物にくれば、>>103
　　選ぶ邪魔にならないようそっと避けて。
　　会計はペンギンに任せつつ　］


　　お買い上げありがとうございました。


［　と一礼。　］
　

　
［　なお、ペンギンと添い寝も出来ます。>>86
　　呼べば大人しく収まるのでぜひどうぞ。

　　食堂車にいるペンギンも、歌姫のショーには>>0:388
　　一生懸命ぴょこぴょこして
　　感動を伝えようとしていたとか。

　　そんなコック帽の彼（？）は現在
　　頭を撫でられ上機嫌。>>107


　　そしてチップを渡されれば
　　きゅー！　と元気な声でぐっと羽を
　　立てて返答をしたとか。
　　
　　料理がどこからどうやって？>>84
　　それは誰に聞いてもにっこりとした
　　笑顔と内緒のポーズだけで返ってきます。　］
　

　
［　ペンギンに場を任せミズナギも少し休憩しようと
　　今回は解放していない普通車両に。

　　そこはシンプルに席だけの、いかにも汽車
　　といった場所。

　　そこでミズナギは椅子に座り
　　サンドイッチと紅茶の食事をとる。　］


　　折角なので、頂きましょう。


［　ルキから貰ったクッキーの袋を開く>>0:329
　　さくり、とした食感を一枚ずつ丁寧に
　　口の中で味わうのだった。　］


　　美味しいですね。


［　彼はそうして笑んで。少し目を閉じ
　　お客様たちの楽し気な声に耳を澄ませた　］**
　

　父には垂涎ものだったでしょうね。
　でも、ご縁あって乗り合わせたのが奇跡なんだから。
　父には我慢してもらうしかないでしょう。
　そうそう、後で切符を頂いたお礼を
　ミスター・ニコに改めて言わなければね。

[魔法使いでないと聞けば>>90]

　アンジェ様の声だって神に愛されたような天与ギフト。
　素晴らしい魔法と変わらないのではないですか？
　でも、しっかりトレーニングなさってるのも感じられました。
　アドリブにも、キーが揺れなかった。

[次に『ジュエリー・タカマガハラ』に関わる話を聞く>>45、>>90]

　ああ、そうか。もしかしてスタイリストさんの御用達で？

　……ご自身でも？それは光栄です。
　
　旅行中でもそれなりの物はいくつか持ち合わせています。
　鞄の特別製の鍵を信頼していますからね。
　後で機会があったらお見せしましょうか。

[鞄ごと盗まれたならばどうするのかと
父に質問したことがある。
詳細は聞けなかったがノープロブレムだそうだ。
──もしかして何かオプションが付いているのだろうか。]**

[営業トークを始めたグッドタイミングで
新規のお客様候補、もとい、若い女性がもう一人、
展望車両に入ってきたようだ>>82、>>91

どうやら、アンジェと知り合いのようなので]

　あちらは、お知り合いですか？

[と、アンジェに聞いてみた]**

　

　それもそうですね。
　その方から切符を貰ってきたのですか。
　いい人ですね。大事にした方がいいですよ



　この旅行安いとまでは言わないわよね？
　それを人にあげるとか気前いいわ、と思ったの。まさかもっと配ってたとか知らないもの。>>0:38］


　あら、お上手。
　確かに声そのものは貰いものですからね。
　ふふ、努力は私達人に見せないのでそこは、シークレットで。


［白鳥の水の下の姿がどうなっているか、なんて知らなくていいという事よ。

　

　

　そうですね、他にの商品も勿論使いますがよく使っているみたいです。
　ふふ、いい商品があれば手にしたくなりますし

　あら、そうなのですか。まぁっ。それは是非とも。
　あっ……とは言え今は流石に宝石を買える手持ちまで持ち歩いていませんが。


［多少はね？　金銭はもっていても大金を持ち運んだら危ないなんてものじゃないもの。
　今買える訳じゃない。それでいいなら是非とも見てみたいわね。

　

　
［そんな話をしていたらリエが通ったから自然と彼女の話題になったの。］

　はい。
　以前仕事で一緒になったことがある子です。
　あ、歌姫仲間じゃないですよ。マジカルランドって知ってます？　そのテーマパークの人なんです。>>0:108
　リエブルって子なんですけどいい子ですよ。