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【人】 名坂愛子―― →分娩室>>1:182 [入って思ったのは、死体安置所で扉を開けた時かそれ以上に死臭が満ちていたこと。 思わず口を手で覆って顔を顰めてしまう。 臭いの元がどこかにあるはず、と思って辺りを見回せば、部屋の隅に担架に白い布がかぶされたナニかが安置されてあった。 それが、彼の捜してきてくれた手がかりだろうか] ――確かめるよ。 [正直、嫌な予感しかしない。最悪の予想さえしてしまう。 布の下に何があるか、それを考えるだけで心臓が嫌な音を立てる] (ダメ、可能性におびえて確認しなかったら、私はきっと、ずっと後悔する) [無かった事にする、その選択肢を捨てて、私は白い布に手をかけ――はぎとった] (46) 2022/08/13(Sat) 21:16:46 |
【人】 名坂愛子[最初見た時は、酷い状態の死体だと思った。 ただ、見た時は嫌悪感は湧かなかった。 なぜだろうとよく無残になった死体を確認してみる。 無残になった死体をよく見てみれば、ところどころ見覚えのある部分がちらほらあるのに気付いた] (51) 2022/08/13(Sat) 21:18:46 |
【人】 名坂愛子[見覚えのある髪だった。見覚えのある服だった。見覚えのあるお揃いの腕時計をしてた。見覚えのある眼鏡をしてた。 ああ、見間違えるはずもない。これは――この死体は、妹だ] 雪、雪……!雪、雪、雪っ! [無残な状態になっていようとお構いなしに、妹を抱きしめる。 何でこんなことになったのか。 ここの怪異にどうにかされたのは間違いないだろうけれど、そもそもここに来てしまったのは私との喧嘩が原因じゃないか。 そう考えたら、もう心の中は後悔と絶望でいっぱいになる] (53) 2022/08/13(Sat) 21:19:39 |
名坂愛子は、メモを貼った。 (a12) 2022/08/13(Sat) 21:21:28 |
【人】 名坂愛子―― →分娩室にて>>72 夢……?これは、夢? [もしかしたらという心の隅に感じていた可能性。まさか妹に限ってそんなと思いながらもここまで来た。 その結末は、酷くあっけないもの。 どうしてこうなったのか、悲鳴と嗚咽でぐしゃぐしゃになりながら、彼の言葉が壊れかけている心に染みわたる] そうだ……帰らなきゃ…… 妹と一緒に……帰るんだ…… [だんだんと譫言のようになりながらも、その言葉を支えに何とか心を保つ。 慰めるような無数の手も、怖さよりも安らぎを感じる。 調子はずれな歌も、こちらを慰めようとしてくれるのが分かって、少しだけ心が落ち着いていく。 もっとも、それらにすがったとして目の前の現実は変わらない事からは目をそらして] (90) 2022/08/14(Sun) 1:50:17 |
【人】 名坂愛子ん……っ、ふっ…… [小さな手が私の体をいじれば、その無意識にもどかしさを主張するように体をよじり、両足を開くように力を入れられれば抵抗せずに晒すように開いた。 群がる手によって衣服は下着とスカート以外はことごとく引きちぎられ、普通ならば叫び出すのだろうけれど、肌寒さを主張するように身震いするだけにとどまった] (ああ、私、食べられたりするのかな) [妹と一緒に見た映画を思い出しながら、そうすれば妹と同じ場所に行けるかもしれない……なんて考えていると、彼の言葉>>107に首を傾げることになった] おかあ……さん? [お姉ちゃんではあったけど、お母さんになった覚えもなる予定もなかったはずなのだけれど。 そう思って、彼の視線の先、両手の触れる先に目をやれば、たしかに、何かを孕んでいるとも見える僅かな膨らみが見て取れる。 そして、そこから快楽が絶望の代わりに湧き上がってるような、そんな感覚] (117) 2022/08/14(Sun) 14:57:09 |
(a31) 2022/08/14(Sun) 15:01:43 |
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