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【人】 結城 朔也あ、ごめんね、拾うよ…… ……え? [ まず視線が向いたのは無惨に床に散らばるノートで。 拾おうとしゃがみこんで、 ――相手の言葉が止まって初めて、 彼を見上げて、誰であったのか認識したんだ。>>91 ] あ…… ……えっ、と、愛智くん、だよね やよいのクラスの [ 同じように言葉が止まる。 動きも止まって、彼を見つめていた。 けれどそれを誤魔化すように、 一瞬の沈黙の後、穏やかに言葉を続ける。 名前を知ってるの、変だった? ]やよいって名前を出したのは、 言い訳になるかもと思ったからだけど、 無意識に牽制、してたのかもしれない。 (2) 2023/02/13(Mon) 0:14:40 |
【人】 結城 朔也[ ノートを拾って、拾った分を僕が持って、 一緒に理科実験教室まで歩いたかもしれない。 君が名前を知らなさそうなら、僕も名乗るだろうね。 ] 愛智くんは、学校には慣れた? [ そんな当たり障りのないことを尋ねる優等生仕草。 一緒にいたくない……訳じゃないんだ。 ただどうしたって、彼といると、 やよいのことが頭を過ぎっていく。 ] (3) 2023/02/13(Mon) 0:15:08 |
【人】 結城 朔也……何か困ったら、やよいに聞くといいよ やよいは優しいからね [ 只……そう告げたのは、 僕に残った優しさなのかもしれない。 どうして僕は、二人を近付けようとしたんだろう。 尤も、逐一やよいの話を出す僕に対して、 彼がどう思ったかは分からないけれど。 言われなくてもそうしてる、大きなお世話? * ]それも、当然だろうね (6) 2023/02/13(Mon) 0:17:27 |
【人】 結城 朔也[ 僕がやよいを誘うのは、みんなの前で、ではない。 二人きりの時とか、あるいは……秘密の連絡手段、とか? あったかも、しれないね。 ] ……やよいは、 [ 二人きり、出掛けた先。 対面に座る君に、問い掛けた。 ] (11) 2023/02/13(Mon) 0:52:30 |
【人】 結城 朔也[ だから、ね ] やよい 今度ある夏祭り、 一緒に、行こうよ [ それはきっと、愛智くんからのメッセージが 彼女に届いた後だっただろうね いつもの約束と同じように、 やよいを、誘った。 ……そうだね、彼に誘われてるかもしれない、と、 ** ]思った故の行動、だったかもしれないね。 (18) 2023/02/13(Mon) 1:08:05 |
【人】 結城 朔也―― 数日前・結城家 ―― 父さん [ コンコン、と父さんの部屋をノックする。 手には、コーヒーカップの乗ったトレー。 返事はなかったけど、 偶に机で寝ていたりすることもあるから、 そのまま部屋に入った。 ] ……あれ? いない、のか [ しかしそこに父さんの姿はなかった。 なんだ、寝てる訳じゃなかったんだ、って思いながら、 トレーを定位置に置いて、 ] (47) 2023/02/13(Mon) 20:35:25 |
【人】 結城 朔也わ、 と、…… [ 軽くだけれど、父さんの事務机にぶつかってしまって、 紙束が雪崩れていく音がした。 もしかしたらそれはわりとよくあることで、 だからこそ、愛智くんの時も、 ノートをすぐ拾おうとしたのかもしれない。 これは全部父さんの仕事のものだ。 だから――見るつもりはなかった。 見ては、いけなかったんだ。 ] (48) 2023/02/13(Mon) 20:35:45 |
【人】 結城 朔也[ 一瞬見えた、疲れ果てたような顔。 顔色も少し悪いように見えるけど、 そう、君は、最近少し、体調が悪そうだった。>>33 それを見る度、心配になる。 ……ここ数日の間に顔を合わせていたなら、 僕の心配は大きく顔に表れていたかもしれない。 ] やよ、い …… [ 笑顔を向けてくれる君は、 心配させまいとしているのだろうか。 その心が愛しいけれど、 堪らなく、痛々しい。 ――僕の目に映る笑顔は、いつものようでありながら、 やはりどこか、無理しているように映る。 ……それを見た僕の様子も、 きっと、いつも通りじゃない。 ] (53) 2023/02/13(Mon) 20:39:18 |
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