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【人】 千早 結[ どさっ! ───と。衝撃は少ないものの、突如生暖かい風が頬に触れる場所に尻餅をついた。 外、ではあるのかもしれないが。あるはずの月もなく、星も雲もなにもかもが無い。風景すべてが「無い」真っ暗な空間でぼくは腰を上げた。先ほどまで圧迫感すら感じていた天井が見当たらない。どうやら屋上、のような場所で] …たた……。あ、れ?四谷くん? え、どうなってるんだ 夢? [辺りの風景はただの暗闇。どれだけ灯りのない夜の森の中であっても、目が慣れれば森の木々と夜空の境界や、遠い鉄塔の光は見えるはずなのに。360度が黒のアクリル絵具で塗り潰されたような空間が「在る」だけだった。足元のコンクリートは確かに廃病院の外壁の色と同じなのだが] (126) 2022/08/10(Wed) 2:01:28 |
【人】 千早 結…いや、んー? たしかに廃病院には来た 建物は合ってるはず… 、あ、 [夢ならば───と、スマホを取り出しライン履歴を 確認する。画面は確かに「四谷隆史」と登録されている。光るディスプレイが満ちる波のように安堵を引き戻してくれた。けれど電波は変わらず圏外のまま。充電はまだ86%は残っている───所まで考えて少し笑った。 残量を気にするなんて。今の所はまだ「死」を受け入れるつもりはないらしい自身の所作に] (127) 2022/08/10(Wed) 2:08:48 |
【人】 千早 結──屋上、のような場所── 友達になりたがってるような子供の幽霊… とは別に、「おとうさん、のお友達?」と尋ねる幽霊… お父さん…? [うーん?とスマホをポケットに仕舞いながら、 とりあえずは「堕胎室」の入り口で何かに怯えていた雰囲気だった四谷くんの無事を確かめたい。他にも廃病院に足を踏み入れている人がいる事にはまだ気づいていない。 踵を返す───前に。 屋上の手摺から向こうの下を覗いてみてみるものの、矢張り外は漆黒でしかなく、手を伸ばしてみると何かよく分からないものに押し戻される感触がした。 つまり現在、この廃墟に閉じ込められている?状況なのかもしれない] (128) 2022/08/10(Wed) 2:19:32 |
【人】 千早 結うわ〜、いよいよ怪奇現象じみて来たなぁ [夜闇より深い黒の帳の中。屋上の扉を押せば軋む音を立てて扉は開いた。階下への階段と踊り場が見える。自身が空間を移動したのか、そもそもこの建物の中自体がこの世の理論が通じない場所なのか。答えを探しても詮ない気がする。 「まともではない状況」と言う事で、いつものように事象を飲み込んだ。スマホの地図を頼りに階下へ向かうとそこは病室が並ぶ廊下。終わりがあるのだろうか?と思える程、先の見えない暗い廊下が目の前に広がった。 おーい、と声を響かせながら歩いていく]** (129) 2022/08/10(Wed) 2:28:34 |
(a40) 2022/08/10(Wed) 2:33:12 |
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