239 【身内】ミッドナイト・カマイユ【RP】
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| [そんなに隙間に小さな贅沢を分かち合えば、 同じ考えを彼も口にしたことに、ふわり、笑う。]
そうですね。
こんな時間なのに起きてる人もたくさん居て、 新年を祝いながら、贅沢にアイスを食べて。 ……幸せですね。
[恋人と過ごす正月は、いつぶりだろうか。 手元や口元はアイスで冷えていても、 隣は、こたつのように温かく、安堵を齎してくれていた。] (41) 2024/01/11(Thu) 23:18:51 |
| [そんなやりとりを交わして、 アイスの抜け殻はダストボックスへ。 洗面所に後から追いつき、隣に並んで色違いの歯ブラシを。 鏡越しに映る緩んだ表情に目元を和らげ、 笑ってしまいそうになって、目をそらし。 大人しく歯を磨き終われば、ミントの香りが漂う。
先程汚してしまったパジャマは 明日出かける前に洗濯をしようか。
少し眠るのが惜しいなという気持ちも 懐きながら、両手を広げて待ちの姿勢を作り。] (42) 2024/01/11(Thu) 23:19:13 |
|
運送料はおいくらですか?
[冗談交じりにそんな問い掛けを投げて、 彼が抱えあげてくれるのを、待った。**]
(43) 2024/01/11(Thu) 23:19:23 |
| [ いくつかの過去を共有して、思い出を積み重ねて いつの日にか、今日のことも思い出になるだろう ]
うん、とても。 幸せだね
[ 取るに足らないことだ。 冬にこたつでアイス、などどこにでもありふれた事柄。 けれどそれを共有する相手がいて、同じ気持ちだと 伝え合うことで、何にも代えがたい特別な日、に なっていくのだ。 ] (44) 2024/01/12(Fri) 22:05:55 |
[ 後から追いついてきた彼と鏡越しに目が合って
緩んだ表情を見られたせいか、目を逸らされたが
ひとまずは歯磨きを終えて、彼の歯磨きが終わるのを待って。
広げられた両手の下から体を掬い上げるように、
抱き上げて。 ]
運賃は、そうだなぁ
キスがいいかな。
回数はお気持ちで。
[ 頬を寄せながら浴室を出て、ベッドへ向かう。
よ、と自然と出てしまった声に、年嵩を感じて
しまうのはご愛嬌。
優しくベッドにその体を横たえると、
自分もベッドに乗り上げる。ぎし、とスプリングが
軋む音と同時に、テレビと照明の電源を落とす。 ]
運賃、貰おうかな
[ 覆い被さるではなく、横に並び、
相手の唇を指先で、とん、と叩いて。
至近距離まで近づくと、目を閉じる。
何度しても、されるというその行為を、
欲してやまないから。* ]
……っ、
[脇の下に腕を差し込まれ、足が床から浮く。
あまり慣れない浮遊感に、一瞬身を固くしながら
身体を支えるように首筋に回す腕に力が籠もった。
いくらか体格は彼のほうがいいとはいえ、自身も成人男子。
この体勢を”される”側になるのは
未だに照れが残りつつも、なんだか嬉しそうにも見えて。]
お気持ち、ですか?
…………、
[回数と言われて更に迷う。
その間にもゆらゆらと身体は揺れて、
彼の足はベッドへと向かっていく。]
[運ぶといいつつも、距離は部屋の中の短い距離。
ベッドまではすぐそこで、足が止まると
壊れ物のようにゆっくりとシーツに横たえられた。]
…………、
[降ろされた後も、首筋に添えた手は離せなくて。
照明を落とす彼は少し窮屈だっただろう。
隣に彼が身を横たえれば、
さらりと長い髪が重力に沿って流れ落ちていく。]
[彼の指が、とん、と自身の唇に触れた。
離れていく指を視線が追って、彼の目に映る。
瞳は、瞼に覆われていて見えなかったか。
首筋に添えた手をゆっくりと滑らせて、
彼の頬に片手を添える。]
……じゃあ、まずは一回。
[キスの回数を数えたことはなかった。
整った顔立ちに顔を寄せ、
そっと唇を押し当てるように、触れる。]
[ これまでの人生、とくにそうするのが
好きだったというわけではない。
初めて、そうしたときは完全に
たった数歩の距離、歩くのを厭い、
また触れ合う肌の心地よさを手放すのを
惜しんだために抱き上げた。
ではそれから――は。 ]
ん、好きな回数で
[ 身を、全てを任せてくれるような心地になるから
時折、したくなってしまって。
成人男性の平均、であれば
持ち上げることに難はない、長時間とは
いかないが。 ]
[ わがままを叶えてくれる、と思っている側
ではあるが、運ばれる側には申し訳無さが
滲むのか、――恥ずかしさもあるのか。
それでも何度か付き合っているうちに
慣れてきたのだろう、抱え上げやすいように
首に回す腕に力がこもる。
短い距離を大事に抱え、寝具に降ろしても
首に回された手はそのままだったから
腕だけリモコンに伸ばして照明を落とし、
待機の姿勢に入る。
目を閉じているせいか、感覚がすこし
鋭敏になっているようで、
首から頬へ手が滑る感触に、小さく息を吐く。 ]
[ まずは、と前置きがあり唇が押し当てられる。
噛みつくような情熱的な口付けも良いものだけれど。
ただ触れ合うだけ、熱を受け渡すように、
柔らかく、触れるだけのそれに、
何故か、どくり、と心臓が跳ねた。
それを彼にも知って欲しくて。
片手を重ね、掬い上げ、己の胸に押し当てた。 ]
………、
[ ふ、と瞼を持ち上げたのは同じくらいの
タイミングだっただろうか。
ほんのひととき、泣いてしまいそうな表情を
してしまったのは、 ]
[感じるように味わうように、触れるだけのキス。
瞼を下ろせば、触れ合う場所だけが過敏になり、
互いの温もりだけを感じた。
もぞりと動いた彼の手が自身の手を導いて、
胸に添えられていく。
その動きに次第に視界を開けば、見つめる瞳と目があった。
微かにその瞳が歪んでいることに気づいて、
きょとりと、瞬いてしまう。]
……、
[胸に添えられた手は彼の鼓動を伝えているのに、
その表情に戸惑って。]
[なにか言葉を発しようとする前に、彼が口を開く。
その言葉を聞けば、ほっと安堵するように今度は
こちらの表情が僅かに歪んだ。]
……びっくりした。
泣かせたのかと、
[微かなすれ違いに笑う。
彼の心音を聞き分けていた手が自身の胸に
添えられると、自身も同じように鼓動が脈打っている。
僅かに驚いたせいで彼よりも心音は少し早かった。]
俺もですよ。
一緒に居られて嬉しいです。
だから、そんな顔しないで。
[眉尻を下げて、あやすようにこめかみに口づける。
次は、頬へ、鼻先へ。
少し休むように唇を離したら、こつりと額を擦り合わせ。
前髪を擦れ合わせて、様子を伺う。]
まだ、足りない?
[自然と柔くなった声色は、細く。
頬に添えていた手が彼の髪を撫でつける。]
……足りなかったら、
満足するまで、景斗さんから、
して。
[蠱惑の瞳を浮かべて、今度は誘う声を寄せて。*]
[ ベッドの上に転がって、睦み合うなかでの
歪んだ表情に、驚かせてしまったようで。 ]
泣いてるとこ見られたくないなと
思って。変な顔見せちゃったね。
[ 連鎖するように、僅かに歪んで、そして笑う。
一緒に居られて嬉しいと続ける
それを証明してくれるみたいに、彼の胸から
指先が拾う音が、少し早い。
あやすように、こめかみ、頬、鼻先へ唇が落とされ
額を擦り合わされれば、表情はとろりと溶けていく。 ]
[ 足りない?と問われれば
導かれるように、頷いた。
誘われるままに、吸い込まれるように、
唇を重ねる。
触れて、離れて、また触れて。
それでもまだ、足りない、と訴える本能のままに、
唇を舌で割り開き、上顎を舌先で撫でる。 ]
――まだ、 もっと、
[ 満足するまで、して。一度しか言われていない
その言葉が何度も頭を回っていくから、
再び噛みつくように口づけると、
根本から舌を吸う。
呼吸さえ忘れてしまうほど、夢中で。* ]
……ふ、泣きそうだったってこと?
泣いてるより、笑っていて欲しいですけど。
[困ったように苦笑を零して、またキスを落とす。
実際あやしているのかもしれない。
泣かれるとどうしていいか分からなくなるから。
泣きたいのなら、泣けばいいけれど。
傍にいることしかできないもどかしさを伴う。
だから、微かに笑う気配に分かりやすく
安堵の色を見せただろう。]
[触れ合わせるだけの唇は柔らかい。
目を伏せて、二度、三度、啄むように触れる。]
……ン、……
[酸素を求めて開いた唇の隙間を縫うように、
ぬるりと舌先が割入ってくれば、小さく声を漏らした。
微かに熱を帯びた、乞うような声が耳朶を擽って。]
……んぅ、ッ、
……ッ、ぅ……
[求める声に応えるように、ちろと舌を差し出せば
待っていたかのように唇で、歯で喰まれて。
音を立てて吸い上げられて、ぞく、と身体が震え。]
[キスとは呼べないほどの、濃厚な口付け。
ぐっと口蓋を開けるように頬に添えられた手が、
頬を抑え、口を閉ざすことを厭う。]
……っ、ふ
……ぁ、
[もっと、と望まれるままに吐息を乱して応え、
口付けに酔いしれていく表情は甘く、蕩けて。
その頃には与えることなど忘れていた。*]
そう。男の子だからね。
[ もう既に何度か、涙は見せている。
自覚があるものも、ないものも。
――感動モノの映画やドラマなど
一緒に鑑賞していたらよく見る光景
かもしれないが。
笑っていて欲しい
と言われた頃には
涙の匂いはもうしていなかった。 ]
ふ、
[ 求める言葉に応えるように、舌が差し出され
激しく絡みあう中、乱れた吐息が漏れ出して
くれば
思考もすっかり、相手を乱すことにばかり
集中する。 ]
いい顔、
[ 甘く蕩ける表情に目を細めて、抱きしめるように
回した腕にぐっと力を込める。
密着した体は互いの鼓動も、僅かな変化も
伝わりあうほど、ぴったりとくっついて。 ]
[ 与える与えられる、などという優しい表現ではなく
取り立てる、奪う、という表現が似合う口付けを
何度も繰り返せば、密着した下半身が、熱を持ち始めていく。
服の裾から手を入れて、腰から背に向けて
手を滑らせて、浴室で付けた痕をたどるように、
首の裏まで這い上がっていけば、自然と
肌の露出が増えて
ずり上げたパジャマは首元近くでたわんだか ]
寒い?
[ 聞いて、肯定が返るようなら暖房の温度を上げる、
ではなく、より熱を灯そうとすることだろう。* ]
[男の子だから泣かない。
というような文句は聞いたことがあるけれど。
彼の言う相槌は逆で、くすりと笑った。
確かに男であっても泣きたいときはあるかもしれない。
それは感動する映画を見た時、
誰かに手を差し伸べられた時、
もしくは──、 ]
……っ、
[恋人との深い口付けに溺れた時も。]
[唇が離れた隙間に呼吸を紡ぐ。
薄っすらと目尻に水膜を浮かべて囁く声を聞けば
その場所が色づくように朱く染まった。
不意に力強い腕に引き寄せられて距離が縮まり、
ぴたりとくっつき合えば下肢の変化に気づいて。]
……ぁ、……ッ、ゎ……、
[僅かに身動ぎ、身体をずらそうとすれば
今度はひやりとした空気と共に
彼の手が服の裾から忍び込んでくる。
その手が先程と同じように熱を上げるように肌をなぞり、
彼が示した跡に触れるから。]
……さ、むくはない、ですけど、……
[蕩けるような口付けも、肌をなぞる手も。
確実に情事の意図を思わせて、視線が泳ぐ。
たくし上げられるように首回りに新しくしたばかりの
着替えが撓めば、色づいた目尻は色濃くなり。]
……ぁ、
の
……、
[先程彼が口にしていた意図にようやく気づいて、
確かめるように、そっと呟いて上目に見上げる。
じわりと、触れられた箇所から体温が上がって。*]
[ 下肢の変化に気づいたのか、
思わず、と言った様子で身動ぐ。
寒くはないと言いつつも、
どこか、惑うような視線に、ふ、と
笑ってしまった。 ]
俺が満足するまで、していいんでしょう?
[ それはつい数分前の言葉の引用でもあるし
数刻前の言葉の言葉の引用でもある。
そういう?と問われることで、
ようやく合点がいったのかと、こちらも
察することができ、 ]
お風呂でもして、ベッドでもしようって
言ったの忘れちゃった?
[ 笑い声混じりにもう一度、触れるだけの
キスを贈る。今更嫌かどうかは、問うつもりはないので。
たわんだ寝間着を持ち上げて、自分の側に
軽く引く。
すぽりと、首から抜き取って、 ]
それとも本気じゃないと思ってた?
[ また笑い、自分も寝間着の上半身部分を脱いで。
抱き寄せれば、触れ合う肌が、また熱を伝え合うだろう。 ]
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