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【人】 ヴィム[ そう伝えるとちょうどブイヤベースが届いて。] それじゃ、ごゆっくり。 [ ありがとうと一礼をすると 青年は仕事へと戻っていく。]** (58) 2022/05/28(Sat) 9:08:17 |
【人】 偽冒険者 キンウ ──霧の夜:『MiraggiO』店内〜扉付近── [ ──「何故、この酒場に来たのか?」>>2:38 そういえば少し前に、その問いには何て応えたっけ? ──美味しい海鮮料理が出る!って聞いたから。 多分、そんな感じで応えた。 酒場の各テーブルから漏れ聞こえてくる“人”の声を拾えば ゴーストの存在に一番懐疑的だったのは 自分だったのではないかと思う。 それでも、仮にも招かれるに足る要因はあったはず……。 ──「ここには“いいゴースト”しかいない”>>36 少年の唇から発せられた“ゴースト”という言葉には 何か暖かいニュアンスが混じっているように感じられた] 強く、願えば、会えるのかな。 生きていても、死んでいても。 例えゴーストになっていたとしても。 [そう、呟く] (59) 2022/05/28(Sat) 15:02:58 |
【人】 騎士 ノア ── 回想:霧の昼 ── [ 彼女の記憶を奪って数日間 まともに起き上がることすら出来なかった。 どこを向いても、目を閉じても、 気味の悪い三日月型の目がこちらを見ている。 脳裏に焼き付いた痛み。 同じ器官などないはずなのに 鮮烈に感じる抗えない、恐怖。 自分が目の前で見せられた光景だからこそ 余計に 酷く 覚えてしまうという、のに。 ] (60) 2022/05/28(Sat) 15:05:24 |
【人】 騎士 ノア[ ────わらったのだ。 彼女はこちらを見てわらった。 僕の目に映る彼女の口角は、 ひきつりながらも上を向いていた。 判断能力もまだ大人には遠い歳 命が奪われないのなら そう言って散るのをどう止められよう 代わりになる重さは変わらないのに 口が鉛のように重い 身体だけは耐えられず 今にも剣を抜きかねなかった ...私の動きはその笑みに止められた。] あ" 、 あ"ぁあああああ!!![ 男の嗤い顔が頭から、消えない。 ] (61) 2022/05/28(Sat) 15:05:32 |
【人】 騎士 ノア[ 僕が一番についたから 考えもなしに飛び込んだから まず一人の少女が死んだ 二人を助けられる力を持っていなかった 自分の力を過信したから もう一人の少女の心が死んだ 唯一無傷で助かれた最後の少女さえ 守ったのは私ではない 二人分の死を 消えない罪を 背負って 背負って 背負って ここまで歩いてきた。 ] (62) 2022/05/28(Sat) 15:05:36 |
【人】 騎士 ノア[ 座り込んだ暫くの間 誰かが居るなんて思ってもいなかった。 不意に思い出したのは、 ずっと前にした約束。 美味しい飲み方は知らないまま 飲める歳も大分すぎた。 まだ覚えてるよ 信じる強さを宿した緑眼と 少し遅くに知った貴方の名は。 忘れたくなかった何もかもの中 声がもう、 思い 出せ ない 人は声から忘れていく ] (63) 2022/05/28(Sat) 15:05:41 |
【人】 騎士 ノア[ ───帰り道、 町へ向かって歩いていた。 住宅地を駆け回る子どもからは 無意識に目を逸らしながら 少し店も増えてきて ちょうど花屋の前に差し掛かった時だった 店番...にしては、少し小さな お店の子に 声をかけられたのは。 ] (64) 2022/05/28(Sat) 15:05:46 |
【人】 ウーヴェ帰りたいと思うか? 今でも、その場所に 生きてるんだから 恋しいのなら 確かめに行ったら良い その足は飾り物か? 動ける足があるじゃねぇか [ なんて、今でも逃げ続けている俺が 言えたことではないのだけれど。 俺とは違う意志の強さが見えたから。 窓の外、霧で先は見えないけれど きっと彼女には何かが見えてるのだと思う。 ] (70) 2022/05/28(Sat) 16:46:48 |
【人】 ウーヴェ人の足は 前に進むために在ると思う 後ろに戻るのだって 進む、って使うだろ? 戻るのだって前に進んでいるんだ 同じ道にはもう戻れない 同じ場所には帰れない だからこそ前に一歩踏み出せ 未来に進むためにな ** (71) 2022/05/28(Sat) 16:46:55 |
【人】 ウーヴェ 見つかるものなら 誰でも良いと思ってた でもきっと 誰か知ってる奴が見つけてくれたら……と 思っていたのかもしれないな 俺はむしろ殺した奴 原因を作った奴らに 持っていてもらいたいね 懺悔の念でも 後悔でも 忘れないでいてくれる奴に (73) 2022/05/28(Sat) 16:47:14 |
【人】 ウーヴェ 見つかるものなら 誰でも良いと思ってた でもきっと 誰か知ってる奴が見つけてくれたら……と 思っていたのかもしれないな 俺はむしろ殺した奴 原因を作った奴らに 持っていてもらいたいね 懺悔の念でも 後悔でも 忘れないでいてくれる奴に (74) 2022/05/28(Sat) 16:47:14 |
【人】 ウーヴェ死者ってさ 生者が冥福を祈る、その人数で 生きている時の罪を秤に掛ける なんて思われている国があるみたいだな 死んでからは審判ばかりらしいぜ 俺なら死んでもごめんだね 死んでんだけど 俺はさ、誰も冥福を祈ってくれるやつ いなかったし丁度良かったんだ 生者でいるときに縁のあるやつしか 出来ないことだからさ お嬢ちゃんは祈ってやってくれ 願いは届くよ (75) 2022/05/28(Sat) 16:53:05 |
【人】 ウーヴェ [ 合わさったグラス。 グラス越しにこちらの顔が見えたとしたら その顔はほんのりと赤みを帯びていたことだろう。 でもそれはすぐに 彼の背中を叩く動きによって変わるはずで。 一瞬だけ見えた……? 恥ずかしいから内緒な? ]** (79) 2022/05/28(Sat) 16:54:09 |
【人】 砂の民 スティグ…うまかった。 [満足げなため息をついた。 皿の上は綺麗に何もなくなっている。 あの皮、次に食べるのは何年後になるだろうか。 それとも案外、色んな所に置いてあったりするのだろうか… あの皮を探して色々な酒場を巡るのも、ありなのかもしれない。 とはいえ、今日は、満腹だった。 もう酒くらいしか腹に入らない。 鞄の中をちらりと見る。 3つの中身が入った瓶に、2つの空き瓶。 これだけ揃えば、もう十分だという気持ちもある。 彼らの酒を、友人が喜んで飲まないわけがない、という確信にも似た気持ちがある。] (80) 2022/05/28(Sat) 19:36:59 |
【人】 砂の民 スティグ[だけども… 今なら自分も、今の友人とでも、昔のように一緒に沢山のうまい酒を飲める気がする。 そして、友人もそれならともっと沢山欲しがってくれるのでは、と思う。 友人が、昔の酒場で一緒に過ごした夜を今も覚えていてくれているのなら。 つまり…これを分け合うだけでは足りんかも。 自分も楽しく飲むなら猶更だ。 さっきの店員も2杯作ろうかと言ってくれていたのに、今更うまい酒の味を思い出してしまった自分が憎い。 いや、彼と飲んだ酒もうまかったから、これは彼の責任でもある… 謎の責任転嫁を始めようとした時、机の上の写し紙に挟んだままの青い薔薇の花びらが目に入った。 そういえば、店の外に立っていた、胸元に薔薇を挿した彼も先ほど、店内で青年に料理を運んでいたようだった。 やはりこの店の店員だったのだ。] すいません、お酒を貰えますか [店内をぐるりと見回し、 彼の姿が目に入れば、どこか軽い気持ちで声を掛けた。]** (81) 2022/05/28(Sat) 19:38:37 |
【人】 偽冒険者 キンウ[だっておかしいよね? ……まさかゴーストに 生きるための背中を押されるなんて] お兄さん、やっぱり貴方は “いいゴースト” だね。ねえ、お兄さん。良ければ貴方の名前を教えて? ……貴方のことを覚えていたい。 ── 今日の出逢いを覚えていたい。 この地で旅が終わっても、終わらなくても。 [──しまった。 人に名前を聞くには、まず自分から名乗らなければ] (84) 2022/05/28(Sat) 21:18:34 |
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