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人狼物語 三日月国


208 【R18】たこ焼き焼けたよ

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


[触っていいと促したのは、君の手が好きというのがあるけど、
昼間は外で、オイルを塗っているだけだと繰り返し
自分に言い聞かせていたようだから、
今度は思う存分触らせてあげたい、というのもある。
前が開かれて晒される面積が広くなると、君から注がれる視線に熱が篭るのが分かった]

 昼間のオイル、すごい気持ちよかった…
 周りに誰もいなかったら、あのまま君を抱きたかったな

[あの時の滑らかな感触を思い出しつつ、腹の上を這う手に
己の手を重ねて手の甲を回し撫でる。
熱の在処を君に伝えれば、そこへ触れてきた君の手指が
思い通りに象られる]

 ……、っん…

[いいね、いいよ、この感じ。
そのまま触って揉んで、今すぐ俺のをおっきくして]

[俺のをカチカチにしてもらった後は、君のおっぱいを
大きくしてあげる番だ。
揉んで形を変えて、いっそ寄せて集めたらどうかなぁ。
あ、ここまで来れば、谷間が出来るかもね、
……って、俺としては、大きさなんて関係ないけどな。
でも、君の言葉を肯定したら、嬉しそうにしたので、
一緒に喜びを分かち合う事にする]

 …───ん?

[危うく聞き逃すところだった]

 俺が居ない間に、…自分で…?

[両手の動きを止めると、言葉を繰り返して先を促す。
答えてくれなかったら、両手で君の頬を包んで引き寄せ、
深く口を重ねて唇を割る。ゆっくり時間をかけて
唇と舌を舐ってから、口を離して]

 ……俺の事、思い出して…自分でシちゃったの?

[間近に君を見つめながら、
まるで小さい子に語り掛けるような優しい口調で訊ねた。*]

[好きなところに好きな様に触れていたら、
昼間のオイルを塗っていた時の話を持ち出される。
いや正直暑さと目の前に転がった肉体のせいで
どうにかなってしまってた様に今は思うから
忘れてほしいって思ったけど、
周りに誰もいなかったら、という言葉を聞いて、掌を返す]


  自分も…… ん、


[自分もそうされたかった、と
あの時の事を思い出して頷いた。
お腹を撫でる手に彼の手が重ねられて、
手を包まれる気持ちよさと、触ってほしいと伝えて来る動きにぴくりと睫毛が震える。

右手で彼を感じながら、
左手は彼に感じさせてあげる動き。

何度聴いてもこの胸を高鳴らせる彼の声に煽られながら、布越しに膨らみを感じてきたら、下着の中に手を差し入れる。
根元から先端までゆるく握りながら何度も擦り上げ、
限界まで大きくできたら下着を少しずらして、楽にしてあげる]

[胸の話では、失言をかましてしまった。
聞き流してほしい。別の話題を……と思ったけど、
しっかり聞き返されてしまった。]


  なんでもない…… んっ、 ぁ


[誤魔化そうとしたけれど、
頬を掴まれて、唇が捕らえられる。
深い口付けも今は穏やかな気持ちで受け入れ難くて、
彼の胸を押して離れようと思ったけれど、
唇も舌もとろとろに溶かされて、力が入らなくなる。
結局自分でも舌を伸ばして絡めさせた後で唇が離れた]


  シ、………


[してないですって言おうと思ったのに、
優しい声で問われて、
目の前に彼のきれいな瞳があると駄目だった。
視線が外せないまま、うぅ、と濡れた唇を閉じて、開いて]



  ……しましたよ……

  だって、翡翠さんがいなくて、
  淋しかったんだもん……


[一人の夜に、彼が触れてくれる動きを思い出しながら、自分の胸に触れた。舐めたりは自分でできないから、自分の指を濡らして乳首に触れさせたりした。
下も少し触るけど、何だか怖くて指を入れた事はない……

そんな詳しい内容も一緒に打ち明けたのは、
隠し事をしたくない自分と、知ってもらいたい自分がいたから。*]

瀬戸 海瑠は、メモを貼った。
(a1) 2023/04/26(Wed) 2:42:31

[言葉で伝えなくても、君の手が期待通りに動く。
下着の上から大きさを確かめるように撫でられると、心地よさに自然と腰が揺らいで、手の中に塊を押し付けるようにして腰を浮かせた。
下着の中に手が入って直接握りこまれると、腰の辺りがざわついて、小さく一度、喉が鳴る]

 
…ん…、
…君の手…気持ちいい…

[直接触れる手指の柔らかさと、伝わる温もりに息を熱くする。
これまで教えてきた通りに握り込まれて擦られて、愛情のこもった刺激が重なると、途中のわずかな息苦しさを何度か乗り越えて、たちまち大きく育って下着を内側から圧迫する]

 ……、…は…、っ、もぅ、
いいよ、…、…


[下着をずらして、窮屈な前をくつろげてくれた後で、
お礼に軽くキスをする。
本当に君ってば、上手。
このまま限界まで追い詰められたい欲求がせり上がってきそうで、腹から息を吐いてやり過ごす。
その後、だったかな。
君のおっぱいをたっぷり愛撫して可愛がった後で、寂しい時に自分で慰めていた事を聞いたのは]

 
 ……よ、っと…

[布団の上に肘を突き、ちょっとふらついてから、上体を起こす。
改めて君と向かい合って、額が重なる距離まで顔を近づける]

 ……、見たい…

[君の話を聞いて、率直に思った事を伝える]

 俺の事を思い出しながら、どうやって君が自分を慰めたのか、
 ……見せて、…?

[そのまま一回、キス。
君の反論を封じ込めてから顔を離すと、両手を君の肩に置いて、体を反転するように促した。同じ方向を向かせると、背中から両腕を回して、ぎゅっと抱き込む。
背後から肩越しに頭を並べ、君の右頬に己の左頬を押し付け強めに頬擦りして、]

 …ここから、君の手元を見守っててあげるから、…
 どうやってしたか、……教えて?

[君の右耳の中に囁いて、ちゅっとわざと大きく音を立て、
そこにキスをした。**]

[気持ちよくして育てたいと想いを込めて触れると、
彼の方からも手に押し付けてきてくれる。
その健気な情欲に応える様に愛撫を続け、
下着の中へ手を入れて高みへと誘う。

ストレートに気持ちいいと伝えられると、
自分がしている事も彼の反応も卑猥なものの筈なのに、
母性が擽られる様な心地になった。

彼の震える吐息を静かに吸い込みながら、
彼がいいよと言うまで手指で愛した。
大きくなって窮屈そうだと思って、
下着をずらせば、ちゅ、と小さなお礼をくれる。

今しているのは間違いなく淫らな行為だけれど、
愛情を交換する行為でもある事が、すごく嬉しい]

[恥ずかしい告白をした後に
彼が身体を起こしたから、一緒に身を起こす。
顔がすごく近くなって……
一体何を言われるのかと思ったら、]


  ……え、 なに、を


[一瞬何を言われているのかわからなかったから、瞬きを数回。
何を馬鹿な事をと一蹴されるのを見越したのだろうか。
キスで口を塞がれて、解放されたと思ったら、
身体を逆向きにされてから、抱きしめられる。
あまりない体勢にどきっとしたけれど、
押し付けられる様な頬擦りに、そわりと背筋が伸びた]


  み、見守ってるって…… ひ、ゃっ


[耳の中に囁かれる言葉もすぐに理解が追い付かないが、
艶めかしいリップ音を鼓膜に響かせながらキスをされ、
弾ける様に彼の腕の中で震えた]

[唇に犯された右耳を抑えながら、
彼が何と言っていたか、
何を求めているのか、
言葉を思い返しながら思案する事、たぶん一分くらい]


  …………後で、
  翡翠さんも、見せて下さいね。


[「後で」とは言ったけれど、別の機会でもいい。
彼のが見たいからする訳ではなく、
いや勿論見たいと言えば見たいけど……

彼も同じ事をしてくれるのであれば、
おあいこになるかな、と。

何故見せようという気になったかというと………
惚れた弱みというやつだろう]

[普段はブラはしていない時にするか、
していてもその下に手を差し入れるだけだけれど……

彼が見ているのだから。
……ちゃんと見える方がいいかなと思って
ブラを喉元まで持ち上げて顎に挟んで固定して、
乳房が見易い様にした。

そこから先は、目を閉じる]


  ……ん、


[己の両胸に手を添え、やんわりと触れる。
見られながらするなんて勝手がわからないから、
初めはぎこちない手付きでゆるく揉んでいた]

[柔らかかった胸の先が芯を持ち出すと、
呼吸も乱れ始める]


  翡翠、さん……


[その名を呼べば、
徐々にスイッチが入る様に手付きが変わっていく。
膨らみを握る指先に力が入って、
ぐにぐにとそのかたちを変えて、
揉みながら回して、大きく回して、
時々胸の先を擦って、摘まんで、引っ掻いて、
目の前に愛しい人がいて、今その人に触れられているのだと想像して、声が色めく]


  んっ、 あっ、あ、  翡翠さん、 ぁっ、

  はぁ……、は、っ ……ん、ぅ……


[自分で舐める事は叶わないので、
一度自分の口に入れて濡らした指で乳首に触れる。
軽く擦る時は舐められている事を思い出し、
摘まんで引っ張る時は吸われている事を思い出す。

びくんと仰け反って彼の身体に体重をかけてしまっても、
その恋しい身体をなるべく意識しない様にした]



  ふぁ、 ぁあ……
  翡翠さん……ひすい、さん……


[胸だけでは足らなくて、
両膝を立てて、そのまま左右に自分で開く。
左手で胸を鷲掴みにしたまま、
右手をそろそろと下へ滑らせる。
露わにした下着の真ん中へ中指を添えて、
そっと割れ目を何度かなぞれば、ぴくぴくと身体が震え出す。
下着の隙間から指を入れて、
濡れた割れ目の奥へ潜らせようとしたけれど、
怖くなって……、ゆるりと、見ていた夢から目を覚ます]


  ……こっちも、
  自分でしなきゃ、駄目ですか……?


[背中の彼にしなだれかかって、
薄っすら開けた目でようやく、彼の顔を見つめた。*]

[君から俺を想像して自分で慰める事があると聞けば、
その場面を見せてほしくなった。
君を背後から抱き竦め、耳元に甘く囁いてキスをする。
無論、無理難題を吹っ掛けている自覚はある。
君だって、恥ずかしくて辛かったら断ってもいい。
なのに、迷った末に、君は実行すると決めたようだ。

君の愛情を試そうと思った事は一度もないけど、
俺からの無茶ぶりに、健気に応じようとする態度を
見せられるたび、君の愛情の深さを思い知らされる。

だから、俺からも君に与えないと、]

[俺が見守る中、君はまず、ブラジャーを上げて顎に挟む。
わざわざ見せてくれるのだと分かって、そこがいじらしい。
で、いざコトが始まると、君は目を閉じて、自らの胸に手を触れぎこちなく揉み始める]

 ……───、

[目を閉じたまま、切ない声で名を呼ばれると、心臓を鷲掴みされたような心地がした。
君の手の動きは徐々に激しさを増していく。
昼間は水着に覆われていた胸元は、今も眩しい白さを保ったまま、君の手指に翻弄され柔らかく形を変えていく。胸の先っぽは何度も強い刺激を受けて、プツンと赤く立ち上がっていた]

[本当は一人ではなく、
目を開ければ現実の俺が居るっていうのに。
君は頑なに目を閉じて、
可哀想なくらい俺を求めて名を呼び続ける。
自分で慰める所を見せてほしい、と頼んだのは俺だけど。
その声に応えて、俺の手で直接触れてあげたくなるな]

 …………、
ここに居るよ


[耳にそっと吹き込んだ、ごく小さな囁きは、
刺激に夢中になっていれば、夢か現実かわからないくらいの
曖昧さで響くだろうか。
口に含んで濡らした指先で乳首を弄る頃には、
顎からブラジャーが外れて胸の上に落ちたので、
代わりに拾って首元に軽く抑えつける。
また、濡らされた乳首へ向けて、少し強めに
息を吹きかけてみた。
いつもと違う刺激に、君はどう反応するかな]

[やがて君は、胸への刺激だけでは物足りなくなったのか、
自然と開いた両膝の間に右手を下ろしていく]

 …────、

[この先どこまで進むのだろう、と思わず身を乗り出し、
君の背中に重みをかけて手元に注目したが、
下着の中に指を忍ばせたところで止まってしまった。
そこでようやく、涙に縁取られた瞼がぱっちりと開いて、
俺の方を振り返る]

 ……おかえり。 よく、がんばったね…

[君にとっては現実の俺が笑いかける。
首元に置いていた右手を上げて、君の頭を真上からそっと撫でた]

[こっちも、と問う声に緩く首を傾げて、]

 そこから先、…どうするか知りたい?
 教えてあげよっか…

[寄りかかってくる体を抱き込み、左腕に力を込める。
頭を撫でていた右手を下ろすと、君の右手の上に重ね、
一度引き返した部分へ再び運ぶ。
手の甲をすっぽり包み、指同士をぴったりと合わせて、]

 一緒にやって、覚えていく…?

[重ねた中指を導いて、下着の上から割れ目をまっすぐ縦に、
撫でた。*]

[下着の上から割れ目をなぞった後、重ねた右手を
自分の口元へ運ぶ。
二人分の中指を根元まで口に含み、ちゅくちゅくと
音を立てて前後にゆっくりと扱き、舌を這わせて
たっぷりと湿らせる。
濡れそぼった指を口から取り出し、再び下着の方へ
戻そうとして、]

 ……これ、解けるの?

[問いを向けた先にあるのは、胸にまだ引っかかっている
ブラジャーとお揃いの柄のショーツ。
左右の可愛らしい蝶結びは、引くと解けそうだった。
重ねた右手は待機させたまま、左手をそこへ向かわせる。
指先で紐をそっと摘まんで引くと、予想通り簡単に解けた。
反対側も同じようにすると、秘部を覆う薄い布をぺらっと捲る]



  ……ぅ…… ?


[自分の胸を弄って慰めている間、
ふと隣から、小さな声が聴こえた気がする。
その声の主はわかるのに、己の息遣いに掻き消えてしまうくらい儚くて、記憶から引き出された幻の様に感じてしまった。
でもその幻はずっと寄り添っていて、
顎から滑り落ちた下着を首元へ戻してくれて、
濡れた乳首を風で撫ぜる]


  ぁん、


[敏感になった尖りが乳房ごとふるりと震える。
自慰をおこなっている時には、こんなの感じた事がない。
身体は戸惑ったけれど、心は無意識に受け入れている。
だって自分は今、
翡翠さんに抱かれているのだからと……]

 
 自分でする時、ここは見ない?

[露わになった下生えを左手でそっと撫で、そのまま左足の付け根に手を添わせると、左腿の内側を膝へ向けて撫で上げる。
到達した膝頭に手を置くと、立てた膝を外側へ開き、待たせていた右手を君の中心へと移す]

 ……中じゃなくて、ここは?
 自分で弄ったこと、ある?

[湿った君の中指を当てたのは、襞の内側にひっそりと
隠れた肉芽クリトリス
指を重ねたまま、そこを小刻みに撫でるようにして、
小さな隆起をたっぷり可愛がる]

[今、俺の声が君の意識に届いているか分からないけど。
指先を動かし続けて追い立てて、
やがて君の体が大きく跳ねて硬直するまで、
甘い刺激を重ねていった。**]

[――軽いトリップを半端に終えたのは、
自分にはここから先の道がなくて、行き止まりだったから。
痴態を見守ってもらった後に振り返り、
滲んだ視界に彼を見付ければ、
おかえりと声を掛けられる。

ずっと傍にいた幻と彼が重なって、
頭に乗せられる柔らかい重みに目を細めた。
ちゃんと、彼が見たいって言ったものを、
見せてあげられたかなとぼんやり考えた]

[でも小さく首を傾げた彼は、
こちらの問いに、問いを返してくる。]


  えっ、ぁ……


[身体を包む腕に力が籠り、
己の右手に彼の右手が重ねられたと思ったら、
そのまま手を足の間に引き戻される。
指がくっついたまま、彼の指に合わせて、自分の指も動いていく]


  んん……っ


[動かしているのは彼だけど、指の感触は自分のもの。
下着の真ん中に添えられて、
わかりやすく沈むところをそのまままっすぐ撫でられる。

このまま何度か往復すると
簡単に息が上がって、下着が濡れてしまう事が予想できる]



  ……いっしょ、に……


[彼の提案はとても魅力的に思えた。
一緒に指を入れるの、気持ちよさそう……

優しい刺激に痺れそうな脳が頷きそうになるが、
その前に右手が一度彼の口元に運ばれて
含んだ、という表現では足りないほど淫靡に濡らされて、
思わずぴくりと反応する]


  ぁ……


[「これ」と指されたのは秘処を隠すピンクの薄布で、
こんな場面でなければ「解いて」ってちょっと恥じらいながらのおねだりもできただろう。
でも頷く間もなく片手でするすると結び目を引っ張られ、
肌に紐の痕を薄く残して、簡単に剥がれてしまった。**]



  み、見ないです……


[布が取り払われたところに、
彼の手だけが優しく触れる。
見るという発想すらなかった顔で目を逸らしている間に、
下生えから足の付け根へ、そして膝へと移ろった手に宥められる様に、足を開かれる。
着ているものは下も肌蹴て足も露わになるけど、

それより、
濡れた指を濡れた入り口に導かれて、そのまま挿入れるのかと思って身体が小さく強張る。
襞を少し分けただけだったけど、
ほっとはしてられない。

そこは酷く敏感なところで、
すごく好いところだって、
彼も自分もよく知っている]

  

  ……それ、は……あります、けど


[入り口を浅く触っている内に芽に触れる事はよくある事で、一人でして一番気持ちいいのもここ。
自分の指だけど彼の指に支えられて操られる小さな振動は、一人で触れている時よりも大きな快感を引き出して、
一人の時より大きく膨れて、

びく、びくと身体の震えが大きくなる]



  ──ッあ、  ゃ、あぁ


[言葉にはならなかった気持ちが身を支配する様に快楽の底に落とされて、なのに腰は天に向けて浮いて、
ピュ、
と飛び出した小さな飛沫が、
二人の指に僅かに掛かる。
ふるふると震えたのち、
力が抜けた身体を彼にゆっくりと預け、
細く、何度も息を吐く。
寝具には落ちなかったけど、自分の指も濡れているのに、何かしでかしてしまったと詫びる余裕はなかった。

あぁでも、この感覚は経験がある様な……
スキー旅行の時だったか…………
……今は、あまりよく考えられない]

[乱れた呼吸も、心臓の音も聴こえそうなくらい密着したまま、色めいているとも切なげとも言える瞳で彼を振り返り、]


  ひすい、さん……
  すき

  もっと、教えて……
  二人で、幸せになりたい


[甘えた声で願う。
彼が教えてくれるなら、
怖い事でも幸せで気持ちいい事になると思う。**]

[追い詰められて果てた瞬間、温かい飛沫が右手に降りかかる。
ごく少量だけど、勢いよく噴出したこれ、
これって、もしかして…]

 ねぇ、ねぇ…みる…、今の…ってさぁ…気持ちよすぎて、
 
潮吹いちゃったの…?


[苦し気な表情が緩んで蕩けたようになってる君に、
コソッと耳打ちする]

 かわいぃ…、…ン……おれもさっきから
 コーフンしっぱなしだけど、
 君のコレ浴びて、…もぅたまんなくなっちゃったな

[右手は濡れたままだったけど、構うものか。
衝動的に君を背中から強く抱き込む。
君の腰にはちきれそうになった股間を押し付け、
密着させたまま押し上げるように腰を大きく前後に揺らす。

そんな最中に、甘えた声でもっと教えて、二人で幸せになりたいとお願いされたら、答えないわけいかないよ]

 
 ん…、おれも、すき…
 いいよ、…もっと、教えてあげる…
 俺の
ちんぽ
を、今すぐ突っ込みたいところ、
 一緒に確かめに、…いこ

[君の背中を抱き込んだまま、重みをかけて前へ倒す。
布団の上にうつ伏せに重なった後で、
君の腰に腕を回して引き上げた。
肘と膝を突いて、腰を少し高く上げて、足を開かせて。
お互いに着乱れた浴衣姿のまま、
もう一度君の背中に覆いかぶさって、右手に右手を重ねる。

それじゃあ、今から、一緒に、]

[君の右手を浴衣の中へ導き、添えた中指を膣口へ押し当てる。
さっき君が引き返した、ギリギリの辺りだ]

 …よかったぁ…いっぱい濡れてる…
 ここさぁ、
ちんちん
の先っぽだけでも入ると、
 すげぇきもちいぃの…

[そういや君の誕生日の夜だったか、生のまま先端だけ入れられ
て泣きそうになっ
た事を思い出すな。
で、俺の思い出は、君の思い出でもある。
今、同じことを思ったりしたかな。
それはそれとして、そのまま君の指に寄り添いながら、
もう少し先へと進む]

 あったかくて、びしょびしょで…
 回すと、ホラ……音がする…

[言った通りを実践する。クスクスと喉を鳴らして低く笑って]

 こわい……?…一緒だから、大丈夫だよ…
 気持ちいい?…ん、もうちょっと力、抜こうか…

[言葉で誘導しながら、重ねた手が離れてしまわないように、ゆっくりと指を出し入れしていく。指の動きに合わせて、腰を突き上げるように揺らせば、挿入されているような気分にもなるか。
はじめは第二関節まで、慣れたら指の付け根まで。ただ、指は俺の方が長いみたいだ。君は、ついてこれたかな]

 
 はい、到着
 ここだよ、…君が好きイイって言った場所

[かつて君の目の前で、
君が善がった時の指の形と動作を示したっけ。
指先の感触は間違いない。
少し強めに押し上げて…と、まずはお手本]

 どう…?合ってた?
 君もやってみなよ

[次は君に同じ動作を促す。ちゃんと教えてあげなきゃね。
交替で試したとして、何回続いたかな?教えて海瑠ちゃん!**]



  ……ん、……?


[くたりと彼に身体を預けながら、
耳打ちにゆるく思考だけ持ち上げる。
でも、しお、って何の事だろう……
気持ちよすぎた、は事実だけど、
潮が何なのかわかってないので、小さく首を傾げた。

でも彼が何だか喜んでくれてるっぽい事は理解したから、抱きしめられてきゅんとなる胸も、押し付けられる昂りも、淫らに揺さぶられる身体も、心地よく受け入れた。

一緒に確かめにいこうと言われて
こくんと頷く。
身体の中に指を入れる事は怖かったのに、
そんな風に言われたら嬉しくなるし、期待すら滲んでしまう。

彼の思うままの格好にされる頃には意識もはっきりして、このかっこ恥ずかしいな……と思ったけど、]

[さっきまで触れていたところの少し下。
彼に初めてを裂いてもらって彼だけが知っているところに、自分の中指が当てられている。
入り口に添えるだけで滑りを感じて、
これなら痛くないかなと思う。
いっぱい濡れてるって言われると
やっぱり恥ずかしいけれど、]


  ……自分も、
  気持ちよかったですよ


[思い出したのは自分もあの夜の事だったから、
顔が見られにくい事をいい事に、そう答え、微笑む。

でも一緒になった指の先が入り口を割って中に潜り込んで来て、生温かさに慣れなくて、ふるりと震える。
ホラ、って示した通りに指が回されると、
中に満ちた蜜がくちゅくちゅと溢れそうな音をたてる]


  、 ゃ…… おと……


[恥ずかしくて聴いてられないのに、
身体が悦ぶから、混ぜられる間、ずっと水音が鳴っていた]

[大丈夫、と力抜こう、という彼の言葉に従って、
息を吸って、吐いて……
ふたつの指が解けないまま一緒に奥へ突き進む。
掻き混ぜられなくとも、
指をまっすぐ進めていくだけでも、
くぷくぷと身体の中で音が鳴っている様だった。]


  ふぁ、あ……、 あ、
  はいってる、 指……


[指で触れる自分の身体の中は生温くてぬるぬるで適度に柔らかくて、ちょっと内臓って感じがして……
気持ちいいかはよくわからない。
でも二本の指に拡げられる感覚は、
名を付けるなら絶対に「快感」だ]


  んんっ、 あ、 はぁっ……、

  出し入れ、 きもちいぃ あっ、ぁあ…… 
……翡翠さんの、みたい



[甘やかされて柔らかくなった身体が快感を訴えて震えるが、
奥へ沈められるのと一緒に身体を揺さぶられれば、
楔を埋め込まれている時みたい。
何にも覆われていない故か、あの先っぽを思い出したら、
熱に浮かされた様な呟きが漏れた]

[いつの間にか指が全部呑み込まれていて、
指の長さによる段差が何か、変な気分。

何か、外から見たらどんな感じなんだろうと思って股座を覗き込んでみたい気持ちになった時、聴こえた。
到着、って……?]


  こ、こ……?


[確かに、気持ちいいところを教えた記憶はある。
でも自分の指ではよくわからない、と思っていたら、
手本を示される]


  ひあっ、 ぁ……


[震える息を飲み込みながら、間違ってない、と頷く。
同時に、すごいなあと思う。
目印もないこんな感覚的な事が
わかるんだ、覚えられるんだ、と。

促されるまま自分でもそこを手探りで押してみる。
でも黙って真剣にやっていたせいで完全に作業みたいになってしまって、もう一度彼にお手本をおねがいしたら簡単に腰が震えて、膝から崩れてしまいそうになって……
なんか落差で風邪ひきそうだった]



  難しい、です……


[自分の身体なのに彼の方がうまく扱えるなんて。
ため息と共に難しいと呟いたら、

膣に指を埋めたまま、
くちゅりと音をたてて自分の手を返して、
むちゃくちゃなかたちかもしれないけど、
彼と手を繋ぐ様に合わせる]


  ……翡翠さんの好いところも
  教えてほしいんですけど……

  その、 じぶ……

  ……私の、お腹の中で……


[こんなの自分だけが気持ちいいんだと思うから、
彼にも気持ちよくなってほしいし、
彼が覚えてくれたから、
自分も覚えたいと思った事を、彼を振り返りながら伝えた。**]

[君の背中から覆いかぶさり、互いの右手を重ねて君の秘部を同じ指で貫く。中を掻き回して音を立てると、恥ずかしがっちゃう君が好き。]

 音…いや…?
 こんなにビチョビチョになって、…俺は嬉しいけどな…

[君が音に敏感に反応するって知ってから、割といつも、
ココで音を立ててしまう]

 俺のが欲しくてこんなに濡れちゃうんでしょ
 たまんないよ、……すき

[愛を告げると共に親指の節を曲げ、
爪先で愛しい君のクリをまた擦っちゃう。
ああ、ここがこんなに溢れて…、何だか泣いているみたいだ]

[そして、指を出し入れしながら腰を叩きつければ、甘やかな嬌声を上げ、俺のみたいだって悦んでくれる。

そんな風に啼かれたら教えるのをやめてさ、今すぐ指の代わりに俺のちんぽをぶち込みたくなるな。
でもさ、二人で幸せになるって言ったんだから、もう少し耐えろよ、翡翠。……男だろ]

[君のイイ所を教えたくて実践したけど、自分の指では上手く出来ないみたい。
溜息と一緒に、難しいと嘆いて萎れてしまう君に、いいんだよ、と耳元に返してあげる]

 ふふ、全部自分で上手くやろうとしなくていいよ
 じゃあ、ココはこれからも、俺に任せて…ね?

[繋ぎ合わせてくる君に応えて宥めた。
そして、俺の好い所を教えてくれ、という。
君の中で示してくれ、と。]

[今の言葉一つで射精するかと思った。
耐えたけどさ
]

 ……、えっ、…うん…
 じゃあ、…もう、君の中に挿れていい?
 
もう限界、……はちきれそう、


[君の中に埋めた指を引き抜くと、右手も解放して、
覆いかぶさっていた身を起こす。
布団の上に足を投げ出して座り、
浴衣の前を開いて、これまで耐え抜いた逸物を見せつける]

 俺のパンツ脱がせて
 あと、いつもの、
…───お願い


[教えてくれという言葉に乗っかって、
ついつい、矢継ぎ早に君にして欲しいことを訴える。
君に下着を下ろしてもらってる間に、
枕の下に忍ばせたコンドームの小袋を取り出して、
君の前に差し出した。……はい、いつもの]

[好きな人が喜んでくれるなら、どうやら濡れやすい体質である事を恨むべきではないんだろうけれど……
あんまり心穏やかではない。
彼が欲しくて濡れるというのはその通りなんだろうと思うから、
それを触覚と聴覚で知られるのも恥ずかしいし、
……えっちな音だから、
えっちな気分に拍車がかかり過ぎる、様に感じるから。


こちらの指を導くだけじゃなくて、
親指も使って肉芽にも触れられれば、
また声が上がってしまうし、どこかからまた滑りが増えて、栓がないと零れてしまうんじゃないかと思った。
色んな意味で指を抜きたくなくなってきてしまう]

[腰も使って責め立てられた後、
これからも一人でするのは物足りないのだろうと思い知らされたけど……、それでもいい、それで、いいのかなと思う]


  ……はい。


[これからも彼が気持ちいいところに
つれていってくれるから。
優しく宥められて、今度は幸せにため息を吐いた]

[好いところを教えてほしいって言ったら、
何だか動揺した彼の身が離れる。
蓋が外れた蜜壺から何も溢れなくてほっとしながら、ずっと勃ちっぱなしって辛かったよねと、少し眉を下げる。
挿入れていいです寧ろ挿入れてくださいと言わんばかりにこくこくと何度か頷き、
開幕のカーテンみたいに浴衣が開かれる様に、
こくりと喉を鳴らす。

いやらしい光景なのに、
彼の表情も充血した象徴も、
うつくしいと感じてしまう]


  お願いされるの、嬉しい


[脱がせたいのもゴムを着けたいのも自分だけじゃないとわかるから嬉しいと頷いて、半端に脱がした下着をするすると足の方へ引っ張って、指先から抜く。
それをきちんと畳んで横に置いておいたら、
今度は最早見慣れた小袋が差し出される。
どこから取り出したんだろうと一瞬思いながらも、
両手で大切に受け取った]

【人】 瀬戸 海瑠

― 翌日のお話 ―

[天気予報通り今日もきれいな晴れ模様。
でも風が気持ちよかったし、海への道を歩いてみたいなという話になったんだったか、お喋りに話を咲かせてビーチまでの道を楽しんだ。
ちょっと海に入って遊んでパラソルの下に入ったら、
今日は何だかうとうとしてしまう……>>0

うーん?と目をこすりながら意識がはっきりしてきたのは、
隣で何やら一人で喋っている声が聞こえて来た頃。>>2]


  ん……?
  どうしたんですか……?


[そして渡されたスマホを受け取って、
そこに映し出された記事をざっと読む]
(28) 2023/04/30(Sun) 6:11:56

【人】 瀬戸 海瑠

[……え?この近くの話?と思って顔を上げたら
どうやらその様で。>>3
「行ってみよう」と言う彼>>-92に、ふふっと眉を下げて笑う]


  翡翠さんって、
  こういうの好きなんですか?


[こういうの、とは「二人は将来ずっと幸せになれる」といった記事の一文について。あんまりこういうのに左右されないというか、あんまり信じてないというか……縁がなかったものだから、自分はぴんと来ていない。
でもこれを信じて……否、信じていなくとも、
これを目的に行ってみようという彼の事を
かわいいなと思ってしまった]
(29) 2023/04/30(Sun) 6:12:13

【人】 瀬戸 海瑠

[彼が行きたいと言うのなら勿論ついて行く。
まあこの時点でそこで行為をする気はないんだけど、

うん、行きましょうね、ってにこにこしながら
お昼ご飯を食べて>>4……

水着の上からレースのカーディガンを羽織り、
帽子を被って、磯の方へ足を進める。
持ち物は貴重品その他を入れたビニールのバッグのみ。

他にこっちへ向かう人は居ないのかなと
何となく後ろを確認しながら歩いていたら、
立ち止まった彼に制止される。>>5]


  なんですか?


[といつもの調子で尋ねたら、敏感なセンサーを働かせた彼が告げた"魔の存在"にはっと息を呑む。
こんなところに?と思うより早くスマホを取り出す彼を見守ると、なんか途中に余計なものを挟みながらどこかに電話している。>>6

コウキクンとはお会いした事があったっけか、
どなただったか……
記憶を辿っている内に通話が終わったみたいで、
さっきの真剣な表情とは一変した笑顔がこちらに向けられた]
(30) 2023/04/30(Sun) 6:12:29

【人】 瀬戸 海瑠



  はい……


[言われるまま、日陰に位置するベンチへと移動する。>>7
電話口での彼の言葉や今の話で、大体の事は理解できる。
それで、自分達で退治する事になるんだろうかと、
ちょっと緊張している事をひた隠しにしながら、
コンビニへ入り、そしてアイスを分けた。
アイスを半分こできて嬉しかったから、
不安を押し殺してにっこりと笑ってアイスを食べたら、
ちょっとだけ強張った気持ちが溶けた気がする。

着信音にぴくりと肩を震わせた後、
「引き返す」と彼が言うから、どうしたんだろうと思っていたら、電話口がこっちに渡された。
頭の上に疑問符を浮かべながらスマホを受け取って、
言われた言葉に、「はい」と簡潔に頷いた。

そんなに危ないものなのかと心配になったけれど、
通話を終えた後、彼から情報>>9を聞けただろうか。
なるほど、と頷いて、
じゃあ向かう理由もないから引き返そうとしたところで、

向かう理由ができてしまった。>>10]
(31) 2023/04/30(Sun) 6:12:53

【人】 瀬戸 海瑠

[彼を現場に向かわせない様にと電話口で言われたけれど、
止めに行くのは問題ないだろうと彼と同じ意見で、
昨日一緒にビーチボールで遊んだカップルの方へ向かった。

彼の必死の説得>>11も空しく岸壁へ向かってしまう二人に
「待ってください」と自分も声を掛けたけれど、
彼らを止める力はこれっぽっちもなかった様だ]


  ……そうですね……


[彼らを放っておこうという選択肢は、既に頭にない。
でも彼が二人を追って自分が人を呼んで来るという選択肢>>12も、受け入れ難いと思わせる。
役割を入れ替える提案はきっと
彼は呑んでくれないと思ったのもあるし、
彼を一人で行かせたくないと思ったのもあったから、]


  いえ、一緒に行きます。


[そう言って頑なに意見を通そうとしたら彼も頷いてくれて>>13、いざという時は魔と対峙する覚悟を決めた。
バッグから取り出したペンを右手に握り込んでおく]
(32) 2023/04/30(Sun) 6:13:08

【人】 瀬戸 海瑠

[消えた二人の足跡を追って岩場に辿り着いた頃には、
流石に自分も禍々しい気配に気が付く。
どこに居るのだろうと目線を散らしても、
正確な場所はまだわからない……]


  ……ん?……ぁ、


[だから目と耳で確かめられてしまう目の前の光景>>14に、隣の彼と同じくしばし目を奪われてしまう。
……自分達もしている事だけれど、
他人から見たら、あんな感じなのかと
今更ながらに意識してしまう。
女の人は気持ちよさそうで……

いやいや、と頭を振ったのは、彼>>15よりは後だっただろう]
(33) 2023/04/30(Sun) 6:13:44

【人】 瀬戸 海瑠

[退魔士の顔になった彼の説明>>16に細かく相槌を打ち、
すべき事>>17も教えてもらったけれど、]


  ……はい。


[結んだ約束は、きっと口だけのもの。
彼が自分を大事に想ってくれている様に、
自分だって彼の事を何より大切に想っている。
だから、自分が危険な目に遭いそうになったって、
自分を最優先に考えるなんて、
最初から無理だったのかもしれない。

でもその時はそこまで考えられなくて、
彼の言う事を聞きたい気持ちと、
気を付けながら彼を守ろう、という気持ちで頷いていた]
(34) 2023/04/30(Sun) 6:13:51

【人】 瀬戸 海瑠



  すごい……


[術が始まれば、周囲の空気どころか、
森羅万象がかたちや色、性質を変えてこの場を自分達の領域にしてしまう。>>18>>19
その光景をただぼうっと見ている訳にはいかない。
術者を始末しなければ自分達が消えてしまうと理解した魔物たちが、彼めがけて集まる姿が見えたから、右手のペンを構えて、それを阻止する為に捕縛の力を顕現させた]


 (数、多い……!)


[これだけの数を相手にした事はない。
そもそも一人で捕縛した事だって、
片手で十分数えられる回数しかない。
視界がこれだけ霧がかっているのも初めてだけど、気配はわかるし、彼に向っていく悪しき者を見定める事はできる。
鞭の様にしなる光で一匹、二匹、と地面に縫い留めていくが、段々と追い付かなくなってくる。
それぞれの力は大した事なくても、彼に指一本触れさせない様に立ち回るには、経験が乏し過ぎた]
(35) 2023/04/30(Sun) 6:14:59

【人】 瀬戸 海瑠

[おそらく最後の一匹だった魔を捕まえるのが間に合わなくて、
魔と彼の間に無理矢理割って入った。

彼の術の邪魔になってはいけないからと声を上げるのも我慢してその場に膝を着いたけれど、
その時響いた厳かな声を合図に、自分に障っている魔が散り散りになっていく。
調伏……浄化だ。
地面に伏せさせていた魔も全部一緒に消えて行って、
彼が見事にこの場を鎮めたんだ、とわかって、
傍に立っている彼を見上げた。

彼は怪我もしてなさそう……。
ほっとして力が抜けて、彼の背中側の地面に座り込んでしまう。

名前を呼ばれたら>>20、そのままの格好で返事をする]


  お疲れ様です、翡翠さん……


[あぁ、彼を悲しませてしまうかな、と思った。
彼は自分が傷付く事をよしとしてなかったから……]
(36) 2023/04/30(Sun) 6:15:44

【人】 瀬戸 海瑠

[心配させない為にさっと立ち上がって
何でもない風を装いたかったけれど、
水着だから、お臍の横あたりにできた赤い痣は隠せないだろうし、割り込んだ衝撃か使い過ぎて負荷がかかったのか、
媒介にしているペンが割れてその破片が巻きスカートの紐部分を掠ったみたいで、スカートが腰から落ちている。
そんな状態で、
誤魔化そうとする方がきっと彼はよく思わないだろうから、
座ったまま声を掛けた]


  翡翠さんが無事でよかったです。
  ……ごめんなさい、怪我してしまって……


[憑こうとしたのか突き飛ばそうとしたのか、皮膚に影響を与えた痣は人の指みたいなかたちで軽く腫れている。
ちょっと気持ち悪かったけれど、
彼が術を施してくれたのなら、簡単に治るものだっただろう]
(37) 2023/04/30(Sun) 6:16:21

【人】 瀬戸 海瑠

[――彼が電話>>21をしている間、
大きめの岩に背を預けて休ませてもらっていた。
……やっぱり、来るべきではなかったかもと、
ぐるぐると意味のない事を考えていた。

ここに来るきっかけとなった二人が割とすぐに逃げ出した事は視界の端で確認していたので、それは彼に伝えた。
他にも聞かれた事があれば答えただろう。

電話の内容>>22やお金の話>>23を伝えてくれる彼にも、
自分は笑えないでいた。
言われるまま水を飲んで、
言われる事に生真面目に返事をして……、
目の前にしゃがみこんだ彼を、
顔色はすっかりよくとも、複雑な表情で見つめていた]
(38) 2023/04/30(Sun) 6:16:55

【人】 瀬戸 海瑠

[言いにくそうに唇を開いた彼が隣に座って>>24
それでもなかなか話してくれなくても、
じっと黙って待っていた。
何を言われても受け入れようと思った。

……でも、
彼が語ったのは、
自分が想像していたよりもずっと優しい気持ちだった]
(39) 2023/04/30(Sun) 6:17:19

【人】 瀬戸 海瑠

[退魔士の家に生まれているのだから危険はつきもので、
怪我のひとつやふたつ覚悟の上だし、
実家に帰ってひっそりと身近な魔に対処するだけよりずっと過酷な道を選んでいるのもわかっている。

自分の事を大切に想ってくれていても、
そこは割り切ってくれていると思っていた。
でもそうじゃないんだと知れば、

彼が言う事に頷くしかない]


  ――はい。


[彼の心を守る為にできる事は、強くなる事しかない。
彼の言う事ももっともだと思ったから、
しっかりと頷いたけど、
自分の不甲斐なさに胸が痛い。
謝る事も、他に言葉を尽くす事もできなかった]
(40) 2023/04/30(Sun) 6:18:26

【人】 瀬戸 海瑠

[直後に彼の方に謝られてしまった。>>25
こっちも硬かった表情が少し崩れる。
でも「あ」とか「いえ」とかの短い発声や、ふるふると首を振る事しかできないでいて、]


  ………
そうですよ……。



[交流会の夜にくれた言葉に、ぽそりと頷く。
自分も約束を守れなかったくせに勝手な話だが、

あの言葉が嬉しかった自分を覚えているから]
(41) 2023/04/30(Sun) 6:19:13

【人】 瀬戸 海瑠

[そっと手を取られたら横目に彼の表情を盗み見る。
ちょっとずつ彼の纏う空気が柔らかくなって来て、
ほっとする自分がいる]


  はい。大丈夫です。


[水もしっかり全部飲んで、
痛いところも気持ち悪いところも無し。
スカートが巻けないので手で押さえるという不便さだけど、
繋いだ手がほどけない様に一緒に立ち上がった時には微笑む事ができて、おんぶとか抱っことか言われると、ふふっと声を出して笑った。

続けてお腹の音>>26が聞こえたら、
一瞬きょとんとしてしまう]
(42) 2023/04/30(Sun) 6:20:02

【人】 瀬戸 海瑠



  ぁは……お腹空きました?


[照れくさそうな彼>>27にもう一度笑って、]


  ………


[繋いだ手をきゅう、と握って、少し俯く]
(43) 2023/04/30(Sun) 6:20:20

【人】 瀬戸 海瑠



  ……少し、
  自分の話を聞いてもらってもいいですか?


[お腹の足しに、と付け足して顔を上げる。
まっすぐに彼を見つめる自分の顔は、穏やかな表情だった]


  契りを、
  交わしたいと思うんです。
  貴方と。  


[少しだけ距離を縮めて、
彼の左手を持ち上げて、その薬指にそっと口付ける]
(44) 2023/04/30(Sun) 6:20:46

【人】 瀬戸 海瑠

[もう一度約束してほしい。
不安だとか確認したいという意図はなく、彼の弱さを知っても自分は貴方と契りを交わしたいと伝えたかった。
約束は一人ではできないから、彼にも応えてほしかった。

だってここは、そういう場所なんでしょう?
あのカップルの男女、ちゃんと二人で逃げていた。
恐ろしいだろうに片方を置き去りにしなかった二人は、これからもずっと幸せに過ごすんだろうと、思えたんです。**]
(45) 2023/04/30(Sun) 6:23:20

【人】 瀬戸 海瑠

― 回想:噂の岩窟で ―

[術中はまわりの出来事に一切動じなくて、
まるで何も見えていない別の世界の人みたいだったけど、
無事に術が終わると、いつもの様子に戻った。

否、声を荒げて跪く彼は、
いつもの様子とはかけ離れていた。>>46
こんなに動揺させてしまった原因は自分にあるから、
肩を抱かれても苦し気に眉を寄せてしまう。
申告しなくても傷の在り処に気付いた彼の纏う空気が一瞬、ピリと凍り付く様な燃える様な振動をこちらにも感じさせたが、
次第に冷静に、
そして悲しそうな顔になっていった。>>47]


  いえ……
  自分が未熟なだけで……


[彼に怪我がなくてよかったと思ったけど、こんなに悲しそうな顔をさせるならさっきの言葉>>37は撤回したくなる。
彼が悪いんじゃないと伝えても届かない事が、歯痒かった]
(55) 2023/04/30(Sun) 19:20:39

【人】 瀬戸 海瑠

[でも癒し手の顔になった彼が、
怪我の具合を治せるものと判断してくれて>>48
促されるまま自分の足で立って歩こうとして、]


  えっ、 あ、の……
  ………、


[身体を持ち上げられてしまって、驚いて肩に掴まって、それから彼の言う通りに首へと手の位置を移動させる。

自分で歩けますって言おうとしたのに、
負傷した負い目からか、黙って大人しくしていた。
砂浜でのときめきみたいなものはなかったけれど、
心配してくれて、大事にしてくれているのが伝わって、
さっきまで胸を締め付けていた冷たいものが
溶けていく心地だった]
(56) 2023/04/30(Sun) 19:20:44

【人】 瀬戸 海瑠

[彼に抱えられて到着した先に座ると、
医師の様な触診が始まる。>>49

患部に違和感はあるし少しの気持ち悪さはあるけれど、
変に呼吸が乱れたり発汗したりもなかったから、
今回の傷も大した事はないと思っている。
薄闇の中で彼の様子を窺って、
それは間違いでなさそうとも思う]
(57) 2023/04/30(Sun) 19:20:47

【人】 瀬戸 海瑠

[ん、と身動ぎをした後、
ぱちりと目を開ければ、もう全て終わっていた。>>50
ちょっと寝ていた様な気すらしたけど、
それは大丈夫だった筈。
心地よくて締まりのない顔をしていたと思うと少し恥ずかしいけれど、まだ少しあたたかい様なお腹を見下ろして、そこに何もなくなっているのを確認したら、生真面目に頭を下げた]


  ありがとうございます
  ……やっぱり、すごいですね。


[あたたかい気に包まれて気持ちも穏やかになってもおかしくなかったけれど、彼の気持ちを聞いて手を握られるまで>>42、表情には翳が落ちていた]
(58) 2023/04/30(Sun) 19:21:35

【人】 瀬戸 海瑠

[―――その後、

怪我はなくとも結果的に消耗が激しかったのは彼の方で、口より正直なお腹がそれを告げて>>51
宿へ戻ろうかという流れになったけれど、
自分はそれを止めた。

彼が首を傾げる>>52のは当然だったから、
薬指に口付ける行為と共に、
しっかりと伝わる言葉を選んで伝えた。

些細なミスで年末の交流会に参加した事にも意味があった様に、
この場所に今日一緒に来た事にも
意味があったんだと思う]
(59) 2023/04/30(Sun) 19:21:53

【人】 瀬戸 海瑠

[欲しかった言葉>>?30を贈られたら、
ほっとした顔になってしまう。
もしかして約束してくれないのではないかと不安だった訳ではないけれど、だって、やっぱり嬉しかったから。

結婚式にはそぐわない表情だったと思うけれど、穏やかに微笑むのはみんなの前でおこなう結婚式の時でいいだろう。

続けて左手を持ち上げられて、
自分がしたのと同じ様に薬指を唇で飾られる>>54と、
まっすぐ見つめ合いながら彼の言葉を聴く]
(60) 2023/04/30(Sun) 19:21:57

【人】 北神 海瑠

― いつかの夕方 ―


[烏の鳴く声に時計を見れば、もう夕刻。
そろそろかなと思った時に玄関扉が開く音が聞こえたから急ぎそちらに向かって、]


  おかえりなさい、翡翠さん。


[彼の帰りを笑顔で出迎えて、
重そうな荷物があれば受け取ろう。
奥から漂う香りに彼が気付いたら
ふふ、と笑って一緒に居間へ入る]


  たこ焼き、焼けましたよ。


[食べるの久々ですよねと笑って、
後は回すだけだったたこ焼きの前でキリを構える。
その手つきは武器を持つ様なものではなく、
ごく自然かつ丁寧なものであったけれど、
くるっと回したら刺したところが悪かったのか、ぽーーんと空を飛んでいって、用意していたお皿に着地した]
(61) 2023/04/30(Sun) 22:37:08

【人】 北神 海瑠



  ……用意しておきますから、
  おてて洗って、着替えて来て下さいね。

  一緒に食べましょう。


[気恥ずかしさから口元を隠しながら、
ひとまず食卓につく準備をして来てもらおうと促す。

口元を覆った左手の薬指には
あの日の誓いがかたちになった様な輪っかがはめられていて、今日もきらきらと煌めいていた。**]
(62) 2023/04/30(Sun) 22:37:36