98 【身内】狂花監獄BarreNwort【R18G】
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視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
「…………、」
ふよふよと浮く身体が現れる。
不安定な飛び方をしていた姿はもう、無いだろう。
「…………、さて」
物言わぬ少女は処刑室まで迷いなく漂う。
多くは語るまい。
後は死ぬだけなのだから。
「…………、」
その少女は"まだ"口を開かない。
処刑へ参加する者、全員が揃うのを。
ただ静かに待っている。
| 「ほう……」 投票結果はランキングを見て確認。きらきらだ〜。
「投票先を表明しなかった者がそこそこいたのかな?ニア君に入れたのは私とダビー君と……あと3人か。一体誰かな。 果たして投票理由はなんとなくか……、殺したい理由があったなら聞かせてほしいところだ」 とはいえ特別気になっているというわけでもなく、自分もさっさと処刑室へ向かう。 (6) 2021/10/09(Sat) 21:33:00 |
金糸雀はまだ鳴いている。
いつものように静かに処刑室を訪れ、時を待っている。
「…………、可笑しいな」
「この場を……盛り上がらせるための。
…………、投票の誘導じゃ、無かったのかい?」
首を傾げる。そうすれば楽しくなるのか、と。
自分でも
自分に票を入れた
のだから。
「兎を殺せば楽しい舞台になると、証明してくれよ」
| 「もちろん私は楽しそうな者に入れたさ……君はあまり表情が見えないが、」 ポケットから食事用の小さいナイフを取り出して、つけられたカバーを外し。 ニアを狙った鋭い投擲。 大雑把に胴狙いだが、狙いは正確ではない。どこへ突き刺さるか、壁へ突き刺さるか、他の誰かに当たってしまうかは分からない。 「こういう時はさすがに何か感じるものがあるのかい?少し興味がある。 ーーああ、それと、兎は誰が調理しても美味しい肉だからな、君はどうだか楽しみだ」 (17) 2021/10/09(Sat) 22:04:32 |
イクリール
「…………、」
きっと、あなたのお望みの反応はできない。
それが当たっていたとしても、少女は微動だにしないだろう。
いつも通り、震える身体はそのままに。無表情のままに。
「…………ひとつ、」
震える身体はそのままに。
人差し指を掲げ口に当て。
重く、少女は声を紡ごう。
「…………、どうしたら死ぬか? という質問に答えよう」
「身体の強さは普通の人間に等しい、殴られ蹴られすれば、
普通の人間同等のダメージを受ける…………、のだが」
「兎は……、ニアは
んだ」
「炎に焼かれ、死に、新たに蘇る。そういう種の"生き残り"だ」▽
「…………、嗚呼、でも今は……、
その力さえも封じられているのだろうか?
炎に包まれ死ねるのならば……兎は本望なのだが。
いや、なんだ…………、二度手間になって
手を煩わせる訳には、……いかないと、思ってな」
「……、ならば、最早なんでもいい」▽
「――――
」
無表情のまま。
されど、挑発とも取れる目線を周囲に向ける。
赤色の
が揺れ動く。
目が合えば。
焼けるような猛烈な熱さを
に抱くかもしれない。
嗚呼、奴隷として産まれ、生きたこの身。
罰と痛みを科せられ、与えられる事など、
「…………ふ、」
造作もない事だよ。
赤の瞳を向け続ける。燃やしはしない、ただの挑発だ。
| 概ね狙い通りに突き刺せたナイフを見て、ニアの反応を見て。 視線を合わせて……未知の感覚に笑う。 彼女は今まで出会ったことのない、新しくて…… いい食材になってくれそうだ! 「……ふ、どうやら私が構う必要はあまりなさそうで。 約束ついでに私の分もよろしく」 もう一本出しかけていたナイフを仕舞い、アンタレスの肩を叩いて後ろに下がる。 (24) 2021/10/09(Sat) 22:31:15 |
赤の双眸がアマノを捉え続ける。
その
は抵抗をしない。
一瞬の内に距離を詰められ、拳を受けた細身の少女の身体は。
踏みとどまる事はできない。
姿勢を崩して倒れ込む。咳き込む。赤を吐く。
それでも。
真っ直ぐと、炎のような
を見開き続ける。
明かりに照らされて黒檀が
朱
に揺れた。
……熱を感じる前に、黒檀は伏せられる。
能力も役割も似ているのかもしれない、と。
ふと思う事はあれど今この場においては関係のない事だ。
票を入れたひとりとして、ナイフを持って近づいて首のあたりにぐい、と差し込む。
放っておけば出血死するだろう傷。
けれどきっと、血が抜けきる前に誰かがニアの息の根を止めるだろう。
赤の双眸がキンウを捉え始める。
その
は抵抗をしない。
動かない体にその刃はいとも簡単に傷を残していく。
赤が溢れて、溢れて、溢れて、
それでも。
真っ直ぐと、炎のような
を見開き続ける。
ルヴァに視線を向けた。挑発か、合図か、そのどちらもか。
赤の双眸がルヴァを捉え始める。
その
は抵抗をしない。
拳銃。その兵器の構造はよく知っている。
身に受ければどうなるのかも、知っている。
倒れたままの動かない少女の身体。
パァン!と爆ぜる。撃ち抜かれる。
左脚は再び、鉄砲玉によって手折られた。
それでも。
真っ直ぐと、炎のような
を見開き続ける。
赤の双眸がナフを捉え始める。
その
は抵抗をしない。
少女の身体は軽々と持ち上がる。
寒さ
に震える身体はそのままに。
表情も歪ませぬまま、声も出さぬまま。
全ての重力を共にした浮遊、その天井で――――
落下、落下、落下。
頭を強く打ち付ける音が響く。
脳が揺れる感覚に吐き気を催す。
口から零れるは赤、赤、赤、
それでも。
顔を上げ。
真っ直ぐと、炎のような
を再び、見開いた。
赤の双眸がメサを捉え続ける。
その
は抵抗をしない。
その兎は決して目を逸らさない。
声を上げない。顔を歪ませない。
砕かれた骨が肉を抉る。突き刺す痛みと鈍い痛み。
音が鳴る。音が鳴る。音が鳴る。声は――――
響く足音の後、処刑室の扉が唐突に開かれる。
現れた青年の表情は酷く青白く、急いでいたのか肩で荒く呼吸をしている。
その場に居る誰にも何も言わず、何かを言われたとしても応えることは無く、部屋の中にある拳銃の方に真っ直ぐ歩んでいき、その内の一つ手に取る。
この部屋にあるものの中で、一番、手慣れた武器だ。
兎の死を悲しんでくれる優しいキミへ。
終わったらまた沢山、遊ぼうと。
今は言えない事を許して欲しい。
真っ直ぐと、炎のような
を再び、見開いた。
| 「おいおいおい……彼女まだ死んでないじゃないか? 何で放り出すかね?いいところで」 メサへと野次を飛ばす。
「ま、なら……さっきの1発だけじゃとてもとても参加したとも言えないものな?私が……」 ニアへ近づこうとして。
「……へぇ?」 乱入者を見て、足を止める。 (32) 2021/10/10(Sun) 0:30:45 |
そのまま兎の元へと、既に赤く身を染めている己の先輩の元へと歩み寄って。
銃口を、彼女の頭に。致命傷となるであろう場所に、正しく突き付ける。
きっとその時に目が合い、あなたの瞳から
を覚えただろうか。
引き金を人差し指に掛けて、――発砲した。
ミズガネを見据える。一度も向けられずにいた、赤の瞳のままで。
赤の双眸がミズガネを捉え始める。
その
は抵抗をしない。
目を見開く。
あなたの良く知る紅水晶ではない、赤をあなたへと向ける。
真っ直ぐと見開き続けていた炎のような
は――――
銃の音。頭が爆ぜる音。
それを最期に
赤は閉じられ
は消えた。
その
"二度目の処刑"は果たされた。
無意味な死を受け入れようか。
生き返る死を受け入れようか。
いつか
その日を夢見て。
その
今は眠りに就こうか。
『嗚呼、炎がニアを救ってくれた。』
『嗚呼、炎はニアを救わなかった。』
少女が動かなくなったのを確認すると、使用した拳銃を乱暴に投げ捨てる。
床に落ちて、甲高い音が鳴る。
「……にが、何が、無礼講だ……何が、ゲームだ……」
叛逆者はそのまま、誰にも何も見向きをすることは無く、処刑室を後にして何処かへと走り去っていった。
あぁ、終わったんだなぁ。と処刑室前を通って湯呑みを乾かしに行った。
| 処刑が終わってから。
「はいはい、お疲れ様ナフ君。 あと、ルヴァ君。君の参加もいいものだったよ」 と適当に参加者を労りながら、ニアの元へ。
倒れた体の、顔を掴んで引っ張り上げ、閉じた瞼をこじ開ける。 「あの色がまだ残っているといいのだけれど……どうだろう?」 イクリールが興味を示したのは、ニアの瞳だ。眼球とも言える。 瞳の様子はどうだろう?頭部を撃ち抜かれたのだ。流れた血が入り込んでいたら色が見えづらいだろうか。 両目を確認する。 (37) 2021/10/10(Sun) 1:04:21 |
イクリール
こじ開けられた瞼の先。
そこには紅水晶ではない が在るだろう。
赤に染まったままに命を終えたからだろうか?
不死兎の特性、力を使う時そのままの赤が、両の目に。
在る。
あらかた粘土を洗い落としギャラクシードリンクdrinkで一息ついている
完成の暁にはあの湯呑みでこいつを、と考えると楽しみで仕方が無い、自然とクククと笑いが込み上げた。
| >>+22 ニア 満足げに笑う。 もしその色でなければ記憶を元に 染めなければ いけなかっただろう。 「成程、死ぬ直前の色はそのままと……生きているうちに処置を済ませなければいけない種ではないのだな」 ポケットを探り、器具を取り出す。 ナフの察したした通り、ここから先は食材調達だ。 イクリールが出ていくのは、これが終わった後である。 (39) 2021/10/10(Sun) 1:27:49 |
(このギャラクシードリンクとかいうのめちゃくちゃまずい )
しかし人前で飲み物を吹き出したりしようもんなら非常に
ダサい
。
ここで堪えねば漢が泣く、
真っ青
に染まった顔で必死に表情を取り繕うが変な汗が吹き出し指先が痺れていく……
| >>40ルヴァ 「いいね。私も後で入ろうかな」 と言いながら、作業を終え。 >>41アンタレス 「君も食べるか?なら"もう片方"も頂いて行くけど」 片方だけを仕舞った容器はまだ手に、器具も手に持ったまま聞く。 (42) 2021/10/10(Sun) 1:48:11 |
「……俺は、
不死鳥のメレフ
……だ…」
そう残しコップを片手にそっと意識を手放し、不死鳥は燃え尽きる、
真っ白に
。
| >>43 アンタレス 「まったく。意外性のひとつでもあったら面白いのに、やはり予想通りか」 昨日、ミンの亡骸に対してしたのと同じように手を離し、ニアを床へ落とす。 「それじゃ、後はよろしく看守君」 後の片付けを手伝う気はあるわけもない。 (44) 2021/10/10(Sun) 2:10:04 |
| イクリールは、トラヴィス君は面白いと思ったが、言っても喜びそうにないので言わなかった。 (a20) 2021/10/10(Sun) 2:29:21 |
ベッドの上でゆっくりと、自分の身体が動くことを確認している。
――――其の宴、舞台の途中、追想。
赤の双眸がダビーを捉え始める。
その
は抵抗をしない。
その男の動作に見向きもせず。
ただただ、瞳を見据え続けた。
撃たれる、撃たれる、撃たれる、
花が咲き乱れる、赤が蠢く、赤が蠢く、赤が――――
花に攫われ、右脚は手折られた。
手折られた両の脚で、その兎は次に空を跳ぶ。
きっと。
真っ直ぐと、炎のような
を見開き続けたままに。
其の宴、舞台の追想、終幕――――
ふらりと。賑やかな音に誘われるように立ち寄れば。
和やか(?)な監獄の名物に拍手をおくった。
「おはよう、メサ」
ゆるく手を振ってみる。僕もご飯食べようかな。
「気にしてくれるの?嬉しいなぁ♡
…今はもう、大分落ち着いてるよ。大丈夫」
いつもよりは大人しいものの。ほんのりとはしゃいでみせた。
ハッと目覚める、椅子に座ったまま気絶していたらしい。
口直しにホットチョコレートdrinkとメープルシロップsweetを注文した。
ホットチョコレートにメープルシロップという圧倒的な甘みの暴力の前に昨晩の銀河はすっかり上書きされてしまった。
というものの口が甘過ぎるのでスコーンfoodを注文する。
トレーニングルームの中継が見れるなら見たい。トラヴィスは元気出して……と思った。
鳴かない。唄わない。黙したまま蘇生室へ運ばれただろう。
| ……暫くぶりに、調理室から出てくる。 手には、調理室で最も透明度の高かったガラス容器がある。
「スライムが手元にあってよかった」 この調理には少々慎重さが要った。何せひとつしかない大事な素材を使う調理で、そういくつも試作を重ねることはできない。今は。 けれども同じものを調理したことは何度かあるので、味に関してはきっと心配ないだろう。
容器を透かす。そのままだと薄緑色になりがちなスライムのゼリーを今回は丹念に透明になるよう処理した。理由はこの中心に浮く赤色……眼球のためだ。 瞳以外の箇所が変色しないよう栴過水につけて火を通したそれは狙い通り死後そのままの色を保っている。
今回特に気をつけたのは、その見目を失わないようにすること、鑑賞性。 味をつけるためにこの形が損なわれるのは望ましくなく、食べる最中にもよく見えたほうがいい。 食事は、目から入る情報も大事だ。 「……甘くしたのは初めてだったけれど」 試食は適当なテーブルと椅子のある、余っている部屋で落ち着いて行うつもり。なので移動。 (86) 2021/10/11(Mon) 0:20:54 |
| 「……なーんてね」 通信を切ったあとの呟き。 適当に賛同したまでだ。これで便乗してくる人間はいるだろうか。投票が盛り上がってご本人の反論が聞けたら面白いのにな、ということしか考えていない。 どうせならそれで別の誰かに票が流れることになればなお面白い。
「次は、許可のあるものか……そろそろ華やかなものか?」 どちらにしようか、まだ考え中。 (87) 2021/10/11(Mon) 1:08:28 |
みんなの真似をしてお菓子を貰いに行ってみた。パンプキンパイvilをひとつ。
まっておっきいのは兎、胃袋のデカさ的にちょっと無理……
やったあ!アマノのロリポップと、自分のパンプキンパイを交換した。
ポケ○ンだったら進化してたかもしれない、と思った。思うだけで口にはしてない。
は、も になっちゃった……日本語破綻してかなしい……
「…………、ウナギ目・ハモ科?」
そういう話では無い。
横向きになって浮遊し始めた。ハモの真似のつもりらしい。ふよよ〜……
うねうねした動きができなくてやめた。別に見られて恥ずかしかった訳ではない。決して。
フォークがだめそうな現場を目撃してしまった。だめそう。
キミらしくていいと思う、と思った。思うだけで口にはしてない。
うわ、皆夜更かしだなぁと思いながら巡回でやってきた。
ふよよ〜と漂う身体。
増えていく人々を眺めている。
無表情ながら、どこか楽しそうだ。
ナフに、もらっていいなら1口だけ欲しいな、した。寝る前だからね。
有難くバナナオレを一口いただいた。ちゃんとストローは用意しました。
「…………、お菓子パーティが一気に、こう……、
ブラッディパーティに……、なったな……」
え、そんなに血が届くものだっけ?シナモンロールvilと鮮血vilを頼んでみる。
アンタレス
「…………、あ!」
見知った顔がいるぞ!
あなたを見つけるや否や、近くをふよ……と漂い始めた。
「…………、フライパンって食べれるのか?」
人に聞く事ではない。
「鮮血…………」
とりあえず雑用用のマシンに預けた。必要な所へ転送して。
アンタレス
「…………、だよなあ」
知ってた、の顔。知ってて聞いてみたのだ。
万が一があるかもしれないからな。
墓守だ!囲え!……トラヴィスのの近くを漂い始めた。
筆で湯のみに
や
とか
とかのあらん限りのカッコイイワードを書き込んでいる、うっとり。
「あぁ、ハーブティー?って奴だな。」
とりあえず変なものでは無いと分かれば安心だ。
人々が去っても変わらずに、小さな身体は漂う。
鼓動も、熱も無いロビーをぼんやりと一瞥して。
「…………、」
ただただ、何もない空間を受け入れた。
初めての、何もない静かな空間を。
"理解"した――――
「…………、うん、わかった」
頷きをひとつ。
「…………、ニアも、お部屋もどろう」
いつもとは違う。少女のような振る舞いを。
一瞬だけこの空間へと浮かべて。
いつも通り。ふよふよと自分の檻へと戻っていった。
ダビーを殺した。何度も何度も傷付けてから殺した。己の毒をぶつけながら殺した。
| イクリールは、昨晩自分の出番が必要だったことを感じた。血液もフライパンも食べ物だ。 (a173) 2021/10/11(Mon) 11:54:19 |
| イクリールは、しかし輸血パックから直接飲んだりしない。飲める味ではないと思う…… (a174) 2021/10/11(Mon) 11:56:44 |
ちょっとまだ表に出れそうに無いので裏で[[vil.]]振ってたら輸血パックも鮮血も出した。何故。
ダビーに輸血パックをベシッッとした。これは与太ミズガネだ。
| イクリールは、トラヴィス君報告ありがとう!ミズガネ君!調理するから私にくれ!と思ったが、裏だった。 (a180) 2021/10/11(Mon) 13:54:32 |
イクリールに後で鮮血を届けに行ったかもしれないし行かなかったかもしれない。
ところで鮮血ってどんな形で配布されてんの??瓶入り???と与太時空で思った。
| イクリールは、期待された通り鮮血からブラッドソーセージを作って配り歩く(与太なので配っていない) (a182) 2021/10/11(Mon) 14:09:23 |
漸くカウンセリング室から出てきた。ぼんやりとした表情で、そのまま自室に向かう。
ダビーがダビーなのは当然なのでは?と思ったが現場を見ていないので言えない。
ダビーの念を受け取った気がした。ので、何も見なかったことにした。
既に薄くなっていた片手の傷を、それでも残した。それだけ残した。
治療にもう少し時間を掛けた後、カウンセリングを受けたでしょう。キンウのカウンセリングは、いつも短い。
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