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人狼物語 三日月国


5 光と闇の幻影月蝕〜Phantom lunar eclipse〜

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視点:


【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

[地下書斎に、アカシックレコードに。
拍手の音が、鳴り響く>>0]

 …。

[歌い終えて、肩で息をしていれば
そんなふうに、変わらぬ口調で語りかけてくる彼女。]

[見せて貰おう、と
そんなふうに口にして、種子をわたしの掌に。
握りしめたそれと変わらぬ、胡桃ほどの大きさの種子。

世界樹の種《セフィロトズ・シード》>>1
それが、この種の名前。]
(3) 2018/12/22(Sat) 22:16:44

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

[彼女は、アナベルは此処《地下書斎》に残るという>>2]

 ……。

[送り返そうとする彼女の元へ、一歩を踏み出す。
そのまま――ふわり宙を舞って、アナベルの傍に近づいて。
彼女の手を取った。]
(4) 2018/12/22(Sat) 22:17:02

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ


 アナベル。

[黒の不死鳥の少女の名前を呼ぶ。
そのままその手を握りしめて]

 わたしはね、アナベル。

 さっきも言ったけれど、>>4:86
 本当に優しいのはあなたのほうよ。
(5) 2018/12/22(Sat) 22:17:16

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

[それにね、と。
悪戯めいて、微笑って]

 あなたと戦うと言ったけれど>>4:92
 あなたを倒すとか殺すとか言った覚えはないわ。
 わたしはね?
(6) 2018/12/22(Sat) 22:17:47

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

 
 わたしは、この世界で生きたいと言った。
 わたしが生きたいその世界には、
 コーネリアスやニグラスやミルフィーユ、
 スピカや今までこの世界で戦ってきたヒトばかりじゃない。

 ずっと"みんなのために独りで戦ってきた">>4:68>>4:93
 優しいあなたに、そこに居てほしい。
 わたしたちが作り生きる新しいセカイには、あなたが必要なの。
(7) 2018/12/22(Sat) 22:19:01

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

 勿論、あなたが嫌だというのなら
 無理にとは言えないけれど。
 でも、わたしはあなたとも一緒に生きたい。
 あなたや、スピカともこんなふうに手を握ってみたい。

[だめかしら?と首を傾げてみせる。
もっとも、駄目だと言われたらそれはそれで
この地下書斎に入り込む手段を探すつもりだけれど。

だって、独りは寂しいから。
ずっと、わたしを"同胞"と呼んでくれていたこの子を>>4:80
このまま一人ぼっちになんて、したくないもの。]*
(8) 2018/12/22(Sat) 22:19:48

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

[アナベルやミルフィーユと共に扉の外へ。
メギドはどうしただろう?
彼の姿も見届けてから、学園内を歩いていく。

そこにヒトやイシ、避難民の姿はあっただろうか?
そして、月は見えたか。
いずれにせよ、学園の外まで出ることがあれば
廃墟と荒地が多く目立っていた学園周辺は
先程の唄の効果によるものか>>4:119
樹木が生い茂る豊かな森と化していた。
それが、延々と続いている。

先程アナベルから手渡された
世界樹の種《セフィロトズ・シード》>>1を手に思案する。
この種子を何処に植えるのが一番良いか。
それを考えて。]
(13) 2018/12/24(Mon) 1:13:57

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ


 アナベル。
 この学園で一番見晴らしの良い場所があれば
 教えてほしいの。

[そこに、この種を植えたいとそう告げる。]

 ここは『学校』というところなのでしょう?

[知識としては知っている。]

 子供や年若い者たちが、
 これから生きていくために必要なことを学ぶ場所。
 愛や友情や、将来の夢を育んでいく場所。
(14) 2018/12/24(Mon) 1:14:26

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ


 そういう場所でなら、この『子』も
 良い生長を遂げることができると思うわ。
 何より、ここならあなたも見守ることができるだろうし。

[そうして、学園の校庭の外れ。
丘のようになった見晴らしの良い場所まで歩いていけば]

 ここにしましょう。

[そういってそっと地面に手を翳すと、
そのあたりに丁度良い穴が出来上がっていることだろう。
或いは、見る者が見れば気づいたかもしれない。
彼女が手を翳したときとその手を離した直後、
地面の下で小さく蠢いた"なにか"の存在に。]
(15) 2018/12/24(Mon) 1:14:57

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

[種子を穴に入れて、地面を埋め直す。
そうしてそこから少し距離をとって離れると]

高天原に神留座す 御創神漏岐神呂美の命以て

神明に五色の幣帛を奉倶り 五臓の神
五方の神五行の神を奉請て

神祓いに祓い給ば 天神地祇神八十百神等

下三千一百餘神鎮守氏神速に納受て

平げく安げく御神降臨奉る 如此平産給て罪咎祟禍穢は

不在物をと母與子長壽に守給事の由を

八百萬神等諸共に聞食と申す


[祝詞を唱える。二度、三度。
…そうして幾度もの祝詞を重ねていく。
この種子が無事育つようにと、何度も何度も。

普通のニンゲンであればもはや舌が痺れるだろう回数の
祝詞を重ねて。重なって。]
(16) 2018/12/24(Mon) 1:20:39

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

[その声と同じように、重ねられていくものがあった。]

 …。

[地中深くより流れてくる、
豊富な滋養と魔力を含んだ福流水は
かつて日の本で一番高いと言われた場所より来るもの。
その地とここが繋がったのは。…否、繋いだのは。]
(17) 2018/12/24(Mon) 1:21:04

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ


 さぁ、生まれておいでなさい。
 わたしの同胞(はらから)よ。

[しゅるりと。
地面から伸びてきたのは巨大な植物の"根"だ。
それらがうねり、かつて富嶽の地にて
"根を張って">>2:242>>3:147
溜め込んだ魔力を解放するように蠢いて、
大気にぽぅ…と柔らかな燐光を放つ。

そのひとつひとつが、ヒトの子の願いを叶えるために
溜め込んだものだというのが、
この場に居合わせたであろう三人にはわかるはず。]
(18) 2018/12/24(Mon) 1:21:51

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ


 ミルフィーユ、アナベル、それからあなたも。

[彼がいれば、そちらのほうにも笑いかけて]

 わたしはこれから今まで溜め込んできた魔力を
 この『子』に譲り渡すつもり。

 それで、お願いなんだけど
 この『子』のために祈ってほしい。
 これから先、この子がみんなの役に立てるように
 そう育っていけるように。

[わたしの本質は、ヒトの子の願いを叶えるものだから
ここにいるニンゲンが、平和な世界、
或いは今よりほんの少しでも
より良い世界を望んでくれたのなら。

きっと、この子はそれを叶えるために、
この世界に根付いてくれるだろうから。]
(19) 2018/12/24(Mon) 1:22:42

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ


 くれぐれも、世界を滅ぼしたいとか
 自分のものにしたいだとか、
 そういう、変なことは願わないでね?

[そういって、釘を刺すことも忘れない。]
(20) 2018/12/24(Mon) 1:23:05

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

[やがて、祈り願いと共に種子に魔力と光を注いでいけば。

――その日、多くの命が失われ。

そうしてまた、多くの命が、魂が、イシが。
此の地へと戻ってくるのだった。]*
(21) 2018/12/24(Mon) 1:23:31

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

[――…すべてが終わってから数か月後。]
(28) 2018/12/24(Mon) 23:31:08

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

―聖・フェニックス・スター学園―

[あれから、世界は奇跡的な復興を果たした。
その裏側には、アナベルや数多のイシたち、
天界やコーネリアス、そして彼によって遣わされた
月よりの使者であるルナ等たくさんの尽力があった。
特にあのとき世界中にその雄姿を伝えられた
>>2:162>>2:164>>2:166>>2:168>>2:171
電子の歌姫スピカの影響力は凄まじく、
彼女の歌の奇跡を求める者たちは後を絶たなかった。

あの日、世界樹のもとで復活した彼女から託されたその日から
わたしたちは各地で歌を紡いだ。

ううん、少し違うかな。
歌はひとりだけのものでも、わたしたちだけのものでもなくて。
この星に生きる全ての命が紡ぐことのできるもの。
わたしたちは、その命を紡ぐ手助けをしているだけ。]
(29) 2018/12/24(Mon) 23:32:13

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

[まぁ、難しいことはさておき。]

 ミルフィーユ。
 次はこっちのお店に行ってみましょう?

[そう言って、彼女の手を取って学園祭で賑わう学園内を歩く。
数か月前とはまた異なる喧騒は、とても賑やかで好ましい。
今は皆、わたしたちの存在に気づくことなく、
おかげで楽しく校内を回ることが出来た。]
(30) 2018/12/24(Mon) 23:32:32

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ


 ここ、手作りアクセサリーの販売があるみたい。
 コーネリアスやルナにお土産も買っていきたいんだけど…。
 喜んでもらえるかしら?

[そんな、他愛ない話をしながら
時折、教室を利用した飲食スペースで休憩を取ったり、
お化け屋敷やゲームコーナーで遊んだり。]
(31) 2018/12/24(Mon) 23:32:47

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

 
 …ね、ミルフィーユ。

[ひとしきり、学園祭を楽しんだところで。
ふ、と、傍らのミルフィーユの裾を引く。]
(32) 2018/12/24(Mon) 23:33:32

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ


 ――…ありがとう。
 わたしね、今、とても幸せよ。

[あの日>>23
わたしの幸福を願ってくれた彼女に、感謝を伝えたくて。]
(33) 2018/12/24(Mon) 23:33:51

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ


 そろそろ、スピカのステージが始まるわ。
 イシたちによる全世界同時ライブビューイングですって、
 アナベルも張り切っていたし、
 きっといい席をとっていてくれるわ。

[いきましょう、と再び彼女の手を引いて会場へと向かう。

世界が奇跡的な復興を遂げたといっても、
今、わたしたちが生きているこの世界には
まだまだ、たくさんの問題や困難が待ち受けている。
これからも、きっと。

それでも、今は、生きているこの瞬間の幸福を感じていたい。
たとえばそう、今握りしめている彼女の手の、この温もりを。]*
(34) 2018/12/24(Mon) 23:35:29

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

[彼女と手を繋いでライブ会場に向かう途中。
不意にかけられた声に振り向いて]

 …。

[一瞬、驚いたように瞠目した後]

 ――…うん。

[はにかむように頷いてみせた。
そういえば、ちゃんと言ってなかったなって]
(54) 2018/12/25(Tue) 22:42:44

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ


 最初に会ったときから
 わたしはミルフィーユのこと、
 お友達だって思ってたよ?

 わたしにとって、生まれてはじめての友達。

[こうして、一緒に過ごせることが嬉しいと
そう想える相手があの人以外にできるなんて
昔は思いもよらなかった。]

 えっと、それじゃあ。
 …あらためて、よろしくね。

[にこっと微笑って握った手にそっと力を込めると]
(55) 2018/12/25(Tue) 22:43:05

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ


 あ。
 もうすぐ始まるわ。

[急ぎましょうと彼女の手を引いて会場へと向かう。
…こんな日々がいつまでも続けばいいと、そう、"願い"ながら]*
(56) 2018/12/25(Tue) 22:43:21