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人狼物語 三日月国


54 【半再演RP】異世界温泉物語【R18】

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 …オナニーはまた今度見せてっ
 今は、こっちで

   ……俺を感じろ。


[逸物を掴んで離さぬ媚肉ごと肉棒を引き。
裏返る心地を楽しめば、また強く彼の尻を打った。パンパンとリズムよく彼の中を逸物が泳ぐ。緩やかな挿入に焦れた中に与える刺激としては勢いよく、彼の腰を持ち上げるように身を起こせば、挿入の角度を少し変えて、彼の良いところ。
――しった箇所を蹂躙する。

その間も彼に自らの肉棒を揺らす事を禁じ
彼が少しでも指で其処を触れようとするのなら奥をついて
快感で黙らせ、なかし]


 もっと、啼いて。 


[指先が声を奏でるように促し
胸を隠す絆創膏を、自らが貼ったそれを
一気に剥がし、中で焦れて勃ったものを外気に晒しだした*]

[寝室へ続く続く襖を開けてみたら
広さはあるのにぴたりとふたつ
隣にに並べて敷かれたお布団の光景。

なんかこういうの何処かで見たことあるなと
ちょっと謎の感動をしながら
一緒に眺めてる隣に視線を落とす。

なんかこういうの恥じらいそうだなぁって期待が半分
そういうのじゃない意味の期待を
もうしてもいいんだよね?って確認が半分]


 いい子で「待て」ができたご褒美を
 そろそろ貰っても……?


[いいよね、いいね。
いいとその口で言わせたかったけれど
聞けばそれでまた満足してしまいそうな自分に気付いて
返事を待たずに自己完結すれば、少し屈んで唇を塞ぐ。

けれど返事はいらないというかわかっているの
合図をしたかっただけなので、柔らかく食んだだけで
すぐに離れ、手を引くでもなく先に一人布団の上へ。]

[心の準備ができたのなら、その戸を閉めてこっちにおいで。
布団の上に腰を下ろして、振り返れば
言葉にせずに微笑んで見せて。
隣の布団でなく自分の隣をぽんぽんと叩いて呼んでみる。

それでも隣の布団を選ぶのならそれでもいいけれど。
きみはすきだろう?わたしのおふとん。
なら誘うのはこっちで正解のはずだ。


……などと表と秘話は使用中なのでこっちで振ってみる。
今始めて終わるのかって?無理だろ。HAHAHA★]

[自身を掴む両手を彼の両手で拘束される。
その驚きの拍子に、彼の腰に回していた足をほどいてしまった。
その間隙を縫うかのように、彼の腰が引かれ、彼が中から逃げていきそうになるのを感じる。
一瞬外れるかと思った。
しかし、それから一息に奥まで質量のあるもので急激に襲われて。
脳髄まで届きそうな衝撃に息ができなくなる。
口が吸気を求めてぱくぱくと動くのに、肺が空気を受け入れない。
一瞬、意識が飛んでいたのか。意識が戻ったのは、彼が前髪に触れた時だった]


 あ………や………っ


[何が起きているのかわからなくて。
彼の命令だけが耳に届き、脳にしみわたる。
彼がまた強く激しく、中を苛んで、激しい律動を繰り返す。
二人の肌が打ち付けられて、そしてずり上がる腰が彼を受け入れて、躰が丸まって。

躰の向きが変われば、角度も変わる。彼に知られた好きな場所、感じる場所を容赦なく責めて抉って踏みにじられる。

あまりの強い快感についていけなくて、逃げようと手を巡らせれば、彼がそれを許さずさらなる蹂躙で上書きをしてくる。

彼の与える快感が波のように後から後から押し寄せて溺れてしまいそうだ。
泣いて、啼いて、
やり過ごそうとする電流のような気持ちよさを、彼が許してくれない。
触れ合った肌はきっとお互いの肌を赤く染めているけれど、その痛みと痺れが心を追い詰めて、勝手に躰は快感を得ていく]

 ―――っ!!!


[彼が胸の絆創膏を一息に剥がし、曝け出した瞬間、目の前が真っ白になる。
高まり切っていた快感は、自分の雄に触れてなかったのに、中を擦られるだけで、そして胸の粒への刺激だけで弾けてしまって。
二人の間で弾けたそれは、己の躰を汚していく。
続けて収縮した内側は彼を搾り取ろうとさざ波のような動きと、握りしめるような動きを交互に繰り返し。
彼に調教されて彼専用となった躰は、彼を悦ばすように自然と動いてしまう。それは自分の意識の下でも本能でも。

ああ、彼がここを雌穴だと言うのもわかる。

そのように躰が作り変えられてしまっていて。
こういう時に彼なしでは生きていけないんだ、と思い知らされる。
なぜか彼によって命を与えられているように感じて、どこか不思議で不安で。
このように女々しく思う自分を、彼は重いとか不快だと思わないだろうか、と恐怖がよぎるが。
快感に紛れて、感情が高ぶったことで浮かんだ涙が、目尻を伝って、シーツを濡らす。
目ざとい彼に、その涙を追及されれば、感じすぎただけだと力なく笑うだけだろう*]

 
[行くあてのなかったオレたち兄妹に
 手を差し伸べてくれたのはこの人。
 オレの肉体に快楽をいちから教えたのもこの人。]


   (ああ……)


[畳の上で無様な姿を晒すオレに
 意味としては罵りでも
 優しさの感じられる言葉が降りてくるから
 涙の浮かぶ目は細まり、唇は震える。]
 

 


   …はい、オレは…っ 貴方の…

   っイノセントさまの…ダメな犬、です…っ


[眉を寄せて、すこしだけ悔しげに。
 けれど熱を孕む眼差しで主人を見上げながら認めた。
 屈辱を自ら受け入れる言葉を口にすると、
 身体の中心に愉悦が走り抜けるばかりでなく
 柵から解き放たれて、満たされる心地がする。]
 

 
[誰かの兄ではない。
 誰かの為の何かではない。
 誰も守らなくて良い。
 何も果たさなくて良い。
 思考を手放して尊厳すら捨てて
 馬鹿な犬に成り下がれるひととき。
 懐かしく――心地良い。]
 

 
[────だけど、貴方に全部は渡せない。]
 

 
[下着は習慣で畳みたくなったが――、
 そんなことをすれば
 また機嫌を損ねてしまうのは明白だ。

 脱いだ後は不要とばかり
 ぱさりと畳の上にぞんざいに落とした。]


    ……はい、ありがとう、ございます


[主人は身につけていない方が良いと言い
 自分は唆られてくれることについて礼を言うが
 込み上げてくる切なさもまた懐かしい。]
 

 
[下着は存外良いものだなどと主張しても
 きっと貴方は聴いてくれない。

 聴こうともしてくれない。

 貴方の庇護の下から離れようとした時
 妹を捕らえられ、従わされた。

 身体は半ば無理矢理開かされた。]
 

 
[理由を訊ねても、答えては貰えない。
 

 
[いつもオレの意見は無視されてきた。

 オレは、貴方にとって道具でしかないから、
 意思を持つことを許してくれないのだろう。

 ────そう思い込んで

 身体がどれほど堕落しようとも
 心だけは、預けられずにきた。]
 

 
[妹を守るためならどんなこともした。

 性技を教えられればそのまま憶えたし
 自分から相手の悦ぶ方法を探ることもした。
 その方が満足して貰えて早く解放されると思ったから。]


    ぢゅ、る っ …っんく、 はぁ んぢゅ…っ


[彼のはすごく長くて、大きい。
 自力で咥内に招けるのは亀頭の部分だけ。
 溢れてくる蜜は少し塩っぱくて懐かしくて
 美味しくないのに美味しくて堪らない。

 彼の体液を飲めば飲むほど身体が熱くなって
 我を失うほど求めてしまうことはわかっている。
 
だけど吸い付いて啜らずに居られないし

 わかっているからこそ、進んで体内に取り込んだ。]
 

 
[今はもう人質を取られてもいないのに
 敵対組織の首領である彼に
 従ってしまう理由が、欲しかった。

 理性を飛ばしてしまいたい。

 唇で咥えるのも舌を這わすのも気持ちいい。
 イノセント様の雄臭さが口の中から鼻に届き
 後ろを解しているために半分捲れた浴衣の裾から
 顔を出している竿は涎を溢す。
 口に咥えるコレで早く貫かれて揺さぶられたくて
 自分の指を切なく締め付ける。

 それらのわけはすべて体液であって
 オレ自身が煽られているのではない
と信じたかった
。]
 

 
[今日だけではなく
 もうずっとずっとずっと犯して欲しかったから
 物欲しそうな表情は隠せていない。

 声を漏らしてくれるのにほっとして
 見上げると、目が合った。]


    
ッンぐ、ぅ……っ



[雄の顔をした彼に頭を強く引き寄せられて
 巨大な亀頭が喉奥にぐっぽりと嵌まり込む。

 ぶわ、と元々潤んでいた両目に一層涙が集まった。]
 

 
[ぐぽ、じゅぽ…っと体内に重たげな水音が響く。
 ひどく苦しい。
 けれど深く咥え込むことに慣れた喉は
 彼のものを異物と認識せず
 吐き戻す動きを放棄している。]


    
っ……ん、ぐ……ふ……っっ



[そして苦しさに比例して
 彼のもので埋め尽くされ伸び切るようにして
 繋がる粘膜から愉悦が拡がっていった。

 唇も上顎も下顎も舌の表面も喉の奥も
 禍々しい肉矛に擦られて突かれて
 堪らなく気持ちいいのだ。

 後ろに入れた指は添えるだけになり
 意識は全てクチの中にいく。]
 

 
[長過ぎて、押し込まれても
 半ばほどしか咥えられない肉竿が
 さらに質量を増すのを唇で感じた。

 彼のは中程が最も太いから
 唇の両端が裂けそうになったり
 顎が外れてしまいそうになったりするけれど

 もう、それすらも、気持ちいい。]


    
っぅ、ンン……っ



[名を呼ばれてしまうと
 追いかけるように頭の中が白く染まる。

 彼の方を見上げて勃つものから
 びゅっ、びゅくっとマーキング汁が噴き出た。
 支えなしに跳ね汚れてなかった方の靴下まで汚していく。]
 

 
[喉にはどろどろの濃いものを受ける。
 飛び切り雄くさい匂いに
 頭がクラクラして、腹の奥が切なくなる。

 長い吐精が落ち着いた後
 ず、ぽ…っと喉奥から抜くことを許して貰えたなら
 管に残る精液を吸い出しながら唇を離し

 堰き止めていた精液と吸い出したもの纏めて
 濃い味を舌の上で味わってから――、
 幾度かに分けて喉を鳴らし、飲み干していった。]


     ……はぁ、 はぁ…っ …?


[いつも味わっていたものより濃かった、気がする。
 オレの代わりの夜伽役が見つからないから
 抱きに来たということだろうか?

 組織は彼を慕う者で溢れている。
 自分の立場は、羨まれていた。
 代わりをしたい者は山のように居る筈だが。**]
 

[一瞬彼の意識が飛んだのが分かった。
髪に触れた事で彼の意識が戻った事にほっとしたのに
それ程気持ちよかったのか、と唇は弧を描く。そんな自分に嫌悪感が広がった。なのに止められない。彼を愛おしく思うと同時に蹂躙し、啼く姿が見たいという矛盾を抱えて、や、とか細く抱く彼を抱いた。

泣いて啼く彼が快感を拾ってくれるのが、嬉しい。自分を求めてくれるのが分かる。赤く染まった肌がぶつかるたびに、彼は更なる快感を得ていく。何処まで淫靡に育つのだろう。知った場所なのに、穿つたびに新しい発見がある。
新しい目覚めがある。

指先が、新たな性感を生むように
一息に絆創膏を剥がし]



 …っ !!!く。



[肌の上に覗くのは熟れた果実だ。
絆創膏の中で育ったそれが、ピンっと張ると同時に彼の中が締まり、此方を貪る穴になる。それと同時に彼が達したのがわかった。眼下に広がる白。逸物に触れるのは止めていたから、彼が弾けたのは中と胸への快感だけだ。それは、堪らなく愛おしい顔をしていた。

快感が叫ぶ声が、普段は清廉としたまじめな顔が
絶頂に達した姿が、呼応する媚肉が。

――愛おしく、彼の中で白が弾けた]



 ……は…っ、
 ああ。…


[好きだ、好きでたまらない。
自分が開いた体、自分によって変わる姿。
それを彼が受け入れてくれている奇跡に、涙が溢れる気がした。自分は彼なしでは生きれない程に溺れている。快感とともに湧き上がる感情はとめどなく、彼を求めるもので、それをなんと伝えるか、息を吐いたとき。瞳が流す涙に気づけば、その頬を撫で雫を掬った。快楽の涙ではないのは、彼の笑みで気づいた。

そのまま、ゆっくりと目尻にキスをして]


 鬼走、俺はお前に弱いんだ…。
 俺はお前が、好きで

       好きでたまらないから


[お前の苦しみや悲しみは全部取り払いたい。
其れが自分自身であっても。仕事で寂しい思いをさせていた事を思い出せばそれだけで胸が痛んだ。彼が納得してくれていてもとても悔しかった。掻き抱くように彼を抱く。はだけた着物から身体を取りあげ、放たれた精が二人の腹部で混じりあう。種をまくことのない精液を抱く。
彼の中では揺蕩う白濁がある。

――優しい彼ならきっと
いい父親になっただろう。けれどもう離せない。
離す気がないから]

 ああ、しまったな。
 お前が啼くのは見たいけれど、
 泣く姿は見たくないのに。

 ……その原因が、俺なら、………俺は


[自分勝手な結論に気づき。
目を伏せた。何かに彼が怯えているようだった。それが自分に対してだったら、自分を自分で排除する。そう考えて無理だと悟った。大人になりきれない己が歯がゆい。けれど、掻き抱く体は暖かく。ぬくもりを与えてくれる。そのぬくもりが在るのが何よりも掛けがえない事実だ。
そう、彼は忘れているかもしれない。

彼が自分を撫でてくれた事を。
あのときの嬉しさを、ぬくもりを]


 どうすることも出来ない。
 旭が、好きすぎて。


[名前を呼んで。困ったような笑みを浮かべれば]

[まるで何かの贖罪のように、“好き”を繰り返す彼。
どうしたのだろう、となぜか苦しそうな顔をしている彼を見つめる。
唐突に抱きしめられて。
ほとんど裸のようになっていた躰にかかっていた精液が彼を汚すのを厭うが、彼は気にしていないように抱きしめられた]



 ………どうした?


[どうしたのだろうか。彼は泣いているような顔で笑っている。
その顔を覗き込もうとしたら、彼に頭を撫でられた]


 ―――だから………。


[気持ちよすぎたから。
そう言葉を濁して逃げようとしたのに、彼の顔はそれは嘘だと言っていて。
本当のことをどううまく伝えたらいいのかもわからない。
彼が心配しないように。
傷つかないように、そして嘘でもなく、伝えられる言葉を自分はもっているだろうか。
彼は自分にとって、嬉しい言葉しか与えないのに。
自分の態度は彼をを動揺させてしまう。それが悔しい]


 ………幸せすぎて、怖いだけだ。


[そして、男としてもどこか卑屈な思いをしてしまっているだけなのだろう。
彼を見ていた一年で、彼はどんどんと男らしく頼りがいがあって、たくましくなっていっている。
それに比べてどうだろう自分は。停滞どころか退化してないだろうか。
彼の腕の中でだけ、彼の雌となりはてて。それでいいと思っているのに、男として劣等感を抱いているのかもしれない。自分を蔑んでいるわけではないけれど。

―――彼が眩しすぎるから]



 お前が好きすぎて、苦しい。

 

[ただ、それだけだ、と顔を両手で覆う。
きっと今の自分はひどい顔をしている。
そんな顔を見て彼が不愉快にならないように。いや、優しい彼は心配をするだろうから、だから俯いて。

そうすれば、自らの精に汚れた躰が視界に入り、彼に愛された中を思いだす。
まだ熱さが残る躰にしみじみと。彼からの愛を感じて。
……本当に、いつまでもこの時が続けばいいのに*]

[襖の向こうに並んでふたつ、お布団が仲良く敷かれている。
十分に広さはある部屋なのに、敢えて
ぴたりと並べて敷かれているのがはずかしい。

そういう仲だって理解された上で
敷かれてるってことだろ??? 恥ずかしい。
いや間違いではないんだけれど。大正解だけれど。
普段同じ一枚の布団に潜り込んでるけれども。

ごくり、喉を鳴らしてふかふかのお布団を暫し見つめ
問いかけにそろりと隣の君を見上げれば、
返事をする前にくちづけが降ってきた。

もちろんだよ。いいこだった。
ご褒美はここに。君の目の前に。
そう答える代わりに擦り寄せようとした唇は、
中途半端に甘い痺れを残してあっさり離れていく。]


 ……ふ。


[するすると襖を動かしてとん、と軽く音を立てて閉め
淡い光の中で吸い寄せられるように君の瞳を見つめた。
向かう先は迷いなく大好きな君のおふとんだ。

ぽんぽん叩かれた辺りへと真っすぐ歩を進めて、
浴衣の裾を踏んでしまわないように君の隣に腰を下ろす。]

[幸せ過ぎて怖い――。
その言葉に声が詰まった。

それは自分も感じていた恐怖だ。
この関係は、彼の深い愛によって繋がっている。いくら自分が恋をしても彼が答えてくれなかったら、生まれなかった関係だった。脈があると告げてくれた言葉が今も胸に刻まれている。そんな事ではないと分かっていても、彼に赦されたからこそ、存在しているのだと思ってしまう事すら、思っていた。

だって彼はとても恰好いい。
眩しくてたまらない。


だが、同じ怖いでも
自分の感じる恐怖と彼の感じる恐怖はきっと違う。それは彼が抱かれる側で自分が抱く側だからこそか。
自分が無力を嘆くように彼もまた何か(劣等感)を抱えているのかもしれない。
全ては憶測でしかないが。]



 …鬼走。


[好きすぎて苦しいだなんて。
両手を顔で覆う彼をじっと見つめる。
顔を見せて、というのは簡単だ。けれど俯く彼のひび割れた殻を割ってしまう。そんな気がした。決して割ってはいけない殻を。未だ中に入ったままの雄が存在を主張する。彼の身体はすっかり此方の肉棒に、従順だ。甘やかすようにこのまま抱く事も出来る。
けれど]


 ……俺は
 好きすぎて苦しい、と言ってくれる。
 そんなお前が好きだよ。


[これは彼が望む言葉ではないかもしれない。
ずっと俺の事を考えてくれればいいのに。今、こうして苦しんでいる彼を見て、苦しいのに、悔しいのに。同時に愛しさが溢れてくる。自分が好きになった鬼走という存在が此処に変わらず居るのだと感じて]


 ああ、鬼走だって
 …お前自身が感じられるのが嬉しいんだ。
 ……今でも時々夢かと思うときがある。


[抱きしめて心臓の音を重ね合わせて、
何度も彼の存在を確かめる。]


 だってお前は憧れなんだ。


[いくら抱いてもきっと彼の根本はぶれない。
男としての劣等感を彼が感じていると知れば、それでこそ自分が惚れた鬼走だと告げただろう。自分にとって彼は追いつきたい男だ。誰よりも恰好いい彼が自分に抱かれる事を雌になる事を、許容している。これ程、恰好いい事があるだろうか。唇がそっと顔を覆う両手に触れた。

彼の反応や行動を可愛いと思うのと同時に
彼の反応や行動を恰好いいと思うのは
決して矛盾していない]