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人狼物語 三日月国


161 完全RP村【こちらアンテナ、異常アリ】

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 うん。 わかった、よ。

[「いつでも」と言ってくれたルヴァを、この時に頼ることはしなかった、けれども。
 涙痕を残したままながら、やはり笑顔を作って頷き返した。

 ……“好きな女の子”に目の前で涙を零されたら、相手は一体何を望んで何を希うか。そんな想像も、未だ“トモダチ”意識のゾズマにはできないまま。
 それでも、未だ態度保留のままの自分にかけてくれた「傍にいる」の言葉は、作り笑いの顔に本当の緩みを齎していた。

 こうして一旦は、ルヴァとダビーのふたりと別れて――*]

【カウンセリングルーム】

[……実際のところ、本当に、何故ここまで来てしまったのかはゾズマにも解らない。
 ダビーにもルヴァにも気遣わせてしまったという意識が、心当たりといえば心当たりだった、けれども。]

 ……、どうしたいんだろ、アタシ。

[自分の内側の何かを解決してほしいという思いは確かにあった、はずだ。現にサダルの背に投げかけた宣言がそれだったのだから。
 それでも未だ――本職の人間にすら――頼るのが下手な人間の強がりが、この期に及んでもゾズマの中にはあって。
 何より、自分が一体何に苛まれているのか、いまいち説明できる自信が無い。]

[それでも結局、ゾズマはカウンセリングルームの戸を叩いていた(実際には戸に触れることはできず、ノックする拳は扉を(4)2n6回貫通していた)。
 そうして扉を抜けて、室内に姿を現して]

 サダルー、いる? 
……いるって言ってたよねさっき普通に。

 そのさ、お邪魔しちゃうっていうかー……
 ううん、悩みごとがあるっていうか。

[顔の涙痕はそのままに、続ける言葉を探そうとして――]

 ……、……えーっと。

[言葉が、続かない。
 友の状況について問うたことこそあれ、自分のメンタルの問題について一度たりとも相談しに来なかったこのメカニックは、本当にこの時、何を言うべきかが自分で解らなくなっていた。]


( ……、そうだった。
  もうひとつ、どうにかしたい、こと。 )

[今の己の状態からいえば、客観的に見ておそらく、些細で優先度も低いと思われる“青春の悩み”。そのこと――宣言までしていたことを思い出して、今ここで告げた“悩みごと”をそちらにすり替えてしまう。
(なお先客の存在及び、それに対するカウンセラーの見解を、ゾズマは知らない)
 これならまだ言葉にできそう――そう、思っていたの、だけれど]

 その。仕事のことで、とか、じゃ
 ないん、だけ、ど………………。


 サダル先生は・・・・・・、さ。
 自分には恋ができないって、悩んだりしてる――
 じゃなかった、悩んだことってある?
 なんっていうか、恋人同士になりたい、のに、
 自分だけ“恋する感情”が欠けてる、とか。

[うまく言葉を纏められなかったゾズマは、自分の悩みごとについて相談しに来たはずなのに、相手に対しての問いかけを為してしまっていた。
 奇しくもこの奇妙な問いが、結果的に“落ち着いたら彼と何か話したい”を叶える結果にもなってしまった訳だが、それはそれとして。

 これは、自身の問題を相手の問題にすり替えた、投影。
 それも、“そう思った”根拠を確りと答えることもできない一方的な投影。
 ゾズマは、サダルが何故カウンセラーとしてここにいるのか、知っている訳ではない。
 そして――恋の話でこそないが――彼の“友人”たろうとする者たちに纏わる話だって、知っている訳でもない。**]

メモを貼った。

ルヴァがあの時サダルに何と言っていたか、聞いていたつもりで忘れていたらしい。**

【スリープルーム】

……自分の寝ている様を外から眺めるとか、おかしな話だよな。

[ぽそりと呟く。

どこか夢遊病者のような足取りでここを訪れたスピカの付き人のように入ってきたバーナード を少し離れた壁際から見守りつつ、今はどうやら"ここの皆"は出払っているようだと室内を眺め。

"帰りたい""パーティーしたい"と、ぽつぽつと夢物語のように語られる会話を聞き、そしてバーナードの口からチャンドラの名前は出なかった事 に、僅か、俯いた。

俺なら。

俺なら、食料と酸素が尽きない状況でありさえすれば、相当な年数生き抜けると思う。
孤独には慣れているから精神面云々の心配はさほど無いし。

俺がそう思うのだから、バーナードの自覚は更に、だろう。

なぜチャンドラが残らなければいけなかったのか。
理性では理解できても、感情は未だ納得できていない。]


────でも、今日、バーナードが残っていてくれたのは、良かったのかもな。

["最後に眠る人"として優しいバーナードが残されたのは、理由あっての事だと思う。

俺なら、今日のスピカを見たら、バーナードほどには優しく接することは出来なかっただろうから。

バーナードと同じようにスリープルームに彼女を連れてくる選択肢を思い浮かべたとしても、現実を見ろと詰り首根っこ引っ掴んで引きずるように連れてきていた可能性も高く、チャンドラの詰りに同調していたかもしれない。

"眠った者"がこうして不思議な世界で現実を見ることができていると知った今、そんなことをした日には、気不味いどころの騒ぎじゃないし。

バーナードには、感謝とか謝罪とか。
伝えたいことが沢山あるよ。**]



   そうだね。
   今の君の状態を目が覚めている≠ニ
   カウントするか次第かな。


[ 口にした言葉くらいは覚えていた。
  更にマシュマロの賞味期限も覚えていたから。 ]


   うーん、そう考えると。
   ダイス勝負で勝たなかった方が
   ルヴァにとっては正解だったのかもね。


[ そんな彼との気安いやり取りは。
  もしかしたらね。
  傍目には友人同士に見えたかもしれない。

  君の周囲に構築された、不確定な人間関係の話。
  恋人未満≠ノ友達未満
  知れば、何とも可能性にあふれる関係性だねと。
  僕はしれっと笑うんだろうけど。  ]
 
 



   あれ。ゾズマだ?


[ ノックの音は聞こえないまま。
  訪問者の姿に、首を傾げる。
  彼女もカウンセリング室を訪ねないタイプの人間
  ─── だったのもそうだし。

  精神が安定しているように見えた彼女の頬に
  伝う涙の跡があったから。 ]


   ……… 僕?


[ 先生、と敬称をつけるからに。
  これは雑談ではなく仕事なのだろう。
  そして例えの話は大抵自分の話だ。

  しかし、その例えにサダル君を当て嵌めるのは、
  あまり有用ではないとは思っている。 ]
 
 



   
サダル先生の話でいいんだよね



[ 一応念を押してから。
  僕は君の質問に向き合う。
  その後ろの本当の相談相手を見つめながら。 ]
 
 
   僕は悩んだことはないよ。
   仮に僕に恋愛感情が欠けていても、
   それで不都合を感じたことはないから。

   性欲も子孫を残す本能にも
   恋愛感情は必須ではないうえ、
   その辺も僕は殆ど感じないからね。
   
   知らない感情を欲しいとは思わない。

   なので話はそこで終わるかな。


[ 何処かの医師と猫を彷彿させる会話。
  しかしここだけの話、
  医務室にはメアリーもミミアリーもいないので。
  僕がそれを知ることはなく。 ]
 
 



   …… アセクシュアル。
   って聞いたことはあるかな?
   

[ そこで本当に、話を終わらせても良かったけど。
  サダル君の話は少々特殊なので。
  カウンセラーの務めを果たすべく、
  目の前の相談相手に当てはまりそうな事例へ
  少しずつ寄せようと試みる。 ]


   恋愛感情を持たないと呼ばれている人達だ。
   ここで大事なのは、
   恋愛感情を持たないイコール、
   情が希薄というわけではない。

   家族愛や友人への愛情は別物だし
   人間として魅力的な要素をきちんと持っている。
   だから恋する感情”が欠けてること自体を、
   僕は悪いことだとは思っていない。


[ 単に想いの向け方が違っているからと。
  割り切れるなら特に問題はない。 ]
  
 



   けれど、そうだね。
   恋人関係を望むなら。

   …… 考えてみた方が良いのかな。
   その恋人に、何を望むのかを。


[ 心身のふれあい。性欲解消。自身の絶対的な味方。
  世間体。アクセサリー的な価値。執着心。
  顔が好みなら観賞用素材などと指折り数えて。 ]


   恋人に求めるもの。
   恋人に求められても絶対に応えられないもの。
   相手とすり合わせて、相反さないようなら
   
   そうだね。
   お試し交際するのもありだと思うよ。


[ 駄目なら別れればいいんだし、と。
  ひどく気軽に言った後。
  実は誰かが付き合ったり別れたりすることで
  世界が滅亡することはないんだよと。

  当たり前のことを、さも重要なことのように。 ]
  
 



   本当に恋愛感情が欠けているのか。
   単にまだ出会えていないだけなのか。
   それも経験してみないと分からないからね。

   それに、お試しのつもりが、
   いつの間にかおじいさんおばあさんになるまで
   一緒にいて。
  
   それで来世も一緒にいたいって思えたら。
 
 



   …… それって、恋愛感情に負けないくらい
   素晴らしいことだと思わないかな?


[ そんな話がゾズマにどう届いたか。
  それは彼女の表情を見てみない限り
  何とも言えないけれど。

  それから、ここだけの話ねと笑った後、
  当初の予定だったサダル君の話を1つ。 ]
 
 



   実はサダル先生は、恋愛だけでなく
   友達だと思う感情も欠けてるんだけど。

   そんな僕を友人だといってくれる
   底抜けに性格のいい男に向けて、
   面と向かって口にしたら、
   あまりいい反応が返ってこなかったら ……


[ ─── 友達の振りをね、しようと思うんだよ。

  そんなとある内緒話。
  僕とゾズマが同じ相手の話をしていること
  おそらく互いに気付かないままに。 ]
 
 



   …… そうしたら。
   いつの間にか嘘が本当になるかも
   しれないだろう?


[ 偽りを、貫き続けた未来の話。
  なれるとは思っていないけど。
  なったらいいな程度の気持ちはある。

  もちろんゾズマに共犯者になれとは言わない。
  嘘はつかないに越したことはないのだから。
  彼女が望むもの見つけて手に入れらればいい。
  単なるそんな話だ。 ]**
 
 

メモを貼った。

………

[ルヴァと、ルヴァが声をかけたゾズマの顔を交互に見比べて。ルヴァが飲料の類を調達している間、展望デッキの様子を何とはなしに眺めていた。

いくつも飲料を抱えて戻ってくれば、オレンジジュースの入ったパウチ型の包みを手に取り、蓋を開けて前に差し出して乾杯し、口をつける。]

乾杯。ままならないか。…何かあった…いや、ありすぎたか。

[自分もままならなさは嫌というほど肌で感じている。
だからこそこんな風に付き合っているわけだが]

ゾズマのことが気になるか。

[ふとそんな事を尋ねてもみたが、やはり似たようなことは気になるらしかった]

そう願いたいな。エネルギーがどのくらいもつのかは知らないが、数十年くらいこのまま過ごす事は普通にあり得る。
眠らないなら、ある意味では外に残る以上にきついだろう。

[もっとも、自分は可能な限り起きているつもりではいたのだが*]

【人】 調査員 バーナード

【スリープルーム・まだ眠る前】

何それ。そんな危ないことするつもりなの。

[スピカは、さっきよりは正気に見える。
 けれどすべてがつながってはいないのだろう。
 スピカの性格なら、すべてを取り戻せば忘れていた自分を悔いてその場に崩れ落ちたっておかしくない。

 だからまだ、側にいることが、手を握ることが治療だと愚直に信じている。
 それだけと言うにはここまで連れてきたりと些か荒療治だが、この場でバーナードにできることは、閉じこもった記憶が溶け出すまで、彼女を受け止め続けること。]
(113) 2022/07/20(Wed) 20:14:53

【人】 調査員 バーナード

[そんな話をもしチャンドラにしていたら、ばかのひとつかふたつと一緒に、三人でテーブルを囲む時間が取れたのかもしれない。
 否、今この時間まではまだ、このあとでも遅くないと思っている。
 
まさか今日いっぱい、その時が来ないなんて思ってもみなかった。

 ――悍ましい>>105、なんて思われてるとは知らない。]

"乗れなくなったら"、ね。
けど、僕によろしくされたいかは、ふたり次第じゃない?

[幸せになれと言った口で、それに頷くことはできない。
 わかったじゃあねなんて非情にはなれなかった。]
(114) 2022/07/20(Wed) 20:15:12

【人】 調査員 バーナード

[仕事に戻らないと>>101
 譫言のように言うスピカには、逆に安堵はできなかったけれど。
 それでも部屋の中までは入らないし、彼女がひとりで事を成したいというのなら、医務室のほうまで後ろを追っていくなんて無粋な真似はしなかった。]

じゃあ、食堂でね。
来なかったらまた様子見に行くから、ちゃんと来てよ。

[時間を切ろうか? なんて肩すくめ。
 ヒトサンマルマル食堂にて。ヒトゴーマルマルより遅延時罰則あり、と個別通信を送っておく。
 さて、守られたか、守られなかったか。

 
ばかだな、チャンドラにも送っておけばよかったのに。
]
(115) 2022/07/20(Wed) 20:15:48

【人】 調査員 バーナード

[それから。
 食堂に行く前に、一度自室を経由した。
 長期保存の効く中性紙に、褪せにくいインクで一筆。

 計画はひとりで出来る範囲でおさめる。
 他人の手を借りた時点で破綻。
 なら、これならどうだろう。]
(116) 2022/07/20(Wed) 20:16:22

【人】 調査員 バーナード


『本件における全責任は、調査員バーナード・ハリスンが負う』

[サインを入れて折りたたみ、ポケットに隠す。
 ――スリープ前に身体検査があることを、すっかり失念している*]
(117) 2022/07/20(Wed) 20:16:45
バーナードは、食堂で少し乾いた塩パンをかじった。
(a38) 2022/07/20(Wed) 20:17:08

【人】 調査員 バーナード

【スリープルーム・夜】

――それは、

[>>112話が違う、と言いそうになった。
 バーナードはもともと作られた存在だ。クローン技術の応用に微生物研究の分野の融合、医療やその他の技術を結集して作られた生き物だ。
 それをもう一度作り直すのと、ただしく人の胎から産まれたチャンドラを作るのは、違う。
 そう言いそうになって――彼女にとっては、変わらないのだ、と思う。]
(118) 2022/07/20(Wed) 20:17:32

【人】 調査員 バーナード

[バーナードはずっと思ってきた。
 自分を人として扱ってほしい。
 それは、こんな崩れた倫理観を自分に当てはめないことなんだと、いまさら気づく。

 チャンドラは自分が普通の人間でないと知っている。
 だから、扱いが変わると思って避けていた。
 こんなにも、何も変わらず、見てくれているのに。]
(119) 2022/07/20(Wed) 20:17:58

【人】 調査員 バーナード

君、は。
君は自分が傷つくことを僕に望んではこない、と、信じてるから。
もし頼まれたら、聞いてしまうかもしれない。

けど。
僕は君が哀しむのは、いやだ。

[ほつ、と零す。
 行き場を失った手がポケット>>117に触れて、かさりと音を立てた*]
(120) 2022/07/20(Wed) 20:18:38
調査員 バーナードは、メモを貼った。
(a39) 2022/07/20(Wed) 20:21:26

…………またバーナードがクソくだらない事を企んでいるようだな……。

[絶賛ストーカー継続中]

【カウンセリングルーム】

[サダルに首を傾げられたのは、自分という“患者”が普段ろくに訪問しに来ないクルーだから――とだけゾズマは考えた。ルヴァに拭って貰った涙が未だに痕を残していることに、ゾズマは無自覚なままだった。

 それでも、ここでうっかり事実上の“例え話”を切り出してしまったことまでは自覚していた。
 流石に“それは自分ゾズマの話だ”という旨のことを見抜かれてツッコまれても仕方ない、と過りもした、が]

 あ。
 ……うん。先生の、話。

[まさか本当に「サダル先生の話」をしてくれると思っておらず、一瞬ぽかんとしたものの、それでも念押しに対してうんと頷きを返した。
 他者についてそこまで興味を抱く方ではないけれども、折角聞けるならとりあえず聞いておく――という姿勢もあってのことではあったけれども。
 この時はそれ以上に、他者のケースを参考にしようという意識がはたらいていた(サダルのことを自分に当て嵌めるのは有用ではない、と思わぬまま)]

[さて、そうして耳を傾けた、彼自身の“こころ”の話。]

 ……そうだったんだ、サダル。
 じゃなかった、サダル先生。

[恋ができないことで悩まない。恋愛感情の欠如に不都合を感じない。――「知らない感情を欲しいとは思わない」。
 ゾズマ自身に何の悩みもない状態でこうした答えを聞いていたならば、“アナタはそうなんだ”と、特に肯定も否定もなくすとんと受け入れて終わるだけの話になっていただろう。
 けれどこの時の悩める患者には、“自分とは違う”という、参考にならない事例へのやんわりとした落胆と。
 同時に“そう在ったほうがいいのかな”という、ある種の理想を目の当たりにした時の眩しさがじわりと湧く。]