【人】 白瀬 秋緒[ 己が言葉を切るまで、絵音はそこから動かず、黙って聞いてくれていた ] え…… [ 最初に聞こえたのは共感の言葉>>1:636 簡単に、分かるとは言ってほしくなかった ……と、いうか、……絵音は、共感する側ではないと思っていた ピアノに関しては、絵音の方が姉よりも上であったと思うし けれど、姉を避けているという現実、それから惨めになるという言葉 たぶん、同じ気持ちなのは、本当で そして――その言葉によって、 ピアノを自分から辞めたのではなく、辞めざるを得なかったことを、察してしまった ] …………そう [ もしかしたら、今のあたし達は似てるのかもしれない>>1:637 似た道を辿って、行き着いたのがここなのかもしれない 置いてかれたんじゃなくて、似てしまった結果がこれなのかもしれない だから、 ……だから、その共感は、素直に受け取っておく ] (120) 2022/10/17(Mon) 14:30:42 |
【人】 白瀬 秋緒[ あたしは、やっぱりそこから動かなかったから 絵音くんが立ち上がって近付くなら、そのまま距離が詰まる>>1:638 取られた手が、包み込まれる 幼い頃、手を繋いでいた事を思い出すけれど、 その手はその時よりも大きくて、 でも、ピアノに触れていない手だと思った でもさ、暖かいのは、変わらないね ] …………… [ ……絵音の言う事は、 普通に考えれば正しい道で、ひどく真っ当な答えだ でも、分からない 己がそこに辿り着けるかどうか、辿り着いたとしてどうなるか ……そこに賭ける程の気力はもうない いきぐるしいだけの人生に意味なんて見出だせない ] (121) 2022/10/17(Mon) 14:31:19 |
【人】 白瀬 秋緒[ だからといって、自分で終わらせる気力もなくて だから、これはチャンスだと思った ただ■ぬだけじゃなくて、 存在ごと■す事が出来るなら そうすれば、■■■は ――――― ] (122) 2022/10/17(Mon) 14:31:57 |
【人】 白瀬 秋緒[ この短時間で、今の「絵音くん」が酷い奴だって事はよく分かったよ だけど、どうしても昔と重ねてしまう事も 顔見知り以上幼馴染未満みたいなそんな関係で、 過ごした時間が決して長かった訳じゃない だけどそれ以上に、離れていた時間が長すぎて、 だから、絵音くんの言葉は、素直には受け取れないし、 逆に言えば、あたしに絵音くんの“願い”を聞く権利はない ] (125) 2022/10/17(Mon) 14:33:47 |
【人】 白瀬 秋緒……その“願い”は、叶えてあげられないな ごめんね [ 身勝手すぎる願いの言葉は突っぱねた 口調も、表情も、未だしおらしいまま 手を暖かさから引き抜いた それでももし、そんな道があるのなら、と ]そう心が揺らいだのも、事実だ その時なら、その言葉をきっと受け取れる (127) 2022/10/17(Mon) 14:35:51 |
【人】 白瀬 秋緒……ひとつだけ ……絵音くんは、 あたしに言ったみたいな、 それ じゃダメなの?[ これ聞いたらもう出ていくし、 それでも答えがなかったら諦めるけど、 最後に、これだけ 絵音くんの願いが、またピアノに復帰したいって事なら、的外れってことでそれでいい ただ、そうでなかった場合 あたしたちが似てるなら、願いの内容も似てるんじゃ、とか、思って 「遠くの大学へ行く」みたいな現実的な解決策じゃ、もうダメなのか、と 返ってくるのが「ダメ」でも何も言わないし、 「ダメじゃない」だとしても、干渉なんて出来ないけど* ] (128) 2022/10/17(Mon) 14:36:46 |
【人】 白瀬 秋緒[ ずっと、心ここにあらず、って感じで、 ぼんやりしたまま、時間の感覚もなかった 気が付いたら随分遅い時間で、 家へと帰ったら、親に怒鳴り散らされた これはあたしが悪い 両親が許容出来る帰宅時間や両親の機嫌を見誤ったあたしが ミスったなと、 それだけを 考えながら、だけど頭は別のことでいっぱいだった ] (133) 2022/10/17(Mon) 15:38:13 |
【人】 白瀬 秋緒― 2nd day ― [ 二日目の朝は……恐らく昨日よりも更に目覚めが悪かった なんか頭も痛い気がする。クソが 怒鳴られたせいか、慣れないことを考えたせいか ]……………… [ その頭で、どうしてそれを思い付いたのか分からない もしかしたら……常の学校、日常の中の居心地の良い場所に、無意識に手を伸ばしたのかもしれない ] (137) 2022/10/17(Mon) 15:41:07 |
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