180 【R15RP村】月影のさやけさ、 秘めたる願い
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| ッギャーーーーーーー!!!! [ その影が現れた時、 ミステリー研究会の会長たる彼は、大声を上げた。 そして隣の棗にしがみついた。 棗はというと、こちらも珍しく焦った表情をしており 同様に会長にしがみついていた。] え、願、え…………? [ あれだけ張り切っていた会長であったが、 「旧校舎の幽霊」を前にしどろもどろであった。] (1) 2022/10/15(Sat) 0:08:05 |
| はあっ!?
[ 次に気が付いたのは、見慣れたグラウンド。 時間を確認すれば、旧校舎に侵入してから、 そう時間が経っていないことが分かるだろう。 やがて落ち着いて冷静になった会長の彼は、]
拙者としたことが〜〜〜〜! 「旧校舎の幽霊」氏を前に何も出来ないとはっ……! 超常現象を嗜む者として自分が情けないですぞ!! ヌヌヌ
しかし「旧校舎の幽霊」氏……美少女だったでごさるな フヒッ
[ 地面に手をついて悔しがっていた。 あと彼の目には幽霊が美少女に見えていたらしいが、 それに対して深く突っ込んではいけないのかもしれない。
「元気出して! トシちゃん!」 「きっと良いことあるよ!」 等と背中を叩いて慰めていた棗は、隣で爆笑していた。] (2) 2022/10/15(Sat) 0:08:50 |
| [ 周りは湧き立っていたかもしれないし、 沈痛な面持ちをしている者もいたかもしれないが。] ………… [ その様子を見た会長たる彼は、立ち上がって皆を見回した。] 皆、聞いてくれ ……とりあえずこのことは、 ここに居る皆だけの秘密にしておこう 大騒ぎになって、先生にバレたら大変だ [ 真剣な表情と、それから 皆に聞かせるようなはっきりとした声で告げる。 そう決して、自分の情けない姿を見られたから 言っているのではない。 ] (3) 2022/10/15(Sat) 0:09:39 |
| ……願い、を、どうするかは、俺からは何も言えないが……
メッセージグループを作っておこう 何かあったら、いつでも相談出来るように
星人、頼む
[ こういう時に意外としっかりしている所こそ、 彼がミステリー研究会の会長を務める 由縁なのかもしれない。 さっきから自分を慰めていた棗にその作業を任せ。 棗は「はいはーい!」と言いながら、 皆に連絡先を聞いて回ることだろう。] (4) 2022/10/15(Sat) 0:10:10 |
| ……まあ、今日は皆、疲れただろうから ここで解散としよう 今日はありがとう ゆっくり休んでくれ 気を付けて帰るんだぞ [ メッセージグループが完成すれば、締めの言葉を。 その後はミステリー研究会会員の秋月や世良に片付けを促したり、 天ヶ瀬のミルフィーユ >>0:112を皆に勧めたり、 妹分を心配して声を掛けることもあったかもしれない。 そうして、まだ暫く残る者もいるかもしれないが、 やがて夜の校庭からは誰も居なくなることだろう。] (5) 2022/10/15(Sat) 0:10:51 |
| ………………
[ 次の日。登校した会長は、珍しく真剣な顔をしていた。 それを、隣の棗が、表情だけはいつもと変わらず 見つめていた。**] (6) 2022/10/15(Sat) 0:11:35 |
| (a0) 2022/10/15(Sat) 0:15:57 |
メッセージグループは大賛成で、
あたしもきっちり登録してもらって
とりあえずグループにぺいっとスタンプひとつ投げておく
鯖animalが驚いている顔のやつ
今のあたしの表情と、なんか似てる気がしてたから。 *
おはよう。
みんな無事に帰れたか?
[朝、多くの生徒が登校を始めるであろう時間、
大木はグループにそんなメッセージを送った。
いちいち返事が無くとも、
既読人数で皆の無事を察するであろう]**
[始業時間そろそろかなとスマホを見ると、
大木さんからのメッセージに気づく。]
おはようございます。無事帰還しました。
[メッセージに反応したよの意思表示である
サムズアップの記号でも付けとけば良いかと思ったが、
なんとなくそれだけだと事務的すぎる気もしたので
簡単にグループ宛に返信を投げた。]**
『 おはよー 』
ひと言とともに鯖のサムズアップのスタンプをぽち。
事務的になるというのなら。
鯖でも送っておけばいいのだ。*
[ 思うことが沢山あったり漫画全巻テロに文句を言われたり
眠らなかった割に頭と口が忙しくて、
グループを開いたのは昼よりは前って程度。 ]
すみませんなんか魚屋の人いません?
[ 何故か鯖推しが凄い誰かがそこにはいた。
姿は見たら思い出すかもしれないけど、
名前だけじゃ分かんねーや。
刺し身盛り合わせのスタンプを投下。
なんでそんなのがあるのかは知らん。作った奴に聞け。
これがオレの生存報告だ。 ]
既読とともに鯖が跳ねているスタンプが躍る
ぴちぴち
SNSとかメッセ―ジのレスポンスは
正直多分、早いほう。
「 今日は禁断のバターサンド作るよ、秋緒ちゃん! 」
あ、料理部の伝言にちょうどいいかも。
[ え?どういうこと?
この鯖も刺し身みたいに調理してってこと?
美味いよね分かる。いやそうじゃなくて。
凄い早さで返ってきて、真面目な考え事をしていただけに困惑。
もう魚屋の鯖女扱いしてしまいそうだぞ。
女子高生ってもっと可愛いスタンプ使わないんですか?
とりあえず包丁の絵文字を送っておいた。
美味しく捌かれておけ、鯖。 ]
[朝のSHRが終わったあと、
ひとまず大木先輩のメッセージに対し
お返事をしておく。]
おはようございます。
こちらは大丈夫です。
[現実の姿は見えてないと思うので、
どうか気にしないでください。]
[ところで、鯖のスタンプには
なんて反応するのが正解なんだろう?
刺身と包丁が添えられていたら
なんとなく後に続いた方がいいのかなと思って、
でもちょうどいいスタンプが思い付かなくて、
私は少し悩んでしまった。
最初から入っている「生き物」欄の中から、
海の生き物を適当に…普通に魚でいいのかな…
よし、このへん送っておこう。]
[クラーケンのスタンプ]
*
[ 猫が魚食ってるスタンプを送った。
サバ美味い。 ]
おはよう。ちゃんと生きてる
[ 通知を見てグループを確認すれば、
大木から始まるおはようの流れに、それだけ ]
[昼休み。
通知の量に気付いてグループを覗いてみたら、
そこは調理場であった。
鯖が飛び
刺身が盛り合わされ、
作るお菓子の予告があり、
鯖が更に刺身にされていた。
ついでに猫も鯖を食っていたし、
クラーケンもいたが。
その流れにすっかり和んでしまって]
みんな元気そうだな!
[一言送るついでに少し悩んで、
クマが幸せそうに魚をくわえているスタンプ
を送った。
たぶん鮭。
真面目な返信ももちろんちゃんと読んだ。
大分気楽になって大助かりであった]*
[宛先は秋月個人。
時刻は昼休みごろ]
秋月は何か願うつもりはあるのか?
[スタンプをつけるでもなく、ただ一文を送った]*
[
鯖いばる!
せなちゃんが前くれたスタンプから
ボクはひとつ送ってみます。
授業中でしょうか。
送ったあと、
考えに至れず申し訳ないと思ったのは、
時計を見上げた時のこと。
二限には間に合うであろうそんな時間。]*
[ スマホいじりながら不可解を顕にしてた理由なんて
ここ以外にあるわけねーんだよな。
板前気分になった後、昼休みに覗くとまた増えている。
……だからなんなのこの魚臭いグループ。
つるんでる奴らとのやり取りはいつも簡潔に用件だけなんだけど
これが普通なんですか?嘘、あいつらも裏ではこうなの?
クラーケンからは目を逸らした。
こいつも捌けるかな?みたいな挑戦かと思ったのだ。]
幽霊に会ってから俺は超元気超ハッピーっすよ、副会長
[ お陰で気負いみたいなのはお陰で抜けてきたところはある。
魚以外の話が漸く書けて嬉しい。
まあ、その人も鮭と熊のスタンプ貼ってたけど!
もう副会長じゃない?
親しくないといつまでも目立ってた頃のイメージのままさ。 ]
[ その中のひとつのメッセージ
料理部の先輩からの、何故か己個人に当てたメッセージを見て、
えっ、なんでグループに……?と疑問が浮かぶ
生存報告かつ、料理部の宣伝になっているとは、分からなくて
そこにも、返答はしなかった
グループに送るのはなんか違う気がした ]
[空き時間にグループを覗いて、
未だに副会長と呼ばれていることに気付き]
新しい副会長も覚えてあげて?
[そんな抗議文を送った。
新副会長は2年生、目立たない大人しそうな女子である。
仕事ができるタイプなのには間違いなく、
彼女を副会長に推したのは他ならぬ大木であるが、
役職を抜きにしても目立つタイプの大木の後任では
覚えてもらうのに苦労するのかもしれない]*
かなちゃんに個人宛でメッセージを送ったのは
そのあとのことだ。
『 今日お休み? だいじょうぶー? 』
って。ひとことだけ。 *
天ヶ瀬って秋獅ニ仲良いの
[ 自分宛じゃないものに反応はしなかっただけで
知り合い同士の思わぬ繋がりは目に留まっていた。
淡白な文章で聞きたいことを簡潔に問い掛けたのは、
勿論個人メッセージ。天ヶ瀬とは違うのだ。 ]
あいつ最近どうしてる?
[ 多分送ったのは千葉が教室を出て行って少し後。
昼休みともなると、
オレみたいに席でだらだらスマホいじってる奴ばかりじゃない
特に返信が遅くても気にはしない。
何なら後日でも構わない。
むしろ気軽に話せることではない為に、
返ってくればこちらが悩み始め中々書けない気はした。* ]
── To:絵音 個人メッセージ ──
同じ部活だから、時々顔を合わすよー
あ、時々って言うのは
僕も秋獅ソゃんも掛け持ちだからね
秋獅ソゃんはねー
最近、お菓子作り上手になってきてるよ
楽しんでるなって感じる事も増えてきたし
絵音は秋緒ちゃんと知り合いなの?
[ " 姉 "が地雷でキレたことがある、とか。
彼にとって本当に必要な情報でない限り
僕から語る事は無くて。 ]*
姉貴のほうも含めて、他人以上幼馴染未満みたいな
でも今は関わりないからあんま知らない
元気にやってるならいいや、どうも
[ 接点の詳細は読むだけ読んで、特に触れない。
直接話していればそうでは無かったかもしれないけど、
SNSだと誰にでもこんな感じ。
呼び方や近況報告も含めて、
思ったよりも深い関わりがありそうに感じた。
そんな相手に部活を楽しんでると言われたら、
確かに聞いたと証明できない情報を元に
何かあるだろうとは問い詰められない。
それ程の意味も資格も示せない。 ]
あと三日。
天ヶ瀬にとっては短い?長い?
[ もう一つ、話を切る前に質問があった。
遠回しにしか触れられないのは、自分の事情のこともあり、
あまり良いやり方で相手にも願いがあると知れたわけでない
そこを多少気にしている部分もあった。* ]
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