98 【身内】狂花監獄BarreNwort【R18G】
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響く足音の後、処刑室の扉が唐突に開かれる。
現れた青年の表情は酷く青白く、急いでいたのか肩で荒く呼吸をしている。
その場に居る誰にも何も言わず、何かを言われたとしても応えることは無く、部屋の中にある拳銃の方に真っ直ぐ歩んでいき、その内の一つ手に取る。
この部屋にあるものの中で、一番、手慣れた武器だ。
兎の死を悲しんでくれる優しいキミへ。
終わったらまた沢山、遊ぼうと。
今は言えない事を許して欲しい。
真っ直ぐと、炎のような
を再び、見開いた。
そのまま兎の元へと、既に赤く身を染めている己の先輩の元へと歩み寄って。
銃口を、彼女の頭に。致命傷となるであろう場所に、正しく突き付ける。
きっとその時に目が合い、あなたの瞳から
を覚えただろうか。
引き金を人差し指に掛けて、――発砲した。
ミズガネを見据える。一度も向けられずにいた、赤の瞳のままで。
赤の双眸がミズガネを捉え始める。
その
は抵抗をしない。
目を見開く。
あなたの良く知る紅水晶ではない、赤をあなたへと向ける。
真っ直ぐと見開き続けていた炎のような
は――――
銃の音。頭が爆ぜる音。
それを最期に
赤は閉じられ
は消えた。
その
"二度目の処刑"は果たされた。
無意味な死を受け入れようか。
生き返る死を受け入れようか。
いつか
その日を夢見て。
その
今は眠りに就こうか。
『嗚呼、炎がニアを救ってくれた。』
『嗚呼、炎はニアを救わなかった。』
少女が動かなくなったのを確認すると、使用した拳銃を乱暴に投げ捨てる。
床に落ちて、甲高い音が鳴る。
「……にが、何が、無礼講だ……何が、ゲームだ……」
叛逆者はそのまま、誰にも何も見向きをすることは無く、処刑室を後にして何処かへと走り去っていった。
あぁ、終わったんだなぁ。と処刑室前を通って湯呑みを乾かしに行った。
イクリール
こじ開けられた瞼の先。
そこには紅水晶ではない が在るだろう。
赤に染まったままに命を終えたからだろうか?
不死兎の特性、力を使う時そのままの赤が、両の目に。
在る。
あらかた粘土を洗い落としギャラクシードリンクdrinkで一息ついている
完成の暁にはあの湯呑みでこいつを、と考えると楽しみで仕方が無い、自然とクククと笑いが込み上げた。
| >>34 メサ 「でも、大丈夫そうじゃないようにみえるから……。うん、お疲れ様。」 じっと。但しそれ以上今聞くことはなく。 >>37 イクリール 「おつかれ。んー、気紛れだけどイクリールが喜んでくれるなら良かったな」 無礼講だしね、と。熱を失ったような心臓もいつも通りに動かしている。 「でもあーちゃんも汚れちゃったしな、後でお風呂かなあ。」 のんびりと。そう言ってのける。 (40) 2021/10/10(Sun) 1:33:09 |
(このギャラクシードリンクとかいうのめちゃくちゃまずい )
しかし人前で飲み物を吹き出したりしようもんなら非常に
ダサい
。
ここで堪えねば漢が泣く、
真っ青
に染まった顔で必死に表情を取り繕うが変な汗が吹き出し指先が痺れていく……
「……俺は、
不死鳥のメレフ
……だ…」
そう残しコップを片手にそっと意識を手放し、不死鳥は燃え尽きる、
真っ白に
。
| 「じゃあ先に入ってようかな」 処刑室を退出し、大浴場へと。
あーちゃんはクリーニングに出して。汚れた服を脱いで、裸で脱衣場より浴場内へと、のんびりとした歩調で。滑ることはない。 (45) 2021/10/10(Sun) 2:10:18 |
ベッドの上でゆっくりと、自分の身体が動くことを確認している。
――――其の宴、舞台の途中、追想。
赤の双眸がダビーを捉え始める。
その
は抵抗をしない。
その男の動作に見向きもせず。
ただただ、瞳を見据え続けた。
撃たれる、撃たれる、撃たれる、
花が咲き乱れる、赤が蠢く、赤が蠢く、赤が――――
花に攫われ、右脚は手折られた。
手折られた両の脚で、その兎は次に空を跳ぶ。
きっと。
真っ直ぐと、炎のような
を見開き続けたままに。
其の宴、舞台の追想、終幕――――
ふらりと。賑やかな音に誘われるように立ち寄れば。
和やか(?)な監獄の名物に拍手をおくった。
「おはよう、メサ」
ゆるく手を振ってみる。僕もご飯食べようかな。
「気にしてくれるの?嬉しいなぁ♡
…今はもう、大分落ち着いてるよ。大丈夫」
いつもよりは大人しいものの。ほんのりとはしゃいでみせた。
| ルヴァは、 バームブラックvilを食べながらトレーニングルームへと向かう。誰かいるだろうか。 (a31) 2021/10/10(Sun) 14:11:30 |
ハッと目覚める、椅子に座ったまま気絶していたらしい。
口直しにホットチョコレートdrinkとメープルシロップsweetを注文した。
「なんちゃって予定通りダビーに入れちゃう」
ピースサインを横にしてキラッ……
「後輩がヤバいの私も確認しちゃった。
まあ私はそんなに……なんならおめでとうって気持ちだけど。たぶん処刑は処刑で彼も喜ぶのではないかなって思うし、票を入れるのに依存はない。吹っ切れたならいいことだよね。自分の道を進んで欲しい」
進路相談みたいな感想を述べた。
| ルヴァは、暴れないのだ。暴れワースト組の自信がある。 (a37) 2021/10/10(Sun) 19:01:23 |
ホットチョコレートにメープルシロップという圧倒的な甘みの暴力の前に昨晩の銀河はすっかり上書きされてしまった。
というものの口が甘過ぎるのでスコーンfoodを注文する。
「流石トム、ありがとう」
まねっこする。キラッ……
「吹っ切れたアレの危害を被るのは我々なので勘弁願いたい。どういう基準で看守採用されているんだこの船は、セファーにはさっぱり分からないぞ。……我等の場合はご主人様の庇護がある分、ご主人様に助けていただけるが……」
タイミングが悪ければ手を出されることも当然あり得るため、この狼もとい男は友を気にかけている。ずっと狼とかセファーとか言い続けてきたけどもうバレているだろうし普通に振る舞っていい?
「その辺りはまあ、私も対象になってるみたいだからお互い様ということで勘弁していただけないかな。……ほんとになってるのかな。なってない気がしてきた。私だし」
ショモ…
とはいえ彼のは人類愛に近いのだろうから、含まれてはいるのだろう。その他大勢にカウントされていたとしても、とりあえずは。
「採用基準なんて、『君たちの口車に乗らない』以外の何物でもなくない?なんと今のダビーも含まれるし、私も含まれるんだ。私はほら、乗れないから。素敵な基準だね」
「あとバレバレだろうから全部許可する!」
全部許可した。私もめんどくさくなってきちゃったなもう。
「トムが対象になるのは、あの。
だろうな
と思ってしまうが」
対象に入ることがいいのか悪いのか私は分からなくなってきました。やっべマフィン食べ忘れてた。もぐ。
「……その基準だと私は採用されない気がしてきたな……こう見えて他者の影響を受けやすいのでね、口車に乗って何か大きなしでかしをしかねない」」
「全部許可された。ふーーーーー……表で何度うっかりコードネームで話しそうになったか……」
男は口調の時点でバレバレお察し1000000000%みたいなところがあるがちょっと頑張った。よく頑張ったと思います。花丸。
「よくわかんないんだよなあその辺……私君たちみたいな突飛な思考ないから、遠いなってのはわかるんだけど、遠いとこで何やってるかっていうのは……」
お前は蟻だといわれたら、まあそうだなと思うのだけど。
蟻だから向こうにどうなのかというのは、ちょっとわからない。遠くて見えない。言っていることはわかっても、実感としては……謎だらけだ。世界は難しいね。
「理解力が高いということは、他者の思考をそのまま映し取れるということだもの。一長一短だね。というか、貴様はここに採用されるくらいなら、裏方に回った方が才能発揮できるだろうから、そういった意味で採用はされないだろうね。監視プログラム総括とか得意だろ」
トレーニングルームの中継が見れるなら見たい。トラヴィスは元気出して……と思った。
| ルヴァは、隣のトレーニングルームに移った。何してるのー? (a49) 2021/10/10(Sun) 20:49:24 |
| ルヴァは、完璧なバレエトラヴィスをドアを開いて最初に視界に収めた。 (a53) 2021/10/10(Sun) 20:56:55 |
鳴かない。唄わない。黙したまま蘇生室へ運ばれただろう。
| ルヴァは、突然中継が始まったので映らない位置に移動。そしね再開されて運動を理解。前屈は真似した。 7 (a62) 2021/10/10(Sun) 21:33:05 |
| (a63) 2021/10/10(Sun) 21:33:13 |
| >>a64ナフ 「ここ数百年あんまりやってないからなあ。」 微動だにせず、ほぼ垂直である。可動域に制限がかかっている。 「君たちの話はよくわからないけど、ここでどう才能があったところで囚人を管理するのは看守だよ。囚人は看守を見るしかないし、看守は囚人を見てくれてるかな?」 話の途中に割って入る。入室タイミング的に半分ぐらいは聞いていないので、的を射ているかは。 (71) 2021/10/10(Sun) 21:52:29 |
| >>73 >>74 ナフ トラヴィス 「己の力での可動域の限界だよ」 そんな言い訳を言いながら二人に押されている。ムギュ…… 19。 「……看守様ははしばしば円を踏み荒らすなあと思ったが、あえて踏んでいると君は言うんだね。しかし君達はそれでもいつか僕の肩の上に立つだろうに。」 そう偉人を使うのなら、こう返そうか。現在二人は今こうやって対話をしているし、星はそれでも回っていた。 そう傲慢に、少年は己の言の葉の上で偉人となる。貴方がそう認識したように。 「相手になるかどうかは……どうだろうね。この答えを今出すのは無駄で無益だ。そうじゃないかな?」 貴方に問いかける。……貴方がこの質問の意図を知ることは、今はないだろう。 (79) 2021/10/10(Sun) 22:22:00 |
| (a67) 2021/10/10(Sun) 22:22:09 |
| 押されながら見送り、そして叫びを聞いた。真後ろで。
「僕教師向きじゃないもんなあ。」 呑気に聞いていた。 (81) 2021/10/10(Sun) 22:27:29 |
| 「ああなんだ。」
「登ってこないのは踏まれたいからか。」
貴方に聞かせる声で。それ以上はない。 (83) 2021/10/10(Sun) 22:36:38 |
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