203 三月うさぎの不思議なテーブル
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[ちなみに。
高野との関係が変わったことは、
まだ杏にも、誰にも話していない。
それは彼の職業柄、
あまり公言していいものではないと判断してのこと。
人の口に、戸は立てられないから。
杏も、うさぎの同僚たちも。
店によく足を運んでくれる常連の方たちも。
ある程度、親しい間柄の人たちには信頼を置いている。
言い触らすような人たちではないことは、
築き上げてきた関係性から疑っては居ないけれど。]
[ 誰にも知られずに、
彼とだけ
秘密
を共有している。
そういう優越感もなくはないので。 ]
[彼が誰かに伝えているなら、それはまた別の話。
高野が信頼を置いている人であるなら、
心配はしていない。
自慢するような恋人になれているか
自信があるわけではないけれど。
誰かに聞いて欲しい気持ちも、
それはまた理解できるから。
白うさぎのように聡いお客様が一人。
……いや、もう一人。
居ることには気づけないまま、
杏が顔を出すようなら、手伝いに向かおうか。*]
| ― 過日:チケットの行き先に迷った夜 ― [パクチー無しのさっぱりフォーへの、栗花落 >>4:314からの「おいしい」に、速崎はにんまりした。 「疲れた体にもばっちり効きますぜ」なんて、他愛なく答えたりして――。 その栗花落が「おすすめ」と太鼓判を押した店。 シュネーバルの包装にもちゃんと印字されていたその店名は、包装を捨てる前にきちんと手帳に控えていた。 けれども、「私も今度行ってみちゃいます」の返答を言いそびれたまま、チケットの話を自分から切り出してしまっていて――。 ひとまず「観る」ことだけを答えて(自分で2回行けばいい、という発想に至るのはもう少しだけ後だ)迷いをごまかす形で話を終えようとしたのだけれど] (18) 2023/03/11(Sat) 12:11:52 |
| うん、ハヅキん? [さっきシェパーズパイの話 >>4:245をしたからかなと勘違いしながら、葉月 >>4:277の呼び掛けに笑顔のまま振り向く。 けれどその人から切り出されたのはパイの話ではなくて、たった今口にした映画のこと >>4:278。 きょとりとして、ぱちぱちと瞬いた後――ああ、と一度納得したように他愛なく笑った。] ハヅキんも『ラスト・サタデー』の 監督好きなんだ! そうだなー、じゃあ――… [監督のことが話に出てきたため、つい、深く考えずにこう口走りはしたのだが] (19) 2023/03/11(Sat) 12:13:50 |
| ( ……、ついこの前、ちゃんと断ってきただろ。私。 変に期待持たせるようなこと、しちゃいけない。 ) [ あいつと一緒なら――と胸の内で燻っていた恋心の未練は、この時には切れていた。その経緯についてはまた別の話にするとして。 それにも関わらず、ここで葉月への答えに詰まったのは――] …――いや、ダメだな。ごめん。 映画館デートみたいなこととか、流石に、 どのツラ下げて行くんだよって感じだし。 [一度首を横に振ってから、苦笑と共に告げた。 葉月の胸の内に今もある想い >>4:279まで、この時のその人の顔色から察した訳ではなかったけれど――。 ここで曖昧な保留や優柔不断を選ばなかったのは、葉月がちゃんと真正面から想いを伝えてくれて、自分もまたそれに向き合い正直な答えを告げたから >>4:276。 その積み重ねが、速崎に、今の迷いを率直に打ち明けさせる。] (20) 2023/03/11(Sat) 12:15:11 |
| それに、 ツユリさ…――ツユリんと、 一緒に観てみたいな、って思っちゃって。 [ごまかす心算だった返答を、栗花落 >>4:315の目の前で、苦笑いのまま明かす。 似たようなことは以前にもあった >>3:164>>3:165が、今度は衝動的な吐露ではなく、誠実であることを自ら意思したが故の言葉。 そしてこの言葉は、話の流れ上、「今の速崎は栗花落に気がある」と暗に意味すると受け取れるものだ。] (21) 2023/03/11(Sat) 12:16:18 |
|
( ……好き、なの、かな。 )
[けれども今、涙止まらなくなるほどの苦しさは胸の内にはない。 あるのはただ、上手く言葉にならないような―― 粉砂糖のように、甘い、ような。 それ故に、この時の璥には、はっきりとした「好き」までは声に出せなかった。]
(22) 2023/03/11(Sat) 12:17:30 |
| [……なおこれは、「好きな作品のキャラクターを演じた人と一緒にその出演作を見に行く」という、別の意味で躊躇を齎す望みでもあった。「ご本人とご一緒する」という畏れ多いことを本気で避けるレベルのファン心理までは速崎には無かったが。] あ、でも、ツユリんもお仕事忙しいでしょーし! 無理にスケジュールとか合わせなくてもいいんで! なんなら2回リピりますし! [すぐ近くの葉月が既に栗花落の素性を知っている >>4:274>>4:275とは思わぬまま(葉月の仕事の成果をきちんと見ていれば、速崎はこうはならなかったかもしれない)、栗花落が声優であることには触れない形で言い直す。 ここで人数分のチケットを買い足して店長含むスタッフ全員と常連たちで観に行くというバカな案も頭を過ったが、それはコンマ1秒で却下した。趣味の押しつけは良くない。 ともあれ、少しだけ焦った調子でこう言ってから、速崎は(それこそごまかすように)話を打ち切った。 そのまま至って明るく、平静に、この日の勤務を終えていく。] (23) 2023/03/11(Sat) 12:19:18 |
| [……ところでこの返答 >>23は、今の速崎には共に気軽に映画を見に行くような家族や友人がいないと示すもの。 栗花落にも葉月にも、またこの時店内にいたスタッフたちにも、もしかしたら察せられたかもしれない。 なお、「苦手」を繰り返した栗花落 >>0のことを、パクチー否定派だとまでは考えなかった。 かの食材の好き嫌いが、遺伝子レベルで(この表現に一切ジョークはない)決まるらしいことは速崎も理解しているのだ。 初パクチーの栗栖だって、完食こそしてくれたものの、全くの無感想 >>4:259だったのだから。 単に速崎 >>4:255とか貝沢 >>4:286とかがたまたまパクチー盛り党だった、という話だ。多分。*] (24) 2023/03/11(Sat) 12:23:11 |
[かっこつけてほしいこと。
具体的に口にすればすぐさま実行してくれて。
]
あ、……あり、がとう……。 嬉しい……
[この素直さが彼の美徳であり、好きな所の一つであり、
そして破壊力が高い。
褒められるのにだってそれなりに慣れてて
普段なら無邪気にやったーって喜ぶのに
やっぱり"好きな人"の言葉だけは特別。
自分でねだったくせに、かあああ、と顔が熱くなってしまい。]
ちなみに栗栖くん、ってさ。どんなかっこが好み?
こういうの見てみたい、とかあれば、
次は寄せてみたりしますけども……
[これは自分を曲げて無理に合わせるとかではなくて。
私もやっぱり君に喜んでもらうために、ちょっとはかっこつけたいから。]
── ある日の夜 ──
[俺の『内緒』探しはまだ続いていた。
『高野景斗
』で検索しても何も出て来ないのだ。
そして難航したのにはもう一つ理由があった。
俺は今、戦隊物に嵌っていた。
だって検索してたら誘導されるように出て来たんだもん。
一話見てたら高野さん出て来なくて。
出てくるまで続けて見てたら面白くて。
はまっちゃったんだもん!!
ラジオは聞き流せるから、勉強のお供にかけてる。
しかしテレビは流し見しながら勉強には向かなかった。
今日はここまで。1話見終わったらスマホを置いて。
ラジオに切り替える。]
……勉強しよ。
[空を見て。月を見上げて。
貝沢さんも同じ月を見てたりするのかな?
離れてても、同じ物を見られるってなんかすごいな。
『月が綺麗ですね。』なんて言われたら。
月を見上げるたびに、思い出しちゃうね。
なんて思ってから、空気を入れ替えて机に向かった。]
[ラジオからは軽快なトークと音楽が流れてくる。
その日のラジオで『高野景斗』が誕生日の話題
に触れた。]
あ!!
俺、貝沢さんの誕生日知らない……
[『ローレライ』の公式情報になら載ってるかもしれないけど。学生時代の俺は、プレゼントを贈る余裕なんて無かったし。それに……
貝沢さんの口から聞きたい。
貝沢さんを想ってプレゼントを贈りたい。
貝沢さんが喜んでくれるもの。好きな物。
その日までに、もっと色々知っていきたい。
小さく微笑んで。貴女を想って。
今度こそ真面目に、机に向かった。*]
[そしてアクセサリー教室に誘ってみれば
何やら考え込むような素振り。
うーん、あんまり好みじゃなかったかなあ。
花より団子じゃないけれど、フラワーアレンジメントよりは
形に残るものの方が思い出になるかなって思って
こっちの招待券を貰ったんだけど。]
……ん?
[少しの間の後。ぽつりと言葉が返ってきて。
顔を熱くする彼にぱちぱちと瞬きをし
意図する所に思わず笑みが零れる。]
……、嬉しい人です。
[にっこり目を細めて答えながら。
もうひとつ、おねだりをすれば一瞬彼が固まる。]
[赤くなって、慌てて。くるくると変わる表情。
何考えたかなんて野暮なこと聞かないけれど。
だってほら、人類は下心で繁栄してきたからね。]
んっ。じゃあ、約束ね。
……次の週末とかがいいかな?
[満面の笑みに、こちらも屈託なく笑いながらそう返す。
未来の約束が嬉しくて、待ち遠しい。
そうして二人、身を寄せ合ったまま。
甘く優しい時間に暫し浸っていた。**]
[貝沢さんを褒めたら喜んでくれた。
やっぱり嬉しいな。
俺が容姿や服装を褒めるのが苦手なのは、生い立ちにも関係してるけど。でも、そんな俺の言葉でも、喜んでもらえるんだ。
俺の言葉でも良いんだって。思わせてくれる赤い顔。
好みに寄せてくれるって言うから。
俺は迷わず答えてた。]
俺ね。貝沢さんの大きく口を開けて笑う姿が好き。
あのね。遠慮なく、屈託なく、朗らかに笑う姿が好き。
も〜〜〜って拗ねたり。口尖らせたりするのも好き。
可愛いなぁって思うし。
揶揄われたり、言い返したりするのすごい楽しい。
だからね……
貝沢さんが、遠慮なく、そんな姿で居られる服で。
俺と一緒に居てくれたら。すごい嬉しい。
[貝沢さんってTPOをきちんと意識する人でしょう?
だから俺は、俺の前で居て欲しい貝沢さんについて語ってた。
そしたらきっと貝沢さんも、そんなお洋服を選んでくれるよね。]
[手作りアクセサリーは、プレゼントされたら嬉しい人だって。
明らかに意図は透けてるけど。俺も嬉しくて。
貝沢さんを見て、にこっと笑った。
……俺の下心はね。バレバレですよね。バレバレ。
でもほら。見ないフリをしてくれてます。ありがと。]
次の週末大丈夫だよ。
朝から待ち合わせしようか。
……俺、お弁当作って来ても良い?
遠藤さんのレシピと、後、母さんにも聞いて。
お料理チャレンジしてみる。
そんなの怖いわって言うなら、やめとくけど。
[くすくす笑って。
今度は、待ち合わせ場所も決めよう。
時間だって。朝から会おう。
アクセサリー教室ってどんなところだろう?
楽しく話せば時間はあっという間で。
自分は一人で平気だったはずなのに。
彼女と別れるのが、少し寂しくて。後ろ髪を引かれた。*]
一人でも、今日とそう変わんないよ。
法定速度、ちょいくらい。
それに、
[ 一度言い淀むようにして口を噤むが、
今日はずいぶん自分の話をしたし、開放感あふれる
場所であることも手伝って、再び口を開く。 ]
二人、の楽しさ知っちゃったからね。
[ 連休が取れたら、と添えた言葉への返事に
君は少しの間を要して、頷いたのは
おや、と思うものの、すぐにヘルメットを被って
しまったので、それ以上の言葉は交わさないまま。
滲む赤が見えたわけではない、が
それでも意識しているであろうことは伺えたので、
に、と笑ってしまったかもしれないな。 ]
[ 別にすぐにどうこう、は考えていない。
男女だってそう変わらないだろう。
それでもいつかは、相手をみる目に
劣情だって滲むだろう。
今はまだ微弱だったとしても。
精神的な繋がりを重視するとか、
余程潔癖であるとか、触れ合う事を
厭う理由がない限り。
互い、同性である故に、
男女のそれと同じにとは行かないが。
一泊旅行に、友人同士のような気軽さで
頷かれていたら、苦笑いしていたかもしれないので
あの反応は、俺を少し調子に乗せたし、
喜ばせたのは間違いない。 ]
ガスコンロもレンジもある、包丁も。
ほとんど使ってないけど、オーブンも。
[ あとは探せばある程度のものはあるのだが
なにせそれを購入したのは何年も前だし、
何ならパッケージに入ったままのスライサー等が
あることなど、本人はすっかり忘れてしまって
いるもので。 ]
うん、俺も好き。那岐くんの作るご飯。
[ 休日まで働かせてしまうようで、
気が引けるのは本当だけど、
相手から言い出してくれたこともあり、
ほとんど誰も入れたことのないプライベートな
スペースに存在する、君に強く惹かれた事もあり
お願いしてしまうことにした。
――その瞬間、次に買い物に行ったときに
買うものを決めた。
エプロンだ
。 ]
[ コンビニに入ると、カゴを片手に
あれこれと回っていく。
カゴに詰められていくものが
何を作るためにそこにいるのか
やっぱりどうも、わからないから
ほぼ後ろをついていくだけになってしまったかな ]
最近は思うとこあって、ほんとにちょっとだけ
でもほとんどしないと思って間違いないな
調味料、味噌と醤油、ドレッシングは三個くらい
…あとは覚えてないから多分、ない
[ どうしてその三つがあるかというと、
出来合いのものを買った時に使うから、である。
買っておきたいもの、と言われ思い出したように ]
あ、うち野菜ジュースと水と、
酒しかないから、飲み物あったほうがいいかも
コーヒーマシンはあるけど。
[ そう言って飲み物をいくつか、カゴに
入れた。冷蔵庫開けたら、並ぶ野菜ジュース。
その冷蔵庫より本領発揮してるワインセラーには
ワインが数本、
ベッドサイドの冷蔵庫にはミネラルウォーター。
という有様なので。 ]
―― 自宅へ ――
[ 駐車場にバイクを止め、
オートロックの玄関を抜けて、
エレベーターに乗り込み9階へ ]
どうぞ、ちょっと散らかってるけど
[ 扉を開けると君を招く。
キッチンは目と鼻の先、一番奥にベッド
リビングには人を駄目にするという
謳い文句のソファと大型テレビ。
テレビ脇の本棚には、雑多な本。
演技指導の本から、役作りのためだけにある
医学書や解説本など。
ソファ横のローテーブルには
広げたままのデートスポットの特集雑誌、
それにレシピ本未満の初心者向けの本。 ]
好きにくつろいでって言いたいとこだけど
先に確認しないと、
[ キッチンの収納扉を開けて、
今ある調理器具を見てもらい ]
足りそう?
[ 聞いて足りなさそうなら?
買い出しでもなんでも、行くとも。
しかし、自宅に自分以外の誰かが居る
という見慣れない光景にすこし、見入って
しまっていたかもしれないな。* ]
―― いつかの夜 ――
えぇ、そういう事を言う……
[ 散々悩んだ後に、鴨南蛮と決めた時だった。
誘惑の一言
が舞い込んできたのは ]
うーん……
じゃ、品数も料理も素材も
全部任せちゃおうかな。君に。
[ 関係の名前が変わっても、
ここへ通う頻度は相変わらず。
仕事に支障がでない程度に。
会いに来ている、も正しい。
食事をしに来ている、も正しい。
以前と変わらず隣に誰か居れば談笑するし
なにがしかの報告があれば聞いただろう。
彼氏彼女になった皆さん、情報お待ちしています。
]
[ 特に何を決めているわけでもない。
言うも言わないも。
大事な人に知っておいてほしいなら
それもいいし、誰にも知られたくないなら
それもそれ。
言いにくい事であることは理解している所だし
相手もそうだろう。
――人前で平気で好みのタイプ聞いたり
しといて今更ではあるんだが。
ただ、特定の曜日に休みが集中しているとか
そういう事を聞いていたら、こちらも合わせて ]
遠出もいいけど、だらっと過ごすのも
いいよね。気になってたけど見てなかった映画
そろそろ配信始まるんだ。一緒にどう?
[ 友人同士の距離に見えるだろうことを
敢えて利用するように堂々と、デートの約束
取り付けたりも、してただろう。 ]
[ ――尚。 ]
マジだった、しつけぇ
[ これは店で起きたか、それ以外の場所だったか
やたらとうるさいスタンプ爆撃が本当に
来たとしたら、 ]
葉月、前に、
俺好きな人とじっくり話したいからって
店先で捨ててきたんだけど、
根に持ってるのか教えろってしつこい。
[ 愚痴まじりにそう零した事もあったはずなので
そのうち、葉月には言う、と前もって
君には伝えていただろう。* ]
| ― 過日 ― [こちらからの断りに対しての葉月 >>26の返答と笑顔には、後腐れめいた色はないように見えて。 そのことにまた安堵しながら、席に戻っていく葉月を、笑顔で見送った。 その後でまた(酒絡みの)何が起こるか >>27>>30は、この時の速崎の知るところではない。] ( ……ツユリ、さん。 びっくりさせた、かな。 ) [さて、栗花落 >>25の面持ちの変化に、速崎は気付いていた。 思えば、栗栖に「好き」を打ち明けた際も盛大に驚かれたものだったが >>3:180――。 言ってしまったことを取り消すことはやはりできないまま、じ、と栗花落を横目に見遣る。] (31) 2023/03/11(Sat) 13:51:47 |
| [――嫌、かな。 そう思った矢先に、栗花落が「3人で」と口にしたのが聞こえて、咽……そうになったのを抑えた。キッチンでは咽られない。] え、 あ、それだとチケット1枚自腹でー… [葉月もついさっき「自分で買って観る」と言っていた訳だがそれは置いといて。 しかも栗花落の視線を受けてか(とは速崎は考えなかったが)嘉数まで「Wデート」 >>28と言い出した始末。 今度こそ本当に咽そうになったのを必死で堪えたのは本当に褒めて欲しい。] (32) 2023/03/11(Sat) 13:57:35 |
| Wデートってチエりん、それどういうカップルの組み合わせ…… いや、うん、同志が増え――じゃなかった、 観てくれるの自体は嬉しいんだけどさ! ちょっと待ってね……うーん……。
[下手すると本当にバカすぎる常連さん込み社員旅行案が口から出てきそうな気がしたので、一度深呼吸をしてから、今一度、考え直して――]
デートって名目じゃないなら…… 4人で行くのも、いいかな。うん。
[そう、ぽつりと真顔で賛同をひとつ。*]
(33) 2023/03/11(Sat) 13:58:49 |
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