68 【身内】空想模倣機体は駒鳥達の夢を見るか?【R18G】
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「あ。ヘイズ。
」
トントン
つま先で地面を鳴らす。
ここは一体どこだろう、自分はまだ星を使えるだろうか
そして、あの影は本当に
キファは、まずこう思った。
「皆に謝らなくてはな」
──そうだ。けれど、何か違和感がある。
「約束を守れなかった」
──その通りだ。でも、まだある筈だ。まだ!
「さて、どうするかな。
吾は幽霊にでもなったのか? 身体も無事……。
ふむ。まずは街に戻るか」
──思い出せ!
「……そうだ、サダルは?」
「あれ!?」
ヘイズはどこかで飛び起きた。
「今までここにあったはずの
人を殺したくなる気分は!?」
サダル
あなたのゆらりと影が揺れて震える。
そこから勢いよく飛び出してきたのは、いつもの子役の姿。
何もわからぬままだが、影はあなたが呼ぶのならすぐにでもやってくるのだ。もちろん、どこまでもついてきていた……。
メサ
「遠く。それは、随分と面白い感想ですね。
アンタと僕の距離は、それほどまでに近かったと?
」
ぐったりとした少女を抱き上げた。
青年は、メサを見る。
「で、どうしてニアはこうなってるんですか?
原因を教えなさい。ご存知でしょう」
「台本用意したけど、想像以上にあれはただの
エチュード-即興劇-
だったなあ。
よっぽど役者じゃないか、本当ここの人たちさあ・・・
手に余る
」
脳にだんだんと空気が入ってきて、そして状況が理解できてくる。
ここはどこだ、その気持ちに変わりはないが『死』というプラグラムだけはしっかりと認識した。
「・・・・・・・・・。死? 死ネタは人を選ぶって言ってるじゃないですか、そんなはじめからそんなギリギリを責めた台本で成功すると思ってるんですか? サダル。無理ですよ、一番はじめにそれをしたら毎回死ネタを扱う作家としての札を貼られるんですよ。これ知ってますか?
『あ、・・・・・・っ、○○さんのってこういう作品も書かれるんですね、しりませんでした。わ、わたしこういうのも好きです! でもやっぱり一番最初の作品がとがってて好きだったなあ・・・・』
って過去の作品のインパクトにとらわれてあとのハッピーエンドの作品を書くことが許されない硬派なキャラクターを続けなくてはいけないんです。どうして」
それでも。
それでも。キファの心は驚くほど凪いでいた。
僅かな”危機感”を拾い上げる。
キファは走り出した。
キファは死んでも、サダルを探す。
今のキファなら大丈夫だ。
狂愛のままに、道を迷うこともない。
霧を抜け出し、森を走る。
走る。走る。……走る。
サダルを探して、サダルを抱きしめれば!
……例えそれが亡骸になっていたとしても。
サダルへの慕情をもう一度、思い出せる筈!
森を抜けて、街へ。
どれほど掛かったことだろう。
皆はもう会議を始めているだろうか?
街を彷徨い、星見杯亭へ。
「サダル…………っ」
騒ぎに乗じる。ヘイズの部屋へと向かう。もう怖くはない、直視すべきだ。
うっっっっっっわ
「」
あなた達は見ていただろうか
、サダルは今一人で居た。
影をとんとん、とつま先でたたきヘイズの名を呼んだだけ。
その瞬間あの子役が湧き出たではないか。
どんな魔法だろうか、手品だろうか。
それを知るものはヘイズしかいないし、ヘイズも結構一つのことしか語らない。
彼はサダルの影になっているのだ
自分の死を頑張って密室殺人事件にしようとしたらしい
妙な隣人(ヘイズ)に本気でドン引きした"声"をようやく出せた
星見杯亭に戻ってきたことで、キファは様々なことを知った。
自分の姿は、声は、もう誰にも届かないこと。
──キファは、自分のような《観察者》が
他に居ることをまだ知らない。
死体が二人出たこと。ヘイズと、サダル。
サダルの死体を皆はもう、確認したらしい。
現在、ヘイズの部屋に入ろうとしているらしい。
なんか扉壊そうとしててビビったのでスルーした。
……サダルの部屋に訪れる。
果たして、まだ人は残っているだろうか?
どちらでもいい。どうせ、見えないのだ。
綺麗な黒髪を視認する。
「サダル」
血の付いた唇を拭う。
燃え上がるような恋は、もう無くなってしまった。
狂愛に燃える頃のキファなら、もっと泣いて、泣き叫んで。
……唯、唯。今は。
感慨だけが、胸に響いていた。
苦しくはない。微かな笑みが、浮かんだ。
「やっと」
〆
メサ
「僕は何も変わっていませんよ。
ずっと、僕は僕のままです。
──アンタが、僕の何を知っていると言うんですか?」
いつか、青年が誰かに吐いた言葉と似た言葉を向けて、
青年は抱き上げた少女の額に口付けを落とす。
どこか冷えた視線がメサを射た。
「ニアが自然とこうなるわけがないでしょう。
これは殺人鬼、植えた獣です。
しかも、とびきり警戒心が強い。
それが弱みを見せるのは、
何かをされるような隙を見せるとしたら」
青年の靴が鳴る。
「“負い目のある相手の前”、或いは旧知の仲の人間の前だけ。
つまり、アンタが怪しい。僕の推理は外れていますか?」
「・・・・・・キファ」
深く深呼吸をする、もう声は届かないのだろうか。
あの自分の声を唯一聞いてくれて返してくれた相手は。
ヌンキも聞いていただろうが、傍に居てくれたという点では彼女だけだった。
迫った体を拒否した。
口づけをねだる彼女を制した。
調子が悪いことを理由に随分とほったらかしにした自覚がある。
「恋を完全に自覚する前に恋を代償に取引を持ちかけていたんだから恋人ができなくても許してくれないか」
どうか届くな、と恋人の絆を結んだ同士として
最悪の懺悔
を空に投げた。
サダル
「言ったじゃないですかあ……
どこまでも着いていきますよ
、って〜!
でもぼくたち、死んだんです……よね?ほんとうに……」
自分の手のひらを見つめて、開いたり閉じたりしながら
何か考えるような間があって……違和感に気づいた。
あなたの顔を見上げる。
「あれ、サダル……声が
……」
ぱちぱちと驚きの瞬きを数回。
「・・・・・・へ、ヘイズ以外にはバレてない、そうだ。大丈夫だ
まだ、まだ"風邪で声が出ないサダル"は居る」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「みんな、いるのかな、いたらどうしよう」
「き、聞かせられるわけない。嫌だ。
やだ!!!!!!!恥ずかしい!!!!!
あ、風邪ひこう
」
「声、出てるね。実は・・・・・・多分死ぬ直前も出ていた気がする。
声の原因さ・・・・・・本当に心因性のストレスで、事件のことを忘れられなくて落ち着かなくて仕方が無かったんだよ。
だけど、・・・・・・いざ死ねると思うと、だんだんと具合よくなって・・・・・・
ヘイズ、ヘイズどうしよう。みんなに合わせる顔がない、顔ぶっ潰してって頼んだぐらいだ、消えたい、あああああああああ消してくれ台本をこのテンションで書けない、見たくない・・・・・・」
これは作家がたまによく陥るスランプ。
締め切り直前の漫画家が
すべての原稿を破り捨てたくなるような感情。
そしてとりあえず死にたがる慢性的鬱の症状。
師匠は所謂情緒不安定である。
サダル
「あっはっはっはっは!!」
ヘイズは情緒不安定な師匠に対して
たいへん愉快そうに笑った。スランプを知らない。
笑うところではないのだが、悪気はなかった。
「師匠、死んだ後のほうがイキイキしてますね。
その調子ですよ。一緒に星見杯亭、行ってみましょうか!
自分の死体、あったりするのかなって」
影はあなたの手を引いて駆け出す。
"死の先"ほんとにありましたねっ!
メレフにも会いたいです。ルへナにも会いたい。だけどハマルに会うには心臓が持つかわかりません
そういう訳で一人水場を探しに行ったサダルだったが。
その道中、きっと、出会ってしまう。
キファと。
あなたとの最後の会話は、あなたの断末魔で終わっている。
キファはサダルの死を認識している。
サダルがキファの死を認識しているかは、どうだろう。
サダルがここにいる筈がないのだ。
キファにとっては。
「……、おまえも仙人になったのか?
」
すごい方向性で来た。
ヘイズ
「役者復帰はもう少しであとでいいかい、ヘイズ。
君のその勢いと知識は褒められる者もあるし、
肯定力には頼りっぱなしだよ。
だけど、徹底的に役者に必要な情緒が足りないね?
自分から勉強したらどうかな、いいところだけ」
自分の死体を生き生きとした表情で見に行く
弟子の心が師匠はわからない。
そんな心を弟子もわからない。
「会えない、会えない。嫌だ。
見れない、やめてくれーーー幻滅される
死ぬ死んでしまう!!!!
風邪を引かせてくれ!!!!!」
引きずられながらサダルは弟子と共に宿に向かった。
ああ、川に流れる藻屑になりたい。まるで流しそうめんになりたい。意味がわからないけれど。
| (a31) 2021/04/25(Sun) 0:55:08 |
「・・・・・・・・・・・・」
深く深呼吸をした。服は何故か破ける前、大丈夫だ見られてないと思っている。
彼女は自分の死体をみたか見ていないかわからないのが不安だが、まだ聞かれていない、だが―――仙人ってなんだ????
「・・・・・・・・・・・・」
『どうかしたの? キファ せんにんってなんのこと?』
得意の演技で笑みを作れば急いでスケッチブックに文字を綴った。
それは誰かと揃いのペンだ。
サダル
「おまえ、死んだのだろう。
……吾はおまえの、死体を見た」
要は、こういうことらしい。
キファは、現在の状況を正しく認識していない。
キファは、自分以外の『幽霊』を一度も見ていない。
仙人の一種に、死することで仙人になるものがある。
だから、あなたを……仙人だと勘違いしている…………。
「仙人になっても声が出ないのか、おまえ」
くすり、笑みに似た呼気を洩らす。ジョークだ。
「だが、その様子だと違うようだな。
何をそんなに慌てているのだ?」
あなたは気付くかもしれない。
キファの声のトーンが、生前と異なっていることを。
恋する少女が、想い人に向ける声色とは、違う。
今はもっと落ち着いていて、どこか穏やかだ。
メサ
「安い挑発です。
メサ、いいことを教えてあげましょう」
青年は薄く笑う。
優しさの欠片も無い、薄氷の笑み。
何かが砕け散る予感を孕んだ空気。
「同じ質問を、僕はニアにしたことがあります。
彼女は僕が欲しいと思った以上の答えをくれた。
メサは今、回答を避けた。
それは、答えに自信がないから。
──違いますか?」
メサの遺体の前、寄り掛かった青年を支えたまま。
嫌いなはずのわざとらしい、うるさい、胡散臭い青年に──少女はいつも通り、澄ました顔のまま答えた。
『わたしはあんたじゃないから、知らないわ。
……馬鹿で、寂しがりだってことくらいしか』
その答えを聞いた時、嬉しいと思った。
それから色々な姿を見た。俯く姿、弱さを隠そうとする姿。
はじめて見る姿はどれも、青年の心を捉えた。
──皮肉にも、青年が少女に惹かれ始めたのはメサの死んだ事件がきっかけだった。
| ルヘナが紅茶をいれて回る姿 >>32を見ている。 少年は、紅茶は求めなかった。 何となく育ちのいい人たちの飲み物と思っている。 (33) 2021/04/25(Sun) 1:22:09 |
サダル
「うう、情緒ないって言われて今情緒生まれた気がします。
役者は身体大事にしないと……ね?
せっかく声が聞けたのに!風邪は引かないでくださいよ〜」
情緒ないのコンプレックスになりそう。
「ひとまず落ち着いて休んでくださいっ!
というか今の状態じゃ話せるかすらわからないですよ
だって、……なんか変ですもん……」
道の途中の通行人があきらかに自分達が見えていないような気がした。"無視"している風でもない。ヘイズをすりぬけていく人までいる。本当の意味で影になったようだった。
さて、見慣れた星見杯亭にやってくれば
ひっぱるのははすがにそこでやめたのだった。
| 「 は? 」 自分の前に小魚が置かれる >>a43と、 少年は眉間に皺を寄せる。 「…………」 少し考える様子を見せたあと、 パックを開いて小魚を食した。 これで満足?と言わんばかりの恨めしげな 目線を送っている。 (34) 2021/04/25(Sun) 1:36:24 |
| 「まずい」 小魚とはいえ出汁パックだ。 そもそもそのまま食べるものではない。 「何コレ。口直し? ……俺、紅茶の味とか分かんないんだけど」 出汁パックをそれと気付かず食べる程度の学だ。 当然なのかもしれない。 ハマルに余計な知識を植えてしまった >>36のは 残念ながら事故である。 (39) 2021/04/25(Sun) 1:57:12 |
| (a47) 2021/04/25(Sun) 1:58:55 |
| >>42 ルヘナ これは寝ろってサルガスの警告かしら。名前間違えsorry……kiss…… 「香り……ねえ。 口ん中こんなんだし、貰っとくけど」 しかしミルクは入れなかった。 「……あ。でも、美味いかも。 落ち着くっていうか、さ」 一口飲んだ少年から、そんな声が漏れる。 砂糖も入れなかった。ストレートで飲めるらしい。 (44) 2021/04/25(Sun) 2:42:36 |
メサ
メサの足元が砕け落ちて行く。
彼女の周りを、亀裂が囲む。
「──いいえ。それは違いますよ、メサ。
重ねた時間が恋になるのなら、もうとっくに成っていたはずだ。
それが叶っていたなら、僕の隣にはアンタがいたはずでしょう。
僕は、アンタが僕を想ってたのを知っていました。
知っていて、はぐらかした。アンタの口を塞いだ。」
……僕が、殺した。
そうだ、メサは、僕が殺したようなものだ。
いつか零した嘆きを、青年は語らない。
それを知る少女は、腕の中で瞳を閉じたまま。
真相は語られることなく、握り潰される。
「僕は、アンタたちを捨てた。
どうしようもなく貪欲で、餓えたこの獣を満たすには、
僕の持っていたものをすべて手放さなければならない。
僕は元々こう云う人間です。
欲しいものの為なら、他の何を捨ててでも。
蔑ろにして、踏み潰しても手に入れなければ気が済まない」
⇒
「…………」
「そういえば、いろいろなものが
聞こえすぎていて気づいていなかったけど。
どこかで二アとメサがけんか……?
していた幻聴や幻覚がやけにみえていた気がする
これ本当に、死の先…………あった、やつだ。
完全に妄想だと思っていたからみんなに知らせていなかった、
台本持っている人が教えてくれたらいいんだけど、台本捨てちゃったよなあ……
いや、こんな世界のこと信じてくれる人なんて居なかったかな…………」
「はっ、
あ”っ!?!?
」
「もしかして聞かれてる? 聞かれていたらどうしよう!!!
あっ、黙ろう。
死のう、あの人に聞かれた、もうやだ。うええええ……」
これは一人で歩いていた話術師の独り言。
聞こえすぎるのも難がある。
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