74 五月うさぎのカーテンコール
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[据え置きのパジャマはもこもこ素材のゆるめのルームウェアにした。
パーカーのついたトップスに、下は太腿を隠す程度の丈のボトムス。
丈は短くても室内だから寒さは感じない。
濡れた髪をゆるく纏めて、シャワーから戻ればちょうど彼も食事を済ませた頃合いで。]
あ、もう食べちゃってます?
私も食べたいな。
[対面に腰を下ろして、湯上がりのデザートを堪能する時間。]
[握り返してくれた手が、温もりを与えてくれる。
小さくなって語る言葉。
赤くなって項垂れる姿。
尋ねる言葉に微笑んで首をふった。]
呆れないよ?
今度遭遇したら、『彼女居ますよ。』くらい言っても良いけど。
お店の売り上げ的に、やめておきます。
声をかけられることがあれば、伝えるし……。
その人たちが居る事を教えてくれたら、嵐の手にキスくらいしようか?
[恥ずかしがり屋の彼女は絶対頷かないだろうけれど。]
[自宅は徒歩圏内、それも結構近い。
駅からは反対方向。店から5分ほどのところに、小さいながらの持ち家がある。
といっても、親の代からのもので築は相当経っている。]
どーぞ。
[明かりをつけながら、部屋の中へ。
L字になっている変形のリビングルームは、入って目の前に寝れるレベルの大きめのソファがある。
そこから地続きで、カウンターキッチン。
一人暮らしらしくないしっかりとしたファミリー用の冷蔵庫も鎮座ましましている*]
呆れないし……。
本当だ。嫉妬されると、少し嬉しいね。
[くすりと嵐に微笑んで。
お店でしない代わりに、繋いだ手を引き寄せて。
手の甲に口付けを落とした。]
[半分に切られたレアチーズを受け取って、フォークで一差し。
私の知ってるレアチーズとは違う、甘さ控えめの和風の味に思わず頬を抑えた。]
ん〜……、おいしい!
甘納豆が乗ったチーズタルトなんてはじめて食べます。
フォークで挿して
ちょっと跳ね返ってくるぐらいの硬さ、私も好きですよ。
[ちょこんと乗った甘納豆を食べて、ほわりと表情が崩れた。*]
もやもやしたら、言って。
もやもやが晴れるまで、愛してるって囁くし。
俺が好きなのは誰か、教えてあげる。
それじゃ、ダメ?
[微笑みかけて。ああ。抱きしめたいな。]
俺にして欲しい事があったら、なんでも言って。
俺からも一つ。嵐にお願いしても良い?
約束して欲しい事があるんだ。
[手を握ったまま。首を傾げて嵐を覗き込んだ。*]
─ 6年越しのおじゃまします ─
失礼します…
ああ、
[小さく声が漏れた。
しばしばと目を瞬かせ、服の胸のあたりを握る。]
[風呂上りの紫亜は良い匂いがする。
擦り寄ってしまえば先程「明日まで待て」されたのに学習しない男と思われてしまいかねないのでぐっと堪えた。
先程だって、滅茶苦茶我慢して離れたのに、ほっぺちゅーなんてするし!
最初は足が出るデザインに戸惑ったものだが、流石に何度も見ると慣れた。
これは多分明日の荷物に含まれないだろう。
明日の夜は見慣れない浴衣姿を見られるのが楽しみだ。]
おかえり。
先に頂いてるよ。
[紫亜の分の皿を前に出す。
乗せたフォークがかちゃりと音を立てた。]
上のパウダーは緑茶とほうじ茶の間みたいな……香りはしっかり立ってるけど食ったら青い。
で、甘納豆と一緒に食べて豆を歯で潰した時の甘さが広がったら、化学反応みたいに全体が甘く感じて、まさに「一粒で二度おいしい」感じがするよな。
[二人で同じものを食べて同じ味を共有する楽しさ。
家でこんなに楽しいのに、明日からどうなってしまうんだろう。]
[満腹のままだと眠れないから、洗い物は任せてもらうことにして。
皿を下げるついでに洗面所に寄る。]
紫亜、ほら、髪解くぞ〜。
[纏められた髪はまだしとりと湿り気を帯びる。
彼女が泊まるようになって購入したマイナスイオンが出るというドライヤーを持って、掬い上げた髪に温風をかけ始めた。*]
[ソファの近くまで行ってじっと見下ろした後、保冷バッグを肩から外した。]
じゃあ、お借りしますね。
とりあえず入れて30分後くらいに中の冷え具合をみてみます。
[カウンターキッチンに入って、そわそわと周囲を気にしながら。
冷凍庫を開けて良いか断ってから、アイスの容器二つを投入。]
[いきなり待ち時間が発生する。
困り顔。
びよんびよんと伸び放題で邪魔くさい手足を折り畳んで、ソファに浅く腰を下ろした。]
ジンさん。
俺、ここに来たことあるの──ジンさんはもう忘れてるかも知れないけど。
スープをくれて、泊めてもらって。
次の朝熱を出しちゃって、追い出すに追い出せなくて?その日もいさせてくれたんですよ。
[あの時はすごく大きな家だと感じていた。多分今よりも視線の高さがずっと低かったから。*]
[淡く笑みを含んだ声に、ちら、と顔を上げ。]
……店内でキスとかしたら、もう店じゃ口ききません。
[売り上げに響くほどのことじゃないとは思うけど。
そこだけは断固として譲らない構えで、
蓮司さんを睨んだものの。
あんまり嬉しそうに微笑むから、
不機嫌な顔も続けられなくて、困ってしまうし。
手の甲が熱くて、更に顔が火照った。]
……ダメ、じゃないの
わかって言ってるでしょ。
それを言うなら、
蓮司さんも不安なとき言ってください。
シアさんが言う通り私は、
言ってもらわないと、気づきませんからねっ。
[もうどうやったら機嫌が治るのか
あっさり見透かされ過ぎてて、恥ずかしくて。
口を尖らせながら言い返したら。]
良いも何も聞いてみないと……
改まって、お願いって?
[覗きこんでくる顔に、首を傾げて。
落ち着かなさ気に、私より骨ばった手の甲を指で撫ぜた。*]
好きにしてちょうだい。
何の場所がどことか面倒なこと言わないから。
[冷凍庫を開けていいかと問われたら、当然とうなずく。
ここでNoを出したら溶ける一方ではないか。
中身は馬刺し用の馬肉の赤身とか、スモークサーモンだとか。
あとは冷凍で保存している野菜類やら。
スカスカというほどではないが、ジェラートのタネくらいは入る。]
へえ、ほうじ茶だけじゃないんですかね?
何使ってるんだろう。
「一粒で二度美味しい」は、お得感があっていいですね。
[基依さんの説明に耳を傾けながら、そうしてまたぱくりと一口。
深夜のスイーツは背徳感がある。
その罪深さも相俟って、美味しさを感じるのかも知れない。
最後に残ったチェリーは、]
基依さん、
[名前を呼んで、口に運ぶ。
彼が気づいてくれたなら、テーブル越しに身体を寄せて、
口移しで甘いチェリーを彼の口に押し込めた。]
[店じゃ口を効いてくれないと言われた。
それじゃあ、我慢するしかないなと笑い声をあげて。
口を尖らせる嵐に。ああ。可愛いなぁと目を細める。
けれどお願いを聞いてくれる事になれば。
すっと表情を改めて、嵐の顔を覗き込んだ。]
……もし。
ナンパでも、道を歩いている時でも。
少しでも不安を感じたり、怖いと思ったら。
躊躇わずに警察や俺に、連絡して。
迷惑だとか、意識過剰だとか、考えないで。
何処に居ても、駆け付けるから。
必ず連絡して。
それを、約束して欲しい。
[真剣な顔で嵐を見詰めて。
そこには冗談や微笑みは一切無かった。]
君は普通の女の子みたいで嬉しいと言ったけど。
俺にとっては最初からずっと、素敵な女性です。
今は誰よりも可愛い、大切な人です。
君に怖い思いや、嫌な思いはして欲しくない。
俺の不安を案じてくれるなら……
約束して。
相手に違和感を感じたら、俺に連絡するって。
通話してるだけでも、防げる被害があるから。
[心からの願いだったから。
真っ直ぐに、嵐を見詰めた。*]
覚えてるよ。
あいにく記憶力はある方でねえ。
なんて、ま、最初に来たときはすっかり忘れてたけど。
日記書くのが趣味でね。君のことも書いたなって、なんとなく思い出した。
[6年前、あまり事情は聞かなかったように思う。
家出ではないと聞いたが、家に連絡していいかとか、そんな程度。
人様の子供を預かるわけで、本来ならやりすぎるくらい身元を確認したりするべきだったんだろうが、6年前からある種の放任主義はかわらない。]
……今さら、聞いていい?
あの日、何があったの。
どうしたの。
[時効だろうと当たりをつけて、問いかけながらそっと、折り畳まれた腕の先をなぞる。
手指を重ねて、体温をうつした。
攻撃的な意思ではないことが伝わればいい。
触れ合うことで安堵を得て話せたらと。]
[背徳感を堪能して、お茶を飲み干した後は。
掛けられた声に、はぁいと返事をして洗面所に向かう。
彼の手にはドライヤー。]
わ、乾かしてくれるんですか?
[お言葉に甘えていそいそと鏡の前に立つ。
温風が伸ばした髪を揺らして、髪の隙間に彼の手が滑り込む。
首筋に掛かる温かさと、髪に触れる手付きの優しさに気持ちも緩んで、ほう、と溜め息をつく。
長い髪を乾かすのは結構時間が掛かる。
でも、彼は髪に触れるのが好きみたいだから、お任せしてしまっている。
もしかしたら自分で乾かすよりも丁寧にしてもらってるかもしれない。*]
ああ、ほうじ茶だよ。
ただ、店で売ってる「完成した」ほうじ茶じゃなくて、自家焙煎で途中で止めてるんだ。
その加減が絶妙って話。
[色づき始めたらすぐに焦げてしまいがちの葉を、香りを立たせつつ良い塩梅で止めるのは、紅茶沼歴の長い卯田でも少し自信がない。
麦は下の生地との色味バランスもきっと考えていたのだろう。
あっという間に消えたほうじ茶レアチーズの次はチェリー。
3粒ずつ分けたものを卯田は一口で放り込んだ。
咥内に広がる酒精とチェリーの果汁。]
ん?
――――――
んん
?!
[………俺は一体何の修行をしているのだろう。
思わず遠い目になってしまいそうだ。
呼ぶ声に顔を上げたら、チェリーが唇を通過した。
ぷちゅり、潰れたチェリーの果汁が二人の咥内に注がれる。
顎から垂れた汁を舐めとりたいのをぐっと堪えてティッシュを差し出した。]
どーぞ、お姫様。
[言ったことはない筈だが、紫亜には多分卯田が髪を触るのが好きだとバレているだろう。
柔らかでつややかな髪を持ち上げてさらさらと落としながら温風に晒す。
手櫛で解いて、ジグザグに動かし。
地肌を揉んで毛穴マッサージまで。
プロではないのでそこまで上手ではないかもしれないが、毛束を取っては乾かす、というのを繰り返せば、やがてふわりと紫亜の髪が美しく背中で波打った。]
……痒いところはないですか〜?
[それはシャンプーの台詞。
そんなことを冗談のように笑いながら。
今日ずっと煽られっぱなしだった仕返しに、頸筋から耳裏まで指腹がすうっと何往復か彷徨った。*]
う、え…
[腕の先に触れる気配にビクっと体が固まった。
伝わってくる体温。
光が飛びながら強さを増すみたいに、指先に灯った熱が腕を通って身体中を走っていく。]
あ、あの。
[覚えてる、と聞いて丸く開いた眼が、忘れてた、には下を向いていた。
でも日記に書かれるほどには印象深かった?いやそれは、そうだろう。普通は。]
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