(a59) 2020/08/13(Thu) 12:12:36
──桜の間──
ん、、ん、んっ、ぁ……
……ぁっ……ぁ、く……
[男の楔は引いて、突いてを繰り返すうちに
先程までの圧迫感を取り戻し、肉襞を中から擦る。
傘が深いところまで届き、大きく引き抜けば
花弁の間から先ほど出した子種が、小さく溢れる。
出されて掻き出す必要が無くなったと思うか。
それなら早くゴムを付けさせれば良いのに
突き込まれるのが気持ち良くて、言い出せないでいる。]
お、くっ……がいい……
[男が私の身体を隅々まで確かめる。
こつん、と先端が部屋の入り口付近にぶつかると
びりっとした快感が走る。]
ん、ひ、ぁぁっ!?
[くるん、と簡単に身体を回されて
胸から上を布団に押し付けられ
膝を立ててお尻だけを突き上げる形になると
後ろから強く腰がぶつかってきて
さっきよりも足が邪魔しない分、奥にまで深く入ってくる。]
んっ、ふっ、ふぅ、っ……ふ……
う、後ろ……から……っ
[枕を掴んで、口元に持ってくると
声が出過ぎないようにして、強い快楽を甘受していく。
腰とお尻がぶつかる音が良く聞こえるようになるのは
結合部がしとどに濡れて互いを濡らしているからだろう。
だらしなく花弁からは蜜が再現なく溢れていく。
それぐらい気持ち良くて、頭が蕩けそう。]*
──桜の間──
りょーかい。
[どうやら玲は奥の方を突かれるのが好きらしい。
奥、そして後ろから。
玲のリクエスト通りにこのままの態勢で思い切り突き込む。]
まだ、そんな余裕があるんだ、な!
[ぐっと奥まで入れると体を被せて耳元で囁いた。
声を塞ごうとしているその枕を取り上げようと思ったが、思い直してそのままにして。
ゆるりと侵入して最後だけ強く突き込む。
熱い隧道を味わいながらも奥を突くことを重点に、繰り返す度に少しずつ少しずつ更に奥へと踏み入れる。]
どう?
感じる?
[聞かなくてもわかることを敢えて言わせようとする。
言霊とは言わないまでも、心理的にも口にすることで快感を受け入れやすくなるはずと。]
それとも、まだ足りないか?
[僅かずつまた一歩というように奥を拓いていくし、戻りは戻りで傘の部分で肉襞を削るとるかのよつに掻いていく。]
……余計なことは考えなくていい。
[与えられる快楽だけを感じ取れというように。*]
──桜の間──
──ん〜〜っ!!?
[ゆっくりと入り込んできた楔は
奥に近くなった時に、ずん、と強く突き出される。
緩急によって、遅い時は擦られる快感で
速い時は突き上げられる快感と違う気持ち良さを
与えられていく。
奥を何度も押されれば
ぐっ、ぐっ、と僅かに内壁が伸びていく。
奥に、奥にと限界だと思ったところよりも少し奥まで。
身体が開かれていくような気持ちが生まれる。]
……ん、、ぅ……かん、じる……
[これだけ押し殺した声を上げ
お漏らしをしたように股の間を濡らし
時折、身体が震えているのに
彼は、感じる?、と聞いてくる。]
────っ、ぅっ……
[枕に顔を埋めながらも、こく、こくと頷く。
満たされていないわけではない。
でも満たされそうになっても、奥を貫かれるたびに
下腹が喜び、もっと、もっとと強請ってしまう。
際限のない欲望が私の身体を支配していく。]
…………わ、わかった、からぁ……
……たく、さん……おく、つい、て……ぇ……
[顔を赤らめて、吐息と共に言葉を溢す。]*
[背中で愉しげに笑った。
玲が快楽に飲まれていく様はとても綺麗で、それが何よりも愛おしいと思える。]
ちゃんと言えたご褒美。
[ズンズンとひたすらに奥を突いていく。
締め付け絡みつく襞を掻き分けて、熱した鉄のように熱く硬い肉棒が玲の中を貫き、子宮に届けとばかりに最奥をぐりっと抉る。]
いいぞ、れい、……もっと乱れてしまえ。
[白い背中にポタリポタリと汗が滴る。
それほどまで激しく動くのは、善がり狂う姿が見たいと更に責め立てていくから。*]
────ひゅ、ぅっ……ぁっ!
ひ、。……ひっ……ひぁ、……ひっ……
[奥を貫かれれば
腹を押され、呼吸と共にわずかな声が漏れる。
ぐり、ぐりと押しつけられる楔の固さも
しっかりと感じ取れて。]
ふ、ぅ、ふぁ……ぁ、ぁ、ぁっ、ぁっ……
[身体の中を焼かれるように熱い。
下半身は勿論、早鐘を打つ胸も
息を吐く顔も何もかも。
快感が熱のようになり、身体を溶かす。]
……ひっ、ひっ……だめっ……だ、め、ぇ……っ
[だめ、と言うのに
私は自分からも身体を後ろに倒すようにして
お尻を彼の方にぶつける。
より速く、強く奥を抉られる。
好き、好き。奥を貫かれるのが癖になる。]*
[玲がだめと言いながら貪欲に熱を飲み込もうとする。
欲のままに衝動のままに男を求める。]
れ、い……すてきだ……
[後ろから玲の顔を横に向けさせて唇を塞ぐ。
酸素の供給を経って、その代わりに口の中でも粘膜で触れ合い繋がる。]
………奥で、…出すぞ。
[唇が離れれば耳元で囁く。
肩を掴んで、突き込むというよりも、杭をハンマーで打ち込むような激しい衝撃が玲の一番奥まで届くほどに。]
[玲はすでに奥で受け止める悦びを知っているだろう。
それに一度呼び起こされ、その上で溶かされた理性はもう一度抗うことができるか?
そんなことできやしない。
と、返事も待たず、玲を再び絶頂へと押し上げたのなら、同時に膣の奥で精子を解き放った。]
は、っ………ぁ……っ…ぅ
[くたりと玲の背中に覆いかぶさって、肩で荒く息をしながら、引き抜かれなかった肉棒は精を放ち切ってもまだビクビクと脈動していた。*]
──っ、ゃっ……
ぁっ、ぁんっ、ぁ……ん、ぁっ、あっ、あっ……!
[肩を掴まれれば、上半身は軽く浮き上がり
遠くなった枕は口を押さえる役目を果たせず
私の口からは、部屋の外に漏れそうなほどの嬌声を上げる。
身体にかかったタオルのように
申し訳程度に身体を隠す、はだけきった浴衣。
シワになり、汗も滲み後で着替えなければいけないだろう。
肘をついて身体を安定させても
ごつ、ごつと強く身体が揺さぶられて
豊かな胸が暴れるように跳ねる。
奥で出す。その言葉の意味を理解しながらも抗えない。
男に後ろから腰をぶつけられ
善がってしまってる今の私には、どうしても。]
ひっ、やぁぁっ、ぁっ!?!
[身体が反り返り、びく、と痙攣し
ほぼ同時に身体の中に熱いものが流れ込んでくる。
2度目。
男の子種が子宮目掛けて穂先から流れ出していく。
思わず倒れ込んで布団に落ちると
男と同じように身体の上に覆いかぶさってきて
互いに荒く息を繰り返す。
熱いのは身体の中も、背中も。
男の体温を感じながら、ぼんやりとした頭で
マズいなぁ、と思う。
宿屋に多く泊まっていて
中に出させたことは、1度か2度。
こうしたことに深く入り浸る身だから
そこは気をつけていたのだけど……。
それでもこの身体に残る気怠さは、
ひどく心地がいい。]
……黎哉、綺麗に、したげる……
[背中に覆い被さる彼に
私はぽつり、と呟く。
それは沢山気持ち良くしてくれた彼へ
ご褒美のようなものをあげたくて。
未だ私の中に収まったままの雄芯を
綺麗に、という申し出でだったけど。]*
もう、いいのか?
[玲の提案にニヤっと笑って聞き返す。
答えは何だったろうか。
もういい?もっと?どちらでも、まずは玲に奉仕してもらうのは悪くない。
激しく突き込んだのとは真逆に、ゆっくり余韻を残すようにゆっくりと引き抜く。
それは精と蜜に塗れてヌラヌラと“汚れて“いた。]
[体を起こすときに玲の首筋にキスをひとつ。
痕をつけるようなことはしなかったが。]
体は、大丈夫か?
[自分でしておいていうことではないが。
玲の上から体を退けてベッドの縁に座る。
まだ横たわる玲の髪をそっと撫でてみる。
汗に濡れ乱れた髪がとても綺麗だと感じた。*]
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