230 【完全RP/R18G】アダムとイヴにさよなら
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……ありがとう。
[再び腕の中へと収まる。愛おしい熱を全て洩らさず受け止めるために。
『種子』は要らないと、そう思うことにしていた。きっと、一度欲しがってしまったなら、更に求め続けてしまうだろうから。そういう“エゴ”が僕らには根付いていた。きみを知ってしまったから、これからもずっと、僕らはきみを欲するのだろう。
実を結んでも、その後も、ずっと。]
[腕の中に閉じ込めて、己の欲望を受け止める君との間
種子が、できたのならば
可愛い子 生まれる
一体どんな色の、花が 咲く のだろう
できるなら。己のように
人の形を最初保てなかった子にならなければいい
君のように美しい葉脈を抱けばいい
何時かこの世界に、自分で居場所を見つけられる子になればいい
と、いうのは気が早すぎるか。]
――可愛いよ。君は。
[美しいよ、貴女は。
熱を混じらせ、息を整える唇に顔を近づける
触れるか触れまいか、ぎりぎりのところで。問いかける君に
小さく、笑って。]
[与えられた言葉へ、花を綻ばせる。
睦言もなにも要らないと、強がっていたこころが今ではすっかりと開いていて。
未だに臆病な僕らは、幾度も疑ってしまうかもしれないけれど。
これだけは、嘘偽りのない本心を告げる。]
[──この施設って誰が掃除してるのかな。
仮の部屋主が不在となったこの部屋から一歩外に出て、僕は点々と描かれるピンクの液体を見つける。そしてそれを、追いました。
脳とか胎児とか脳髄だとかを映えさせるためなのかなってくらい清潔なこの場所の扉と扉のあいだは間隔が広くて。ああ、大きな施設なんだなぁなんていまさら気づく。なつかしい記憶のなかの白さと重ねて游ぐ。
床に咲いていた桃色は、大きな硝子扉の中へ続いていった。
ああ、ここは。]
─ 『paradis』 ─
……リヒトーヴさんの、庭
『
しかし、誤った論理を入力されたり、
命令が翻されることは、決して珍しい話ではありません
故に、己はあれを裏切りとは見ていない……筈です
裏切られたと、己は、まだ……
』
[ふと再生される音声は霞みがかりながらも煌めきを発してる。
フローライトからアズライトへのグラデーションを瞼に再生していたら、景色は春の優しげなミントグリーンから真っ青な──
突き刺さる『夏』の庭へと変貌を遂げていた。
むせ返る目映さに目を細めて採光を弱めると、一段気温が下がる場所がある。その一帯から、朝露を思わせるような匂いが満ちてく。]
…………ああ、── 『蓮』 だ……
[白や桃といった蓮が浮かぶ水面に近づく。
──見事、だね、って口にして。
この池は、汚れても穢れてもいないみたい。
水面を覗き込む。無い片眼に光るライムグリーンの硝子石が、
夏を反射して網膜を射した。]
[この硝子石を。
押し込んでも引き千切っても『僕ら』は咲く。
指で、つ、と其れをなぞれば、冷たい。
引っ張って、みる。
──およそ外れそうにはなかった。]
……ふふ。
あは、は、?
[ひとしきり玩んで、かくり、と全身からちからが抜けた。膝を着く衝撃に髪が揺れる。力なく膝に投げ出される指先は爪が、割れていた。
そうなんだ? と、思う。
ああ。僕は僕を なんにも知らないんだ。]
『己に存在意義が与えられている事には、感謝しています
無駄な思考も事象もひとつもないと、そう在れる事を
『幸福』と云うのだと俺は、そう理解しています』
『
──己の存在や行動に意義が生じている限り、
すべての"己"と言う存在には常に価値が存在している。
……己も、そう思います。
それは確かに己らの『幸福』の形であると
』
『
どのような姿形でも構いませんが
強いて言うば、強かな種であると有難いですね
楽しみにしています。あなたに再会する日を
』
ひたあお、 くん、 直青君──…………、
[僕の神さま、『幸福』の形。
僕のなまえに意味なんてない。ただそこに在るだけの。それは完璧だったんです。それで完璧だったんです。僕の座標だったんだ。
ああ、『神』よ。僕はあなたのものでも
────おまえは決して僕だけのものにはならないんだろ
ついに喉が絞まる。この手で絞めた。叫ばない様に。
どうして、どうしてどうしてどうして??僕だけが奪われて喪ってどうして君は何ひとつ損なわれない。愛って、愛ってなんですか。与えることじゃないんですか。与えることじゃないんですか? 苦しい。苦しいよ見返りを求めずに捧げるだけの命でもこの苦しみこそが『生きること』だって君がいうなら僕は僕は、ぼくは─────……!!!]
苦しい『生』などは、ありませんよ。
もし『生きること』を苦しく思うのなら、
それはキミに『罪が在る』からだね。
悪魔とは、人類の不従順を魅力的に語る。
けれどそれはすべて偽りでまやかしの、
────“ 掬い ”です
覚えておいください。
僕はいつでも、キミのなかにいます。
さぁ、言ってごらん…………キミの『名前』は?
どのように飼おうか
、と考える。
ひたすらに甘やかしてしまおうか。
欲しがるものならば何でも与えよう。
嫌と言う程注ぎ込もう。
漸くだ。
漸く、手に入れた。
[音も無く、扉を開いて、閉じた。
横たわる身に被さるように唇を合わせる。
さあ、その名を呼ぼうか。
俺だけの、
]
**
| デハ何処カデ。 (166) 2023/12/01(Fri) 6:59:23 |
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