129 【身内】狂花監獄BarreNwort2【R18G】
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「罵詈雑言より、おねだりしてみよっかな俺は」
はいはーい、うさぎさんこっちよこっちー。
「俺まだ一人も殺してねぇのよ。狼の名が廃るってもんじゃねぇ?な?楽しみてぇじゃん?代わりに死んで♡」
ピチねばに触れてみている。スライムの感触、面白いですね。
「成程、話しかけてみよう。聞こえるか?
俺はまだこの宴を盛り上げようと思っている。
しかしもし今ここで死ねば襲撃関係なく暴れるつもりだ
。
兎さんよ、君のことは大変高く評価している。君は強い。鎮圧することは容易だろう。
しかしここには蘇生装置があり、俺には根気がある」
おねだりに続き、長々とした脅しだ。
唆されてたのかと気付けば大人しく止める。でも自分は触る。
これは
醜い争い、た〜のし〜〜!!
ってしてる人形師。
ちょっととか言ったくせに水槽から手を引いた瞬間に床に水がベチャチャチャー!になった。
ので、ムルイジから受け取ったタオルで床拭いてる。アリガト!
「流れで吊られたら、ダスト頑張ってね」
まぁこればっかりはどう転んでも仕方ない。
「では、ワタシも何か贈りましょうか。
ば〜か!あ〜ほ!どじまぬけ〜!
お前のかーちゃん……お前
が
かーちゃん?
」
←これは『お前がかーちゃん』で噴き出すのを堪えてる図。
「 …ああ、ポルクス、大丈夫だ自分で出来る」
濡れた服が気持ち悪い。近くに女子はいなかっただろうと徐に上だけ脱げば追加申請したタオルで体を拭くだろう。
「ミラージュが吊られたら俺がLW宣言しなければいけないのか?」
かーちゃんが選ばれてくれたら助かるのだが……。
シトゥラ様からいただいたタオルもありがたく使います。
「そうなるよね……俺らには三票しかないけど、手を貸してくれる人はいるかもね。
……ロベリアはシトゥラに入れてくれなさそうだけど」
「割れないかな、俺とシトゥラとナフあたりでいい感じに。今10人だし、ワンチャンなんとかこう」
「まぁでももしものときは頑張ってLW宣言してね!」
現実は、非情。
「うぇーーー……ゴメンなー……ムルイジ……」
これはしょんぼりになってるびしょ濡れのドアホ。
袖がべしゃべしゃなので自分も上着だけ脱いだ。
「アリガト!」とお礼を言いつつシトゥラからのタオルも受け取り、べしゃになっている腕を拭き拭き中だ。
「一先ずクロノは返事なしだ」
本当に読めない投票になりそうだ。
「俺が選ばれる可能性もないではない。
君も覚悟をしておいてくれ
」
でも現実は、平等。何かのキャッチコピーみたいだね。
「…気にしないでいい。それにしても、ここまで濡れたならいっそ風呂にでも行った方が早いかもしれないな」
あらかた体も服も拭いたものの。どうせ洗わなくてはいけないのならと呟いて。
「…一緒に行くか?」
お風呂。
「LW宣言本当に嫌だな……!」
おお、現実。現実よ。非情で平等な現実よ……。
これはべしゃな服をどうしたらいいか分からず、しょんぼりのまま服の袖とにらめっこしていたびしょ濡れのバカヤロウ。
「……んう、風呂?」
べしゃ服から思考を移すためにちょっとフリーズ。
「…………一緒に行く!」
からの笑顔を浮かべ快諾! 一緒に行こうか、お風呂。
ぴろん、と端末に入った通達を見。
「LW宣言しなくてよさそうだ。よかった」
一安心の声。死ぬより大事なんですかそれ?
ポルクス
「あちらだそうだ。…大浴場を使うのは初めてだな」
呟きつつ、片手で服を纏めればもう片方は、迷わぬ様にと貴方に差し出して。
大浴場を目指すだろう。
「それは死ぬ可能性より大事な話か?」
現実は、ちょっとだけ、やさしい。何かのキャッチコピーみたいだね。
ムルイジ
「んう? ああ、」
コイツすーぐ迷子なるからな。
服を小脇に抱え、差し出された手を取って一緒に歩き出し。
「……俺、まともな風呂はいるの、はじめてかもー……」
なんて言いながら。
あなたが手を引いてくれているので、無事に大浴場へと辿り着くのだろう。
「ギリギリ宣言する羽目になるかもしれないって」
また新しく届いた通達にぽつり。
現実は、やはり、きびしい。
ポルクス
「まともなって…、ここに来るまでにも?」
道中、風呂上がりの着替えを調達しながら大浴場へと辿り着けば。
男2人な以上とくに恥じらいもなく、手早く服を脱げばさっさと体を洗おうと浴場へと入っていく。
……人と入るのには、少し髪に掛かる時間が長過ぎるから。
ムルイジ
辿り着いた大浴場を見。服を脱ぐあなたを見。
そっか、と真似して服を脱いだ。すっぽんぽん。
……は流石に恥ずかしいのでちゃんとタオル腰に巻きます。
「俺ー……ホームレス街の出だから風呂とかそんなだったよ」
言いつつ男も直ぐに後を追うだろう。浴場の中へ入り。
あまりの広さに一瞬フリーズしつつ。
「…………、たすけて
」
やっぱダメかもしれん。か細い掠れ声でヘルプを求めた。
ポルクス
「大丈夫、風呂は襲って来ないから」
ヘルプには小さく笑って。体を洗ってから浴槽に行けば問題ないのだと説明をしながら。
自分は長い髪を洗う作業へ。
長い翠へ湯を掛ければより艶やかに見えるだろうか。
ムルイジ
「ふろは、おそって、こない、」
復唱。
「ふろは、おそって、こない、」
何回か復唱しながら髪を洗う様子を見。いつも通りにひょこひょこと移動……しようとしたらコケそうになったので普通の歩みに変え。
隣のシャワー近くまで辿り着けば、真似して髪を洗い始め。
「……ムルイジ、髪長くてきれーだよな。似合うし」
なんか女子会みたいな話題じゃないかこれ?
ポルクス
「あぁ、襲って来ない。…足元、気をつけろよ」
ひょこひょことした歩みを見れば念の為に声を掛ける。直ぐに普通になった事に安心したが。念には念をだ。
「そうか?…綺麗、なら良かった。1度伸ばしたら切るタイミングを逃してそのままなだけ…なんだが。合ってるなら嬉しく思う。
……俺はポルクスの髪だって綺麗だと思うが。その色、好きだ」
女子会だったかもしれない。嘘、野郎2人です。
「ほんっと頼もしいなダスト……」
ダストとか名付けてごめんねって思う。
こうして頼もしい顔をしているが、初っ端やらかしているのである。
ごめんねって思う。いいや、ゴミ自身はそんなに思ってないけど……
ムルイジ
「……ン! 長いの、カッコよくていいよなー」
言いつつ髪をわしわし、シャンプーを泡立て洗って。
「俺の髪の色? ……ッハハ、そうか?
はじめて言われたー……あ゛っ!?
」
褒められた嬉しさのまま、ニッコニコでムルイジの方を見ようとして洗い途中だったシャンプーの泡が目に入りました。
はじめての、いたみっ……!
「にゅんんんんンンン…………」
悶えつつ頑張って洗いました。
ポルクス
「大丈夫か?!」
自身の髪を洗いつつでも鳴き声が上がればそちらを確認し…、でもあれ人が手を出すのも危ないか…?
目に入ったのならゆっくり濯ぐ様にと伝えて、出来なそうであれば手伝おうとはするだろう。
貴方から少し遅れて髪を洗い終えれば、結い上げておく。邪魔になるからね。
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