165 【R-18】シュガートースト、はちみつミルクを添えて
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視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
……そうだな。
いつだって突然なんだよな。
[突然の別れは何度か経験していた。
仲間が突然に逮捕されたとか、病に倒れてそれきりとか、
突然に──殺されたとか。
共に暮らす相手が多い分、別れの数も多かった。
それを思い出したくはなくて、頭を振る]
[二度と遭いたくないと言われて、苦笑が浮かぶ]
まぁあんたはそうだよなぁ。
俺はまたあってもいいかと思うけど。
[こちらとしてはそう悪い思い出でもない。
災難ではあったが]
いってらっしゃい。
[そう言って見送り、その後は一休み]
[狭苦しい寝床だし、雷鳴も喧しい。
どうしても浅い眠りになる。
夜中に彼女が飛び起きた気配がすれば、
すぐに気付くことになるだろう]**
[警笛、人だかり、警笛。
広がる、赤、赤、赤。
ーーーー轟音。]
……………!!!!!
[悪夢だ、これはただの悪夢だ。
もう既に過ぎ去ったはずの。
それなのに、体の震えは止まらなくて。]
……や、やだ……いかないで……
[無意識に声に出ていた。]**
[寝入ってどのくらい経っただろうか。
止まない雨音と雷鳴を聞きながらのうたた寝中、
室内で飛び起きる気配がした。
心配になって様子を窺っていると、
心細そうな声が聞こえて]
どうした……、大丈夫か?
嫌な夢でも見たか。
[穏やかに、気遣う声を投げかけた]**
[ーーーー数刻前。]
……そっか。もう知ってるなら、いいや。
運命の再会ってヤツ?
まあ、期待しないでおくわ。
[そんな、話をして。風呂から戻って、すぐに就寝した…………そんな夜だった。]
……………だれか、いるの?
[ …………誰かが、俺を呼ぶ声がする。
男の声、だ。
何が何だか分からなくなってしまっているけれど、]
稲光が差し込む部屋の中で、必死に手を伸ばして。]
…………おねがい、
ひとりに、ひとりにしないで。
[そのまま、声の主へ縋りついた。]**
[問いかけられたかと思えば、気配が近寄る。
そして弱々しい言葉とともに縋りついてきた]
ん──
[驚きが無かったといえば嘘になる]
[それでも一瞬の後、
彼女をしっかりと抱き締め返した]
大丈夫。
そばにいる。
[余程恐ろしい夢を見たのか。
我も忘れるほど、この状況で縋りついてくるほど。
そう思えばこそ無碍にできなかった。
彼女が落ち着きを取り戻すまで、
ずっと抱き締めているつもりだった]*
[
強く、優しく抱きしめられて。暗闇の中から、柔らかな声が降り注ぐ。]
…………ほんとう?
[そのまま、狭い場所に収まる。
少しずつ、少しづつ、不安よりも安堵の気持ちが勝っていく。
人肌に触れたのは、どれくらいぶりだろうか。
]
[彼女を抱き締めるのは、二度目。
捕らえようとしたときも、腕の中に収めていた。
けれどその時より今のほうが、
彼女の身体の細さを実感するように思った]
ユゼ。
大丈夫だ。
ユゼが落ち着くまで、こうしてるから。
[名乗られて、呼び返す。
そして静かに語りかけて、そっと片手を髪に伸ばした。
拒む様子がないか確かめて、
大丈夫そうなら優しく髪を撫で始める]*
うん…………
[優しく髪を撫でられ、目を細める。
心地いい。
どうして、こんなに安心できるのかは、分からないけれど。
低い声も、大きな手も、全てが、温かくて。]
ね、俺の事、もっと触ってていいよ………**
[「もっと触ってていいよ」
その言葉に思わず心臓が飛び跳ねた。
暗がりでは見えないだろうが、
苦笑を浮かべて彼女の頭をぽんぽんと撫でる]
変な言い方すんなよ。
襲っちまうぞ?
[気付かずに思わせぶりな言い方に
なってしまっただけだろうと、
冗談めかしてそう声をかけて、
それでも彼女を抱き締める腕はまだ離さなかった]*
んえ……?
なんか変なこと、言ったか……?
[気持ちが落ち着いてきた代わりに、どうも頭がふわふわとしてきている。
純粋に、ここに居るのが、心地いいから。もっと触れ合っていたいと、そういうつもりだったのだが。]
そもそもさあ、俺相手ってそういう気持ちにならなくない……?もっとボインのねーちゃんなら、ともかく。
[とりあえず、催促するように相手に擦り寄ってみる。]**
[彼女が話す言葉を聞いていて、
いくらかは落ち着きを取り戻したらしいと察した。
それで少しほっとして、安堵の息を吐き]
ならないこともねーけど……、
弱ってる女を手篭めにする気は起きねぇな……。
[擦り寄ってくる意図を測りかねて少し悩み、
その末にもう一度髪を撫でた。
それが心地良さそうであれば、
もうしばらく撫で続けるだろう]*
……あ、そうなの?
……てか、あえて聞かなかったけど。女は商品にしない、って言うから。てっきりアンタも女はそういう対象にしないのかと……
あれ。だったら俺って範囲内なの、か?
[だいぶ思考が危うい。人の温もりって、こんなに溶けそうになるものだったっけ。]
…………んっ…………ね、もっと…………
[ぼんやりとしていると、また頭を撫でられる。
気持ちいい。
知らず知らずに艶めいた声に聞こえなくもない音が、出てしまう。]**
えっ、俺、男色趣味だと思われてたの……?
いや男も不可能じゃねーけど、
女のほうが俺は好きなんだけど……。
[彼女の言い分にだいぶ衝撃を受けた。
それで抗議めいたことを言った。
髪を撫でてみると「もっと」とねだられて、
その声は妙に艶かしく]
こら、そんな声出してると本当に襲うぞ。
そろそろ落ち着いたろ、もう休めよ……。
[さすがに戸惑って髪を撫でるのをやめ、腕も離した。
そうすれば彼女も離れるだろうと思い込んで]**
あ〜両方イケるのね。
…………やなこった。
[当人の趣向がそっちなのか?というのは、当初から思っていた事だったのだが。尋ねるつもりはなかったのに、つい口から出ていた。
落ち着いたら、なんだか相手が気まずそうにしているのが、少し面白くなって。再び体をくっつけてみる。]**
ったく……
さっきまでは可愛かったのにな。
[彼女が離れようとしないことに溜息をつく。
腕は離したまま、顔は背けた]
お前って危機感ねーの。
犯されるかもとか思わないわけ?
[つい先程まで女に興味がないと思われていたようだが、
誤解は一応解いたはずである。
あまり無防備にされると、かえって戸惑いが湧いた]**
[ の言葉に、きょとんとした顔で返す。]
んー……だってさ、俺って中途半端じゃん。
男みたいなナリだけど、男じゃないからソッチからはお断り案件だし。
女抱きたい、なら。わざわざ俺みたいなの、需要なくない?
[これらは本心である。肉体的には女性であるが、中途半端な己に対して『そういう欲求』が生まれるとは、あまり思えなかった。]
だからさあ、もうちょっとくっつかせて。……抱き心地、いいんだもん。**
[きょとんとされて、一方的な理屈を言われる。
そういう主張も一理はあるだろうけれど]
世の中には穴がありゃ何でもいいって奴もいるし、
男っぽい女狙ってレイプ繰り返す奴もいるし。
勝手な判断で油断すんのは危ねーぞ……。
[一般論として言った上で、本日何度目かの溜息をつき]
俺も別に、お前に魅力が無いとは思わねぇし。
[自分の意見を付け足した]
にしてもお前、そんなに人肌恋しいの?
恋人とか……は、いる風じゃねえな。
[くっつきたがる様に呆れながら、
腕を離したまま、抱き返すことはしなかった]**
[……心配、されているのだろうか。
偶然の成り行きで、こうなった他人に対して、そんなふうに気遣われるのは、なんだか……むず痒い気持ちになる。]
へいへい、気をつけますよーっと。
[引き続き、男の胸あたりに顔を埋めていると、と問われる。]
恋人どころか、顔見知り程度の相手すら数人程度だぜ。
……うん、まあ。久しぶりに人肌に触れたから、なんか……離れたくなくなっちゃったのは、あるかな。
[思っていたよりも、この温もりに絆されていたのかもしれない。そして、なんとなく言ってしまった。]
………俺の事、「魅力なくは無い」っていうなら。
キスくらいなら、出来る?**
[突拍子も無い申し出に、
呆れて溜息をつくしかなくなり]
……バカだなお前。
こんな何かと都合いい場所で、
キスだけで終われるわけねーだろうが。
もっと自分の身を大事にしろって……。
[どうしたらいいか判断しかねて、
小言めいたことを言ってしまう。
彼女の身をやたらと案じてしまうのは、
当初詫びるつもりだったせいもあるだろうが。
一緒に食事して同じ場所で
眠ることになった影響もあるだろう。
仲間が増えたと感じ始めるのは、
いつもこんな些細な成り行きからだった]**
えー?
案外ソッコー萎えて終わるかもしんないじゃん。
……してみようぜ?
[小言を聞きつつ、『どう反応するのか』が俄然気になってきてしまった。
命に関わるような事にさえならなければ、多少の痛い目に会うことは構わないし。
…………本当に、本気になられるとは、思っていなかったから。]
てい。
[不意打ちで、触れるだけの口付けをした。]**
え。
[何故そんなに乗り気なのか理解できず、
混乱している間に不意打ちを食らった。
しばらく唖然としていたが、そのうちに離れ]
……いや、こんな色気のねーキス初めてだな……
[新鮮な経験をしたと言いたげに呟いた]**
あはっ、驚いたー?
奪っちまった。
色気のねー初めて、貰っちゃった。
[ 不意を突かれて、間の抜けた表情をする男に満足げに微笑む。
あれだけ小言を言っておいて、いざ此方から行動すればこんなもの。何も『本能』を煽るような事にはならないのだ。
…………実は初めて、だったのは。内緒にしておこう。]**
ったく……
キスってそういう風にするもんじゃねーんだぞ?
[得意げな彼女に呆れながら、
そっと腰を抱き寄せた。
それで暴れられないなら、頰に手を伸ばす。
それでも抵抗されなかったなら、
その先どうするかは様子を見つつ考えるだろう]**
ふーん?じゃあ「ホンモノのキス」、してくれんの?
[そっと腰を触られて、少しだけびっくりしたが。特に抵抗することもなく、受け入れる。
……そんな大したヤツじゃないだろうと、考えていたから。]**
[挑発的な台詞と、
抵抗する気のない態度を確かめて]
そんなにしてほしいならな。
[彼女に顔を近づけ、唇を寄せて、軽く触れ合わせた。
それから彼女の唇の形を舌で丁寧になぞっていく。
逃れようとする様子がなければ
そのあとに舌先で唇の隙間を擽るだろうし、
抵抗を感じれば唇を離すだろう]**
…………んっ………ぅ………?!
[唇が触れた、と思えば、そのまま舐められて驚愕する。
衝撃は受けたが、不快ではない。
そのまま、されるがままに、なる。]**
[拒む様子がないのを確かめて、
唇の隙間を舌先で擽る。
開けるよう促すように。
開けてもらえたなら舌を口の中に滑り込ませるだろう。
もしなかなか開けてもらえないなら、
もう一度唇の形を舌でなぞり直そうか]**
んぅ………っ…………
[そっと唇の間を突かれて、つい、口を開けてしまう。
そのまま、侵入してきた舌に、困惑する。]
(なんだこれ……なんだよ、これ………!?)
[口内を他者の舌に蹂躙される、という行為は、普通であれば拒絶してもおかしくないはずなのに。
未知の感覚に、少しづつ、溶かされていく。]**
……っふふ……
[拒む様子が無いことに、微かに笑いを漏らした。
滑り込ませた舌で彼女の口中を探り、
舌を見つけては擦り寄せ絡み付かせ、
上顎をゆっくりとなぞる。
その後は舌先を彼女の舌の裏側へと這わせるだろう。
自分の舌では触れようのない場所に、丁寧に優しく。
それからもう一度、別れの挨拶のように舌を擦り寄せ、
ゆっくりと舌を抜き取り唇を離すだろう]**
んんぅ………ぅん………
[ 口内のあちこちを舌で弄られるたびに、今まで味わった事のない感覚に、支配される。
脳味噌が蕩けそうだ。
暫く続いたソレは、終わりを迎えると呆気ないもので。唇を離した男が、満足そうな笑みを浮かべているのに、少しだけ腹が立った。]
おま……な、何、今の………知らねえよ、あん、なの……
[息も絶え絶えに、抗議するが。
紅潮したその顔は、相手にはどう映っているのだろうか。]**
[暗がりでも大分目が慣れて、
すぐそばにいる彼女の肌の色は目に見えた。
その様子を見て揶揄うように微笑みを浮かべた]
何ってキスだろ。
んで?
今ならまだ引っ込みつくから、
ここまででやめといてやってもいいけど?
[何の話かは既に話題にしたからわかりそうなものだが、
彼女に無事伝わるだろうか?
指先で彼女の顎に触れ、
骨をなぞるように耳のほうへと撫でていく。
赤らんだ頬を見て彼女の昂りは感じ取っても、
それだけで強行する気は、今は無かった]**
キス、って……あんな……になるの……
[本来であれば、決して踏み込もうとはしなかっただろう部分なのに。どうして、自分はこの男に。]
ひゃっ………く、くすぐってぇって………
[彼の手で触れられるたび、身体が熱を持っていくような、そんな気持ちになる。
この先、どうなってしまうのか。それは分からないし、怖い、のに。]
も、もうちょっとだけ……キス、したい。
[どうしても、求める事がやめられそうになかった。]
…………ねえ。名前、教えて。
俺の名前も、もっと呼んで。**
[あんなキスは初めてだったと言いたげな言葉に、
くつくつと笑いが漏れた。
不安と期待が見え隠れする言葉と声音に、
欲が刺激されるのを感じる。
「もうちょっと」と言われて、
平手で打つかのように、ぺたりと彼女の頬に触れた]
まーだわかんねぇのかよ、ユゼ。
これ以上は、キスだけじゃ
終われねーって言ってんだよ。
[名を呼んでと請われたからと彼女の名を口にして]
[彼女の耳元に唇を寄せると]
……俺は、ジャヤート。
[低めた声で囁きかけて、
そのまま、唇で耳を食んだ。
唇にするだけがキスでもあるまい]**
[咎めつつも、愉悦の滲んだ声。頰に触れる、大きな手。
]
なんだよ。オッサンばっか大人ぶりやがって……
け、経験はなくても、俺だってちゃんと、大人なんだからな……
じょ、上等だ、っつの……
[恐怖と、期待が混ざり合う中で、名前を呼んでもらえて、]
…………んぁ………
[
耳元への刺激と、囁かれた声に、また、何かが込み上げてくる感覚がして。]
……………ジャ……ジャヤート。
もうちょっとだけ、続き、して……なんか、身体も頭も、おかしいんだよ…………おねがい。
[囁いて、そっとジャヤートの首辺りに、触れた。]**
お前が大人だってんなら、
歳はそんなに違わねぇっつーの。
[彼女の耳元でオッサン呼びに抗議しつつ、
続きを請う囁きを聞いて、再び彼女を抱き締めた。
落ち着かせるためではなく、求める衝動を伝えるために]
『ちょっと』で終わらせる気はねえからな。
今更嫌がっても聞かねえぞ、ユゼ。
[念を押すように名を呼んで、背筋を指先で伝い下ろす。
首筋に唇で吸い付いて、襟元まで滑らせた]*
い、いいだろ……そんなの……
…………ちょっと、で終わらないって…………そ、そんな風になるワケ……………ひっ!?
[ 抗議されつつも、続きをしてくれるらしい事に、緊張と期待が同時に走る。
名前を呼ばれたかと思うと、丁寧に触れられる。かと思ったら、急に首筋を吸われて変な声が出た。]
[『ちょっと』で終わらないのは、きっとお互い様なのだろう]**
もうなってんの。
[まだ見た目にわかるほどではないが。
もうやめる気が無いと改めて答えた。
襟を手で引っ張って開きながら、鎖骨に唇を滑らせる。
そのまま浴衣の前を開けてしまおうとするだろう]**
……え、マジ?
……てかちょ、くすぐった……や、開けたってなにもねえってば……!見ても萎えるだけだって、マジで……!
[慣れない感覚に翻弄されつつ、ジャヤートの手が浴衣を脱がそうとしてくるので、慌てて止めようとする。
……脱がせて露わになるのは、薄っぺらい身体のみである。そんなものを見せたくは、なかった。
昂ってきた熱は、じわじわと全身を侵食していくのに、ここで止められたら。
]**
[脱がそうとして止められて、彼女の顔を見上げた]
なんだよ……。胸の大きさはもう知ってるし、
それで萎えるぐらいなら最初からヤる気出してねーよ。
[身体が細いことには、既に触れて察しがついている。
それでも嫌がることを無理にやろうという気はなくて]
まあ、どうしても嫌ってんなら無理に脱がせはしない。
[そう言って浴衣の襟から手を離し、
布の上から胸元に触れようとするだろう]*
…………ぉ、ぅ。
なら、いい。
[脱がされないのなら、大丈夫か。
体つきについて言及された事に、少々ぎくりとしながら。次に何をされるのか、おとなしく待つ事にする。
火種はまだ消えていない。
]**
[彼女は脱がされないほうが落ち着くようだ。
それならと胸元に触れた手をそろそろ撫で下ろしながら、
表情を窺うことにした。
微かな膨らみを通り越して鳩尾までたどり着いたら、
手を横に滑らせて身体の線を伝おうとする。
抵抗がなければ、そのまま脇腹から腰へと
撫で下ろしていくことになるだろう。
帯は邪魔でも解きはしない]*
ぁ、ちょ…………
さ、触りかた、やらしくねえ……?
[そりゃあそうだ、と内心ツッコミつつ。ゆるゆると身体をなぞられていくと、もどかしい気持ちになる。
腰の方へ降りていく手に、己の手を添えて一旦静止させる。]
胸、触んねえの……?
[見せるのを拒んでおいて何を、と言われるかもしれないが。うっすらとした性知識だと、順序を踏むなら唇の次は胸部、だったはず。]**
[初々しい反応に、思わず笑いが漏れた]
やらしく触らないでどうすんだよ……
[笑い交じりに言いながらも、
手を添えられると大人しく止めて]
触ってほしいのか?
じゃあ、後で。
[焦らすつもりのようだ。
それが性に合わないならリクエストには応じるつもりで、
彼女の反応を窺った]*
[ 案の定、帰ってきた返事にバツが悪い顔になる。]
いや、マジで、そんな、触られ方、された事、な……
な……んか、もどかしくな、る。
[しどろもどろになりつつ、応える。]
……………いじわる。
[それだけ返すと、好きなように触れるよう促した。]**
もどかしくなってほしいんだし。
[抗議の言葉にくすくす笑って、顔を近づけた。
軽く触れるだけのキスをしようと。
拒まれなかったなら何度かキスを繰り返すだろう。
自由にしてもらった手はさわさわと腰を撫で下ろし、
太ももから膝あたりまで撫でていったら
太ももの前側を伝ってつけ根まで撫で上げ、
後ろ側まで手を滑らせて膝の方まで撫で下ろし、と
しばらく繰り返しながら彼女の反応を窺い続けるだろう]*
どういう意味だよそれ……!
んむっ……
[
おかしいな、もっと即物的なものだろうと思っていたのに。
幾度か、触れられるだけのキスをされ。優しく腰と太腿の辺りを撫で上げられ。
気持ちいい、のに。決定的な刺激が与えられられないまま、じわじわと熱が燻ってゆく。]
んっ………じ、焦らさねえで、もっと乳とか股とか触れよ!そういうもんだろ!?
[少しづつ、だが、確かに、感じ入っている表情になっていく。]
**
あっはは……、何、そういうほうが好み?
[焦らすなと言われて、声を上げて笑った。
ところどころ彼女の反応が面白いせいで、
いま一つ昂り切れなかったりしているのだが。
それを態度に表す気は無く]
じゃあ、あんまり焦らすのもかわいそうか。
[空いている片手をお腹に当てて、そろそろ撫で上げた。
ささやかな膨らみの位置を布の上から確かめるように
慎重に掌を滑らせ、胸のあたりを一周させる。
頂点には触れないよう精一杯気遣いながら]*
好みとか、そういうんじゃな……ひゃっ!?
[ そもそも初めてだから、好みも何も……と思っていたら。腹から胸を撫で上げられて、声を上げてしまう。]
……ぁ、なに、これ、ヤバ……んっ……
[今まで出した事のない高い声がでて、思わず口を塞いだ。]**
なんだよ、ちょっと撫でただけなのに。
[予想よりも激しい反応に湧き上がるものを感じ、
両手で彼女の胸に触れた。
形を確かめるように触れながら、
指先でそっと頂点の位置を探る]*
んんっ………ぅ………
[ やわやわと胸を触られるたびに、無意識に身体がはねてしまう。あられもない声をあげないよう、必死になるが、]
ひ…………ぁっ………
[「そこ」に指先が掠めて、強い刺激に息が上がってしまう。]**
ユゼ、お前……可愛いな。
[鋭い反応に笑みが深まる。
彼女が息を上げた場所に両手で指を添え、
撫でたり、転がしたりを繰り返す。
彼女の反応をじっくり眺めているうちに、
昂る衝動が抑えられなくなるかもしれない]*
かわぃ……く……な………………んっ……ぅ……
[
抗議しようと考えたのも一瞬だけ。囁かれた声にすら、溶かされていってしまう。
(鍋で煮溶ける砂糖のように)
敏感な所を責めたてられ、堪らず声が漏れ出てしまう。]
ちょ、マジ、で、おかしく、な……ぁ………
[意識が、どこか、高い所へと飛んでいきそうになる。]**
[彼女の思考が溶けていくさまが、
見ているだけで伝わってくる。
それはなかなかに愉しいもので]
胸だけでそれは気が早すぎるって。
[そう笑いながら、自分の内でもふつふつと衝動が湧く。
身体の中心に熱が集まるのを感じつつ、
片方の手は胸にそのまま触れながら、
もう片方の手を胸から離して撫で下ろした。
太ももに直に触れようと、浴衣の裾を開く。
拒まれなければそのままつけ根まで撫で上げ、
両脚の間に指を伸ばすだろう]*
う、るせ、ばか……
[気が早い、なんて言われても。実際にそうなんだからしょうがないだろう……なんて、頭の片隅で思いながら。どろどろになっていく頭と身体では、少々の憎まれ口を叩くのが精一杯で。]
ひっ………
[知らぬ間に開きかけていた脚の間、下着越しに指を伸ばされていた。]**
口が減らねえのな。
[精一杯の憎まれ口に言い返す。
息を呑むのを感じると、じっと彼女の表情を見つめた]
怖いか。
人に触らせる場所じゃないだろ。
[一旦手を止めて、下腹に移動させた。
下着の上から、その形に手を添わせるように
ゆっくり静かに撫で下ろしていこうと。
その間も胸には触れていたが、
そちらも手の動きは一度止めていた]*
…………?
[ 言い返され、身体を弄っていた手の動きが止まる。
そっと、下腹部に触れる手つきは優しいし、此方を気遣うような言葉も聴こえていた、けれど。]
ぇ、なんで、止めるの……?
[最初に出てきた言葉が、これだった。]
こ、わくない、わけが…………ないわけ、ないじゃん……
でも、
つ、づき、して、ほしい。**
[なんでと問われて、目を瞬く。
続く言葉を聞いて、抑え難い愛おしさが湧いた。
胸に触れていた手を離して彼女を抱き締め、
もう一度触れるだけの口づけをした]
やめたりしない。
ユゼ、怖くても俺を受け入れてくれ。
[下着の上からゆっくりと指を滑らせ、
花芯を探りながら脚が開くのを待つ。
開いてもらえたなら、ゆっくりと数回花弁をなぞった後、
下着の中に手を入れて脱がせようとするだろう]*
うん………
[
彼の返事に安堵して、力が抜けた、時だった]
あっ………!?
[強い刺激が走って、口を塞ぐ間もなく嬌声があがる。]
はぅっ、ちょ、ぁんっ、な、ぇ、
[困惑と同時に襲ってくる、未知の快楽に、沈む。]**
[激しい反応に誘われて衝動が抑え切れなくなり、
強引に下着を脱がせて脚から抜き取る。
自分の浴衣の帯を外し、
下着の前を開けて猛るものを露にした]
ユゼ……、痛くても耐えろよ?
[そう言って指で直に花弁に触れ、
花弁に隠れた入り口を探る。
湿り具合を確かめた末に自身を押し当て、
表情を窺いながらゆっくりと突き入れようと試みる]*
はっ………ぇ…………?
[ 彼の性急な所作に、一瞬身じろいだが。必死そうな表情を見て、ぐっと抑える。
既に息も絶え絶えだというのに、まだ、先があるのか。]
ひぃ………ぐ………ぅ、あぅ!?
[秘所に指を挿れられたかと思えば、それよりも比べ物にならない質量のモノが侵入しようとしてくる。]
…………っぅ…………
[こじ開けられた事のない部分が、ゆっくりと、ひらかれていく。]**
[怯えさせたらしいことに気づき、
詫びるように頬に口づける]
悪い、お前が可愛くて抑えられなくて。
[苦しげな声を聞きながら、彼女の腰に手を当て、
少しずつ自身を奥へ押し進めた。
根元まで収めるまでは止めずにいるものの、
収まったなら一度動きを止めて、
彼女の髪を撫でるだろう]*
……………んっ……………へ、へーきだから、だいじょぶ……
[頰にされた口付けに、本気の気遣いを感じ取って。
本当は、ちっとも平気ではないのだけれど。向こうだって苦しいのだろうから。
全身が茹ってしまいそうなほど熱くて、苦しくて。それなのに、どうしようもない程の多幸感に持っていかれそうになる。]
むり、しなくて……いいぞ……俺、けっこう、丈夫だし……
[強がりである。それでも、繋がっていたかった。]**
[苦しげな様子がどうしても気にかかるが、
それだけでないらしいことも伝わっていた]
急に動いたら痛いだけじゃね?
[言いながら、思い出したように再び彼女の両胸に触れる。
布の上から感触を確かめるように撫でて、
頂点を指先で擽るように撫でた。
それから少しずつ胸に与える刺激を強めながら、
ゆっくりと腰を前後させ始めた]*
[ 確かに、きっと痛い。
そう伝えるつもりはなかったのに、止まっていた胸への刺激が再び与えられ。下半身の方からも、じんわりと痛みから快楽が伝わりはじめた。]
………はぁ………ん………
ね、ジャヤート……胸、直接、さわって……
[高められていく脳が、身体が。ひたすら男を求めている。]**
[直接とねだられて、微笑みが浮かんだ]
ユゼ、やっぱお前可愛いよ……。
[囁きながら彼女の帯を緩め、静かに浴衣の前を開く。
露になった胸を直に掌で包み、
素肌の感触を楽しみながら、
焦らすように少しずつ頂点にも触れ始める。
前後させる腰の動きは緩く、
彼女が反応する箇所が中にあるか確かめる様子だ]**
[また、「可愛い」だ。
そんな風に思われるような事をしている自覚が無いので、ハテナを浮かべる……が。]
あっ……あっ……ちょ、直、ヤバ……ひぃ……
[直接素肌に触れられると、また違った悦楽に代わる。
ーーーーまずい、病み付きになりそうだ。]
………んあっ!?
[穿たれていた穴の方から、決定的な部分が暴かれてしまった。]**
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