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【人】 春日 幸貴[しばらく丘の上からの眺望を二人で楽しんでいた。 隣に立ってくれる彼女を片腕で抱き寄せて、風に吹かれながら世界を一望する。 それで本当にひとつの戦いを終えた気分になれたのだけど] 花が咲いているんだったよな。 [ここに来た目的のひとつ。 あの世界で訪れたかったはじまりの魔王城の代わりに、ここに来てみたかった。だから……それを見届けずに終えるのは、やっぱりできそうにない] その前に休憩する……? [花も気になるけれど、ここまで上がってくるのは慣れない運動量で、腹も減ったし眠気もある。 食事をしてひと休みというのも良いんじゃないかと思った]** (0) 2021/03/20(Sat) 10:45:33 |
【人】 春日 幸貴[リュックを降ろしてお弁当を出していたらおにぎりを手渡されて、ステラが渡してくれたものの話になって、ハート型をしているのを見て、だいぶ遅れたバレンタインデーの到来に気付いた。 感動のあまりにしばらく声が出せなかった。 てっきり次の2月かと思っていた。 >>4>>5しかも告白にプラスして冗談もついてきた。 ゲームだと割り切っていたら1回は断ってみたくなるものだが] はい。 俺のほうこそよろしくお願いします。 [俺から頼みたいくらいなのに……と思いながら素直に応じた。 もちろん朱里にもらったおにぎりから食べるつもりだし、多かったら母さんのおにぎりを残す気満々だった] (7) 2021/03/20(Sat) 16:30:47 |
【人】 春日 幸貴[というわけで昼食にしながら、バレンタインの話がしたいと思った] ステラにもらったのが初めてだったんだよな……。 甘くても怖くならないチョコは初めてだった。 カカオ99%なら安心して食べられるんだけどさ。 [ステラのバレンタインチョコはただでさえ一生忘れない思い出だと思っていたけれど、朱里のおにぎりと合わさって余計に忘れられなくなった。 チョコを食べないわけではないけど、99%が美味いかと言われると……。 成分表とにらめっこして大丈夫なやつなら食べるのだが、手作りチョコという話になると、高確率で俺に厳しいものになる。そういう意味でもやはり俺の人生はハードモードかもしれない]** (8) 2021/03/20(Sat) 16:31:07 |
【人】 春日 幸貴昼寝の準備までしてあるのか……。 [そこまで視野に入っていたことにはちょっと衝撃を受けた、が率直に言って眠かった。 ちなみに枕はなくても眠れると思っていた] 正直ちょっと眠いけど……。 横になったら寝る気がする……。 [そう言ってから母さんへの連絡をすっかり忘れていたことに気付いて、無事たどり着いて昼食も済んだことを連絡した。 これでいつ眠ってしまっても心配はかけないと思う。 眠らないにしても、太陽の光が強烈だし、しばらく日陰で休んでいたほうが体のためになりそうだと日向に視線を向けながら思った]** (17) 2021/03/20(Sat) 20:45:38 |
【人】 春日 幸貴[眠っている間に冷えるのが不安で、リュックからカーディガンとジャケットを引っ張り出した。 カーディガンは羽織って、ジャケットは体にかけることにして、冷えすぎないことを祈った。 そうしている間に、朱里が眠りに落ちてしまって。思ったより疲れさせたのかと、申し訳ない気持ちと感謝の気持ちで彼女の髪をそっと撫でた] (21) 2021/03/20(Sat) 21:20:19 |
【人】 春日 幸貴[隣に寝転がって、彼女の寝顔をじっと見つめていると、なんだか緊張してしまった。 思ったより眠気が来ないのを感じながら仰向けになってみると、木漏れ日がキラキラしていて、こんな昼寝は初めてで。 風に揺れる枝葉を見つめているうちに、いつの間にか夢の世界に旅立っていた]* (22) 2021/03/20(Sat) 21:20:29 |
【人】 春日 幸貴[朱里の声で呼び戻されて、目を開けたら物欲しそうな視線を受けた。>>24 寝転がったまま抱き寄せて要望に応えてから、ゆっくりと身を起こした。 辺りは暖かいようだけれど、眠っている間に少し肌寒さを感じるくらいに冷えてしまった。 暖かくなるまではジャケットも着ておくことにして、袖を通してから立ち上がった。 片付けを手伝って、リュックを背負って] うん、行く。 [素直に頷いて日差しの下に出ると、まだ残る熱気が冷えた体に心地よかった。 魔王たち……かどうかはわからないけれど、彼らを思わせる花の咲く場所。そこに行って、ステラたちを感じたいと思った]* (27) 2021/03/20(Sat) 22:13:13 |
【人】 春日 幸貴あれが……。 [一輪の紫の花。 それがステラだと朱里が思った理由が、なんとなくわかる気がした。 言葉にはしづらいけれど、伝わってくるものがある。あの花を見ていると、何故だかステラを思い出す。ステラと過ごした時間を。 そのアネモネは、とても満足げに、誇らしげに見えた] そっか……なるほどな。 きっと、良い終わりを迎えられたんだろう。 [勇者を待ち続けたラスボスが花になる……はじまりの魔王城ではそうだったのだとしても、ここは違う場所だ。 ここには思いを遂げた魔王たちの花が咲いているのかもしれないと、なんとなく思った]* (31) 2021/03/20(Sat) 22:42:18 |
【人】 春日 幸貴[内緒話の内容こそ聞こえないけれど、ステラにはあれでたぶん誰だかわかってもらえるんじゃないかという気がした。 わからなくても、別に構わないとも思ったけれど] ん、もちろん。 額に入れて飾らないと。 [写真を撮ろうと言われて、そう言って笑った。 “3人”という表現はステラが本当にそこにいるみたいで嬉しかったし、朱里とステラが別々の存在だとしみじみ感じる言葉でもあった]* (36) 2021/03/20(Sat) 23:16:51 |
【人】 春日 幸貴そこでかたつむりパイが出てくるのはおかしい。 [その上笑われるのは解せない。 不条理を訴えた末に撮り直してもらうことになった。 でも撮り直しても保存されそうな気はする。 それは甘んじて受け入れようと思う] (40) 2021/03/20(Sat) 23:38:43 |
【人】 春日 幸貴[というわけで撮り直そうとしているとき、ふと視界の隅に目を引く花を見つけた。 風が吹いて花が揺れて気づいた。 撮り直し終えた後でその花に歩み寄ってみると、一際綺麗に見える花だ。 見たことがある気がする。夢の中で見たのだろうか。 気になってしまって、しばらくその花を見つめていた]* (41) 2021/03/20(Sat) 23:42:13 |
【人】 春日 幸貴話題にはなるのに、好んで食べる人は 犬系の魔物以外見かけないかたつむりパイ……。 [思い出のメニューではある。 トラウマのメニューと呼ぶほうが正しい気はするんだが] (44) 2021/03/20(Sat) 23:54:22 |
【人】 春日 幸貴……ん……知ってるひと……なのかなあ。 綺麗だなって思って。 [見覚えがある花なら他にもいくつか咲いているけれど、なんだか、その花を綺麗だと思うのは初めてじゃない気がした。 よく見ると花びらに露がついている。こんな時間にと不思議に思ったが、そっとそのままにしておくことにした]** (45) 2021/03/20(Sat) 23:54:46 |
【人】 春日 幸貴[水撒きが終わった後] じゃあ、朱里を送って帰るか。 [また俺の家までついてきてもらって、そのあと朱里を家まで一人で帰らせるというのは、なんだか納得できなかった。 それでそう言ってみたけれど、朱里はどう思うのだろう]** (49) 2021/03/21(Sun) 8:19:23 |
【人】 春日 幸貴ええ…… 俺だって彼女を家に送ってみたいんだけど…… 今日しかできないぞ、たぶん。 [学校のある日に送って帰るのは俺には不可能だと思う。移植を受けたらできるかもしれないけど] 下りは心臓の負担はそんなにないし。 いざとなったら迎えにきてもらうこともできるから。 だから、お願い。 [だからたまには送ってもらう立場以外を経験したかったんだけど、どうしてもダメだというなら諦めようかなとは思っていた。 それでもじっと見つめて頼み込んだ]** (51) 2021/03/21(Sun) 9:22:06 |
【人】 春日 幸貴やった! [ズルいなどと思われているとは露知らず、嬉しくて朱里に抱きつきたくなって腕を伸ばした。 嫌がられたらやめるけど。人目(花)が多いし] 昼寝して休めた分もあるし、 今日は大丈夫だよ。 [俺は負荷には弱いけど、スタミナがないわけではない。休み休みなら帰れるのは間違いない。 帰ったらまた寝る気はする] 朱里の家は……。あれの隣だっけ? [辺りを見回して、少し離れたところに見える天文台に目が止まった。 途中に道案内の標識があったような気がした]** (53) 2021/03/21(Sun) 9:53:18 |
【人】 春日 幸貴[キスはさすがにする気はなかった。 それは人目があると感じる場所では厳しい] 裏か……とりええず天文台に向かえばいいか。 そうだな、行こう。 [夏休みの間に、天文台にも遊びに来てみたい。来るのには一苦労するけど。 朱里はよくこんなところから通えていると思う。俺の姫がたくましい] またな。 [花々を振り返って、奥のほうの紫のアネモネに声をかけた。また来ることがあるのかわからないけれど、これが今生の別れとも思わなかったから。 展望台まで登っているときはあちこち眺める余裕はなかったけれど、帰り道と思うと余裕ができて、丘の風景を楽しみながら天文台に向かうことになった]** (55) 2021/03/21(Sun) 10:41:00 |
【人】 春日 幸貴[家から学校までも、傾斜は緩いけど下り坂だ。 だから降り階段にもだいぶ慣れた。 病院で挑んでみたときの自分の危なっかしさは、思い出すと苦笑が浮かぶけれど、そのとき朱里が傍にいてくれたことは本当に心強くて。 その朱里が、今も隣で俺の手を握ってくれている。 これがあれば、怖いことなんて無いと思える] 気をつける。 朱里……、ありがとう。 [微笑みかけて、確実に石段を降りていって、やがて天文台にたどり着いた。いつかこの中にも入ってみたい。 でもここが城だとしたら、順序は随分違うなとふと思った]** (58) 2021/03/21(Sun) 11:18:21 |
【人】 春日 幸貴[弟も、朱里がステラの中からあの世界を見ていたって知れば歓迎すると思う。弟なりにステラに思い入れがあったようだし。呪いを解かなきゃって気にしていたから。 引き合わせる機会がなかなかなかったから、天文台のイベントは良い機会なのかもしれない。 もちろん埋め合わせはするつもりだし] うん、気をつける。 また会えるの楽しみにしてる。 [抱き締めて、さよならのキスをして。 これだけ甘えてくる朱里は当分見納めなのかもしれないと思うと、名残惜しい思いはあった] (61) 2021/03/21(Sun) 13:27:29 |
【人】 春日 幸貴[一人で帰るとき、まず母さんに一報を入れた。 向かえに行こうかとすぐ返信が来たけれど、余韻を味わいながら一人でのんびり歩きたかった。 それで今のところは断って、歩き出した帰り道。 風景を眺めたり見慣れない草に目を止めたり、暮れ始めた空の変わっていく色に見惚れたり、聞こえ始めた虫の声に耳を澄ませたり、と道草を食いまくって暗くなってしまった。 その果てに、丘から降りて家までもう少しという辺りで、こっちに向かって駆けてくる弟に遭遇した] えっ、どうしたこんなところで。 [びっくりして声をかけたら、帰りが遅くて心配をかけたと判明してしまった。連絡は入れたのに、親は平気でも弟が平気じゃなかったらしい。 それで家までは弟と手を繋いで帰ることになった。 上で昼寝してたって話とか、天文台のイベントの話とか、あまり朱里と関係ないことを話しながら]** (62) 2021/03/21(Sun) 13:28:32 |
【人】 春日 幸貴[家に帰った瞬間、どっと疲れが湧いた。 ベッドに直行したいくらいだったけど、すぐに夕食とのことだった。 それに着信音が聞こえたし、と見てみたら朱里からで] 『道草食ってたら遅くなった。 夕焼けが綺麗でさ。 弟が迎えに来てくれて無事着いたよ。』 [正直に申告することにして返信したあと、夕食の席では丘に登るのが思ったより大変じゃなかった話をした。 といっても適宜休憩しないと危ないとも感じたけれど。 あの丘に登れるならと弟が遠出先をいくつか提案してくれて、両親も乗り気で、夏休み中にどこかに家族で遊びにいくことにもなりそうだ] (65) 2021/03/21(Sun) 14:08:50 |
【人】 春日 幸貴[相性占いの話をもし聞くことがあれば、俺なら面白がって占ってもらうと思う。 星見の名が伊達でないことも知れるだろうし。 ちなみに丘から帰った後の夕食で知ったことだが、家族にとって、俺と朱里はとっくに付き合っていることになっていたようだ。 登下校が一緒だし名前で呼んでるし、ということらしい。 おかしいな。朱里のことは特に話していないはずなんだが。 弟は春休み前の入院中にステラがベッドで俺を見守ってくれていた時点で察したそうだ。 俺より早くない? もしかしたらクラスでも俺の好きな人はとっくに把握されているのかもしれない。 登下校の時間が被ってる人なんていくらでもいるだろうし、俺が朱里の部活のお世話になってるのも知ってる人は多いし。 ……おかしいな]** (68) 2021/03/21(Sun) 14:59:28 |
【人】 春日 幸貴[かくして天文台のイベントは家族で行くことにはなったが、弟に「兄ちゃんは彼女と遊んでおいでよ」と気遣われるという事態になってしまい] 俺はおまえとも遊びてーんだけど!? [無性に寂しくなった俺がその機会を無にする、という朱里に説明しにくい結末に至った。 正直に言ったけど。 言ったし、結局は朱里とも会ったし、弟と3人で話す機会も朱里が望めばあったと思う] (70) 2021/03/21(Sun) 18:22:48 |
【人】 春日 幸貴[夏休み、家族と遊ぶ日と朱里と遊ぶ日は最初から考慮していたが。 「友達と遊ぶ日」を全く考慮していなかったことに、友達から連絡が来て初めて気づいた。 曰く「ダメ元で誘ってみた」だそうである。 というわけで数人で遊びに行ってみたが、よく走るんだなぁ、健康な奴らって。 街中でほんのちょっと駆けるくらいでも、俺は命の危険を感じて躊躇う。 いかに朱里が俺に合わせてくれていたかを痛感した] (71) 2021/03/21(Sun) 18:23:53 |
【人】 春日 幸貴[それでも他の奴らがダメってわけでもなくて、単に慣れてないだけで。苦手なことを逐一申告していたら、だんだん合わせてくれるようになった。 そしてそれはやっぱり大変らしい。 「彼女さんの苦労がわかった」などと言われた] えっ、かの……? [いつの間にバレたのそれは。 というかいつから付き合ってることになってるんだ。 それを聞いてみたら、「一年生の頃から?」と問い返された。 うん……そうだな……新学期が始まる前から一緒に登校してるもんな。春休みからなんだが。 あの頃から好きだとは感じてたし、いいやもう、その頃からで。俺は真相を語ることを放棄した] (72) 2021/03/21(Sun) 18:24:02 |
【人】 春日 幸貴[その後に「彼女とどこまでいってるの」と聞かれたときには返答に困った末] なんでそこまで明かさにゃならん……。 [困惑の表情でそう言うしかなかった。 他人のそういう事柄に関心を持つ感覚が理解できない。 恋バナに興味が湧かないのは無縁だからかと思っていたけど、縁ができても興味は変わらず湧かなかった。 あまり詮索したいと思えなくて。 まぁ、どこまでも何もキス以上に進める気はしないんだけど。彼女と愛し合って死にましたとかあまりにも馬鹿馬鹿しすぎるし。 キス以上をしたくなる気持ちは、あるとき理解してしまったんだけど]** (73) 2021/03/21(Sun) 18:24:28 |
【人】 春日 幸貴[家の手伝いで忙しそうだし、家族の元に帰っても俺は構わなかったのだが、朱里は律儀に相手をしてくれた。>>74 本当は会えて喜んでくれてるのかな、と思いながら少しだけ時間をもらって、一般客の入れない場所に入らせてもらうという特別扱いを経験した。 朱里が忙しそうだったおかげで、家族と過ごすことにも躊躇いがなかったし、みんなで夜空を見上げるなんてろくにやったことがなくて貴重な経験だった。 あの赤い月だけはどうしても見慣れなくて、元通りの月が恋しくなるのだけど。 それと同じくらい、アヴァロンの二つの月も懐かしくなった。 赤だけが残って、世界が繰り返す。 なら、両方を残して終わったら――? あの日初めてこの世界で赤い月を見て、あの謎めいた声を聞いて思って以来、ずっと気になっていることだった] (77) 2021/03/21(Sun) 20:15:14 |
【人】 春日 幸貴[友達と出かけて帰ってきた後は、朱里とビデオチャットでやりとりしていた。 もうだいぶ慣れてお互いルームウェア姿なときもあるけど、実際に部屋で一緒に過ごしたくなるのがよろしくない。 というか、寝る前に話すと恋しさが募ってしまう。 だいたいそのまま夢に見る。 その内容は絶対誰にも明かさずにいようと思う。 ちなみにキス以上を望む気持ちを理解したのもそんなときだった。あれはそういう気持ちでするものだったのか……と] (79) 2021/03/21(Sun) 20:17:15 |
【人】 春日 幸貴クラスメイトにも家族にも、 俺たちはとっくに付き合ってると 思われてたらしい……。 [朱里にその話をしながら、複雑な気持ちになった。言うのが遅かったのかな、って。 朱里のリクエストと俺の体調の兼ね合いであのタイミングになったんだけど。 なんだろう、事実婚みたいな……結婚はしてないけど。事実上はもう付き合ってたというか。 ……あまり何かが変わったという気もしないし。 いや、変わったことはひとつだけあるか。 前よりももっと強く、朱里の近くに行きたいと思うようになった。朱里を欲するようになった。 それで少し困っている]* (80) 2021/03/21(Sun) 20:17:43 |
【人】 春日 幸貴んー……。うん…… 学校の行き帰りも別々になったら寂しいしな……。 [ただでさえ、もう教室では会えないのだ。 元々会えなかった間柄なら割り切れるのかもしれないけれど、「同じクラスだった」という前提があるせいか、寂しくてたまらなかった] 何しようか。 …… [本当は、お互いの部屋でのんびり過ごすとかしてみたかった。体力的な負担もないし。 ……けど。 それは……耐えられるのだろうか。俺が。 耐えられなかったときの体の負担が恐ろしいことになるのでは。 そんな不安ばかり湧いて、避けたほうがいいことのような気がしていた]* (83) 2021/03/21(Sun) 20:56:00 |
【人】 春日 幸貴[無理がなさそうで…… やったことがほとんどないことで…… と考えていて、ひとつ思い浮かんだ] 花火でもする……? [家の庭でやったことは一応あるんだけど。 そんなにゆっくり楽しんだ記憶はなかった。 昔は体力もなさすぎたし]* (84) 2021/03/21(Sun) 21:20:10 |
【人】 春日 幸貴ん、うちまで来るか? [確かに朱里の家でとなると遠くて大変である。別に行ってもいいんだけど] うちで二人でやると弟が寂しがりそう……。 [それはちょっと気になってしまった]* (86) 2021/03/21(Sun) 21:31:03 |
【人】 春日 幸貴……なるほど。 じゃ、みんなでやるかぁ。 [母さんには学校の行き帰りを早くから目撃されている時点で今更なのだが……。 挨拶したい気持ちはわかる。 恥ずかしいけど] 家族には伝えとくよ。 [そう言ってその日のやりとりは終わりになるだろうか。 家族に話したら「それなら夕飯も食べていきなさい」という話になった。 ご馳走が用意される気配を感じる……。 これを伝えたときの朱里の反応がちょっと楽しみだ。俺は恥ずかしくて死にそうになった]* (88) 2021/03/21(Sun) 21:49:12 |
【人】 春日 幸貴これがラスボスなら、 朱里のご両親が俺のクリア後ボスってことに…… [ちょっと遠い目になりかけた。 ご馳走に関しては] お寿司の予定って聞いたような。 [つまりそこまでマナーの気になるメニューではない。 人並みの行儀ならイメージが悪くなることはないだろう。 オードブルも検討されたらしいのだが、俺が食えるものでという条件がつくと何かと面倒くさいのである] (90) 2021/03/21(Sun) 22:03:28 |
【人】 春日 幸貴[というわけで当日。 両親の朱里の歓迎ぶりはすごかった。 俺が生きる気力を得たのと朱里と親しくなり始めたタイミングが近いせいで、関連づけられているらしい。 間違ってない、間違ってないが。 一番大きいきっかけは弟である。 そこだけは譲れない。 譲れないが、詳しい内容も説明できないのが悔しいところだ。 まぁ朱里のイメージが良いことは喜ばしいので、受け入れておくことにした]* (91) 2021/03/21(Sun) 22:03:53 |
【人】 春日 幸貴[朱里が選んできた浴衣がとても綺麗で、その花も何だかすぐにわかった。>>94 赤と青。交われば紫になる色。 まだ交わってはいないということでもある。 ……そこまで深読みする人は俺の家族にはいないはずだ] 綺麗だな……。 [「浴衣が」でもあり、「浴衣を着た朱里が」でもある。 我が家は父さんと弟が甚平、俺は浴衣だけど、男物の宿命で地味そのものである。 全員青系統なことに深い意味はないのだが、そういえば弟も勇者だな……少なくとも俺にとっては。本人はその辺、少し悩みがあるらしいけれど。 母さんは夕食の準備で動きづらいからと、ひまわり柄の黒いワンピースを着ていた] (96) 2021/03/21(Sun) 22:33:53 |
【人】 春日 幸貴[夕食で付き合い始めたきっかけなど聞かれたりしたが] 病院で偶然会って話してみたら、 案外気が合うってわかったから……。 [嘘ではない内容に留めておくことにした。 その後見舞いに来てもらえるようになって仲良くなったとも付け足した。事実その通りである。 食事が終われば俺と弟が花火の準備をすることになるだろう。 父さんは縁側で晩酌しながら眺めてるだけの予定らしい]* (97) 2021/03/21(Sun) 22:34:11 |
【人】 春日 幸貴[花火の準備をしている間、朱里は写真を撮っていたらしい。 家族全員で何かしようってことが俺の家には少なかった。 俺が足手まといだからだ、ってずっと思って生きていたけど、もうそんな風に思わなくてよくなった。 弟と準備をすると言っても、俺と比べて圧倒的に花火熟練者の弟の助手を俺がしていただけだが、それが終わって] 朱里もこっち来いよー。 [手招きして、好きな花火を選ぼうということになった。 俺の乏しい記憶ではどれがどんなのとかは覚えていなくて] 愛斗のおすすめどれー? 朱里はどれが好き? [二人のお気に入りから試して俺の気に入るものを探そうと思った]* (103) 2021/03/21(Sun) 23:08:48 |
【人】 春日 幸貴[ねずみ花火や爆竹は、たぶん危険だろう。文字通り以上の意味で] すごい名前……あ、これか。 [朱里の発案を聞いて弟が用意してくれた。 点火役は俺になった] じゃあ……。 [火をつけるのにちょっと手間取ったのは初心者だから見逃して欲しい。 火がついたのを見て離れて、その後に上がる火花に結構驚いた。昔だったら無理だったかもしれない] 二人とも好きなの選んでいいぞ? [薄暗い庭の中、花火の光に照らし出される二人の顔はいつもと随分違って見えて、それがもっとたくさん見たくなった]* (105) 2021/03/21(Sun) 23:25:05 |
【人】 春日 幸貴[その後に線香花火を手に取ってみた] これ合体するんだって……? [いくつかくっつけると中心の玉が大きくなるという噂を聞いたような。 危ないからくっつけちゃいけないともよく聞くけど。 それでとりあえず普通にやってみることにしたが、途中で玉が落ちてしまって悲しみに暮れることになった] (109) 2021/03/21(Sun) 23:52:15 |
【人】 春日 幸貴[そんな風にみんなで花火をやりながら、俺はやっと気付いたんだ。 こういう当たり前の日々を、当たり前に過ごせるようになったことに。 学校に通い始めて、通うのが当たり前になったことに気づいた頃にも、涙が溢れて止まらなくなった。 それでもその頃は、まだ学校だけで精一杯だった。 やっと「ふつう」に近づいてきて。 家族と、恋人と笑い合えるようになった。 俺と同じようなことを思ってか、俺たちを見守っている父さんと母さんが涙ぐんでたらしい。遊んでいる最中に気づくことはなかったけれど] (110) 2021/03/21(Sun) 23:53:05 |
【人】 春日 幸貴[そういえば、いつの頃からだったろう。 朱里は普通の高校生らしい表情で笑うようになった。 それに気付いたのはいつかの昼休み。あのときのステラみたいだと思って、思わず抱き締めてしまったんだ。 望んでいた暮らしを、俺たちはやっと手に入れられた]* (111) 2021/03/21(Sun) 23:54:55 |
【人】 春日 幸貴[朱里を抱き締めたら、抱き締め返してくれた朱里がキスまでしてくれた。 暗がりとはいえみんな見ているんじゃないかと思ったけれど、もし見られていても、公認の仲なんだから許してもらおう] まだ始まったばかりだろ。 [俺たちは付き合い始めたばかりで、スタート地点に立ったばかり。 人生が仮に80年だとしたら、まだ1/4も終わっていない。 それに、俺の人生だってやっと始まったばかりなんだ。 これっぽっちで満足していられるか]* (116) 2021/03/22(Mon) 0:20:32 |
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