![人狼物語 三日月国](./img/mptitle_prov_v0.jpg)
69 【R18RP】乾いた風の向こうへ
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![](./img/girandole/02.png) | ─ 市街 ─
[翌日、菓子を焼き終えた後、急ぎ2人で街に出た。 玉座が空でも賑わい続ける市場。 良い王が座に就けば、より栄えるのだろうが、それを見届けることはなさそうだ]
他に見るものは私は無いな。 ひとまずアレフシルバーまで行ってみるかい?
[しばらくここで暮らすかと思いきや、あっという間に出ることになってしまった国。 懐かしく思うと言うより、旅行で一時立ち寄ったような、まだ旅が続いているような感覚だった。
慣れない乾いた風も、もう感じることがなくなるのかと思うと、少し寂しくなる。 けれどここから離れたほうが、望む暮らしを手にできるのだ]
手の傷は大丈夫かい? 荷物は私が持つからな。
[今朝、出かける前に手当てし直したときは大丈夫なようだったが、傷が深かったようで心配は尽きなかった]** (51) 2021/04/26(Mon) 22:08:33 |
─ 街から戻った後 ─
[街で最後の用事を済ませ、主と共にアンタルの元へ向かう。
送ってもらう先として目星をつけた国を数カ所伝え、可能な場所をアンタルに選んでもらうことにした。
どこを選んでもらったとしても、そこにそのまま定住するわけではないが、そのことは言わず伏せておく。
欺くようだけれど、身の安全のためには仕方のないことである]
貴殿ならばよい治世を築かれるでしょう。
この国の繁栄が続くことを祈っています。
[無事に送り届けてもらって別れる間際には、そう言って深く礼をした]**
| (a3) 2021/04/26(Mon) 22:35:34 |
![](./img/girandole/02.png) | そうだな、旅の途中で寄っただけみたいだ。 [ >>59同じことを考えていたか、と笑って。 一度迷った甲斐あってか、アレフシルバーへは無事辿り着いた。 今は午前中だが、市場は既に賑わっている時間帯だ。扉をノックして] アレフ、ダレンだ。出直して来たよ。 丈夫な布袋を探しているんだ。 あと、魔法具があれば見せてもらえないか? [扉の向こうへ声を投げ、開くかどうか試してみることにした]** (60) 2021/04/26(Mon) 23:02:32 |
[アンタルが父から与えられた管理権限は北方だった事を初めて知った。
待ち合わせは緑と砂が混じり合う断崖の近く──まさに別宅と同じような景色の広がる場所だった。
北方の外れから密かに飛び立つ。
この国を遥か上空から見るのは2回目だ。そしてきっとこれで最後なんだろう。寂しく思う気持ちはそのままに。]
(──どうか最後でありますように。)
.
[ 乗車の際は車窓を覆うカーテンの隙間から白く細く漏れていた朝陽が、今は朱く長く列車の中に差し込む夕陽となっている。
目的地まではもう僅か、そろそろダンテも起こそうと思っていた頃合いかもしれない。目を覚ますと、当たり前の様に彼が隣に在り、おはよう、と今日2回めのそれを告げるとまた眠る為でなく頤を上げ目を閉じた。
抱きしめてもよいか、と問われたのが唐突でもあったので、どうして、と小さく笑う。拒否なんてする訳がない。]*
[ ヴィを起こそうとした時、彼もちょうど目を覚ました頃のようだ。何度か自分が席を立つことがあったから、眠りは浅かったのかもしれない。
おはようと言えば彼は、一度開いた目を再び閉じてみせて、自分は目元と頰に口づけを返す。]
だって
[ どうしてと小さく笑う彼は拒むことはなく、ボックスシートになっているとはいえ、他の乗客はまだちらほらとはいえそこらにいる。
だというのに自分は彼のことを思い切り抱きしめた。
小さく華奢な姿の君は壊してしまいそうだったとかは、恥ずかしすぎて口にはできなかったし。今までこうしたかったのが自分だけというのも恥ずかしいし。
単にくっついているだけの数秒が続いたかもしれない。*]
ねえ、キスしてもいい?
[ 波打ち際を歩きながら、唐突にそんなことを尋ねた。
君が好き、ヴィに触れてもいい、
その逆も、自分に触れてほしい、甘えてほしい
いつか問いかけもなく出来るようになれば彼もそうしてくれるんだろうか。**]
![](./img/girandole/02.png) | [ >>61店内に入ると、店主は何か赤い石をいじっているようだった。宝石だろうかと目を引かれつつ、深くは問わずに並べられた布袋を見る >>62] あぁ……! ちょうどほしかった性能だ。 大きさはどうしたものかな…… [大は小を兼ねると言うが、あまり大きくても邪魔になるように思った。 将来的に日常で使う可能性も考えたら、買い物袋ぐらいの大きさは必要だろうか] (72) 2021/04/27(Tue) 6:49:07 |
![](./img/girandole/02.png) | [腰に下げた剣の鞘には、組紐の鞘飾りがついている。柴犬のシルエットの装飾付き。 もう一つの足音の主は店内に入って来ていただろうか。魔法具の話になるとそちらのほうを向き、まだ店内にいなければ入るよう促して]
傷の治癒ができるものはあるかい……? 軽傷が治る程度でいいのだけれど。
[重い傷まで治せるようなものはそう簡単には手に入らないだろうと尋ねてみる。 他にほしい効果と言えば何だったろうか、とサンプルを眺めながら考え込んだ]** (73) 2021/04/27(Tue) 6:49:25 |
[そうして降り立った先は、大陸の中のそう大きくはない国だ。といっても小さくもない。軍事力も経済力もバランスがよく、国民も活発に生活しているように見えた。
故郷のアルシャマーリとは全く違いそうな文化圏。どちらかといえば、あのお嬢様の──ダレンの国に近いのだろう。
兄に提示した輸送先の候補は、アルファルドには無い信仰の国ばかりだった。"何か"を、察されてしまっただろうか。
正しさなんて分からないけれど、自分を偽るようには生きて来なかった。自分は、そんな風には生きられない。それは終わりまで、きっとそうだから。
兄に一つ抱擁と感謝を告げて別れた。]*
.
[北方の外れの断崖へ着いたとき、ダレンは思わず北西の方角へ視線を向けた。
祖国のある方角。
さすがに祖国を視認はできないが、そちらからここまで旅してきて、また旅立つのだと思うと、随分遠くまで行くことになると思いを馳せる。
それほど主と認めた相手が大切だったろうかと考えてみても、実感はあまり湧かなかった。
それが当然すぎて感じ取れないのだろうか]
[空の上から見下ろした大地は世界地図と同じ形をしていて、それがとても不思議だった。
見たこともないうちから地図を作っていた人たちがいる。それが合っている。どうやってそんなことを成し遂げられたのだろう、なんて考えていれば目的地に着いていた。
まだ見ぬ国だが、建物や自然の雰囲気はどことなく祖国に近い気がする。
礼を言って別れ、陸に降り立った後は、主を振り返って]
──さて、
“仕えないで”ほしいんだったな。
では行こうか、ハールーン?
[主だった人を呼び捨てにして、微笑んで手を差し伸べる。
さて、ではこの人のことは何と思えばよいのだろう。
「家族になって」と言われるからには伴侶と思えばよいのだろうか。伴侶とするに申し分のない人かどうか、と考えたことがなかったのだけれど。
誰かに仕える生き方しかしなかったせいで、対等な関係の相手が傍にいる暮らしは想像が及ばない。
だが、そのうち慣れていくだろう。
彼の望みを叶えたいと思う気持ちも、幸せを護りたいという想いも、従者でなくなっても何ら変わってはいないのだから]**
[
『仕えないで欲しいんだったな?』と微笑まれたのは不意打ちだった。
つい先日の自分のセリフに赤面する。駄々っ子のようでも愛の告白なんだってことを、この人は分かってるのだろうか。
もう従者ではない彼から、差し伸べられた手を取る。今までとは全く異なる意味合いに思えるけど、その手の優しさは変わらずだった。]
……ダレンとなら、どこでも行けるよ。
ひとまず今は〜美味しいもの食べたい!
[素直な気持ちを口にするのが急に気恥ずかしく思えて、誤魔化すように提案した。
いつまで、どこまで続くかわからない旅だから、資金繰りには慎重に。けれど旅の目的の一つとしては重要なタスクだよ、なんて自分に言い訳しつつ。]*
.
![](./img/girandole/02.png) | [ >>74ひとつだけなら何がほしいかと問われると、ダレンは悩んだ。 以前に思い浮かべたもの >>2:!15は、兵士として必要そうだったものだ。 これからは戦う必要はそう無いかもしれないし、と考えるとパッと出てくるものはなくて] うーん……。 希望が常に在ると思えるようなお守り……だろうか。 [幸運のお守りだとか、そういう類になるのかもしれない。 実用的な効果で言えば、心を落ち着かせ安らげてくれるものだろうか]** (75) 2021/04/27(Tue) 12:58:32 |
![](./img/girandole/02.png) | あぁ、そうなのかい……? ひとつあると重宝しそうだが……、 どうしようか。 [ >>81傷を治せるものが豊富と聞くと、ひとつくらいはあれば便利だろうかと主の様子を窺う。 当の怪我人が不要と言うなら要らないかとも。 ダレンにとっては無いのが当たり前の代物である。無いからといって困ることもないだろう。 >>82お守りに関しては] ふむ……スカーフなら軽装でも扱いやすそうだし、 防寒具代わりにもなりそうだな。 この国独特の文様なら記念にもなるかな。 [重装のときにも鎧の下に着けておくことができるだろうし、使い道はいろいろありそうだと興味津々の様子]** (83) 2021/04/27(Tue) 15:02:39 |
![](./img/girandole/02.png) | [ >>84 >>85主が『お守り』とひとつ選ぼうとしているのを微笑んで見守り、 >>86『記念』という言い方を問われると一瞬悩んで] ……そうなんだ。 しばらくここで暮らそうかと思っていたが、 急に予定が変わってな。 だから、もう会うことはないかもしれないな。 [詳しく事情を説明する気こそなかったものの、何も言わずに姿を消す気にもなれず、それだけは話して] 確かに砂が多いな……。 では、このスカーフと、 布袋は買い物袋ぐらいの大きさのをお願いしよう。 [今後戦いの機会があろうとなかろうと、様々に役立ちそうなものである。旅をするにも身の守りは必要だ]** (87) 2021/04/27(Tue) 19:22:46 |
![](./img/girandole/02.png) | この国を忘れることはないと思うよ。 [ >>88アルフに言われた言葉には微笑みを返した。 忘れてしまうことはないだろう。わずかな時間しかいなかったが、思い出深い土地だから。 ピンを添えてもらったのに気付くと、目を瞬いた] いいのかい? ありがとう……。 [何か効果のある石なのだろうか。 何であるにせよ、スカーフと共に大切にするだろう]* (89) 2021/04/27(Tue) 20:06:00 |
![](./img/girandole/02.png) | [ >>90 >>92主も買い物を終えるのを見届けて] ありがとうアルフ、世話になった。 貴殿も達者でな。 [挨拶を言って礼をすると、店の扉へと向かった。 その向こうが安全かどうかを主に先んじて確かめるのは、ここまでの旅で習慣となってしまった行動だった。 これから先も、そう簡単に抜けるものではないだろう。 安全とわかれば主に頷いて、アルフには会釈をして店を出て行く。 他に用がなければ国外に出るための待ち合わせ場所 >>!59へと向かうだろう] (93) 2021/04/27(Tue) 22:05:56 |
![](./img/girandole/02.png) | [主はよく「逃げ出す」と表現するけれど >>90、それが逃避に見えないダレンは主に甘いのだろうか。 生き方の選択であって、逃げではない──そんな解釈をしていたけれど、国の規則からしたら逃避になってしまうのだろうか。放棄できないものを >>0:9避けて通ろうとしているのだから。 それでも逃してくれる人がいる。 どんな形であれ、望む生き方を許してくれる人がいる。 だからこの道を謳歌すればいい。 この地を離れたら、後は遠くで風の噂を聞くだけになるだろう。 アルファルドの次の王は誰になるだろうか。 治世はどれだけ長く続くだろうか。 ほんの数日のことだったけれど、きっと忘れることはない。 人懐こくて可愛らしい主の故郷にたどり着いてから、彼が主でなくなるまでの数日間なのだから、忘れようがない。 どこかに腰を落ち着けた後も、折に触れて思い出すのだろう。その頃には主だった彼と共に店でも開いているのだろうか >>91]** (94) 2021/04/27(Tue) 22:06:41 |
ご苦労様、アーサー。
そう、国外警備の兵だけでなく
王宮の警護兵や元老院直属の兵団にも
話を着けたの。
・ ・
アレの目にもそろそろ留まっちゃうんじゃない?
[そう、
緩く笑って愉しそうにされるだけ。
甘い香りは鼻腔を擽り、低い声は鼓膜を撫でる。
眼には魔性を宿らせ相手を射貫く様に、…
―― すっかりと慣れてしまえば、
単に居心地の好く。]
ええ、あの方も勘が良いでしょうから。
…ですがその時には
・
既に手を打っておりますので。
[御心配なさらずに、と此方もいつもの様に
第■皇子…、…
――『
第二皇子
』に向け微笑んでみせた。]
[ 何故と問うたのもおかしなことかもしれないが、返ってきたのも答えにならない随分甘えたような響きであったので、やっぱり小さく笑いを漏らしてしまった。]
可愛い。
[ 言葉尻も消えないうち、今までにないほどの強さで彼が自分を抱き締めた。いや以前にも一度あった。先が途切れるのを怖れるように、彼が自分を腕の中に囲ったことが。]
海に来れたね。
[ あの日に願った約束が、今こうして叶っている。次の約束はまだ結んでいないが、叶うものだと願うのは、楽天的に過ぎるだろうか。]
君だよ。
[ まるで意外そうに見えて笑うので、ひとの気も知らずに、と口を尖らせた。]
唐突だね。
[ 列車の中であったり、今であったり。もう聴いたりはしないといいながら、同じことを問うているのだと多分彼は気付いていない。それとも、もう好意を尋ねる必要がないからこそ、やっと触れ得る事を問えるのだろうか。
小さく笑って答えなかったのは、多少の意地悪だ。]
[ あの時可愛いなんて言われて驚いたのだった何とも反応し難いのだなと思ってしまって、ヴィが自分の言葉にあまり反応しない理由がわかったような気もする。
そして今も、ダンテに何事もなくてよかったと安堵する様に自分が驚けばヴィは人の気も知らないでと拗ねたような仕草をする。
この薄暗い場所でもかろうじて自分にも見えてよかった。]
そうだよね
[ 自分が彼を心配するのと同じく彼もそうしてくれたんだろう。なぜだか自分ばかりが捧げるような気がしていたが、きっと鏡のようなものだ。
彼が返してくれる色々を自分は気づけずにいることがたくさんある。]
だめ?
[ ヴィの返事は得られないままで、焦れたようにそれだけを返した。彼は笑うままだったろうか。
多分シュンとした犬みたいに一瞬振る舞い、その後は、手を取り目的通りに、食べ物を買いに行く。
彼は僕が好き、僕は君が好き。
ただそれがわかっていれば満たされるような気持ちがするのに、彼に触れたい触れて欲しいと思うのはなぜなんだろう。]
『しかし、錬金術ってのは、恐ろしいな。
無機物から生命を作るのが禁呪、だってのに、
"無機物といえるものを土に変える"のは、
簡単だってンだから、人道も理もクソもねえ
一体何人"運んだ"っけなあ。団長さんよ』
さぁな。
少なくとも昨晩十程増えた気がするが、
良くは覚えてない。
…目の前と足元ばかり見ていて、
星が、見えなかったからものでな。
はて、止める必要がどこに存在する?
見届けさせておくれよ。歯車の軋む様を。
かの王の時と同じように、お前の未来を、
.
[出国間際に買ったスカーフをピンで留め 、食料は魔法の布袋へ。
今は剣の鞘飾りになっている組紐は、いつか別の用途に使われることがあるのだろうか]
おいで、ハールーン。
私の大切な人。
[旅の伴侶に微笑みかける。
彼への想いは形にするのが難しいけれど、この上なく大切な人だということだけはずっと変わらない。これからもきっと。
これから先も、彼は逃れ得ぬ出自のせいで苦しむことがあるのかもしれない。
追手と出遭うことも無いとは言い切れない。
けれど護り抜こう、彼の身の安全と幸せを。新しい生き方を2度くれた人なのだから]**
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