17:20:40

人狼物語 三日月国


75 【身内】星仰ぎのギムナジウム【R18G】

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視点:


【人】 小さな サルガス

「――……」

 朝食の時間。何度も何度も、小さな頭が席につく者達の顔ぶれを見ている。
 昨日と変わらない。昨日と変わらないのだ。そう、いつもと違うはずの昨日と。
 眠る前に抱いたなけなしの期待が砂糖菓子のように崩れてしまうのを感じている。

「ヘ――」

 誰かが脇を肘でつついて、小さい体がよろけた。
 驚きとともに呼び声は引っ込んでしまって、泣きそうに唇が歪んだ。
(0) 2021/05/26(Wed) 20:36:11

【人】 小さな サルガス

「ぅ、ブラキウム、ブラキウム」

 ばら水さえ喉を通らないのを振り払うように首を振って、一団の中へと寄り添う。
 自分よりは大きいけれど集団の中では小さな彼に、半ば飛びつくみたいに駆け寄った。

「きのうは、ごめんね。お手伝い、いつもしてるのに。これ、ちゃんと用意したよ」

 受け取る彼が怪我しないように、しっかり布ナフキンで包んだ頼まれものを差し出す。
(3) 2021/05/26(Wed) 20:43:30
「みんな、聞いて聞いて!
ヘイズを連れていったらね、大人にセキレイはいい子っていってくれたの。嬉しかったぁ〜!」

「そうだ裏切者ちゃん。
後で話したいことがあるからボクの部屋にこっそり来て欲しいな♡」

*今日もご機嫌笑顔でボードに落書きをしている*

「今日の〜当番はだぁれ?」

(2)1d3 セキレイ1/赤ずきん2/裏切者3
<<シェルタン>>who

/*
うわ。

【人】 小さな サルガス

>>2:4 ルヴァ
「いいんだ、ルヴァ。ルヴァくらいおおきかったらよかったけど。
 ほら、ぼく大きいひとの目に、うつってなかったりするんだ」

 めいっぱいに背伸びをして、問題ないと示してみせる。足元が少しふらついた。
 たとえば高等部の生徒とぶつかってしまうのは、子供にはよくあることなのだろう。
 さておき今日は、いつもほど元気な表情はしていないけれど。

「ごはん、食べよう。食べるまえにいっぱいうごくと、目がまわっちゃうよ」
(12) 2021/05/26(Wed) 20:56:30
/*
うわぁい。あはは

「あ。大人からもらった封筒やぶいちゃった?
今日の連れて行く人  」

*セキレイの笑っていた笑顔がなくなって不安そう*

「どうしよう」

/*
間違えて先に振っちゃったぁ。
噛み先確定でここから意見どんどんいっちゃって〜

【人】 小さな サルガス

>>2:13 ブラキウム
 なんで。
 小さな唇はそう呟いたはずだったけれど、空気を震わすに至らなかった。
 血の気が引いて凍りついた表情と体のまま、ブリキの人形のように立ち尽くす。

「ち――ちがうよ!
 居もしないなんてことないじゃないか!
 おとといまで、いっしょにご飯を食べたり、遊んだり、してたのに!
 なんで、なんで――
ヘイズは居なくなったりなんてしてない!


 今まで抱えていた不安が煮え立つように、わっと大声になって湧き出した。
 それを聞いている人々がどんなふうに思うかだなんて、考えるひまもないままに。
(19) 2021/05/26(Wed) 21:08:21
「……そうか」

滞りなく、問題なく履行されたことに、
その静かな部屋の中で静かに息を吐いた。

「ああ、わかったセキレイ。
 この後すぐに伺おう。
 ………。なるほどな。
 難しいことを要求されたもんだ。
 買われているのか、試されているのか」

深く嘆息した。

サルガスは、醜い生き物に浴びせられるような悲鳴とからかいを知らない生徒からいっぱいに受けた。
(a11) 2021/05/26(Wed) 21:17:55

【人】 小さな サルガス

>>25 ブラキウム
 ぴんと体じゅうを引っ張られたように背筋を伸ばした。
 やっと呼吸が出来るようになったかのように胸いっぱいに息を吸って、小さく頷く。

「はいっ――……はい。うん……わかりました、わかった」

 自分の声が強張った体をとかすように、ゆるゆると力が抜けていく。
 ぼうっとして、放心したまま。けれども固まっているよりはずっとよく動く。
 まだ夢の中にあるような表情のままで時間を掛けて、やっと食卓につくことができるだろう。
(28) 2021/05/26(Wed) 21:22:23

【人】 小さな サルガス

>>2:21 ルヴァ
「……」

 元気で、自信いっぱいで、頼もしい友達。
 もう少しだけ喋ろうとして、けれども顔を見た途端に、うまく話せなくなってしまった。
 自分がまた声をかけても、いつもどおりに、返してくれるのだろうか。
 そうした不安と奇異の視線が、サルガスを取り巻いている。
(36) 2021/05/26(Wed) 21:35:52
「褒めてもらえたんですね、良かったな〜セキレイ、あ」

今日のボードはフリースペースだ。
赤ずきんも狼らしい絵を描いていた。
(79)0n100点くらいの上手さ。


「……まあ、破いたくらいで怒られもしないさ。
 ちょっと不器用な子とか、いくらでもいますから」

「それで誰々ー……わぁお」

セキレイの持つ封筒の中身を横から攫う。

「誰でも理由はあるし、誰にも理由はないからな。
 僕らの考えることでもありませんしね」

昨日にも持っていた指示書の束と見比べながら、
確認するように指でなぞったり、何やらかを書いている。

「今日の当番は〜……パッと手を上げる人がいないなら、
 サイコロでも振りましょうかぁ」

1,2がセキレイ、3,4が赤ずきん、5,6が裏切り者ね〜と割り振り、
サイコロを振った。出目は(4)3n4だ。

「あ、僕〜〜〜」

きゃっきゃ。

【人】 小さな サルガス

>>2:31 ブラキウム
「……うん。うん……ブラキウム……」

 水が染み込むように言葉が頭に染み入って、とても素直にそれを聞く。
 隣に座って、上目遣いに顔を見て、いつもの顔と声にだんだんと安堵が湧いてくる。

「そう……だね。うん、ぼくも、食べる……。
 りんごは、体にいいんだよ。時期がすぎても、ジャムにすればおいしくたべられるし……」

 本当に本当に少しずつ。けれども少しずつ、手繰るように日常に戻される。
 棒のようだった腕がようやく上がって、並んだ食事に手を付けはじめた。
(39) 2021/05/26(Wed) 21:41:23
サルガスは、メレフを今にも泣きそうな目で見送った。
(a26) 2021/05/26(Wed) 21:44:04

【人】 小さな サルガス

>>2:44 ブラキウム
「うん……うん。そうだね、おなじクラスだもんね、いっしょの授業、うけるから……。
 ブラキウムは、いつもひとのことをよくみてるよね。
 いつかえらいひとになるから、そういうことも、身についているのかな……」

 少しばかり放心は尾を引いてはいるものの、だいぶ話せるようになってきた。
 それも、貴方のかけてくれる言葉のおかげ。かは、本人ではないから、わからない。
 塩気のスープをゆっくりと口に運びながら、手際よく剥かれるりんごを見ている。

「うん、細工とかができるように、いいやつをもってきたの。
 おだいどころのお手伝いをしたときに、もらって。ちょっと、もてあましてて。
 ぼく、そんなふうに指がするするうごいたり、しないもの」
(48) 2021/05/26(Wed) 22:00:36
「赤ずきんがつれていくぅ? ねぇねぇ」

*二人の顔を見て子供のように首をかしげる*

「彼は、子供を大人たちに連れて行く犯人を捜していたよねぇ? それってさ〜」

「ボクのことも正体教えてあげた方が喜ぶと思う〜?」

「裏切者ちゃんは仲良しさんをいっぱいつくって大人の人たちに気に入られようね、上手にやればボクみたいにいっぱいご褒美もらえるからね」

*くすくす*

「でもさ、なんで"裏切者"なのぉ? これって悪いこと?」


セキレイの思惑に、悪趣味な、と同調の冷笑をした。

「処遇は、俺は今回の導き手の赤ずきんに委ねる。
 絶望と共に路を歩ませるかは、
 対面する者が選ぶ方が
 対価としてふさわしいだろうしな……。
 それに、ここに長いであろう、
 赤ずきんには釈迦に説法かもしれないしな」

揶揄するように赤ずきんに笑んでみせた。

問われると肩を竦め

「……それは楽しみだ。
 今まで褒美らしい褒美をもらったことは一度もないからな。
 裏切りの名についてもどうだろうな?
 案外『この場』での立場かもしれないぞ?
 慣れ合うつもりはない、
 なんて陳腐なセリフを言うつもりはないが、
 ここでは任の話で胸も頭もいっぱいでね」

口の端を持ち上げて皮肉げに呟いた。

【人】 小さな サルガス

>>2:55 ブラキウム
「ぼくには、ブラキウムもいいこに見えるよ。いつも胸を張って、かがやいてるんだ。
 ブラキウムみたいになるのは、むりだけど、みならいたいところ、たくさんあるの」

 やわらかなエメラルドの中を見つめる瞳は、尊敬できらきらと輝いている。
 疑いもなしに聞いて、かわいらしい赤とこがねのうさぎと見つめると、自分の食事に戻った。
 ひとくちが小さいものだから、量の差があっても食べ終わる速度が周りとかわらない。

「ほんとう? じゃあ、なにかおしえてもらおうかな。おぼえるの以外、むずかしくて。
 ぼくもうたったり、おどったり……走ったり……なにがいいかな……」 

 自分にできないことと、貴方が出来ることを照らし合わせて夢想を繰り返す。
 食事の席は、もう少しだけ続く。
(62) 2021/05/26(Wed) 22:37:51
サルガスは、ルヴァが幸せそうなので、安心した顔をみせた。
(a46) 2021/05/26(Wed) 22:38:41

「ん〜? わからない・知らないことの答えが出たら、
 セキレイはどうです? 僕はうれしいな」

「自分で辿り着くのが楽しい子もいますから、
 一概には言えないですけど」

赤ずきんは今、わざと事象を一般化して返答した。
内心、友達と言えるような子が"お迎え"をしているなんて
絶対聞きたくないだろうな〜と呑気に考えている。

「名は体を表すって言いますけれど、あ〜、こっち側に?
 ふふ、僕はどっちでもへーきさ」

笑みを向けられれば、こちらも「ふふん」と笑った。

「僕らを裏切るのは別に構いやしないけど、
 大人に気に入られて損はないと思うのはセキレイと一緒」

「これは仕事で、仕事には対価が発生するものだから、
 君もプラスの成果はもらえますよ。
 それが何になるかは、人それぞれ
 大人に求めるものが違うから、何とも言えないけどな」

あ、僕のは内緒ですよ? 悪戯に笑んだ。

「知らないことが知れたら嬉しいと思うよぉ〜?
だけど、あれ? 怖いことだと思ってたらどうしよう。
ボクにたどりつけたらそうだよ! って教えてもいいような〜、・・・・・・内緒にしないと大人に怒られちゃうかな」

「仲良くしたいなぁ〜ボクは。
だってね、だって楽しいこといっぱいしたいもーん。
みんなと一緒にここにいたい〜、裏切ったって何も変わらないんだからさぁ楽しくやろうよ」

【人】 小さな サルガス

>>2:67 ブラキウム
「――……うん。ぼく、ずっと、みんなといっしょがいいな……」

 森へ向かう喧騒を聞きながら。じゃれ合うように食事する二人を見ながら。
 食堂から去る者を送りながら。いつも通り過ごすよう努める者を見ながら。
 笑い合う者達を見ながら。窘める者を見ながら。隣にいる貴方を見ながら。

「ここで過ごせる間は、ずっと……」

 望郷するような言葉は、貴方を通り過ぎるわけではなく。確かにその励ましの答え。

「……あ! ぼく、お皿さげるよ!」
 それとして、食事が終わったのを見ると、ぱっと手をあげて手伝いを申し出た。
(71) 2021/05/26(Wed) 23:06:34
「では、存外随分とプラスが溜まっているかもな」

はははと笑う。

「大人に従う理由なんて人それぞれだよ。
 同じように仲良くの形も人それぞれだ。
 ……その連帯感がきっと、
 仇となる動きもあるだろうさ。

 『森に近寄る』なんて行為に、
 『理由』がついたりな。

 だから今は、誰に対しても裏切者の距離でいいよ。
 袖が触れ合えば互いの仲良くが変わることもあるだろうさ」

小さく、袖で表情を隠して呟いた。

「朝食時、確かに随分盛り上がっていたな。ふふ」

わざとらしく笑って。

「あの連帯感は、犯人探しに向かないなと思いましたよ」

上手くやってるよね、裏切り者に拍手を送った。

さて、セキレイの方を見て。

「セキレイは大人になんて言われていますか〜?
 僕の担当の人は結構放任主義なんだよな。
 連れて行く子に内緒にするかしないかは自由って。
 ジシュセイ、ってやつを重んじてくれている感じの」

「言われたことを守らなきゃいけないのはそうですけど、
 自分らで考えることは考えないとなんじゃないかなぁ」

赤ずきんの言う"担当の大人"は一人ではないし、
連れて行く対象にどう言うかについてなんて向こうから触れられてはいない。

サルガスは、昨日どこかに背中に貼られていた手紙を落としたらしかった。
(a66) 2021/05/26(Wed) 23:57:59

/*
シェルタンにPL連絡しました。めちゃくちゃノリノリだったわ。
今後のRPの結果等で、やっぱり襲撃者に名乗り出たい子がいたら
遠慮なく言ってね! たらこスパは現状無計画です。

こちらも何が何でも襲撃したい方向に気持ちが動いたら
それはそれで言うのだわ。

「言われたことを守らないといけないのはここのみんなはおなじでしょ〜?
なんで赤ずきんちゃんはそんなこというの?
ボクのお世話をしてくれる大人の人はね頼まれたことをちゃんとしたらいい子だねっていってくれるんだぁ、それでね頭を撫でてくれるの。だから、考える必要なんてあるの? いわれてないことはどうしたらいいかわからないよ」

「でも、好きにしていいっていうなら彼が喜ぶ方がいいなぁ。
ボクのこと知りたいなら教えてあげたいし、知りたくないなら内緒にするっ。聞いてみようかなぁ〜」

サルガスは、水汲み場にあたまを突っ込んで誰かを探しています。
(a71) 2021/05/27(Thu) 0:36:12

【人】 小さな サルガス

「中庭は、みんながさがしにいってるって、いってたよね……」

 生活棟、厨房の裏、生き物のいるようなところ。
 昨日は探せなかったような場所を、ひっそりと探ってみているものの、
 痕跡どころか足跡さえも見つからなくて、そもそも、ヘイズの手がかりってなんだろう?
 大騒ぎにならないように、ささやくような声で呼びかけたりはしてみるけれど。

「でも、ほかにこどもが入れないような場所って、どこがあるだろう?」
(94) 2021/05/27(Thu) 1:04:59
「わからなかったら聞いちゃっていいんじゃないです?
 聞いちゃいけないのなら、それで答えてくれるさ」

赤ずきんは、大人に何でもかんでも聞くと怒られる。

「シェルタンにも、聞いてみたらいいと思いますよ。
 例え話から入ってもいいかもな」

赤ずきんには、シェルタンは
聞きたくないタイプのように見えている。

サルガスは、知らない生徒に頼まれものをして教員棟をたずねました。
(a76) 2021/05/27(Thu) 1:35:50

「聞いてみる!
たとえ話ってどうやったらいいのかなぁ、喜んでくれるといいな。
あんまりこういうの聞いたこと無かったからがんばるねぇ〜」

*赤ずきんの内情はわかりません*

*シェルタンの気持ちもセキレイにはわからないのです*

「子ども達の誰かが犯人だったら。
 誰々が犯人だったら。
 僕が犯人だったら。

 こんなふうに狭めていったらどう?
 噂の話から遠回りをしてもいいですしね」

応援しているよ、赤ずきんは笑った。

サルガスは、教員棟からとぼとぼと帰りました。
(a77) 2021/05/27(Thu) 2:00:41

小さな サルガスは、メモを貼った。
(a78) 2021/05/27(Thu) 2:02:01

サルガスは、干し場の生け垣にヘイズが隠れてないか、頭を突っ込んで探しています。
(a86) 2021/05/27(Thu) 7:24:26

サルガスは、今日もケープの背中に「給仕さん」の張り紙をされました。
(a87) 2021/05/27(Thu) 7:37:35

サルガスは、冷やかすようなからかいの声を受けました。
(a90) 2021/05/27(Thu) 7:56:45

【人】 小さな サルガス

>>2:113 レヴァティ 昼の廊下
「レヴァティ?」

 自分にかけられた声だと気づくのは、あるいはまだ気づいていないのか。
 よく聞き知った声につられるように、小走りの足がくるりと回って帰ってきた。
 今朝のことがあったから、一瞬遅れてあ、と口ごもってしまったりもしながら。

「おひる、もう食べた? 食べられるものだけでも、食べれたらいいなと思うけど……。
 あ、ぼくに何か、ごようあったの?」

 心配事や思いつきが先走ってしまいつつ、珍しい姿に目を瞠った。ここは図書室ではないから。
(114) 2021/05/27(Thu) 8:00:58

【人】 小さな サルガス

>>115 レヴァティ 昼の廊下
「ぼくはだいしょうぶだよ、食べられないものないもの。
 レヴァティは、食べられないものが少しあるんだっけ。大変だよね……」

 それから、指摘されたものを見ようとして軽いステップを踏んだ。それからああと嘆息する。
 剥がそうか迷って、指をかけて、結局そのままにしてしまった。

「たまにあるんだ、こういうこと。ぼく、悪目立ちしてるみたいで。
 やる人、たぶんいつも同じなんだけど。確証はないから」

 結局、剥がしたことを咎められる方がいい予感がしなくって、張り紙はそのままにされた。
 少しもしゅんとはしているが、強いショックを受けたようではない。
(116) 2021/05/27(Thu) 8:42:28

【人】 小さな サルガス

>>117 レヴァティ 昼の廊下
「お肉もデザートももともとたくさん用意されてるよ、レヴァティからもらえるのがいい人もいるかもだけど。
 でも、うん、問題ないなら、いいんだ。少し気になっただけなの」

 健啖家ばかりではない食卓の面々の食事の様子は、わかる範囲ながら記憶しているようだった。
 けれども無理に踏み入って是が非でも解決したいなんてことはないようだ。
 病気に纏わるものなら先生が見てると信じてるし、快適に過ごせるのが一番だと思っている。

「いやか、好きかなら、
いや、かな……。

 ぼくが誰の頼まれごとも聞くから、変なのって、思われてるみたい」

 決して甘んじてその扱いを受け入れているわけではないようだった。
 むしろ快くは思っていないようで、声はひそめられ、僅かに顎が傾いて俯く。

「レヴァティはルヴァの団には入らないの?」
(119) 2021/05/27(Thu) 9:10:41

【人】 小さな サルガス

>>121 レヴァティ 昼の廊下
「そっか……レヴァティは、いろんな子たちのこと、見てあげてるものね。
 レヴァティがいいなら、いいかな……」

 もしくは彼を取り囲む人々が。ここではよき教育が行われていて、よく見てくれている。
 そういう場所だと思っているから。
何も知らないみたいに。


「うんと……高等部のみんなも、参加してたから……?
 団のみんなと、仲がいいものだとおもってたから。みてあげるのかなって」

 あれだけこぞって集まっている様子を見た後だと、レヴァティの反応は意外なものだったようだ。
 もっとも、サルガスはレヴァティがそれほど親身に接するようではないことをわかっている。
 それだけがよき触れ合いではないことをわかっているから、追い縋ったり、むっとしたりはしないのだ。
(122) 2021/05/27(Thu) 9:46:24

【人】 小さな サルガス

>>121 レヴァティ 昼の廊下
「そっか……レヴァティは、いつもとあんまり変わらなくて、よかった。
 いつもおちついて、しっかりしてて、やっぱり大きいと、ちがうんだね」

 言葉足らずの言い回しながら。成熟してるからもしも不安になってもそれを振りまいたりしない、
 いつもしっかりと構えていて尊敬する……とか、そんなようなことを言いたいようだった。
 真芯に年長への崇敬を込めたような瞳をしながら、ほんのちょっとの荷物を抱え持ち直す。

「ぼくも、レヴァティの卒業までいられたらいいな。お見送り、ちゃんとしたいの」
(129) 2021/05/27(Thu) 10:24:42

【人】 小さな サルガス

>>132 レヴァティ 昼の廊下
「なりたいもの……みんな、そう言うけれど、大人になったときのこと、ちゃんと考えてるんだね。
 とうさんやかあさんみたいな、りっぱな薬師になれたら、一番いいけど。
 だれかとそっくり同じにはなれないもの」

 ブラキウムの言葉、レヴァティの言葉。同じような輪郭が二人から話される。
 彼らの頭の中にある物を見つめようとするように、細目の向こうへとじっと視線が投げかけられた。

「ふふ、そしたら半分だけまねしようかな。うん。また、しょくじの席でね」

 レヴァティの軽口は、サルガスを心易くしたようだった。くすりと笑って、てのひらだけで手を振ってみる。
 自分の行き先はどこだったか。つまさきは、また誰かの頼み事のほうへと向いた。
(137) 2021/05/27(Thu) 11:09:32
サルガスは、知らない生徒の荷物を運んでいます。
(a100) 2021/05/27(Thu) 11:10:07

サルガスは、知らない生徒の足に躓きました。
(a105) 2021/05/27(Thu) 11:54:29

サルガスは、知らない生徒に謝りました。
(a106) 2021/05/27(Thu) 11:55:04

【人】 小さな サルガス

>>L16 >>141 深夜の森 メレフ
「――!」

 びくりと震えて、色素の薄い瞳が大きく見開かれた。あと少しで、めいっぱい大きな声で叫んでしまいそうだった。
 体はわずかに浮き上がりバランスを崩して、掴まれた腕を起点にぐらりと揺れた。

 
貴方は少年を支えても、人肌の触感に吐き気を催して手放し、その後ろの尖った小岩に代わりに支えさせてもいい。
(145) 2021/05/27(Thu) 12:35:53
小さな サルガスは、メモを貼った。
(a110) 2021/05/27(Thu) 12:41:01

【人】 小さな サルガス

>>146 深夜の森 メレフ
「メレフ……おとなかと、おもった……」

 細く震えた声は氷の中に突っ込まれたかのようだったが、次第に緩んで聞き取り易くなる。
 小さな手は抵抗のひとつもなく、秋の風景の中に落ちているかのように脱力していった。
 とくとくと小動物のように脈打って、安堵の息が落ちていった。

「ヘイズを……ううん、いま起きてることの、手がかり。なにか、ないかなって……。
 メレフも、ヘイズをさがしにきたの?」
(147) 2021/05/27(Thu) 12:51:13
サルガスは、両手にツルバキア以外の何も持っていません。
(a113) 2021/05/27(Thu) 12:56:47

サルガスは、落葉の上に押し倒されています。
(a119) 2021/05/27(Thu) 13:15:02

【人】 小さな サルガス

>>2:152 深夜の森 メレフ
「できないよ。だって、ぼく、悪目立ちしてるでしょう。
 みんなが、ぼくの仲間だっておもわれたら、みんな、ぼくみたいに……」

 深い瞬きの合間に思い起こされるのは、無邪気な探検隊の様子。
 いつもひとりで冒険しているルヴァの周りに、みんなが集まって。
 カストルが応えてくれて、シェルタンやルヘナが小さいかれらを支えてくれて。
 スピカが先頭を切って、イクリールがシトゥラを引っ張ってくれる。

 ゆめみたいに楽しい世界。そこに自分が加わったら、どうなることだろう?

「ぼくが、ひとりきりでいることに。みんなを巻き込んじゃいけないから。
 みんなを守りたいから。だから、ひとりでやらなきゃいけないの」
(171) 2021/05/27(Thu) 19:34:57

【人】 小さな サルガス

>>168 >>a133 >>170 深夜の森
「ああ――みんな、一緒にいたんだ。よかった、メレフがみんなといてくれて……」

 様子を見るように後に続いてきた二人を見て、なぜかほっとしたようだった。
 脱力しきっている体はほとんどリラックスしたような状態で、ころりと首を傾ける。

「いいんだ、シェルタン。夜の森は、あぶないでしょう。
 知っててはいったから、だから、だいじょうぶ」

 自分が、どんな目で見られても。
(173) 2021/05/27(Thu) 19:37:45

【人】 小さな サルガス

>>2:174 >>2:175 >>2:176 深夜の森
「あれ……さんにんで、ぼくのこと捕まえに来たのかなって、おもった」

 都合よくタイミングよく現れた姿を見て、三人で連れ立って森に入ったと思ったようだった。
 ゆっくりと上体を起こして、それから無下にしてしまわないよう、ルヘナの手をとって。
 立ち上がろうとして……うまく足に力が入らなくて。座ったまま、促すように手を引いた。

「ぼく、でも、いいわけできないよ。だから、うたがわしいことして、ごめんなさい。
 いいんだ、さんにんとも。だって、知らないひとだったら、やっぱりつかまえてたでしょう」

 ケープに寝間着、ベッドから起き出してきたような姿で。
 少し声が震えるのを押さえるようにしながら、毅然として場をとりなそうとした。
(177) 2021/05/27(Thu) 20:01:52
/*
PLです。襲撃希望のテンション等々が変わった人は居るかしら?
たらこスパはフラットな状態から変わっていないわ〜

/*
肝心な内容が抜けてるしPLバレしよるんよ。
魔術師さんには多分もう割れているからまぁよし!!!!!

たらこスパが襲撃ロールをする場合、
深夜〜朝には置き始めたいから聞きました。

/*
襲撃は、赤ずきんでいいよぉ〜
セキレイはなんだかしょんぼりしてるそうでぇす

【人】 小さな サルガス

>>2:178 >>2:179
「シェルタン……だめだ、だめだよ、おねがい。
 おねがいだから、ふたりは、みんなはともだちでいて」

 くしゃりと幼い面立ちが歪む。自分が不和の種になったことを悔やんでいる。
 大きな声に対して目に見えて怯えはしないまでも、ルヘナと繋いだ手は震えている。

「あのね、でも、なんにも見つからなかった。
 干し場も、井戸も、厩舎も森も、ぜんぶさがしたけど、見つからなくて。
 ぼく、……ヘイズのこと、それに、なにかおかしなことが起こってるなら。
 ぼくも、やっぱり、探したい」

 控えめなお願い事を口にして、小さな望みを打ち明けて。
 ねだるようにすがるように引っ張ったのは、メレフの服の裾だった。
(182) 2021/05/27(Thu) 20:35:53

【人】 小さな サルガス

>>2:183 深夜の森
「……いやだ、いやだ」

 争い合うような声に、だんだんと声が上ずっていく。
 もっと小さな子供のように首を横に振って、裾をつまんだ指が振れる。

「メレフ、おねがい、ひとりになったりしないで。
 ひとりきりにならないで、だって、だって、ひとりになったら、いなくなっちゃう」

 要領を得ないような喋り方をするのは、小さな子供だからだろうか。
 だんだんと、自分の頭の中の最悪の考えに潰されるように、声音は震えを帯びていく。

「いなくならないで、メレフ、おねがい。どこにも――連れて行かれないで……」
(186) 2021/05/27(Thu) 20:50:41

【人】 小さな サルガス

>>2:185 >>2:187 >>2:188 >>2:189 >>2:191 深夜の森
「……あり、がとう、ごめんね……」

 こぼれてしまわないような際の際で、潤んだ目がルヘナを見上げる。
 恐れ、怯えですっかり冷たくなった手が、きゅうと指を掴む。
 腰が抜けて力がうまく入らないながらも、背負いやすいように重心の移動は出来るだろう。
 触れたところから、心臓の鼓動が伝わっていく。

「ぼく、ずっと、みんなといっしょがいいな。
 それなのに、ぼく、みんなを不安にさせてばっかりだ。ごめんね、ごめんね。
 ぼく、いっつも空回りして、先走ってばかりだね……」

 思い出されるのは中庭での一幕。不用意な行動が引き起こした波紋。
 今も、自分がふらふらと出歩かなければ、きっとこうはなっていなかった。
 安穏を崩す嵐の中心が自分であることに、唇を噛み締めた。
 もっと強ければ、しっかりしていれば、毅然としていれば、違っただろうか。
(192) 2021/05/27(Thu) 21:08:57
/*
赤ずきんでどうぞ〜〜
多分横からいただきますするときは
物凄い勢いでお二人にも打診すると思うので、大丈夫です

/*
裏切者のものすごい勢い楽しみにしています

襲撃はお好みでいいと思うのぉ〜
それでねぇごめぇ〜ん、ちょっとシェルタンから来ている返信で揺れそうになっててもうちょっとだけ考えさせてねぇ。
多分お忙しそうだからぁ〜…見逃してるかもぉ

/*
裏切者ちゃんの物凄い勢いたらこスパもたのしみ〜〜!!

そしてセキレイは了解よ。進行形で揺れてるとこなら、待ってほしいは
ふっつ〜〜〜〜〜〜に許されるわ。そちらの運びもたのしみだわ〜〜

【人】 小さな サルガス

>>2:193 >>2:194 深夜の森

「……そうかな。そんなこと、ないよ。でも、そうだね……」

 自責や後悔、謙遜が足を引っ張りながらも、ゆっくりと言葉を聞き取って。

「ぼくも、おてつだいしたいな。
 いま、みんなをとりかこんでる不安を、なんでもないよって証明できたなら。
 またみんな、いつもみたいになかよく朝食をたべて、いられるかな。
 そのために、ぼく、なにができるかな……」

 泣きかけて瞼が腫れぼったくなったせいで、それと無理に起きたせいで。
 声には少しのまどろみが混じっている。少なくとも、パニックは落ち着いたようだ。
 小さくて軽い体は、そう年の変わらない子供にとってさえ軽々運べるものだ。
 夜の森を抜ける間に、飛び出してしまいはしないだろう。
(199) 2021/05/27(Thu) 21:39:42

【人】 小さな サルガス

>>2:205 深夜の森
「う、ん……ひみつかいぎ、しようね。みんなのこと、守れるように。
 ルヘナ、あったかいなあ……」

 小さな体から香るのは、すこし薬草めいた甘い花の香り。
 とくとくと刻まれる心臓の音は、どこへいくでもなくそこで生きていることを告げる。
 相槌が寝息に変わる頃には、森を抜けてしまえるだろう。
(208) 2021/05/27(Thu) 22:12:47
小さな サルガスは、メモを貼った。
(a155) 2021/05/27(Thu) 22:15:23

サルガスは、置き手紙を受け取ったようです。
(a167) 2021/05/27(Thu) 22:57:25

小さな サルガスは、メモを貼った。
(a173) 2021/05/27(Thu) 23:52:31

*何度目かの会合*

*セキレイは彼を連れて行きたいと決められませんでした*

*赤ずきんにすべてを任せるそうです*

/*
おそくなってごめぇ〜ん><
PLはちゃんと決めたからよろしくねぇ〜

/*
いいわよぉ〜 おっけ〜赤ずきんちゃんいってきま〜〜す!!・ω<

【人】 小さな サルガス

 少し肌寒さを感じさせるような秋風が、ぱらぱらと本のページを捲る。
 午後の学び舎が解散して、夕方に差し掛かってきた図書室は、人気はまばらだ。
 もしかしたら、誰それの気紛れが重なって、無人に等しい状況かもしれない。

 机に広げられたのはこのギムナジウムに関する本ばかり。
 一見すれば、勉強熱心にも見えるような内容をノートに丁寧に書き写している。

 けれど、いまは、書き手はおやすみ中のようだ。
 書き取りをしていた体勢のままノートに突っ伏した頭を、髪を、涼しい風が揺らしていた。
(223) 2021/05/28(Fri) 2:02:02

【人】 小さな サルガス

>>223 夕方の図書館
「ぷぁ」

 まのぬけた声を出す口の端は、少しだけよだれが落ちそうになっている。
 起き抜け一番、周りに誰もいないのを確認して、見られていないのを確認して。
 覗き込むものがいないとわかると、へなへなと肩の力を抜いた。

「ねちゃった、ずっとばたばたしてたから……」

 腕に隠したノートの下には、中庭と森についての書き写しがある。
 図も含めた、――構造についての研究だ。
(243) 2021/05/28(Fri) 7:27:59

【人】 小さな サルガス

【森】 森のおばけ

>>228 >>233 ルヴァ
 森の中を駆けて、ひとりの姿を見つけてこっそりと。
 本当は一人ではなくてそばにもうひとり、ふたり、もっと遠くにたくさんいるけれど。
 そこまでは気が回らない。なぜかって、目の前がよく見えないのだ。

「……しずかに、ルヴァ、じゃなかった、そこのきみ」

 木陰に体の半分を隠して、どこにいるかわからないようにして。
 見つかっても困らないように、すっぽりと頭の先から足元までシーツを被って。

「こっちきちゃだめ! そこで聞いてて……あの、ぼく、ええと。
 森のおばけです! ぼく、森にすんでる、おばけです!
 おばけは、最近ひとがいっぱいはいってきて、こまってます!
 まいごがでると、こまるので……それで、もんく言いにきました!」

 シーツを被った小さいおばけが、小さい声で必死に叫んで訴えている。
(248) 2021/05/28(Fri) 11:10:56

【人】 小さな サルガス

 【森】 森のおばけ

>>252 ルヴァ
「あっ、じょ、成仏しないよ! おばけのおうちだもん!
 どっかいっちゃうのはかわいそうだよ……じゃなくて!

 なので、まいごがでないように……これ! 中庭と森の、ちずです!」

 ささっと木の陰からでてきたシーツおばけは、ルヴァの足元に細く丸めた紙を投げた。
 芯材代わりに筆記具を入れて、濡れないように油引きされた布でくるんで。
 ノートを破ったような紙面には、仔細に渡って書き込みのされた地図が書き込まれている。
 もし、途中で見つけたものが違っても、書き直して混乱しないように。
 団を率いる彼の力になれるように。

「あ、でも! おばけのもちものなので、すごく古いかもしれません!
 あくまで、参考だとおもってね。めにみえるもののほうが新しくて、ただしいから。
 あの、おともだちはやく見つかるといいですね!」

 案外人目についてしまいそうな状況のせいか、焦って慌ただしくなりながらも。
 そこまでなんとかまくしたてると、おばけは軽い足音を立てて、ぱたぱたと森を抜けていった。
 すこし薬草めいた甘い花の香りが、森の匂いに薄っすらと混じって、すぐに消える。
(253) 2021/05/28(Fri) 15:15:47
*ホワイトボードに文字が書いてある*

『赤ずきんヘ
シェルタンを連れて行ったときなんて言ってたか知りたいなぁ〜♡ ちゃあんとおしえてね?
ボクにとっての裏切者はアイツだから!

『OK 赤ずきんより』

セキレイの書いた文字は消され、それだけが書かれていた。

この後に赤ずきんが文字を書くのは、
朝食が始まるほんの少し前の時間だっただろう。

サルガスは、お願いについて考えているようです。
(a201) 2021/05/28(Fri) 19:32:39

小さな心 サルガスは、メモを貼った。
(a205) 2021/05/28(Fri) 19:46:33

 




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