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人狼物語 三日月国


132 【身内RP】穏健なる提案【R18G】

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視点:


【独】 園芸 ハナサキ

/*あぶな!あぶな!
(-5) 2022/03/04(Fri) 21:05:16

【独】 園芸 ハナサキ

/*ナツメはまじでなにをやってんの???????????????????????????こわいよー!!!!!!!!!!!!!!!!
(-7) 2022/03/04(Fri) 21:12:23

【秘】 園芸 ハナサキ → 不運 フカワ

「ふ、ふふっ……今のフカワさんはまっすぐ過ぎますね。
 これはこれで困っちゃいます」

自惚れじゃあ、ないのかも。
忘れられたい。
そう言っていたあなたに隣を歩くことを許されたみたいで嬉しかった。

「私もフカワさんで良かったって思います。
 一人じゃ選びきれなかった事がたくさんあったけど、こうして選ばれずにお話が出来ているのはあなたのお陰です」

儚い花が枯れずに居られたのは確かに手心があったから。
手折られる前に鉢の中の移されたから。
見世物になっていたとしてもそれは、ハナサキにとっては悪いものでは無くて。

「ありがとうございます」

様々な事に対しての感謝を述べました。

「あはは……想像に難しくないですね。明日ツルギさんを選ぶのが最後になったらって思います。
 些細でも、頭から離れない事もありますから、続くようなら言ってくださいね!」

袖を振り合わせただけでも既にこの程度は分かってしまいます。
機械のように淡々と合理的に話ができる──そんな想定でこの場が設けられているとしたら、この仕組みを考えた人達はきっとロボットなんだと思えました。
(-51) 2022/03/05(Sat) 17:21:35

【秘】 園芸 ハナサキ → 不運 フカワ

「………………」

小さな声は拾われたよう。
聞き逃して欲しくて、でも聞いてほしくて口をついた言葉でした。

「わかりました。
 フカワさんの事情もあります。どうしようもない事があるのも理解はできるので。
 最後の時に死なないで、とは言いません──言わない努力はします。
 その代わり……もし、私が助けが欲しくなったらいいます、ね」

参考になりました!
袖を更にあげてぺこりとお辞儀をしました。
(-52) 2022/03/05(Sat) 17:22:34

【神】 園芸 ハナサキ

「な、なるほど」

いつもの時間に裁判場を訪れます。
ハナサキは結果を何度も見返して息を吐きました。
選ばれたのは一人だけ。
自分が選んだ人はどうやら別の誰かにも選ばれていたらしい。
どちらにせよ選ばれていた──その事実は毛の先ほど気を和らげました。
(G8) 2022/03/05(Sat) 17:25:28

【神】 園芸 ハナサキ

フカワさんは不在。
昨日居なかった人たちも今日は揃っています。
話し合いを始めようとした矢先。

「エノさんは理解されたいとおっしゃっていましたけど……片が付いたんですか?」

立候補の先へ質問を投げかけました。
(G9) 2022/03/05(Sat) 17:30:21

【秘】 園芸 ハナサキ → 剣道 ツルギ

──5日目になってからどこかの時間。
あなた宛のテキストメッセージ。

『ハナサキです!
 どういう基準で提供意思を決めるか、でしたね。
 答えが出たのでお伝えしておこうと思いました。
 私は、
選ばなかった事を後悔しない為に選びます

 死んでもいい人を選ぶ。この投票にはそれ以外の選び方があると分かったから、私なりに守りたいものを守ります』

『こんなので構いませんか?』
(-53) 2022/03/05(Sat) 17:36:59

【秘】 剣道 ツルギ → 園芸 ハナサキ

「………選ばなかったことを、後悔しないため。」

受け取ったテキストを読みながら、きっとここが一番大切な箇所なのだろうなと。他人事のように、復唱した。

『……んー。一部わかるけど、一部わからない、みたいな。』

以前フカワとの会話の中で、青年は君の物差しを好きになれないな、と思った。
少なくとも君という人間が、自分よりずっとマシであることはわかるけど。
君の持つ物差しは、なんか嫌だなって。


できることをしなかった、という過去を後悔しないために
。この気持ちはわかります。
 
守りたいものを守るために
。これも多分、8割くらいわかります。』

だからこれは、青年からの試験。ちょっとした意地悪。悪態。愚痴。
このこどもは、君を試している。
………これは、受ける必要なんてない資格試験のようなもの。
避けたって君の道に何も影響がない。


『でも、それ以外の選び方≠ノついてはわかりません。
 
死んでもいい人を選ぶこと
と、
守りたい人以外を選ぶこと
、この2つに差が見出せないんです。同じように思います。
 
 …この前提自体が間違ってる可能性もありますけど……』

青年は君が自分に投票したことなど、もう忘れている。


『回答の有無はお任せします。俺が理解できるかどうかさえ、わからないことです。
 ハナサキさんの徒労になるかもしれませんから。』
(-64) 2022/03/05(Sat) 19:03:33

【神】 園芸 ハナサキ

「生きたいのに生きちゃいけない……?」

改めて自分で口にしても意味がわかりませんでした。
生きていて欲しい。それはハナサキも誰かに言われた事。
だと言うのにここまで方向性の違う結論になるのが理解できません。

「それはここから帰った後、という事でしょうか」
(G12) 2022/03/05(Sat) 19:13:14

【秘】 園芸 ハナサキ → 剣道 ツルギ

『少し考えます』

ひとまず返事をして、ひとり頭を悩ませます。
そもそも答えのない問ですから、きっと答える必要はないでしょう。
それでもハナサキは目を逸らしてはいけないと思いました。
話し合いの場における選択の理由にケリをつける事は他の参加者の為──ひいては自分自身の為になります。
避ける理由はありませんでした。
10分程度経ってから続きを送ります。

『客観的に見れば、選ばれた人が死ぬ運命を背負って選ばれなかった人が生き残る、という事実は変わらないと思います。
 しかしそれは、あくまで客観的な事実の話です。
 私達はロボットじゃありません。
 事実だけで生きている訳じゃないんです。
 そもそも──』

あなたが誰かの物差しを嫌だと思うように。


『主観でしか見られないんですから。
 その二つの差は……
前者は消極的で後者は積極的
だと思っています。
 誰でもいいから選ぶのと、明確に居て欲しくない人を選ぶんです。
 気の持ちようが違いますよ。
 ずっとずっと、理にかなっていなくて自分勝手な選択です』

だから最初の時点ではハナサキの中には選択肢の中にすら入っていませんでした。
(-68) 2022/03/05(Sat) 19:50:15

【秘】 園芸 ハナサキ → 剣道 ツルギ

『ツルギさんにはありませんか? 
 なんとなく好き、なんとなく嫌い。
 やりたい事、やりたくない事。
 正しいとか、そうするべきだとかでは説明のつかない気持ちを満たしたいと思った事がありませんか?』

罪悪感はあってもこの議論に滲ませるつもりはありませんでした。
あくまで一参加者としての義務を果たすように言葉を紡ぎます。

『別に理解できなくても構いません。
 私はこの投票"だけ"を特別視しなくて良いと思ったんです。
 優先順位を付けて選択を続ける事なんて人生ではありふれた事ですよね』
(-69) 2022/03/05(Sat) 19:50:55
ハナサキは、もうこの答えを疑う事はしません。
(a3) 2022/03/05(Sat) 19:53:22

【独】 園芸 ハナサキ

/*
キッッッッッッッッツツ
(-70) 2022/03/05(Sat) 20:07:54

【神】 園芸 ハナサキ

「怖い事ですよ」

エノさんの話を聞き終えて頷きました。

「その気持ちも尊重したいと思えます。
 エノさんが自分で選んだことですもんね」

医務室。怪我。それから死。殺人の罪。
変わった人だと思っていました。
それらに思う所があるような人だとも正直思っていませんでした。

「カミクズさんの時は選べませんでしたけど、今回は私も選びます。
 怖い気持ちを他人事にしたくないから」

理解はできなくても嫌いではありませんでした。
忌憚のない意見も、自分で選ぶところも寧ろ好きだったと言えます。
最後くらいはわがままを。
その考え方はハナサキも抱えたものでしたから。
存外普通なところもまた。

「教えてくれてありがとうございました!」

恐怖というのは一度知覚してしまえば簡単に振り解けない雁字搦めの鎖。
それと向き合うあなたの姿をハナサキは誇らしげに見ていました。
(G18) 2022/03/05(Sat) 21:07:31

【秘】 剣道 ツルギ → 園芸 ハナサキ

………あ、そうか。成る程なあ……


主観でしか見られない。
常に自分を俯瞰しながらも、
客観的な自分の主観
を持つ青年でもわかりやすい解答に思えた。
君の物差しに対する気持ちが、主観的な自分の主観だったのか、と一人納得する。いつも見ている自分の気持ちがわからなかったなんて、初めて知った。

そして。
君が
積極的な理由善性
で選択をする
ことに、ああやっぱりな、と。

青年は消極性を悪意と捉え、積極性を善意と捉える。
勿論、例外もあるけど。


『いいえ、理に適ってると思います。
 だって……合理的か否か、理屈とか道理に合っているか。判断するのは、主観なんでしょう?

 それを自分勝手、なんて言ったら怒られますよ。まるで自分を悪く言うかわりに、許してもらおうとしているみたいに聞こえます。』

少なくとも自分以外の誰かに。
俺は自分勝手だなんて思わないから。
(-121) 2022/03/06(Sun) 14:21:14

【秘】 剣道 ツルギ → 園芸 ハナサキ

『なんとなく好き、はわからないけど、なんとなく嫌い、はわかります。
 いや、なんとなく恐い、かな。』

これはどっちでも構わないことだ。深く言及せずに続けていく。

説明のつかない気持ち、についてはわからないけれど。
それはこの結論に関係のないことだ。

被災後に何度も気持ちの説明をしてきた青年には、あまり共感できる言葉ではない。

だから同意できる箇所だけ拾った。
君はそうなんだな、と思うだけ。だって違う人間なのだから。


『………うん、結論は俺でも共感できました。』

『そこは、俺と同じなので。』

優先順位。選択。それは常に人が無意識で行うこと。時に意識的に、目に見える形で行われる。

───トリアージ


災害発生時に行われる取捨選択。自身の右手首に付けられた、何も切り取られなかったタグを思い出す。

『俺が何人かに対して抱いていた疑問っていうのかな、感じていた差は多分そこです。

 今初めて、ハナサキさんがどんな姿をしているのか見えた感じ。』

青年視点、君が自分と同じ位置に降り立った。だから、見えるようになった。
君からすれば違うのかもしれないけど。
(-122) 2022/03/06(Sun) 14:23:30

【秘】 園芸 ハナサキ → 剣道 ツルギ

「意外……」

思ったよりも理解を得られたことに驚きました。
ここ数日の様子も含めて最初の印象よりも人間味のある人だと認識を改めます。

『怒られますかね?許して貰いたい訳ではないんだけど……そうですね。
 最善を選んだ結果と言った方が聞こえはマシかもしれません』

自分勝手なのはわざわざ言う程でもないでしょう。
ハナサキにとってはよほどの事でもない限り自分勝手じゃない方が珍しいのです。
他の人がどうかはさておき。
あなたがどんな人生を送ってきたかも知らないし、聞いたところでハナサキにはきっと本当の意味で理解できないでしょうから。

『完璧でなくてもとにかく伝わったならよかったです!
 つい先日決めたばかりで自分の中でもうまく説明できるか怪しかったんです。
 確かにツルギさんの選び方も優先順位、ですもんね』

参考になったのだろうか、と書こうとして。
遅くなってしまった事に気づいて止めました。

『……すいません。決まるまではあまり自分の事も言い出せなくて。
 嘘とかその場凌ぎはしたくなかったんです。
 やっと形に出来て私も助かりました!』

これがハナサキが望んでいた話し合いなのだと思います。
だから告げるのは感謝でした。
(-131) 2022/03/06(Sun) 16:04:00

【秘】 剣道 ツルギ → 園芸 ハナサキ

少なくとも、目線は少し近くなった。
それは決して青年が歩み寄ったからではなく。
君が青年に歩み寄ったからでもないのだろう。

『嘘つかれるくらいならこの方がいいです。
 それだけ長く考えた結果、ってことじゃないですか。多分ハナサキさんにとっては、これが正解なんでしょう。

 ここでの投票が特別なことじゃないって、みんなが───それこそ全人類がそう思ってくれたら、俺ももっと違った人間になれたんだと思います。
 まあ、無理な話ですが。』

とはいえ、そんな世界は絶対に存在しないから。だから諦めていたのだし。

これはツルギが当初望んでいた話し合いだ。もっともそれは、本当の意味で過去形になってしまったのだけど。
それに、もう違う人間になりたかっただなんて思わない。


『あ、それと。』
(-145) 2022/03/06(Sun) 17:42:06

【秘】 剣道 ツルギ → 園芸 ハナサキ

『僕の選び方は、優先順位じゃありません。』

『こうするしかないんです。
 欲しいものを得るためには、これ以外を選ぶ余地がなかった。

 選択肢が一つしかないんだから、優先も何もないでしょう?』

自分が
それ
を得るためには、賭ける必要があるので。
絶対に得られる保証もないけど、宝くじは買わなきゃ当たる確率はゼロのままなので。

『…理解が得られなくても構いませんよ。プレーンな人間同士で相互理解なんて、絶対できませんから。』
(-146) 2022/03/06(Sun) 17:43:07

【秘】 園芸 ハナサキ → 剣道 ツルギ

『無理でしょうね……
 私にとっては正解でも他の人に強要するつもりもありません。
 だから共感が得られた事も意外だったんですよ』

この場で理解が及びそうになかった人のひとりがあなたでした。
見ている世界も生きている世界も、いろんなものが違う気がしていました。
あなたに限った話でもないのかもしれませんが。
それから訂正の言葉を目にして浮かんできた疑問をなげかけてみます。

『えっと、それじゃあツルギさんは何の為に選んでいたんですか?
 選ぶ余地がない程の理由って何だったんでしょうか。
 私が質問された時のツルギさんと今のツルギさんだと、何か違いますよね。
 前はもっと惰性……というと言い方は悪いですが、そんな感じだったように見えて。
 理解できなくても知りたいです……ダメですか?』

あなたを変えたものを知りたくて。
少しでも視野を広げたくて。
奇しくも互いに票を入れた相手だからという気持ちもちょっぴり。
(-186) 2022/03/06(Sun) 22:19:59

【秘】 剣道 ツルギ → 園芸 ハナサキ

『一部分に共感することだけなら簡単ですよ。だって、そうでしょ。
 人間が共感しにくい生き物だったら、ドキュメンタリーって需要ないじゃないですか。でも感動ポルノって言葉があるくらいだから、人間の感情って単純なんだと思ってます。

 だけど共感したって、その人が生き方ややり方を変えるとは限りません。それとこれは別の話だ。』

青年はマジョリティに搾取されてきた…いや、現在もされ続けている立場だ。だからこそ共感という行為の容易さを知っている。

共感したからといって、その人が寄付を行うかと言われれば違う。一晩寝ればその気持ちはすっかり収まってしまうだろう。昨日見た映画の感動が翌朝まで持つ人間は、きっと稀だ。
青年にとって、共感とはその程度。だけど自分が本当に共感してほしいことは、その程度なのに難しい。

取り巻く世界の色々が違っていても、同じ人間だから。そこから生まれる気持ちは似たり寄ったりだとこのこどもは思っている。

『いいですよ、知りたいなら。』

そう尋ねられることは初めてじゃない。何度も何度も録音された上で、時には撮影された上で行ってきた得意分野だ。
入力は非常にスムーズで、考えるよりも先に文字が生まれているかのよう。

『………そうですね、最初の僕は惰性で生きてました。
 
自分を納得させる程の死ぬ理由
が欲しかったんですよ。』
(-193) 2022/03/06(Sun) 23:23:40

【秘】 剣道 ツルギ → 園芸 ハナサキ

青年だって死ぬのは恐いと思っている。かつて瓦礫から這い出た被災者の、経験談として。
普段は死にたいと思っていても、いざその場面になれば恐いと知っている。

『僕は運良くできた瓦礫の隙間のお陰で、こうして生きています。
 似たような経験をしたみんなが言ってました。この話を聞いたみんなも言いました。
 
が良かった、って。』

きっと誰だってそう言う。そう思うしかない。ありがたい偶然を、人は奇跡と呼んで感謝する。

『僕はね、それをユスにあげたいんですよ。提供者が足りて、俺たちは臓器の摘出を行われないっていう──
幸運
を。』

 何のために?
 そう思うんだろうな。だけど、教えようとは思わない。きっと君はそんなものなくても生きていけるだろうから。
 勿論、君だって理解者は欲しいと思っているだろう。人間は誰だって一人じゃ寂しいから。
 でもきっと、君と近い視点を持った人って俺よりは多いんじゃないかな。君のことをよく知らないから、何となくだけど。
 世の中、
人を殺したことがない人
の方が多いらしいから。


『俺が今まで得てきたものは、全部あげたいんです。自分の命を救った偶然だってあげたい。』

人を殺すときの感触も。

『全部感じてほしいんです。全部。』

死ぬまで続く呪いも。

『…幸いなことに、ユスもそれを望んでくれました。
 だから、投票に自分の意志を反映するわけにはいかなかったんです。』

やろうとしているのは、彼をスタートラインに立たせるための下準備。
ただそのために、青年は自身の命を使った賭けをしている。その必要がある。
(-195) 2022/03/06(Sun) 23:27:42

【秘】 園芸 ハナサキ → 剣道 ツルギ

「…………………………」

次々に送られてくるメッセージ。
テキストの遠隔の言葉なのに、饒舌に口を動かす姿が──普段とかけ離れているだろうに──容易に想像できて。
しばらくの間その告白を咀嚼していました。

『そうですけど』

なんだかそれは、とても寂しい事に思えました。
一過性の放っておけば霧に迷うだけ。
あなたの言う通り、世界というのは広くてハナサキの知らない光景が広がっているのだろう、という予測はできます。
無責任な共感は何も救わない。
何にも寄り添わない。

分かります。
すぐ近くに、分かったような上辺の言葉を並べる人が居たから、その虚しさも分かるつもりです。
これすらもいつか薄れる感情なのだとしたら人はその一瞬のみに生きる動物なのでしょうか。

『……私はいつか共感の積み重ねで変わる事も少なくないと思いますよ』

そんな思いもやっぱり世間知らずの子どもの意見、いや、願望と言う方がきっと正しい。
(-203) 2022/03/07(Mon) 0:26:01

【秘】 園芸 ハナサキ → 剣道 ツルギ

『それで全部を運に任せていたんですね。
 ユスさんがツルギさんにとってどういう人物かはこれっぽっちも知りませんけど』

エノさんみたいな事を言うんですね。
状況の再現による追体験。
自分の見ている景色を共有したい──本当の意味での共感。
高みの見物。対岸の火事。
彼らでは満たされないものを求めているのでしょうか。

素敵じゃないですか!

 私はむしろ好きな方です!
 この投票をそんな使い方をするなんてとんだギャンブラーですね。
 ユスさんと二人そろってやんちゃさんなんでしょうか』

妙に年を食ったような二人が、なんてことはない無邪気な遊びに興じる子どもに思えてメッセージを打ちながら笑みを零しました。
全部を知らないまま、ハナサキは肯定をするのです。

『……見られると良いですね』

向こう側の同じ景色。
一晩寝ても消えない眺め。
ハナサキには羨ましく思えました。
二人揃って候補者にまでなったのだから、計画通りなのでしょう。
だからこのまま上手く行きますように。
そんな風に祈るのです。
(-204) 2022/03/07(Mon) 0:29:10
ハナサキは、合議の後に温室でうたた寝。
(a18) 2022/03/07(Mon) 7:34:30

【秘】 剣道 ツルギ → 園芸 ハナサキ

『…はい、俺もそう願っています。共感の積み重ねをしていけば、いつか変われるって。』

そこも含めての賭けだ。青年の賭けは、この合議から帰ることができたとしても続く。

自分が変わる気なんて、これっぽっちも無い。
自分が世間的に善い方向へ変わることは不可能な程に歪んでいると、青年は繰り返す自己分析の中で知っていた。くしゃくしゃに丸めた折り紙は、広げても元通りにならないから。
不可逆的な変化。取り返しのつかないこと。それを相手に望む。

「…んー?」

思っていたよりずっと肯定的な反応だったことに首を傾げつつ。

『あれ、てっきり怒られると思ってました。命を使ったギャンブルですし。
 ……まあ、やんちゃではあるでしょうね。』

生きて帰って、そこからが本番。
彼には自分と同じことをしてもらう。それでやっと、始められる。
同じ経験をしたところで、同じ気持ちになってくれるかなんてわからない。だから、賭けはずっと続く。

「……、………」

送られたテキストを眺めて思うのは、ついこの間裁判場で思ったこと。ああ、マズイなって。

『ありがとうございます。』

『…アクタにも言いましたけど。
 あんまり、他の人にそれ言わない方がいいですよ。経験上、これって世間的にはあんまり良くないことなので。』

『でも、ね。そう言ってもらえたこと、忘れないと思うので。
 だから、二人だけの内緒ってことにしてくれませんか。』
(-235) 2022/03/07(Mon) 11:33:24

【秘】 普通 ナツメ → 園芸 ハナサキ

 >>6に加えて。
 あなた宛には、追加でもう一つメッセージ。

『用意するの、手伝ってもらえませんか?
 手が空いてたらで、大丈夫です。』
(-324) 2022/03/07(Mon) 20:10:42

【秘】 園芸 ハナサキ → 普通 ナツメ

「……」

ぼんやりした頭にメッセージが届きます。
送り主と内容を確認して返信。

『わかりました。
 カフェに行けば良いでしょうか?』
(-335) 2022/03/07(Mon) 20:51:18

【秘】 普通 ナツメ → 園芸 ハナサキ

『はい。カフェの前で、待ってます。』

 少女はきっと、入口のドアの前。
 ひとり立ってあなたを待っている。
(-336) 2022/03/07(Mon) 20:53:54