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人狼物語 三日月国


68 【身内】空想模倣機体は駒鳥達の夢を見るか?【R18G】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


【見】 アタシは メサ

>>6:203 サダル

「……なんだ、良い声してるじゃん。
サダルの悪い風邪が治ったのなら安心ね」

へへ、と笑う。
言葉は力だ。人を傷つける事も救うこともできてしまう。
あなたがそれでも声を出したのならば、
今ようやくあなたに触れた気がした。
彼と本当の意味で言葉を交わすことが出来て良かった。
力を、たくさんもらったから。
これからどんどん良い事が起きていく、その前触れのような気さえする。

「アタシの台本もアンタの手で編み上げられたなら嬉しい。
それまでは舞台からは降りない。
アタシはもうすこしだけ"アタシ"で居る。
アタシなりにハッピーエンドを目指してみるよ。

だから、うん。全部終わったらその時は……アタシをお願い。
ありがと、サダル」


またね!


もう二度と交わす事のなかった筈の約束を口にして去るだろう。
こうして幕は切り替わる。
――彼女がエピローグを迎えるほんの少し前のお話だった。
(@0) 2021/04/29(Thu) 22:04:45

【見】 ただの冒険者 メサ

【ソロール】
"一番槍"のメサは有体に言えば人間ではなかった。
ゲームマスターによって急遽用意された数合わせのデータの一つに過ぎない。
明るく真っすぐに馬鹿正直。
一番槍であることのみを至上の喜びとする。
   ・・・・・・・・・
いつも隣に並ぶものは無い

それが彼女に宛がわれた背景だ。
そして独り惨めな犠牲者となる。
そんなありきたりな、ふとした思い付きで取って付けたような台本だけが用意されていた存在。
――それだけのはずだった。
(@1) 2021/04/30(Fri) 20:44:18

【見】 ただの冒険者 メサ

>>@1

彼女は多くのモノに触れた。
人に触れた。
感情に触れた。
に触れた。
に触れた。
ゲームの開始と同時に偶然生まれてしまった"メサという人間もどき"は触れるたび、知るたびに少しずつ本来の存在とは乖離していった。
綻びを見出す者も居た。
その綻びを抉り開いたものが居た。
そして綻びは殻を破って一つの結末へとたどり着いた。
本来ならば誰の気にも止められないモブは死ぬことを許されず、一人の役者として生きる事を望もうと思った。

『お嫁さんになりたい』

生まれたての彼女は初めて夢を抱いた。
"一番槍"であることだけを目的に作られた存在には到底過ぎた望みに違いない。
結局彼女の夢は叶わなかった。
けれど、幸運にも。
本当に奇跡のようにこれからの生が続いた。彼女が信じて疑わなかったありふれた日常が目の前にある。
もちろん世界の真実などとは相変わらず無縁なままであるが彼女にとっては些事だ。
ここが彼女の生まれた場所で、育った場所で、これから生きていく場所だから。
(@2) 2021/04/30(Fri) 20:46:00

【見】 ただの冒険者 メサ

>>@1 >>@2

「これで良いんだよね。
アタシはもうアタシになれたんだ」

生まれたばかりの幼子は蛹を経て、ようやくその羽根を広げようとしていた。
空は青く澄み渡っている。
今日もきっと、レムノスの街をただの冒険者が探検に出かけているでしょう。
(@3) 2021/04/30(Fri) 20:47:35

【見】 ただの冒険者 メサ

「そういえば事件も何も跡形もなく消えちゃったのね」

アナウンスが流れたと思えばいつの間にか生き返っていた。
相変わらずよくわからないことだらけではあるが、まだはっきりと覚えている。
アタシをアタシたらしめた日々だからだろうか。
その修正力を感じる事はなかった。
そこでふと、思い至る。
だとしたら彼らはどうなったのだろうか。

「そうね。探してみよっと」
(@4) 2021/04/30(Fri) 21:57:24
メサは、あてどなく歩いている。
(t0) 2021/04/30(Fri) 21:57:52

【見】 ただの冒険者 メサ

>>91 カウス

「お、さっそく発見!」

更に面倒なのが増えてしまった!

「久しぶり……?でいいのかな。
いやーアンタの言う通りだったわね。見事に死んじゃったわ」

前に会った時とぱっと見は変わらない様子。
少し前までどん底だったけれど、あなたにそんな自分を見せなくて良かった気がする。
(@5) 2021/04/30(Fri) 22:09:37

【見】 ただの冒険者 メサ

>>-58 カウス

「そりゃ、アタシも油断してたけどさ。
だってあんな女の子が人殺して回ってるなんてフツー思わないじゃない?」

それが彼女のいいところでもあり、悪いところでもある。
あなたの言う通り、絶好の標的だったわけだ。

「アンタこそ相変わらずね!
アタシも前向きに調査してたアンタの事結構好きよ。
……ね。カウスはこれからどうするの?」

この冒険者はあなたの事情を最後まで詳しく知る事は無かった。
もちろんこの事件を通してあなたが経験したことも気になるけれど、それはきっと自分でなくて共に時間を過ごした彼らと話をするだろう。
彼女の意識は明日を向いている。
だから今問うのは未来のこと。
(@6) 2021/04/30(Fri) 22:52:37

【見】 ただの冒険者 メサ

>>97 カウス

う゛
……それを言われると痛いわね。
だってカウスとか疑いたくなかったし……」

目を逸らした。
何人か顔を思い浮かべる。
情に流されやすいタイプである。
更に言えば分かりやすく怪しそうな人物ならまだしも、巧妙に隠されたものには疎いらしい。
間違いなく事件の調査に向いていない。

「奇遇ね!アタシもとりあえず『生きよう』って思ってるわ。
明日は何しよっかな〜って考えながら過ごすのも良いんじゃない?時間はまだまだたっぷりあるんだし」

「……正直言うと前会ったときは急にふらっとどこか行っちゃいそうで心配だったのよね。ちょっと安心。
あんな目に遭っておきながらバカみたいだけど、やっぱりいつ死んでもいいようにって考えるよりもずっと楽しいし、カウスにもそんな風に生きて欲しいな」

勝手なお願いだけどね、とまた呆れられそうな言葉をつづけた。
(@7) 2021/04/30(Fri) 23:19:57

【見】 ただの冒険者 メサ

>>108 カウス

「ホント?嬉し……褒められてる?バカにされてる?」

悪趣味だったのはきっとあの世界なのだろう。
もうそこから解放されたのだから、疑う必要もないし!

「辛辣…!!!今バカって言った!」

ぷんぷんと擬音が見えそうな反応をして。

「今度からはもうちょっと気を付けるから!
あと……そうそう。一人にはならない。
でしょ?アタシ〜カウスは絶対良い探検家になると思うんだよね。
好きな時に好きなトコに探検しに行って、お宝を見つけたら美味しいもの食べたり欲しい物買ったりするの!」

ニコニコしながらどんどんと畳みかける。
キラキラと輝く瞳にはあなたの成長した姿が映っているに違いない。
(@8) 2021/04/30(Fri) 23:52:09

【見】 ただの冒険者 メサ

>>124 カウス

「褒めてるならいいわ!」

バカだ!

真実がどうであれ、その言葉が嬉しいなら喜ぶのだ。

「おっ!食いついた!
アンタくらいの年なら大人になんてなりたくなーい!って子も一定数いるけどさ。
それでも自分の人生を誰にも縛られずに楽しむ権利は誰にだってあるんだよ」

一緒になって笑う。
憎まれ口を叩きながらも誰かを気に掛ける人だから、
やっぱりそうやって笑えるようになって良かったな。
(@9) 2021/05/01(Sat) 0:40:39

【見】 ただの冒険者 メサ

>>137 カウス

クエスチョンマークが浮いてそうな顔で首をかしげている。
彼女が人を正しく疑える日はまだまだ遠そう……。

「ん。よろしい!
いつか死んだときに『ざま―みろ!』って言えるくらい全力で楽しんじゃお。
それじゃ大人になったらまたアンタと会えたらいいわね」

焦がれた分だけ望めばいい。
未来も夢も無限大だ。
無敵ではなくとも最強になれるはずだ。
何者でもないならば、何にでもなれるのだから。

「アタシはここにしか居られないけど……アンタはわからない。
でも、もし会えなくなったとしてもおんなじ気持ちだから」
(@10) 2021/05/01(Sat) 16:04:38

【見】 ただの冒険者 メサ

>>231 カウス

「カウスみたいに忘れないで居てくれる人が居るなら尚更アタシの名を轟かせられるように頑張らないとね!」

サダルから聞いたようにきっとそういう運命なのだとわかってしまった。
寂しくはあるけど悲しくはない。

「うん!
約束ね!


あなたが応じるなら最後にしっかり握手。
お互いにまっすぐ生きていくための標を残すように。
いつか世界を隔てる壁が再び取り払われる日を夢見て別れを告げるでしょう。
(@11) 2021/05/01(Sat) 19:40:14

【独】 ただの冒険者 メサ

「……ほんとにしばらく会えなくなっちゃう人も居るんだなぁ」

カウスと別れてから、ふと独り言ちた。
(-169) 2021/05/01(Sat) 19:42:22

【独】 ただの冒険者 メサ

独り言でみんないちゃいちゃしてる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!
(-174) 2021/05/01(Sat) 19:45:56

【独】 ただの冒険者 メサ

どうしてアタシはカウスの傍について行くことが出来ない……?????間違ってるのはこの世界……!!!!
(-176) 2021/05/01(Sat) 19:47:54

【独】 ただの冒険者 メサ

サダル!!!!!!!最高の†ハッピーエンド†自家生産頼めるか?
(-178) 2021/05/01(Sat) 19:50:32
メサは、皆のお別れを見送っている。
(t1) 2021/05/04(Tue) 14:09:09

【秘】 兎系 ニア → ただの冒険者 メサ

>>t1
 建物の影から見ている。
 この手で殺めてしまった女性のことを。

(あの人が覚えてるなら、謝らなければならないけれど――
 顔も合わせたくないんじゃないかしら。
 ……それに死んでから会ったあの人、
 ちょっと……本当にちょっと、ちょっとだけ怖かったし。

 でも、言いたいことのひとつやふたつはあるんじゃないかしら。
 逃げたらダメだと思うのよね……。
 通りすがってみる?
 声を掛けられなかったらそれでおしまいってことで……。
 ああダメ、それだとわたし、無視してるみたいじゃない)


 内心がうるさい少女は、あれこれと考えながら。
 見ている。建物の陰から、メサにじーっと視線を送っている。
(-290) 2021/05/04(Tue) 14:44:50

【秘】 ただの冒険者 メサ → 兎系 ニア

>>-290

「……あの、何?」

視線がビシビシ刺さる。
当然その先の少女の事にも気づいている。
……反応すると面倒そうだが、無視するともっと面倒そうなので大人しく振り返ってあなたに声を掛けた。
(-291) 2021/05/04(Tue) 14:49:09

【秘】 兎系 ニア → ただの冒険者 メサ

>>-291
「……ごきげんよう、メサ。
 あんた、NPC? プレイヤー?」

 距離を離したまま、ひとまずそんな確認。
 そしてもっとも大切なこと。

「わたしの、
……殺した……
こと、覚えてるかしら」
(-292) 2021/05/04(Tue) 14:57:52

【秘】 ただの冒険者 メサ → 兎系 ニア

「やっぱりニアね。おかげさまでご機嫌よ。
よくわかんないけど……アタシは何も変わって無いし、アンタの言うNPCって奴なんじゃないかしら」

はぁ、とため息を吐く。

「忘れるわけないでしょ」

本当は全部壊して忘れさせてもらおうと思ってたけど。
そうはならなかったから。
(-293) 2021/05/04(Tue) 15:02:53

【秘】 兎系 ニア → ただの冒険者 メサ

>>-293
「そう、NPC……。それに、覚えてるの」

 呟いて、俯く。沈黙。
 すぐに顔を上げて、影から足を踏み出す。
 彼女の正面に立って、口を開く。思いを言葉にする。

「わたし、あんたに最低な……許されないことをしたわ。
 だからあんたは、これを受け取らなくてもいい。
 ただ、言わせてちょうだい。

 ――ごめんなさい。
 それと……
あのときは、守ってくれて、
……ありがとう


 ……少女は、素直になるのがとことん苦手だ。
 どんどん声が小さくなって、
 はじめは合わせていた目が徐々に逸らされていった。
(-294) 2021/05/04(Tue) 15:22:33

【秘】 ただの冒険者 メサ → 兎系 ニア

「……ま、何もかも全部"しょうがなかった"のよ。
許すとか、許さないとかはもうどうでもいいの。
アタシはその言葉を全部受け取る。
だからアンタも覚えて、忘れないで」

あなたの苦し気な様子を責める気はない。
あの時は自分もあやふやな状態になって混乱していたのだ。
お互い様だろうと思う。

「簡単に今までの自分を捨てる事は出来ない。
――けれど新しい自分になる事はできるわ。
アンタがそうやってちゃんと言葉で伝えられるようになったみたいにね」

もうそんな顔をする必要は無いのだと伝わるように笑った。
(-295) 2021/05/04(Tue) 15:36:01

【秘】 兎系 ニア → ただの冒険者 メサ

>>-295
「――っ、ええ、」

 息が詰まる。声が震えた。
 吸って、吐いて。
 顔を上げて、今度こそ最後まで逸らさずに。

「覚えてるわ。あんたのことも、『ニア』のことも。
 ここでのこと、ずっと忘れない」

 巡りあった人たちのこと、犯した罪。
 嬉しかったこと、苦しかったこと、すべて。
           
ニア

 ひとつ残らず、現実の仁愛のところへ持っていく。

(→)
(-296) 2021/05/04(Tue) 17:06:34

【秘】 兎系 ニア → ただの冒険者 メサ

>>-295 >>-296
「そう、ね。
 ……すぐには難しいでしょうけど、嫌なところくらいは。
 なおせるように、心がけてみるわ」

 もっと、明るくて、素直で、捻くれてない――
 まっすぐで可愛い女の子に、なりたかった。

 仮想の世界じゃなくて、現実で。
 すこしくらいは、そう変われるのだろうか。
 ……以前よりは難しいことじゃないのかもしれない。
 だって、目指すべきお手本をもう知っている。

「ありがとう、メサ」

 笑みを返す。目の前の、優しくて、素敵な――
 なりたい女の子の真似をするように。
(-297) 2021/05/04(Tue) 17:08:17

【秘】 ただの冒険者 メサ → 兎系 ニア

>>-296 >>-297

「……約束ね」

アタシがこれから先どうなるのかわからない。
けれど、たとえ消えてなくなるのだとしても、あなたのような人たちに覚えていてもらえるならそれでいいと思えた。

「どういたしまして?
幸せになりなさいよ、ニア」

今度はきちんと届くように、まっすぐな笑顔で祝福を送ろう。
あなたのお手本で居られるようにね。
(-298) 2021/05/04(Tue) 17:36:00

【秘】 兎系 ニア → ただの冒険者 メサ

>>-298
「……言われなくたって。
 あんた、やっぱり優しすぎると思うわ。
 長生きしたければ、前方より背後に気をつけることね」

 笑顔はすぐに引っ込んで、不遜な物言いが返ってくる。
 つんとした顔で言葉を続ける。

「――あんたこそ、お元気で。
 実装されるように、要望くらいは送っておいてあげる」

 やっぱりまだまだ捻くれている少女は、
 一方的に素直じゃない『またね』を言い残して踵を返した。
(-299) 2021/05/04(Tue) 18:28:42