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人狼物語 三日月国


151 【身内】狂花監獄BarreNwort3【R18G】

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【赤】 紅僭主 ニア

A w o n . . .

  遅くなりました、今日も鳴き声当番ありがとうございます」
今日は優雅な感じを出しつつ、悩んでいる様子を覗き見る。

「その二人ですか…そうですね、シアンからお願いします」
瞳の色と、現在の対象の立ち位置から。
自分の狙いもある程度決めているが、競合はない。

「…もう一つ。投票もばらけていて、かつ私への投票案もありました。無記名投票ですし、票を固めることを提案します」
(*1) 2022/06/12(Sun) 14:34:21

【秘】 黒剣 シアン → 天眼通 サルガス

「いいえ。必要最低限、味覚などは感じられます。
 ですが並大抵の方よりは鈍いでしょうね」
「視覚聴覚は平均程度ですが、触覚、痛覚などは鈍感に近しい。
 他の方が飲食出来ないものを摂取できるのは、
 それらによる影響ではないかと思われます」

「……気になるようでしたら、背に触れてみますか?
 恐らく、足音を消されれば私は貴方に気付きもしませんよ」
(-253) 2022/06/12(Sun) 14:35:20

【秘】 羊很狼貪 ミズガネ → 枯木寒巌 メレフ

「一応、どちらでもいいなら陣営に合わせるか……みたいな話はしたんだけどさァ、正直それどころじゃなくて。
 何アレ?名前が出なかった俺にあれだけ票入ってるのやべェって。無害そうにして殺しに来るのえげつなさすぎ」

ぶつくさ言っている。

「……。一人分の情報で二人分の情報は交換できねェよ。そこ二人じゃねェし相方はまだ生きているけど……これ以上絞ると大分絞れそうだからなァ」
(-254) 2022/06/12(Sun) 14:36:36

【秘】 花火師 ヴェルク → 紅僭主 ニア

「見せしめ、ね………」
よくもまぁ、仕返しが為されなかったものだと。

そう思いはするが口にはしない。
ここにいる時点で、そういう事なのだろうし。

まぁ自分がもし、そこの民ともなれば。
自分の知る彼女の悪行を全て行わせた上で灰とする。
二度と、息を吹き返すことのないように。


と思考していたところで問いかけが零され。

…何故?

復唱しながら、僅かに首を傾ける。

それが俺の生き方だったから

それが普通で。それが当たり前で。それが道だった。

それだけの話だ。それだけが理由だ。
そう在るべきだと定められていただけだ。
(-255) 2022/06/12(Sun) 15:51:45

【秘】 復讐最高 レヴァティ → 花火師 ヴェルク

フカフカ遊んだマシュマロ(仮)を口に入れ。

「んむ〜……オマエいつも命乞いされてね?
あつめてる?オレあつめてないからなァ〜」
命乞いコレクターとは。

「そっかァ死なねぇくらいのもできんのか!
ながめにやるんだったらそのほうがいいよな〜オレもたぶん長引かせんの得意!」
レヴァティ(真)がやってたから。こちらは命乞いの"逆"のほうが多かった。
(-256) 2022/06/12(Sun) 16:06:48

【秘】 花火師 ヴェルク → 黒剣 シアン

「なぁ……あんたのそれって、マジでやってんの?」
楽しげな笑いは止まり、息が吐き出される。

奇妙だ。不安だ。不思議だ。
入り交じるそれがどうしようもなく。


「……気持ち悪いのさ」
言いようのない感情が湧いて止まらない。

細まった瞳を、君に向け続けているが。
僅かに、遠くを見るように瞳が揺れた。


「あーあ……ここに感情読めるやつがいればなぁ……」
嘘が分かろうとも、それを判別出来る力はない。

残念だ。こんなにも興味があるのに。
どうすれば明かせるか、思いつきもしない。
(-257) 2022/06/12(Sun) 16:24:45

【秘】 神の子 キエ → 天眼通 サルガス

貴方の話を、じっと聞いていた。
どこか人に対して当たり障りなく反応する男だが、この時は、本当に熱心に貴方の話を聞いた。

全てを理解し、全てに頷けるかというと、否だ。
頑なに、自己嫌悪はそこにあり、未来を見る目は曇っている。

けれど。

貴方の柔らかな笑みを見て、告げられた言葉を聞いて、視界が滲んだ。
抑え込もうと、真顔できゅっと口を結んでも、全く収まる気配はなかった。
ぼた、と雫が顔を濡らしていく。

「……、」
「わっ、……私、は、………」
「私は……
また、衝動のままに、罪を犯すのではないかと……


幾ら話し合っても、幾ら償っても、男自身が歪んでいる限り、繰り返すのではないかと。
この身のうちにある衝動が消えないのだ、と。
現に、処刑時に、歌ったあのとき、楽しくて仕方なかった。

男が、自らの罪として認めているものは、扇動罪である。
詐欺については何も語りはしない、と気付くだろう、貴方ならば。
(-258) 2022/06/12(Sun) 16:30:04

【秘】 神の子 キエ → 花火師 ヴェルク

支えられるのは構わない、きっとそれだけ危なっかしかったんだろうと納得できる。
しかし、頬に触れられて撫でられるのには、不可解だという顔をした。怪訝。

「……えっ。教えてくださるんですか」

そりゃ、疑問に思って聞いているのである。
ちょっとだけ面食らったように目を瞬かせ、聞きたいと強請る。

「そりゃそうですけど……うぅん、たくさん聞いてくださったので私は大満足です」

まさか楽しみにされていたとは知らないままに。
非常に満足だったのは間違いないので、よかったとの声も聞いて頷いた。

「貴方が脱落したのはちょっと不服ですけど」

あっちょっと根に持ってる。
(-259) 2022/06/12(Sun) 16:37:28

【秘】 神の子 キエ → 羊很狼貪 ミズガネ

「………お優しいですね」

本心と、ちゃんと分かる。だからこそ。
何も不満がないのに罪を犯した男であるのに、貴方は優しい。


「いいえ。……考えてはおりますよ、確かに表に出すのは不得意ですが…。……考えて、尚、私が未来を持つことが、……」

許せないのだ。
何よりも、自分が。
(-260) 2022/06/12(Sun) 16:42:05

【鳴】 神の子 キエ

「そうですよ、今のうちにたくさん使っておきます?」

こっちはこっちで、貴方が先だろうなと思っている節、ある。
狼は脅威だけど……。
(=17) 2022/06/12(Sun) 16:43:31
キエは、ロビーのだいぶ手前の廊下の時点で無理になって部屋に戻った。無念。
(a138) 2022/06/12(Sun) 16:44:13

【秘】 花火師 ヴェルク → 復讐最高 レヴァティ

集めてねぇよ

集めてない。なにそのコレクター。

「勝手にされんだよ、勝手にな。
…俺だって別に望んじゃいないさ、そんなもん」
時折耳を塞ぎたくなる。
あまり聞きたくない。


この世界の死はあまりにも軽い。
自分の命さえも、重きに置くことが出来なくなる。


「…現に、今俺が使ってるのはただ痛いだけのもんだ。
勿論普通に痛いが……死にはしない。

………まぁ、あんたは同じように出来そうだよな」
爆弾と植物。全く似てはいないのだが。
やれる事としては割と、似ているような気がするため。

死にたい。殺してくれ。と願うものもいた……な。
(-261) 2022/06/12(Sun) 17:31:55

【鳴】 復讐最高 レヴァティ

「なにやる〜?
どっか廊下ドロドロにして滑らす相談とか?

ゲーム関係ない悪巧みだ。
(=18) 2022/06/12(Sun) 17:35:24

【秘】 花火師 ヴェルク → 神の子 キエ

君の見せる怪訝な表情に、男はまた笑っている。
その後のお強請りにも、楽しげに。

「……別に大したことじゃねぇよ。
あんたがあまりにも予想通りの答えを返してきたからな。
……………楽しくなっちまったのさ」
頬に、髪に触れる手は緩慢な動作で離された。

支える手はまだ、そこにあるけれど。

「……ははっ、それでいい。勿論まだ祭りは続いてんだ。
満足し切るには勿体ねぇけど……ま、俺も頃合を見て暴れるさ」
本当なら自分の処刑で暴れたかったが。

それも叶わないもので、他に向けてどう動くか考え中。
なんせ、巻き込み事故を発生させやすい能力なもんで。

「……………くっ、あはっ。はっ……!!
なぁんだよ……やっぱり寂しいんじゃねぇの?

生き返る力もねぇし、選ばれたもんは仕方ねぇのさ」
(-262) 2022/06/12(Sun) 17:49:04

【赤】 害獣 シャト・フィー

「トリガーは青、すき?」

貴方が喜んでくれるなら、“とってくる”ものはそれで決まりだ。
考えは投票の方へ。

「めがねと、めがねと、めがねと、あいあんめいでん?
めがねはめがねじゃなくなった?
看守さまーじゃない方がいいと、あいあんめいでん?

わかんない……めがね、むずかしい。
トリガーといっしょになるように、しとく。」

一旦票を、貴方への委任にセットしておく。
(*2) 2022/06/12(Sun) 18:10:26

【秘】 黒剣 シアン → 花火師 ヴェルク

「気味が悪いですか? 私もそう思っています」
自分自身のことだというのに、さも他人事のように。

「人ではあるが人として生きていない。
 自認ではありますが、そのように認識しています。
 実際そう大きく間違ってはいないでしょう」
「貴方は、私の事を御知りになりたい、と?
 私に関心を得ても、良い結果は生まないと思いますよ」

明るめに声を発そうとはしているが、その声音は暗く冷たい。
話す言葉も突き放すようなもので、真実なんて含みもしないで。

「狂人をそうたらしめるのは、何者にも理解出来ぬからです。
 ……私自身にも、同じように」
(-263) 2022/06/12(Sun) 18:11:12

【神】 害獣 シャト・フィー

「めがねはめがねで、めがねはずすとめがねじゃなくなって、めがねじゃなくてもめがねつけるとめがねになって…………?」

メガネが沢山頭の中をぐるぐる回っている。
鳥も一緒に回ってるかも。

「めがね、キラーンてなるとかっこいい! とおもう!」

メガネへの意見を述べた。
(G33) 2022/06/12(Sun) 18:13:43

【秘】 枯木寒巌 メレフ → 紅僭主 ニア

「1000も話すネタはない、諦めろ。
 ……別に、楽しいも楽しくないも何も上に従うだけの事だ。実践に投入された訳では無いし……」

そしてよくやっていたのか……戦う方ではなく指示する方だろうな……とあなたの方を見ながら思った。
(-264) 2022/06/12(Sun) 18:18:33

【秘】 害獣 シャト・フィー → 好奇尚異 ルヘナ

貴方に声を掛けられたなら、とてとてと近くまで寄ってくる。
そうすると首は随分と見上げることになるのだけど、ヒトの気配が好きだから寄り付きたがって。

「狩り? した! くんれん!
くらし? んーと、いつもはボクたち、おへやにいて。
ママがごはんくれるの。あとは、けんさとか、あそんだり。

でも、狩りのくんれんは、とくべつ!
ボクたちみんなでお外いって、木がいっぱいあるとことかで、ごはん狩って食べるの!たのしい!」

問われれば嬉しそうに、昔のことを答えるだろう。
仲間と狩りをした部分については、それはそれは楽しげにぴょこぴょこと弾みながら。

普段は一括飼育管理されていて、時折実技訓練と気晴らしの為に連れ出されていた、そんな様子が垣間見えるだろうか。
(-265) 2022/06/12(Sun) 18:39:53

【秘】 神の子 キエ → 花火師 ヴェルク

「……要するに、面白がられた、と?」

奇を衒った方がよかっただろうか?……いや、きっとそれはそれで余計に笑わせることになった気がする。
理由は分かってもなんとなく釈然としない気持ち。

支える手を離してくれ、とは言わない。が、一度だけちらと視線を向けた。離さないんだろうかと。

「勿論この後も歌いますよ。止めろと言われない限りは。
貴方の暴れ具合も楽しみにしておりますね。沢山巻き込んで爆発させたら宜しい」

男の、良くない部分が貴方ににこやかに誘い掛ける。
巻き込んだら、は勿論、自分も例外ではない。

「ちがっ……うぅん……だって、早すぎますよ。
仕方ないと言えば、それまでですけど……」

ちょっとだけむくれたような口振りでもごもごと呟いた。
(-266) 2022/06/12(Sun) 18:41:19

【鳴】 神の子 キエ

「……奇遇ですね?私は
廊下に絵の具のチューブでもばら撒いておこうかと思ってました


スリップ効果&色とりどりの足跡。

「ラップは効果が薄かったようなので……」
(=19) 2022/06/12(Sun) 18:47:42

【秘】 害獣 シャト・フィー → 天眼通 サルガス

「ボクたち、いっぱい!
カイがいちばんちびっこだった!」

アルパ、ヴィタ、シータ、ラムザ……カイ。
識別記号に過ぎない音を、大事な名前のように呼んで。

「ボクのとくい? ……んー、んーー……?

……いちばん、いっぱい食べる!」

考えたこともなかったから、たっぷり唸って悩んだ後。
貴方が好もしいと言ってくれたそれを挙げる。
主機能効率の向上に成功した個体。故に、勝ち残り、生き残った。


ちまちま食べたチョコレートが無くなれば、随分と話し込んでしまった頃合かもしれない。
無礼講ご飯もへっちゃらな胃袋の持ち主は、空になった銀紙も食べた後、問われたことを最後に聞き返してみる。

「あのね、サルガスさまーは、とくいなぁに?」
(-267) 2022/06/12(Sun) 19:10:19

【赤】 紅僭主 ニア

「ええ、好きですよ。海のように深い青が特に」
宝石を選ぶように、視線を向けながら。

「投票については…あとはこちらで。そちらの仕事に専念しなさい」
今のところそのつもりだ。盛り上がりそうだし。
「いってらっしゃい、ヴァレット。お土産に期待して待ちます」
引き金を引いて、弾丸を放つ。
(*3) 2022/06/12(Sun) 19:38:34

【秘】 花火師 ヴェルク → 黒剣 シアン

「……ふぅん。やっぱ不思議なやつだな。
理解は出来ないが、興味はある」
理解できないからこそ、そのようにある理由が。

「…それから、結果がどうかは俺が決める。
別に良い結果が欲しい訳では無いからな」
突き放す言葉を吐かれようが物怖じする様子もない。

幾人かの話を聞いてきたが。
そのどれも、理解しようと考えて聞いた訳ではなく。

単なる好奇心。
と、もうひとつ。


「……………ま、今すぐ知れなくてもいいけどな。
まだ時間はある。……気が向いたらまた話してくれよ」
今日のところはこれまででも構わない。

そういうように1歩、後ろへ下がり首を傾けた。
(-268) 2022/06/12(Sun) 19:40:28

【秘】 天眼通 サルガス → 枯木寒巌 メレフ

“救いたがり”の思想により、普段は抑止力として動いているだけで。サルガスの本来の気質は賢く優しく……
脆く
在る。
感情が現れにくいのも、貴方が縛られているものの理由も。

それらが原因だとわかるから憤る。


「……法で裁けるのは、法を違反した者のみ。
 ですが、法を犯していなければこんな仕打ちが許されるのですか? ……僕は、」

ぱた、と溢れ出るものはそのままだ。触れもしない、慣れてしまっているからいつも通り放っておくだけ。
デザイナーベビー。生み出す側は酷く身勝手だ。
あの獣の子も、貴方だって。自我があれば人に変わりはないのに。


「メレフ・アンソフィア。……いつか、貴方が。
 己の存在を認められる日が来るのを、祈っています。
 それまでは、沢山……悩むことになるでしょう」

「僕は法のことでしか、力になれないけれど……何かあれば、いつでも頼りなさい。……頼る先は、多い方がいいでしょう」

淡々と無機質に、
けれども柔い声色で
弁護するかのように貴方へと告げられた。
(-269) 2022/06/12(Sun) 19:51:23

【秘】 復讐最高 レヴァティ → 花火師 ヴェルク

「なんだ〜」
変なコレクターはいなかった。フカフカをぽいぽい食べながら。

「……どっちがっつうとヤなほうか!」
間がどうもそう表している気がして、そう納得し。

「じゃ、死にはしないぜって教えてやりゃ命乞いされないな、今は!」
無礼講中にやる機会が来ればね。

「オレは逆に死ぬかもしれねぇ……って嘘ついちまおうかな?」
きっと知っている使い方が似ているのだろう。
どんなものか、を明かさなければ、爆弾でだって同じハッタリが効きそうだ。
(-270) 2022/06/12(Sun) 19:53:34

【鳴】 復讐最高 レヴァティ

「いいじゃねーか!」

ワルだ!!!

「あ、絵の具さ〜、オレドロドロのネバネバの草用意できっからさ〜、バラまく前のとこドロドロにしとけば滑って転んで……」
相乗効果できっと……洗われ待ちの状態に、なる。
(=20) 2022/06/12(Sun) 19:57:26

【秘】 天眼通 サルガス → 黒剣 シアン

「鈍い……鈍感。成程? 味覚、触覚、痛覚……
 見聞きが問題ないならば大丈夫……
なのかな?」


淡々と語られるそれらに、こくこくと頷きを落とす。
聞いているの意思表示と、納得の意を込めて。

「……いえ、検証の必要もないでしょう。
 本当のことなんだろうし、貴方の話を聞けば、わかるから……」

それはそれとして、今度試してみたいかも……とか思ったり。
でもなんとなく、その後の反応の想像がつくような気もして、少しだけ首を傾げた。

「うーん……何か、それらで困ったりはしませんか? していませんか? やっぱり話を聞けば聞くほど、僕は、……貴方が心配になってきます。何もないのならば、……よいのだけれど」
(-271) 2022/06/12(Sun) 20:00:17

【秘】 遺制 アマノ → 羊很狼貪 ミズガネ

「……そうだろうな。でもしなかった。
できる機会があったのにそれを選ばなかった」
踏み止まれただけまともなのかもしれない。

復讐するほどの愛がなかったのかもしれない。


「どうとでもとれる。可能性は幾らでもあるし、良し悪しなんてわかりゃしない。言える事と言えば、結局──」
やっても、やらなくても、それを考えている時点で、


「もうあいつは戻って来やしないからな」

苦しいのか否か、考えてみたが咄嗟に答えが出なかった。撒き散らさなくても耐えられた人間だったのは事実だ。それは、その程度は"苦しい"に入るのかもわからない。


「お前を諦めさせられる程の死を、俺は与えられないぞ。この監獄にいる限りは。どんな理由でやろうとも、終わらせてくれない。それがここに収監された奴らへの罰だから」

寄せられる頬と仕草を受け入れて、僅かに触れる髪の感触に掴んでいた手を解いて、確かめるように触れる。
……彼女とは"違う"。別人なのだから当たり前だ。それでも、ふわりと揺蕩うような丸みと緩さを帯びた癖のある髪質は、遠い記憶を思い起こさせる。


「それでも。"仮初の死"でもいいのなら、
 何一つ規則も、尊厳も侵さないまま与えられる」

「……本当は処刑が怖いんだろ、お前。バラニの時の動作がそう言う人間の顔をしてた。囚人も殺され慣れてる訳じゃないから、それぐらいはわかる。わかるから、」

頬に、胸に、髪に。幾度か貴方に触れていた手をすべて離して、片手だけを貴方の首へ這わせる。緩やかに込められる力も、看守の肉体強化があれば"最期"まで行くのは容易に想像がつくだろう。

「嫌なら逃げろよ」

まだ、片手しか首に添えられてはいない。
(-272) 2022/06/12(Sun) 20:08:21

【秘】 花火師 ヴェルク → 神の子 キエ

「そ、大正解」
隠す理由もないので、その通りだと告げる。

そして奇を衒ったものであれば更に笑っていただろう。
どちらにしても、男は楽しんでいたということ。

視線を向けられてもそちらからの声がなければ離すつもりもない。
急に離して、よろめかれるのもなんだし。

「誰も言わねぇと思うけどな。止まる時はあんたが死ぬ時だ。
……ふぅん。なら遠慮はしねぇ………かもな」
気分次第。やりたいと思えばやるしそうでなければ。
とはいえ、君の歌でかなり昂りがあり。

「俺も早いと思った。…あーあ、生き返る力使ってくんねぇかな。
ま、俺の代わりにあんたが頑張って生きるといい」
処刑に参加出来ないわけではないし。

むくれる君にまたケラケラと笑って、やはり少しだけ。
もう少しだけ、決闘相手でいたかったな、など。
(-273) 2022/06/12(Sun) 20:09:14

【秘】 天眼通 サルガス → 神の子 キエ

真剣に話を聞く様子。それが償いたいという意思の証明になる。
自己嫌悪
も、
曇り
も、現実が見えてるからこそ湧き上がる。

「……うん、」

貴方の眼から溢れる雫を、手袋をした手で拭おうとするだろうか。
己の前では抑える必要はないと、これで伝わるだろうか。

「もう二度と同じ間違いを犯さない、という確証は得られないでしょう。……そんなものが得られたら、貴方達がここまで傷付くこともなかった筈です」

「ですが、罪の意識と後悔。今の貴方にはその枷とも言える錘……所謂ストッパーというものがあります。これらは己を制御するために働きかける。精神性の不安があるならば、専門医に見てもらうことだってできる」

サルガスが感情を“見破る”力を常用しているのは。
――
虚偽の深紅
―― ――
肯定の翠色
――
それらの言葉が真実であるか偽証であるかを選別するため。

そしてこの力は、己の国では証拠として認められなかった。


「その衝動を、法律を違反しない範囲で、人の役に立てる形で発散できる方法も、探せば……もしかしたら、あるかもしれない」

「真実を洗い出すか偽証を選ぶか。未来を選ぶか終焉を選ぶか。
 まだ……選べるよ。貴方には続きが、あるよ」

「僕は、貴方達を見捨てたりはしません」


「……全て貴方の、意思次第だ」
(-274) 2022/06/12(Sun) 20:18:33