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【独】 HNアキナ 本名は 早乙女 菜月/* コバルトブルーのインクが欲しいです!!!!!!!!!!!!!!! コバルトブルーのインクで写生してニヤニヤしたい 写生が捗りそうなろるたくさん投げてくるんだもん…… ナツキはシルバーかな シャーペン+なんとなく銀月のイメージ 小川未明が月明かり大好きだからだと思うんや そして小川未明の月明かりは黄色くない、銀色 高いところにある小さくて白々した力強く冷たい月 日光ヨガ旅行で見た冬の月みたいなやつ (-9) 2020/10/02(Fri) 8:40:27 |
【独】 HNアキナ 本名は 早乙女 菜月/* 千代紙の春読んだ しんどエンドに鍛えられすぎたせいで、みんなハッピーになって終わると「え……ハッピーエンド……!?まさか!」って読み返してしまうな (-38) 2020/10/03(Sat) 0:12:22 |
【人】 HNアキナ 本名は 早乙女 菜月[誰でもいじめられる可能性はあるけど、いじめられやすい人はいる。 大人しくて、やり返さない優しい人。 運がいいことに、私はいじめられたことはない。 だけど、いじめそのものから逃れられなかった。 ── ありふれた事だから。] (13) 2020/10/03(Sat) 8:45:02 |
【人】 HNアキナ 本名は 早乙女 菜月[中学生のころ、少しトロい子がいた。 その子は、体育の時間、あらゆる場面で面白い動作をした。 「なにその動き! へんなのー!」 私はおかしくて、笑って真似した。他の子たちも寄ってきて、けらけらと盛り上がる。 傷つけてやろうなんて全く思っていなかった。じゃれることで距離を縮めたかった。 私自身、そうされることが楽しくて、「ひどーい」と笑って友達を作っていたから。 その子は真っ赤になって俯いて、その様子がまたおかしくて、体育の時間のちょっとした名物になった。 「でた! ──ちゃんの珍プレー!」「ナツキ、いつものやってよー!」「おっけー任せて!」 その日もそうやって遊んでいたら、その子はぽろぽろと泣き出してしまった。 「ナツキ、ひっどー」「──ちゃん、泣かせてやんのー」「──ちゃん、だいじょうぶー?」 私はひどく慌てて、何度も何度も謝って、二度と同じことはやらなかった。 けど、心の底は不満だった。] (14) 2020/10/03(Sat) 8:47:24 |
【人】 HNアキナ 本名は 早乙女 菜月 なあに、あれぐらいで泣いたりして。 ちょっとじゃれただけじゃん。 美味しい役回りあげたのに、なんか嫌な感じ。 まるで私が悪者みたい。 私なんかもっとエグいいじり方されても、盛り上げられるのに。 空気を壊して泣くなんてこと、しなかったのに。 いいよね、──ちゃんは。可愛い女の子枠にいられてさ。 (15) 2020/10/03(Sat) 8:47:59 |
【人】 HNアキナ 本名は 早乙女 菜月[ふとした時、あの時のことが蘇って、胸がぎゅっと苦しくなる。 仲良くなろうとしたはずなのに、なんでああなっちゃったんだろう。 言い訳をたくさんしてしまう自分が嫌で、誰かに聞いてほしいけど、そんなこと聞かされたら盛り下がることなんてわかってて、だから私の中には汚いどろどろがいつまでも渦巻いていて、 こんな私のこと、ユウ君には絶対に知られたくない。 いじめは一対多数。 つい、自分がいじめられないかばっかり心配するけれど、 加害者になるほうが、ずっとありえるんだ。]* (16) 2020/10/03(Sat) 8:48:51 |
【独】 HNアキナ 本名は 早乙女 菜月/* 被害者側に加害者側の心理は嫌われそうじゃない? そうですね……(恐る恐る投下 心理描写苦手マンンンンンン 感情の動きがぐっちゃぐちゃや (-49) 2020/10/03(Sat) 8:53:14 |
【独】 HNアキナ 本名は 早乙女 菜月/* 僻み根性強すぎるわ 嫉妬系の感情はこんがり程よく焼くのが可愛いと分かっているのに もはや消し炭やぞ 調整しよ (-50) 2020/10/03(Sat) 8:55:10 |
HNアキナ 本名は 早乙女 菜月は、メモを貼った。 (a6) 2020/10/03(Sat) 9:03:55 |
【独】 HNアキナ 本名は 早乙女 菜月/* ←(PCにメンタル引きずられ奴 心理描写すごい人はすごいな……! 細やかな心理って全然書いてこなかったから…… (-51) 2020/10/03(Sat) 9:06:08 |
【独】 HNアキナ 本名は 早乙女 菜月/* かんいめもりれき 私→心臓発作 ヨキ→ザオリク 私→じ、人工呼吸で… ヨキ→キスで起きるの? 追撃やめてください確実に息の根を止められてしまう (-68) 2020/10/03(Sat) 15:22:04 |
【独】 HNアキナ 本名は 早乙女 菜月/* 影だけの友くんと並んでべそべそしとったら福笑い?的な奴送りつけられて、影じゃない2人並んでるからしんだ…… (-74) 2020/10/03(Sat) 17:47:21 |
【墓】 HNアキナ 本名は 早乙女 菜月[カナカナと、ひとりぼっちのひぐらしが鳴いていた。 いつの間にか薄くなったセミしぐれの代わりに、 キョ、キョ、とモズが鳴く。 高くなった秋の空から、オレンジ色の夕日が差し込む。 眩しい図書室の中に、一人の影が立っていた。 あの時>>0:60と同じように、だけど逃げ出さずに、 その人は私を見つめている。 少し違うか。彼には私は見えていない。私に彼が見えないように。 ぺこっとお辞儀をすると、私の影が不自然に伸びた。] ── ユウ君、だよね。 [呼びかけても、返事はない。 仕方ないか。声は影にならないし。] (+4) 2020/10/03(Sat) 19:42:24 |
【墓】 HNアキナ 本名は 早乙女 菜月[吹き込んだ風がカーテンをあおって、 スカートの中を通り過ぎた。 裸の腿をなぞるキンモクセイの香りは、ちょっと冷たい。 スカート下のハーパンを脱いでも、 前髪が割れないように気を付けても、 カーディガンのボタンを可愛いハート型に付け替えたって、 ユウ君には伝わらない。 何となく予想してはいたけれど、 いざ何の反応も無いユウ君を見ていると、 息が苦しくなってしまった。 淋しいけど、泣きそうな顔が見られずに済むのは、助かるかな。 声も表情も分からない人と、どうやって接すればいいんだろう。 何も知らないうちなら、思いっきり距離を詰められたけど。 ユウ君を怖がらせるのが嫌で、お辞儀の後が続かない。] (+5) 2020/10/03(Sat) 19:42:58 |
【墓】 HNアキナ 本名は 早乙女 菜月[やがてユウ君が動きだした。] あ……ねえ、待って! [帰っちゃうのかと思ったけど、ユウ君は椅子に腰かけた。 腕が隣の椅子に伸びて、影だけを引っ張り出す。 のっぺりした椅子の実体と、ユウ君の影を見比べて、 私はゆっくり近づいた。 椅子を正しく影に合わせて、ユウ君の隣に座る。 誰かの隣に座るなんて、どれぐらいぶりだろう。 本棚に映る影は、二人並んでいるのに、隣を見ても誰もいない。 その間にユウ君は鞄らしきものから何かを取り出した。 見えなくたって分かる。 私たちを繋いでくれた、紙一枚分だけ重い本。 それを机に広げて、何かを書いている。 だけど机の上を見ても、黄色い木目しか見えない。 私も鞄から本を取り出す。 机の上に本を置いて、傷んでしまった便箋を広げると、 見つめている間にもコバルトブルーが引かれていく。 その線は複雑に組み合って、言葉になって私に届く。 リアルタイムで紡がれる言葉。 ふと思い立って、その便箋をユウ君の手元に置いた。 ちょうどユウ君が書いてるだろう場所に合わせて。] (+6) 2020/10/03(Sat) 19:44:07 |
【秘】 HNアキナ 本名は 早乙女 菜月 → 二年生 小林 友──そっか、ユウ君、とも君って言うんだ。 ──うそっこ教えたの、お揃いだね。 ──化け物!? ひっどーい! 言っておくけど、友君だってペラッペラのかげんぼだから。 (-79) 2020/10/03(Sat) 19:45:20 |
【墓】 HNアキナ 本名は 早乙女 菜月[ぽんぽんと喋っても、 おーい、と呼び掛けてみても、 耳のあたりにふって息を吹き込んでも、 筆の速度は変わらない。 ああ、本当に聞こえないんだね。 本棚に映る私と、友君。 友君は何かを書いていて、 私はその手元をのぞき込んで、 影だけ見たら仲良しの恋人たちみたいだ。 実際はこんなに遠いのに。 まだ濡れたコバルトブルーを、そっと人差指でなぞる。 私の肌に引きずられて、インクだまりが線を引いた。 指についた青い色。 今、確かに友君は私に向けてメッセージを送っているのに、 それはどこの世界なんだろう。 目を閉じて、ここにいるはずのユウ君を思い浮かべる。 同い年の男の子が、紙面に思いを綴る様を想像する。 私はそれを覗きこんで、時々つついてからかったり、 甘えるみたいに顔を窺ったりして── 再び開いた時には、机の上に紙は無かった。] (+7) 2020/10/03(Sat) 19:46:23 |
【墓】 HNアキナ 本名は 早乙女 菜月[一冊だけの童話集のページをめくる。 さっきまで机上にあった便箋は、 トモ君が挟んだだろう場所にあった。] (+8) 2020/10/03(Sat) 19:48:30 |
【秘】 二年生 早乙女 菜月 → 二年生 小林 友初めまして、トモ君。 言っておくけど、トモ君も真っ黒だからね! ピーターパンから逃げ出した影みたい。 実はね、私もうそつきなの。 アキナじゃなくて、本当はナツキ。早乙女 菜月。 アキナは友だち。 私より女の子っぽかったから、ついミエを張っちゃった。 (-80) 2020/10/03(Sat) 19:49:35 |
【墓】 二年生 早乙女 菜月[私が書いている間、トモ君は本を読む。 音のない読書が寂しくて、 「ぺら、ぺらり……なんてね」って、 ときどき効果音をつける。 シャーペンを走らせるさりさりという音は、 さっきまでは聞こえなかった。] (+9) 2020/10/03(Sat) 19:50:05 |
【置】 二年生 早乙女 菜月『 太郎は、外に出ましたけれど、往来にはちょうど、 だれも友だちが遊んでいませんでした。 みんな天気がよいので、遠くの方まで 遊びに行ったものとみえます。 もし、この近所であったら、 自分もいってみようと思って、 耳を澄ましてみましたけれど、 それらしい声などは聞こえてこなかったのであります。 一人しょんぼりして、 太郎は家の前に立っていましたが── ── 「金の輪」 』 (L0) 2020/10/03(Sat) 19:51:00 公開: 2020/10/03(Sat) 19:55:00 |
【秘】 二年生 早乙女 菜月 → 二年生 小林 友怖い話だよね、それ。 だけど、すっごくこの人らしい話だなって思う。 「千代紙の春」なんて、みんな笑顔で終わったから、 かえって二度見しちゃったもん。そんなバカな! って! (-81) 2020/10/03(Sat) 19:51:40 |
【秘】 二年生 早乙女 菜月 → 二年生 小林 友誰も読まないと思ってたって、トモ君言ってたよね。 たぶん、私もこの本を読まない大勢のうちの一人だったよ。 あの日、トモ君がこの本を取ったから、 私も読み始めたんだもん。 ううん、影だけじゃ読まなかったかな。 怖いし、絵が一枚も無いし。 だけど、トモ君とやりとりしているうちに、 トモ君がどこかでこの本を読んでて、 ちょっと笑ったり、寂しがったり、 本から広がる世界を眺めてる姿を想像したら、 なんかここまで読めちゃった。 (-83) 2020/10/03(Sat) 19:52:59 |
【独】 二年生 早乙女 菜月[トモ君は覚えてるかな。 『この本を読み終えた時に、 「好き」って思ってもらえたら嬉しい』 って言ったこと。 多分ね、そうなると思うよ。 でも今は、読み終えちゃうのを想像しただけで、「寂しい」かな。 きっとそれは、「すっごく好き」ってことなんだろうけど。] (-82) 2020/10/03(Sat) 19:53:41 |
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