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【人】 落ちこぼれ退魔師 渡守 理音[ ――『あの子』と出逢ったのは、わたしが八歳の頃。 夏の暑さや日差しが柔らかくなりかけてきた ちょうど、今ぐらいの季節。 ] (28) 2022/09/13(Tue) 23:50:39 |
【人】 落ちこぼれ退魔師 渡守 理音[ …初めて出逢ったときのこと、 わたしはちゃんと覚えているよ。 そりゃあ、「自分は人間じゃない」なんて 言われたときは正直、かなり驚いたけどね。 あのとき言われたことだって、一字一句覚えている。 尤も、それを君に打ち明けたことはないけれども ……でも、それでも、ね。 わたしには、君が悪い奴だなんて思えないから。 あれから季節は幾つも巡って、 一緒に過ごした時間も、いつのまにか 二桁近い年数になったけれど。 君に対して思うことは、やっぱり変わらないんだ。 ] (29) 2022/09/13(Tue) 23:55:25 |
【人】 落ちこぼれ退魔師 渡守 理音……Zzzz ぴぎゃっ!!? [ 突然の(一瞬の)浮遊感と衝撃と痛みに 潰れた蛙みたいな声を上げる、と同時に意識も覚醒して] (32) 2022/09/14(Wed) 0:03:32 |
【人】 落ちこぼれ退魔師 渡守 理音ん?んん?? ……あれ??? [ どうやら、夢を見ていたらしい。>>28>>29>>30 ] ……あー……。 いや、これはちょっと……。 [はっきり言って、かなり恥ずかしい。 夢の内容を思い出すと、ちょっとうっかり顔から火が出そう。 ] (33) 2022/09/14(Wed) 0:06:21 |
【人】 落ちこぼれ退魔師 渡守 理音[ …。それにしても。 懐かしい夢だったなぁ、なんて。 一緒に転がり落ちたブランケットの上で ちょっとぼんやり、してみたり。 思い出すのは確かに恥ずかしいけれど。 小さかった頃のこと――それも比較的楽しいことを 思い出すなんて、ずいぶん久しぶりだったから。 ]* (34) 2022/09/14(Wed) 0:10:25 |
落ちこぼれ退魔師 渡守 理音は、メモを貼った。 (a4) 2022/09/14(Wed) 1:01:30 |
【人】 落ちこぼれ退魔師 渡守 理音あ、辰沙おはよ。>>47 ん?大丈夫だよ、もう起きてるから。 [ 眠気覚ましも兼ねて ぶんぶんと両手を振り回してみせる。 ] まーなんていうかね。 ちょっと懐かしい夢を見たんだ。 [ 言いながら、彼の顔を見上げる。 あの頃に比べたら、ずいぶん感情豊かになったなぁと思う。 少なくとも、全く喜怒哀楽を表に出そうとしなかった頃より わたしは、今のほうがいいなぁと思ってしまうのだけど。 とはいえ、彼がわたしに向ける視線を見る限り 彼にとってわたしは「頼りないご主人様」 って奴なんだろうなぁと思うわけです。 …いや、間違ってはいないのだけど。 もうちょっと、こう。 尊敬されたい気持ちもあるんですが。 ] (52) 2022/09/14(Wed) 23:37:52 |
【人】 落ちこぼれ退魔師 渡守 理音あ、そうだね。 そろそろキッチンも空く頃だろうし。 [ この学生寮は平日は朝夕食事付、 土曜日は事前に希望があった人のみ食事付だけれど 日曜日は全員、自分で食事を用意することになってる。 休日の食事事情はさまざまだ。 持ち込んだレトルトで済ませようとする人もいれば 門限とお小遣いの範囲内で外で済ませる人もいる。 しかしそれ以上に多いのは、土日の食事を 自炊するという派だった。 有難いことに土日朝から正午にかけては キッチンに置かれた炊飯器にご飯が用意されているし 寮の各個室にはミニサイズの冷蔵庫が 設置されているので食材を置くのにも困らない。 かくいうわたしも、自炊派の一人で。 ] (53) 2022/09/14(Wed) 23:38:22 |
【人】 落ちこぼれ退魔師 渡守 理音ちょっと待っててね。 すぐに用意してくるから。 あ、お皿とお椀とランチョンマット出しておいてほしいな。 [ スウェットの上着を羽織って、スリッパを履く。 持ち込みの電気ケトルのスイッチを入れると フライパンと食材とラップを手に部屋を後にした。 ]* (54) 2022/09/14(Wed) 23:39:03 |
【人】 落ちこぼれ退魔師 渡守 理音ただいまー。 [ てしてしと、近所迷惑にならない範囲で ドアに体当たりをしていれば、彼がドアを開けてくれただろう。 ] あ、お味噌汁作ってくれたんだ。 辰沙ありがとう! [ テーブルの上で柔らかな湯気を立てるお椀を見て 彼にお礼をいう。 なんだかんだ言っても、彼は面倒見が良くて優しい。 彼が___だなんて言われても信じられないくらいには。 (59) 2022/09/14(Wed) 23:47:31 |
【人】 落ちこぼれ退魔師 渡守 理音っと、お待たせしてごめんね。 温かいうちに食べよう。 [ テーブルにラップで包んだおにぎりを置くと フライパンを傾けて、お皿に中身を移していく。 千切りキャベツで囲って焼いた 巣ごもり風味の目玉焼きとたこさんウィンナー。 最後に冷蔵庫から取り出したミニトマトを添えてワンプレート。 それにおにぎりと、手作りのインスタント味噌汁を添えて 本日の朝ご飯の出来上がり。 ] よし、できた! ほら、辰沙も座って。 [ 彼の衣服(?)を引っ張って反対側に座ってもらえば。 ] (60) 2022/09/14(Wed) 23:48:09 |
【人】 落ちこぼれ退魔師 渡守 理音―――いただきます。 [ 両手を添えて、一礼と共に感謝の言葉。 食事というのは『命を繋ぐ行為』なんだって、 まだわたしが小さい頃、誰かが言っていたような気がする。 それが誰だったかは覚えてないけど、 でも、とてもそれは大切なことだとわたしも思う。 食べ物を口にすることで、自分の命を未来へと繋ぎ。 肉でも魚でも野菜でも果物でも、それを口にすることで かつて命だったものとの縁というものが生まれ、 それを食卓に届けてくれた名前も知らない沢山の人たちと繋がり、 そして、一緒に食事をする誰かと絆が生まれる。 うん。 やっぱり食事って『自分以外の誰かと繋がる』ための行為なんだと思う。 ] (61) 2022/09/14(Wed) 23:49:10 |
【人】 落ちこぼれ退魔師 渡守 理音どうかなぁ、辰沙。 今日のご飯、結構うまくできたつもりなんだけど。 [ 誰かに美味しいと想ってもらいたいな、なんて そう考えてしまうのも、悪いことではないよね。 ] (62) 2022/09/14(Wed) 23:49:43 |
【人】 落ちこぼれ退魔師 渡守 理音[ あ、そうだ。 ] 今日はさ、デートって奴をしたいなーって思って。 この学校に入学して半年くらいになるけど、 そのあいだずっと学校と寮の往復と『社会見学』ばっかりで どこかに遊びに行くことって殆どなかったじゃない? だから、外に出て街歩きをしてみたいなって。 せっかく半年もここにいるのに、 わたしたち街のことあまりよく知らないじゃない。 (63) 2022/09/14(Wed) 23:56:38 |
【人】 落ちこぼれ退魔師 渡守 理音[ で。 ] 辰沙にも一緒にきてほしいな、って。 君も知ってるけどわたし、落ちこぼれだしぼっちだし、 未だに友達も碌に作れてないからさ。 [ どうかな?なんて、 つい彼の顔をまじまじと見つめながら彼の返事を待った。]* (64) 2022/09/14(Wed) 23:57:13 |
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