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![]() | 【秘】 また、歌う カンターミネ → 傷入りのネイル ダニエラ「……エリー。俺も尋問は受けた。イレネオ、だっけか? あいつだ。まあ幸い、相手は尋問の素人だったからさ。 ちょっとした怪我と、嫌がらせを受けただけで済んだ」 内容については、今触れる必要もないだろう、カットして。 「でも、もし尋問のプロが相手なら、エリー。 なるべく、隠すのはやめてくれ。 俺の情報なら何を言ってもいいから、 間違っても意地を張って何も言わないような事は、 しないようにしてくれ。頼むよ」 ほんの少しの間をおいて、ため息を吐く。 「……尋問する側からすれば、黙ってる奴は…… いいおもちゃなんだ。頑丈で、そのくせ、 黙ってるのが長い程、あとでよく啼く。やりたい放題して、 プライドも肉体もボロボロにして、情報も貰える。 いいことづくめのおもちゃでしかない。 だから、言えと言われたら、俺の事を言ってくれ。 他に守りたいものがあるっていうなら、それでもいい。 けど、せめて俺に、少しでもエリーを守らせてくれ」 カンターミネは悲しげに歌う。それは、『経験則』だ。 無論――する側、の。 (-416) 2023/09/25(Mon) 19:38:19 |
![]() | 【秘】 また、歌う カンターミネ → 門を潜り ダヴィード端末はきっと、今は警察に押収されている事だろう。 であるならば、そのメッセージが本人に届くのはまだ先の話。 しかし、それを読んだ時の『先生』は 送った今この瞬間でもありありと浮かぶだろう。 『ははぁん。故郷で待つ子供みたいな事言ってるな。 そこまで言われちゃ歌わない訳にもいかないなあぁ? 精々リクエストを考えておくんだな、アッハッハ!』 そんな風な言葉と共に、にやける顔が。 果たして本人が帰って、或いはメッセージが返ってくるまで、 あと何日かかるやら……。 (-434) 2023/09/25(Mon) 22:21:00 |
![]() | 【秘】 また、歌う カンターミネ → 傷入りのネイル ダニエラ「そ、いつでも、な。……しかしアレっさん、マジで山ほど 送ってきそうで怖いな。金使わせまくって隙をつくか……」 碌でもない事を考えつつも。 「その言葉だけで頑張った甲斐があるよ、俺は」 「……、……あーあ」 全てを聞いて、そう返して、自身の髪を指先で摘まむ。 今は少し、薄汚れてくすんでるけれど。 その汚れの向こうに、確かにあなたが好きと言った色がある。 死に物狂いでやり合った時、怒りの奥にあなたが居た。 ああ、つまりこれもまた『天秤』か。 誰も信じないとは言ってるけれど、 ノッテの、家族の情報をくれてやる気はしなかった。 馬鹿みたいな意地の、似たようなふたり。 「……そんな風に言われたら、俺は何も言えないじゃんか。 ずるいよなー、エリーはさあぁ〜……」 ふうっ、と息を吐いて、声音には前向きな諦めの音。 「わかったよ。ずっと、支える。傍で、守る。ただし! 必ず無事で帰ってきてくれよ?俺の星が石に戻らないように」 「二人で、星を見続けられるように。また、夜を過ごそう」 女は歌う。貴女と共に歩む、愛の歌。 「約束だ」そうやって、改めて二人を結びつけるように。 (-452) 2023/09/25(Mon) 23:28:00 |
カンターミネは、歌う。何度でも。 (c32) 2023/09/25(Mon) 23:29:42 |
![]() | 【秘】 あなたと共に カンターミネ → 傷入りのネイル ダニエラ「そっちこそ頑張れ。負けんなよ?」 「もしボロボロになっても、全部受け止めるからな!」 くすくす、笑いながら歌を交差させる。 「ん、じゃあ俺は無事に迎えるよ。約束だ。」 甘やかすように、声を返す。 しばらくはそうやって二重奏をしていた。 それで二人の歌が落ち着いてきた頃に、ふと。 「……そういや、ペネロ……違った、えー…… アメリアか。アメリアがこの前見舞いに来てさ。 『友人からの伝言』を伝えてくれたよ」 「近く、"祭"があるんだとさ。"一緒に行く"か? 行くんなら、その時迎えに行くけど?」 (-472) 2023/09/26(Tue) 0:19:52 |
![]() | 【秘】 あなたと共に カンターミネ → 傷入りのネイル ダニエラ「ま、警察のお姉さんまで一緒に祭やってたらな…… "クビ"になってたら喜んで誘いに行ってたんだけど」 白馬の王子様というより、子供を攫う魔王のような事を言う。 「……ま、上司に会ったら軽く聞いといてみるわ。 俺一人だけで祭に行くのも寂しいから。 ダメだった時は〜……そうだな。 モーテルで待ってるよ、仕事が終わって帰るのを」 割と好き勝手やってたしな、あの上司殿。 声をかけるタイミングもまあまああるだろう。 ダメならダメで、別にいい。 「……エリーに、汚れたのを綺麗にして貰いたいし」 ぼそ、と欲塗れの言葉を落として、息を吐いた。 「……そろそろまた牢の入れ替えの頃かあ? 収容室でも散歩してくるかな……どうせ待ち時間だしな」 きっとそこで上司に話でも聞く事になる。 伸びをひとつ、痛っ!と零しながら時間まで、 他愛ない話なんかをして過ごすだろう。 (-484) 2023/09/26(Tue) 0:59:51 |
![]() | 【墓】 歌い続ける カンターミネ「……なるほどよくわかった。 どうも今月、俺は運が向いてない」 SNSどころか物理的な音声となって署内を駆け巡る噂に がああ、と頭を掻きむしる。拷問吏との会話を思い出して、 やっぱり俺は賭け事なんかしなくて正解だと思った。 ――だから信用出来ないんだ、どいつもこいつも! (+78) 2023/09/26(Tue) 16:34:40 |
![]() | 【秘】 歌い続ける カンターミネ → 傷入りのネイル ダニエラ全部の言葉をひとつひとつ並べて、 たからものの箱に入れておきたい所だが。 生憎、時間はそれほど優しくはないらしい。 やがて看守がやってきて、どちらかを呼び出す頃。 「んじゃ『またな』、エーコ。」 看守になんて俺だけの名前は、あげない。 再会の約束はたったの3文字で。 二人分の星見の石室を、後にした。 (-572) 2023/09/26(Tue) 16:41:27 |
![]() | 【秘】 歌い続ける カンターミネ → 黒眼鏡――とんでもない『告発』の噂が署内を駆け回る前の事。 収容室で人を寄せ付けない雰囲気にお喋りな奴が寄ってきた。 「うーすアレっさん。聞きたい事があるんだけど」 そう切り出した女は、貴方には伝わる副音声まみれの歌を歌う。 「どうも近々『お祭り』があるらしいじゃん。 折角なら俺も行きたいと思ってるんだけどさあぁ。 ほら、俺ってかよわい乙女だろ?一人で行くってのはちょっとさあ。」 「でさ、俺の友達のエーコ居るだろ、エーコ。 あいつも誘おうかなって思ってたんだけどさ、 でもあいつ今の所警察の仕事で忙しいだろ? 今回の件でクビになったってんなら、 全然遠慮なく誘うんだけどさ。 で、こういうの、あんたの方が詳しいだろ? っつー訳で聞きに来たんだけど、どう?なんか知ってる?」 ……要するに、尋問受けたりしてる彼女が心配で、 今後もマフィアの身分を隠して潜入してるの難しくね? だったらこの騒ぎに乗じて一緒に引き取った方がよくね? でも独断でそれやったら怒られそうだから聞きに来た。と、いう事らしい。 「忙しいんなら諦めて一人で行くけど」 上司、ひいては組織に逆らってまでするつもりはない、と。 ここまで潜入してきた彼女の腕も知っているから、 重用されてるだろうな、というのも考えての発言のようだ。 (-574) 2023/09/26(Tue) 16:58:48 |
![]() | 【秘】 歌い続ける カンターミネ → 黒眼鏡平時であれば、これは誰の事も信用していない。 故に、多少の不意打ち程度ものともしないのだが。 何せ状況が状況で、怪我もあり。 一応上司へのお伺いの状況で、何故か剣呑な気配、 さらには普段の主義を考えればありえない返答に気を取られ。 結果、上司が情けない格好をせずに済む事となった。 「痛い痛い痛い肋骨ヒビ入ってんだよバカデコから禿げろ」 代わりに即上司に暴言を吐く事にはなったが。 「痛てえ……セクハラと暴力とか俺を尋問した眼鏡かよ……。 ……ほんとアンタ読めねえ……。はあ、まあいいや。あんがと。 迎えに行く準備しとくわ。……あ、そうだ。 退所祝いの席にエーコも呼ぶから。色々言いたそうだったし、 アレっさんの珈琲楽しみにしてたから ちゃんと出席するように。よろしく。」 腕の中でじたばた……すると痛いのは明白なので、 いかにも『今ので傷に響きました』と周囲からは見えるような ぐったり具合でそう返した。 こののち、駆け巡る話の事はまるで知らない為、 ありがたいはありがたいけどメチャクチャな事言うなあ、 そんな風に『運の悪い』女は思っている事だろう。 (-584) 2023/09/26(Tue) 17:58:34 |
カンターミネは、二人で祭に行く許可を貰った。 (c40) 2023/09/26(Tue) 18:00:37 |
![]() | 【秘】 歌い続ける カンターミネ → 傷入りのネイル ダニエラ/* おさとうかえで様へ という事で黒眼鏡さんの所に聞きに行ったら連れ去りOKが出ました。 が、恐らくそちらは尋問の真っただ中だと思いますので、 そちらが良きタイミングでお迎えに参上したく存じます。 つきましては、エピ突入後のお好みのタイミングにでも お知らせ頂ければと。無論、既に別のご予約がある場合は そちらを優先してもらって大丈夫です! 悪魔を着たプラダより 愛を込めて (-586) 2023/09/26(Tue) 18:36:10 |
![]() | 【秘】 歌い続ける カンターミネ → 黒眼鏡「そう言ってた親父はハゲたんだよ」 こっちは根拠が身内だし。 あんたおちびちゃんの弟にもそれやってたろ! とあっちと比べて揺れる物がある分衝撃もひとしおだ。 「そんな愛情は要らんから出席するように。 珈琲と財布を当てにしてるからな」 最悪だ。 「そういうのペネロペの仕事だろぉ〜…… まあいいや気が向いたらやっとく。 無理そうならペネロペに投げとく。 ああ、あと俺『お祭り』の時にすこ〜し騒ぐかもだから。 けが人は出さないようにするんで許してにゃ〜ん」 巻き込まれ対象が決定した瞬間である。 ともあれ、ミルフィーユを抱えて歩いていった。 (-593) 2023/09/26(Tue) 18:51:30 |
![]() | 【秘】 歌い続ける カンターミネ → 傷入りのネイル ダニエラ/* お忙しい中お返事ありがとうございます! やりたい事、了解致しました〜。 然らば、カンターミネはやりたい事をやっています。 脱出後のなんやかやもするかもしれませんが、 未定が決定に変わったらお声がけくださいませ。 カンターミネがいつでもカッ飛んでいきます。 おかげさまで村の最中ずっと楽しく過ごせました。 今も尋問で何が起きているかハラハラしながらも、 PLPC共々無事を信じて過ごさせて頂いております。 深く深く、感謝と御礼、そしてLOVE! 引き続き素敵な夜をお過ごしください。 2時間後からのエピローグ、やりたい事が出来ますように! (-596) 2023/09/26(Tue) 19:02:51 |
カンターミネは、任された仕事はするかあぁ、と思いつつ。 (c43) 2023/09/26(Tue) 19:17:01 |
カンターミネは、お祭りの時に、端末を頂戴すると決めた。 (c44) 2023/09/26(Tue) 19:18:23 |
![]() | 【独】 歌い続ける カンターミネ「…………」 カンターミネは、誰も信用していない。 故に、隠していた『仕掛け』は山ほどあった。 勿論、警察をぶっ壊すような致命的な物はない。 そんなものあったらとっくにこんな状態壊してる。 出来るのは精々、子供の悪戯程度のあれやこれ。 遠隔でテディベアに喋らせたりするような。 それが少し、大規模になったりしただけ。 あとは、端末さえ帰ってくれば。 きっとお祭りに花を添えるくらいは出来るだろう。 お姫様のお迎えには花のひとつでも持っていきたいし、な。 そうでなくとも、きっと外で忙しくしている ファミリーの諸兄の援護にもなるだろう。 「入力用の暗号コード何にしようかな。 面白い名前がいいが、うーん」 「ああ、決めた」 「『gioco di cavalli』。これにしよう」 カンターミネはにんまりと笑い、歌う。 「"Hey!Pachuco!"」 口遊むそれは、『緑色の怪人』が活躍する、 そんな映画で奏でられた曲だったという。 (-601) 2023/09/26(Tue) 19:33:17 |
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