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【秘】 書生 シキ → よろず屋 シラサワ「……はい。」 自身と相反するかのような、暗闇の中に在って その姿を凛と輝かせるあなたの色を見つめ 青年は、あなたの口付けに小さく頷く。 「ッう……は…、ぅ……」 不安と関心に塗れ、力無く震える体が 浸み込む薬の効能によって、更に湿り気を増していく。 ……そうして。 「――ん、ッう……!」 青年のそれは、あなたの小さな形を 徐々に、徐々に受け入れていくだろう。 (-41) 2021/07/25(Sun) 21:21:39 |
【秘】 よろず屋 シラサワ → 呪術師 リェン「あぁ、足りんかったら言うてや。」 "あまり近寄りたくない"と言いながら、男は此処に居た。 最早道化を隠す必要も無いだろうとばかり、 最終日の男はリェンの前で笑っている。 「仕事や無かったら来る気ぃも無いんやけどな。 やらなあかんこと多いと忙しいわ。」 そう言って遠く獣の胎を見渡す。 澄んだ海の色を湛える瞳は、真意を隠したまま。 それでも、紡ぐ言葉は何一つ嘘を言っていなかった。 「……シキはん返したんあんたはんやな。 今年は神狼はん、稀人よう欲しがって……。 今日に限ってはもっとくれ言いよる。」 (-42) 2021/07/25(Sun) 21:22:13 |
【秘】 よろず屋 シラサワ → 書生 シキ大丈夫、大丈夫 と。言い聞かせる男の声にも艶が生まれていて。 侵入した指をぐるりと回し、 徐々に広げてやり、指を変え、繰り返す。 滑らかさを求めて、空いた手で彼の自身を扱く。 快楽に溺れてしまえと、何も考えなくて良いと。 「…指、増やすよ…。」 耳に響く嬌声と水音の中、 そう告げやると、男はずるりと下肢へと下がり、 青年の熱を口へと含んでやる。 そうして、後孔の指が増え、 良い所を探るようにぐぽぐぽと動き始めた。 (-45) 2021/07/25(Sun) 21:40:01 |
【赤】 よろず屋 シラサワ/* まぁ余程な場合を排除したかったらやな。 一応煽動が入っとるから二連で沙華はん選ばれたり 五十鈴が入ったら落ちる言うだけやけど。 まぁそれでええんやったらそれはそれで。 …シキはん? あぁ……まぁ、現在進行形やけど…? (*29) 2021/07/25(Sun) 21:52:58 |
【赤】 よろず屋 シラサワ/* ランダム×ランダムは可能なんよな。 それなら無い…んかな? まぁ本当にそれやったらもう万一の事やし、 よっぽど神狼はんが阻止したかったんやと諦めるけど。 怪我しとる言うたやろ、ゆっくりやらなあかんしで…ほら…。 俺のPLはこっちが本職やしで…(目を逸らす (*31) 2021/07/25(Sun) 22:06:21 |
【秘】 書生 シキ → よろず屋 シラサワあなたの指が青年の内を弄る度に 深く喉を鳴らして響く小さな声が どろりと、重みをもって口から溢れだす。 「っあ、うぁ……く、ぅ……ッ」 苦しそうに呻く青年の肉体は それでもしっかりと、慣れぬ感触を 感じ得ようと身を捩り続ける。 「は、あ…っ…ぃ……。」 自然と紡がれた返事……解かれきった己の理性は ただ、目の前の快楽を呑み込むことを望むばかりで。 「ッう……そ、こ、ぁ――!」 音を立てて探られる己の内側。 そそりたつ背筋に、張りつめた男としてのそれ。 ぬめる音が響き渡れば 青年の声もまた、淫らな色を増して行く。 (-46) 2021/07/25(Sun) 22:13:11 |
【秘】 呪術師 リェン → よろず屋 シラサワ「━━お互い、どうにも忙しくていけないね」 薄く、薄く。 笑みの隙間から、キツネのようなリェンの瞳がシラサワを捉える。 それは人の命に真摯で、それでいて捉えどころの無いリェンの、 普段は見せない表情だった。 「縁も契りも巡るものとはいえ、 “アレ”の血筋を“此処”で死なせる訳にはいかなくてね。 神狼のワガママと言えど、見過ごせなかったから━━」 当のシキ自身も知らぬであろう旧き縁。 世紀を跨いだ遠い昔、彼の祖先と交わした贄避けの対価。 (-48) 2021/07/25(Sun) 22:19:14 |
【秘】 呪術師 リェン → よろず屋 シラサワ「━━食ってしまったよ」 言うなり、リェンはプッと黒色の何かを吐き出す。 理解が及ばずとも、本能がそれが引き剥がされた 印の“核”の残骸だと気づくだろう。 (-49) 2021/07/25(Sun) 22:21:04 |
【秘】 よろず屋 シラサワ → 書生 シキ「ン、んぶ、ふ…ッんく、ンッ」 じゅるりと音を立てて熱から滴る涎を呑み下す。 塗りたくった薬も摂取するのも厭わない。 それで、己もまた熱を煽られる。 どろどろに快楽に熔けて、深く深く沈んでいく。 後孔の快い所を捉えれば、 ぐじゅりと3本指を挿れたままに、 指の腹でバラバラに擦り始めた。 自身へ迫る熱ではない、強烈な快楽を。 "女"にされてしまうような悶えを。 「んんンッ──…!」 そうして達してしまえとばかり、 自身を強く強く、吸い上げた。 (-50) 2021/07/25(Sun) 22:28:03 |
【秘】 よろず屋 シラサワ → 呪術師 リェン「──……!」 リェンの口から吐き出された印の"核"に、 思わず一歩、二歩、男は後ずさり、たたらを踏んだ。 海の瞳を細め、忌々しいモノを、 "知っているモノ"を見るかのように。 「見ない顔……、顔しよってからに。」 リェンに向かってそう言葉を零す。 特徴的な口調が、一瞬だけ、 皆と同じような旋律を伴ったが、すぐに戻った。 「……まぁ、俺じゃ出来ん事やな。 ほんにリェンはんには敵わせん…。」 (-51) 2021/07/25(Sun) 22:38:01 |
【秘】 書生 シキ → よろず屋 シラサワ「あッ…ぅ……ッ!」 ビクリと、青年の背が跳ね上がる。 手慣れきった激しい様に翻弄される肉体は 全身を以てその快感を味わうばかり。 腹の内でうごめく指が、狭い感触を貪る。 強く撫で付けられるれば、その度に 汗の滴る顔が、だらしの無い表情に染められる。 「っは、は、……あ、うっくぅっ…あ……!」 曝け出された剥き出しの感覚で全身を揺らす青年の 声を絶やさぬその口は、だらりと快楽に蕩けきる。 「ッあ、ぁ―――……!!」 ――そうして青年は。 がくがくと脚を震わせ、細い背を小さく丸め、 三度、あなたの成す爛れた"高み"へと導かれた。 (-52) 2021/07/25(Sun) 22:58:39 |
【秘】 よろず屋 シラサワ → 書生 シキ「んッ──…………く、ぅ」 なるべく海眼を閉じずにいたが、 流石に咥内に精が放たれると、 眼をきつく閉じて、じゅるると嚥下する。 慣れたモノではないが、知らぬモノでもない。 ふは、と唇を自身から放し、快楽で締め付けられる指を蠢かせ、 後ろの熱をずっと煽りつけながら、 顔を上げて口付けしそうなほどに近づく。 先程に、その口で散々に青年を苛めていたのに。 「……君を、── 狼 が食べてしまうよ」その唇は最後の最後の警告を。 深海の底 に来たというのに、もう遅いだろうに。青年を貫こうとする杭が、 果てたばかりの熱に擦りつけられる。 (-53) 2021/07/25(Sun) 23:15:34 |
【秘】 書生 シキ → よろず屋 シラサワ暫しの間、激しい快楽から解放される青年は しかしすぐにあなたと顔を合わせ 細めきった目を、垂れ落すように向けるだろう。 「……、です……。 ほかの、やつらは、いやだ……。 あなた、なら…… シラサワさんなら ……」譫言の如く呟かれるそれは 何処を見ているかも定かでない、虚ろな瞳と共に。 初めから、ずっと内に思っていたことだ。 狼の餌食になどなりたくはない、この村の掟など知りはしない。 自分はただ、『先生』の思惑でここに居るに過ぎない。 自らの意志も曖昧に、ただ一つの"本"を片手に下げて。 それでも、この蒸せ返る欲情の穴倉の中で せめてもの慈悲を己に与えてくれた 目の前の海を湛える男にならば、と。 それもまた、ただの 諦めの一つでしか無いのかもしれないが。 それでも、青年は熱を帯びた声で あなたのそれを、強く求めた。 (-55) 2021/07/25(Sun) 23:39:32 |
【秘】 よろず屋 シラサワ → 書生 シキ「……ん──。」 聲をひとつひとつ、拾い上げて、頷く。 己はつくづくずるい男だと思う。 言葉を装って、傷を隠して、 逃げ場の無いこの場所で、肉を喰らう。 謝罪はもう、口にはしなかった。 代わりに 「…… ありがとう 、シキ 。」そう告げられる言葉と共に、 後ろで蠢いていた指がずるりと抜けていき、 男の熱の先端が、そこへと押し付けられる。 口を開き、牙を突き立てるように、 "印"へと甘噛みを落とし、快楽を煽る熱を巡らせ そうして青年を、男の熱が貫き始めた。 「ン………っぅ、う…ッ!」 どれだけ解しても、痛みは少なからずあるだろう。 印と自身へ与える快楽で、それを鈍らせようとする。 (-57) 2021/07/25(Sun) 23:54:14 |
【秘】 右方舞 戸隠 → よろず屋 シラサワ/* なんか決まったこと並べてくれたら合わせるぜ〜。 ちょっと忙しくてあまり反応できとらんですまないね。 (-58) 2021/07/25(Sun) 23:56:52 |
【秘】 書生 シキ → よろず屋 シラサワ「………、ぁ……」 囁かれた小さな返事に。 青年は、何かを紡ごうと唇を震わせ 言葉にならない、安堵にも似た声を漏らした。 「――――ッ!!」 刹那、青年の白い額の上で 味気の違う汗がじわりと浮かぶ。 何物も、ましてや、男の火照りきった滾りなど 一度たりとも受け入れたことの無かったそこが あなたに抱かれる中、大きく埋め込まれる。 「――ふ、くッ、ぅ……!」 溺れそうになる息を必死に抑え付け 徐々にやってくる濡れた感触に身を浸せば 次第にその痛みは、別のものへと置換されて行く。 「っあ、ぁ……ッあ……!」 じわりと広がる痛みと息苦しさは、 徐々に、"印"が持つ淫らな衝動と 薬が染み込ませた熱き感覚と そして、あなたの術によって、消え失せていく。 (-59) 2021/07/26(Mon) 0:12:18 |
【秘】 よろず屋 シラサワ → 書生 シキ隻手で腿を抱え、口で印を愛撫し、 自身を扱いて快楽で痛みを逃がしてやりながら、 徐々に、徐々に、青年を喰らっていく。 男も歯を食いしばる。 情欲に濡れる海が、シキを見つめている。 「ン、ぅ……んん…ッ」 締め付けに肩を竦め、薄暗い灯に傷痕が照らされる。 根元までとはいかず、 途中で止めて、様子を伺い、 傷が引き攣れるのも気にせず、 青年の両腕を、己の背に回させるように。 肌を密着させ、 互いは此処に在る のだと。「だい、ッじょうぶ……大丈夫、だから…。」 耳元で何の保証もない言葉を呻くように呟く。 少しでも相手の力が緩めば、深く深く繋がろうと。 (-61) 2021/07/26(Mon) 0:27:27 |
【秘】 呪術師 リェン → よろず屋 シラサワ「何度も使える手立てではないけれどね。 だからこそ、一度目は防げない」 ひた隠しにしてきた。 誰が遣いの者とも知れぬ島中で、一人小細工を続けてきた。 「なに、使ったのは左方の舞手の受けていた物と似た物だよ。 暗幕、神隠し、言いようは様々だけれど、 対象が言葉を発するまでの数刻ばかり、隠してしまう術さ。 人からも呪いからも結界からも、ね」 見物人を待っていたかのように、 嬉々として種明かしを進めるリェン。 「対象を見失った呪いは宙に浮いたような状態でね、 触媒を挟んでやればに解くくらいの干渉はできてしまう。 ――後は簡単だったよ。 印がなければ、結界からの出入りを妨げる物は無いからね」 シキを連れ出した手順を、 懇切丁寧に仕草まで再現して見せる。 (-62) 2021/07/26(Mon) 0:37:51 |
【秘】 よろず屋 シラサワ → 呪術師 リェン「…ほんまに…俺には出来せんわ。 せいぜいシキはん穴蔵の中で"匿う"ぐらいしかな。」 あぁ、自分との差を見せつけられているかのようだ、 と、シラサワは内心溜息を吐く。 「リェンはんには敵わんなぁ…。 島来て俺の身体診てもろうてるのもあるけど。 "遣い"も"舞子"も皆、神狼はんに逆らおうとしとる。 おかげで神狼はん、おかんむりやで。」 最早、この海眼を持つ男の正体も 分かり切っているのではないか? 見物人と言うならば、この獣の胎の中で 狂気に囚われず立って居るこの男は。 「どうなるんやろなぁ、今年は。」 未だ、リェンの前で装いを外そうとしていない。 (-63) 2021/07/26(Mon) 0:51:08 |
【秘】 書生 シキ → よろず屋 シラサワ込み上げる快楽の中で喘ぎ続ける。 狼の欲が、己の細い肉体を蹂躙していく。 「っあ、あく、うぅ――ッ!!」 くすんだ暗色に満ちた瞳から、小さな光が滴り落ちる。 汗に紛れたその色は、青年の頬を伝いながら やがて、あなたの躰へとも染みていくだろうか。 「は、ぁ……っう、ぅ……っ」 形だけの言葉、意味の無い言葉。 それは、青年が流す感情の灰汁とも同じもので それでも、この穴倉に蔓延る邪な気から ずっと遠く、清純なものに感じられた。 あなたが成せば、青年はそれに応える。 その抱擁に、青年もまた両腕を広げて。 「シ、ら、ぁ……さ…ん……ッ」 肉欲に溢れた繰り返しが、延々と。 この泥濘の中で、最後の果てを迎えるまで 青年の言葉にならない求めは、続く―― (-64) 2021/07/26(Mon) 1:12:02 |
【秘】 よろず屋 シラサワ → 書生 シキ「シキ、ン、ッくぅ……!!」 名に名を、抱擁に抱擁を、熱に熱を。 互いに求め、返す。応えが返ってくれば、 相手を弱いながらも男の精一杯で抱き締め、 ずんと根元まで、男の身体相応の熱が青年を貫いた。 零れる涙を男の舌先が舐めとる。 まるで、犬科の獣のように。 「はぁ、……は… んンッ 」奥まで挿入したまま、回すように内部を抉る。 先程指で捉えた箇所に擦りつけるように、 青年に苦痛ではなく快楽を与えようと、 己の快楽は後回しにして、動く。 初めてのその場所を、ゆるゆると熱で開拓する。 時折ずるずると引き抜き、再び入る。 熱のひっかかりが、ナカを擦り上げる。 その時に、かぷりと印に飴のような甘い牙を突き立てた。 (-67) 2021/07/26(Mon) 10:43:11 |
【人】 よろず屋 シラサワ「ほんに百年に一度やなぁ。」 誰しもの思惑が交錯し、火が爆ぜ、 空を彩るは何色の花火なのだろうか。 全員を眺め、男は呟く。 「……責任なんぞ取れんなぁ。」 男は道化、男はなんの力も持たない。 故に、他力本願とするしかなかったのだ。 だから煽り立ての真似事をしていた。 例えそれが、今日に神狼の怒りを買うとしても。 これが道化とされた男の精一杯の抗いだったのだ。 何年か島で暮らして、島民に情が沸いていない訳が無いのだから。 はは、好き放題やらせてもらったよ。 (12) 2021/07/26(Mon) 10:56:30 |
【赤】 よろず屋 シラサワ/* 俺自身はそれでええかなと思うけどな。 いや…むしろ贅沢やな、 こんな道化に使い処がまだあったなんてな。 まぁ最も、二票やと他に当たる可能性もあるけど。 それで■■■や他が納得するんやったらかまへん。 ただ狼陣営はゲームメイクや言うて、強権までは振るえんからな。 質問箱にお嬢様してくるんもひとつの手やで。 (*35) 2021/07/26(Mon) 11:55:49 |
【秘】 書生 シキ → よろず屋 シラサワ音を交え、色を交え、ただ只管に。 どこまでも、目前の男から与えられるがままに。 青年は底無しの深みへと身を投げ打つ。 この暗闇に蔓延る全ての爛れを忘れる為に、 自らの身を、別の爛れへと落としながら。 「う、はっ……あぁっ、ぁ……ッ!」 口を衝いて出そうになる言葉の波は 込み上げる快楽に混ざり合い、蕩け合い その全てが、曖昧な音として零れ落ちる。 『う―――ぁ―――!!』 "印"に突き立てられた牙は 甘い一筋の火花を青年の意識へと迸らせ。 度重なる到達によって乱れた意識を いま一度、その迸りへと導いていった―― (-69) 2021/07/26(Mon) 18:06:16 |
【秘】 よろず屋 シラサワ → 書生 シキシキがおんなになること選んだ故に、 このまぐわいは、長く続くことだろう。 「ん、ぁッく……ぁ、はぁッ」 シキが痛みではなく快楽に染まっているのを理解し、 唇を重ね、はしたなく舌を絡め、二人とも堕ちていく。 枷をした弱き獣は、その枷に引っ張られ、 激しく動くことが出来ず、 故に、ゆっくりと、ずっとずっと、抜き差しが続く。 此処まで来れば、男とて果てたいという欲求が、 この爛れた空間に呑まれて行き、 ぬちぬちと、ぐぷぐぷと、いやらしく乱れた音が響き渡る。 刺激が足りないと、印を甘噛みし、 シキの自身へと指を絡め、飽くなき快楽を与える。 青年が何度果てようと、止められない。 「し、き、……っァ、ッシキ……ッ」 最早二人の有様は、この獣の胎の一部。 獣のように、互いを求め、肉を食い合おう。 甘い甘い赤い果実の、禁断の林檎の飴を。 (-70) 2021/07/26(Mon) 19:23:17 |
【赤】 よろず屋 シラサワ/* そういえばこれは提案なんだけど、 『モクレンが居ないのは神狼を出現させる手はずを整えている』 みたいな話にしてみたらどうだろう? 彼が居ない理由になるんじゃないかい。 おそらく人でないというなら神狼の場所も分かるんじゃないかな (*36) 2021/07/27(Tue) 6:15:45 |
【秘】 書生 シキ → よろず屋 シラサワ――果てきったばかりの朦朧とした意識を 飢えた獣が為す、止め処ない攻め立てが刺激する。 鈍く響いていた痛みはとうに消え去り 今はただ、その昏い欲情の中へと ただ只管に、溺れ落ち、溶けていく。 「あっ…っ……ん…ぅ……ッ」 本能のまま貪る仕草、しかし 決して激しいとも言えぬ行為の波打ちは 青年の躰の内へと、絶妙な感触を伝えていく。 「くッ、ぁ…あ…っ、め……ッ!」 何を口走ろうとも。 最早、青年に抗う術は何も無い。 交ざり合う意識は、この身を浸す欲情に身を攫われて 己の意識すらも全て消し去ってしまう程に 延々と、あなたとの快楽に狂って行く―― (-73) 2021/07/27(Tue) 16:04:47 |
【秘】 よろず屋 シラサワ → 書生 シキ押して、引いて、熔けて、混ざる。 下肢は最早互いの熱でぐちゃぐちゃになり、 涙が伝い、獣の食事のように涎を零し、 どちらのものともつかず、獣の胎へと滴り堕ちていく。 「はぁ、は……ン、くッ」 長い長い接合の先、 男の掠れた喘ぎ声が引き攣る。 散々に熱で突き崩した孔に、 漸く吐き出したいと思える程の昂りに至ったのか。 ぐい、と、初めて、男らしい力を出し動いた。 シキの身体を繋がったままに持ち上げ、 体勢を変えてしまうと──。 その身体を己の上へと持ち上げて跨らせ、 予想をさせる間もなく腰を掴み、 重力ごと一気に下へと自身を呑み込ませる。 「んぅ、ぅ──ッ!!」 男の自身で内壁の全てを擦り上げ、 最奥を目指し、熱が勢いよく、青年を満たしていく。 (-74) 2021/07/27(Tue) 16:47:57 |
【秘】 書生 シキ → よろず屋 シラサワ「っは……ぅは……っ」 事切れそうになる寸前まで繋がっていた唇は やがて音を立てて離れ、息苦しさと、溢れる熱で しっかりと濡れた息遣いが、青年の口から溢れ出る。 『あっ、ぅ、ぁ―――……ッ!!』 攪拌されていた意識に、その滾りが押し込まれ。 弾ける快感が、青年の細い躰を染め上げて。 「っく、ぅ……あッ、ラ、サワ…さ、ん……ッ!」 激しい交じり合いの中で、あなたを名を呼ぶ。 "それ"を見失わぬようにと、己の爛れた本能のままに。 自らを喰らう"狼"の名へと、 真っ直ぐ手を伸ばすかのように、呟く。 (-78) 2021/07/27(Tue) 17:40:48 |
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