08:49:42

人狼物語 三日月国


131 蕐の残香、追憶のブーケトス

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【人】 ピアニスト イングラハム



   仲間入り。言い得て妙な話だ。>>37
   こちらの意図を丁寧に読み解く姿に
   私は驚きを隠すことが出来なくて。


    「そういうことになるね。
     正しくは、仲良くなりたいと思うくらい
     君に興味を惹かれてるってところかな。」


   そういう意味では仲良しの人よりも
   特別なのかもしれないね、と。
   楽しげに笑っているアンネに私は告げる。


(41) 2022/02/14(Mon) 3:02:01

【秘】 ピアニスト イングラハム → 患者 アンネロズ



   指先の綺麗さを求めるのは手を怪我しない
   プロ意識を高めるための方便に過ぎず、
   真に求めるべきは心の有り様。

   君の口から毀れた感想は真理を突いている。
   それがたとえ受け売りに過ぎないとしても
   本来あるべき初心を指し示していた。

   君はそれも素人意見だと思うだろうか。>>22
   僕としてはどこかの阿呆に聞かせてあげたいくらい
   君のその言葉、好きなんだけどね。



(-39) 2022/02/14(Mon) 3:02:42

【秘】 ピアニスト イングラハム → 患者 アンネロズ




    「それなら、もしアンネが演奏したら
     きっと素晴らしい音色が聴けそうだ。」


   君の言っていることは間違っていないよ、と。
   君に伝わることを願って、僕は再び笑う。
   一瞬だけ眉が下がった時には少し動揺したけど
   僕の真意はちゃんと伝わっていたみたいだから。
   何も心配なんてしちゃいない。


(-40) 2022/02/14(Mon) 3:04:19

【秘】 ピアニスト イングラハム → 患者 アンネロズ



   「僕でよければもちろん。
    それに、君の事も聞かせて欲しい。」



   アンネはともかくとして
   僕には話せないという話題はないのだから
   聞かれれば素直に答えよう。

   何度かコンサートをやる機会があって
   都度、課題曲の練習をしていることや
   好きなチョコレートの話だってしてみせよう。

   流石にコンサート見に来てよ、とは
   この時には言えなかったけどね。
   今度の話をされるのは、悪い気がしなかった。



(-41) 2022/02/14(Mon) 3:05:49

【秘】 ピアニスト イングラハム → 患者 アンネロズ



   本を読もうと思ったのは
   一冊の物語を通して、君と同じ世界を
   共有してみたいと思っていたからで。

   貸そうかと言ってくれた君には
   お願いしたいと僕も頭を下げただろう。



(-42) 2022/02/14(Mon) 3:09:37

【秘】 ピアニスト イングラハム → 患者 アンネロズ



   そしたらさ。

   「この本、返しに来たよ」って。
   君に会いに来る理由がもうひとつ作れるだろう?



(-43) 2022/02/14(Mon) 3:10:21

【秘】 ピアニスト イングラハム → 患者 アンネロズ



   そんな言葉にしない願いを込めても
   過ぎ行く時間は憂うことしかできず
   取り戻すことは出来ないから。

   今の僕に出来るのは未来の話だけ。
   未来の提案を受け入れられれば
   花に誘われる蝶のように頬は緩んで。


    「あぁ、約束だ。」



   別れ際に約束の証として
   小指を差し出して見せたのだった。

   
(-45) 2022/02/14(Mon) 3:12:38

【独】 ピアニスト イングラハム




   見舞いを気取って
   僕は君に会う時間を増やしていく。

   君のふわりと柔らかな笑顔を
   僕はずっと傍で見ていたかったから。

   気づけば僕の頭の中は君でいっぱいで。
   重ねられた時は、
幸せ
と呼ぶに相応しい。



(-44) 2022/02/14(Mon) 3:20:09

【独】 ピアニスト イングラハム




   いつしか僕は、君を好きになっていたんだ。


                   アンネロズ。




(-46) 2022/02/14(Mon) 3:22:51

【人】 ピアニスト イングラハム



 ***

   私が彼女に会いに行った回数など
   両手両足の指を足しても及ばない。

   彼女の両親に会うことがあったのなら
   プロの演奏家らしく礼儀正しく振舞っただろう。


   しかし彼女の前とあっては私も流石に気が緩む。
   見舞いに来る度に彼女に何を話そうか
   次第に考えることが楽しみになっていた。

   
(42) 2022/02/14(Mon) 4:36:12

【人】 ピアニスト イングラハム



   いつの日だったか。
   お見舞いにと持ってきていた果物を
   冷蔵庫へとしまおうとした時に
   私はそのチョコレートを見つけた。

   「これは?」と尋ねてみれば
   どこか得意げにチョコを準備するアンネがいて
   私は嬉しさのあまり思わず笑ってしまったのは
   今でも記憶に新しい。


(43) 2022/02/14(Mon) 4:38:50

【人】 ピアニスト イングラハム



   「ふふ、僕のためにか。
    それなら今度から紅茶を持ってこよう。
    アンネが紅茶が苦手なら他のお茶でもいい。」


   優しさと気遣いに何も添える物がないのは
   すこしばかり寂しい気もするからと
   その日を境に見舞いは小さなお茶会へと変わる。


(44) 2022/02/14(Mon) 4:40:34

【人】 ピアニスト イングラハム



   重ねられるお茶会の時間。
   アンネが楽しそうに聞いてくれるから
   最初はほとんど私の話ばかりだった。

   もちろん彼女の事を聞こうとしていても
   なんだかんだで自分の話をして時間切れだ。


   またいつものように迎えてくれるアンネに
   私は微笑みかけて、あの時の本の話を始めると
   読み終わったと彼女が言っていたものだから。


(45) 2022/02/14(Mon) 4:41:55

【人】 ピアニスト イングラハム



   「本の見所を聞いてもいいかい?
    本の内容は流石に聞けないけど...

    君がどんな場面が好きだったか、
    君が見たままで聞いてみたいんだ。」


   本を読む前に聞くのはタブーだったかな、と
   アンネのリアクション次第では今のは無しと
   取り下げることになるだろうが。

   頭にチラつくのは病気のこと
   だかその話題は繊細なもので
   こちらから聞くことは、本来許されない。



(46) 2022/02/14(Mon) 4:42:21

【人】 ピアニスト イングラハム



   好きな食べ物のことなど
   アンネに聞かれたことはお返しにと
   聞き返すことがほとんどだった。

   後は...そうだね。
   どんな演奏を聞いてみたい?とか
   どんな場所に行ってみたい?とか

   話はどんどん病院の外のことへと
   渡り歩いていくことになっただろう。


(47) 2022/02/14(Mon) 4:43:48

【秘】 ピアニスト イングラハム → 患者 アンネロズ



   「僕は、君の病気の辛さを知らない。
    もしかしたら外の話なんて
    聞きたくないかもしれない。

    けれど何処かに行く度に、何かを得る度に
    すぐに君に話をしたくなってしまうんだ。

    もしもアンネと一緒ならと想うと
    いてもたってもいられなくてね。」



(-47) 2022/02/14(Mon) 4:47:25

【秘】 ピアニスト イングラハム → 患者 アンネロズ



   言い訳のように並べた句。
   それがもしも君の気分を害したとしたら
   その時は静かに頭を下げることになる。*



(-48) 2022/02/14(Mon) 4:49:03

【人】 ピアニスト イングラハム


 ***

   彼女の両親の前でやけに緊張したのは
   はて、何故だったんだか。

 
   好意的に接してくれる彼女の両親の言葉は
   迷惑かという私の懸念を打ち消してくれた。
   なんとなく血の繋がりを感じたりもして、>>49
   不思議とあの日食べたチョコレートに
   心満たされたことも記憶に在った。
 

(57) 2022/02/14(Mon) 23:40:15

【人】 ピアニスト イングラハム


 

    「アップルティーか。よし、覚えた。
     楽しみにしていて欲しい。」
 

   彼女の好みをまた一つ知るその裏で>>51
   今にして思えば「今度」なんて無粋かと
   そんな不安があったりもしたものだ。
 
 
(58) 2022/02/14(Mon) 23:41:05

【人】 ピアニスト イングラハム



   重ねられるお茶会の時間の最中
   語られる本の見所に私は耳を傾ける。
   核心に触れずに見所を教えてほしいなんて
   我ながらとんでもないわがままだとは思う。>>54


   答えてもらえば考えるように指先を顎に当てて
 
 
    「強い心、か。
     我の強ゆえの優しさなんだとしたら
     二人は最後に幸せになりそうだね。」
  
  
   そんな感想の口にすることになるだろう。
 
 
(59) 2022/02/14(Mon) 23:43:26

【秘】 ピアニスト イングラハム → 患者 アンネロズ




   それだけ強い興味を持って聞いてしまったから
   本当は聞き流してしまえばいいことだったのに
   その一字一句を正確に聞き取れてしまった。
 
 
        そしてそれを口にしてしまうのは、
         大人になりきれない僕の甘さのせい。



(-59) 2022/02/14(Mon) 23:46:37

【秘】 ピアニスト イングラハム → 患者 アンネロズ

  
 
    「強くなくてもいいんだよ。
     僕だって、君と同じだから。
     強い心を持つ人なんて、そうはいない。」



(-60) 2022/02/14(Mon) 23:47:52

【人】 ピアニスト イングラハム



   そう呟くとすぐにはっとして。
 
 
    「ごめん、知ったようなこと言って。
     気にすることじゃないって言いたかったんだ。
       .......この本、読んだらちゃんと返すから。」
 
 
   誤魔化すように笑って彼女から本を受け取ると。
   いつか求めた未来の予定を口にすることになった。


(60) 2022/02/14(Mon) 23:49:17

【秘】 ピアニスト イングラハム → 患者 アンネロズ



   幸せな時間の中で交わされた密約。
   決して踏み越えてはならない線引きは
   奇しくも君の思惑を綺麗になぞっていた。

   それでも次第に大きくなっていくのは
   病気のことを聞きたくなる気持ち

   幼い僕は君がどれだけ重い病気か知らずに
   一緒に背負いたいなんて青臭いことを
   ずっと考えてしまっていたんだ。



(-61) 2022/02/14(Mon) 23:50:42

【人】 ピアニスト イングラハム



   ありきたりな答えであっても
   私にとってはダイヤのように貴重な資源
   期待はずれなどありえない。>>56

   しかし彼女の考えていた通り
   「貴方の演奏」と言われれば戸惑いを
   隠さずにはいれられなかったのも事実。


   イメージが浮かばずに困っていると
   その答えを彼女はくれる。
   それは私にとっては理想の演奏の形で
   それもまた彼女に惹かれた理由だ。


(61) 2022/02/14(Mon) 23:52:18

【秘】 ピアニスト イングラハム → 患者 アンネロズ



   君が話してくれた夢を
   僕に叶えることが出来るのだろうか

   そんな不安すら僕は跳ね除けてしまうほど
   君の笑顔を見ていたくなってしまう。
   それが結局気休めでしか無かったとしても

   それでも僕は耐えきれずに。

(-62) 2022/02/14(Mon) 23:54:56

【秘】 ピアニスト イングラハム → 患者 アンネロズ




   「それならいつか、海に行こう。
    僕の演奏だって何度でも聴かせる。

    いつになるか分からなくても
    こうして話をするだけじゃなくて
    
    君の行きたい場所に僕が連れていくよ。」



   
(-63) 2022/02/14(Mon) 23:56:25

【秘】 ピアニスト イングラハム → 患者 アンネロズ



   気づけば僕は君の手を握って
   じっと見つめてみせただろう。

   君がもっと笑っている顔が見たくて。
   僕は一番やってはいけない約束を、してしまった。
**


(-64) 2022/02/14(Mon) 23:58:00

【人】 ピアニスト イングラハム



 ***

   私の言った意味を知ってか知らずか
   呆気に取られたような彼女の表情は
   少しばかり怖くも思える。

   引いた国境を踏み越えるような不安は
   相手を想えば想う程花瓶になるのだから。



    「それなら良かった。
     あぁ、必ず、返しに来るよ。」


   必ず、と口にしたからには返しに来るのも
   当然早くなるもので。余す時間の全てを
   読書に注いだのは言うまでもないこと。


(66) 2022/02/15(Tue) 8:25:24

【秘】 ピアニスト イングラハム → 患者 アンネロズ



   恋愛小説なんて本当は好きじゃない。
   悲観と妄想に満ちた男女の物語なんて
   僕の心を掴みはしなかったから。

   けれど、この本を通して見る景色は
   君と出会わなければ知ることもなかった。
   君を通して見る景色は、美しかった。


   自分の為だからと迷わず行動を起こす姿に
   僕は影響を受けてしまったのかもしれない。>>53

   それでもなおこの国境を越えない臆病者。
   それがエドワード・イングラハムであり
   僕が弱者たる絶対的な所以でもあったんだ。




(-78) 2022/02/15(Tue) 8:27:34
 




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