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【赤】 被虐 メイジ「そっか」 うまく言葉が紡げず、茫然とその事実を受け止める。 メイジは"友達"を殺してまで生きたいと強く願っている。 生きたい? いや── ぼんやりしていた意識を覚ますように頭を振る。 「死にたくないんだ、オレ……こんなところで…… やっと、やっと、解放されたのに……」 息苦しくなり、口元につけっぱなしだった布を取った。 俯き、ひそかに拳を握って、呟く。息を吐く。 自分が小さかったら、泣いていたかもしれない。 涙は出ない。顔を上げる。 「教えてよ。もうなんでもいい なんだってやってやる……決めたからね」 その瞳は、決意というには濁っていて 自棄というにはまだ意思があった。 人を救うための知識を、人を殺すために教わる。 確実に誰かを生かすために。 (*13) 2021/07/03(Sat) 2:11:18 |
【秘】 被虐 メイジ → 諦念 セナハラ/* 殺し方、まだ考えてなかったわ。 この世の終わりみたいな教室ね。 楽しい人間調理実習始めましょうか…………。 (-122) 2021/07/03(Sat) 2:16:16 |
【独】 被虐 メイジセナハラァ・・・・おまえ・・・・・・・温和が・・・ ニエカワァ・・・・・おまえ・・・・・しぬのか・・・・? いや・・・・オレが殺すんだが・・・・・・・・ (-123) 2021/07/03(Sat) 2:24:44 |
【人】 被虐 メイジ>>30 フジノ 「それはどうかな」 対して、挑戦的にいたずらっぽく歯を剥いて笑う。 メイジは最終的に(4)1d10 (数値が大きいほどつよい) ほどのおはじきを手にしただろう。 さて、どちらが勝ったかな? 「えー。オレそんなすぐ口に入れるように見える?」 話し方や雰囲気の問題か、軽率そうには見える。 直後に響く大きめのお腹の音には、ぱちぱちと瞬き。 「あはは。ごめんね……おなかすいたよね……」 あ! ふと、思い出したようにメイジは懐を漁る。 取り出したのはキャラメルの箱。 わずかに入っていたはずだ。 「あげる」 その中のひとつを、そっぽを向いたあなたに差し出した。 (43) 2021/07/03(Sat) 13:37:17 |
メイジは、おはじきの箱の中を二度見した。 (a9) 2021/07/03(Sat) 14:51:38 |
【赤】 被虐 メイジ齢17の少年は本物の戦場を知らない。 今わかるのは、誰かを犠牲にしなければ生きられないこと。 そしてそれをこれから自らの手で行うことだけ。 けれどあなたの行動、今までのその言葉から 経験を物語っていることはなんとなく、わかっていた。 「うん、オレ……もう奪ったことあるから。 だから……もう怖くないや」 血で汚れた手を洗う。洗って、きれいにする。 ──自ら犯した罪は綺麗にはならない。 もう意識して隠す気もないのだろう。 メイジは己の手で父親を殺している。 (*16) 2021/07/03(Sat) 15:51:54 |
【赤】 被虐 メイジ「……ありがとう」 口元をわずかに吊り上げる。 たとえ世間から許されることではなくとも あなたの言葉が背中を押している。 「……セナさんは、すごいね。 でも、セナさんだって死にたくは、ないでしょ」 自分は死にたくはない、だけど 本当は誰かに死んでほしくないのも事実で 自らを助けてくれている人ならなおさらだ。 (*17) 2021/07/03(Sat) 15:58:23 |
【独】 被虐 メイジ囁きと表の温度差で風邪引く!!!!!!!!!!!! !!!!!!!!!!!!!! !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! (-147) 2021/07/03(Sat) 15:59:58 |
【赤】 被虐 メイジ「オレにはまだそんな状況、全然想像つかないな。 ……悪い夢みたいだ」 メイジの家は、貧乏ではあったが 見境がなくなるほどまで飢えてはいなかったからだ。 まだ死にたくないと言える今は、余裕があるのだろうか。 「でもオレは、セナさんに生きて欲しいけど。 オレが生き延びることができたら、もっとすごいって言うよ」 それだけを告げ、囁きに静かに頷くと。 「また後でね」 メイジは、手術室を後にする。 その足取りは来るときより重たい。 できるだけ誰かに感づかれないように、しっかりと歩いた。 (*20) 2021/07/03(Sat) 18:08:00 |
【秘】 被虐 メイジ → 発熱 ニエカワ「そういえば、前よりはちょっと風弱まってる気がする。 止まない雨なんて、ないもんね!」 あなたを安心させるため、希望的観測につけ加える。 そして、病気のことを黙って聞いていた。 どこか遠くのことのように。 「そう。そうなんだ」 "そういうこと" ただその事実だけを受け止めるように短く返事する。 震えるあなたの手を見て、そっとその手を握った。 「大丈夫」 (-151) 2021/07/03(Sat) 18:34:16 |
【秘】 被虐 メイジ → 発熱 ニエカワ「もし、」 「リョウが苦しい時、オレがなんとかしてあげるから」 そう、やさしく囁いた。 「オレの怪我なんてなんでもないよ。 ……おなかすいたんだったよね。 今は早くセナさんのとこに行ってきなよ」 あなたの背をそっと押す。 「薬飲んだらさ、また後でゆっくり話そ」 メイジは笑った。 (-152) 2021/07/03(Sat) 18:35:51 |
メイジは、うまく笑えているか自信がなかった。 (a10) 2021/07/03(Sat) 18:41:36 |
【独】 被虐 メイジオレはサイコパスじゃないよの歌 オレはサイコパスじゃないよ オレはサイコパスじゃないよ 人の心はあるんだよ 苦しんでるんだよ 本当にそうか? でも自分優先なんだろ? 心はあるけどお前のことは殺すよ!(ザシュッ) (-153) 2021/07/03(Sat) 18:49:08 |
【人】 被虐 メイジ>>51 フジノ 「ああ、」 あなたの指の先を見、思い出したように頭の包帯に触る。 片目でいることが当たり前になってきた頃だった。 「次は負けないよ。片目でも、手加減なしね」 言葉の裏にまた遊ぼうね、という意味を込めて軽快に笑う。 おはじきをまとめて箱に入れて置いておくことにした。 「食べ物、贅沢できるほどないって聞いたんだ」 「だからさ、……」 一拍の間に、ふと遠い目をした。 それは瞬き一瞬で元に戻る。 「協力し合えたらいいよねって思っただけ」 頬杖をついて、あなたが食べる様子を 「おいしい?」と眺めていた。 贅沢できるほどないと知りながら譲ったのは ただ女の子の前でかっこつけたかっただけだ。男なので。 (53) 2021/07/03(Sat) 20:42:38 |
【独】 被虐 メイジ──手術室の帰り。 借りている一階の病室へと足早に駆け込んだ。 全身の力が抜けたように膝から崩れ落ちて ベッドに顔を伏せた。 「──っ……うぇ……げほっ……」 気分が悪い。胃からなにかがこみ上げてくるのを我慢した。 誰かに聞こえないように、声を潜めた。 「…………」 「……オレは、まだ、大丈夫」 そう、言い聞かせて自分を奮い立たせた。 そうだ、いつもこうやって部屋の隅で、我慢してきたんだ。 この程度、どうってことない。 (-161) 2021/07/03(Sat) 22:34:18 |
【秘】 被虐 メイジ → 諦念 セナハラぼんやりと廊下を歩いていたメイジは、はっと顔を上げた。 先ほどよりやや悪い顔色は、時間のせいか、場所のせいか。 言われるがまま、小さな包みを受け取った。 「……うん、わかった」 淡々とそれだけ返信をして、あなたの横を通り過ぎた。 (-189) 2021/07/04(Sun) 1:59:34 |
【秘】 被虐 メイジ → 発熱 ニエカワ──メイジは、手術室にいるあなたの元へやってくる。 雨と風の音にかき消されるくらい、静かな足取りで。 先ほど別れてから、割かし時間が経っている。 上がった熱は大丈夫だろうか。 "友達"は今どんな表情をしていて どんな気持ちでいるのだろうか。 「リョウ」 あなたの姿を認めれば、どういう状態であれ つとめて、いつもの調子で声を掛ける。 けれど、少しその声に緊張が混じっていた。 (-195) 2021/07/04(Sun) 3:04:40 |
【秘】 被虐 メイジ → 流転 タマオ確かに、何かを蹴った気配がした。 まあるくて、ころころと転がっていったのも見た。 綺麗な翡翠色に、赤い染みがちらついた。 「…………………」 メイジは思わず見えている片目をこする。 自分の眼が落ちていったわけではないし ついにこっちの目もおかしくなったのかと思った。 「今の、なに?」 なぜ見えたのか、消えたのか、どうして、 さまざまな疑問が込められた問い。 きっと、その問いに答えてくれる者はいないのだろう。 そこにいたとしても、メイジには見えない、聞こえない。 (-198) 2021/07/04(Sun) 3:28:43 |
メイジは、ついに、幻覚でも見え始めたかと思った。 (a17) 2021/07/04(Sun) 3:35:54 |
【独】 被虐 メイジタマオさん、大人+警官だからという理由で(殺人したばっかだから……) タオルも受け取らず全く話さなかった侍になっちゃった どうやって死んだの? 実はもう死んでるパーティーン!? (-201) 2021/07/04(Sun) 3:46:18 |
【秘】 被虐 メイジ → 発熱 ニエカワあなたの様子がおかしい事に今しがた気づいたように はっとして、駆け寄り、目の前にしゃがみこむ。 揺れる緑の眼が、覗き込んだ。 「…………リョウ、……苦しいの?」 そんなもの、見ればわかるというのに、思わず、問う。 これからあなたを殺すというのに、心配をしている。 頬に手を伸ばして、その体温を確かめるように触れた。 セナハラから飲ませてほしいと頼まれた睡眠薬が 果たしてこの状態で効くのだろうかと 知識のないメイジは思考を巡らせた。 (-206) 2021/07/04(Sun) 4:19:17 |
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