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【人】 騎士 ヘンリエッタ・ストゥディウム[ エドゥ、アス兄弟に会ったのも随分小さい頃。 勉強が嫌になって抜け出して 少し遠くまで遊びに行った時だったかしら。 鮮やかな金髪の兄弟は、私とあまり年の差も無さそうで どうやら兄弟のようだった。 チャンバラ遊びをしていたように見えたから] 「 わたしもまぜて! 」 [ と、割り込んで行ったの。 驚かれたか、歓迎されたか、邪険にされたか。 反応はどうだったかしら。 変にあしらわれたとしても、そのまま兄弟に交じり 色々なお話を聞いたりしたけど。] (20) 2022/09/13(Tue) 22:41:36 |
【人】 騎士 ヘンリエッタ・ストゥディウム[ 一人っ子で、友達ともあまり遊べなかった私には 仲の良さそうな兄弟が羨ましく見えた。 楽しそうなこの兄弟の仲間に入れてもらいたい。 もっとお話したい、と 日が暮れるまで、ずっと話をして 「また会おうね」と約束したのだった。 家に着く頃には日も落ちかけていて 親にこっ酷く叱られたのは予想通り。 こうして、自由な時間になると 決まって兄弟の元に遊びに行っていた。 家から焼きたてのクッキーを持ち出し一緒に食べ、 大人に入ってはいけない、と言われている 森の奥に遊びに行ったり。 家に帰ってからの厳しい勉強も、身に合わない教育も アスとエドゥと遊ぶ楽しみがあったから 頑張ることが出来た。 数年後、私の家が都会に引っ越すことになるまで この楽しい時は続いていた。] (21) 2022/09/13(Tue) 22:44:06 |
【人】 騎士 ヘンリエッタ・ストゥディウム[ 都会の生活は、裕福でありながら肩が凝り、 見上げた空も狭く、人が多く息苦しい。 引っ越した最初の方は、連日泣き続けていた。 「アスとエドゥに会いたい、遊びたい」 と。 かつて過ごしていた長閑な村は 気軽に遊びに行ける距離では無い。 とはいえ、泣いても二人が現れる、会える訳でも無く 否応無く現実に向き合わなければいけない。 悲しみを振り払うかの如く、勉強よりも武術に励み 両親も娘のお転婆っぷりに次第に折れ 騎士になるべく、戦いの技術を磨き続けていた。] (22) 2022/09/13(Tue) 22:47:34 |
【人】 騎士 ヘンリエッタ・ストゥディウム[ 十八になる頃には家を出て自由騎士として旅立った。 王宮勤めの騎士になる道もあったけど、 きっと堅苦しさに耐えられないだろう、と。 外の世界に出て護衛や用心棒として要人に雇われたり 冒険者稼業のようなことをしたり 蔓延る魔物を討伐し、人々の平和を守る道を選んだ。 私は、自分の足で歩き始めた。 外の世界の空気は新鮮で、懐かしくて、美味しくて。 この広い世界が、希望で溢れているような気がした。] (23) 2022/09/13(Tue) 22:49:29 |
【人】 騎士 ヘンリエッタ・ストゥディウム─ 再会 ─ [ 冒険者ギルドに登録を済ませ、早数か月。 とある酒場で休憩してた時 男二人と女一人のパーティと鉢合わせ マスターに、彼らと協力したらどうだ、と勧められた。 ちらりとそのメンバー達を見る。 成程、見た目よりは戦い慣れてそうかしら。 断る理由も無いけれど、改めてどのような人達かと 勇者らしき男に声を掛けることにした。] 私はヘンリエッタ・ストゥディウム。よろしく。 得意武器は剣だけど、一通りの武器は使いこなせるわ。 何か人手が欲しいのかしら? [ 昔名乗った頃と変わらぬ名を聞き、 男二人はざわついただろうか。 二人の反応を見て、鮮やかな金髪の男二人とハッとなる。 まさか、と思い、信じられぬ面持ちで彼らを見る。 二人は間も無く、私が良く知った名を名乗ったかしら。 この時の再会には、クールな(振りをしている)仮面も 崩れ落ち、子供のようにはしゃぎ、再会を喜んだ。] (24) 2022/09/13(Tue) 22:55:25 |
【人】 騎士 ヘンリエッタ・ストゥディウム[ もう一人、同行する女性とも挨拶を交わす。 今はありたきりな旅装束だけど、 上品な雰囲気に語り口、立ち居振舞いは 育ちの良さが窺えて、素性を聞けることが出来れば納得。 確かに、お姫様が居るならば護衛は多い方が良いわね、と 私も正式に加入したのだった。*] (25) 2022/09/13(Tue) 22:55:44 |
【人】 騎士 ヘンリエッタ・ストゥディウム「ね、おおきくなったら みんなでまおうをやっつけようよ! ばーん、ごーん、ばきーっ、って!」 [ 子供達が笑顔で交わした約束。 あの頃は、アスもエドゥも、あんなに小さかったのに。 二人ともこんなに背が高く、立派になって。 戦いになれば、勇猛果敢に前衛で戦うアスに 後方から的確に仕留めるエドゥ。 未だに夢なんじゃないか、って思う。 二人がこんなに立派に、頼れる大人に成長して。] (26) 2022/09/13(Tue) 23:04:59 |
【人】 騎士 ヘンリエッタ・ストゥディウム[ ── こんなに、カッコ良かったのね……。] [彼をちらりと見る回数が 日に日に増えていたことに ────私はまだ、気付いていない。**] (27) 2022/09/13(Tue) 23:05:48 |
【独】 騎士 ヘンリエッタ・ストゥディウム/* 改めて村建てお疲れ様です!&ありがとうございます!! 雑魚昆布ですががんばります! よろしくお願いいたします! 早速全然追いついてないで過去から始めてしまって返せてなくてごめんなさい……こういうところが駄目なんだわかるか私 (-4) 2022/09/13(Tue) 23:07:19 |
【独】 騎士 ヘンリエッタ・ストゥディウム (-5) 2022/09/13(Tue) 23:18:12 |
騎士 ヘンリエッタ・ストゥディウムは、メモを貼った。 (a3) 2022/09/13(Tue) 23:28:21 |
【人】 落ちこぼれ退魔師 渡守 理音[ ――『あの子』と出逢ったのは、わたしが八歳の頃。 夏の暑さや日差しが柔らかくなりかけてきた ちょうど、今ぐらいの季節。 ] (28) 2022/09/13(Tue) 23:50:39 |
【人】 落ちこぼれ退魔師 渡守 理音[ …初めて出逢ったときのこと、 わたしはちゃんと覚えているよ。 そりゃあ、「自分は人間じゃない」なんて 言われたときは正直、かなり驚いたけどね。 あのとき言われたことだって、一字一句覚えている。 尤も、それを君に打ち明けたことはないけれども ……でも、それでも、ね。 わたしには、君が悪い奴だなんて思えないから。 あれから季節は幾つも巡って、 一緒に過ごした時間も、いつのまにか 二桁近い年数になったけれど。 君に対して思うことは、やっぱり変わらないんだ。 ] (29) 2022/09/13(Tue) 23:55:25 |
【人】 落ちこぼれ退魔師 渡守 理音……Zzzz ぴぎゃっ!!? [ 突然の(一瞬の)浮遊感と衝撃と痛みに 潰れた蛙みたいな声を上げる、と同時に意識も覚醒して] (32) 2022/09/14(Wed) 0:03:32 |
【人】 落ちこぼれ退魔師 渡守 理音ん?んん?? ……あれ??? [ どうやら、夢を見ていたらしい。>>28>>29>>30 ] ……あー……。 いや、これはちょっと……。 [はっきり言って、かなり恥ずかしい。 夢の内容を思い出すと、ちょっとうっかり顔から火が出そう。 ] (33) 2022/09/14(Wed) 0:06:21 |
【人】 落ちこぼれ退魔師 渡守 理音[ …。それにしても。 懐かしい夢だったなぁ、なんて。 一緒に転がり落ちたブランケットの上で ちょっとぼんやり、してみたり。 思い出すのは確かに恥ずかしいけれど。 小さかった頃のこと――それも比較的楽しいことを 思い出すなんて、ずいぶん久しぶりだったから。 ]* (34) 2022/09/14(Wed) 0:10:25 |
落ちこぼれ退魔師 渡守 理音は、メモを貼った。 (a4) 2022/09/14(Wed) 1:01:30 |
酒場のマスター(村建て人)は、メモを貼った。 2022/09/14(Wed) 9:12:06 |
【人】 騎士 ヘンリエッタ・ストゥディウム─仕立て屋─ ね、これとこれ、どっちが良いと思う? [ セシリーの用意した試着用と、私が選んだのと 店員が選んだもの。 次から次へと新しいドレスに着替えるのは、 まるで着せ替え人形になった気分。 さすがにモデルとは言えない。身の程は弁えている。 流石は王家御達の店。 ドレスや装飾品は、桁が二つ三つ違うものばかりで 貸出とはいえ、すっかり萎縮していたけれど 魔王討伐成功と、姫君護衛のご褒美として是非、と 仕立て屋、更にはセシリーにも頼まれ 首を縦に振ることになった。 いざ試着が始まれば、数分も経たぬ間に すっかり乗り気になり、 着せ替えにはしゃぐ、元田舎娘の姿が在った。] (35) 2022/09/14(Wed) 21:41:54 |
【人】 騎士 ヘンリエッタ・ストゥディウムど、どう……? [ 暫くして、柄にもなく照れながら試着室から姿を見せた。 背中と胸元がぱっくりと開き、深いスリットから 伸びた脚が見え隠れする、妖艶なワイン色のドレス。 髪は高めの位置でポニーテールで セシリーお勧めのリボンがふわりと揺れている。 胸元にはトパーズのネックレスと、 まるでお姫様のような衣装。] これで、セシリーと並んでも劣らない、かしら……? [ 何せ目の前に居るのは本物のお姫様。 見るからに高級な、触れることも恐れ多い 白と水色のドレスを身に纏った姿は、立っているだけで 気品が漂い、王族の高貴さが滲み出ていた。 ずっと旅を共にしてきた友人なのに 一瞬別人のように見えた気がするほどに。] (36) 2022/09/14(Wed) 21:42:05 |
【人】 騎士 ヘンリエッタ・ストゥディウムじゃあ、行きましょうか。 二人とも待ちくたびれてそうだから。 [ セシリーの準備が整い次第、仕立屋を出て王城へと向かう。 てっきり走って向かうのかと思えば、流石はお姫様。 馬車での送迎があるとか。 走りやすさの為にスリットが深いドレスを選んだのに これなら他のドレスでも良かったかしら、と セシリーと談笑し、外の景色を眺め、はしゃいでいる間に 王城へと到着した。] (37) 2022/09/14(Wed) 21:42:10 |
【人】 騎士 ヘンリエッタ・ストゥディウム─ 現在:王城の客間 ─ おまたせ! あら、アスもエドゥもかっこいいじゃない。 一瞬誰かと思ったわよ。 [ 私たちの席に既に居た金髪の男二人── アスとエドゥも正装を纏っていた。 見慣れた金髪の頭が二つ並んで無ければ、 何処の貴族様かと思った程に。 見慣れない正装姿の彼を見て、どきんと心音が聴こえた。 見ているだけで心臓が高鳴るものだから、 頬まで染まらないようにと すぐに視線を外し、ちらりと見て、また外す。 アスはエドゥと話しているから 気付かれていないと思うけれど。] (38) 2022/09/14(Wed) 21:49:09 |
【人】 騎士 ヘンリエッタ・ストゥディウムセレモニーの時は頑張ってね。 セシリーは大丈夫だろうけど、ふふ。 [ 宴の途中、アスが代表として 王様から栄誉を受け取ることになっている。 その時は王女であるセシリーも、王族の席に戻るとか。 流石のアスも時々緊張が見える気がするけれど きっと大丈夫。 アスは本番で失敗しない人だから。] (39) 2022/09/14(Wed) 21:49:15 |
【人】 騎士 ヘンリエッタ・ストゥディウム[ アスは誰よりも明るく、眩しく、温かく 周囲に光を齎す存在。 勇者だから光を齎すのでは無く ──── アスベルだから。 光そのものだった貴方のことが、 ]私は、ずっと────……。 (40) 2022/09/14(Wed) 21:49:20 |
【人】 騎士 ヘンリエッタ・ストゥディウム[ 宴の最中、アスベルとセシリーは準備の為席を立ち、 その間エドゥと二人きりになる。] あぁ、行っちゃったわね。 自分のことのように緊張してきちゃった。 発表会を見守る保護者の気持ちって、こんなのかしら? でもエドゥは保護者のような気持ち、も あながち間違っていないかしら? [ 私とアスが同い年で、エドゥは二つ上。 小さい頃から今まで、ずっと頼りにしていた人。 小さい時は、二つ年上のエドゥが凄く大人に見えて 頼もしくて、いつでも背中を見て歩いていた。 再会してからは、二つの年齢差は あまり気にならなくなったけど、頼り甲斐のある 精神的リーダーという点では、より大人に見えていた。 いつも落ち着き払って、クールで、カッコ良くて。 浮いた話ありそうな気がするのに、全然聞かなくて。 もしエドゥが素敵な人と巡り合い、結婚するとしたら。 私は義妹として、お嫁さんを「お姉ちゃん」と 呼びたいな、なんて思っていたりする。 勿論、本人には内緒だけど。] (41) 2022/09/14(Wed) 21:49:24 |
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