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人狼物語 三日月国


202 【ペアRP】踊る星影、夢現【R18/R18G】

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【秘】 天原 珠月 → 月島 雅空

― 変化 ―

[自身に変化が表れ始めたのは20を越えてからだった。
もう過去に役目を終える巫女のいる年齢になっていた。

濃い金色の髪の毛先がほんのり色を淡くしている。
水盆に自分の顔を映せば、紫の瞳もまた少し淡く見えた。
ほんの少しの変化だった。
だが確実に、それは予兆としか思えなかった。

巫女を管理する長老たち以外、街の人々などには特に言うつもりはなかったが、アスルには先に気づかれるだろうか。
隠すという考えは……一瞬だけ、浮かんでしまった。

初めてのことだった。
言いたくない、なんて。

でも、時間は止まってはくれず、役目は訪れ、分かりやすくなる変化とともに、身体は疲れやすくなっていった。
自身の中の力が尽きていく。
砂時計の砂のように減っていき、ひっくり返しは出来ない。
覚悟はしていたことでも身体が冷たかった。]
(-343) 2023/03/03(Fri) 20:21:52

【秘】 天原 珠月 → 月島 雅空

[昼の街中を歩けば、子供たちの遊ぶ声がする。
自分と同じくらいの女性はとっくに結婚し親となる年齢だった。
仲睦まじそうに笑い合う夫婦はともに双子を抱いていた。

アスルは、自分より5歳年上。

男性の方が結婚の適齢期は遅い傾向がある。
彼ならば、本来は引く手あまただろう。

守り人もまた、巫女と同じく結婚してはいけないとされているが、力の影響を考えれば不当な縛りとも思えていた。
巫女以外となら、女性と結ばれて子を持って悪くないはずだ。]

 アスルは、良いお父さんになれるだろうな……。

[最近、そんなことをよく思う。

巫女の自分は、彼と結婚できない。
なにより彼の子孫を残せないのだ、と。]
(-344) 2023/03/03(Fri) 20:23:25

【秘】 天原 珠月 → 月島 雅空

[思い詰める日々が続いた。
役目の間は頭から消しても、終えればすぐによみがえる。

アスルとは常に一緒なのだから仕方ない。
巫女と守り人の距離はどうしても物理的に近かった。

でも、心は、そうでなくてもいいのだ。

幼い自分はアスルしか見えず、そのまま大きくなった。
アスルから離れたくなくて我が儘を言い、意識しなくても彼を縛り付けていたのかもしれないと思う。
巫女としてだけの気持ちを持っていれば。
今頃、守り人をしながらであったとしても、彼は別の幸せを得ていたのではないか。

こんな、いつ消えるか分からない女のために、……。

いつになく情緒不安定になっている自覚はあった。
力の安定を欠いたせいに違いない。
淡い紫の瞳から、水が零れて止まらないのだ。]
(-345) 2023/03/03(Fri) 20:23:55

【秘】 天原 珠月 → 月島 雅空

[覚悟を決めたのは満月の夜。
祈りの役目を無事に終え、街まで距離があるから無理はしないでおこうと、人里離れた湖畔での野宿を選んだ次の夜にはほんのりと月は欠けていた。

祈りの場の近隣の人々が優しく迎えてくれるのは勿論嬉しかったが、実は、こうしてアスルと野宿するのが一番好きだった。
ここの湖畔は静かで、澄んだ水の香りがした。
焚き火から散る火の粉を追っていけば、夜空に淡い色の月と、きらめく星が眺められたことだろう。

食事を終え寝床を整えて。
隣に座るアスルへと、そっと話しかけた。]

 アスル。

[巫女として守り人へ話しかけるのとは違うトーンで。
ふたりきりの時だけの響きで。]

 両手を出して? 手のひらを上に、ね。

[何のためか言わないのはわざと。
渡そうとしているものを拒否しにくいように、乗せてしまえば断りにくいだろうなんて、悪い考え。
どこの誰に似たんだか、そうよく笑ってきた。]
(-346) 2023/03/03(Fri) 20:25:23

【秘】 天原 珠月 → 月島 雅空

[アスルは訝しげにしたかもしれない。
でも、従ってはくれただろうか?

それを確認すれば、自らの横の髪をかき上げ、片方の耳から、巫女になった日から片時も離れず着けている耳飾りを外す。
金の飾りがにぶく輝き、歴史ある真珠が柔らかに光る。
力を常に帯びてきた宝石は月日を経てきても美しく、もう自分が身につけていなくても――いつか彼が生を全うするその時まで、朽ちることも、染みこんだ力を失うこともないだろう。

番の片方を、アスルの大きな手のひらに置いた。]

 ……私からの贈り物。
 アスルがこれからもずっと……元気でいられるように。

[健やかに、怪我をせずに。]

 自由な鳥みたいで、いてくれるように。

[耳飾りを置いた自らの手を離す。
ほんの少しだけ触れ合っていたぬくもりを、名残惜しく思わないように、我慢して、綺麗に微笑んでみせる。]
(-347) 2023/03/03(Fri) 20:26:51

【秘】 天原 珠月 → 月島 雅空


 ……アスル。
 ただの巫女と、ただの守り人に、なりましょう?

[ペルラとアスルではなくて。]

 私の心臓は、もう、ドキドキしなくなっちゃった。
 苦しく痛いばかりは……辛くなってしまったの。

 ……ごめんなさい。

[いつか身体が全部消えてなくなるとしたら。
心臓なんて一緒に泡みたいになって、全部分からなくなって、彼を想う気持ちも、塵のように吹き飛んでしまうのかな。

耳飾りを渡すのが自分のエゴなのは分かっていた。
全部消えるのが怖いくせに、でも、アスルに幸せになって欲しい、可能性を持って欲しい、その気持ちも本当で。*]
(-348) 2023/03/03(Fri) 20:27:40

【人】 天原 珠月

[ふぅん、なんでもないのか。>>292
妙に気になってしまったが、脇をくすぐって吐かせるという昔のやり方をしている暇はなさそうだ。
質問の答えに関しては正解!と笑ってみせる。
一個ってどっちを数え忘れたの?とジト目もありつつ。]

 新月の夜でも、ここにふたつも月があるってこと。
 これはどっちか攫われちゃうかもねぇ。

[わざとらしく顎に指を添えて。
世の中にどれほど月の文字を持つ人がいるかという話でもあるけれど、実は一緒の文字が入っているのはお気に入り。]

 ……うんうん、そうそう。

[壁一枚あるかないかの違いは、ちょっと、なのか。>>293
男女というくくりで考えるとそんなわけはないだろう。
ただそこに幼馴染という関係性と、過去にベッドに潜り込んだ回数と、今気恥ずかしそうにしたら幼馴染はどんな顔してくるんだろうと一瞬思ったなんて認めたくない、を含めると、ちょっとという表現が適切と頷くことになる。

向こうも納得しているようだ。なら、いい。]
(377) 2023/03/03(Fri) 21:48:07

【人】 天原 珠月

[恒例の幼馴染的やりとりの後。
仰せのままに、なんてのたまう姿>>294にため息ひとつ。]

 王子としてはマイナス30点、騎士としてはマイナス5点!

[とても偉そう。]

 料理人としては99点だから許す!

[デザート楽しみにしてるんだからね!と。
渡されるものをほいほいと胸元に抱えていき、飲みたいとねだったぶどうジュースにもちろんと笑顔で頷く。>>295
見た目はワインのボトルのようなオシャレなデザインで、正直、味というよりそちらに惹かれてしまったのだ。
来年のキャンプでは自分もお酒を飲める年齢になっているが、幼馴染はもう大丈夫なのだし、飲んだりするのだろうか?
お酒が強いとか弱いとか、どっちだったっけ。]

 こっちから勧めてあげれば良かったかなー。
 バーベキューにビールとか最高みたいに聞くし。

[あ、なんならコテージの冷蔵庫に完備されていたりして。
それなら後でせっかくだし飲んだら?と言ってあげよう。]
(378) 2023/03/03(Fri) 21:48:41

【人】 天原 珠月

[しっかり軍手をはめてその地に立つ。
もう慣れたもので、手早く木炭も並べられるし、新聞紙の効率のよい丸め方に設置方法も熟知しているのである。
火を起こすことに関してはエキスパートかもしれない。

では、何かを焼くことに関しては? 
それは……炭を食わされるのでは、と幼馴染と幼馴染の父を青ざめさせた過去が教えてくれるだろう。

幼馴染の声が背後から聞こえる。>>297
職人の背中を見せた後、サムズアップでにかっと笑った。]

 こんなもんよ。

[良い感じに燃え上がる火が涼しくなってきた風にちょうどよく、明るく照らされる部分は少し熱い。
まず彼が運んでいる料理を興味津々に覗き込む。
バケットとカラフルなタルタルソースに、お魚はマグロかな?
おおーと素直に歓声を上げるのは少し子供っぽい。]

 ソース、これ、パプリカ?
 
[ちゃんと色合いまで綺麗でワクワクする前菜だし、緑のピーマンが入っていないのもとても素敵だ。]
(379) 2023/03/03(Fri) 21:49:29

【人】 天原 珠月


 んー、ひとつ、いただきます!

[バーベキューの材料運びを手伝おうとしたものの我慢できなかった様子で、バケットにソースとお魚をのせて、口に運ぶ。
んんっと瞳が丸くなり、眉が寄せられ、頬が紅潮していく。
例え一瞬前までぶすくれていても、幼馴染の料理には敵わなくて、みるみるうちにふにゃっと緩んでしまう。
ひたすら無言でもぐもぐとし続けているのだが、表情が言葉より雄弁なのはいつものことだったろう。]

 おいしい。雅空兄ぃ、これ最高に美味しい。

[料理を讃える言葉だけは控えめにしない。
美味しかったら素直にそう言うのは、反抗期だろうが思春期だろうが、ぶっきらぼうな言い方になろうが。]

 4面を焼く。なるほど?

[すごい、お肉の塊って意外と迫力があるものである。
アルミホイルで包むということは、直火で中まで火を通す必要はないと言うことだろう。
いや、そもそもこの厚さだと無理か。うん。
私に焼かせようなんてさすが良い度胸をしている幼馴染だ、と楽しくて少し危険なバーベキューの始まりだった。*]
(388) 2023/03/03(Fri) 22:06:25

【秘】 天原 珠月 → 月島 雅空

[わかった、と言われて。

ほっとした。さみしかった。かなしかった。
――本当はわかってほしくなかった。
言い出したのは自分なのに、泣きたくて仕方なくて。
ひゅうひゅう言いそうな喉を締め付け、張り裂けそうな胸の苦しさに耐えて、やっぱりそんなの嫌だと叫んでしまいたい自分に絶望しながら、じっと湖面を見つめていた。]

 ……っ、

[低く怒っている声。
当たり前だと思う。

でも、彼の紡ぐ言葉を聞くうちに、耐えきれなくなっていく。
真正面から向き合うときにはもう決壊寸前だった。]
(-383) 2023/03/04(Sat) 0:03:31

【秘】 天原 珠月 → 月島 雅空


 私、は……もう十分、幸せだったの。
 アスルにたくさん幸せを貰ったの。

 誰よりもアスルと一緒に飛んで、隣で過ごして。
 その記憶さえあれば大丈夫で、思い残すことはないって……っ

[なのに、そんなことを言う。
まだ未来の長いアスルから手を離したいのに、解放したいのに、――ああ、でも、自分は思い違いをしている、か。

初めから、アスルは自由な鳥だった。
彼は彼らしく、彼の考えで、飛んでいるのだ。]
(-384) 2023/03/04(Sat) 0:04:37

【秘】 天原 珠月 → 月島 雅空


 ……嫌になったりしない!

[もうぐちゃぐちゃだ。
こんなこと言ったら、別れを切り出した意味がないのに。

消えたその先で待たせてくれようとしてた、なんて。
自分の心がどれほど痛んでいるか、わかるのだろうか。

どんなに嬉しいか、どんなに苦しいか。]


 ……アスルはね、いい父さんになるかなって思ったの。
 子供を抱き上げている姿を何度も想像したの。

 私には出来ないこと……私じゃ、アスルにあげられない幸せがあるんじゃないかって、怖くなった。
 縛り付けているんじゃないかって。
  
[ぽろぽろと、頬を大粒の涙がすべっていく。]
(-385) 2023/03/04(Sat) 0:05:29

【秘】 天原 珠月 → 月島 雅空

[アスルの瞳は空のようで。
彼の気持ちと一緒に、こちらの想いまで映し出すようで。
いつだって何も隠せなくなってしまう。]

 でも、私が、そうしたかった。
 本当は全部、私が、アスルに、あげたかった。

[自分がアスルにあげられるものなんて。
もう、何も残っていない気がしてしまっていた。]

 嫌いなんかじゃない……。
 でも、嫌いじゃないから、……つらく、て。

[ひくっとしゃくり上げる。]

 ……本当に、……待っていても、いいの?
 私、アスルの言うこと、すぐ本気にしてしまうから。

[子供のように、何度も確かめて。*]
(-386) 2023/03/04(Sat) 0:09:31

【秘】 天原 珠月 → 月島 雅空


 ……、

[アスルに言われ、彼の瞳に映る自分を見る。
本当だった。浮かべられているのは笑みではない笑みで。
隠しきれない感情でぐちゃぐちゃの顔。

いいお父さんか、と呟く姿をじっと見つめる。
苦笑されるのはなんとなく予想できていたけれど、彼が心の内になにを思い浮かべたのかを知ることはできない。
だって、仕方ないのだ。
この人の子供をと願ってしまう心があるのは。]

 ……私からだけの幸せ……?

[うん、と頷く。
ほっとしたように、でも素直に不安そうに。]
(-448) 2023/03/04(Sat) 16:01:40

【秘】 天原 珠月 → 月島 雅空


 もっと……。
 うん、空を一緒に飛ぶのなら、たくさんできるわ。

[涙に潤んだ目を細める。]

 私もアスルと飛ぶのがなによりも好き。

[そういえば怖がったことなど一度もなかった。
初めてともに飛んだあの日から心は楽しさと幸せに溢れていた。
アスルと一緒だから。空は自由で。
風は時に気まぐれで、激しい時も、なかなかいうことを聞かない時もあったけれど、いつも最後には優しかった。
アスルみたいね、と笑ったこともあったっけ。]
(-449) 2023/03/04(Sat) 16:02:46

【秘】 天原 珠月 → 月島 雅空

[アスルの柔らかな笑みに悪戯な笑み。
視界がぼやけていてもはっきりと分かるのは、これまでの年月で何度も何度も見てきて笑い合ってきたから。
ずっと一緒にいたんだなぁ、と思う。]

 ……うん。

[これからも傍にいたい。
ずっと、傍にいさせて。]

 アスルが浮気したら、水が溢れて大変なことになるかも。
 
[泣き顔が笑みに変わるのは自然だった。
頬に触れる大きな手は変わらず濡れたまま、もう片方の頬へは柔らかなぬくもりが涙の跡を癒していく。
くすぐったそうに肩が揺れ、淡い紫が瞬いて。
唇が重なり合うときにはそっと瞼を伏せた。]
(-450) 2023/03/04(Sat) 16:03:22

【秘】 天原 珠月 → 月島 雅空

[月と星明かりが明るい夜だった。
波の穏やかな湖に光が映り込み、すべての境界が曖昧だった。

触れるだけの口付けはどこか神聖で。
でもいつものようにあたたかく。
別れではなく、これからを約束してくれる。]

 アスル、ぎゅっとしてほしい。

[アスルの腕の中が好きだった。
彼の翼の中と同じように自由で、でも身動きができないくらい包まれるのが安心できて、彼だけを想える場所。
胸元に頬を擦り寄せるように潜り込んで。
綺麗な景色も何も見ずに、オイルと鉄のような匂いに澄んだ風のような気配の混じるアスルを感じていた。

よく自分の髪は花の香りがする、みたいにアスルは言ってくれた。
とても嬉しくてそのまま受け取って、彼と会う前に花畑で時間を過ごしたり、本当に髪に花を飾ってみたり、もっといい香りって思ってもらえるように頑張った自分がいたっけ。
懐かしいな。たくさん思い出がある。
これからは、どれくらい積み重ねていけるのだろう。]
(-453) 2023/03/04(Sat) 16:21:33

【秘】 天原 珠月 → 月島 雅空


 ……私、本当はね、

 …………消えたくない。……こわい。

[彼にだけ聞かせる声で。
しがみついて。]
(-456) 2023/03/04(Sat) 16:39:04

【秘】 天原 珠月 → 月島 雅空

[でも、顔を上げた時には瞳に輝きが戻っている。]

 少しでも長くいられるように頑張るわ。
 アスルがもっと大きくなったところ、見たいもの。

[もう成長期は終わったと突っ込まれそうだけれど。
おじさんになっておじいさんになって。
本当は、本当は、複雑な心の中でも、アスルには色んな幸せを掴んでほしいと思うのも全部本当だから。

……アスルの中に残る自分があるなら。
怖さが薄れて、心の中にランプが灯ったように温かかった。

消えてから待つ間はひとりで寂しいかな。
でも大丈夫、きっと風はどこでも吹いてくれるから。
あなたの言葉を届けてくれるように。]
(-457) 2023/03/04(Sat) 16:40:53

【秘】 天原 珠月 → 月島 雅空




 ずっと、貴方だけを想ってる。
 私の、アスル。


[巫女にとっての守り人は当然だったから。
自分にはこれが、唯一の告白だった。

こちらから顔を寄せると、綻ぶように微笑む。
夜は星と月の光のように輝く銀の髪に触れ、耳元を掠め、そっと頬を撫で――誓うように口付けをした。**]
(-458) 2023/03/04(Sat) 16:51:19

【人】 天原 珠月


 へ? 全部で70点?
 この料理は300点だけど。

[幼馴染>>398は何を言ってるんだ、という顔。
まさか先ほどの点数を合算されているとは思わなかった。]

 ああ、そういう計算……!?

 やっぱ雅空兄ぃ変なとこで真面目だよねぇ。
 幼馴染やお兄ちゃんとしての点数は別物なのに。

[吹き出して。
ぽんぽんと軍手をしてない手で肩を叩く。
まぁその点数は教えないけれど。

そもそも王子と騎士の点数をわざわざ覚えているなんて、自分にそう思われたい気持ちでもあるの?なんてね。
幼馴染のいうお姫様が末っ子の意味なのは知っている。
昔からよく言われていたし、幼馴染のお父さんも一緒に可愛がってくれ、とても自然に受け取ってきた。]
(462) 2023/03/04(Sat) 19:56:19

【人】 天原 珠月

[牛モモ肉はローストビーフになるのだろう。
自分自身の料理の腕は、美容師として忙しく働く母の代わりに簡単な料理をどうにか作ってきた程度だが、小さい頃から幼馴染の店に入り浸っていた――客でもないくせに、邪魔になりにくい観葉植物に隠れた端っこの席でジュースを飲みながら、彼が店を手伝う様子をよく眺めていた――ので知識はそれなりにあった。

どんなソースが用意されているのかも楽しみ。
料理に関してぬかりのない幼馴染ならば、とろみのある美しいソースを作り上げてあるのだろうから。]

 どれからって言われると迷うじゃん……。

[むむ、と唸って幼馴染にお任せする。>>399]

 すごい、豪華だね。
 ホタテにバター醤油ってなんでこんな合うんだろ?

[幼馴染の食材の焼き加減は何より信頼している。
渡されるのを受け取ったり、お皿にのせて貰ったり、これは雅空兄ぃが食べなよと箸で摘まんで口に差し出したり――しかけて数秒止まったが、結局は有無を言わせず強引に突っ込んだ。
少し冷めているのは選んだから火傷はしなかったろう。]
(463) 2023/03/04(Sat) 19:56:28

【人】 天原 珠月


 かんぱーい!

[ふたり分の声が夜に染まっていく森に響いた。>>400
そよ風と静かな波の音。ぱちぱちという火の音。
耳に届く声が幼馴染の声だけで、それが楽しげでリラックスしていているものだから、なんだかほっとした。
幼馴染という関係は変わらなくて、心地良い。

タレで濃いめに味付けられた鳥は炭火の風味がきちんとついていて香ばしく、口の中でほろほろと柔らかすぎない感触が楽しい。
あえて塩とわさびだけを効かされた牛肉は噛めば噛むほど甘いような、これぞ牛!という感じの味がした。
最後の方はわざわざ言葉にして食レポしてあげたのだが、幼馴染の評価はどんなものだったのか。]

 ご飯が何杯でもいけちゃいそう……。

[これは最大の褒め言葉である。]

 この焼き鳥を入れたお握りとか、あー、お茶漬けも美味しそうだなぁ……朝から贅沢すぎるかな。

[和食もいいけど洋食もいい。
幼馴染が作ってくれるなら、尚更の話なのだ。]
(464) 2023/03/04(Sat) 19:57:42

【人】 天原 珠月

[焼き肉の後の焼きトマトは口直しに最適で。
じつはちょっと苦手な青臭さもなく、トマトってこんなに美味しかったんだなぁと思わせられる。]

 ……。

[ピーマンはおもわずじっと焼かれている姿を見つめた。
幼馴染用なんだろうとは思ったから箸を伸ばす気はなかったのだが、あれ、鶏肉を詰めたものも現れた。
ちらっと幼馴染の顔へ視線をやり、もう一度網の上へ。
数分後、ピーマンのくせにこんなに美味しくなるなんて、と唸っている姿があったことだろう。

何度かタイマーの音の度にコテージへ戻る姿を見守りつつ。
その後、しいたけの山椒にやられて涙目になっていたら、幼馴染の穏やかに問う声があって、そのまま顔を上げた。
あ、口の周りについているかも。子供みたいに。]
(465) 2023/03/04(Sat) 19:58:59

【人】 天原 珠月


 学校は、さすがに慣れて落ち着いてるかな。
 最初は焦るばかりだったから。

[つい最近まで課題で大忙しだったのだが。]
 
 今でも上手くいかないことばっかりだし、周りに比べても色々下手くそだなーって思うけど……練習をちゃんとすれば少しずつでもマシになるんだって、どうにかやる気出してるところ。

 あとね、色んなヘアスタイルを考えるのは楽しいの。
 まだまだ技術が追いつかないのはもちろんでも、いつか、本当に形にしたいって頑張れてる。

[まぁお母さんの美容院のお客さんでそんな髪型を頼む人見たことない感じなんだけど、とくすくす笑って。]

 ……今度、雅空兄ぃの髪も切らせてよ。

[練習台になって欲しいと頼んだことはなかった。
幼馴染の今の髪型は母が仕上げたもので、飾り気なく見えてシャープさがあり、眼鏡の奥の目元が前髪の隙間から覗く、絶妙なラインがきちんと考えられている。
自分だったらどんな風に切るだろう、何度も考えてきた。]
(466) 2023/03/04(Sat) 20:05:07

【人】 天原 珠月


 コックコート。
 あれ着たら雅空兄ぃでも格好良く見えるよね。

[にやにやと笑って。>>401
続く台詞は目を細めながら黙って聞いてから。]

 そっかぁ。
 学校を卒業してからも修行の日々だ。
 
[それは自分も全く同じなのだろう。]

 期間限定の料理、もう春のかな?
 私、春野菜のパスタが食べたいー何か考えて!

[なんて、冗談半分、実は本気半分。
今からメニューを考えるなんて間に合わないだろうけど、幼馴染なら来年にでも叶えてくれると思ってしまうから。
このキャンプの後は隣のお店に食べに行くね、と言って。
レシピ当てってどんなの?から、新しいメニュー案を尋ねたり、ここなら誰も聞かないからって常連さんの噂話なんて聞き出そうとしたり、テレビで見た白いオムライスの話をしたり。
お互いの近況から始まり、話題は尽きることなく、かといって相手が黙って食べていても気にならない、当たり前の時間。]
(467) 2023/03/04(Sat) 20:19:23

【人】 天原 珠月

[幼馴染との時間は日常だから。
バーベキューの時間も、そのひとつで。
楽しくてあっという間でも、寂しいということはなかった。
――明日からも当たり前にそばにいると思っている。

最後のお楽しみはデザート。
またお姫様、なんていう呼び方とともに。]

 わぁ……きれい。

[こればかりは美味しそう、より先にそちらが出た。
ちゃんとガラスの器に盛り付けられたシャーベットは、火の明かりに氷がキラキラしていて、涼しげで。
しっとり柔らかそうに漬けられた桃の甘やかな香り。
思わずガラスの器を両手に持ち、見つめてしまいたくなったけれど、それではすぐ溶けてしまいそうで我慢する。]
(468) 2023/03/04(Sat) 20:37:54

【人】 天原 珠月


 ……専属コックさん?

[今日の幼馴染はもちろんコックコートなんて着ていない。
キャンプに来ているのだから当たり前だ。
なんなら向こうもこっちも、顔に煤がついていたり、髪に葉っぱがくっついているかもしれない。

でも、綺麗な一礼に。少しだけ、変な感じがした。
顔を上げた幼馴染は相変わらずもさい眼鏡をかけていて、せっかくの髪型の整え方も自分から見たらまだまだなのに。

焚き火の近くにいすぎて、熱くなったのかもしれない。
なんで今更幼馴染に照れたりしているのだろう。]
(469) 2023/03/04(Sat) 20:39:44

【人】 天原 珠月


 美味しい! ……けど。

[一口。文句なく味は最高だ。
そのくせ、ちょっと不満そうに見上げて。]

 私はお客さんじゃないもん。
 ほんとのお姫様でもないの。

 ほら、雅空兄ぃの分も用意しなきゃ。
 私の溶ける前に! 一緒に食べるんだから!

[隣に座ってほしい。並んで星空を眺めながら食べたい。
そんな風に我が儘を言い、またせっついたのだった。**]
(470) 2023/03/04(Sat) 20:45:30
 




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Bokuyume. by 卜部
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