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人狼物語 三日月国


132 【身内RP】穏健なる提案【R18G】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


ナツメは、今日も議論へ行くしかない
(a0) 2022/02/26(Sat) 22:11:45

【神】 普通 ナツメ

 議場、席についている。
 今日もきっと、飲み物の用意をした。
 
(凡そ変わらないラインナップ、砂糖も忘れずに、
 そこにオレンジジュースが追加されている。)


 いきなり名前を呼ばれて、びくりと跳ねて。

…………あ……


 自分が口を挟まずとも、その話は終わった。
 進む話題に、静かに耳を傾けて。
(G18) 2022/02/26(Sat) 22:25:36

【神】 普通 ナツメ

「……立候補があったので。
 カミクズさんを、選びました」

 おずおずと小さな声を出した。上擦っている。
(G20) 2022/02/26(Sat) 22:26:26

【秘】 園芸 ハナサキ → 普通 ナツメ

『ひとまず安心ですね。
 私、もう結果を見てびっくりしちゃいましたよ』

安堵がにじみ出たボイスメッセージ。
(-16) 2022/02/26(Sat) 22:29:47

【秘】 普通 ナツメ → 園芸 ハナサキ

『ありがとう、ございます』

 同じく、ボイスメッセージで。
 まだすこし何か言いたげな、けれど議論中なので短い声。
(-18) 2022/02/26(Sat) 22:38:38

【独】 普通 ナツメ

/* >>a5 >>G28 わ〜〜〜〜〜〜〜
(-21) 2022/02/26(Sat) 22:43:18

【神】 普通 ナツメ

 目の前で、自分の名前が。
 その紙に刻まれるのを見ていた。

「ぁ、」

 止める余地すらない選択。
 漏れたのは、頼りない音だけ。

あ。私、こういうことを人にしたんだ。

紙切れとナイフの違いは、やっぱり分からなかった。
(G29) 2022/02/26(Sat) 22:51:16

【秘】 園芸 ハナサキ → 普通 ナツメ

『後でお話ししましょうか。
 議論を経てお互い考えた事もあるかもしれません』

『それにナツメさんはあまり発言していません。
 少し、その。心配で』

昨日の候補。
もうひとりはあまり発言していなかったから。
(-28) 2022/02/26(Sat) 23:30:17

【神】 普通 ナツメ


「…………」

 少女は、うーん、と小さく唸った。
(G33) 2022/02/26(Sat) 23:37:40
普通 ナツメは、メモを貼った。
(a7) 2022/02/26(Sat) 23:41:28

普通 ナツメは、メモを貼った。
(a8) 2022/02/26(Sat) 23:43:13

普通 ナツメは、メモを貼った。
(a9) 2022/02/26(Sat) 23:45:12

【神】 普通 ナツメ


 少女は、あなたの見た人を見て。
 それから傍聴席の方へ、ちらりと視線を送った。 
 

迷彩に隠れていたとしたら、そもそも見えないし。
明彩が見えたとしても、顔を見る余裕なんてないから。
おまじないみたいなものだった。
(G35) 2022/02/26(Sat) 23:48:22

【神】 普通 ナツメ


「……そう言われて、私の話を聞きたくなる人。
 いないと、思うので。その票は、そのままでも、いいです」

 そうして、思ったそれを声に出す。
 思うだけでは、伝わらないので。
言語、分かるし。


 立ち上がる。ぐるり、周囲を見回して。
 おなかに力を入れて、声をもう少し張った。

「でも、死にたいわけじゃない、ので。
 ……だから今日。さっき。発言した、ので。
 あの。
……そういう、感じ、
です……」


 終盤、失速。フェードアウト。おまじないも効果切れです。
(G37) 2022/02/26(Sat) 23:52:22

【秘】 普通 ナツメ → 園芸 ハナサキ

『心配してくれて、ありがとうございます。』

『はい。話したいです。
 ハナサキさんがよかったら…』

 今度の返事は、テキストで送られた。
 
どうしても、浮かない声になってしまいそうだったから。
(-37) 2022/02/27(Sun) 0:15:58
ナツメは、竹刀が消えた場所を、見つめている。
(a13) 2022/02/27(Sun) 1:03:26

【独】 普通 ナツメ

>>a13
 昨日は、生きたい理由。
 保証してたのに。
(-44) 2022/02/27(Sun) 1:15:52
ナツメは、あ。私もムカついてるかも、と気づいた。
(a15) 2022/02/27(Sun) 1:20:47

【秘】 不運 フカワ → 普通 ナツメ

「俺は、犯罪の重さはここでは関係なくて……。
 親が人殺しの罪を押し付けてきても同じことを悩んだと思うんです」

「かばうと同時に、親という犯罪者を放置することを許すことになって。
 この制度への歪みを生むことになるでしょう。
 なにが、俺のためになるかなんてわかりはしない。俺はおいていかれて、……空虚なまま」

「ただ不思議と」

足を止めて小さく息を吸う。
かなりさまざまを他人事のようにいっていた男がこの言葉だけは強く言い切った。

また会いたいと思いません。

 好きだった彼らのこと、そんなにも嫌いになってしまったなんだなって、思います」

「こういうのが後悔、になるのかもしれませんね。
 悔いがない人生を送れたらよかった。
 あ……長話に付き合わせてすみません」
(-50) 2022/02/27(Sun) 1:56:48

【秘】 園芸 ハナサキ → 普通 ナツメ

『わかりました!じゃあ合議が終わった後に集まりましょう!
 どこか行きたい場所はありますか?』

すっかり常連になっているカフェでも構わないし、自室や広場、新しい場所だって作り出せるのです。
とにかくあなたが話しやすい場所が良いと思いました。
(-51) 2022/02/27(Sun) 2:26:14

【秘】 アイドル ヒメノ → 普通 ナツメ

【前日の時空】

「怖くないよ☆彡
 たくさんの人に注目される方がいいに決まってるじゃない☆彡
 誰にも見てもらえない人なんて、そこに居ないのも一緒だもん」

頬に触れていた手を放して屈託のない笑みを向けた。

「さて、約束もしたことだしヒメノはそろそろいこっかな♡♡」
(-76) 2022/02/27(Sun) 11:35:13

【秘】 普通 ナツメ → 不運 フカワ

【1日目・ブランコの帰り道】


「…………」

 
犯罪の重さは関係ないとあなたは言った。
人殺しの罪だったとしても、同じだと。
罪ではなく、人を。かばうということだと、少女は思った。

あなたは、悩んでいると言った。
犯罪者を放置。制度への歪み。
これってそんなスケールの大きい話なのかなと、少女は思った。

あなたは家族をもう、好きではないのだと言った。
また会いたいと、思わないから。


「……。
それって――


 遅れて立ち止まった数歩分の距離を開けて、少女は呟く。
 それは、思わず発したふうの声で。
 そこに続く言葉は、うまく見つけられない様子で。
(-120) 2022/02/27(Sun) 14:17:18

【秘】 普通 ナツメ → 不運 フカワ

 ゆるゆると首を振って、ううん、何でも。

「大事な話なんだから、ちょっとくらい。
 長くなって当然じゃないですか?
 ……でも、あの。他のことにはもやもやしたけど」

 話の長さとかじゃなくて、もっと他のこと。
 でも、今は言いません。
完了形で語られるのが、なんて。



 一緒に遊んだ――
そう、言っていいよね?
――後のこと。
 部屋までを辿る道の途中、あなたの前。
 振り向いて立つ少女は、眉を下げて笑いかける。

「……暗くなってきちゃった。
 急いで帰りましょう、か」

 夜が来れば、合議が始まる。
 そんな夕暮れの終わりの、できごとだった。


「今日の晩ごはん、何食べるんですか?」
歩き出しながらきっと、そんな話をした。
(-121) 2022/02/27(Sun) 14:17:45

【秘】 普通 ナツメ → 園芸 ハナサキ

 話し合いの合間、たっぷりの時間を開けつつ返信。
 ぺこり。恐縮するうさぎのスタンプとテキスト。

『時間とか場所は、合わせます。
 もし特になければ、カフェか図書館でどうですか?』
(-125) 2022/02/27(Sun) 14:33:44

【秘】 普通 ナツメ → アイドル ヒメノ

【2日目】


「…………あ……」
 

どうして、そんなふうに言い切れるの?
注目されるって、比べられることと一緒じゃないの?
比べられて、それでも選ばれる自信がなきゃ、そんなこと言えないよ。
 

「……あ、えっと。うん……」

 口籠る少女は、あなたを引き止めることもなく。
 きらきらと輝くネイル、小さな顔に浮かぶ屈託のない笑み。
 軽やかに見える背中をただ、見つめていた。
(-129) 2022/02/27(Sun) 15:01:41

【神】 普通 ナツメ

 じっと座って、話を聞き続けている。
 
自分の名前が呼ばれれば、驚いたようにそちらを見た。
疲れたような呟きを耳にして、そっと目を伏せた。
意見を問う呼びかけに対し、特に無いですと言いたげに首を振った。

 そうやって話を聞いている手元に飲み物はない。
 難しい顔をしていた少女は、あ、と。

「……くじで選ぶこと、自体が。目的ってこと?」

 竹刀、栞。それらで選んだ人へ。
 聞き逃されてもおかしくはないくらいの小さな声。

 解散に向かう空気の中。
 霧散したとしても、もう一度発するほどではない音。
 おおよそ独り言に近い、質問よりは確認のそれだった。
(G72) 2022/02/27(Sun) 15:45:08

【神】 普通 ナツメ


「あ……ありがとう。
 うん、ちょっと分かりやすくなったかも。
 ごめんね、あの……」

 説明を探してくれている間に側に寄って、話を聞く。
 返事の途中で、言いづらそうに目が泳いで。

ふたりの言い方が、難しくて……


 さりげなくひとまとめにしている。
 こう……ニコイチみたいなものかなと。

「ちなみに、だけど……」

 つま先立ち。手を口元に添えて、こそ、と耳打つ。
 メッセージ機能を使ったりはしていないから、側で耳を澄ませた人がいたら聞こえるくらい。

「欲しいものってなに、とかは。
 聞かないほうがいい?」
(G74) 2022/02/27(Sun) 16:24:29

【神】 普通 ナツメ


「…………。」


 物言いたげな顔。のち、

「あ、でも、ユスくん。
 聞いたら答えてはくれるんだ?」

 じゃあいっか……。そんな顔をした。
 返ってきた内緒話にこくりと頷いて、すこし頭同士の近づいていたあなたから身を離す。
(G78) 2022/02/27(Sun) 17:47:09

【神】 普通 ナツメ


「大事なことっていうのは、伝わったんだけど」
 
 それから、ぼんやりとした話の入り口。
 ちょっと笑って、やっぱり難しそうな顔をする。
 付け足された言葉に、そうする、と返事をして。

「えっと、教えてくれてありがとう。
 分からないことがあったら、また聞くと思う」

 それぞれに答えをくれたふたりに、まとめてそう伝えた。
(G79) 2022/02/27(Sun) 17:49:04

【秘】 園芸 ハナサキ → 普通 ナツメ

『じゃあカフェ──』

はダメです。大変なことになったらしい。

『ではなく。図書館に行きましょう!
 合議が終わったらすぐで!』
(-158) 2022/02/27(Sun) 17:52:42

【秘】 園芸 ハナサキ → 普通 ナツメ

──そういう運びで今に至ります。
ここは図書館。
ハナサキが訪れるのは初めてした。

「お疲れ様ですナツメさん!
 お元気ですか?」
(-159) 2022/02/27(Sun) 17:54:16
ナツメは、ぴょん。話し合いが終わってすぐ、図書館へ。
(a32) 2022/02/27(Sun) 18:12:15

【秘】 普通 ナツメ → 園芸 ハナサキ

 OK!スタンプのうさぎが元気に跳ねて、図書館。

「――お疲れさまです。えっと、はい」

 こくりと頷く少女は一度、訪れたことがある。
 読書や調べ物ではなく、人と会って話すためだったけれど。

「ハナサキさんはどうですか?」

 話しながら、閲覧スペースへと促して。
 ソファとテーブル席のどっちか、迷うそぶりを見せた。
(-163) 2022/02/27(Sun) 18:15:01

【秘】 普通 ナツメ → 規律 ユス

 解散間際、テキストメッセージ。本当の内緒話。

『息抜きに困ったら、呼んでもいいよ。』
(-164) 2022/02/27(Sun) 18:16:32

【秘】 規律 ユス → 普通 ナツメ

 本当の内緒話が届いて、暫くしてから返ってくる。

『息抜き以外で呼ぶのは?』
(-169) 2022/02/27(Sun) 18:21:12

【秘】 園芸 ハナサキ → 普通 ナツメ

「私の方はナツメさんが心配だったのと、まだ選べなくて困っているくらいですね!
 最初からほとんど変わっていません。
 今日からはずっとあんな風にランダムに選ばれて決まるのでしょうか……ちょっともやもやします」

初めてでないらしいあなたに促されるまま、迷う視線の先を見て

「ソファに座りましょうか!」

持ち物もある訳では無い。
あなたの傍で落ち着いて話が出来る方が良かった。
(-170) 2022/02/27(Sun) 18:22:26

【秘】 普通 ナツメ → 規律 ユス

『怖くない用事なら、大丈夫。
 例えばどんなこと?』

 議場の隅、少女はちょっとおかしそうに笑っている。
 
分かりやすく話す気がない、ってこういうことかぁ。
(-173) 2022/02/27(Sun) 18:30:37

【秘】 規律 ユス → 普通 ナツメ

『ナツメのことを知るため。
 具体的に言えば何を思って議論に臨んでいるとか、どういうことを考えているとか、そういう事だな。
 少しでもこういう人柄なのだと把握するために話だ。勿論お前が話したくないなら聞かない。怖い用事にはさせたくない』

 一方、こちらの青年は相変わらず無愛想のまま真面目に書いては送信している。
(-174) 2022/02/27(Sun) 18:37:30

【独】 普通 ナツメ

/*
すげ〜〜〜〜〜今さらの気づきなんだけども ハナサキさん なつ? え? 増殖バグ????
たぶんこれ深く考えたら気が狂って死ぬやつだわ 解散!!w
(-176) 2022/02/27(Sun) 18:42:03

【秘】 普通 ナツメ → 園芸 ハナサキ

「もやもやはするんですけど……」

 うまく言えないまま、けど、の続きはなく。
 ぽすん。少女はソファに腰を下ろして、ぽつり。

「……カミクズさんに、入れなかったんですね」
 

そうするような気もしていた。
最初に、あなたに与えられた選択肢があったから。
(-198) 2022/02/27(Sun) 20:04:36

【秘】 普通 ナツメ → 規律 ユス

 顔を上げて、あなたの方を見る。
 すぐに手帳へ視線が落とされたから、短い時間のことだった。

『知って、どうするの?
 くじで決めるならもう、関係ないと思うけど…』

『あ、断るために言ってるんじゃないよ。
 どうしてなのか、気になっただけ。』
(-202) 2022/02/27(Sun) 20:13:58

【秘】 園芸 ハナサキ → 普通 ナツメ

「……けど?」

今日は色々聞こうと思ってここに来ました。
ハナサキはあなたの左隣りに座ります。

「ダメでしたか?」
(-203) 2022/02/27(Sun) 20:14:42

【秘】 普通 ナツメ → 園芸 ハナサキ

「ダメとかは、よく分からないんですけど。
 ……でも……あの。」

 体の左側、ソファの中心に重心が寄った。
 あなたの方を向いて、話をする。

「怖く、ないんですか?
 ……死ぬかも、しれないの」
(-208) 2022/02/27(Sun) 20:34:05

【秘】 規律 ユス → 普通 ナツメ

『そうだな。くじで決める以上俺にとって議論は最早意味などないかもしれん』

『ただ、誰がどういう意見を持っているのかそういうのは聞きたくてな。自分では思いもよらない考えがあれば、物事も色んな角度から見ることが出来たり人の中に紛れて生きるのに役に立つ』

『ただ、ナツメは見た感じあの裁判場で発言するのは苦手としている印象を持っている。だから合議の場ではなくこういった場所で話せたらと思った。納得できただろうか』
(-210) 2022/02/27(Sun) 20:42:17

【秘】 園芸 ハナサキ → 普通 ナツメ

「怖いですよ。
 私だって死にたく無いと思っています」

ソファを沈みこませてあなたに体を向けます。

「でもそんな自分の気持ちと同じくらい、自分だけ生き残ればいいとは思いたくないって気持ちもあります。
 結局私が決めかねているのは其処かもしれません」
(-213) 2022/02/27(Sun) 21:01:22

【秘】 普通 ナツメ → 園芸 ハナサキ


「……。」
 


 
 
「……ごめんなさい。
 怖くないわけ、ないですよね――――」

数拍、遅れて。

『選べなかった時の"選びやすい選択"です』


その言葉を、触れるしんぞうを。
恐ろしいほどの
それを――
(-296) 2022/02/28(Mon) 2:07:39

【秘】 普通 ナツメ → 園芸 ハナサキ

 ――――え?
 のろのろと伏せた頭を持ち上げて、あなたの顔を見る。

「……なのに、なんで。
 私に、あんなこと……」

 無意識のうち、スカートの膝に手のひらを一度、擦りつける。
 そのままくしゃりと握り込み、皺を寄せて。

 言ったんですか、と声を零した。
(-297) 2022/02/28(Mon) 2:08:56

【秘】 普通 ナツメ → 規律 ユス

『はい。』

 密度……。

『うん、改まって話すのは苦手。
 言いたくない時は誤魔化して逃げちゃうし。
 それでもいいなら、お喋りしよう。』

『この後すぐ以外だったらいつでもいいよ。
 メッセージと直接会うの、どっちの方が都合いい?』

/*合議の直後は、人と会う先約がありました。
(-307) 2022/02/28(Mon) 2:40:49

【秘】 規律 ユス → 普通 ナツメ

『そうか。場所や空気が改めて変われば緊張も生まれる者だっていると聞くしな。
 言いたくないことは言わなくていい。お前の好きなように話してくれるのが一番だ。人を困らせるのは別に気にならなくとも不本意なのでな』

『俺も合議が終わったら人と会う約束をしている。互いにそれなりに時間が空いてから一度メッセージで確認を取るとしよう。
 俺はどちらでも構わないが……ナツメは人と会って話すことに萎縮しないか? ただでさえ俺は背が高いから、怯えさせかねんが』

 ちょっと間を置いて、追加のメッセージ。

『気にしないのなら図書館はどうだろうか』
(-313) 2022/02/28(Mon) 2:54:27

【秘】 園芸 ハナサキ → 普通 ナツメ

「……味方になる。
 それはつい口をついて出たでまかせでは無いんですよ。
 正しいとか、そうあるべきとか、普通とか、そういうの全部忘れて──残った事だったんです。
 もし私がここで死んでしまったらって考えたら今までこんな風にやりたい事をちゃんとやり通してた事も無くって、だから」

できるだけ優しい口調でゆっくりと喋りました。
怖い思いをさせないように。
手を胸に当ててあなたの反応を伺いながら続けます。

「怖くないんです」
(-314) 2022/02/28(Mon) 3:03:38

【秘】 普通 ナツメ → 規律 ユス

『気にならないんだ…』

『ありがとう。言いたいこと考えとくね。
 せっかくだし、会って話そう。場所は図書館で』

 ぽん。尻尾で丸をつくるねこのスタンプ。OK。

『あ、大きいなーとは思うけど、怖いとかはないよ。
 座っちゃえば気にならないし。』

 そんな約束をして、その夜はメッセージが途切れた。
(-316) 2022/02/28(Mon) 3:25:11

【秘】 普通 ナツメ → 園芸 ハナサキ

あ、――――


 以前のそれと違う、ゆったりとした声。
 巻かれた発条はきっと、穏やかなオルゴール。
 その胸に当てられる手だって、少女のものではなくて。

「……でも、」

 少女は、あのとき飲み込んだ『でも』を吐き出す。
(-323) 2022/02/28(Mon) 3:53:55

【秘】 規律 ユス → 普通 ナツメ

『ああ。分かった。こちらも考えておく。
 ではまた図し』

 ねこ。スタンプ。そういえば弟妹がやたらと似たようなの送ってきた気がする。
 こういう時世間一般的にどうするべきだろうか。既読済しか付けたことがない。

 恐らく1分後くらいに、🙆の絵文字だけが送信されてメッセージは終了したのだった。
(-327) 2022/02/28(Mon) 4:03:35

【秘】 普通 ナツメ → 園芸 ハナサキ


「でも、……私だけの味方じゃ、ないんですよね。
 ほかの人にも同じこと、言えて。私より――――」

 口に出したら、その醜悪さがくっきりと、輪郭を持った。
 俯いて、手の甲を額に当てて顔を隠す。
 あなたの顔を見られなかったし、見られたくなかった。

 きっとひどい――
 ひどい人間の顔をしていると、自分で分かっていた。



「…………ごめんなさい、
 私いま、いやなこと、言ってる……」 か細い声。
(-331) 2022/02/28(Mon) 4:04:51

【秘】 園芸 ハナサキ → 普通 ナツメ

「ナツメさんは────」

ハナサキはじっと座ったまま覆われたあなたの顔をじっと見つめています。
その隙間から覗く表情は以前の怯えたものとは違うものに見えました。
ずっと触れられずにいた思いのかたちを確かめるようになぞります。
やさしく、丁寧に、慈しむ言葉の慰撫。

「ナツメさん"だけ"の味方が欲しいですか?
 ……まだ、足りませんか?」

触れて、掴んで離さないように。

「良いんですよ。ナツメさんの気持ちを私は否定しません!
 もしそうなら口にしてください。
 これが嫌そうな顔に見えますか?」

胸元から持ち上がる手。
向かう先はあなたの手首。
ふたりを隔てる手の平を退かす為。
(-344) 2022/02/28(Mon) 13:26:03

【秘】 味方 ハナサキ → 普通 ナツメ


「ねぇ、ほら。言って?」
(-345) 2022/02/28(Mon) 13:28:02

【秘】 普通 ナツメ → 園芸 ハナサキ

「…………」


 隔てた手の向こうから、心を撫でる声がする。
 甘やかに、やわらかに。
 慈しむような手つきで撫ぜられる。

 手首が掴まれて、顔を晒される。
 力強く感じるのに、ぜんぜん、痛くない。

「――――」


 薄く開いた唇の端に、頬を伝う水が触れた。

しょっぱい。
(-349) 2022/02/28(Mon) 14:18:17
ナツメは、ぼやけた視界の中で、ぽつり。
(a43) 2022/02/28(Mon) 14:18:55

【秘】 普通 ナツメ → 園芸 ハナサキ


 
「……わたしだけ、みて」

 
(-350) 2022/02/28(Mon) 14:19:01

【秘】 園芸 ハナサキ → 普通 ナツメ

「よく言えました」

密やかな図書館の秘めやかな囁き声。
ハナサキは滴る雫を指で掬いました。
小さな手の小さな力。
少女は儚いガラス瓶。
透かして満足できなくて。
揺らして満足できなくて。
遂にそのコルクを捻ります。
あなたの中身はなあに?

「私の全部。心臓こころまでナツメさんの好きにしていいんですよ。
 もっと、言ってください。あなたの中の全部を縮こませないでもいいように」

払うための手を今度は繋ぐために、指を滑らせて絡ませます。

「さぁこれから──どうしましょうか?」
(-354) 2022/02/28(Mon) 14:50:50

【秘】 普通 ナツメ → 園芸 ハナサキ

「………………」

 電子で編まれた白くなめらかな指の股に、するりとあなたのちいさな細い指が入り込む。
 少女は絡め取られた手を引き寄せて、余る腕をそっと伸ばす。

……ハナサキさん、


 あなたの華奢な体を抱き寄せて、縋るように抱き込んだ。
 とくり、とくり。あたたかい。やわらかな鼓動。
 

このまま、お願いしたら。
――――言うこと、ぜんぶ聞いて、くれるのかな。
 

…………ハナサキさん……

 

かわいそうじゃない私を。
選び続けて、くれるのかな。
(-370) 2022/02/28(Mon) 16:45:25
ナツメは、
 
(a48) 2022/02/28(Mon) 16:46:03

【秘】 普通 ナツメ → 園芸 ハナサキ


「――――そんな、こわいこと。
 言わないでください」

 ね?

 あなたの体を開放して、手は繋いだまま。
 少女は涙の残る顔で、つとめて優しく笑いかける。
(-371) 2022/02/28(Mon) 16:49:12
普通 ナツメは、メモを貼った。
(a49) 2022/02/28(Mon) 16:50:23

【秘】 普通 ナツメ → 園芸 ハナサキ

 繋いだ手の、指の先。
 そっと。優しく、すこしだけ力をこめる。

 この手が、紙切れに名前を綴る。
 この手を、私だけのものにできるのかもしれない。

 ――――――
でも


「……さっきのお願い、うそです」
 

私だけを見てなんて、そんなわがままは通用しない。
わがままを言える子ども15歳未満ではないから、制度に選ばれた。
 

「うそだから。……そのままでいて。
 私のためなんかに、変わったりしなくていいから」
 

あなたにだって、何かを選びとる自由義務がある。
秤にかけたこころ/いのちを捨てるときがくる。
  


 普通の私には、その秤を狂わせる勇気すら、ない。
(-374) 2022/02/28(Mon) 16:58:06
ナツメは、普通の少女だ。
(a50) 2022/02/28(Mon) 16:58:28

【秘】 園芸 ハナサキ → 普通 ナツメ

「うそ?」

離れかける温度を追うように手は押して。
ソファに膝を立てるような恰好で詰め寄りました。
逃がさないように──縋るように。

「本当に嘘ですか?」

張り付いた笑みを浮かべたまま詰問します。

「あなたはまだ何か我慢していませんか?
 怖い事じゃ全然ありません。変わっているんじゃないんです。
 最初からずっと私はそういう人間なんですよ。
 ここでなら、思ってる事を言っても怒られたり殴られたりしません。
 初めて見つけたんです……誰にもはばかられずにやりたいって、何をされても構わないって思えた事なんです」

そのまま押し倒してしまいそうな勢いで前のめりになっていきます。

「私の為を想うなら──最後くらい、わがままを言わせてください。
 これでも……これでも本当に無いのだったら」
(-387) 2022/02/28(Mon) 18:25:33

【秘】 園芸 ハナサキ → 普通 ナツメ

「もう味方はやめます」

もう、どっちでもいい。

「次から私に投票してくださいね。
 私を変えたくないんだったらそうすればいい。
 誰にも恨まれず、目立たずこれからも普通に生きていけますよ」

あなたが賢い普通の選択をするのなら、もう私は不要です。
……やっぱり2番にもなれなかったんですね。
(-388) 2022/02/28(Mon) 18:27:37

【秘】 規律 ユス → 普通 ナツメ

 最後のメッセージを行ってから、かなり長い時間が過ぎた後。

『ナツメ。俺の方の約束は済んだ。先に図書館に向かうが、そちらは時間に気にしないでほしい』

 そんな簡潔なメッセージが送られた。
(-398) 2022/02/28(Mon) 19:56:38

【秘】 普通 ナツメ → 園芸 ハナサキ

 ソファがぎしりと軋んで、肘掛けに背中がぶつかった。
 びくり、と薄い肩が揺れる。青々しい瞳が揺らぐ。
 ――――けれど、それだけ。

「……ううん。言われたとおりに投票なんて、しません。
 もう、自分で、決められます」
 

もう、一度はそうした。
後ろめたくて、押しつぶされそうで、しかたない。
何も言ってはくれない、ずるい子がいたから、ひとりで選んだ。
 

 揺らぐ瞳で、少女はあなたを見つめる。
 こんなふうに詰め寄られて、こわくないわけないけど。
 目を逸らしたいほどの、非日常の恐怖じゃない。
 そこにあるのは、いるのは、一つ年上の女の子で。

 ……こんなのきっと、生きてれば普通にあることだから。
(-405) 2022/02/28(Mon) 20:15:24
ナツメは、えいっ。フォーチュンクッキーを思い描いた。
(a60) 2022/02/28(Mon) 20:16:56

【秘】 普通 ナツメ → 園芸 ハナサキ

 思い描いたとおりに出てきた小さなクッキー。
 少女は口で受け止めて、ぱきりとかみ砕く。
 ぽろぽろ零れるくずと、唇に挟む、小さく折り畳まれた紙。

 投票するのは……そう口を開くと、ぽとり。
 二人の間、スカートの膝の上に落ちて。
 中身も見ずに、少女は一人の名前を呼んだ。

「エノさん。話したことがない人だから。
 そんな人を殺してでも、まだ、このままでいたいから」

 それが今の答えです、と言って。
 それから不格好に、眉を下げて笑う。

「……あとでまた迷うかも。
 そのときは、相談にのってください」
 

ちょっとだけ、自棄だったりする。
本当はまだ迷ってて、恨まれるのが怖いのも図星。
なんかちょっと、言い方にムカついて無理しちゃった。
 

「今は、ハナサキさんの番です。
 どうしたい、とか。ありますか?」

「言いたいだけ、言ってください。
 大事な話だから。たくさん考えて、たくさん迷いましょう」
(-407) 2022/02/28(Mon) 20:21:27
ナツメは、ぱき。中身は、<<エノ>>
(a62) 2022/02/28(Mon) 20:22:22

【独】 普通 ナツメ

/* >>a62
< xsmall>who</xsmall >つけるの忘れちゃったので供養しとこ


<<エノ>>
who
(-410) 2022/02/28(Mon) 20:27:07

【秘】 園芸 ハナサキ → 普通 ナツメ

「………………え」


この場で一番揺れているのはきっと花のような笑顔。
力を込めた手があなたにもよく分かるくらい震えています。

「決めたって、あの、エノさんですか?ええっと、おめでとう?じゃないですね、あれっ。
 私の番、じゃなくて……」

笑えません。
こんなのって。じゃあ。

「私は、じゃあ、全部」

要らないじゃないですか。
(-420) 2022/02/28(Mon) 21:40:08

【秘】 園芸 ハナサキ → 普通 ナツメ

俯いた目は色の抜け落ちたようなガラス玉。
綺麗な青が見られなくて、下がった髪暗い影に落とし込み。
そのまま吊り糸がきれたみたいに項垂れてあなたから身を引こうとします。
ソファについた手が大きめの欠片をくしゃ、と踏みつぶしました。
ばらばらの心も全部踏みつぶしてしまえればいいのに。


「変われなかったら……だって」

何処にもいけない。
何処にもいかなくていい。
(-421) 2022/02/28(Mon) 21:43:31

【秘】 園芸 ハナサキ → 普通 ナツメ

「分かりません………………」

何がしたいか。
何が言いたいか。
子どものままなのはきっと私だけ。

「おかしい、ですよね」
結局、唯一の味方お母さんの言う通り。
望まれた事以外を望んでも痛みしか生まれない。
傷を隠す膨らんだ髪も長い袖も。
手形のついた首筋も苦しくて。
そんな事実しか無い事に愕然としました。
(-424) 2022/02/28(Mon) 21:55:07

【秘】 普通 ナツメ → 園芸 ハナサキ

「おめでとう、かな。
 じゃあ、ありがとうございます」

 絡めた指で、離れていく身体を繋ぎとめて。
 ゆっくりと伸ばした指先で、垂れた横髪をはらう。
 透明の瞳を覗き込んで、目が合わなかったらそれでもいい。

「うーん……おかしいのかな。
 分からないです。
 ずっと黙ってた私の方が、おかしい子かも」

 言語分からないのかと思った、とか言われたんですよ。
 冗談めかして、そう打ち明ける。

「……泣かないで」

 まだ少しだけ潤んだ目元と声で、話しかける。
 
あなたはそうじゃないといいな、と思いながら。


「死ぬのが怖いって、言ってたけど。
 ……生きて帰るつもりは、ありますか?」
(-431) 2022/02/28(Mon) 22:40:37

【人】 普通 ナツメ

 乾いた音が、どこからか聞こえた。
 
洋画。ゲーム。スピーカーからの効果音。……VR。
 

「…………」

 待ち合わせのメッセージに返信を送る。
 そして足早に図書館へ向かいながら、もう一通。
(15) 2022/02/28(Mon) 22:43:16

【秘】 普通 ナツメ → 規律 ユス

 あなたからのメッセージがあって間もなく、
 OK!うさぎが跳ねるスタンプ。

『今からいきます。ちょっと待っててね。』

 その返信からしばらく経って、図書館へ。
 きょろ……あなたの姿を探しながら、入口をくぐった。
(-432) 2022/02/28(Mon) 22:47:35

【秘】 普通 ナツメ → 規律 ユス

/*
先約の秘話が佳境ですが、ライブ感で来ました。
無理が出そうになったら一旦ストップさせてもらうかも…そんな感じでお願いします…!
(-433) 2022/02/28(Mon) 22:48:00

【秘】 普通 ナツメ → 奇形 メイサイ

 乾いた破裂音から、間もなく。
 こんにちはの省かれたテキストメッセージ。

『今の音、聞いた?』
『メイサイくんは大丈夫?』
(-434) 2022/02/28(Mon) 22:51:06

【秘】 園芸 ハナサキ → 普通 ナツメ

「ずっと最後には選ばれなきゃって、言われてたからそうしないとって思ってて……でも、ここに来て、最後くらい自分で考えてみようと頑張ったら、ひとりで何も考えないで死ぬのってすごく──怖いって分かっちゃったんです」

逃げようとする体が繋ぎ止められます。
払おうとして、やっぱり離したくなくて。
ぽたり、ぽたり。
涙とともに瞳が洗われるように色を取り戻していきます。

「私が選ばれないで帰っても良いんでしょうか?
 選ばれない私は本当に価値はあるのでしょうか……」
(-436) 2022/02/28(Mon) 23:06:56

【秘】 奇形 メイサイ → 普通 ナツメ

 着信。
 安否確認のメッセージに、少しだけ頬を緩めた。

『ナツメ先輩。お疲れ様です』
『僕は全然大丈夫ですよお。干渉できませんから』

『それより、先輩の方が気を付けた方がいいかと。
 薬局。ヒメノさんとエノさんが刃物と銃でやりあってて危ないです』

 現場からは以上です。
(-438) 2022/02/28(Mon) 23:18:07

【秘】 普通 ナツメ → 園芸 ハナサキ

「うん。そういうのを……
 怖いって、思える人でよかったです」

 涙を拭いたくて、頬に手を添える。
 溢れる雫で、薬指がすぐに濡れそぼった。

「価値とか、難しいことは分からないけど。
 ……死にたくないなら、生きて帰ってほしいな」

「優しかったり、立派でなんか。なくていいから」
(-439) 2022/02/28(Mon) 23:36:32

【秘】 園芸 ハナサキ → 普通 ナツメ

「ナツメさんの中の私ってどうなってるんですか……ちょっと気になります。
 ふ、ふふっ……案外私も普通、なんですかね」

ずっと、たくさんのものが見えていたのはあなたの方だったんですね。
拭われた頬に次の涙は伝いませんでした。
朝露の落ちた蕾が花開くように笑います。
泣いたばかりのへにゃっとした不格好な笑み。

「生きて、全部投げ出して、それで何の為に帰ろうか。
 その為にってずっと育ってきたから……これからどうしましょうか?」

数分前と同じ問。
けれどそのニュアンスは違います。
もっと前を向いた明るい指針。
(-440) 2022/02/28(Mon) 23:58:10

【独】 普通 ナツメ

 その返信を見たとき、そうだった、と私はほっとした。
 危ないものは、すり抜けるんだった。
 なにかに巻き込まれたりしてなくて、よかった。

 吐いた息が詰まったのは、その次の瞬間――
 続けて送られてきたメッセージを読んだときだったから、
 そうだったね、うっかり、とか言ってる場合じゃなくなったんだけど。
(-441) 2022/03/01(Tue) 0:34:33

【秘】 普通 ナツメ → 奇形 メイサイ

 そうだった、と息を吐く。すぐに詰まった。

『なんで?』
『どういうこと』

『近くにいるの?』

 スタジオ(図書館)大混乱です。
(-442) 2022/03/01(Tue) 0:35:00

【秘】 規律 ユス → 普通 ナツメ

/*
佳境は大切なので是非そちら優先していただきたい。


佳境ということは心情などの着地点どうなるかわからないと思いますし、気にせずお相手さんとじっくりロールしてください。
こちらはいつでも大丈夫なので、どうかお気になさらず。ライブはまだ公演前にしましょう。

こちらは後ほど一度返しますが、そちらからの続きは先約が終わってからということで。
(-443) 2022/03/01(Tue) 0:46:25

【秘】 普通 ナツメ → 園芸 ハナサキ


 
優しいけどたまに怖くて、ちょっと不安になる人です。


 ……と、正直に言うわけにもいかず。
 普通が一番です、なんて返事で誤魔化す。
 
ずっと嫌いな“普通”だけど、今は明るい意味だと思った。


「うん、ほんとに……」

 少女は、ほっと息を吐く。よかった。その瞬間。
 力が抜けて初めて、芯が強張っていたことに気がついて。

「…………」

 えい。
 あなたをぎゅっと抱き寄せ、倒れ込むのに巻き込んだ。
(-445) 2022/03/01(Tue) 1:03:54
ナツメは、どさっ。後頭部を肘掛けにぶつけた
(a66) 2022/03/01(Tue) 1:04:16

ナツメは、ごっ。「いたっ」
(a67) 2022/03/01(Tue) 1:04:28

【秘】 普通 ナツメ → 園芸 ハナサキ

 ぶつけた後頭部、行儀悪く、ちょっと乱れたスカート。

 ソファの上、ずりずりと姿勢を整えて。
 少女は仰向けになって、あなたに話しかける。

「……これから、どうしましょう、ね。
 何かして遊ぼうかなとか、ここで寝ちゃおうかなとか。
 好きなものとか、ごはんとか、目標とか。……投票、とか。
 考えること、いろいろ……」

 あなたの零す雫を受け止めたくて、必死だった。
 涸れたらまた、迷って悩んで、ちょっと萎れてしまうかも。

「何から、考えたいですか?」
(-447) 2022/03/01(Tue) 1:09:12

【秘】 普通 ナツメ → 園芸 ハナサキ

/*
お返事遅れがちですみません。PLそろそろ就寝します…
明日の日中、あまりレスできないかもしれないです。

けっこう大事なお話しちゃってる気がし、投票間に合う…!?と、どきどきしています。
もし何かあったら言ってね…!
(-448) 2022/03/01(Tue) 1:16:03

【秘】 普通 ナツメ → 規律 ユス

/*
はい。


薬局ビックウェーブの端っこに乗れたので満足しています。
では、お言葉に甘えてこちらからのお返事はいろいろ落ち着いてから…
リアル都合もあり、更新跨ぐ予感がほんのりです、よろしくお願いします。(返信不要)
(-449) 2022/03/01(Tue) 1:22:55

【秘】 奇形 メイサイ → 普通 ナツメ

『近くにいますよ〜』
『僕も変な音聞こえてから来たので、経緯はよく分かんないですね』
『アクタさんとユメスケさんも来てるんで、多分spろそろ落ち着きそう』

 あ。入力ミスった。……。

『とは思うんですけど、結構2人の怪我酷いです。アクタさん1人で大丈夫かな。
 来れます? できれば誰かと一緒に』
(-450) 2022/03/01(Tue) 1:26:36

【秘】 園芸 ハナサキ → 普通 ナツメ

「?」

やっぱり言わななきゃ分からなくて、ハナサキは首を傾げます。
普通、普通かぁ〜と何度か噛みしめていたところ。

「あわっ…………」

不意に抱き寄せられれば重力のままにあなたへ倒れ込みます。
支える事もできずに全体重をあなたに乗せて、あなた越しのソファの跳ね返りを感じます。
同時に結構いい音も聞こえました。

「急に倒れたら危ないですよ!もう……」

心配そうにあなたの頭をさすります。
後頭部には届かないけど、頭頂部でもたぶん効果は同じはず。
不格好な笑みも呆れ顔を経由して自然なかたちに戻ってきました。

「あっ!好きな事なら土いじりがあります!これからまた──ではなくて!まずは投票の事ですよね。
 明日も今日と同じように誰かに投票しなくてはいけませんし、ええと……」

あなたが頑張った分だけきっと華のある声。
心臓はあなたのすぐ隣。けれどあなたと違う個々の鼓動。
あなたが望んだ私の為のいのち。
これが相談なのだとしたら、やっぱり聞いておくべきかと思いました。

「今日も私に入れるのは……ダメですか?」
(-453) 2022/03/01(Tue) 1:47:03

【秘】 園芸 ハナサキ → 普通 ナツメ

/* おやすみなさいです!健康だいじにしましょう!
私も明日は夜までほぼレスできないのでお互い様で。
投票間に合わなくてもそれはそれでいい感じにしましょう!
(-454) 2022/03/01(Tue) 1:48:50

【秘】 規律 ユス → 普通 ナツメ

 少女は知る由もないが、返事が届くなり青年は少し固まった。
 うさぎが跳ねるスタンプ。ねこじゃない……。
 暫くして、青年から🙆という絵文字だけが送られたのだった。


 図書館の入口をくぐった少女の視界には、自由に閲覧できるスペースにいる青年の姿が映るだろう。借りた本を数冊机に積み上げ、今も本を手に読み進めている。

 マイペースに読んでいる為か、まだ貴方に気付いていない。

/*
というわけで返しましたが、打ち合わせ通りそちらからのお返事は落ち着いてからということで。対戦よろしくお願いします。
(-504) 2022/03/01(Tue) 17:08:10

【人】 普通 ナツメ

 
少女は、図書館に向かう道すがらでそのメッセージを受け取った。
銃。刃物。
画面や紙面のなかにあるもの。
物騒なそれらを持って睨みあう、立ち入り禁止の脳内映像。

その次のメッセージで、一変する。


――――怪我。……血?

睨みあう誰かと誰かが、倒れ伏す。
生気のない顔が、ころり、かたむいて、私を。

ネイルが欠ける。
グラスが割れてジュースがこぼれる。





『来れます?』

その問い、たった一つで他人事ではなくなって。
少女は呆然と立ち尽くす。
頭がじん、と痺れて、指の先が冷たくなる。
胸が浅く上下して、瞬きを忘れた瞳が、茫洋と。
有意義無意味、散漫なイメージがうら青い脳内を駆け巡る。
(27) 2022/03/01(Tue) 17:57:39
ナツメは、はくり。音もなく、呟いた。
(a72) 2022/03/01(Tue) 17:57:54

【人】 普通 ナツメ


「    むり 」

 
(28) 2022/03/01(Tue) 17:58:03

【秘】 普通 ナツメ → 奇形 メイサイ



 それ以降。
 返信は、ふつりと途絶えた。
(-512) 2022/03/01(Tue) 18:03:20

【秘】 普通 ナツメ → 規律 ユス

「あ、」

 閲覧スペース。あなたの姿を見つけて、小走りに駆け寄る。
 結構、それなりに待たせた末の到着だった。
 少女の顔は見ればわかるほど、青褪めている。

「あの、これ」
「危なくて」「誰かと、って」

 握りしめていた手帳を開いて、あなたの前に。
 ぺたりと貼られた付箋は、抜粋されたメッセージの可視化。
 着信からはたぶん、かなりの時間が経っている。

 
『薬局。ヒメノさんとエノさんが刃物と銃でやりあってて危ないです』
『結構2人の怪我酷いです。アクタさん1人で大丈夫かな。
 来れます? できれば誰かと一緒に』


「……どうしよう」

「どうしよう、ユスくん……」

/*
状況が変わっちゃった(>>27)ので…返事をしました…。
もはやどうなってもOKです。よきようになさって
(-513) 2022/03/01(Tue) 18:03:59

【独】 普通 ナツメ

/*
返信スタンプのパターンが知ってるのじゃなくて固まるユスくんはかわいいね
JKはいろんなスタンプをつかうよ。
(-515) 2022/03/01(Tue) 18:11:48

【秘】 奇形 メイサイ → 普通 ナツメ

「……ん」

 返信は止まる。
 何らかの用事があったか。それとも。
 
『無理そうだったら、あんまり薬局らへん近寄らない方がいいです』

 最後にそれだけ送って、僕は端末を閉じた。
(-516) 2022/03/01(Tue) 18:13:37

【秘】 規律 ユス → 普通 ナツメ

「ナツメ?」

 少女の様子がおかしい。
 疑問に思ったのか本を閉じて貴方と向き合う。

 付箋として可視化されたメッセージを読んだ後、座ったまま貴方を見上げる。

「一緒に行くものがいないのならば俺が同行しよう」

「ただ」

 青ざめた貴方を、無色透明な視線が捉え続ける。

ナツメは
どうしたい?」

/*
わあ。ではライブ始めましょうか……。よきようにやりましょう。
(-518) 2022/03/01(Tue) 18:24:08

【秘】 普通 ナツメ → 規律 ユス

「え、」

 こちらを向いたあなたの側に、途方に暮れて立っている。
 無色透明に映り込む、深青が泳いだ。
 薄く張った水の膜がゆらゆらと、揺れて。

「……私、は」
「行きたく、ない、……こわい」

「でも……」

 ほんの少しだけ、目を伏せる。
 瞼が湿って、瞬けばこぼれ落ちそうだった。
(-520) 2022/03/01(Tue) 18:43:07

【秘】 規律 ユス → 普通 ナツメ

 その顔を目に焼き付ける。硝子のような瞳にはかよわい少女一人だ立っているだけ。
 ゆらりと揺れる深海が少しだけ隠れる様も見届けて、青年はおもむろに口を開く。

「俺は、俺ともう一人の命を除けば皆平等だ」

「皆平等に、どうなろうと構わない。
 ここで予定通りお前と話をしても何一つ俺は気にならない」

 読んでいた本を追いやる。

「行きたくない。怖い。それは、お前の心情だなナツメ。
 共感は出来ないが、理解はしよう。世間一般的に、誰かが誰かを傷つける場所に飛び込むのは怖いらしいから」

 感情が湧き上がり、あふれて落ちてしまいそうな深海から一切目を離すことなく言葉を続ける。

「でも、なんだ?
 俺は人の気持ちを汲み取るのが上手くない。
 言わなければ分からない。

 行きたくない、怖いと思っていても、
 それらと同居するお前の気持ちは何だ?」
(-521) 2022/03/01(Tue) 18:55:47

【秘】 普通 ナツメ → 規律 ユス

 飾り気がなさすぎるあなたの言い様。
 少女はちょっとだけ笑って、

「……正直すぎる、よ」

 決壊する前に、セーラー服の袖口がぐい。雫を拭いとって。
 ちょっと赤くなった鼻を、すん、と鳴らす。
 そうして少女は「でも、行く」と声に出して伝えた。

「こわい、けど。あの、
 ……放っておけない、から」

「…… 一緒に、行ってくれる?」
(-524) 2022/03/01(Tue) 19:20:44

【秘】 規律 ユス → 普通 ナツメ

 笑った理由が分からなくて、必要以上にぱちぱちと瞬きが繰り返された。効果音を添えるなら「きょとん」といったもの。表情が殆ど変わらない青年の、数少ない仕草だった。

「嘘をつく理由が無いからな」

 自分の手帳型端末を呼び出して、何かを書き込んでからしまった。少しして顕現したものを一緒くたにまとめて、片手で貴方に差し出す。

「ああ。俺にとっても利があるし、断る理由も特に無い。
 一緒に行こう。ただ……」

 ハンカチと保冷剤だった。受け取らなくても、その場合はテーブルに置いておく。

「心配して見にきた側が泣いているとあっては、現場の者も落ち着かないことが多いらしい。あちらに感情の起伏が激しいアクタがいるなら、余計そうだろうな。
 歩いている間に整えておくといい。俺は勝手に前を歩くから、見る者なんて誰もいない」

 「行くか、ナツメ」

 そう言って喋るだけ喋って、宣言通り貴方を置いて先に歩き始めた。
(-526) 2022/03/01(Tue) 19:29:44

【秘】 規律 ユス → 普通 ナツメ

/*
白に出ます?
(-527) 2022/03/01(Tue) 19:30:18

【秘】 普通 ナツメ → 規律 ユス

「……少女マンガだ」

 思わず手のひらを差し出して、受け取ってからぽそりと場違いな、間の抜けた感想を呟く。
 押しとどめていた涙が、じわりと湧き出てくる。
 逆効果だよ、ユスくん。

 そして、少女も踵を返して図書館を出る。
 ハンカチでくるんで目に当てた気遣いが、ひんやりとつめたくて、心地よい。
 スカートの裾を揺らして、足早に目的地へ。

 道中、相槌が返ろうとなかろうと構わず。
 宣言通り先を歩くあなたの背中に、ずべずべと湿った声で本音をぶちまけていた。

「行きたくない……」
「でもいく」
「……夢に出そうだから……」

 正義感とかは、ちょっと、普通の少女の身に余る。
 そんなだから目の腫れはちょっと、残っちゃうと思う。
(-528) 2022/03/01(Tue) 19:44:34

【秘】 普通 ナツメ → 規律 ユス

/*
出ましょう…か!もし先に書かれたら、先に投下してもらって大丈夫〜
(-530) 2022/03/01(Tue) 19:46:39
ナツメは、ナツメを泣かした誰かさんと図書館を出て、薬局へ向かう。
(a78) 2022/03/01(Tue) 19:47:37

【秘】 規律 ユス → 普通 ナツメ

 青年は振り返らない。三歩分前を歩き続ける。
 その間も、後ろから飛んできた声には律儀に返し続けていた。こっちは相変わらずマイペース。

「そうか、行きたくないか」
「でも行くか。そうか。ならついていく」
「夢に出るのは大変そうだな。何日も何回も出そうだから」

 普通の少女の、普通じゃない様子なんて見ていない。
 だからきっと、目の腫れだって、知る由もないのだ。

/*
わかりました。先に行ってるので多分先に入店してる短いレスくらいは投げちゃうかもしれませんが、その後は合わせます。
(-532) 2022/03/01(Tue) 19:51:06

【秘】 普通 ナツメ → 奇形 メイサイ


「…………あ。返信してない。
 あれ? もういっこ、きてた……」

 白い指がぺらり、ページを捲る。
 追加で送られたあなたからのメッセージ。

 歩きながら見て、読んで、またちょっと瞳を潤ませた。
 
着くまでに、なんとかしなきゃなのに。
(-534) 2022/03/01(Tue) 19:55:46

【人】 普通 ナツメ

>>薬局

「ユスくんと来ました」

 三歩分遅れて、建物の中に入る。
 冷やしながら歩いてきた目元は、それでもちょっと赤い。

 血の流れたあと。命が削られた痕跡。
 いやに静かな、すべてが決着した後のその場所。

「……ごめんね。
 来るの。おそすぎたかな……」

 長身に隠れて、まだ、決定的な何かは見ていない。
(37) 2022/03/01(Tue) 20:01:32

【人】 普通 ナツメ

>>薬局 
もうひとつ続きます


「え」

 ――――死んでしまった?
 ――歩けないほどの、怪我?

 身じろぎすると、ひやり。
 スカートの生地越し、鋭い冷気を腿に感じる。
 一瞬、目の前の光景にくらりと遠のきかけた思考が鮮明に呼び戻される。

 まだ溶け切っていないそれで、
 赤い目を冷やしてきた理由を思い出して。
 自分への呼びかけに、ひとつ頷いて動き始めた。
(40) 2022/03/01(Tue) 20:26:11

【人】 普通 ナツメ

>>薬局

 息を吸って、吐いて。

「大丈夫、アクタくん。
 がんばってくれて、ありがとう。
 ……遅れて、ごめんね?」

 駆け寄って、そう口に出す。
 もう大丈夫だから、と伝わるように。
 それから、膝をついて、怪我人の顔を覗き込んで。

「えっと……大丈夫……?
 じゃ、ないと、おもうんですけど……」

「休めるとこ、運びます。
 合議は、ちょっとくらい、待ってくれるはずです。
 あ……運ぶのに、担架、みたいなの。いるんだね」

「ユスくん、出せそう?」

 少女は、息をしているものを優先した。
 
この場で頽れずに直視できる、ぎりぎりがそこだった。
 
(41) 2022/03/01(Tue) 20:28:56