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【秘】 左方舞 五十鈴 → 右方舞 戸隠「僕は五十鈴。 ……どーしよっかな。 ソトの人にさ、話してもわからないかもしれないけど。 僕ねえ、生贄をね、欲するような強欲でクソカスな神様って、島神として相応しくないと思うんだよね。 ちゃあんと勉強してきたシティーボーイにはわかるでしょ? だから 僕が神様になってあげる。 生贄じゃなくて、りんご飴で島を守ってあげる神様にね。 そのためにはさ、”印付き”に選ばれて……神狼をおびき出して殺さなきゃいけない。 でもね、また今日も選ばれなかった。 せっかく殺す気満々なのに、ちょっとがっかりしちゃうね」 (-18) 2021/07/23(Fri) 1:45:30 |
【鳴】 左方舞 五十鈴「僕はがっかりしてるんだ。 また今日も選ばれなくてさ。 ……もし僕が神狼に従う派閥なら、僕自身を候補に選ばないよ。 何も知らない奴を送り込んで、何も知らせないまま犯して、供物にする。 僕がわざわざ渦中に飛び込んでべらべら喋るのは、神狼を殺すためだ。 神狼を支持する連中がいるのは知ってるよ。 生贄が100年に一人ってのは燃費いいもんね。 沙華はなんだか変わった。 ……ううん、変わったのは僕なのかな。 気持ちが、読めないんだ。 島には悪い人なんていない って、僕知ってるのにね」 (=2) 2021/07/23(Fri) 1:53:34 |
五十鈴は、しょぼくれながらりんご飴を食べている。 (a2) 2021/07/23(Fri) 15:20:22 |
【秘】 左方舞 五十鈴 → 右方舞 戸隠「……僕……私には神狼の血が流れてる。 だから、きっとできるはず。 そのために舞手になったし、体にも細工をしたんだ。 いつか殺そうと思って、贄に選ばれる時を待ってた。 まあ今も待ってるとこなんだけど。 シキは……わかんないけど、あの鬼は元気そうでよかった。 もしかしたら、サクヤが一人で”引き受けて”るのかもね。 でさ、聞きたいのは”右”君が僕を信じてくれるのかくれないのか。 信じてくれるなら頼みたいことがある」 (-37) 2021/07/23(Fri) 15:25:16 |
【鳴】 左方舞 五十鈴「……変わったのは僕なのかもね。 女で生まれたのに、男としても機能するように体に細工をしたんだ。 ……もしもの時、血を誰かに継がせて、子供を残して、いつの日か神狼を殺して本当に平和な島にするために。 沙華はこういうの嫌うかもしれないね。 だから、僕が一方的に近寄りがたく思ってるのかもしれない。 これをユヅに話したらユヅの負担が増えるけど。 でも僕は言うよ。 ……神狼を殺して、僕が神になるんだ」 (=4) 2021/07/23(Fri) 15:30:00 |
【人】 左方舞 五十鈴「……はーあ。 なんでまた今日も僕じゃないの? 僕の”計画”は失敗だっていうの? 僕はそんなに神様に好いてもらえないの? 僕、誰かに好かれたいよ。 ぐちゃぐちゃにしたい」 口に運ぶ冷やしたりんご飴は、今日も甘くて美味しい。 (25) 2021/07/23(Fri) 15:35:25 |
【秘】 左方舞 五十鈴 → 書生 シキ「あれ?もしかして僕のこと疑ってる? やだなあ、ちょっとおもしろくなっちゃった。 ……僕が神狼を信奉してたならさ、僕自身を候補に選ばないよ。 何も知らない奴をたぁーっくさん放り投げてさ、何も知らないうちに贄になってもらった方が都合いいでしょ? ざんねーん、僕は”シロ”でした! ……ま、それは置いといてさ、僕落ち込んでるんだよね。 順当すぎる人選じゃん? サクヤはまず祭りに逆らわない、シキとあの鬼はソトのもんだよ。 ……ガチでさ、生贄にする気満々じゃん? ってことはさ、やっこさんがお出ましになるってことだよ。 ねえ、僕もそこに行きたいなあ」 (-44) 2021/07/23(Fri) 16:24:55 |
【秘】 左方舞 五十鈴 → 右方舞 戸隠「……私がもし神狼を殺すのに失敗した時は、サクヤを連れて逃げて欲しい。 サクヤがここで孕んで、子供を産むならそれは私の子かもしれない。 ……男としても機能するように体に細工をしたんだ。 神狼を殺せる可能性のある、神狼の血を絶やさないためにね。 ソトの奴を巻き込む気は無いよ。 ”右”君があまりに熱心に踊ってたから、気になっただけさ」 (-47) 2021/07/23(Fri) 17:00:56 |
【鳴】 左方舞 五十鈴「ユヅが女の子だったらな、僕の子を身籠ってもらおうと思ったのに。 もし僕が失敗してもさ、僕の子達がいつか神狼を殺してくれる、いつか島に本物の平和をもたらしてくれる、そういう保険をかけようかと思ったのに。 ……神になった後のことはわからないな。 でも、りんご飴はずっと好きだよ。 真っ赤で、甘くて、美味しいから。 きっと、僕が食べた痕が残るはずだよ」 (=6) 2021/07/23(Fri) 17:14:59 |
【秘】 左方舞 五十鈴 → 書生 シキ五十鈴はけろりとしている。 「うん、まあサクヤのことだから大方一人で”引き受けてる”んじゃない? ソトのさ、鬼を犯してもしょうがないでしょ。 シキはまあ、男色が好きな奴がいたら、だけど女よりは全然安全だよね。 僕さあ、もう一つ保険かけておきたいんだよね。 誰かの子を孕んでおきたい。 今回僕が失敗しても、また次もその次もずっとずーっと、島が平和になるまで神狼の心臓を狙うよ」 五十鈴は、にやにや笑っている。 (-55) 2021/07/23(Fri) 18:12:24 |
【鳴】 左方舞 五十鈴「でもさ、今回失敗してもずっとずうーっと神狼の心臓を狙えるように、子供を孕んでおきたいとも考えてるよ。 僕が今回選ばれずに失敗しても、僕の子たちがいつかあいつを殺して……本当に平和な島にする。 りんご飴が並ぶお祭りなんて、平和だし可愛いし、いいと思わない?」 (=8) 2021/07/23(Fri) 18:15:24 |
【秘】 左方舞 五十鈴 → 右方舞 戸隠「そ、ありがと。 サクヤは僕の大事な”腹”だから。 ……”右”君が僕を孕ませてくれてもいいんだよ? 僕、今回失敗しても懲りずにさ、子供も孫もその先もずーっとあいつの心臓を狙い続けるから。 ママからもそうやって聞いてるからさ」 (-58) 2021/07/23(Fri) 18:46:03 |
【秘】 左方舞 五十鈴 → 書生 シキ「ねえシキ……シキは何しにここに来たの……? 僕なら……シキのお願い叶えてあげられるかもしれないよ……? そろそろ”印”効いてきた? 僕、女だけど男の機能もあるから……我慢できなくなったら言ってね?」 (-62) 2021/07/23(Fri) 19:18:51 |
【人】 左方舞 五十鈴「数が合わない、ねえ。 いつものことだし、僕はどうでもいいよ。 それよりさあ、僕こんなに可愛いのにどうして選んでもらえないのかな? 神狼の心臓をりんご飴みたいに飴かけて、食べてあげたいのに。 みんなもいい加減こんな祭りやめよーよ」 くすくす。 (40) 2021/07/24(Sat) 15:30:12 |
【鳴】 左方舞 五十鈴「そうだね、……選ばれなくても殺す方法はある、かぁ。 祠は崇拝派が守ってるからね、今日はおとなしくするしかないか。 ……ユヅは危なくない所にいてね」 (=10) 2021/07/24(Sat) 15:38:18 |
【秘】 左方舞 五十鈴 → 書生 シキ「そっかぁ。 シキも何かされちゃったのかな? ……予防線張るってことは、そこに崇拝派がいるのかなぁ。 表で神狼殺すって言ってるし、カチコミするなら明日かな? 明日はなんとか選ばれたいんだけどね〜?」 五十鈴はにやにや、あなたに刻まれた印がどう作用しているのかと思案を巡らせているようだ。 (-81) 2021/07/24(Sat) 15:54:22 |
【秘】 左方舞 五十鈴 → 忘れ屋 沙華「あれぇ、沙華じゃん。 めっずらしー、僕のこと嫌いかと思ってたよ。 ……沙華はさ、”崇拝派”じゃなかったの?」 足を止めて大きなりんご飴を見やる。 その分は話を聞こうと思っているようだ。 (-85) 2021/07/24(Sat) 16:48:54 |
【秘】 左方舞 五十鈴 → 忘れ屋 沙華わざとらしくあてがわれればぺろりとそれを舐め、にいっと笑う。 「あはは、やっぱ沙華とは気が合わないね? ……僕が、神狼を殺して心臓を食べて、本当の島神になろうと思ってたんだ。 まさか同じこと考えてたなんてね? ああ、でも二人いれば保険には丁度いいか。 ……沙華。生贄の人選がさ、妙だと思わない? 祭りに逆らわないサクヤを除けば、何も知らない島ソトの奴ばっかりだ。 神狼のやつ、そろそろ本気だと思う。 ……100年に一人でいいからって、誰かに命握られるのはもう沢山だよ。 僕は僕で神狼を殺して神になる、でも沙華は沙華で神狼を殺して神になっていい。 生贄を出さなきゃいけないなんて、良くないよ。 僕はりんご飴でみんなを守ってあげる神になる。 ……だからそれまで、協力してもいいよ」 (-87) 2021/07/24(Sat) 17:08:00 |
【秘】 左方舞 五十鈴 → 右方舞 戸隠「ふうん??? ……良い子の右君、そのまま死んで満足できる? 生贄にされたら、死んじゃうんだよ? 誰ともヤらずに死んでー、満足かなぁー?」 (-89) 2021/07/24(Sat) 17:18:29 |
【秘】 左方舞 五十鈴 → 忘れ屋 沙華「ん、お優しいなあ沙華は。 昨夜選ばれたシキはソトから来た奴だ。 鬼女もソトから来たって言ってた。 サクヤは逆らわない、シキと鬼は祭りのことを知らなかった外者だ。 生贄にするなら”丁度いい”よね? 逆らわない子、そもそも知らない奴、神狼にとっても食べやすいでしょ」 (-91) 2021/07/24(Sat) 17:28:03 |
【秘】 左方舞 五十鈴 → 忘れ屋 沙華「……だから、今年はホントに生贄が出ると僕は思った。 生贄が出るってことは、神狼が出てくるってことでしょ? 出てくるなら殺せる。 ……沙華はどうやって神狼を殺そうと思ってるの?」 (-95) 2021/07/24(Sat) 17:55:27 |
【秘】 左方舞 五十鈴 → 忘れ屋 沙華「……なるほどね。 沙華。僕には神狼の血が流れてる。 だから、触れることができるんじゃないかと思ってる。 触れられるなら殺せる。 そうして……このりんご飴みたいな、心臓を食べるんだ。 僕の作戦はそれ。 選ばれて踊るふりして……おびき出して殺す」 (-97) 2021/07/24(Sat) 18:32:13 |
【秘】 左方舞 五十鈴 → 忘れ屋 沙華特に外見で変わったところはないだろう。 「僕のママもね、ずっとそうやって神狼の心臓を狙ってた。 でも、その時じゃなかったから適当に結婚して子供を作ったんだ。 その時が来るまで内緒にしろ、神狼に従うフリをして待て、って言われて育った。 わざわざ踊りまで覚えてさ、……くくっ、待ってたんだよ。 でも、ダメだったら誰かと子供を作って、その子に望みを繋ぐつもり。 そのためにソトに出て、 男としても機能するように 体をいじってきたんだ。……沙華にそれを言ったら軽蔑される気がしてさ、ちょっと避けてたよ、実はね」 (-99) 2021/07/24(Sat) 18:55:14 |
【秘】 左方舞 五十鈴 → 忘れ屋 沙華「……沙華に無いもの持ってるのに、沙華と同じ男の機能も欲しいとか、沙華が聞いて面白い話じゃないでしょ……」 ”戦友”か……、と自分もその背をさする。 あなたもまた戦う人だった。 それがわかってよかった。 「……沙華、もし僕がダメだったら、その時はお願い」 (-107) 2021/07/24(Sat) 19:33:16 |
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