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![]() | 【秘】 跼蹐 カナイ → 声無きを聞け マユミ/* というわけで表敬訪問に参りました凶狼だにゃん…… 本日予定していたお話の内容にもよるかなあという感じではあるものの、 現状誰かから介錯の打診が来ていなければ良ければ介錯を務めさせて頂きたいにゃん…… できたら知り合いの死は看取りたい人間心理 知り合い なぜ吊られていく どうして…… (-2) 2022/06/03(Fri) 22:23:54 |
![]() | 【神】 跼蹐 カナイ/* 念の為誘導を置いておこう。 本日の会議室時空はこっちで〜す(誘導) 死体になったり、死体を見に行ったりのロールをする人は それぞれ墓下発言や白発言でするとアンカつけられるので参照性がよろしいです! (G0) 2022/06/03(Fri) 22:26:50 |
![]() | 【秘】 跼蹐 カナイ → 声無きを聞け マユミ/* では責任を持って誠心誠意介錯させて頂きます……… 大雑把に分けると会議室時空が神窓、それ以外が全体……になりそうなので それとなくこのロールは死体探しじゃないよ〜って地の文で描写等だけしておけば そんなに混線する事は無いんじゃないかなあと思います。飽くまでも混線防止に分けてるだけなので… (-5) 2022/06/03(Fri) 23:23:08 |
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![]() | 【秘】 跼蹐 カナイ → 声無きを聞け マユミ/* 基本的に、生存確認に会議室に全員が集まったタイミングで 墓落ちした人が居ない事に気付く、という感じになりそうなので… 今回で言うと三日目の中のどこかの時系列で死亡して、 四日目の最初に皆が会議室に集まった時に不在に気付く という感じになりそうです。 あんまり時系列的に早い所で死んじゃうと行動が制限されてしまうので、 ある程度話した所で一度時系列を少し後に切り替えちゃってもいいかも。 お話の内容次第で結構介錯のやり方は異なる感じになりそうなので、 NG事項の確認や最終的にどんな感じになるかの予測は途中で出す事になりそうです。 ではではなにとぞよろしくお願いします…… (-12) 2022/06/03(Fri) 23:55:34 |
![]() | 【独】 跼蹐 カナイ>>秘話 結木 暫しの間やや高い視点から見下ろし、笑みを見せて、承諾を返す。 そんなあなたの一連の動作や仕草を、 こちらもまた、そこから何かを汲み取るべく怖怖と見ていた。 言葉も、仕草も、表情も。 初対面と何から何まで変わらないまま。 叶 西路という人間は、目の前のものが、自分を脅かすものか否か 最初からずっと、それを判別する為に他者の顔色を窺っている。 それがどんなに恐ろしいものであっても 死んでしまえば自らを脅かせはしない。 恐ろしいものから本当の意味で逃れるには、──── "それ"が殺してまで逃れたいようなものかを推し量る為に。 「………、そうですか…… そう言って頂けて、少し安心しました…」 小さく安堵の息を吐いた事に嘘は無い。 けれどそれは──あなたからの協力を得られたからだったのか? 続く言葉に一つ頷いて、 前を行くあなたの背を、身長差から少しばかり早足に追った。 (-26) 2022/06/04(Sat) 2:13:47 |
![]() | 【神】 跼蹐 カナイ一人、二人、三人。エマの他に、新たな不在者達。 伊縫が居ない。──不安。 奈尾が居ない。──不安。 結木が居ない。── 。 寝落ちした篝屋が立てた音に一度びくりと肩が跳ね、 会議室を出て行く人々の動きを どこか心ここにあらずといった様子で視線だけで追った。 (G8) 2022/06/04(Sat) 2:53:37 |
![]() | 【神】 跼蹐 カナイそれから幾許かの時間が経った後。 神陰間の持ち帰った報告に、 常に不安げな表情はまた不安と恐れを色濃くして。 「…………」 片手で片腕を抱くように上着を軽く握った。 いつの間にやら袖口には赤黒い染みが滲んでいる。 「……伊縫さんは…」 「…奈尾さん、は?」 特定の個人を探す事について最も頼れそうな人は、 その姿を消してしまった内の一人だった。 今し方、物言わぬ躯となってしまったと告げられた者だった。 ──残る二人は何処へ? 自ら探すと名乗り出た者へ縋るように視線を向けた。 (G9) 2022/06/04(Sat) 2:54:06 |
![]() | 【赤】 跼蹐 カナイ何度も気配を探り直す。 何度も何度も探り直す。 それでも恐ろしくもどこか懐かしいあの気配は見付からない。 少なくとも、きっと、以前と全く同じ気配は見付からない。 今は何処にも見付からない。 変わらず感じ取れるものは傍にある一つの気配だけ。 傍に無いもう一つが何処へ行ってしまったのか、 何をして、どうなってしまったのかわからないのが恐ろしい。 自分にわかる事は──それだけ? (*1) 2022/06/04(Sat) 3:50:26 |
![]() | 【独】 跼蹐 カナイ>>秘話 結木 「………いえ……なら、ちょうどよかった」 標本室へと踏み入って、静かに扉を閉め、注意深く気配を探る。 その目的に沿って、実に丁寧に、いっそ無機質に。 様々な『嘗て生物だったもの』が保管されているこの部屋は、 施設の全ては地下とはいえど、殊更に薄暗く、狭苦しく感じた。 「…………」 周囲に何も、──そして誰も居ない事を確認した後に。 忙しなく周囲に視線を向けるあなたの様子を見て、 その言葉にまた一つ頷くだけで了承を返した後。 或いは、もしかしたら、最初は、本当にただ。 現状を把握する為にあなたを頼ったのかもしれない。 けれど今となってはもはや定かではない事だ。 (-30) 2022/06/04(Sat) 10:31:51 |
![]() | 【独】 跼蹐 カナイ>>秘話 結木 足音を、気配を殺してそろりとあなたに近付いた。 とはいえその様子はもしかすると、戸棚の類のガラスに反射して あなたの視界に微かに映っていたのかもしれない。 けれど気付いただけではもう手遅れだった。 あなたのすぐ傍で瞬間的に異様な気配が膨れ上がって、 (-31) 2022/06/04(Sat) 10:32:42 |
![]() | 【独】 跼蹐 カナイ>>秘話 結木 ────ぱきり、 ああ、恐ろしくもどこか安心する、そんな感覚だ。 その背に振り上げた右手の中にあるガラス片が音を立てて、 手を、指先を鎧うように忽ちにその形を変え、 人を傷付けるには十分な、大きく鋭い鉤爪と化して。 あなたの首、肩、背中。 無防備な部位を、明確な殺意をもって狙う。 そうして容赦なく不意打ちの一撃が振り下ろされる。 ──ぶづっ、 ──み"ちみちみちっ、 捉えればそのまま、引き裂くように、傷口を押し広げるように。 尋常ではない力で肉に食い込んだその切っ先を押し下げた。 ──叶 西路という人間にとって、あなたというものは。 あまりにも理解し難く、それゆえに恐ろしいものだった。 今すぐにでも、その輪郭のない恐怖から、 あなたを殺して逃れたいと思ってしまうほどに。 (-32) 2022/06/04(Sat) 10:35:20 |
![]() | 【神】 跼蹐 カナイ「………、……」 視界を横切る人影をそろりと視線で追って、 続く言葉に一度口を開きかけて。 けれど放っておくには少々気掛かりな篝屋の様子を見て、 それから神陰間からの申し出にそれを呑み込んだ。 「わかりました……すみません、篝屋さんの事をお願いします」 おずおずとまだ会議室に居る面々にそう声を掛けて、 少しだけ早足に神陰間の背を追い掛けた。 (G12) 2022/06/04(Sat) 12:19:43 |
![]() | 【独】 跼蹐 カナイ>>秘話 結木 からん、と。 何処か遠くで軽く硬い音がした。 あなたの取り落とした鍵か、或いは他の何かが立てた音。 「────は、はは あはははは……」 痛みに怯む相手にもう一度 がつ、と爪先を突き立てて、 抑え込むように、押し倒すように、傷口を抉るように。 切っ先が押し込まれ、ぎりぎりと引き攣れた皮膚が悲鳴を上げる。 血に濡れた爪先が肉を掻き分け、にち、と湿った音を立てた。 「どうして?どうしてそんな顔をするんですか? どうしてそんなに苦しんで、怯えているんですか? ねえ、僕が人を殺した時、あの時あなたは……」 「──あんなに嬉しそうだったじゃないですかっ!!」 ぎちり、また少し、透明な凶器を酷たらしい傷に潜り込ませて。 哀れな被害者から溢れる悲痛な叫びも意に介さず吠え立てる。 責任を転嫁する傍らに甚振るように苦痛を与え続けて、 思考に反撃の余裕を与えないよう──自分が害されないように。 一度パニックに陥った人間の力は異様に強く、 あなたがこの狂人の手を退かす事ができるかと言えば 痛みで怯んでいる限りは恐らく難しい事になる、けれど。 裏を返せばこの狂人があなたを甚振る事に執心している間、 あなたがその手や腕に触れる事は実に容易な事だ。 (-38) 2022/06/04(Sat) 12:57:12 |
![]() | 【独】 跼蹐 カナイ>>秘話 結木 「それが自分に向けられるなら話は別ですか? そうですよね、それって普通で、おかしな事じゃないですよね? 僕も── 僕だってあなたに同じ事を思ったんだ!!! 」だからこれは正当防衛なのだと。 あたかも弱者のような、被害者のような顔をした加害者は、 どこまでも必死に、言い訳をするように言い募った。 こちらは言葉でも行動でも一方的に暴力を振り翳し、 対するあなたは苦痛に喘ぎ譫言のように疑問を呈するだけ。 客観的に見れば、今この状況に於いて、加害者は自分なのに。 「他人だから、必要だから、そんな理由で!! 平気で人に危害を加えるような人が、 人を殺した人に向かってあんな事を言うあなたが!! 僕にとって── 安全だと思えるわけがない!!! 」殆ど半狂乱で自己弁護を続けるこの狂人は、 その言い訳が翻って自分にも返ってくる事に気付いていない。 自分こそが絶対的な弱者で被害者だと本気で信じ込んでいる。 最初から、ここであなた達と出会った時から、ずっと。 (-39) 2022/06/04(Sat) 12:59:27 |
![]() | 【独】 跼蹐 カナイ>>秘話 結木 叶 西路という人間は、初めから致命的な破綻を抱えていた。 それはこの一連の出来事に巻き込まれるずっと以前から。 誰も与り知らない所で、あまりにも普通に、音も無く。 誰に気付かれる事もないまま。 父の死によって恐怖から解放されたあの日から。 夕日で真っ赤に染まった道路。 散らばるガラスの破片と、凄惨な事故現場。 その光景に、どうしようもない安堵を感じた時から。 あの日から既に修正不可能な程に正気のレールを踏み外していた。 この場所で起きた出来事の全ては結局の所、 それがこうして顕在化するほんの切っ掛けであったに過ぎない。 (-40) 2022/06/04(Sat) 13:01:57 |
![]() | 【秘】 跼蹐 カナイ → 声無きを聞け マユミ「……いえ……大丈夫、だと思います」 足早に背を追って、追い付いた辺りで謝罪にそう返した。 事実大丈夫なのかは定かではないけれど。 これで何か不都合があるとすれば周囲に不自然に思われる事で、 誰から疑われているかなんて把握はできないものだ。 「………すみません、やっぱり怪しい……ですよね 僕の……よくわからない力も、皆さんとは少し違うみたいで」 殆ど無意識に袖口に片手が伸びた。 一度、逡巡するように言葉を切って。 人ひとり分ほどの距離の先に居るあなたの表情を窺った後。 「…それで少し切っただけ、なんです。本当は……」 いつも通り、不安げに、恐る恐るといった様子でそう続けた。 その言葉に嘘はない。 事実とりわけ赤黒い染みの目立つ右袖は、 制御を誤った自身の力によって自ら傷付けたものだった。 常にどこか自信無く所在なさげにしているせいで、 仮に嘘を吐いていたとしても判別が付かない。 叶 西路という人間は、そんな実にたちの悪いものだった。 (-41) 2022/06/04(Sat) 13:39:23 |
![]() | 【赤】 跼蹐 カナイ一度会議室を後にして、戻って来るまでのどこかの間の事。 会議室で別れた一人に対し、 自分のスマホから短くメッセージを送った。 どうなっているかわからないから、もう一人には送らないでおいた。 『結木さんのことは今は気にしないで』 『僕がやりました』 『こわかったんです』 『ごめんなさい』 『誰にもいわないでください』 慌てて弁明をするように幾つか通知が続いて、少しの間。 (*2) 2022/06/04(Sat) 17:18:11 |
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![]() | 【赤】 跼蹐 カナイ『そう思いますか』 『なら』 『少し安心しました』 暫し送られてきた文面に視線を落として、また短い返信。 文面とは裏腹に、ほんの少しの不安を抱きながら。 状況が状況だから仕方ない。 殺さなければ殺されるかもしれないのだから仕方ない。 自分だってそう思っている。そう思ってそうしている。 けれど、もし仮に。 その行いに抵抗が無いのなら、あなたもまた恐ろしいものだ。 「………後で、確かめないと……」 臆病な加害者の独り言を聞く者は居ない。 本当に? わからないものが何よりも恐ろしい。 理解の及ばないものが何よりも恐ろしい。 ある種同罪のあなたが、そのようなものでなければいいと思う。 (*5) 2022/06/04(Sat) 19:09:34 |
![]() | 【独】 跼蹐 カナイ/* 事実上の死体埋めからの共依存ルートが舗装サレトルンナァ…… 互いにまだ猜疑心残ってそうだし喧嘩別れの目もあるが…… 予想されるルートが共依存か喧嘩別れの二択なの、だいぶヤバいよ (-45) 2022/06/04(Sat) 19:12:03 |
![]() | 【秘】 跼蹐 カナイ → 声無きを聞け マユミ「…怪我は……もう、殆ど塞がりかけてて。 痛みも殆ど無くて……気味が悪い、ですよね……」 気味が悪い、と零す声色は沈んだものだった。 袖口に伸びた手が、上着越しに傷口に触れる。 それなりに深く切ったはずなのに、 今はもう動かした際に時折じわりと痛む程度のものだった。 「……服は、代わりを探せばいいですから。 こんな時にあまり長いことうろつくのも良くないですし… 今は仮眠室に向かうのが先決で良いと思うんです」 問い掛けには緩くかぶりを振って、 行き先を変える事は無く、足取りは仮眠室への道を辿った。 明確な形を持った言葉だけが真実だとは思っていない。 明確な形を持った言葉の全てが真実だとも思っていない。 信用していないわけではないけれど、盲目に信じてもいない。 結局は、いつ何が起きるかわからない。 そんな不安による猜疑心が常に胸中に蟠っていた。 こんな状況だから、誰だってそうだろうとも思っていた。 (-50) 2022/06/04(Sat) 20:02:35 |
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![]() | 【秘】 跼蹐 カナイ → 声無きを聞け マユミ「………うん…そうですね。 不幸中の幸い……とは、言えるのかも」 気味が悪くとも、こうして確かに利益を齎しているのなら。 悪いばかりのものでもないのだろう、と納得をして。 けれど、益にならないなら? また一つかぶりを振ってそんな考えを追い遣った。 (-67) 2022/06/04(Sat) 23:11:53 |
![]() | 【秘】 跼蹐 カナイ → 声無きを聞け マユミそうして暫く歩いた後、目的地へと着いて。 「…聞き間違えないから、 ただの音声案内より優秀かもしれませんね……」 音声0の音声案内があっても、いいと思う。 とはいえ小ボケは一度置いておいて。 「職員の誰かが白衣でも置き忘れてくれてると 上着の換えを探す手間が省けていいんですけど…」 ゴムもともかくとして。 絶妙にありそうだしあったらあったで複雑だから、複雑だな。 そんな事を思いながら── 一度立ち止まって、念の為。 周囲の気配を探ってから仮眠室へと足を踏み入れた。 (-68) 2022/06/04(Sat) 23:13:44 |
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![]() | 【秘】 跼蹐 カナイ → 声無きを聞け マユミ一先ず周囲は安全らしく一安心。ちゃんと扉は閉めました。 そして仮眠室の随所から出てきた様々を見て、 「こんなもの置いてる所で実験体にされるの嫌だなあ………」 かなりマジトーンの"嫌"が出てしまった。 職員の趣味が終わってる研究施設の被検体、なりたくないね。 何とも言えない気持ちで少女の方へ視線を戻して、 「あの神陰間さん今お幾つでしたっけ……?」 レディに年齢を訊ねるのもいかがなものか。 未成年の飛ばす冗句にしては過激でびっくりしちゃったんです。 それはそれとして、白衣が見付かった。 (-76) 2022/06/05(Sun) 0:13:23 |
![]() | 【秘】 跼蹐 カナイ → 声無きを聞け マユミ「……あ、こんな所に… 探しものはこれくらいで大丈夫そう、ですね」 適当な何処かからいいかんじのサイズの白衣を回収した。 うっかり忘れ物をしてくれた誰かが居たらしい。 名も知らぬ誰かに感謝して有り難く使わせてもらおう。 と、上着のポケットの中のものを白衣の方へ移し替えようとして 途中で何かに気付いてやめた。 そのままパーカーの上から羽織ればいいやと思ったみたいです。 (-77) 2022/06/05(Sun) 0:18:08 |
![]() | 【独】 跼蹐 カナイ>>秘話 結木 部屋の外まで届くのではないかと思える程の絶叫。 神経の焼き付くような、想像を絶する痛みに 反射的に手足がじたばたともがいて逃れようとする動作。 それらが徐々に小さくなり、弱々しいものになって。 「あなたはひどい人だ……」 その全てを意に介さず拷問じみた凶行を続け、 僅かばかり落ち着きを取り戻した狂人はぶつぶつと独り言つ。 「人の為と嘯いて、がらんどうの上に人好きのする態度を乗せて その実誰の事も見ていないんだ……それがあなたという人だ」 それが事実とは限らない。 これは飽くまでも、叶 西路という人間の主観だ。 「あなたが好きなのは人間という種であって、 個々人の事なんて誰も彼もどうでもいいんでしょう……?」 あなたが出会う以前の叶の事を知らないように。 あなたの事を知らない叶から見たあなたという人間に過ぎない。 「誰でもいいんでしょう」 これは飽くまでも、叶 西路という人間の主観でしかない。 (-83) 2022/06/05(Sun) 1:57:32 |
![]() | 【独】 跼蹐 カナイ>>秘話 結木 「あなたはわかっている気になっているだけだ……」 「僕の中に常日頃、理性や道徳観という形で どんなに人に危害を加える事への躊躇いと抵抗があって…… そして、それがどれだけやりたくない事であっても 解放される為ならと、やらなければと突き動かされるような どうしようもなく耐え難い恐怖の事なんて」 「あなたにはわからないでしょう」 叶 西路という人間は。 どんなに恐ろしいものからも殺してしまえば逃げられると、 そんな狂った答えを見出した狂人でこそあるけれど。 それでも、誰も殺した事は無かった。 こんな事になってしまうまでは。 その程度の道徳観と理性は持ち合わせていた。 けれどここで、こんな理不尽に巻き込まれて、 もはやそれでは耐えられないような恐怖に直面してしまった。 それが運の尽きだった。 この狂人にはきっと、もはや酌量の余地は無いけれど。 それだけは、運が無かったと言える事だったのかもしれない。 こんな事さえ起きなければ、人を殺す事は無かったのだから。 (-84) 2022/06/05(Sun) 1:59:29 |
![]() | 【独】 跼蹐 カナイ>>秘話 結木 「…あなたの死にあなたが期待するほどの意味は無いんです」 幾度も引き裂かれ、内容物を引っ掻き回し、また裂いて ぐずぐずの血肉の混合物と化した腹部を見下ろしていた視線が ふと縋るように伸ばされた手を一瞥した。 左手は素手のまま、あなたの真横につかれている。 「だって僕は、あなたでなくともいいんだから……」 だからといって、誰でも良いわけでもないけれど。 この狂人が恐れるものは幾らでもあって、 順序を付けた結果こうしてあなたがまず標的になったのであって。 「……あなたである必要はないんですよ」 自身に向けられた視線の主を見返して、 もう一度、殆ど独り言のように呟いた。 (-85) 2022/06/05(Sun) 2:00:36 |
![]() | 【秘】 跼蹐 カナイ → 声無きを聞け マユミ「あるって言ったら問題があるんですよね………」 とはいえ無いと言うのもやっぱりいかがなものか。 いや年齢を考えれば無いと言うべきな気がする。正しい。 「Drop(放して)。 咥えゴムは髪ゴムだけにしましょうね…」 多分そっちの方が需要があるし。 どこに?どこかに…… (-86) 2022/06/05(Sun) 2:53:42 |
![]() | 【秘】 跼蹐 カナイ → 声無きを聞け マユミ「……ん、と……うん、いいですよ。」 ふと、切り出された話と共に空気が変わったのを感じて。 その話の内容を察して、しっかりとあなたの方を向いた。 とはいえ特に急かすような事はせず。 (-87) 2022/06/05(Sun) 2:54:01 |
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![]() | 【秘】 跼蹐 カナイ → 声無きを聞け マユミ「………、……」 徐ろにあなたの取った行動に流石にぎょっとして、 思わず視線を逸らしそうになった、けれど。 「身体から、……──自分を造り変える…?」 視界に入ったものと、タブレットの文字を見て それを声に出して確かめるように、 殆ど口の中で呟くように文章の一部を口にした。 精神や感覚ではなく、目に見える形で身体に影響する。 確かに近似の例は──隠しているわけでなければ、誰も居ない。 自分のそれともまた異なるものだった。 けれどその水晶じみた半透明は、もしかすると。 「……身体は大丈夫、ですか…? えっと……こういう……能力、を使った後は 何人かは体調を崩しているように見えましたし、それに… ……動きづらそう、ですよね…痛くないですか…?」 そしてあなたのそれは、あなたを何処まで、 どういったものにまで変化させ──変異させてしまうのか。 そんな懸念も、無くはないのだけど。 あなたの様子を窺う、相変わらずどこか不安げな視線は 飽くまでも気遣いからなのだと取れるものだった。 今は。 (-102) 2022/06/05(Sun) 14:32:16 |
![]() | 【独】 跼蹐 カナイ>>秘話 結木 叶 西路は狂人だ。 普遍的で、誰しもが踏み外す蓋然性を孕む歪みによって、 あまりにも違和感無く、あまりにも普通に、けれど致命的に。 どこまでも正気のまま狂い果てた人間だ。 正気と狂気が地続きで、 あなた達を気遣うのも、あなた達を疑うのも、 自分達を、あなた達を脅かす何かに怯えるのも、 自分を脅かすかもしれないあなた達に怯えるのも。 迂遠な脅しや凶行に及びながら、自分こそが弱者にして被害者で それ以外のものはほぼ全てが加害者であると信じ込む事も。 この狂人の中では、その全てが並行して 何一つ破綻せず矛盾せず当たり前の事として行われていた。 最初から、あなた達と出会うずっと前から。 歪みを抱えていない人間など存在しない。 真に『普通』な人間が存在しないように。 人は誰しも他者と異なる点を、歪みとなるものを内に抱えていて 狂人とラベルを貼られる人間とそれ以外の差と言えば、 その歪みが顕在化しているか、それが他者に害を与えているか。 結局はその程度のものに過ぎない。 このありふれた歪みを抱えたありふれた人間が狂人となり、 道徳観や理性といった最後の一線を踏み越えてしまったのは やはり薬による作用と、この状況が起爆剤になったに過ぎない。 (-103) 2022/06/05(Sun) 15:26:40 |
![]() | 【独】 跼蹐 カナイ>>秘話 結木 そんな前提をおいて話は現在へと戻り。 叶の歪みとあなたの歪みは、 叶の狂気とあなたの狂気は。 恐らくはきっと、互いに理解の及ばないものだった。 であるとしたらこれは、なるべくしてなった事なのだろう。 「────、」 叶 西路は異常だ。 叶 西路は正常だ。 だから異常に正常に、 この状況であなたが笑っている事に嫌悪して、 「あ は、離しっ………」 ────ぱき、 左手を掴まれて、途端に濁流のような焦りと恐怖が込み上げる。 まずい、と思った。 それは手を掴まれた事よりも、── (-105) 2022/06/05(Sun) 15:28:55 |
![]() | 【独】 跼蹐 カナイ>>秘話 結木 ぐじゅっ にちゃっ。 引き込まれるままに体勢を崩す。 未だあたたかで、やわらかく、ぬるついた感触が 何にも覆われていない、無防備な左手に伝わって。 ──"逃げたい"と思った。強く思ってしまった。 ────パンッ!!!! 咄嗟に目を瞑り、顔を背けた。 殆ど本能的に取った回避行動だった。 その直後の事だった。 自分さえも巻き込んで、 そして間近に居たあなたも巻き添えにして。 無数の破片が皮膚を切り裂いて、肉に深く食い込んだ。 狂人の右手を鎧っていたガラスが、破裂するように砕けたから。 (-106) 2022/06/05(Sun) 15:31:09 |
![]() | 【秘】 跼蹐 カナイ → 声無きを聞け マユミ「……そう、ですか… 鎮痛剤とか、あった方がいいのかな…」 それくらいなら、探せば見付かりそうでもある。 市販のものでは気休め程度にしかならないのだろうけど。 そんな事を思ってまた眉尻を下げた。 「……能力を持って出ていきたい、ですか? 痛くて、その上あまり意識的に抑える事もできないなら その力で困ってるんじゃ……?」 できれば、と続いた言葉には少々困惑を滲ませて。 そうしていたから、着衣を正す事は中断されない。 そうして、最後に表示された文章を見て、暫しの逡巡。 きっと隠せば疑われる。 その性質を偽ろうにもこの力の対象は限定的だ。 そして、あの現場を見たあなたに明かせば、恐らくは。 「………僕のこれは、……」 (-107) 2022/06/05(Sun) 16:45:24 |
![]() | 【秘】 跼蹐 カナイ → 声無きを聞け マユミ──どうせどのみち疑われるなら。 「…神陰間さんのそれとは違いますし、 結木さんや深和さんの言っていたものとも違います…」 今ここで明かして、あなたの出方を見るのが一番ましだ。 「……ガラスに影響するもの、です」 そろりと視線を向け、そう告げて。 あなたの様子を、その顔色を注意深く窺う。 叶 西路という人間には、人の顔色を窺う癖がある。 それは処世術などというようなものではなくて、 目の前に居るものが、今に自分を脅かすものであるか否か。 結局はそれを見極める為のものだった。 (-108) 2022/06/05(Sun) 16:45:52 |
![]() | 【秘】 跼蹐 カナイ → 声無きを聞け マユミ「結晶操作」 タイプ:発動能力 触媒 :恐怖の対象 結晶体に影響を及ぼす能力。 ガラスは非晶質固体だが、便宜上結晶と総合する。 厳密に言えば透明、或いは半透明な固体に影響するもの。 ガラスに関連した記憶に起因するもので、 割れたガラス片かそれに良く似たものへの干渉が最も容易。 操作元となるものが無ければ機能しないため、実質的にそれらも触媒に含むと言える。 元がごく小さなガラス片一つであったとしても 質量等を無視して元より大きなものにする事も可能。 能力は主に対象の形状を変化させる、または破裂させる形で行使される。 (-109) 2022/06/05(Sun) 16:49:14 |
![]() | 【秘】 跼蹐 カナイ → 声無きを聞け マユミ「やるべき事……」 やりたい事、ではなく。 やるべき事、と言うんだな。 そんな事を思いながら、真っ直ぐな決意を宿す瞳を見ていた。 「…………」 その後に、判決を言い渡されるのを待つような 実際に経過した時間よりも、随分長く思えるような間があって。 「………神陰間さんのそれを、 誰かに言う必要は、今の僕には無いです」 『お願い』の内容次第では、そうもいかなくなるけれど。 「…内容、聞いてから考えてもいいですか」 それが自分にとって、理解が及ぶものであるのか。 わからないものは、恐ろしい。 叶 西路という人間が何より一番に恐れるものは、結局のところ。 攻撃的な態度でも、強い力でも、何なら暴力でもなくて。 自分には理解できない行動をする、 自分には理解できない理屈を持った人間、だった。 (-115) 2022/06/05(Sun) 18:30:54 |
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![]() | 【赤】 跼蹐 カナイ/* 承知……… もしかしたらその前後に叶が神陰間さんをカイシャクした・しに行く事になるけど まあ前後なので特に何らか考慮しなければならない点は無いでしょう(行き当たりばったり) (*13) 2022/06/05(Sun) 20:15:03 |
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![]() | 【秘】 跼蹐 カナイ → 声無きを聞け マユミ/* この場で殺してしまうかは…… この後の質問の答えによりそうです。場合により即死選択肢です。 少なくとも次のレスでここで死ぬか死なないかは確定する……はず。 もしも能力を使い過ぎた所を介錯する形で行く場合は、 あまり三日目の時系列内に収める事にに拘らなくてもよいのかも。 暴走時点で実質墓下に近いものになりますからね…… (-138) 2022/06/05(Sun) 20:59:36 |
![]() | 【秘】 跼蹐 カナイ → 声無きを聞け マユミ「………わかりました、その時は…」 もしも、その力で、あなたが恐ろしいものになってしまうなら。 こうして頼まれずとも、きっと。 臆病者の自分はそうする事になるんだろう。 「…僕ならきっと、できますから」 止めるとは言っても、確実に穏便な形にはならない。 あなたもこの人殺しに対してそこまで期待はしていないだろう。 この力は、人を傷付けるという一点に於いて あまりにも使い勝手が良すぎた。けれどそれだけだった。 それはどうしようもなく当然の事だった。 たとえそれがどんなに恐ろしいものであっても、 死んでしまえば自分を脅かす事はできなくなる。 これは、そんな歪んだ智見に起因するものだから。 (-139) 2022/06/05(Sun) 21:00:16 |
![]() | 【秘】 跼蹐 カナイ → 声無きを聞け マユミ「えっ た、体液?」 そんな事を考えて、常より少し暗い表情をしていたのも束の間。 躊躇いがちに見せられた画面の文章に鼻白んだ。 「…………えっと……あの、血でいいですか……?」 あなたの力が自分の何を汲んだとしても、 やはり対処は──多分、できる。そこは問題が無い、はず。 この間ずっと上着のポケットに差し入れていた片手の指先が 指先で摘める程度のガラス片を一つ探り出して、…… 「…神陰間さんのやるべき事が何か、聞いてもいいですか」 あなたはその力を何を為すために使うのか。 それを指先へと滑らせる前に、一つだけ問いを投げ掛けた。 (-140) 2022/06/05(Sun) 21:00:55 |
![]() | 【秘】 跼蹐 カナイ → 声無きを聞け マユミ/* このオレのレスの長さを誤魔化す為にももっとデカくしてください……… そして取り急ぎご連絡だけ先にしてしまいますが、 。゚+.即死回避です°+.゚ おめでとうございます。とりあえず一度会議室に戻れるのは確定したので、 神陰間さん側にもし何か戻ってしたい事があれば戻って来たテイで秘話と平行して会議室に存在しちゃって大丈夫です。 叶もちょっとこの後の時系列にご用事ができたので並行して存在しそうです。 (恐らく途中で何か理由を付けて別れるので、会議室には一緒には戻らない感じです) (-146) 2022/06/05(Sun) 21:52:01 |
![]() | 【秘】 跼蹐 カナイ → 声無きを聞け マユミ「………、」 生きて帰って欲しい、と表示された文章に 一瞬だけ、ほんの少し複雑そうな顔をして。 生きて帰っても逃げ場は無い事を思い出してしまったから。 「いえ血でお願いします……」 こんな状況じゃちょっとね。何とは言わないけど。 (-151) 2022/06/05(Sun) 22:46:51 |
![]() | 【秘】 跼蹐 カナイ → 声無きを聞け マユミそうしてあなたの手元に表示される文章を読む度に、 表情はまたどんどんと暗くなっていった。 まだ幼い頃のあなた達の事を知っていた。 あの神社は、何度も足を運んだ事のある場所だった。 それが全てではないとはいえ、そんな実態があったのかと思うと なんとも胸の悪くなるような気持ちだった。 「……そうですか…」 その行動も、その理由も、理解の及ぶものだ。 きっと誰だってそう思うような、当たり前の事だ。 そして、何より、あなたは。 「…話してくれてありがとうございます。 僕は……神陰間さんのそれを否定しませんし、信じます」 同じ被害者の側の人間だ。 「僕はあなたの味方です……ここから帰った後も。 ……僕が見逃されれば、ですけど」 (-152) 2022/06/05(Sun) 22:47:29 |
![]() | 【秘】 跼蹐 カナイ → 声無きを聞け マユミ叶 西路という人間にとって、 誰かを信用する上で何よりも重要なものは同族意識だった。 同じ被害者同士であれば、互いを害する事は無い。 そんな根拠の無い信頼が何よりも強い安堵に繋がった。 同じ被害者だから信用する。 同じ隠し事を共有しているから信用する。 同じ考えを持っているから信用する。 同じ被害者だから信用する。 いつだって、心の底から信用しているのは同族だけ。 それはここでも同じ事だった。 「…結構長居しちゃったので、手短にやりましょうか」 もう、あなたの事は信用に足ると判断したから。 片手に持ったガラス片をもう片手の人差し指に滑らせる。 鋭い痛みが走って、ぱたりと血が溢れた。 「………家の事が、そんな感じだと これからは名前で呼んだ方がいいんでしょうか…?」 痛みにほんの少し息を詰めた後。 鈍痛を発する傷口から意識を逸らすように詮無い疑問を零した。 (-153) 2022/06/05(Sun) 22:48:46 |
![]() | 【秘】 跼蹐 カナイ → 声無きを聞け マユミ/* というわけで即死回避となり、同時に好感度が結構上がりました。変な人間! 好感度が上がったので、しっかり丁寧に介錯させて頂きますね…… (-155) 2022/06/05(Sun) 22:52:03 |
カナイは、同じなのだ。 (a26) 2022/06/05(Sun) 22:55:46 |
![]() | 【人】 跼蹐 カナイ会議室を後にしたのちの、どこかのこと。 神陰間と共に出たはずの叶は何処かで少女と別れたのか、 一人で会議室には戻らず廊下を歩いていた。 袖口の赤黒い染みを隠すように、上着の上から白衣を羽織って 何かを探すように、時折床へ視線を落としながら。 特別誰かを探しているわけでもなく。 銃声も、聞こえたとしても随分遠くからのものだった。 (8) 2022/06/05(Sun) 23:02:21 |
カナイは、ちょっと急ぎ気味に返信中。 (a30) 2022/06/06(Mon) 0:12:58 |
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![]() | 【独】 跼蹐 カナイ>>秘話 結木 箍が外れたように笑い、 濁流のように言葉を吐くあなたの様子に引き攣った悲鳴を上げた。 逃げたい。 恐ろしいものから逃げたい。 恐ろしいものから逃げる為に恐ろしいものを殺さなければ。 もはやそれしか考えられないような、そんな錯乱した思考の中、 「────い"っ あ、ぃっ、 いたい、 な、んで っ 」爆ぜるような衝撃の後、右手が、右腕が、かっと熱くなって。 その後に、感じた事もないような激痛に変わった。 凶器を携えていた右手はずたずたに裂傷を刻まれて、 もはや何処が痛みを発しているのかさえわからない有様だった。 左手のやわくぬるついた感触への不快感さえ置き去りとなって。 ハリは恐ろしいものを排し、過ちを突き付けるものだった。 じゃあ、なんで自分がこんな目に? 吐き気さえするような激痛の中、 がんがんと頭を殴られているように意識が揺れて、 決壊したように笑う狂人の、その言葉がリフレインする。 忘れないように。 逃げられないように。 前にしか進めないように。 (-168) 2022/06/06(Mon) 1:47:43 |
![]() | 【独】 跼蹐 カナイ>>秘話 結木 「ぁ、………う、ぐっ」 ────逃げなければ。 凄惨な殺害現場の中、漸く脳が濃密な血臭を理解して。 質量すら感じる程の濃く重い血脂の臭いと臓腑の発する臭い。 それらに嘔吐きそうになりながら手を引き抜いた。 既に動きを止めたあなたの腹を突き飛ばすように。 ず、と肌に纏わり付くような僅かな抵抗。 その後に血塗れの手は引き抜かれ、臆病者は後退る。 酷たらしい亡骸となったあなたから逃げるように。 ぽたぽたと、標本室の中から出口の方へ。 被害者と加害者、二つの血で 一本の線 が引かれていく。これが、あなたの、そして臆病な加害者の 結末 。 (-169) 2022/06/06(Mon) 1:49:17 |
![]() | 【独】 跼蹐 カナイ>>秘話 結木 殺す意味が無いなら殺す理由は無いだろう。 後ろめたさが無ければ隠しなどしないだろう。 後ろめたいものを抱え、それを隠し続ける罪悪感は 常にハリのように自分を苛んだ。 いつから後戻りできなくなっていたのかわからない。 ただ確かな事は、自分はもう引き返せないという事だけだ。 進み続けるしかないという事だ。 何処へ行けば、何処へ逃げれば良いのかもわからないまま。 だからきっと、あなたの望みは 叶 うだろう。あなたの死も。 あなたの前で殺した、名も知らぬ職員の死も。 きっとこれから殺める者の死も。 確かな罪悪感となって、臆病な加害者を苛み続ける。 殺したいと思った事も、殺したという事実も。 たとえそれを知る者が他に居なくなったとしても。 たとえ──たとえそれが、覆されたとしても。 その事実は自分が生き続ける限り、消える事無く残り続ける。 結局の所。 最初から、何処にも逃げ場など無かったのだ。 (-170) 2022/06/06(Mon) 1:51:16 |
![]() | 【秘】 跼蹐 カナイ → 声無きを聞け マユミその仕草の意味は嫌でもわかってしまった。 生暖かく濡れた舌がじくじくと痛む指先を撫ぜた。 きっとこの傷も不気味な程に早く塞がってしまうけれど、 それでもその瞬間の痛みはやはり本物だった。平気とは言えない。 きっと──きっとあなたもそうなのだろうと思う。 耐えることが、できるだけで。 叶 西路は狂人だ。 当たり前の事が当たり前に嫌で、当たり前にそれから逃れたくて 一度追い詰められるとその欲求が道徳観や理性を上回ってしまう。 そんなふうに当たり前に、普通に、けれど致命的に。 あまりにも違和感無く、ひっそりといびつを抱えていた。 けれどそれがいびつに見えないのだとしたら。 あなたと、それから叶にとっては、それはただ当たり前の事だ。 どこまでもただそれは、当たり前の欲求でしかないのだ。 「……そう、ですね… 一人で散歩をするのは、やっぱり寂しいですから」 あなたの申し出と、それからこの場を後にする事に一つ頷いて けれど野暮用があると言って途中で別れる事になるだろう。 以降の道中が一人であったとしても危険は無い。 だってあなた達を脅かすものの一つはこの臆病者なのだから。 他に幾つあるかは今は計り知れない事だけれど。 (-173) 2022/06/06(Mon) 3:35:08 |
![]() | 【秘】 跼蹐 カナイ → 声無きを聞け マユミそうして、別れ際。 「──じゃあ、弓日向さん」 眉尻を下げて、少し不器用に、ぎこちなく。 それでも、あなたの知っている笑みにほど近い形で。 改めて、あなたの名前を呼んだ。 「また後で」 また後で。 それがどのような形で訪れるかは、今はわからない事。 (-174) 2022/06/06(Mon) 3:35:40 |
![]() | 【秘】 跼蹐 カナイ → 声無きを聞け マユミ/* というわけで遅くなりましたが一旦〆!お付き合いありがとうございました! そしてまた後ほどお会いしましょうね 何らかの形で また後で…… 飴のせいで叶の能力が特攻入りそうでいやだな〜となっています いやだな〜(良性) (-175) 2022/06/06(Mon) 3:36:20 |
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![]() | 【赤】 跼蹐 カナイ────ぞわり、 なにか恐ろしいものが、こちらを見ているような、感覚。 それはほんの一瞬の怖気だった。 ───悪夢は覚めてもなくならない。 ────事実は決して消えはしない。 ──今に死の暗がりから這い出して。 ─────犯した罪が、戻って来る。 (*19) 2022/06/06(Mon) 5:54:47 |
![]() | 【人】 跼蹐 カナイ>>22 >>23 >>24 深和 古後 近付く"それ"が何であるかは足音で凡そ判別が付いた。 だから特別向かってくる足音に警戒もせず、 武器など初めから持っていない手は所在なさげなまま。 いつも通り──そう、至っていつも通りにそろりと視線を向けた。 「弓日向さんと……えっと、あの、神陰間さんと。 すぐ戻るはずだったんですけど、随分話し込んでしまって…」 そうしてどうにも言い訳じみてしまうような言葉は述べれど、 声色に嘘の色は無く、本気で心底申し訳ないと思っているようで。 おずおずと二人の表情を見遣り、すみません、と眉尻を下げた。 「…理由があったなら仕方ない……です、よね…? きっと…僕がすぐに戻らなかった事も、皆さんが ばらばらに行動してしまった原因、の一つのはずで… ……古後さんにもご心配をお掛けしてすみません…」 まさか自分が心配されていると驕るわけではないけれど、 自分がすぐに戻れば現状はもう少しましだったのではないか。 そのように思って、不安を煽った事にもう一度謝罪を述べた。 それから、掛けられた声に一つ頷いて、その背を追おうとして。 「────う、」 近付く足音にその動きを止めた。 聞き慣れない足音。これは見知った人間ではないか、それとも。 何か切迫した事態でなければ立てるはずのない足音だ。 殆ど反射的に片手を白衣のポケットに差し入れ、指先が硬い何かを引っ掛けた。 (26) 2022/06/06(Mon) 11:51:05 |
![]() | 【秘】 跼蹐 カナイ → 声無きを聞け マユミ/* 🐕…………(既読スタンプのいぬ) わん。 になっちゃったあ……………オォ〜介錯仕る 介錯仕ります 綺麗な死に様はお任せください 綺麗なのはぱっと見だけなんですけども……… (-184) 2022/06/06(Mon) 11:57:36 |
![]() | 【赤】 跼蹐 カナイちらとそちらを見遣って、動きを止めた足は後退の態勢を取る。 巻き添えを食らっても恐らく対処はできる──けれど。 恐ろしくもどうしようもなく安心するような、あの感覚は。 そう何度も呼び起こしたいものではなかった。 (*21) 2022/06/06(Mon) 12:03:14 |
カナイは、きっとその文字列を見た時、悲しかったのだと思う。 (a45) 2022/06/06(Mon) 12:12:58 |
カナイは、それでも約束を違えません。 (a46) 2022/06/06(Mon) 12:13:08 |
![]() | 【秘】 跼蹐 カナイ → 声無きを聞け マユミ/* 叶が生き残った場合蘇生を切る先はほぼ決まったようなものですよ 覚悟してくださいね(死刑宣告) やり取りの途中で更新が入ってしまうと時系列が混線しそうでもあり、 見栄え的にもよろしくないので、せっかくなので余裕を持って21時以降に 全体でぱーっとやっちゃいましょう。あんまりえぐくない感じに描写は抑えます…… なんと言っても死は人生に一度の晴れ舞台ですからね! まあ蘇生されたらもう一度ありますが。 (-188) 2022/06/06(Mon) 12:31:25 |
![]() | 【人】 跼蹐 カナイ>>27 >>28 深和 古後 斯くして姿を現したものの姿に ひゅ、と小さく喉が鳴った。 忽ちに感情の全てをどっと耐え難い恐怖が支配して、 その中であっても鋭く向けられた視線と怒号にもほど近い一喝は 確かな強制力を持って脳が知覚し、それを認識するに至った。 「ふ、深和さん──」 それに従って、混乱のさなかに手を伸ばす。 一歩、二歩、じりじりと後退りながら。 その数歩先から、骨の砕ける音と、肉を打ち付ける湿った音が。 どこか非現実的な事のように遠く聞こえていた。 恐らくはきっと、叶はあなた達よりは会議室に近い側に居て その両足は竦みかけこそすれ、確かに床を踏みしめている。 だから手を取ればすぐにでも逃げ出せる。 あなたの手を引いて、彼を置き去りにして。 (30) 2022/06/06(Mon) 16:35:59 |
![]() | 【赤】 跼蹐 カナイ「どうしますか」 小さく、短く、潜めた声が問う。 自分達を守るべくそこにある大きな背は無防備だ。 右手はガラス片に触れたまま。 不意打ちを仕掛けるなら、今がまたとない好機だろう。 けれどこの力で追撃を掛ければ無視できない証拠が残る事になる。 やるべきか、やらないべきか、視線があなたに問い掛ける。 或いは、やろうと思えば、彼を助ける事だって。 おれは、あなたの事は、信じているんですよ。 だからあなたの信じる人の事ならきっと、──きっと? (*22) 2022/06/06(Mon) 16:36:28 |
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![]() | 【秘】 跼蹐 カナイ → 声無きを聞け マユミ/* (ここに置き手紙による良性の苦しみを示す任意の文字列) こちらの能力を作用させる事のできる部位が複数あるので 部位破壊が容易そうでいいですね。いや何もよくはない。 流石にこんにちは!死ね!とはならなそうなので、 ある程度会話ののちもう殺るしかないんだな……って戦闘開始する感じになりそうですね。 できるだけ楽に死ねそうな感じでいきます。対戦よろしくお願いします。 よりよいエンド……よりよいエンドはどこ……?ここ…? (-203) 2022/06/06(Mon) 19:55:37 |
カナイは、確かにその声を聞いた。 (a54) 2022/06/06(Mon) 20:46:42 |
![]() | 【人】 跼蹐 カナイ>>31 >>32 >>33 深和 古後 ──ぱん、とも、がしゃん、ともつかないような。 とうに生物としての正常な形を失ったものの真横。 そこから耳を劈くような、甲高く、凄まじい破壊音がして。 それと同時に、鋭利な破片が無数の凶器となって降り注いだ。 部屋の中から廊下を、廊下から部屋の中を窺える程度の窓。 特別大きくはない、けれど破片よりもずっと大きな板ガラス。 それが唐突に、独りでに、爆発でもしたのかと紛うほど、 瞬間的に内側からとんでもない圧力を掛けられたように。 そのように、あっという間に膨張し、破裂した。 警告したという事実の示す通り、狙いは深和でも古後でもない。 刃の雨の大部分を浴びる事になったのは、異形のはずだ。 (36) 2022/06/06(Mon) 20:48:42 |
(a55) 2022/06/06(Mon) 20:50:45 |
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