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![]() | 【人】 浅見 律 暗記しかない日本史なんて、 少し勉強すれば満点取れるのに 周りの子が文句を言う理由が微塵も分からない。 どうせ家に帰っても勉強しかすることがないから 暗記科目くらい満点取れて当たり前。 地頭がいいわけじゃない私ですらできる科目が 暗記ばかりの科目だと思ってる。 多分、そんな思考から澄ましたように見えるせいで。 嫌われるのだろうけど。 (10) 2022/12/09(Fri) 2:30:45 |
![]() | 【人】 浅見 律 嫌われても仕方ない。 私には価値なんてないんだから。 仮に友達ができたとしてその子が不幸になる。 だって、私と話しても 何も楽しくなんてないはず。 流行りの歌も、服も、漫画も。 同い年の子たちが興味を示しそうなもの。 その全ての話に、私はついていけないから。 つまり、私に話しかける時間が無駄だ。 だから、周りが私を気にかけないのも 私に友達がいないのも、仕方ないこと。 (11) 2022/12/09(Fri) 2:34:20 |
![]() | 【人】 浅見 律 同い年の子が興味を示す娯楽が 一切与えられてない私に、 与えられてる数少ないものは、 生きるために必要な最低限のもの。 外に出たときに外聞の悪くならない服と 栄養失調にならない程度の食事と、 温かさなんてどこにもない住む場所。 その環境が異常だってことくらい 流石に分かってる、普通じゃない。 (12) 2022/12/09(Fri) 2:34:44 |
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![]() | 【人】 浅見 律呼び出しは何度もされてるから 普通なら周りからはいい加減不良生徒だと 疑われててもおかしくないけど、 そこは、先生の人柄なんだろうか、 そこまでの疑いはかけられてないから ひそひそ話の対象になることもなく。 ……人柄というより周りが私に興味ないだけ、か。 (15) 2022/12/09(Fri) 2:37:01 |
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![]() | 【人】 浅見 律「それで……。 手伝い、って何ですか?」 呼び出された資料室で聞いた質問。 あなたにとっても私にとっても、白々しかった? それでも、いつもそう聞いていたし。 私は、あなたに言われることを言われるままに。 あなたのW手伝いWをしようと。** (18) 2022/12/09(Fri) 2:38:41 |
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![]() | 【人】 浅見 律─── 半年前 ─── 授業参観とか運動会とか。 両親が学校に来るような行事は 不参加って相場が決まっていた。 理由付けなんて簡単。 仕事が忙しいから。 このご時世、共働きなんて珍しくもないから そう言われて、疑う人はほとんどいない。 本当は、母親は専業主婦なのにね。 (28) 2022/12/09(Fri) 13:04:48 |
![]() | 【人】 浅見 律でも、そんな我が家でも 面談だけは避けられなかったようで。 世間体を何より気にするくせに 娘を蔑ろにし続ける、矛盾だらけの親の演技なんて 多くの保護者を見てきた人なら、 看破するのは難しくなかったのかもしれない。 たとえ、上辺だけはいい親に見えたとしても。 (29) 2022/12/09(Fri) 13:05:23 |
![]() | 【人】 浅見 律『あの子は、学校で迷惑をかけたりしてませんか?』 多分、この一言で分かるんじゃないだろうか。 信用も何もない、この一言で。 (30) 2022/12/09(Fri) 13:05:51 |
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![]() | 【人】 浅見 律にこりともせず返す。 別にこの時は、あなたを信用したわけじゃない。 そのつもりだったけど。 思いのほか、あなたの言葉が嬉しかったのだ、と。 気づくことになるのは、少し先の話。* (35) 2022/12/09(Fri) 13:07:39 |
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![]() | 【人】 浅見 律馴染めと言われたところで馴染む術もないし 先生にひいきされてると悪目立ちして いじめられるくらいなら、今のままでよかった。 どうせこの世界には 無価値な存在の居場所なんてないから。 (36) 2022/12/09(Fri) 13:08:39 |
![]() | 【秘】 浅見 律 → 入江 修 居場所なんてなくて当たり前。 そんな私に居場所を与えた人がいたのなら。 私はその人の元を離れられなくなる。 逃げられなくなってしまう。 どんな形であれ、居場所があるって事実は 私に少しの安らぎをくれるから。 (-11) 2022/12/09(Fri) 13:09:39 |
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![]() | 【人】 浅見 律分からないわけじゃない、見当はつく。 でも、言われるまで自分から動かないのは 許可なく何かをすることは 私の家では許されないことだから。 ソファーに腰掛けるあなたを目で追いかけて。 本題を聞けば、ようやく私は自ら動く。* (38) 2022/12/09(Fri) 13:10:16 |
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![]() | 【秘】 浅見 律 → 入江 修言われるままに、膝の上へ横向きに座った。 初めての時よりもずっと手馴れたように。 何も言わずに、ぎゅう、とあなたに抱きついて ほんの少しの間、冷え切った心を温めようとした後。 (-13) 2022/12/09(Fri) 13:11:31 |
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![]() | 【人】 浅見 律 でも余計なことをこの人は言わない。 その確信を私に持たせてしまったからこそ。 この家庭環境を変える気などない、と 私は直感で悟ってしまったから。 だからこそ、私はあなたに話してしまったし…… (51) 2022/12/09(Fri) 19:04:14 |
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![]() | 【人】 浅見 律勘だけでここまで明け透けな質問なんてしない。 私がそのシンプルな答えに納得するはずもなく。 咎めるような視線が言葉よりはっきりと それを物語っていたと思う。 「……そう、ですね。 仲の良し悪しって、 関係を構築した後の話ですし。」 つまり、構築すらされていない、と。 そこまで言えばあなたは納得したのか。 タバコを吸おうとしてたことへは 何も言わない。 というか言えない。 (52) 2022/12/09(Fri) 19:05:27 |
![]() | 【人】 浅見 律特に視線を合わせることもなく、 おもむろに語られる話を聞いていた。 あなたが私の断片的な話で どこまで察したのか知らないけれど 少なくとも、私を気にかける理由なのだ、と その程度は理解できた。* (53) 2022/12/09(Fri) 19:06:19 |
![]() | 【秘】 浅見 律 → 入江 修 (-30) 2022/12/09(Fri) 19:07:01 |
![]() | 【秘】 浅見 律 → 入江 修「気が向いたら。」 そんな答えを返して。 あなたに背を向けて、俯くと 小さく言葉を零してから、その時は立ち去った。 (-31) 2022/12/09(Fri) 19:07:26 |
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![]() | 【秘】 浅見 律 → 入江 修そんな言葉を吐いてしまえば、 嫌でもわかるはず。 私は一番頼れるはずの親に頼れない、 私がどうなろうと親は気にかけない、と。 (-33) 2022/12/09(Fri) 19:08:22 |
![]() | 【秘】 浅見 律 → 入江 修翌日の放課後。 私は迷いもせずあなたが待つ資料室へと行って。 「……気が向いたので、来ました。」 寂しかったので あなたに向かって、そう言ってしまう。 その日が、私達の始まり。 (-34) 2022/12/09(Fri) 19:09:24 |
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![]() | 【秘】 浅見 律 → 入江 修いい先生であり、私が好きな人。 好きだよ、修先生。 あなたは私の居場所をくれたから。 それが仮初だと、わかってるのに。 (-36) 2022/12/09(Fri) 19:12:22 |
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![]() | 【秘】 浅見 律 → 入江 修 年下の、生徒の言葉に甘える先生が いい先生なわけがない。 本当に、最低だと思う。 それでも、私は隷属したまま。 胸板に顔を埋めて、甘えるように擦りつけて。 こんなこと、されたことなかった。 膝の上に乗るのだってそう。 本当にしてほしいと願う人ほどしてくれない。 耳を撫でられて、微かに身じろぎしながら あなたの背に手を回して、 触りやすい程度に密着して、温もりを得ようと。 最初の頃と手つきが違う事なんて 気づかないわけもない、でも。 その手さえ心地いいのだから救えない。 熱っぽくなっていく吐息のせいで 私が嫌がらないことがあなたに分かってしまう。 (-38) 2022/12/09(Fri) 19:13:54 |
![]() | 【秘】 浅見 律 → 入江 修「……よく、ご存じで。」 私に絡んでいく言葉の糸は 回数を重ねることにきつくきつく私を縛る。 この人は、本当に私をよくわかってる。 私がどんな言葉を求めるのかも。 こう言われれば逃げられないことも。 その首輪、もう何度も受け取りましたよ、先生。 (-39) 2022/12/09(Fri) 19:15:27 |
![]() | 【秘】 浅見 律 → 入江 修布越しで触れられるのなんて お互いにもどかしいだけだから。 酷く合理的だし、 私達がこの行為に慣れ切ったからこそ。 恋人同士の行為なら、 初めにキスくらいするでしょうに。 (-40) 2022/12/09(Fri) 19:16:20 |
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![]() | 【秘】 浅見 律 → 入江 修可愛いなんてあなた以外の人から 言われたことなかった。 あなたはそれを分かってて言っているんでしょう? 説得力のない言葉なのに、 欲しかった言葉だから。 違うんだと分かっていても身体は昂るし、 頬は微かに赤くなりもする。 (-42) 2022/12/09(Fri) 19:17:44 |
![]() | 【秘】 浅見 律 → 入江 修 出来るだけ声を殺していても、 執拗にいじめられていれば我慢も出来なくなる。 耳を甘嚙みされる感覚にぞくり、として 抗議するようにあなたの方を見てしまう。 この抗議には何の説得力もないけど。 「修先生のおかげ、ですね。」 最初は上手く快感を拾えなかった身体も 快楽に慣らされた今ではすっかり熟して。 あなたが触ろうとしているその場所は 蜜が溢れてきてしまっているし、 触って欲しそうに震えているはず。* (-43) 2022/12/09(Fri) 19:19:16 |
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![]() | 【独】 浅見 律/* 西さんキャラ幅が……とか言ってる時あるけどちゃんと年齢幅広いんですよね……入江先生はしっかり大人……いやクズだけど(褒め言葉) (-46) 2022/12/09(Fri) 22:05:11 |
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![]() | 【人】 浅見 律大人の作る世界に 期待できるほどの育ち方はしてない。 あなたにだって別に期待してなかったけど。 あまりに白々しい言葉を言うものだから。 地雷ってほどではないけど 聞いてて気分が良くなる言葉ではなかったのは事実。 (61) 2022/12/10(Sat) 1:27:40 |
![]() | 【人】 浅見 律私の視線が先生を反省させてるとは知る由もない。 別に見くびられてたところで それに対して言葉で何か言ったりはしない。 歳の差も立場の差もあるし、 何より私自身が大した人じゃないことくらい 自分が一番よく知ってるから。 (62) 2022/12/10(Sat) 1:28:01 |
![]() | 【人】 浅見 律 料理を作ってもらったことも 衣服を洗濯してもらったことも 部屋の掃除だって。 私が何も出来ない本当に幼子の頃は 違ったのかもしれないけれど。 物心ついた頃から、身の回りの世話は 全て自分でするものだった。 私が家で何してるのか、少しでも聞いたなら 不干渉じゃないことなど すぐに知られてしまったはず。 (64) 2022/12/10(Sat) 1:28:54 |
![]() | 【秘】 浅見 律 → 入江 修親にそう言われたのか、と。 その言葉に直接答えはしなかったけど 一瞬足を止めて振り返って。 そうですよ、と言わんばかりに嗤ってみせた。 それが、あなたの質問への答え。 (-59) 2022/12/10(Sat) 1:29:50 |
![]() | 【秘】 浅見 律 → 入江 修 密室に二人きり。 招かれた資料室で、快く迎えられたわけだけど、 流石にこの時は何をされるのかなんて 見当はついてなかった。 だからそう、私は無防備そのものだったし。 (-60) 2022/12/10(Sat) 1:30:12 |
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![]() | 【秘】 浅見 律 → 入江 修最低限の礼節さえ知らない私は 口付けされてからようやく目を閉じて受け入れる。 誰ともしたこともなかったのに、 頭がぼうっとするくらいの長い口づけは 私から判断力も何もかも奪うには充分だった。 なにより、心地よかったから。 余韻に浸って、逃げる力も抜けきって。 抱き上げられて、ソファーに寝かされると 私はあなたの方を見上げて、聞いた。 「……このまま、教えてくれるんですか?」* (-62) 2022/12/10(Sat) 1:31:48 |
![]() | 【秘】 浅見 律 → 入江 修 嘘でも心地いいのは事実。 与えられて出来た居場所でもないよりマシ。 そもそも、私に選ぶ権利なんてない。 一時の快楽と引き換えに 私だけが傷ついていく火遊び。 傷つくのに、ここを離れないのは。 偽りの温もりが私を安心させるから。 一時の快楽に依存してしまうから。 知ってるよ、と返す相手がどんなに最低でも。 それを知っていてもなお、私は離れられない。 (-63) 2022/12/10(Sat) 1:32:50 |
![]() | 【秘】 浅見 律 → 入江 修どうせあなたにとっての可愛い、なんて 快楽を得るための興奮材料でしかない。 説得力なんて、あるわけもなく。 私は私に価値を見出してないから、 あなたが言葉にしない限りは ただ見つめただけで あなたの劣情を煽るなんて、知ることはない。 「都合のいい子、の間違いじゃないですか?」 可愛げのないセリフを吐き捨てて。 それ以上を言わないのは 触れるだけの優しいキスに心を奪われてしまうから。 こうすれば黙るって、知っているみたいなキス。 (-64) 2022/12/10(Sat) 1:33:57 |
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![]() | 【秘】 浅見 律 → 入江 修 下着で遮られなくなった秘部は 期待するようにひくついて、あなたを誘う。 胸板に顔を埋めて、胸いっぱいに あなたの匂いを吸い込んで、感じて。 「あっ……、んんっ……。」 撫でられるだけでも反応を示していたけど 中に入れられたなら、びくり、と身体を震わせて。 あなたに拓かれた身体だから。 私のいいところなんて全部知られてるはず。 言葉にこそ出さないけれど、 はしたなく指を締め付ける中は、 喜んでる、って、簡単に分かっただろうし。 色付けされればされるほど、 蜜を零して、あなたのことが欲しくなっていく。* (-67) 2022/12/10(Sat) 1:36:48 |
![]() | 【秘】 浅見 律 → 入江 修 いっそのこと、無理やりされていたのなら。 長く続く関係にはならなかったのに。 初めて異性を知ったあの日、 あなたは恋人同然の優しさで私に接していて。 その接し方に好意を抱くなという方が無理な話。 どんな形であれ、 価値を認めて優しくしてくれたのは あなただけだったから。 回数を重ねれば嫌でも遊びなんだと気づくけど 最初の一回だけは。 愚かなことに微かに期待してしまっていた。 期待してたことなんて、起こるはずもないのに。 (-87) 2022/12/10(Sat) 19:19:27 |
![]() | 【秘】 浅見 律 → 入江 修 最初の唇を合わせるだけの口づけから 少しずつ私が慣れるのを促すように。 小刻みに続けられてたものが 徐々に深くなっていくと どう呼吸していいのか最初は分からなくなって。 くぐもった、苦しそうな声は あなたに届いたのかどうか。 でも、息苦しいのに。 求められているって 錯覚 が、心地よさを生んでいく。 やめて欲しいわけじゃなかった。 (-88) 2022/12/10(Sat) 19:21:57 |
![]() | 【秘】 浅見 律 → 入江 修「初めて、です……。」 この時は、今じゃ考えられないくらい素直だった。 あなたの質問に正直に答えて。 脱がされるのだろうと思って、 恥ずかしさから、目をそらしてしまった。* (-89) 2022/12/10(Sat) 19:22:25 |
![]() | 【秘】 浅見 律 → 入江 修*** 初めての日からしばらくの間は ただ、愛でられて、弱い場所を探られて。 慣れてない私は悉く素直に反応を繰り返し。 そんなだったから 弱い場所なんて知られて当たり前だし、 例えば、耳元で囁かれながら触られると いつもより反応がいいとか 触れるだけの口付けや頭をなでられるような 疑似的な愛情を感じる行為が好きだとか。 知ろうとしたなら簡単に知ることができたはず。 (-90) 2022/12/10(Sat) 19:23:04 |
![]() | 【秘】 浅見 律 → 入江 修 慣れた頃に教えられた、相手の悦ばせ方。 最初はたどたどしかったそれも 何度も教えられて、少しずつコツを掴んで。 上手にできたら褒められて ご褒美に、と快楽で満たされる。 嬉しくないわけがない。 仮にも、好意を抱いた相手が悦んでくれて 私だって快楽で身体は悦ぶわけで。 思い返せば、必死になって、馬鹿みたい。 それを繰り返せば、あなたを喜ばせる手管を 増やすことが価値なのだ、と刷り込まれていく。 私はあなたの好みのままに、女にされた。 (-91) 2022/12/10(Sat) 19:25:42 |
![]() | 【秘】 浅見 律 → 入江 修 何も知らなかった花を 自分好みの色に染め上げて咲かせた あなたの気持ちなんて私には推し量れない。 だから、要望なんて私からは言わなかった。 言ったところで私には叶えてもらえない。 そんな歪んた環境で育った私が要望なんて 言えるはずがない。価値がない、から。 (-92) 2022/12/10(Sat) 19:26:12 |
![]() | 【秘】 浅見 律 → 入江 修 それでも、何度も絶頂に導かれたり 逆に限界まで我慢させられて 思考力を完全に奪われてしまった時だけは例外で。 抱きしめて欲しい、キスしてほしい。 そんな、 哀れな (-93) 2022/12/10(Sat) 19:27:10 |
![]() | 【秘】 浅見 律 → 入江 修*** 日頃の行い?悪いに決まってる。 あなたのことを知らなかった時なら 何の裏もない言葉でいい先生だ、と言えたけど 今はそうじゃない。 生徒にこんなことをしておいて 心から日頃の行いがいいと思ってるなら 相当おめでたい頭をしてると思う。 ……どうせ自分でもわかってるんだろうけど。 覚えてる、の言葉の裏の感情を 読み取られて突っ込まれていたら 私は誤魔化しきれなかったと思うし。 何も言われないならそのほうがいい。 (-94) 2022/12/10(Sat) 19:27:45 |
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![]() | 【秘】 浅見 律 → 入江 修囁かれる言葉にどうしても身体は反応して それを拒むように、あなたを睨もうと。 ……快楽に蕩けた顔で見たところで きっと意図なんて伝わりはしないのに。 あなたへの抗議もそう長くは続かない。 抑えようとしていた声が抑えきれず 限界が近くなって無意識に深い快感から 逃げようとする動きは、あなたもよく知ってるもの。 止めてもらえない、と果てる前に悟った私は 慌てたように口を塞いで声を殺そうとしたけど。 もしそれすら読まれて阻止されたなら 部屋には甲高い嬌声が響くことになる。 (-96) 2022/12/10(Sat) 19:29:19 |
![]() | 【秘】 浅見 律 → 入江 修絶頂の余韻に浸って力が抜けた私は 寝かされてもされるまま。 あなたから、要望を言われたなら応えるのに あなただってそれをわかってるくせに わざわざ私に聞いて、言わせようとするその姿勢が 腹立たしくなってしまった私は、望みと裏腹に、 「言いませんよ。 我慢できないなら私が言う前に すればいいじゃないですか。 どうせ我慢、出来ないでしょう?」 あなたのものを触りながら、煽るように微笑った。* (-97) 2022/12/10(Sat) 19:30:37 |
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