【秘】 星を仰ぐ メレフ → 水面に映る 歪まぬ愛を シェルタン2日目の深夜。 薄く雲がかかっている空の隙間から、星が覗いている。 こぐま座が、顔を出していて。 「……星、見えるようになったな」 誰にともなく呟く。近くに来ていたのなら、聞こえているだろう。 (-8) 2021/05/28(Fri) 20:14:54 |
【秘】 水面に映る 歪まぬ愛を シェルタン → 星を仰ぐ メレフ────────! 思わず身動ぎをする。 秋空の下、手首を縛られたまま放り出されていて。 ボロ布しか纏っていない自分の姿がそこにあって。 助けを求めればいいのか、息を潜めてやり過ごすべきなのか、 こんな状況で冷静な判断を下せるわけがない。 草の擦れる音が、響く。 (-10) 2021/05/28(Fri) 20:29:08 |
シェルタンは、何を間違えたんだ。 (c8) 2021/05/28(Fri) 20:30:21 |
【秘】 懐疑心 メレフ → 水面に映る愛を シェルタン「――――誰かいるのか?」 草の擦れる音。静かな夜にそれはよく響くようで。 ポケットから、 使い古された ナイフを取り出す。警戒したまま、険しい顔でそちらへと歩を進め――― ▽ (-12) 2021/05/28(Fri) 20:37:45 |
【墓】 水面に映る愛を シェルタン中庭。 誰もが目を背けるなかで、 一人バイオリンを弾いている。 誰もが耳を傾けなくても構わないという風で。 バイオリンを弾いている人影がある。 周りには誰もいない。 (+3) 2021/05/28(Fri) 20:40:42 |
【秘】 懐疑心 メレフ → 水面に映る愛を シェルタン「――――――は……?」 そこにあったのは、徘徊する裏切者でも 大人の姿でもなく。 布を纏っただけの、あられもない姿のクラスメイトで。 呆気に取られて、言葉が出ない。 何故?まだ、愛を受け取っていたのか? それとも、これが、"かつて姉を傷付けた行為"なのか? 思考だけが、ぐるぐると、巡っていて。 (-13) 2021/05/28(Fri) 20:42:57 |
【秘】 水面に映る愛を シェルタン → 懐疑心 メレフ「 馬鹿ッ アンタ、何度ここに……!」胎児のように寝っ転がった姿勢から、 肘をついて、上体を起こす。 「……早く逃げろ、大人たちが近くにいるから、 見つかりでもしたら……ッ!」 自分のことは気にするな、と暗に言う。 (-18) 2021/05/28(Fri) 20:55:52 |
【秘】 懐疑心 メレフ → 水面に映る愛を シェルタン「は―――それなら、都合良いだろ。 お前こそ早く戻れよ。明るくなってから戻ったら目立つだろうが」 ナイフ―― 乾いた血がこびりついている 立たせるために、腕を掴む。 しっかりと腕を、掴んで 引いた。 (-21) 2021/05/28(Fri) 21:10:50 |
【墓】 水面に映る愛を シェルタン大人から愛されることに対する執着からは逃れられた。 歪んだ性欲を愛と感じてしまうほどに、 心に空洞が多く。それ自体が病だったから。 だから、結果的に“治療”は正しい方向に働いている。 「まだできることはあるはず。 まだ……やれることがあるはず。 こうなったら、ただ探すだけだ」 中庭に吹く風は、酷く冷たい。 冬の訪れを予感させた。 (+9) 2021/05/28(Fri) 21:13:35 |
【秘】 水面に映る愛を シェルタン → 懐疑心 メレフ冷えた身体に、手のひらの熱が伝わる。 ああ、やっぱり、 ここにきてやっと。自分の間違いが何かに気付いて。 引かれるままに立ち上がる。 「……ああ、クソ」 ─────足音が聞こえる。複数人の。 「オレを置いてった方がアンタは安全に逃げられる。 いいよ、慣れてるから、問題無いから、だからッ……」 (-24) 2021/05/28(Fri) 21:29:33 |
シェルタンは、“水面に映るような”彼の姿を、頭に浮かべている。 (c15) 2021/05/28(Fri) 21:31:42 |
シェルタンは、彼が無事である限り、“貴方達”を恨まない。 (c16) 2021/05/28(Fri) 21:32:38 |
【秘】 懐疑心 メレフ → 水面に映る愛を シェルタン「っ、は…逆だ、お前が逃げろよ…… 慣れてるとか、慣れてないとか……関係ないだろ」 息が上がる。人に触れて平気でいられるほどの余裕はまだないようで。 それでも、自身の為すべきことのためにナイフを構えている。 「早く行けよ、ぼくが何とかする」 ―――自身の体では、それが無謀な行いであると 少年は気付いていないのだ。 (-28) 2021/05/28(Fri) 21:39:07 |
【秘】 水面に映る愛を シェルタン → 懐疑心 メレフ「……メレフをひとりぼっちにするなって言われてるから、 それはできない。絶対に、だから、早く行ってくれよ……」 ああ、もう手遅れだと溜息を吐く。 子どもは“現実”に、“欲”に勝てるものでは無い。 自分が一番よくわかっている。 「……本当に、もう」 帰ってくる。散々自分を弄んで、休憩を挟んでいた彼らが。 下卑た笑みを浮かべて、こちらを見ている。 (-30) 2021/05/28(Fri) 21:57:54 |
【墓】 水面に映る愛を シェルタン>>+14 イクリール 「……ごきげんよう」 何故か、口調が妙に畏ってしまった。 話しかけられるとは露ほども思っておらず、けれど一人の彼女が臆せずにここにいるということが何を意味するのか。 無論、言うまでもない。 わずかに悲痛を滲ませた表情でいる。 「アンタもか、イクリール。 ……はァ〜ア、オレもこんな形で、 伸び伸び休めるようになるとは思わなかった」 皮肉げに笑った。 (+15) 2021/05/28(Fri) 22:08:05 |
【秘】 仇を討つために メレフ → 水面に映る愛を シェルタン「馬鹿野郎、言ってる場合かよ………っ 気になるならだれか連れて戻ってくればいいだろ……!」 立て板に水。メレフにはもう、 "姉と友人の仇" しか見えていない。「なあ、お前らが……こいつをこんな目に遭わせたのか?姉さんと、同じように」 このクズ共。 憎悪の籠った瞳で睨み付け、ナイフを構えたまま 一人の胸に目掛けて駆けだした。 (-34) 2021/05/28(Fri) 22:19:07 |
【墓】 水面に映る愛を シェルタン>>+16 イクリール そうだろうか。 昨日はヘイズを無視していた自分が、 今日、すぐに変われるなんてことがあるのだろうか。 変われている筈ではあるのだが。 返す言葉に迷ううちに、ルヘナに声をかけられる。 (>>+17) 「よう、その様子だと……いや、流石に多いな。 一日のうちにこの数が大人のところに行ってるとか」 自分だけだと思っていたから、酷く意外そうにして。 問いに対しては、合間に食べようと思ってたパンなら、と、それを取り出して見せた。 (+18) 2021/05/28(Fri) 22:31:15 |
【秘】 水面に映る愛を シェルタン → 困憊 メレフ空論だ。机から正に現実に飛び出して、 淡く打ち壊される、幻想だ。 今から誰かを呼んで帰ってきたところでどうにもならない。 複数人の大人に対して、子どもは酷く無力だ。 「……、ぁ……」 咄嗟の行動で、 目掛けた男を刺すことくらいは容易いだろうか。 だが、それを見てからの大人たちの行動は早い。 一人がシェルタンの身柄を押さえ、 殺気を放つ貴方にたじろぐ事すらなく、 冷静に、取り押さえようと動く。 暴力によるものかもしれない。 或いは、敢えて傷つけないように拘束するかもしれない。 (-38) 2021/05/28(Fri) 22:41:22 |
【秘】 空回る思い メレフ → 水面に映る愛を シェルタンナイフが、胸に吸い込まれるように差し込まれる。 ああ、その男が姉さんの仇だとも限らないのに。——— いや、友人の仇討ちだ。当然の報いだ。 ナイフを引き抜いて、少年は嗤った。 飛び散る鮮血が、こんなにも綺麗に見えるなんて! 「 っ、はは……ははは! 何だ、簡単だ!こんなに、楽ならもっと―――、っぐ……!?」▽ (-40) 2021/05/28(Fri) 22:57:16 |
【秘】 空回る思い メレフ → 水面に映る愛を シェルタン言葉が止まった。 少年は、一人の大人の力で 簡単に地面にねじ伏せられる。 ぎし、と腕と胴が軋む音。 「っ、おまえ……ッ!」 離せ、と藻掻く。しかし、少年の体は同級生に比べても半分程の太さで、少し強い力でひねり上げられれば折れてしまいそうな脆いもので。 抵抗は、殆ど無意味だっただろうが。 ふと、友人の方に目を向ける。身柄を拘束されたその姿を見て。 「おまえ、何で逃げなかった……!?」 (-41) 2021/05/28(Fri) 22:58:10 |
【墓】 水面に映る愛を シェルタン>>+19 >>+21 ─── 「いつも全然食べないのに、久しぶり、か」 淡々と指摘する。 別に、責めるとか、そんな意図ではないのだが。 千切られたパンを、一口頬張る。 「……休めるのはいいが、 考えることが多くて困るな。 後悔しないように、いきたいもんだけど」 横目でイクリールの表情をみる。 彼女がの態度にも、検討がつかないこともない。 他ならぬ自分が、それを警戒していたのだから。 “大人の愛を望んでいた”自分。 ……イクリールとシェルタンに違うところがあるとすれば、 それはきっと、“知った上でそれを望んでいる”ことだ。 「難しいよ、本当に」 (+22) 2021/05/28(Fri) 23:11:16 |
シェルタンは、茫然と、友人が人を刺すのを見つめていた。 (c21) 2021/05/28(Fri) 23:11:56 |
【秘】 水面に映る愛を シェルタン → 空回る思い メレフ「……だから、言ってるじゃんか! オレは……メレフを、置いていけないって……!」 涙が滲む。全てが無駄だ。 何をしても無駄だという気持ちが、 身体に染み付いてしまっている。 笑われる。周りの大人たちが笑う。 悲劇を指差して、嘲笑する奴らがいる。 やはりそうだ 「……オレだけでよかったのにッ!」 自分を掴んでいる大人が、 身に纏う僅かな布さえ奪おうと、手をかけた。 (-48) 2021/05/28(Fri) 23:28:19 |
シェルタンは、身を守る僅かな盾すら奪われる。隠すものはもう何もない。 (c22) 2021/05/28(Fri) 23:30:07 |
【墓】 水面に映る愛を シェルタン>>+23 >>+24 ─── この立場になっても、まだ秘密がいくつもある。 隠しているつもりでなくとも。仕方がないことだ。 「オレは暫くは演奏してるつもり。 無視されるんならいっそ、うんと騒がしてやるよ。 石の一つでも投げられたら儲けもんだ」 自分から顔を合わせづらい相手だっていることだし。 「病気、な……それが良くなったら、 このギムナジウムから出るってことになるんかな。 ……今すぐ出るって運びになったら困るけど」 (+25) 2021/05/28(Fri) 23:41:40 |
【秘】 空回る思い メレフ → 水面に映る愛を シェルタン「だから、大丈夫だって、言っただろ…っ…!お節介焼くのも、大概に…… クソ、離せこの…、っが………!?」 気持ちが悪い。勢い任せに手を振りほどき まだ手に持っていたナイフを振り向きざまに振り上げる―――が、その隙だらけになった腹を思い切り踏みつけられた。 息が詰まり、手から武器が零れ落ちる。 「ぐ、げほ……!?ぁ……何……っ、てめえ、何を……」 腹を踏みつけられた"大人"は、そのままひざを折って体勢を低くしていく。 マフラーを手に取ると、少年の細い腕を頭上にまとめて縛り上げてしまうだろう。 苦痛に顔を歪めるメレフの顕になった首元には、首を絞められたような赤い痣が残されている。 (-51) 2021/05/29(Sat) 0:10:59 |
【墓】 水面に映る愛を シェルタン>>+27 >>+28 ─── 「おいおい、押し付けるのは無しだからな」 そう。こんな感じで、 冗談を言い合うような関係でずっといられたら。 なのに自分に残された時間はあまりにも少ない。 「はあ、気付けばここに4〜5年は居るのな。 シトゥラみたいにさ、 出た後もここに帰りたいなって思うの、分かるなあ……」 風で乱れたストールを巻き直す。 秋空の下、今日もいつもと変わらず、肌の露出は酷く少ない。 (+29) 2021/05/29(Sat) 5:26:03 |
【秘】 水面に映る愛を シェルタン → 空回る思い メレフ従順にしていれば、痛いことも、酷いこともされない。分かっている。だけど、彼の見ている前で。彼が踏み躙られるのを見ていることしかできない状況で。 居ても立ってもいられず、自分を拘束する大人を思い切り、振り払う。予想外の抵抗で、暫しの自由を取り戻すが、それだけ。 力で劣る相手に対して、 衣服すら取り払われた子どもに何ができるというのか? それだけだ。 「ぐっ、な、にをッ……!? ……! あ、嫌だ、メレフッ──」 他の大人が呆気なくそれを捕らえて。 取り落とされたナイフは拾われ、メレフに対する見せしめのように、首筋に当てられる。 僅かに紅い筋が走り、琥珀色の瞳が恐怖に震えて。 ───次はないぞ 、と、二人に伝えるように。同じように手首を縛られ、立たされる金髪の彼の背後から、大人の一人が膝立ちで股下に潜り込んで。 「い、あ、ァあッ……! ……ッ……〜〜〜ッ!」 粘ついた水音。 その度に青年の身体は何かから逃れる様に揺らぐ。 何が行われているのか。性に疎い者でも、想像に難くはない。 (-74) 2021/05/29(Sat) 6:08:13 |
【秘】 空回る思い メレフ → 水面に映る愛を シェルタン「ッ、シェル――が、ふ…っ!?」 取り落としたナイフで傷付けられる彼を見て、恐怖に怯えるその目を見て。 声を上げようとして、思い切り体を蹴り上げられる。 弱く脆い体は地面に転がり、強く咳き込んだ。 下卑た笑みを浮かべた大人たちが、メレフを取り囲んで手を伸ばす。 ある者は髪を掴んで――― 『顔は姉によく似ているな』 と言って。ある者は、衣服を捲り上げ その下にある白い部分の方が少ないあばらの浮いた肌を月明かりの下に露出させ――― 『体つきは、姉の方がよかった』 と言った。気持ちが悪い。放たれる言葉も、近付いてくる人間も、全てが"姉がここで同じ目に遭ったのだ"と嫌でも理解させてきて。 ただでさえ強かった精神的ストレスが、膨れ上がって 吐き気に変わっていくのを感じる。 「てめえ、ら……ッ!おい、ふざけるのも大概に―――」 隙間から見える、友人の姿に歯ぎしりをして それでも、威勢は崩さない。 (-83) 2021/05/29(Sat) 8:07:01 |
水面に映る愛を シェルタンは、メモを貼った。 (c33) 2021/05/29(Sat) 8:57:16 |
【秘】 水面に映る愛を シェルタン → 空回る思い メレフ 思えば大人からの─を、 拒んだのは最初の一回目だけだ。 嫌がっても、身体を揺らしても我関せずに、 舌は窄まりを割り開いて、思わずに腰を前に引けば、 淫猥な手つきが敏感な所を責め立て続ける。 変わらない。 思えば最初に気付くべきだった。 あの時点で、自分は酷く歪まされたのだ。 「は、ァッ嫌だ、嫌だって、……ッ!」 苦しい。 快楽では打ち 消せない苦しみ が、涙になって、頬を伝う。 彼が“自分と同じ目に遭う”今、胸を強く締めるのは、 決して大人の─が自分だけに注がれないからではない。 ああ、他ならぬ、メレフ、 ───オレはアンタを、守りたかったんだ! 「“治療”を受けるのはオレだけだろ、 メレフ、メレフはァッ、離せぇッ……!」 人を刺した者に対して、どんなに言葉を尽くしても、 ただ打ち砕かれるための余興にしかなり得なくて。 嬌声と嗚咽の入り混じる声を漏らす。 (-126) 2021/05/29(Sat) 13:37:32 |
水面に映る愛を シェルタンは、メモを貼った。 (c39) 2021/05/29(Sat) 13:43:18 |
【秘】 空回る思い メレフ → 水面に映る愛を シェルタン「はッ…く、そ さわる、な…!」 非力な腕では、腕の拘束を外せない。 体を弄る手が、複数の手、這って、摘んで。 顔が、白くなる。気持ち悪さは晴れるどころか積み重なる一方で。 吐きたいのに。吐くものがなくて。喉の奥がひたすらに胃液に傷付けられる。 「は、く…シェル、タン…」 聞こえてくる、嬌声と嗚咽に胸が苦しくなる。 お前にそんな声をあげて欲しかったわけじゃなかったのに。 こいつらがいなければ。こんな場所がなければ… (-132) 2021/05/29(Sat) 13:54:31 |
シェルタンは、皆の未来を、ただ願った。 (c43) 2021/05/29(Sat) 15:33:08 |
【秘】 徒然 シトゥラ → 水面に映る愛を シェルタン「シェン」 その日、シトゥラは 何事も無かったかのように 大人の元から帰ってきたあなたに声をかけた。 その瞳は以前とは違って あなたを見ているようには見えなかったが、 確かに名前を呼んで、そして普段通りに接するのだ。 『二人っきりの時だけ』 「……裏切者の セキレイ 、ボクに会いたかったんだよね。シェン。迎えに行ってあげられなくてごめんね シェンが 羨ましくなって。 行かせたくないって思ったんだ」 あのとき伝えた言葉に嘘は無い。 「知れて、嬉しい? 役に立った? 秘密にしておいて欲しくなかったんだよな。 それでも大人に頼まれたことは辞められないから、 そのことに関しては謝れない」 (-174) 2021/05/29(Sat) 16:29:56 |
【秘】 水面に映る愛を シェルタン → 空回る思い メレフ『勿論、彼にも治療は必要だ』 と、手首を掴み、己の身体を吊り下げる男は言う。 『だけどこれは君の為なんだ、シェルタン』 と、続けて、男は笑いながらほざく。 欺瞞だ。結果的に歪みが正されているだけ。 彼らは己の 欲望 を、都合よくぶつけているに過ぎない。 「う、ぁ、ッぐず、嫌───……!」 ほぐれた後孔に、熱をもったソレが、押し当てられて、 思わずメレフの視線を意識してしまい、 顔を必死に逸らす。 最初から誰でもよかった。 華奢だった自分も、今の自分も等しく同じだ。 都合のいい玩具だった。 愛じゃない。 愛なんかじゃない。 こんなもの愛なんかじゃない! ▼ (-176) 2021/05/29(Sat) 16:34:20 |
【秘】 水面に映る愛を シェルタン → 空回る思い メレフ「うッ、ぅう、ああ゛ッ───!!」 肛を押し開かれる鈍い痛み に、纏わりつく快楽。 抵抗をする体力も気力も全部削がれて、 少年でも持ち上げるみたいに、膝下から抱えあげられる。 意識とは真逆に、反応してしまう自身の股座も、 わざとゆっくりと、深いストロークで抽挿を受けるところも、 全部が衆目に。メレフに、晒されて。 「き、た゛ッ、〜〜ッ!メレぇ、っふ、 見な、ッえぅッ ♡ 、嫌だぁ゛……!」何かを懇願するように頭を横に振る。 涙と唾液が混ざった、透明な糸が顎から引いている。 正常な反応だ。 もう、愛を求める彼の姿は何処にもない。 (-187) 2021/05/29(Sat) 17:15:00 |
シェルタンは、『正常』になった。 (c45) 2021/05/29(Sat) 17:15:19 |
シェルタンは、愛を求めていた自分が、消えていくのを感じる。 (c46) 2021/05/29(Sat) 17:16:11 |
【秘】 水面に映る愛を シェルタン → 徒然 シトゥラ「……よう。そんなことだろうと思ってたよ」 憑き物がとれたような顔をして。 僅かに嘆息をしながら、向き合っている。 「嬉しくない。役立たず。ばか。 ……でもシトゥラ、謝らなくていいよ。 オレは分かってる。全部に“意味”があることを」 ちゃんと考えて。色々なことを知って。 自分が与えられた役割は、きっとそれだ。 「 羨ましい? ならちょうどよかった。……本当の愛のことはまだわからないけどさ。 少なくとも、もう大人の愛は要らなくなった。 大人の愛が欲しいならやるよ。 オレと遊びたいならそれでもいい。 シトゥラ。オレはアンタのこと嫌いじゃないから」 (-193) 2021/05/29(Sat) 17:33:19 |
【墓】 水面に映る愛を シェルタン >>中庭の片隅 横目で、二人を見ている。 『いなくなった』ものと、まだいるもの。 何が違うのだろう、と見ている。 見てわかるところに差がある訳がなくて。 『いなくなった』ものは確かに変わったが、 そうでなくとも変わりはするから。 声は出ない。考える時間が欲しかった。 だから、今は、考えてるだけ。 (+33) 2021/05/29(Sat) 17:40:36 |
【秘】 徒然 シトゥラ → 水面に映る愛を シェルタン「……欲しいなら、やる。 何度も選ばれているシェンには言われたくないなぁ」 甘い口調に漏れる欲、そして、 泣きそうな声と喜んでいるような口元が見えた 「役立たずなんて酷い、シェンが嫌がると思ったから イイコトがあったあとに知らせに来たんだ。 これでもずっと悩んで……気分よく行ってもらおうとした。 それにいらない、なんて手に入ったから言えることだろ。 触ったことすらもないボクになんのつもり? ああ、八つ当たりだよねぇ……ごめんねシェン」 でも、でもね ボクも頑張ってきたんだ、シェン 「みんながいい顔で、魅力的で、愛嬌があって だから大人に選ばれて愛されて大事にされて ……治療なんて言葉だけだと思っていたのに。 このままじゃみんなのこと嫌いになりそうだ、 どうしてくれるんだよ。 シェンが そんな風 に帰ってくるから余計にだ」あなたにとって、連れて行かれたことはイイコトだった。 その方法が正しかったにしろ、間違っていたにしろ――― あのときよりよっぽど好きな表情で帰ってきた (-196) 2021/05/29(Sat) 17:55:29 |
シェルタンは、彼は、揶揄する子らを睨む。そこにあるのはお節介などではなく、“決意”だ。 (c50) 2021/05/29(Sat) 18:11:38 |
【秘】 水面に映る愛を シェルタン → 徒然 シトゥラ「アンタはオレにべたべた触って来るだろ」 そういう意味ではないと理解しつつも、皮肉をひとつ。 「何のつもり、だって? シトゥラこそ何のつもりだ? オレが“選んでもらうため”に、 どれだけ、 哀れな 努力をしたと思ってるんだ。開けられた ピアス穴の手入れは欠かさなかった。成長する身体に合わせて相応しい装いを学んだ。 踊りや歌、楽器も。全部大人に─されるためだ。 無駄だったんだよ。 全部……全部ッ!! それを!? そんな軽い風に言われてたまるもんか!! ……オレは…… オレは。治療されたんじゃない。 自分の意思で。考えを直したんだ」 激昂する。目を見開く。 心は脆くなり、ともすれば泣きだしそうなくらいに。 (-203) 2021/05/29(Sat) 18:26:50 |
シェルタンは、スピカを見ている。一人で全てを背負う、なんて、絵空事だと知っているから。 (c57) 2021/05/29(Sat) 18:36:32 |
【墓】 水面に映る愛を シェルタンまた、バイオリンの弦を弾いた。 皆が心に自分たちを置いてくれることを信じて。 彼に、手が届くことを信じて。 まだ、遠いな。 (+35) 2021/05/29(Sat) 18:42:14 |
シェルタンは、自分だって、スピカの力になれるなら、と思った。任せっきりにしてしまっていたのは自分でもあるから。 (c67) 2021/05/29(Sat) 20:58:05 |
【秘】 徒然 シトゥラ → 水面に映る愛を シェルタン「人を軽い風に扱ってるのはどっちだよ、 知っているからこんなに叫んでみっともなく求めているんだ! あなたと違う形だったけどボクだってたくさん努力をした、 足りなかったんだろうな、きっと! ……だから何もないんだ。自分には。 係をやったって、委員を務めたって、 大人の手伝いをしても何も報われない。 だけどさシェン自身は誇ってくれよ、 今までのことは無駄なんかじゃないって。 大人に愛されたくて頑張ったシェンも、 今前を向いているシェンも何も間違ってないだろう!?」 それでいい、怒ってくれていいんだ。 その努力は認められるべきで、子供らしくていいじゃないか 「馬鹿なボクに教えてくれないか。 呼ばれて、何をしてもらったんだ。 大人は正しくなかった? 本当に、大人の愛はもういらないの?」 何もしてこなかったのなら、 今までここで暮らしていた自分の時間は全部無駄だったことになるんだ そんなのは認めたくない。 裏切り者だと言われようと―――― いい子≠ナあった自分が努力していなかったなんて絶対に認めない (-235) 2021/05/29(Sat) 21:02:11 |
シェルタンは、中庭の隅で、ひたすら音色を奏でる。 (c68) 2021/05/29(Sat) 22:06:52 |
シェルタンは、石を投げられた。自分はまだここにいる。 (c69) 2021/05/29(Sat) 22:07:14 |
シェルタンは、ヘイズの姿をちゃんと、認識した。 (c70) 2021/05/29(Sat) 22:12:22 |
【墓】 水面に映る愛を シェルタン「………皆が皆、 ギムナジウムの悪い風習に囚われてるわけじゃない」 投石でこさえた、軽い擦り傷を撫でて。 見てみぬ振りをしてしまった彼女のことを想う。 謝らないと。心から、心の底から。 無視することに心を痛める生徒の姿を想う。 変えていける筈だ。自分だけじゃない何かを。 大人たちを、頭に思い浮かべる。 ……本当に皆が皆。“悪い”ものなのか? 知るべきだ。この場所のことを。 オレは、余りにも、自分だけを見過ぎていた。 (+38) 2021/05/29(Sat) 22:16:31 |
【墓】 水面に映る愛を シェルタン自分が変わったのなら。 自分以外を変えられない道理はない。 昨日に今日、変わらなければ、 明日変えたらいい。それを何度も続けるだけだ。 ぱん、と頬を叩く。 傍らでただ寄り添う少女に笑いかけ、 そこらを歩き回る少年に緩く手を振り。 ────観てくれるアンタ(>>a60 >>54)に、 恥じないようにするためにも。 「思ってなかったよ。だから、“思わせる”んだ。 オレ達は被害者なんかじゃない、てね。 暗い顔してるから下に見られる。哀れまれる。 でも、少なくともオレは…… 昔よりずっと、良いものになれた から。それは、胸に張りたいんだ」 (+39) 2021/05/29(Sat) 22:28:14 |
【秘】 水底はやがて煌めく シェルタン → 徒然 シトゥラ「ッ! ────……………」 言葉に詰まる。 数年の間、見てきた彼の努力。 それを知らないはずがないから。 「……なんだ」 自分の努力は、他ならぬ生徒に認められて。 報われた。今、報われている。 目の前の彼は、───── 「シトゥラも。 愛されたかった、だけなんだな」 ▼ (-251) 2021/05/29(Sat) 22:40:38 |
【秘】 空回る思い メレフ → 水底はやがて煌めく シェルタン少年が足をばたつかせると、殴打の音が響く。 足を抑えつけられれば、つかまされたものに爪を立て、また殴打される。 口の中が切れたのか、唇の端から血を流して。 少年に与えられているものは、どうみても "治療" ではなく。歯向かった事を罰するための、苦痛を与えるためだけの "暴力" 。「っ、ぐ……くそ、触るな―――ッ!」 ずらされたボトムからは、火傷と青痣が覗き、無遠慮な大人の手が後孔を乱暴に弄るたび眉を寄せる。 快楽など感じられない、痛みと苦しさだけが体に伝わってくる。 ▽ (-252) 2021/05/29(Sat) 22:43:37 |
【秘】 空回る思い メレフ → 水底はやがて煌めく シェルタン大人達の隙間から、シェルタンの姿が見える。 性行為には疎いメレフにも、彼が大人の手で犯されていることだけは分かって。 それが、聞いていたとは違う―――望んでいないものだということも。 「ッ……、…」 気分が悪い。それが、人と触れていることによる生理的なものなのか、別の感情なのか。 少年には、分からない。 ただ、その泣き顔は見たくない と思った。 (-253) 2021/05/29(Sat) 22:45:45 |
【墓】 水底はやがて煌めく シェルタン >>中庭の片隅 「ようスピカ。 アンタくらいなら、オレが食堂に居なかった時点で気付──いや、スピカも行かなかったんだよな、すまん」 揃踏みだな、と皮肉げに笑う。 「これ以上、『いなくなる』子たちが増えるんだったら。 そうでない子との比率が縮まるなら。 きっと、段々と、無視できなくなっていくはず…… そう。声は聞こえる。姿は見える。 何も幽霊になったワケじゃないからな? だから───」 すぅ、と息を吸う。吐いて、もう一度吸って。 「───“いつも通り以上”の オレ達 で。時間は……短くても一年。長けりゃ数倍。 出来ない話じゃないって、信じてる」 (+42) 2021/05/29(Sat) 22:53:26 |
【墓】 水底はやがて煌めく シェルタン >>中庭の片隅 「心無い言葉だって。石だって。 それは、“オレ達を認識する”って前提がある。 オレたちは、ここにいる。生きている。 ───爪弾き者にされる理由なんて、ないじゃないか」 そう、言い放った。 (+43) 2021/05/29(Sat) 22:55:56 |
【秘】 水底はやがて煌めく シェルタン → 徒然 シトゥラ ▼ 「……オモチャみたいに犯された。 愛なんて、そこにはなかった。 オレの見た大人たちは───誰でも、よかったんだよ」 彼らは、シェルタンを見ていなかった。 都合のいいものに付け入って、 ただ、己の欲求を満たす道具を作ることしか、 考えていなかったのだ。 「でも。 何が正しいか、間違いかは、まだわからない。 なあ。オレにもう少しだけ時間をくれないか? 出来る気がするんだ。 自分たちの望む何かを、手に入れられるような場所。 それを作るための、何かが」 真剣な表情で紡ぐ言葉は。 のちに、中庭での宣言に繋がる、決意。 (-257) 2021/05/29(Sat) 23:00:03 |
水底はやがて煌めく シェルタンは、メモを貼った。 (c75) 2021/05/29(Sat) 23:20:01 |
【墓】 水底はやがて煌めく シェルタン「こうして隅っこで慎ましくしてるのも、 そういう、”一つの理由”なんだよな」 逃げるように食堂から離れて。 当てもなく、ただふらふらと動いている。 身体まで亡霊になったつもりはない。だから。 「……それでも。 オレは。シェルタンはここにいる。 それを知るのは、ブラキウム、アンタだけじゃない。 それぞれに絆があって。 んで、それは簡単に掻き消えるようなもんじゃない」 「幾らでも聞かせてやるよ。 楽しい談笑の声か?歌声の方がいいか。 楽器の音色も、とっておきがたくさんある。 踊りも。大体の雰囲気は伝わるかな? それを観る、まだ『いる』アンタたちが。 他ならない、『いなくなった』オレたちが、でも、『そこにある』証明になる」 今もそうだ。と、辺りを見渡した。 (+48) 2021/05/29(Sat) 23:40:54 |
【墓】 水底はやがて煌めく シェルタン「ま、生憎。オレも、 病気レベル の”人の視線惹きたがり”なもんでね? だからギムナジウムにまだいるんだし」 あんま誇れたもんじゃないけど…… でも、これからは誇らなきゃな、と笑う。 「身体張らなくとも、盾でもなんでも用意しようぜ。 やるなら派手に色々したほうがいいだろ」 (+55) 2021/05/29(Sat) 23:58:10 |
シェルタンは、星空を仰ぐように、見上げている。 (c80) 2021/05/30(Sun) 0:01:44 |
【秘】 振子 ブラキウム → 水底はやがて煌めく シェルタン「僕は―― 居なくなった人を連れ戻せる 」それは一時しのぎにしかならないかもしれないけれど。 確かに何かを変える手助けにはなるかもしれない。 (-275) 2021/05/30(Sun) 0:22:38 |
【秘】 振子 ブラキウム → 水底はやがて煌めく シェルタン/* アタイPL! お元気かしらァ!? モブレは済ませたか? おとなにお祈りは? 中庭のスミでガタガタ震えて 反魂される準備はOK? (-278) 2021/05/30(Sun) 0:37:50 |
【秘】 水底はやがて煌めく シェルタン → 振子 ブラキウム/* ハァああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア(恐怖) どうして〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜?(サカナクション) (-280) 2021/05/30(Sun) 0:40:24 |
【墓】 水底はやがて煌めく シェルタン「……なるほど、な」 受け止める。隠し事も視線も全部。 今更怖気づいてたまるものか。 「うん、”最高”じゃん? そもそも『なかったこと』にするってことだろ。 ……ンな大役、オレが任されていいのかわかんないけど」 (+61) 2021/05/30(Sun) 0:51:14 |
【秘】 目明き ブラキウム → 水底はやがて煌めく シェルタン/* これで吊られたら悲しすぎるけど、ロール的にだけやっても良いって言われたしこの路線で行くわよ! OKそうなら演出を考えたいわ。 事前に考えてたふわっとした案はこれなのよね。 ・ブラキウムは調香師の家から秘密裏に持ち込んだ特性の香を隠し持っている。 ・誰にも知られていないと思っているがおとなには筒抜け。 ・効能は【忘れさせること】。起こったことは無くならず、永遠に続くこともない。けれど、誰かの一時凌ぎにはなる。 ・香を使っただけでは本人にしか影響は無く、周囲からの扱いは変わらない。 だけど、これだといろいろ不都合がありそうだからいい感じにしたいわね。運営Tの言うみたいに大人にどうこうするのもいいのかもね。 ちなみにアタイはこれで本人の治療を忘れさせて、周囲の人間には原始的に言いくるめて回るつもりだったわ。今回はちょっと違うわよね。 (-283) 2021/05/30(Sun) 0:51:58 |
シェルタンは、サルガスに「いっぱい楽しいこと、してやるぜ」と笑った。 (c88) 2021/05/30(Sun) 1:14:23 |
【秘】 水底はやがて煌めく シェルタン → 空回る思い メレフ「が、──ッあ、ァあっ、は゛………! けほ゛ッ、ん、はァ、〜〜ッ……」 内壁の全て、その奥まで熱が埋め尽くし、擦られて、 抜ける寸前まで、腰を一気に引き戻され。 その一連の間隔がどんどん縮まってくるたび、 思考が快楽一色に染め上げられていく。 「ん、お゛、んぅッ、〜〜! っ、 くはぁ゛ッ……────♡ 」鈍痛はもうない。 この身体は、彼らに抱かれるために、 作り替えられてしまっているから。 比較的屈強に育った肉体も、 教え込まれてしまった感覚も、 そのすべてが、心に牙をむいて犯し尽す。 諦観を抱き、無力を悔やむことすら奪われてしまう。 ▼ (-295) 2021/05/30(Sun) 1:46:12 |
【秘】 水底はやがて煌めく シェルタン → 空回る思い メレフ体液に濡れ、ぎゅ、と縮こまっていた顔が、 与えられる快感で蕩け始めたのを皮切りに、 青年の全身に、また大人たちの手が這いまわる。 辱めるために抱え上げていた体位は、 残酷なことに、 余すところなく責めを与えるのにも適していて。 「あ゛ッ、あ、うぅ゛うッ、〜〜ッ♡ く、るッ、”また”、イッ、は、っ──」 撫でて、摘んで、擦って、弾いて。 抽挿は緩まるどころか、より激しさを増して。 晒された身体の至る所に、刺激が走って── 「────っ!ン゛、───……ッ゛!」 メレフが来るまで散々弄られた身体は、 耐えきれずに、昂ぶりを迎える。 弛緩して、僅かに痙攣する身体に我関せず、 犯していた男は何度か腰を動かして。 道具でも扱うかの様に、シェルタンの腸内に吐精した。 ▼ (-300) 2021/05/30(Sun) 2:01:27 |
【秘】 水底はやがて煌めく シェルタン → 空回る思い メレフ青年の後孔から、栓が引き抜かれて。 こぽり、と、白濁が漏れる。 そして。大人たちは、そのまま シェルタンの身体を、メレフ。 貴方と、それを囲む男達のすぐ側に、 力なく横たわらせた。 嘲笑うように。 まだ終わってないことを伝えるように。 (-301) 2021/05/30(Sun) 2:06:25 |
【秘】 徒然 シトゥラ → 水底はやがて煌めく シェルタン「愛なんてなかった、……そう。 そうか。……大人で違うのかないや、わからないか。 ありがとう教えてくれて、……そして、辛かったのならごめん。 気づいてあげられなかったから、『悪い大人』のもとに連れて行かれることを」 盲目的な大人への信頼、 全てが消えるものではないが一つ一つにほころびができて。 自分のしたことに悔いはないとも あなたには辛い思いはさせたくなかった本心が揺れている 「時間……? 好きにすればいいさ、 いい子のボクは子供たちが好きで、大人が好きなんだから。 そういえば夢ができてね。 そのために、ボクは大人の言うことを聞き続けることにしたんだ。 だから止まることはできない。 もし止められることができたらそのときは、 本当に正しいことがわかるときだ」 (-308) 2021/05/30(Sun) 2:41:30 |
【秘】 徒然 シトゥラ → 水底はやがて煌めく シェルタン「壊れているんだよ、今のボクは。 それでも、みんなに会いたい。そして"救いたい"。 子供の力だけでできやしない。 だから……"大人"になろうと思っている」 「みんなを見ても責められない、手を差し伸べられる大人になる。 その為になら、愛されなくたって構わないんだ。 だから、シェン。 あなたには止められない、その代わりあなたも止めない。 ……なにかほしいものがあったら教えて」 「できる限り、用意するから。 それか……ボクたちがうまく行けばご褒美をもらえるんだ。 なにをしたいのか、納得させてくれたら手伝ってあげる」 「ボクは、まだ、あいされたい」 (-309) 2021/05/30(Sun) 2:43:07 |
【秘】 水底はやがて煌めく シェルタン → 目明き ブラキウム/* どうやら腹を括るしかないようね・・・歓迎するわ。 大まかな骨組みはそちらの案で大体大丈夫よ。でも確かに、”受けたことを丸っきり忘れる”と不都合なことが多くて(治療で好転したタイプの子だから)、そのあたりは弄らなくてはいけないわね。 だから運営Tの意見そのままでもいいし、そう、発展させるなら、もう一歩大人に働きかけて”シェルタン君が朝食の席で出し物をするらしいから見てあげるように”まで言わせたり。 そこに原始的な働きかけも併用して、シェルタンの潔白か『いない』生徒の強度を足す、どっちかを通す感じで・・・回していくとか・・・ この案、事前に仕込むことが多すぎて爆裂しそうだわ。全体チャットで転がしてけばいけるかしら(何も4日目なったらすぐやるってわけでもないしネ) (-313) 2021/05/30(Sun) 3:03:41 |
【秘】 空回る思い メレフ → 水底はやがて煌めく シェルタン「う、ぐ……あ゛……っ」 シェルタンの甘い嬌声をBGMに、男達はメレフの身体を"使えるように"各々動いている。 少年は後ろを乱暴に解されながら、別の手によって前を強く握って擦られる。 痛みと、気持ち悪さと ほんの少しの快楽 。また他の手によって痣を強く押され痛みを与えられれば、無意識に体を丸めて防御態勢に入ろうとするが 肩を抑えつけられそれも叶わず。 「いっ、ぅ…………や、くそ、も、はな…………っ、―――!」 込み上げる射精感。全く経験がないわけではない。 けれど、他人の手によって導かれるそれは、ほんとうに気持ちが悪くて。 真っ白な顔を横に振り、唇を噛みしめて。 男の手の中に精を放った。 屈辱と、絶頂の余波で体が震える。 ▽ (-327) 2021/05/30(Sun) 7:14:51 |
【秘】 空回る思い メレフ → 水底はやがて煌めく シェルタンくったりと、地面に弛緩した体を預けている。 程なくして、傍に横たえられた友人の体液にまみれた姿を見て 大人への怒りと、何も出来ない自分への情けなさが湧き上がってくる。 「……」 作り変えられた体で、快楽に溺れる声を聴いた。 本当に、クソどもが。 「――――な……」 そうしていると、まだずり下ろされただけの状態だったズボンが取り払われる。 このまま終わるだろうかと思っていた少年は、目を見開いて体を起こそうとする。 痛い。 (-328) 2021/05/30(Sun) 7:23:48 |
【秘】 いたがる ルヘナ → 水底はやがて煌めく シェルタン ルヘナが持ってきた飲食物の中に、 あなた宛ての手紙が紛れ込んでいる。 『二人でだったらどこでもいい、少し時間をくれ。 お前に伝えなければいけないことがある』 話す場所については特に指定がない。 盗み聞きされてしまう分には仕方ないが、 皆の前では話したくないことなのだろうと伺える。 /* 反魂を受けるであろうあなたに伝えておきたいことがありまーす! 他の人から聞いたことがあるかもしれませんが、まあ、まあ。 イベントにしても秘話にしてもオッケーなのでツリーに余裕があるようでしたらなにとぞ。 (-334) 2021/05/30(Sun) 9:51:31 |
【秘】 水底はやがて煌めく シェルタン → いたがる ルヘナよく手紙が来るな……と独りごちて、 喉を潤しながら文面を読んでいた。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 「で。有り余る時間を割きに来たわけなんだけど。 どうした?隠し事の一つや二つ、 今更もう驚きやしないから何でも言ってみろ」 適当な時間、場所。 顔を見かけたらすぐに声を掛けて、 人目につきづらい物陰にでも誘うだろう。 (-347) 2021/05/30(Sun) 11:58:56 |
【秘】 いたがる ルヘナ → 水底はやがて煌めく シェルタン「俺達、時間だけは有り余ってるからな」 ある意味、『いなくなった』者の強みかもしれない。 孤独じゃなくなったのなら、 膨大な時間もある意味余裕へと変わってしまうのだろう。 だから二人がこうして語らう時間は特筆すべきことではなくて。 周囲を一度見渡してから口を開く。 「端的に言うよ、 俺はお前達の味方になれない。 お前に近づいたのも『連れて行かれる』と分かっていたからで 他のヤツに対して協力を持ち掛けたのも紛れ込むためだ。 ……騙して悪かった」 (-348) 2021/05/30(Sun) 12:12:16 |
【秘】 目明き ブラキウム → 水底はやがて煌めく シェルタン/* そうなのよね。 こども側に忘れていい理由がないし。 それじゃ、お偉いさんの大人に忘れてもらって出し物のことを指示するように言いくるめた、みたいなのをさらっと置き手紙で描写しちゃおうかしら。それならそんなに手間もかからないし、具体的なことは想像にお任せする感じで…! 原始的な方もやった方がいいならこちらがするけれど、強度を増す案はそちら側で計画してたみたいだしお任せしたほうがいいかしらね。折角だし! (-350) 2021/05/30(Sun) 12:21:14 |
【秘】 水底はやがて煌めく シェルタン → 目明き ブラキウム/* 助かるわ。反魂に関してはその段取りで。 原始的な方も全体チャットを賑やかす感じにはなるし、お願いしちゃうわね。 強度の方の案は計画、と言っても結構行き当たりばったりなもので、普段通りに、楽しそうに過ごす以上のことはないのだけれど……まあそう、結局、お話の筋書とかあまり関係なしに”通常発言が賑やかになれ”ば、それ以上の事はないわ! じゃああとは覚悟がキマるまでひたすら精神統一してるわね・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (-351) 2021/05/30(Sun) 13:00:56 |
シェルタンは、ラサルハグの横を通り過ぎた。少なくとも、お目当てではないだろうから。 (c107) 2021/05/30(Sun) 13:32:03 |
シェルタンは、水面に手を伸ばす。 (c109) 2021/05/30(Sun) 14:15:27 |
【秘】 水底はやがて煌めく シェルタン → いたがる ルヘナ「うん。……それで?」 なんてことのない話を聞いたかのように、問う。 許す、とも、許さないとも言わない。 ただただ、”話の続き”を、待っている。 「騙してたのは、そうだな、良くないことだ。 でもオレがひどい目にあったのは結構自業自得だし、 ……それに、味方になれないって言いきる理由もわからない ま、例え、『心情的に絶対味方できない』なら。 ルヘナ。アンタはこれから何をするんだ?」 なんてことない日に、 友人にこれからの予定を聞く、ように。 琥珀色の瞳は、ただ、貴方を見ている。 (-363) 2021/05/30(Sun) 14:20:29 |
【秘】 水底はやがて煌めく シェルタン → 徒然 シトゥラ「……シトゥラ」 名前を、寂し気に呼ぶ。 「そう、だから……そうだ。 嫌いな子、好きな子、そんなのはあって当然だけど。 せめて、”理由無し”に、 誰かが無視されて、爪弾きにされないような場所で。 シトゥラには、大人になって、居てほしいから」 独りぼっちである必要は誰にもないから。 「オレは変えるよ。 自分の次は、自分以外の、変えられるものを。 それが上手く行ったとき。 オレは、シトゥラに心から笑ってほしい」 「子どもが全力を尽くして変えた場所を、代わりにやるよ」 (-368) 2021/05/30(Sun) 14:31:18 |
【秘】 いたがる ルヘナ → 水底はやがて煌めく シェルタン「え、……うん、」 表情に明らかに困惑が滲んだ。 そんな当たり前の顔で言われることが、 そうしてなんてことないように言葉を続けることが、 ……そうして琥珀色に収められることが、理解できなくて。 「俺はお前を連れて行った セキレイ に俺だけはあいつを許し続けると約束した。 その上で、お前達が俺に、そうやって『普通』に 変わらず話してくれることに……痛みを抱えている。 立ち位置は変えられない。痛みにも耐えられない。 だから、俺が何をするかは……分からない。 情が湧きすぎて冷静さを欠いている……」 若草色の瞳は不安定に揺れるばかり。 (-376) 2021/05/30(Sun) 15:12:05 |
水底はやがて煌めく シェルタンは、メモを貼った。 (c117) 2021/05/30(Sun) 18:25:52 |
【秘】 目明き ブラキウム → 水底はやがて煌めく シェルタン/* 改めて連絡よ! お偉いさんの大人にシェルタンが居なくなったこと忘れてもらって”シェルタン君が朝食の席で出し物をするらしいから見てあげるように”と指示するように言いくるめた という方向で朝の出し物までの演出を仕込んだわ。 後はお任せするわね。 (-407) 2021/05/30(Sun) 18:57:01 |
シェルタンは、教員棟に足を運んだ。何度も。 (c127) 2021/05/30(Sun) 19:56:51 |
シェルタンは、信じている。悪意に満ちた世界の中でも。 (c128) 2021/05/30(Sun) 19:57:15 |
シェルタンは、一筋の光明を見つけ出すのは、そう難しくないことを。 (c129) 2021/05/30(Sun) 19:57:33 |
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