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![]() | 【人】 緑山 美海さらさらと木の葉の揺れる音が響く森の中。 隣を歩く陽の光より明るい男を見て、その眩しさに目を細め、女は春のように暖かな笑みを浮かべた。 (15) 2023/02/28(Tue) 22:54:09 |
![]() | 【人】 緑山 美海これは確か、数時間前の出来事だったかな。 小さめのリュックを背負い、(>>10)珍妙な悲鳴をあげる男の後ろを歩いていた。 大慌てで走り去る姿を眺めながら。 「···だから、私の荷物は自分のバックに入れるって言ったのに」「全部詰め込んじゃうんだから、本当に馬鹿」 言葉とは裏腹に、女は幸せそうに微笑む。 彼の優しさで必要最低限しか入ってない軽いバックを揺らし、のんびりと管理小屋に歩を進める。 「こんにちは、数日間よろしくお願いします」 少し遅れて中に入れば、従業員さんに挨拶をして一礼を。 最近、二十歳になったばかりだが、隣の男よりはずっとずっと歳上に見えるだろう。 (20) 2023/02/28(Tue) 23:15:56 |
緑山 美海は、メモを貼った。 ![]() (a5) 2023/02/28(Tue) 23:20:32 |
![]() | 【人】 緑山 美海>>67 顔にでやすいお陰で、手を取るように貴方の感情が分かる。 「荷物よりこっちの方が大事でしょ?」 なんて、ご機嫌な顔に向かって笑いかける。 お望み通り手を握って貰えれば、優しく握り返した。 冬を過ぎ、春の季節が訪れようとしている。 外は冬特有の乾いた風もなくお日様の光が暖かで過ごしやすい。 「今日はいい天気だね、キャンプ日和って感じ」 「自然が綺麗だし、ここに決めて良かった」 数ヶ月前から雑誌をみたりネットで調べたりと、『何処のキャンプ場にしようか』と2人で計画を建てていた。 そんな女の視界に入るのは、青々とした緑に広々とした空。 解放感のある景色に心が踊る、ここでいい思い出が作れたらいいな。* (72) 2023/03/01(Wed) 7:41:16 |
![]() | 【人】 緑山 美海さくさく、さくさくと。 そうして2人が向かうのは、皆が宿泊するであろうコテージから少し離れた。 森の奥の奥、人の気配のない静かな場所。 管理部屋からも遠いし何かと不便かもしれないけど。 久しぶりのお休みは2人きりで過ごしたかったから、予約する時にわざわざお願いしたんだ。 もうすぐ着く頃かな。でも、まだまだ時間はあるし散歩を続けたい気持ちもあるかも。 貴方と一緒なら何をしても楽しいし、お任せしようかな。* (87) 2023/03/01(Wed) 10:10:53 |
緑山 美海は、メモを貼った。 ![]() (a12) 2023/03/01(Wed) 10:20:46 |
![]() | 【独】 緑山 美海ご挨拶を忘れていましたね。 お邪魔します、暫くの間よろしくお願いします。 るるる、です。 普段はマンション人狼で遊んでおります。 余裕がないので他ぺアとの交流はなし、次会える機会に恵まれた時は皆様とお話できれば嬉しく思います。 緑山美海と緑山宗太郎は継続PC。 結婚して一年経過した、といった状況です。 私の大好きなPCたちなので、再演できて幸せです。 (-44) 2023/03/01(Wed) 11:14:43 |
![]() | 【人】 緑山 美海>>98 お腹が周りが気になってきたので、一緒に散歩をする機会が増えつつある。 幸せ太りと言い訳しておこう、貴方の焼くパンが美味しすぎるのが悪いんだ。 「自然のおやつだね、楽しそう」 「私は学校まで電車通勤だったからな、おやつと言えば自販機のアイスくらい?」 でも、買い食いすると先生に怒られるんだよね、と苦笑した。 当たり前だけど育った過去は違う。だから、こういう違いを話しながら貴方のことを知る機会が好きなんだ。 ポケットに詰め込まれたお花を見ながら、紙コップに落書きでもしようかな。と考えたり。 似顔絵を描いたり、名前を書いたりすれば、手作りの花瓶の出来上がりだ。 まぁ、それも目的地に着いてからのお話。さくさくと、今は歩みを進めよう。 (103) 2023/03/01(Wed) 13:28:00 |
![]() | 【人】 緑山 美海暫く歩いて、(>>99)視界に白くて大きなものが見えれば。 「ね、ね、宗太郎、あれじゃない?」 くいっくいっと繋いだ手を引っ張って、早く行こうと急かす。 今度は私が子供みたいにはしゃいで。 「お〜」と感嘆の声が被った。 「外はテントなのに、中はホテルみたいだね」 「過ごしやすそうだし、最高じゃん」 キャンプ初心者、雑誌や写真でしか見たことがないテントを見て瞳をきらきらと輝かせる。 この為に来た!といった感じだ。 ズボンのポケットからスマホを取り出せば、テントの写真を撮って。 『はい、ちーず』なんてスマホを向けて、貴方がポーズを取ってくれるなら写真が増えたみたい。* (104) 2023/03/01(Wed) 13:32:41 |
![]() | 【人】 緑山 美海>>107 「真似してないよ、宗太郎が真似したんじゃん」 なんて子供っぽい馬鹿みたいなやり取りをして、くすくすと無邪気に笑う。 パシャリ、貴方の微笑んでる顔もしっかり撮れたようだ。 これも大切な思い出のひとつだね。 「宗太郎っていつもピースサインだよね」 「···え、私も一緒に?」 肩を抱き寄せられれば、傍に寄って。 貴方の真似をして控えめにピースマークを作れば、柔らかく微笑む。 「はい、ピース」 こういう写真が私のスマホのフォルダにたくさんある、どれも私のお気に入りなんだ。 写真はあまり得意じゃなかったけど、貴方と一緒に写るのは好きだよ。 (116) 2023/03/01(Wed) 16:30:24 |
![]() | 【人】 緑山 美海ぱしゃぱしゃと、充分に写真撮影が終われば。 中のソファの座り心地を確かめたり、冷蔵庫を開けてみたり、またテントの外装を眺めに外に行ったり。 きらきらとした瞳は、さらに輝きを増していき。 「旅行の時に宿につくとわくわくするけどさ、今日は特別だね」 「テントの中ってこうなってるんだ、素敵」 大満足なお嫁さんはにこにこな笑みを浮かべる。 「宗太郎はキャンプとかよくしてたんだっけ、まずは荷物整理から始めた方がいいかな?」* (117) 2023/03/01(Wed) 16:31:35 |
![]() | 【人】 緑山 美海「勿論、気に入ったに決まってんじゃん」 「ありがと、宗太郎」 言葉でも足りないならハグもしちゃおうかな、ぎゅってね。 「着火材か、暗くなる前に色々と済ませなきゃダメだよね」 「キャンプの夜は冷えるっていうし」 そして来た道を戻ろうと、管理室の方へと歩を進めた。 やはり道のりは長くて少々不便だが、たまにはこういうのんびりした時間も悪くない。 必要なものを揃えれば日が暮れるまでに焚き火でも始めようかな。* (146) 2023/03/01(Wed) 20:07:13 |
![]() | 【秘】 緑山 美海 → 緑山 宗太朗>>163 貴方の腕に中に飛び込んで、ぎゅっと抱き締めて。 「ふふっ、2人でありがとって言ったら意味なくない?」 「···でも、ありがとうの気持ちは”ここ”にどうぞ?」 とんとん、唇を指で叩いて、親愛の印をくださいな。 (-82) 2023/03/01(Wed) 21:42:16 |
![]() | 【人】 緑山 美海「焚き火でやるマシュマロとか憧れる。···とか呑気なことを言ってる場合じゃないよね」 焚き火はキャンプの生命線などと言われるものだ。 私だけならいいけど、隣にいる人に寒い思いをさせる訳にはいかない。 気合いをいれて準備のお手伝いを進めただろう。 「荷物の整理とか諸々は終わったよ。···そっちはどう?着火できそう?」 テントから少し離れた場所にペットボトルを片手に向かう、これは貴方への差し入れのスポーツドリンク。 火が上手くついたら自分も手袋をつけて、小さな薪を入れるのを手伝うつもり。* (171) 2023/03/01(Wed) 21:43:35 |
![]() | 【秘】 緑山 美海 → 緑山 宗太朗「······今更、許可なんて取らなくていいのに」 貴方の腕の中で女が囁く。 「もっと欲張れ、我が儘なくらいが丁度いいって言ったことなかったっけ?」 「それに宗太郎からならいくらでも欲しい」 生前の無欲が嘘のように、貴方のことが欲しくなる。 お望みのものが唇に貰えれば、目を細めて幸せそうに微笑んだ。 こういう時に背が同じくらいで良かったと思う、少し顔を上に向けるだけで君の顔に届く。 私からも親愛の ”印” をお返しして。「ふふっ、此方こそいつもありがとう」 今はじゃれあいのようなもので充分。 また今度よろしくね、志の高い素敵な旦那様。 (-129) 2023/03/02(Thu) 7:21:10 |
![]() | 【人】 緑山 美海>>182 「火傷しないように気を付けてね?」 「私もやってみたかったし、危ないから交換しよ」 一度貴方の手の様子を確認して、そっと火種に近付けば小枝をくべていく。 小枝が、小さな薪に変わり、中くらいの薪に変わっていき。 大きくなった焚き火がゆらゆら、ゆらゆらと揺らめた。 「森の中ってやっぱり暗いんだね」 当たり前だけど、ここ街頭も家やビルの窓から零れる照明もない。 薄暗くなった景色の中、輝くのは焚き火の炎と星の光だけ。 「綺麗、ロマンチックでいいね」 「···そうだ。焼きマシュマロもいいけど、珈琲も飲む?」 鞄の中から、マシュマロと串、珈琲豆とヤカンの様なものを取り出した。 「さっき一緒に借りてきたの」 「『コーヒー粉をセットして直火にかけるだけ』とか何とか従業員の人が言ってた気がする」** (212) 2023/03/02(Thu) 7:28:22 |
![]() | 【秘】 緑山 美海 → 緑山 宗太朗「あぁ、なるほどね」 人前で抱きついたりキスしたり、そういう時は『恥ずかしいから止めて』と怒ったりしたのかも。 怒ると言っても、子猫が威嚇するくらいの可愛らしいものだっただろうけど。 「2人きりの時は遠慮しなくていいよ、今回も旅もそうだから、ね?」 軽く小首も傾げ、楽しげに笑う。 だけど、今はお預けです、残念でした。 これから歳を重ねても、こういうやり取りが出来たらいいな。 その為には綺麗な奥さんでいなきゃな。···釣り合う為に頑張るって意味がちょっとだけ分かった気がした。 (-138) 2023/03/02(Thu) 11:05:20 |
![]() | 【人】 緑山 美海>>215 「バカは風邪を引かない、でしょ?」 「はいはい、火傷するかもしれないお馬鹿さんは下がってください」 そう言って火の番を交代する。 自信があるのも慣れてるのもわかっているから、時々後ろを振り返って確認したりしたのだろう。 「···本当だ、星も綺麗に見えるね」 朱く揺らめく炎から目を離し空を見上げれば、白く輝く無数の星々が広がっていた。 「こういう空の写真とかってスマホじゃ上手に撮れないだよね」 「しっかり目に焼き付けて帰ろう」 暫く眺めれば、此方も珈琲の準備を。持参した珈琲豆を器具の中にいれてセット完了 あとは直火にかけるだけ、暫くすれば出来上がるだろう。 「珈琲は砂糖だけでいい?今日はミルクも入れる気分かな」* (221) 2023/03/02(Thu) 11:08:06 |
![]() | 【人】 緑山 美海>>230 焚き火から少し距離を取り、貴方の傍の椅子に座る。 「胸がスッと、か」 一緒になって深呼吸。吸って、吐いて。 「何か空気が美味しい気がするかも、やっぱり自然っていいね」 「星空ってピント合わないよね、今度いいカメラ買おうかな」 「でも、夜景より、私たちには手ブレ補正がしっかりしてた方がいいかも」 せかせかと慌ただしく動く誰かさんもいることだし、綺麗な星空を眺めながらそんなことを話す。 星空を眺めている間に珈琲が出来上がったようで、それをキャンプ用のマグカップの入れれば、2人分の珈琲の完成です。 「ブラックの気分なんだ、珍しいね」 「私はいつもの。···舌、火傷しないでよ?」 ブラックの珈琲がふたつ、その片方を手渡した。 (240) 2023/03/02(Thu) 15:22:26 |
![]() | 【人】 緑山 美海ふぅふぅ。 熱々の珈琲を充分に冷ましてから口を付ける。 「······美味しい、何か特別な感じがする」 いつもの珈琲も直火にかけると芳ばしさが違う気がする、焼けた薪の匂いがほのかに混じっているからだろうか。 「これ買おうかな」 次にキャンプに行く予定もないのに、そんなことを呟く馬鹿な女がいたそう。 淹れたて珈琲で身体を温めれば、お待ちかねの焼きマシュマロの時間。 「宗太郎、準備は終わってる?」 と貴方に微笑みを向ける。 新しい思い出は何ページ増えてもいいもんね、いっぱい楽しまなきゃね。* (241) 2023/03/02(Thu) 15:23:20 |
![]() | 【独】 緑山 美海「タモ」の花言葉は「幸福な日々・未来への憧れ」 「どんぐり」の花言葉は「永遠の愛」 ありがとうございます···。尊い···。 (-169) 2023/03/02(Thu) 17:22:59 |
![]() | 【秘】 緑山 美海 → 緑山 宗太朗「···まだまだ先の話だけどさ、家族が増えたら自然の多いとこに引っ越すのもいいのかもね」 「庭の広いところならさ、タモもドングリも植えられるよ」 宗太郎が私との未来の話を真剣に話してくれるのは嬉しい。それだけ大事にされているということだから。 それなら、どっちも欲しい、私は欲張りさんなのだ。 「···もし、もしも、女の子ならさ」 「桃の木とか植えてみたいな、絶対に可愛いじゃん」 (-196) 2023/03/02(Thu) 20:09:37 |
![]() | 【人】 緑山 美海>>249 「買ってくれるの?···ふふっ、ありがと」 貴方の言うとおり、お家でキャンプ気分というのもいいね。 嬉しそうに微笑めば、マシュマロの1本串を受け取った。 「焦がさないように気を付けるんだっけ?」 串にさしたマシュマロを焚き火に直接当てないように気を付けながら、くるくるりと串を回す。 じっくり焼いて、こんがり狐色になれば。 「···もうすぐかな?」 はふはふ、しっかり冷ましてから。はむっと。 口に入れたマシュマロが、びよーんと伸びた。 「···美味しい、大きいマシュマロも買おうかな」 ここから帰ったら家に色々と増えているのかもしれない。* (262) 2023/03/02(Thu) 20:11:52 |
![]() | 【秘】 緑山 美海 → 緑山 宗太朗>>270 家の庭先には紫陽花にビオラに楓、様々な植物を植えてあるから。 もう場所はぎゅうぎゅうであろう。 「今はまだお母さんと一緒に居たいから、ずっと先だけど、ね」 会えない時間が長かったせいで、まだ親離れが出来ずにいる。 歳だけ取って中身は子供の頃のまんま、ちょっと情けないや。 「···お母さんがね」 「『結婚したんだから、宗太郎くんと2人で暮らしたらいいよ』って話してくれたことあったんだ」 しっー、と人差し指を唇につけて、これはここだけの秘密のお話。 「引っ越すって言ってもすぐに帰れるところがいいかな、頑張って探そっか」 (-227) 2023/03/02(Thu) 22:27:02 |
![]() | 【秘】 緑山 美海 → 緑山 宗太朗「南天って、確か縁起がいい木だよね?」 「いいね、それも植えちゃおうか」 探偵業の合間にガーデニングの資格でも取ろうかな、自分のお庭は自分で手入れしたいからさ。 ここにあれを植えて、そこにあれを植えて。 色合いがとか、自分たちで考えたものを形にするのは素敵だろう。 全部、全部、小さな幸福たちをたくさん集めて。 欲張りな私たちだけのお庭を作って、緑に囲まれた生活をしようね。 (-228) 2023/03/02(Thu) 22:31:11 |
![]() | 【秘】 緑山 美海 → 緑山 宗太朗「そうなんだよね、嬉しいんだけどさ」 「···やっぱり寂しいよね」 会えない時間が長かったから、どうしても母に甘えてしまう。 貴女の優しさにも甘えてもう暫く傍にいようと思う、ありがとう。 「でもね、『宗太郎くんのこと信頼してるの、この人なら美海を任せても大丈夫だって』って言ってたよ」 これも秘密ね、しっーと人差し指をたてる。 母がこういう話を私にしてくれたのも。この一年間、宗太郎がお母さんを本当の家族みたいに愛してくれたからなのだろう。 「ふふっ、ありがとう」 「うん、近いとこで探そうね。2人ならきっとすぐだよ」 これはまだまだ先、でも、いつかくる未来の約束だ。 (-281) 2023/03/03(Fri) 9:55:31 |
![]() | 【秘】 緑山 美海 → 緑山 宗太朗「赤い実のやつ。···それって宗太郎の部屋に飾ってあった枝と一緒?」 南天の存在は知っていても、実物はぴんっときていなかったようで。 あぁ、あれか。と1人で納得する。 カーテンの裏にひっそりと隠れていても、赤色の実は存在感があって。 窓から差し込む光で綺麗に輝いていたのを覚えている。 「ふふっ、宗太郎とお揃いだしいいね」 貴方の頭に手を伸ばして、髪に触れられればさらさらと指で触った。綺麗な赤だ。 「やっぱり目立つとこには紫陽花を植えようね、色は絶対に白!」 住む場所が変わっても、私の愛は変わらない。 一途な愛情を君や新しい家族に注ぎ続けるだろう。 (-282) 2023/03/03(Fri) 9:59:21 |
![]() | 【人】 緑山 美海>>289 「···ふふっ、そっか」 笑っちゃいけないと思いながらも、真剣な顔が面白くて。 少しだけ笑いが零れてしまったかも。 >>290 「こら、叩かない叩かない」 「宗太郎だって私とお揃いのもの欲しがるじゃん、それと一緒だよ」 勢いで恥ずかしいことを言ってしまったかもしれない、照れ隠しに素っ気ない態度を取って。 「串なくても、マシュマロを食パンの上に乗っけてトーストしたり、珈琲に浮かべたりとか出来るかな、とか」 「···でも、こうやって焼くのも楽しいし、お願いしちゃおっかな」 鉄串は物によってはBBQ風の焼き肉も出来たりするのだろうか。 料理の幅が広がるかもしれない、受贈されるが楽しみだ。 (316) 2023/03/03(Fri) 10:00:09 |
![]() | 【人】 緑山 美海>>291 「···そんな大袈裟な」 「ほら、宗太郎が美味しく食べてくれてスモアちゃんが喜んでるよー」 自分の分のスモアを作りながら、適当な返事をする。 上手に出来たら熱々のまま、頂きます。 ふっー。はふはふ、ぱくり。びよーん。 「ふふっ、何か食べてるだけで楽しいかも」 「マシュマロってこんな伸びるんだね、口や手を汚さないように気を付けなきゃな」 サクサクのクラッカーに柔らかなマシュマロがよく合ってる。 女ももくもくと食べ進めいく。 「もう、私はスモア屋さんじゃないよ?」 ひとつ、ふたつ、と作るうちに上達していったようで。 ドライフルーツ入りや、贅沢にマシュマロふたつ乗せ!など。様々なスモアが食べられたみたい。** (317) 2023/03/03(Fri) 10:00:42 |
![]() | 【秘】 緑山 美海 → 緑山 宗太朗「···ふふっ、ありがとう。宗太郎のそういうところ好きだよ」 相槌を聞けば、美海は幸せな笑みを浮かべた。 「 酢昆布は却下 ···それって、自分が食べたいだけじゃないの?」「···お母さんにたまには怒ってくださいっ、て言っちゃおうかな。どうしよっかな」 此方にも照れが移ってしまったようで、照れ隠しに意地悪なことを口にする。 「お土産はお菓子がいいんじゃないかな、珈琲とか紅茶に合う奴」 でも、きっと土産話が一番喜ぶのだろう。 幸せそうに話す私たちと、それに微笑みながら相槌を打つ母親の姿が想像せずとも思い浮かんだ。 (-310) 2023/03/03(Fri) 15:04:58 |
![]() | 【秘】 緑山 美海 → 緑山 宗太朗「宗太郎の部屋の掃除をすることもあるし、何か増えてたら気付くよ」 後、貴方は隠しごとが苦手な性格だから顔に出やすいのだ。 枝をこっそり持ち帰ってきた時も、えらくご機嫌でにこにこしていたような記憶がある。記憶違いかもしれないけど。 「······」 頭を撫でようと伸びてきた手に控えめに頭を擦り寄せてみる、もっと撫でて。 少し前までは子供扱いみたいでイヤだったけど、今はちょっとだけ好きかも。 「うん、私は紫陽花の花が一番大好きだからね」 貴方が贈ってくれた特別な花だもの。 家族団欒の象徴になるように、その時は精一杯手入れしなきゃな。 (-312) 2023/03/03(Fri) 15:07:54 |
![]() | 【人】 緑山 美海>>325 隣でスモアを可愛がる 不審者 旦那に、ひんやりとした視線を向ける一幕があったそうだ。なにやってるんだろ、あのひと······。 「やっぱり出来立てはいいよね」 「それ、美海の作る奴が一番っていつも言ってるじゃん?···他に褒め言葉のレパートリー増やしておいてよね」 意地悪な言い方だけど良い気しかしないもので、次々にスモアのおかわりを作っていったのだろう。 貴方に褒められると『もっと頑張ろう、美味しいものを作ろう』って思えるんだ。 だから··· 「いつもいっぱい食べてくれてありがとうね、宗太郎」 軽くお腹が膨れれば昼間の疲れも相まってか、眠気が上がってくる。 「焚き火って暖かくて落ち着く、この薪が燃える匂いも結構好きかも」 ゆらゆらと揺らめく炎を眺めながら、そのうちこくりこくりと船を漕ぎだすのも時間の問題だろう* (350) 2023/03/03(Fri) 15:11:36 |
![]() | 【秘】 緑山 美海 → 緑山 宗太朗「なんで自分で驚いてるの?」 「えー、ダメ?···仕方ないな、今回は許してあげよう」 わたわたと揺れた手を眺めて、くすりと笑みを零す。 必死な態度が面白くて、つい揶揄ってしまうんだ。許してね。 「お母さんは珈琲より紅茶派かな、バームクーヘンとか甘いものが好きみたい」 「後で、 ”3人分” 買いに行こうね」今回だけ特別に麻布家の女子会に混ぜてあげよう。···なんてね。 一緒に話したい時は遠慮せずに入ってきていいんだよ。貴方も家族なんだからさ。 (-359) 2023/03/03(Fri) 21:47:01 |
![]() | 【秘】 緑山 美海 → 緑山 宗太朗「探偵だからね、そういうのはすぐ分かっちゃうの」 そもそも分かりやすいし、一番よく見てるからさ。 旦那さんのことは、お嫁さんである私が気付いてあげたいと思っているんだ。 「宗太郎の頭の方が触り心地いいよ、犬みたいで」 ボリュームがあると言いたいみたい。実際に撫でていると癒されるし、そういうところも動物みたい。 自分より一回り大きな手、優しい手触りを堪能し。 返却された髪を束を眺めれば、くるくると指に巻き付けた。 「······そういうとこ本当にズルい」 顔が真っ赤に見えるのは、焚き火が熱いせい、ということにしてしまおう。 ······親愛の印は”ここ”が良いって言ったじゃん、馬鹿。 (-365) 2023/03/03(Fri) 21:57:48 |
![]() | 【秘】 緑山 美海 → 緑山 宗太朗「意地悪で結構」 くすくすと楽しそうに笑う、きっとまた揶揄って遊んでしまうのだろう。 色んな表情の貴方が見たいんだ。少し性格の悪い欲張りな女であった。 「茶葉も一緒に買おっか、良いの売ってたらいいな」 帰るまでが旅行、二人で探して寄り道しよう。 帰り道でも楽しい思い出が作れたらいいな。 (-402) 2023/03/04(Sat) 8:39:54 |
![]() | 【秘】 緑山 美海 → 緑山 宗太朗「うん、犬っぽい、人懐っこいし」 私をみると笑顔で寄ってくるし。 たまに見えないはずの尻尾が振れてる所が見えるもの。 「宗太郎の方がズルい。······照れてない」 ぷにっとした柔らかな頬っぺたは、さらに赤く色付いていく。 ······宗太郎のせいだよ。 それは明日は期待していいってことだよね? 良いお嫁さんはお利口に待ってるよ、いっぱいご褒美を頂戴ね。 (-403) 2023/03/04(Sat) 8:41:30 |
![]() | 【秘】 緑山 美海 → 緑山 宗太朗「···抱っこして?」 貴方の腕の中に収まれば、落ちないように首に手を回す。 うとうととしながら、貴方にだけ聞こえる声で呟く。 「······あのね、 ”愛してるよ、大好き” 」眠気で頭が働かずに素直になっているようだった。 いつも思ってるのに、こういう時しか言えなくてごめんね。 ベットに運んで貰っても首に回した手を離さずに。 「····一緒に寝たいな、ダメ?」 そんなお願いを口にした、聞いて貰えたら嬉しいな。** (-404) 2023/03/04(Sat) 8:45:27 |
![]() | 【秘】 緑山 美海 → 緑山 宗太朗「うん」 首にきちんと手をかけて、体重を預ける。 身長は同じくらいなのに、筋肉がついて一回りくらい大きい身体はがっしりとした安心感があった。 「宗太郎も?···ふふっ、嬉しい。 ”大好き” だよ」胸の中にお鼻をすりすりとして甘える。 頬っぺたに口付けされれば、ぷくりとそこだけ不満そうに膨らんだようだ。 『そこじゃないよ』という言葉は口に出さずに、微睡みの中に消えていった。 (-434) 2023/03/04(Sat) 14:46:20 |
![]() | 【秘】 緑山 美海 → 緑山 宗太朗頭を撫でて貰えれば、不機嫌なお餅も萎んでしまい。 「えへへ」 へにゃりなんて笑って、貴方を布団の中に引き摺りこんでしまいましょう。 いつもこのくらい甘えられたらいいのだけれど、中々難しいんだよね。 春先とはいえ、夜はまだ寒い。 美海さん専用の湯たんぽを、ぎゅっと抱きしめて。 「······おやすみなさい」 安心する匂いに包まれながら、瞼を閉じて。 今日もよく眠れそうだ、もう悪夢を見ることもないのだろう。 また明日。* (-437) 2023/03/04(Sat) 14:49:35 |
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